JPH059621Y2 - - Google Patents

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JPH059621Y2
JPH059621Y2 JP2948187U JP2948187U JPH059621Y2 JP H059621 Y2 JPH059621 Y2 JP H059621Y2 JP 2948187 U JP2948187 U JP 2948187U JP 2948187 U JP2948187 U JP 2948187U JP H059621 Y2 JPH059621 Y2 JP H059621Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は複数チヤネルの記録を行う打点記録装
置に関するもので、特にそのペンの色切換機構と
ペン上下機構等の改善に関する。
〔従来の技術〕
打点記録装置は多数の入力信号を切換えて記録
紙上に点線状の記録を行うものである。この種の
打点記録計は多数の入力信号を見やすくするため
入力信号毎に記録色を異ならせている。
従つて、この種の打点記録計においては、ペン
の色切換機構と、記録紙上に打点記録を行うため
のペン上下機構とを必要としている。
従来のこの種装置においては、これら2つの機
構を独立した駆動源または独立した部材等を用い
て独立した動作を行わしめていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように、従来の記録計ではペンの色切換機
構およびその上下機構をそれぞれ独立した駆動源
または独立した部材等を設けていたため、部品点
数が多くなつてしまい製造コストの上昇をまねい
てしまう問題点があつた。
また、このような色切換機構および上下機構は
ほとんどのものが、特殊な形状のカムまたはレバ
ー等を用いた構造となつている。そのため、上述
の従来技術においてはその動作における作用は異
なるが、類似の部品(例えば駆動モータまたはカ
ム・レバー等)を使用する別箇の機構を設けなけ
ればならず、機器の小型化が妨げられるという点
もまた問題点の一つであつた。
従つて、この考案はこれらの問題点を除去する
ためなされたもので、構成が比較的簡単でかつ小
型化の可能な打点記録装置を提供するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案においては、ペンの色切換機
構および上下機構に共通な駆動源として正逆転可
能のモータと、 該モータの駆動力を受けて正逆転するカム部材
とを設けている。
該カム部材にはペンを上下するための凹部と、
ペンの上下を無関係にするローラ案内路と、ペン
の色切換を行うためのピンを有した円盤とが設け
られている。
該カム部材の凹部およびローラ案内路はペンを
上下するための上下部材に取り付けられたローラ
の係合部および通路となる。
該カム部材の上記ピンを有した円盤はこれらと
一体となつて回転し、ゼネバ歯車と係合する。
該カム部材を上記共通の駆動源により正逆転さ
せることにより、ペン上下とペンの色切換を行
う。
〔作用〕
カム部材が大きく正転した時、ペン上下部材に
設けられたローラはカム部材のローラ案内路に沿
う。この場合には、ローラの位置はほぼ一定であ
るのでペンの上下移動は行われずペンは上位置に
ある。この状態においては、円盤も正転してお
り、ゼネバ歯車を所定角度ずつ回転させることが
でき、これによつて色切換が行われる。
このような正転が行われ、ペン上下部材のロー
ラがカム部材の凹部を越えかつ、ローラ案内路を
はずれた位置で停止した時、今度は逆転する。さ
らに逆転すると、ローラは凹部に係合し、ペンを
上下位置にする。さらに逆転すると、ローラは凹
部に係合し、ペンを下位置にする。さらに逆転す
ると、ローラは凹部から脱し、ペンを上位置にす
る。この場合、ローラ案内路にローラが進入する
前に再度正転すれば再度ペン位置は下位置に来
る。
〔実施例〕
第1図、第2図および第3図は本考案の一実施
例を示す構成説明図で、第1図は本考案に関わる
打点記録装置のそれぞれの構成要素の配置図、第
2図は本考案に関わる打点記録装置の要部斜視
図、第3図はペン上下およびペンの色切換動作を
説明する動作図である。図において、1は図示し
ない正逆転モータに連結されたプーリー、2は伝
達歯車、3は摺動軸、4はキヤリツジ、5はスプ
ロケツト、6は記録紙である。
まず、第1図を参照して、本考案に関わる打点
記録装置の構成要素の配置について説明する。
第1図は本考案に関わる打点記録装置の記録機
構部すなわちキヤリツジ4を主としてその構成要
素の配置を説明する側面図である。
図示しない正逆転モータの駆動力はプーリー1
を介して伝達歯車2に伝達される。この時、プー
リー1にはスリツト11が設けられるとともに位
置固定の光センサー(図示せず)がこのスリツト
11と所定の位置関係になるよう設けられてい
る。正逆転モータによるプーリー1の正逆転によ
りスリツト11が検出される。このスリツト11
は後述する打点子48の打点ペン48a〜48f
の基準位置を決定するために利用される。
伝達歯車2は機器の側端部に設けられており、
摺動軸3の側端部に設けられた図示しない歯車に
係合し、結果的に摺動軸3を正逆転モータ1によ
り正逆転する構成を有している。
摺動軸3は機器の側板間(図示せず)に回転可
能にかけ渡されており、上述の歯車を介して正逆
転モータ1により、正逆回転される。この摺動軸
3には軸に沿つて設けられた切り込み31が設け
られており、キヤリツジ4のカム部材42に回転
力を伝達している。
キヤリツジ4はこの摺動軸3に沿つて移動可能
に取り付けられている。
キヤリツジ4は、カム部材42、ゼネバ歯車4
3、3つの歯車44,45,46、インクローラ
47、打点子48およびペン上下部材49を有し
ている。さらに、これらの部材は図示しないキヤ
リツジ4の筐体に取付けられており、この筐体に
はキヤリツジ移送モータ(図示せず)の駆動力を
伝達するワイヤ(図示せず)がかけ渡される。カ
ム部材42は摺動軸3に貫装されている。このカ
ム部材42はここに述べる他の構成要素に対し、
後述するゼネバ歯車43およびペン上下部材49
との関係を除けば機械的な結合はなく独立してい
る。従つて、正逆転モータ1が正逆転し、摺動軸
3によつてカム部材42は正逆転するが、このカ
ム部材42の正逆転動作は他の構成要素に直接伝
達されることはない。ゼネバ歯車43、3つの歯
車44,45,46、インクローラ47および打
点子48はおのおの回転自在にかつそれぞれの構
成要素がそれぞれの歯車を介して係合するよう支
持されてキヤリツジ4の筐体(第2図示側板4
a,4b)に取り付けられている。従つて、これ
らの個々の要素すなわちゼネバ歯車43、3つの
歯車44,45,46、インクローラ47および
打点子48は相互に関係づけられた回転動作を行
うとともに、これらの相互関係を常に維持するよ
う上記一対の側板4a,4bにより係合構成され
ている。ペン上下部材49は、その中心軸493
に回動可能に取り付けられている。この中心軸4
93は上述したキヤリツジ筐体とは結合していな
い固定筐体4c(第2図)に回動可能に支持され
ている。従つて、このペン上下部材49はこの中
心軸493を中心に回動できる構成を有してい
る。ペン上下部材49の後端部にはローラ491
が軸492を介して取り付けられており、カム部
材42と結合する。このカム部材42には凹部4
21とローラ案内路422とが形成されており、
上述のペン上下部材49のローラ491はこれら
のいずれとも係合可能である。一方、ペン上下部
材49の前端部は、作用部材494となつてお
り、ローラ491がカム部材42の凹部421に
係合した時、打点子48を下位置(第1図)に
し、非係合の時、打点子48を上位置(第2図)
にする。
次に、第2図を参照して、本考案に関わる要部
の動作について説明する。
カム部材42は摺動軸3に取り付けられてい
る。そして、このカム部材42は図面の手前側か
らほぼ順に凹部421、ローラ案内路422、円
盤423を有している。第2図に示すように、カ
ム部材42が正転した時、ペン上下部材49のロ
ーラ491はローラ案内路422を形成する段部
に当接する。そして、この段部に沿つてローラ4
91は軸492に沿つて図面の背面側に移動し、
ローラ案内路422上に周接する。従つて、カム
部材42が正転している限りにおいては、ローラ
491は凹部421に係合することはなく、その
ためペン上下部材493はほぼ変位することがな
く、打点子48は上位置にある。この時、カム部
材42の円盤423もまた同様に正転し続ける。
この円盤423にはピン424が形成されてお
り、このピン424はゼネバ歯車43の切欠部4
31に係合し、円盤423は1回転することによ
り、ゼネバ歯車43が60度回転する。ゼネバ歯車
43と同軸に設けられた歯車もまた60度回転す
る。次々と歯車を介し、結局打点子48を60度回
転する。打点子48には、6個の打点ペン48
a,48b,48c,…48fが60度間隔で設置
されているので、結局カム部材42が1回転正転
した時、打点子48の打点ペン48a〜48fが
一つずつずれていく。
さて、カム部材42が第2図示位置から逆転す
ると、ローラ491は凹部421と係合し、ペン
上下部材49はその中心軸493を回動支点とし
て矢印A方向に回動する。従つて、ペン上下部材
49の作用部材494は下位置に下がり、結果的
に打点子48を下位置にする。さらに、カム部材
42が逆転すると、ペン上下部材49のローラ4
91は凹部421を脱し、打点子48を上位置に
する。この時の逆転動作(逆転角度)を小さく
し、凹部421を脱した時点すなわち、凹部42
1を脱したローラ491がローラ案内路422の
段部を越えない位置で正転させることにより、再
度打点子48を下位置に駆動することができる。
なお、この実施例においては、第1図に示すよ
うにインクローラ47を設けている。インクロー
ラ47も打点子48の打点ペン48a〜48fと
一致して回転する。
第3図はこれらの打点ペンの上下動作および切
換動作を説明する動作図で第3図a,bは主とし
て上下動作、第3図c,d,eは主として色切換
動作を説明するものである。
まず、第3図a,bを参照し、ペンの上下動作
について説明する。
第3図aに示す状態はペン上下部材49の後端
部に設けられたローラ491が、カム部材42の
凹部421に係合している。従つて、ペン上下部
材49の位置は図示の通りとなり、打点子48の
ペンは下位置にある。
第3図bはカム部材42が所定角度逆転した状
態を示している。この状態はペン上下部材49の
ローラ491がカム部材42の凹部421を脱し
た状態である。従つて、ペン上下部材49はその
中心軸493を回動軸として矢印B方向に所定角
度回転している。そのため、打点子48は上昇
し、上位置となる。
次に打点子48に設けられた6個のペン48a
〜48fの色切換動作について、第3図c〜eを
参照して説明する。
第3図cの状態は第3図bの状態から所定角度
逆転させペン上下部材49のローラ491がカム
部材42のローラ案内路422を形成する段部を
越えた位置にある状態を示している。この状態か
ら第3図dに示すように正転させる。この時ロー
ラ491は凹部421に係合することなくローラ
案内路422に係合する。
さらにカム部材42が正転し、第3図eに示す
ように、円盤423のピン424がゼネバ歯車4
3の切欠部431に係合する。そして、さらに続
けて正転させることによりピン424はゼネバ歯
車43を60度回転する。従つて打点子48のペン
も60度回転する。同時にインクローラ47もま
た、60度回転する。
〔考案の効果〕
以上、説明したように、本考案によればカム部
材をペン上下するための凹部と、ペンの色切換の
ためのローラ案内路およびピンを有した円盤を設
け、このカム部材を逆転するよう構成したので、
構造が比較的簡単でかつ安価、小型化が可能な打
点記録装置を実現できる。
また、この打点記録装置はカム部材を正転させ
続けることにより、ペンの色切換動作を連続して
行うことができるので、言わゆる飛び越し記録を
行うことができるので不要な打点ペンの記録を省
くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は本考案の一実施
例を示す構成説明図で、第1図は本考案に関わる
打点記録装置のそれぞれの構成要素の配置図、第
2図は本考案に関わる打点記録装置の要部斜視
図、第3図はペン上下およびペンの色換動作を説
明する動作図である。図において、1は正逆転モ
ータに連結するプーリー、2は伝達歯車、3は摺
動軸、4はキヤリツジ、5はスプロケツト、6は
記録紙である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 正逆転可能なモータと、 該モータの駆動力を受けて正逆転するカム部材
    と、 該カム部材に形成されるペンを上下するための
    凹部、ペンの上下を無関係にするローラ案内路お
    よびペンの色切換のためのピンを有した円盤と、 該カム部材の凹部およびローラ案内路はペンを
    上下するためのペン上下部材のローラ係合部およ
    び通路となり、 該カム部材の上記ピンを有した円盤はこれらと
    一体となつて回転し、ゼネバ歯車と係合し、 該カム部材を上記正逆転可能なモータにより正
    逆転させることによりペン上下とペンの色切換を
    行うことを特徴とする打点記録装置。
JP2948187U 1987-02-27 1987-02-27 Expired - Lifetime JPH059621Y2 (ja)

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