JPH0596394A - レーザ加工ヘツド - Google Patents

レーザ加工ヘツド

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Publication number
JPH0596394A
JPH0596394A JP3256786A JP25678691A JPH0596394A JP H0596394 A JPH0596394 A JP H0596394A JP 3256786 A JP3256786 A JP 3256786A JP 25678691 A JP25678691 A JP 25678691A JP H0596394 A JPH0596394 A JP H0596394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
processing
laser
laser beam
workpiece
Prior art date
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Pending
Application number
JP3256786A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Ito
進 伊藤
Akihiko Oshima
昭彦 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP3256786A priority Critical patent/JPH0596394A/ja
Publication of JPH0596394A publication Critical patent/JPH0596394A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ光を放物面鏡によって集光するレーザ
加工ヘッドにおいて、加工ガスを効率良く安定して被加
工物に噴出することを目的とする。 【構成】 レーザ加工ヘッド21の加工ノズル22が内
側ノズル23と外側ノズル24の2重ノズルで構成され
る。放物面鏡7によって集光されたレーザ光5は、内側
ノズル23の射出孔25から射出される。内側ノズル2
3と外側ノズル24の間に供給された加工ガス12は、
外側ノズル24の射出孔26から噴出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ発振器からのレ
ーザ光を被加工物の表面に集光照射して、被加工物の溶
接等の熱加工を行なうレーザ加工ヘッドに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ光を被加工物の表面に集光
照射して、被加工物の溶接等の熱加工を行なうレーザ加
工機は、一般に以下のように構成されている。
【0003】即ち、図3に示すようにレーザ発振器1、
反射鏡2、レーザ加工ヘッド3、加工テーブル4から構
成される。レーザ発振器1は、ここでは炭酸ガスレーザ
発振器であり、ここから出力されるレーザ光5の波長は
10.6μm(マイクロ・メートル)である。平面反射
鏡6及び焦点距離Fの放物面鏡7は互いに対向し、レー
ザ加工ヘッド3の内部に配置されている。なお、平面反
射鏡6及び放物面鏡7は、各々、角度調整機構8を介し
てレーザ加工ヘッド3に固定される構造となっている。
角度調整機構8は圧縮コイルばね9及びねじ機構10か
ら構成されており、ねじ機構10の回転によって、平面
反射鏡6または放物面鏡7の角度を、各々調整すること
ができる。
【0004】平面反射鏡6及び放物面鏡7の材質は一般
に銅であり、反射面には金コートが施してある。
【0005】放物面鏡7の下方には加工ノズル11が設
けられており、この加工ノズル11には加工ガス12の
供給口13及び射出孔14が設けられている。この射出
孔14は、レーザ光5の光軸が通過するように配置され
ている。
【0006】加工ノズル11の下方の加工テーブル4上
には、被加工物15が配置されている。なお、加工テー
ブル4は移動可能である。
【0007】以上のように構成されたレーザ加工機の作
用を溶接加工を例に以下において説明する。
【0008】レーザ発振器1から出力されたレーザ光5
は、反射鏡2によって方向転換され、レーザ加工ヘッド
3に到達する。レーザ光5は、レーザ加工ヘッド3内に
配置された平面反射鏡6によって反射され、放物面鏡7
に入射する。さらにレーザ光5は、放物面鏡7によって
反射し、方向転換されると同時に集光される。集光され
たレーザ光5は、加工ノズル11の射出孔14より射出
され、放物面鏡7の下方へ焦点16を形成する。また、
加工ノズル11には供給口13から主としてアルゴンな
どの不活性ガスからなる加工ガス12が供給される。こ
の加工ガス12は、加工ノズル11の射出孔14より、
レーザ光5と同軸に噴出される。
【0009】射出孔14から射出されたレーザ光5は、
焦点16の近傍に配置された被加工物15上に照射さ
れ、溶融部17を形成する。溶融部17は加工ガス12
に覆われ、酸化が防止されると共に再凝固し、溶接部1
8が形成される。さらに、被加工物15は加工テーブル
4によって移動することにより、所定の溶接加工が行な
われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放物面
鏡を用いた上記従来のレーザ加工ヘッド3においては、
レーザ光5の光軸が開放状態にある。このため、図4に
示すように、供給口13から供給された加工ガス12
は、その大部分が放物面鏡7の方向へ流れてしまい、射
出孔14から噴出される加工ガス12は、供給口13か
ら供給された量に比べ、きわめて少量となってしまう。
【0011】これに対し、図5に示すように加工ノズル
11の外部に加工ガス用ノズル19を設け、ここから加
工ガス12を被加工物15に向けて噴射する方法があ
る。この方法により、加工ガス12のガス流を効率良く
噴射することができる。
【0012】しかしながら、加工ガス12をレーザ光5
と同軸に噴射することができないため、溶融部17に対
して適正な位置に加工ガス12を噴射するのが困難で、
良好な加工品質を得ることができない場合があった。ま
た、加工ガス12の噴射位置の調節作業も煩雑であっ
た。
【0013】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、集光光学部品に放物面鏡を用い
たレーザ加工ヘッドにおいて、加工ガスを効率良く安定
して被加工物に噴出し、安定した熱加工を行なうことが
できるレーザ加工ヘッドを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のレーザ加工ヘッドは、放物面鏡で集光された
レーザ光を被加工物へ導くための内側ノズルと、前記内
側ノズルを取り巻くように構成されると共に、加工ガス
が供給される供給口が設けられ、供給された加工ガスを
前記内側ノズルと協同して前記被加工物に導くための外
側ノズルとを備える。
【0015】
【作用】上記の構成を有する本発明のレーザ加工ヘッド
によれば、放物面鏡によって集光されたレーザ光は、内
側ノズルから被加工物に向けて射出される。外側ノズル
に設けられた供給口から内側ノズルと外側ノズルの間に
供給された加工ガスは、外側ノズルから噴出する。
【0016】これにより、供給口より供給された加工ガ
スの大部分が、レーザ光と同軸に被加工物に向けて噴出
することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1乃
至図2を参照して説明する。尚、従来例と同一の部分に
ついては同一の符号を付け、その詳細な説明は省略す
る。
【0018】本実施例のレーザ加工ヘッド21は、主に
平面反射鏡6、放物面鏡7、加工ノズル22から構成さ
れる。
【0019】平面反射鏡6及び焦点距離Fの放物面鏡7
は互いに対向して、レーザ加工ヘッド21の内部に配置
されている。なお、平面反射鏡6及び放物面鏡7は、各
々、角度調整機構8を介してレーザ加工ヘッド21に固
定される構造となっている。角度調整機構8は圧縮コイ
ルばね9及びねじ機構10から構成されており、ねじ機
構10の回転によって、平面反射鏡6または放物面鏡7
の角度を、各々調整することができる。
【0020】放物面鏡7の下方には加工ノズル22が設
けられている。この加工ノズル22は2重構造であり、
内側ノズル23及び外側ノズル24から構成される。内
側ノズル23の先端には射出孔25があり、レーザ光5
の光軸が通過するように配置されている。外側ノズル2
4の先端には射出孔26がレーザ光5の光軸が通過する
ように配置されていると共に、加工ガス12の供給口2
7が設けられている。
【0021】尚、内側ノズル23は、外側ノズル24の
射出孔26より少し突出するように配置されている。
【0022】上記のように構成されたレーザ加工ヘッド
の作用を、溶接加工を例に以下において説明する。
【0023】レーザ発振器1から出力されたレーザ光5
は、反射鏡2によって方向転換され、レーザ加工ヘッド
21に到達する。レーザ光5は、レーザ加工ヘッド21
内に配置された平面反射鏡6によって反射され、放物面
鏡7に入射する。さらにレーザ光5は、放物面鏡7によ
って反射し、方向転換されると同時に集光される。集光
されたレーザ光5は、内側ノズル23の射出孔25より
射出され、放物面鏡7の下方へ焦点16を形成する。
【0024】供給口27からは主としてアルゴンからな
る加工ガス12が供給される。供給された加工ガス12
は、外側ノズル24と内側ノズル23の間を流れ、外側
ノズル24の射出孔26より噴出される。
【0025】内側ノズル23の射出孔25から射出され
たレーザ光5は、焦点16の近傍に配置された被加工物
15上に照射され、溶融部28を形成する。溶融部28
は外側ノズル24の射出孔26から噴出する加工ガス1
2に覆われ、酸化が防止されると共に再凝固する。これ
により、健全な溶接部29が形成される。さらに、被加
工物15は加工テーブル4によって移動することによ
り、所定の溶接加工が行なわれる。
【0026】以上、詳述したように本実施例のレーザ加
工ヘッドにおいては、外側ノズル24に設けられた供給
口27より供給される加工ガス12が内側ノズル23内
部に浸入することがなく、よって放物面鏡7側に流れる
ことがなく、加工ガス12を節約でき、安定した熱加工
を行うことができる。
【0027】更に溶融部28の周りは外側ノズル24の
射出孔26から噴出する加工ガス12に完全に覆われ、
酸化が防止されると共に再凝固する。このため健全な溶
接部29が形成される。
【0028】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲の変更は
可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のレーザ加工ヘッドによれば、供給された加工ガス
の大部分が効率良く安定して被加工物に向けて噴出され
るので、従来の放物面鏡を用いたレーザ加工ヘッドでは
加工ガスが放物面鏡側に流れ、無駄になっているという
問題点が解決され、加工ガスが節約でき、さらに安定し
た熱加工を行なうことができるという、産業上著しい効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ加工ヘッドの概略構成図である。
【図2】レーザ加工ヘッドによる溶接加工の一例を示す
説明図である。
【図3】従来のレーザ加工ヘッドの概略構成図である。
【図4】従来のレーザ加工ヘッドによる加工の一例を示
す説明図である。
【図5】加工ガスノズルを設けた従来のレーザ加工ヘッ
ドの概略構成図である。
【符号の説明】
1 レーザ発振器 5 レーザ光 7 放物面鏡 12 加工ガス 15 被加工物 21 レーザ加工ヘッド 22 加工ノズル 23 内側ノズル 24 外側ノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器からのレーザ光を放物面鏡
    によって集光すると共に、集光された前記レーザ光と同
    軸上に加工ガスを噴出する加工ノズルを有するレーザ加
    工ヘッドにおいて、 前記放物面鏡で集光されたレーザ光を被加工物へ導くた
    めの内側ノズルと、 前記内側ノズルを取り巻くように構成されると共に、加
    工ガスが供給される供給口が設けられ、供給された加工
    ガスを前記内側ノズルと協同して前記被加工物に導くた
    めの外側ノズルとを備えることを特徴とするレーザ加工
    ヘッド。
JP3256786A 1991-10-03 1991-10-03 レーザ加工ヘツド Pending JPH0596394A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3256786A JPH0596394A (ja) 1991-10-03 1991-10-03 レーザ加工ヘツド

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JP3256786A JPH0596394A (ja) 1991-10-03 1991-10-03 レーザ加工ヘツド

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JPH0596394A true JPH0596394A (ja) 1993-04-20

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ID=17297431

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JP3256786A Pending JPH0596394A (ja) 1991-10-03 1991-10-03 レーザ加工ヘツド

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JP (1) JPH0596394A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0721274U (ja) * 1993-09-08 1995-04-18 三菱重工業株式会社 大出力レーザ切断用ノズル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0721274U (ja) * 1993-09-08 1995-04-18 三菱重工業株式会社 大出力レーザ切断用ノズル

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