JPH0595952U - 画像形成装置における記録用紙のカール除去装置 - Google Patents

画像形成装置における記録用紙のカール除去装置

Info

Publication number
JPH0595952U
JPH0595952U JP3588292U JP3588292U JPH0595952U JP H0595952 U JPH0595952 U JP H0595952U JP 3588292 U JP3588292 U JP 3588292U JP 3588292 U JP3588292 U JP 3588292U JP H0595952 U JPH0595952 U JP H0595952U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
recording paper
image
curl
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3588292U
Other languages
English (en)
Inventor
誉志 水谷
Original Assignee
ブラザー工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ブラザー工業株式会社 filed Critical ブラザー工業株式会社
Priority to JP3588292U priority Critical patent/JPH0595952U/ja
Publication of JPH0595952U publication Critical patent/JPH0595952U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ファクシミリ装置において、カール癖を除去し
た後の静止状の記録用紙14に付く曲がり癖を少なくし
て、画像記録後の第1頁の記録用紙先端部の印字を確認
し易くする。 【構成】ファクシミリ等の画像形成装置におけるケース
本体に、ロール状の記録用紙を収納するロール紙トレイ
15と、これに隣接して画像記録部17を備える。ロー
ル紙トレイ15と画像記録部17との間の送給経路空間
には、カール除去部18を設ける一方、その下方にフィ
ルム体35からなる弛み除去手段を設けて、記録用紙1
4の弛み部分の湾曲の曲率半径を大きい状態のもとで支
持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ファクシミリや複写機等の画像形成装置において、ロール状の記録 用紙を巻き戻しつつ画像形成するに際しての、当該記録用紙のカールを除去する 装置に関し、より詳しくは、前記カール除去装置を通過し、記録受信待機中の静 止状態の記録用紙に形成される曲がり癖を少なくしようとする装置の構造に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の記録用紙のカール除去装置としては、本出願人が先に提案 した特願平4−38084号がある。このカール除去装置は、ファクシミリの本 体ケースに形成された上向き開放略半円筒状の記録用紙トレイの上向き後縁から 画像記録部までの間の記録用紙の送給経路中に設けるものであり、該カール除去 装置は、1つのローラと、該ローラに接近させて配置する下向き凸湾曲突条部を 有するカール取り板とから構成され、前記記録用紙トレイから引き出された記録 用紙を、そのカール癖と逆方向に側面視略S字状に曲げることより、カール除去 するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ファクシミリでは、受信待機状態では、記録用紙トレイから引き出 された感熱紙等の記録用紙は前記S字状のカール除去装置を通過した後、サーマ ルヘッド等の画像記録部の箇所に記録用紙の先端が位置するように静止状態で待 機している。従って、この静止状態がある程度続くと、記録用紙には、画像記録 部とカール除去装置との間で待機時に形成されるS状の曲がり癖がついてしまい 、受信記録の開始時における第1頁目の記録用紙の先端部近傍が、前記S字状の 曲がり癖のあるまま、記録面が上向き状態で本体ケースから外部に排出されるこ とになる。つまり、排出された曲がり癖のある第1頁目の記録用紙の先端部は、 通常前記記録面を覆うように曲がることになる。
【0004】 一方、受信され記録された記録用紙の先端部には、発信先の名称等が記録印字 されることが多いから、前記の曲がり癖のため、発信先が排出部の上方から確認 し難いという不都合があり、また、第2頁目以後の記録用紙の先端部が、前記第 1頁目の記録用紙の曲がった先端部を押し出すように用紙トレイに排出され、用 紙トレイ箇所で第1頁目の記録用紙がずれた状態で載置され、見映えが悪いとい う問題もあった。
【0005】 本考案は、静止状態での曲がり癖を極力少なくして前記問題を解決することを 目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案のカール除去装置は、ファクシミリ等の画像 形成装置におけるケース本体に、ロール状の記録用紙を収納する収納部と、該収 納部に隣接して記録用紙に画像を形成するための画像記録部と、画像形成後の前 記記録用紙を、前記ケースの放出口から外に放出する途次に切断する切断装置と を備えてなる画像形成装置において、前記収納部と画像記録部との間の記録用紙 の送給経路空間に、当該記録用紙を略S字状に湾曲させるカール除去部を設ける 一方、前記送給経路空間の下方には、前記記録用紙の弛みを規制するための弛み 規制手段を設けたものである。
【0007】 この弛み規制手段としては、弾性を有する合成樹脂製のフィルムや、上面を適 宜形状に形成した載置台等がある。
【0008】
【実施例】
次に、本考案を具体化した実施例について説明する。図1は本考案におけるフ ァクシミリ装置の側断面図である。図において、符号1は本体ケース、2は上カ バー、3は前カバーであり、前カバー3と上カバー2との間に傾斜状に配置され た原稿トレイ4上に、送信面を下にして載置された原稿用紙(図示せず)は、送 給口近傍に配置した原稿分離送給装置5にて一枚づつに分離されて送給下流側の 画像読み取り部6に送られる。
【0009】 画像読み取り部6における圧接ローラ7と送りローラ8とに挟持されて送給さ れる原稿用紙に、送りローラ8と排紙ローラ9との間に配置された光源10から 出た光が反射し、その反射光は2枚のミラー11a,11bを介して撮像手段( CCD形固体撮像素子等)12に入力されて、画像の読み取りを行い、図示しな い送信部を介して画像が送信される。読み取り後の原稿用紙は排紙ローラ9から 機外に排出される。
【0010】 操作パネル部13は前記前カバー3に設けられている。感熱紙等のロール状の 記録用紙14を収納するための上向き略半円筒状のロール紙トレイ15は、本体 ケース1の前後中央部に設けられ、本体ケース1の後部枢支部16を介して上向 き開き回動可能な上カバー2の下面には、受信時等における画像記録部17を装 着してあり、該画像記録部17と前記ロール紙トレイ15の後端との間の送給経 路には、前記ロール状の記録用紙14の巻き癖を直すためのカール除去部18を 備える。画像記録部17にて画像を記録された記録用紙14は、切断装置19に て切断され、用紙トレイ20に受けられる。
【0011】 前記上カバー2の下面フランジ部2aには、カール除去部18における下向き 凸湾曲状のノーズ部21aを備えたカール取り板21と、記録部17におけるサ ーマルヘッド22の及びプラテンローラ25の保持板23とをねじ24にて固定 する。サーマルヘッド22は押圧ばね26にてプラテンローラ25の上側周面に 向かって押圧される。なお、このプラテンローラ25は図示しない正逆回転可能 な駆動モータにて駆動させられる。
【0012】 カール除去部18における断面円形のガイドバー27は、ロール紙トレイ15 の後端における突条案内部15aと前記カール取り板21との間の送給経路空間 に配置され、本体ケース1の支持板部28の左右両側装着部29に嵌挿された屈 曲可能及び伸縮可能なコイルバネ30にて上向き付勢される左右一対の端部保持 体31の前後長孔ガイド部31aに対して送給方向の前後に移動可能に支持され ている。この左右一対の端部保持体31は、基端を枢支軸32に回動可能に支持 されている。
【0013】 そして、前記カール取り板21の下部左右両側から下向前向きに突出する板状 のフック部33は、上カバー2を下向き回動させるにつれて、前記コイルバネ3 0の付勢力に抗して前記ガイドバー27の左右両端部上面を下向きに押圧し、上 カバー2を本体ケース1に対して閉止した状態では、フック部33の下向きL字 状切欠き箇所で前記ガイドバー27を前後移動不能となるようにセットするもの である。
【0014】 従って、記録動作時においては、図3の一点鎖線Aに示すように、突条案内部 15aの上端で一旦下向きに屈曲した状態で引き出される記録用紙14は、ガイ ドバー27及びカール取り板21のノーズ部21aに案内されて、記録用紙14 のロールのカール癖と反対方向の側面視略S字状に屈曲され、カールを除去した 後プラテンローラ25とサーマルヘッド22との間に挟持された記録用紙14は プラテンローラ25の矢印B方向への回転駆動にて切断装置19方向に送給され る。
【0015】 なお、受信待機状態では、プラテンローラ25とサーマルヘッド22とによる 挟持箇所から切断装置19による切断線迄の距離が長い場合、感熱用紙等の記録 用紙14の送給下流側となる先端部がロス(記録されないロス)部分となるから 、1ページ分の受信ごとに、プラテンローラ25を矢印C方向に若干回動させ、 記録用紙14を、その先端部がプラテンローラ25とサーマルヘッド22とによ る確実な挟持ができる程度まで後退させておく。従って、次頁の受信待機状態で は、カール除去部18からプラテンローラ25の箇所迄の送給経路空間での記録 用紙14の緊張状態が緩み、図3の二点鎖線で示すような状態に弛むことになる 。
【0016】 本考案の弛み規制手段の第1実施例は、図3に示すような横向きL字状のフィ ルム体35であり、該フィルム体35はポリプロピレン等の弾性を有する半硬質 の合成樹脂材等からなる。ロール紙トレイ15の後片15bの裏面(後面)に、 フィルム体35の基端35aを接着剤等にて固定し、フィルム体35の自由端側 を前記カール取り板21のノーズ部21aの適宜下方に位置するように臨ませて 、前記受信待機状態にて弛んだ記録用紙14の下面をフィルム体35にて支持す ることにより、いわゆる、記録用紙の弛み変形を規制するものである。
【0017】 換言すると、前記フィルム体35がない場合には、前記弛んだ記録用紙14は 、プラテンローラ25の上面から下方の深い位置にある支持板部28の下面に当 接するように小さい曲率半径で湾曲するから、この状態で静止状態にしたまま適 宜時間経過すると、その小さい曲率半径の湾曲癖が記録用紙14の先端部側につ いてしまう。しかし、本実施例のように弛んだ記録用紙14の先端部側を、浅い 位置に配置したフィルム体35で支持することにより、弛みによる記録用紙14 の湾曲変形の曲率半径が大きくなる状態で、当該記録用紙14は静止し、受信待 機することになる。
【0018】 従って、次の第1頁の記録後に排出された記録用紙14の先端に癖付けされた 湾曲が緩やかとなり、その記録用紙14の先端部に記録された印字を確認し易く なる。 弛み規制手段の第2実施例は、図4に示し、この実施例では、プラテンローラ 25側で高い寸法であって、カール取り板21のノーズ部21a側で低い高さの 側面視台形状等の支持台36を支持板部28の上面に装着したものである。
【0019】 この実施例でも前記第1実施例の弛み規制手段と略同じ作用・効果を奏するこ とができる。また、本考案は複写機の画像記録部にも適用できることはいうまで もない。
【0020】
【考案の作用・効果】
以上に詳述したように、本考案によれば、画像形成装置において、ロール状の 記録用紙を収納するための収納部と画像記録部との間の記録用紙の送給経路空間 に、当該記録用紙を略S字状に湾曲させるカール除去部を設ける一方、前記送給 経路空間の下方には、前記記録用紙の弛みを規制するための、フィルム体または 台形状等の支持台からなる弛み規制手段を設けたのであり、送給経路空間内で弛 みを生じた記録用紙を前記弛み規制手段で支持することで、その弛みによる湾曲 癖を少なくした状態に保持できる。
【0021】 従って、本考案によれば、受信待機後の画像記録して機外に排出された第1頁 の記録用紙の先端部の曲がり癖が少なくなり、当該先端部の表面ち記録された印 字の確認も容易となる効果を奏する。また、複数枚の記録用紙を機外で重ねて受 ける場合に、その最底位置になる第1頁の記録用紙の先端の曲がり癖が少ないた め、その上に重なるように排出される記録用紙の先端部で前記第1頁の記録用紙 の先端部を押し進めることがなく、綺麗に重ねることができるという効果も奏す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の側断面図である。
【図2】図1のII−II矢視平面図である。
【図3】カール除去部の要部側断面図である。
【図4】第2実施例のカール除去部の要部側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 上カバー 14 記録用紙 15 ロール紙トレイ 15b 後片 17 画像記録部 18 カール除去部 19 切断装置 20 用紙トレイ 21 カール取り板 21a ノーズ部 22 サーマルヘッド 25 プラテンローラ 27 ガイドバー 35 フィルム体 36 支持台

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ等の画像形成装置における
    ケース本体に、ロール状の記録用紙を収納する収納部
    と、該収納部に隣接して記録用紙に画像を形成するため
    の画像記録部と、画像形成後の前記記録用紙を、前記ケ
    ースの放出口から外に放出する途次に切断する切断装置
    とを備えてなる画像形成装置において、前記収納部と画
    像記録部との間の記録用紙の送給経路空間に、当該記録
    用紙を略S字状に湾曲させるカール除去部を設ける一
    方、前記送給経路空間の下方には、前記記録用紙の弛み
    を規制するための弛み規制手段を設けたことを特徴とす
    る画像形成装置における記録用紙のカール除去装置。
JP3588292U 1992-05-28 1992-05-28 画像形成装置における記録用紙のカール除去装置 Pending JPH0595952U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3588292U JPH0595952U (ja) 1992-05-28 1992-05-28 画像形成装置における記録用紙のカール除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3588292U JPH0595952U (ja) 1992-05-28 1992-05-28 画像形成装置における記録用紙のカール除去装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0595952U true JPH0595952U (ja) 1993-12-27

Family

ID=12454381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3588292U Pending JPH0595952U (ja) 1992-05-28 1992-05-28 画像形成装置における記録用紙のカール除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0595952U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013203524A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Mitsubishi Electric Corp プリンタ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013203524A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Mitsubishi Electric Corp プリンタ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006341935A (ja) シート供給装置及びシート処理装置
JPH08337025A (ja) プリンタ
US7566124B2 (en) Image forming apparatus
JP4192083B2 (ja) プリンタ
US7448609B2 (en) Sheet feeding device
EP0909733B1 (en) Sheet separating and conveying apparatus
US5346457A (en) Device for eliminating curl of recording paper for use in image forming apparatus
JPH0595952U (ja) 画像形成装置における記録用紙のカール除去装置
JP3894311B2 (ja) 用紙浮き上がり防止装置及び該装置を備える記録装置
JP3906901B2 (ja) ロール紙排紙スタッカ及び該ロール紙排紙スタッカを備えた記録装置
JP3807486B2 (ja) 給排紙トレー、記録装置
JP3329428B2 (ja) インクジェットプリンタ
JPH0342585B2 (ja)
JP4069368B2 (ja) 用紙浮き上がり防止装置及び該装置を備える記録装置
US5694841A (en) Drum support structure for a stencil printer
JP3624924B2 (ja) インクジェットプリンタの排紙装置
JPH05337885A (ja) 画像形成装置における記録用紙の切断装置
JP2568577Y2 (ja) カール取り装置
JP3834981B2 (ja) 用紙供給装置
JPH0126455Y2 (ja)
JPH09323840A (ja) シート給送装置
JP3564907B2 (ja) 記録装置
JP2004180147A (ja) 画像読取記録装置
JP4032847B2 (ja) サーマル印字装置
JP3290014B2 (ja) 給紙装置