JPH059638U - メタル触媒担体 - Google Patents

メタル触媒担体

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Publication number
JPH059638U
JPH059638U JP5907991U JP5907991U JPH059638U JP H059638 U JPH059638 U JP H059638U JP 5907991 U JP5907991 U JP 5907991U JP 5907991 U JP5907991 U JP 5907991U JP H059638 U JPH059638 U JP H059638U
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JP
Japan
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catalyst carrier
metal catalyst
flat plate
plate
corrugated
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Pending
Application number
JP5907991U
Other languages
English (en)
Inventor
勉 今村
文徳 山梨
Original Assignee
カルソニツク株式会社
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Publication date
Application filed by カルソニツク株式会社 filed Critical カルソニツク株式会社
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Publication of JPH059638U publication Critical patent/JPH059638U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、自動車等の触媒コンバータに用い
られるメタル触媒担体に係わり、特に、金属製の波板と
平板とを交互に積層して形成される層部材をS字状に折
曲してなるメタル触媒担体に関し、外形形状精度を従来
より大幅に向上することを目的とする。 【構成】 金属製の波板35と平板37とを交互に積層
して形成される層部材39をS字状に折曲してなるメタ
ル触媒担体において、層部材39を形成する少なくとも
一枚の波板35または平板37を、他の波板35または
平板37の長さよりも長い長尺波板または長尺平板45
により形成し、この長尺波板または長尺平板45の余長
部47を最外周に巻回して構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等の触媒コンバータに用いられるメタル触媒担体に係わり、 特に、金属製の波板と平板とを交互に積層して形成される層部材をS字状に折曲 してなるメタル触媒担体に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車の排気系には、排気ガスを浄化するため、例えば、特開昭62 −273051号公報,実開昭63−54433号公報に開示されるような触媒 担体を収容した触媒コンバータが配置されている。
【0003】 図5は、この種のメタル触媒担体を示すもので、このメタル触媒担体は、図6 に示すように、金属製の波板11と平板13とを交互に重ね、これ等を芯材を中 心にして、円形形状に多重に巻回して仮コア部15を形成した後、この仮コア部 15を押し潰すことにより形成される。
【0004】 このようなメタル触媒担体は、例えば、図7に示すように、メタル触媒担体M の両端にキャップ19を被嵌された後、筒状容器21内に収容されて用いられる 。
【0005】 しかしながら、このようなメタル触媒担体では、波板11と平板13とを巻回 したままの状態にしておくと、メタル触媒担体内への排気ガスGの流通により、 メタル触媒担体の中心部に位置する波板11および平板13がメタル触媒担体の 軸方向に突出する、いわゆる、フィルムアウト現象が生じ、また、長尺状の一枚 の波板11および平板13を多重に巻回してメタル触媒担体を形成し、最外周を 溶接等により固着しているため、波板11と平板13との熱変形を有効に吸収す ることが困難であり、特に、平板13に多大な熱応力が発生し、平板13に亀裂 等が生じるという問題があった。
【0006】 そこで、従来、図8に示すようなメタル触媒担体23が開発されている。 このメタル触媒担体23は、図9に示すように、金属製の波板25と平板27 とを交互に積層して層部材31を形成し、この層部材31の中央部の波板25お よび平板27を溶接等により、長さLにわたり相互に固着し、この両側部をS字 状に折曲することにより製造される。
【0007】 このメタル触媒担体23では、金属製の波板25と平板27とを交互に積層し て形成される層部材31をS字状に折曲しているため、上述したフィルムアウト 現象を防止し、また、波板25と平板27との熱変形を有効に吸収することがで きる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなメタル触媒担体では、金属製の波板25と平板27 とを交互に積層して形成される層部材31を、単にS字状に折曲してメタル触媒 担体を構成しているため、波板25と平板27の両端部がバラバラになり、所定 の外形形状のメタル触媒担体を得ることが非常に困難であり、この結果、筒状容 器内への組み付けが困難になるという問題があった。
【0009】 本考案は、上記のような問題を解決すべくなされたもので、外形形状精度を従 来より大幅に向上することができるメタル触媒担体を提供することを目的とする 。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案に係わるメタル触媒担体は、金属製の波板と平板とを交互に積層して形 成される層部材をS字状に折曲してなるメタル触媒担体において、前記層部材を 形成する少なくとも一枚の波板または平板を、他の波板または平板の長さよりも 長い長尺波板または長尺平板により形成し、この長尺波板または長尺平板の余長 部を最外周に巻回してなるものである。
【0011】
【作用】
本考案のメタル触媒担体では、長尺波板または長尺平板の余長部を最外周に巻 回することにより、メタル触媒担体の外形形状精度が維持される。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の詳細を図面に示す実施例について説明する。 図1は図2のメタル触媒担体を形成するための層部材を示しており、図2は本 考案のメタル触媒担体の一実施例を示している。
【0013】 図2に示すメタル触媒担体33は、図1に示すように、金属製の波板35と平 板37とを交互に積層して形成される層部材39をS字状に折曲して形成されて いる。
【0014】 すなわち、図1に示す層部材39は、金属製の波板35と平板37とを交互に 積層して形成されており、両端面41,43が、相互に平行するテーパ面とされ ている。
【0015】 そして、層部材39の中央部の波板35と平板37とは、例えば、レーザー溶 接により、長さLにわたり相互に固着されている。 しかして、この実施例では、層部材39を構成する波板35と平板37のうち 、図1の最下部に配置される平板37の長さが、他の波板35および平板37の 長さより長く形成され、長尺平板45とされている。
【0016】 長尺平板45の一端は、通常の波板35と平板37とが位置すべき所定の位置 に配置され、他端が、層部材39から突出し、余長部47とされている。 この余長部47の長さは、メタル触媒担体33の外周長より充分大きくされて いる。
【0017】 このように構成された層部材39を、図3に示すように、S字状に折曲した後 、長尺平板45の余長部47を外周に一回あるいは複数回巻回することにより図 1に示したメタル触媒担体33が形成される。
【0018】 しかして、上述したメタル触媒担体では、層部材39を形成する一枚の平板を 、他の平板37の長さよりも長い長尺平板45により形成し、この長尺平板45 の余長部47を最外周に巻回したので、波板35と平板37の両端部がバラバラ になることがなくなり、外形形状精度を従来より大幅に向上することが可能とな る。
【0019】 そして、この結果、筒状容器内への収容が非常に容易となる。 また、上述したメタル触媒担体では、図4に示すように、長尺平板45の余長 部47の最外周への巻回回数を調整することにより、メタル触媒担体33の高さ 寸法Hを確実に調整することが可能となる。
【0020】 さらに、メタル触媒担体33の外周に余長部47が巻回されるため、メタル触 媒担体の強度を向上することが可能となる。 なお、以上述べた実施例では、一枚の平板を長尺平板45とした例について述 べたが、本考案は、かかる実施例に限定されるものではなく、例えば、一枚の波 板を長尺波板とし、この長尺波板の余長部を外周に巻回するようにしても良いこ とは勿論である。
【0021】 また、以上述べた実施例では、層部材39の外側の平板を長尺平板45とした 例について述べたが、本考案は、かかる実施例に限定されるものではなく、例え ば、層部材39の中間部に位置する波板35または平板37を長尺波板または長 尺平板としても良いことは勿論である。
【0022】 さらに、以上述べた実施例では、一枚の平板のみを長尺平板45とした例につ いて述べたが、本考案は、かかる実施例に限定されるものではなく、例えば、複 数枚の波板35または平板37を、長尺波板または長尺平板としても良いことは 勿論である。
【0023】 また、以上述べた実施例では、平板37および長尺平板45を平面状の板材に より形成した例について述べたが、本考案は、かかる実施例に限定されるもので はなく、例えば、波板の波より小さい波の形成される小波付の平板としても良い ことは勿論である。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案のメタル触媒担体では、外形形状精度を従来より大 幅に向上することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のメタル触媒担体の製造に使用される層部
材を示す斜視図である。
【図2】本考案のメタル触媒担体の一実施例を示す斜視
図である。
【図3】層部材の巻回状態を示す斜視図である。
【図4】メタル触媒担体の高さ寸法の調整を示す説明図
である。
【図5】従来のメタル触媒担体を示す斜視図である。
【図6】波板と平板とを巻回している状態を示す斜視図
である。
【図7】フィルムアウト現象を示す説明図である。
【図8】従来のS字状のメタル触媒担体を示す斜視図で
ある。
【図9】図8のメタル触媒担体の製造に使用される層部
材を示す斜視図である。
【符号の説明】
35 波板 37 平板 39 層部材 45 長尺平板 47 余長部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 金属製の波板(35)と平板(37)と
    を交互に積層して形成される層部材(39)をS字状に
    折曲してなるメタル触媒担体において、前記層部材(3
    9)を形成する少なくとも一枚の波板(35)または平
    板(37)を、他の波板(35)または平板(37)の
    長さよりも長い長尺波板または長尺平板(45)により
    形成し、この長尺波板または長尺平板(45)の余長部
    (47)を最外周に巻回してなることを特徴とするメタ
    ル触媒担体。
JP5907991U 1991-07-26 1991-07-26 メタル触媒担体 Pending JPH059638U (ja)

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JP5907991U JPH059638U (ja) 1991-07-26 1991-07-26 メタル触媒担体

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JP5907991U JPH059638U (ja) 1991-07-26 1991-07-26 メタル触媒担体

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JPH059638U true JPH059638U (ja) 1993-02-09

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