JPH0595921U - ボルト反転機構 - Google Patents
ボルト反転機構Info
- Publication number
- JPH0595921U JPH0595921U JP4327192U JP4327192U JPH0595921U JP H0595921 U JPH0595921 U JP H0595921U JP 4327192 U JP4327192 U JP 4327192U JP 4327192 U JP4327192 U JP 4327192U JP H0595921 U JPH0595921 U JP H0595921U
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- JP
- Japan
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- bolt
- guide rail
- reversing
- inclined guide
- reversing mechanism
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- Pending
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
- Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
- Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ボルト反転機構に関し、特に、構造が簡単で
しかも設備投資を低減させる。 【構成】 本考案によるボルト反転機構は、頭部2bを
上にし且つねじ部2aを下にした状態で、整列搬送され
たボルト2の上下を反転させるボルト反転機構におい
て、前記ボルト2の前記ねじ部2aを摺動案内する溝部
3を長手方向に形成した傾斜案内レール1と、整列して
搬送された前記ボルト2の前記ねじ部2aに当接して前
記ボルト2を反転させるために、前記傾斜案内レール1
の下流側端部近傍の底面に対向し且つ、前記溝部3を横
断して配置された反転バー4とを備えた。
しかも設備投資を低減させる。 【構成】 本考案によるボルト反転機構は、頭部2bを
上にし且つねじ部2aを下にした状態で、整列搬送され
たボルト2の上下を反転させるボルト反転機構におい
て、前記ボルト2の前記ねじ部2aを摺動案内する溝部
3を長手方向に形成した傾斜案内レール1と、整列して
搬送された前記ボルト2の前記ねじ部2aに当接して前
記ボルト2を反転させるために、前記傾斜案内レール1
の下流側端部近傍の底面に対向し且つ、前記溝部3を横
断して配置された反転バー4とを備えた。
Description
【0001】
本考案は、ボルト反転機構に関し、特に、構造が簡単でしかも設備投資を低減 させるための新規な改良に関する。
【0002】
従来、頭部を上にしねじ部を下にし、整列して搬送されたボルトの上下を反転 させる場合、一般的には、コンピュータ制御されたロボットのアームが用いられ ていた。このアームは、先端にチャック装置が設けられており、このチャック装 置により機械的にボルトの頭部を挟持し、その後、アームを回転させて、頭部と ねじ部とを反転させたボルトを所望の場所まで移動させて、自動車用座席のスラ イドレール等の組付に利用していた。
【0003】
従来のボルト反転機構は、以上のように構成されていたため、次のような課題 が存在していた。 すなわち、ボルト挟持用のチャック装置を備えたロボットのアームは、回転自 在の構造にしなければならず、しかもアームの制御が繁雑となり、その結果、多 大な設備投資を余儀なくされ、製造コストが上がってしまうといった問題点があ った。
【0004】 本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、構造が 簡単でしかも設備投資を低減させるようにしたボルト反転機構を提供することを 目的とする。
【0005】
本考案によるボルト反転機構は、頭部を上にし且つねじ部を下にした状態で、 整列搬送されたボルトの上下を反転させるボルト反転機構において、 前記ボルトの前記ねじ部を摺動案内する溝部を長手方向に形成した傾斜案内レ ールと、整列して搬送された前記ボルトの前記ねじ部に当接して前記ボルトを反 転させるために、前記傾斜案内レールの下流側端部近傍の底面に対向し且つ、前 記溝部を横断して配置された反転バーとを備えた構成である。
【0006】 さらに詳細には、前記反転バーを支点にして回動させた前記ボルトを反転させ た状態で搬送するために、前記傾斜案内レールの下流側端部に、前記溝部に整列 して配置された開口を有する反転パイプを固着した構成である。
【0007】
本考案によるボルト反転機構においては、傾斜案内レールの溝部にボルトのね じ部を摺動させることで、頭部を上にした状態で、ボルトは整列し所望の速度を もって搬送され、その後、傾斜案内レールの底面に対向し、且つ溝部を横断する ように配置された反転バーに、ボルトのねじ部が当接した瞬間、反転バーを支点 としてボルトを反転させることができるので、ボルトの頭部の重量を利用したボ ルトの反転を可能にし、ボルトの反転を極めて簡単な構造をもって実現すること ができる。
【0008】
以下、図面と共に本考案によるボルト反転機構の好適な実施例について詳細に 説明する。
【0009】 図1において、符号1で示されるものは、ボルト2を整列して搬送させるため の傾斜案内レールであり、この傾斜案内レール1には、ボルト2のねじ部2aを 挿通させるための溝部3が形成されている。この溝部3は、傾斜案内レール1の 長手方向に沿って形成され、ボルト2の頭部2bが傾斜案内レール1の上面に当 接しつつ摺動する程度の溝幅をもって形成されている。従って、ボルトフィーダ (図示せず)により整列させたボルト2のねじ部2aが溝部3内に挿入された場 合、傾斜案内レール1のもつ傾斜により、ボルト2は、頭部2bを上にし、ねじ 部2aを下にして、下流側に向け順次搬送される。
【0010】 前記傾斜案内レール1の下流側端部近傍には、傾斜案内レール1を横断する方 向に反転バー4が設けられている。この反転バー4は、傾斜案内レール1の底面 に溶接等をもって固定され、長手方向に延在する溝部3の経路の一部を塞ぐよう に横断して配置されている。従って、整列して搬送されたボルト2のねじ部2a の基端部を、反転バー4に当接させることができる。
【0011】 また、前記傾斜案内レール1の下流側端部には、円筒状の反転パイプ5が設け られている。この反転パイプ5は、傾斜案内レール1の下流側端部に溶接等をも って略直角方向に固着されると共に、傾斜案内レール1の延長上に開口5aを備 えている。従って、この開口5aは、溝部3に整列配置させられる共に、反転バ ー2を支点として回動させられたボルト2を完全に反転させつつ、下方へ向けて 落とし込むことができる。
【0012】 さらに、前記反転パイプ5の頂部には、反転バー2により回動させられたボル ト2を、反転パイプ5内に完全に落ち込ませるための飛び出し防止用の捕捉部5 bが形成されている。この捕捉部5bは、断面半円弧状をなし、開口5aの延長 部として反転パイプ5に形成されている。なお、前記反転パイプ5の下方には、 反転して搬送されたボルト2の頭部2bを受取るためのボルト反転受け台6が配 置されている(図4参照)。このボルト反転受け台6には、ボルト2の頭部2b を挟持して、所定場所(例えば、図示しないが、回転自在をなしボルト締付け装 置としてのボルトキャッチャー)上まで、ボルト2の頭部2bを下にした状態で 移動させるためのチャック9が配置されている。
【0013】 更に、前記ボルト反転機構は、傾斜案内レール1上を整列搬送されたボルト2 を、一時停止させるための第1ボルトストッパ7とその上流側に設けた第2ボル トストッパ8とを備えている。前記第1及び第2ボルトストッパ7,8は、それ ぞれシリンダ7a,8aを有し、このシリンダ7a,8aにより、第1及び第2 ストッパ部7b,8bをそれぞれ傾斜案内レール1に対して垂直方向に上下動さ せている。前記第1ストッパ部7bは、プレート状をなし、ボルト2の頭部2b の側面と当接支持し、また、第2ストッパ部8bは、好適には円柱状の磁石をな し、ボルトの頭部2bの頂面を磁力保持することができる。また、第1及び第2 ストッパ部7b,8bは、シリンダ7a,8aにより上下方向の移動が制御され ているので、ボルト2を傾斜案内レール1上で任意に一時停止させることができ る。
【0014】 前述した構成のボルト反転機構の動作について以下説明する。 先ず、図示しないボルトフィーダにより整列させられたボルト2のねじ部2a が、図1に示すように、傾斜案内レール1の溝部3内に順次挿入され、傾斜案内 レール1の傾斜により、ボルト2を下流側に向けて整列させて流す。この時、第 1ストッパ部7bは、傾斜案内レール1の上面に当接するように予め下降させて おく。その結果、順次搬送されたボルト2の先頭は第1ストッパ部7bにより一 時停止させられ、ボルト2が第1ストッパ部7bから上流側に向けて一直線上に 整列する。その後、第2ストッパ部8bも下降させて、その磁力により次位のボ ルト2の仮り押さえする。
【0015】 この状態で、第1ストッパ部7bのみを上昇させると、先頭のボルト2が傾斜 案内レール1に沿って勢いよく滑り落ち、図2に示すように、ねじ部2aの基端 部が反転バー4に当接する。その後、ボルト2の頭部2bの慣性力により、反転 バー4を支点としてボルト2は反転回動する。そして、図1に示すように、ボル ト2の頭部2bを下流側に向けるようにして、傾斜案内レール1上に横倒し状態 で載る。その後、ボルト2の頭部2bが開口5a内に滑り込み、頭部2bを下に した状態で下流側に向けて反転パイプ5内を移動する。その後、ボルト2の頭部 2bがボルト反転受け台6に当接配置され、ボルト2の反転作業が完了する。そ して、必要に応じて、チャック9によりボルト2の頭部2bを挟持して、前記ボ ルトキャッチャー(図示せず)までボルト2を搬送し、ボルトキャッチャーにボ ルト2の頭部2bを固定する。その後、ボルトキャッチャーの上方に配置したシ ートの構成部品例えばスライドレールのネジ穴に向けて、ボルトキャッチャーを 回転させながらボルト2のねじ部2aをねじ込み、ボルトキャッチャーをボルト 2から離すように下降させることにより、ボルトの締結作業が完了する。
【0016】 なお、反転バー4から開口5aの縁部までの距離Lは、ボルト2の全長より短 いことが好ましい。なぜなら、反転バー4により反転させられたボルト2のねじ 部2aが、開口5a内に滑り込む前に、傾斜案内レール1の溝部3内に落ち込む ことを防止するためである。
【0017】 本考案は、前述した実施例に限定されるものではなく、例えば、垂直方向に上 下動可能な第2ボルトストッパ8に変えて、図1において二点鎖線で示すような 水平方向に移動可能な第2ボルトストッパ18を適用してもよい。この第2ボル トストッパ18は、板状をなすと共に、先端にくさび形状部18aを有し、この くさび形状部18aを、先頭のボルト2の頭部2bと次位のボルトの頭部2bと の間隙部Aに挿入することにより、第1ボルトストッパ7を解放した後でも、次 位のボルト2を効果的に静止させることができる。
【0018】
本考案によるボルト反転機構は、以上のように構成されているため、次のよう な効果を得ることができる。 すなわち、ボルトのねじ部が摺動する溝部を横断するように、傾斜案内レール の下流側端部近傍に反転バーを配置することで、ボルトの頭部の重量を利用した ボルトの反転を達成することができ、従って、ボルトの反転を簡単な構造をもっ て実現することができ、その結果、設備投資の低減を図ることができ、製造コス トを下げることが可能になった。
【図1】本考案のボルト反転機構を示す斜視図である。
【図2】ボルトと反転バーとの当接状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】反転バーによりボルトが更に反転回動した状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】ボルトが反転パイプ内に落下した状態を示す断
面面である。
面面である。
1 傾斜案内レール 2 ボルト 2a ねじ部 2b 頭部 3 溝部 4 反転バー
Claims (2)
- 【請求項1】 頭部を上にし且つねじ部を下にした状態
で、整列搬送されたボルトの上下を反転させるボルト反
転機構において、 前記ボルトの前記ねじ部を摺動案内する溝部を長手方向
に形成した傾斜案内レールと、整列して搬送された前記
ボルトの前記ねじ部に当接して前記ボルトを反転させる
ために、前記傾斜案内レールの下流側端部近傍の底面に
対向し且つ、前記溝部を横断して配置された反転バーと
を備えたことを特徴とするボルト反転機構。 - 【請求項2】 前記反転バーを支点にして回動させた前
記ボルトを反転させた状態で搬送するために、前記傾斜
案内レールの下流側端部に、前記溝部に整列して配置さ
れた開口を有する反転パイプを固着したことを特徴とす
る請求項1記載のボルト反転機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4327192U JPH0595921U (ja) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | ボルト反転機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4327192U JPH0595921U (ja) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | ボルト反転機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0595921U true JPH0595921U (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=12659161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4327192U Pending JPH0595921U (ja) | 1992-05-30 | 1992-05-30 | ボルト反転機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0595921U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012250780A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-20 | Toyota Motor Corp | 部品整列供給装置 |
JP2013173217A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-09-05 | Fuji Xerox Co Ltd | ねじ締結装置、ねじ締結物の製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5713514B2 (ja) * | 1976-08-03 | 1982-03-17 |
-
1992
- 1992-05-30 JP JP4327192U patent/JPH0595921U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5713514B2 (ja) * | 1976-08-03 | 1982-03-17 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012250780A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-20 | Toyota Motor Corp | 部品整列供給装置 |
JP2013173217A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-09-05 | Fuji Xerox Co Ltd | ねじ締結装置、ねじ締結物の製造方法 |
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