JPH059590A - 連続焼鈍炉の板温制御方法 - Google Patents

連続焼鈍炉の板温制御方法

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Publication number
JPH059590A
JPH059590A JP15906091A JP15906091A JPH059590A JP H059590 A JPH059590 A JP H059590A JP 15906091 A JP15906091 A JP 15906091A JP 15906091 A JP15906091 A JP 15906091A JP H059590 A JPH059590 A JP H059590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel strip
strip
target
controlled
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15906091A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Hirohata
和宏 広畑
Kazuhiro Yahiro
和広 八尋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP15906091A priority Critical patent/JPH059590A/ja
Publication of JPH059590A publication Critical patent/JPH059590A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Heat Treatment Processes (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 板厚の変更点において非定常部分が少なく、
操作量の変化の少ない目標板温設定を行う。 【構成】 制御対象となる鋼帯の長さがその炉の板温変
更可能最小長さに満たない場合、制御対象鋼帯の目標板
温を、冶金学的限界範囲内において、先行鋼帯または後
続鋼帯のいずれかの目標板温と一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯の連続焼鈍に際
し、鋼帯の板厚や通板速度等の変更時に、鋼帯の板温を
制御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼帯の連続焼鈍炉においては、異なる寸
法や材質の鋼帯を接続して連続の帯状にしたものを予熱
帯、加熱帯、均熱帯の順に通過させて所定の機械的性質
を鋼帯に付与している。ここで、相隣る鋼帯の寸法や材
質が異なる場合、炉内における目標板温も対応して変化
させなければならないが、特開昭55-119135 号公報には
炉全体の熱負荷が最小となるよう目標板温の設定値を演
算する方法が、また特開昭57-35640号には所定の目標板
温となるように燃焼量の変更を行う方法が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
制御方法においては、操作量の変化が多く変更時の操業
が不安定である。また、炉の応答性からみて目標値にま
で制御することができず、再び新たな変更操作にかから
ねばならない場合もある。本発明は、このような問題を
解決し、非定常部分の少ない、安定した制御を行う板温
制御方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するため、鋼帯の連続焼鈍炉において、炉の操業条件
に応じて鋼帯の板温変更可能最小長さを設定し、制御対
象となる鋼帯の長さが前記板温変更可能最小長さに満た
ない場合は、冶金的許容限界の範囲内で、制御対象とな
る鋼帯の制御目標を、制御対象となる鋼帯の先行あるい
は後続鋼帯の制御目標に一致させるよう修正することを
特徴とする。
【0005】
【作 用】本発明によれば、操作量の変更回数や変更量
が削減されるから、非定常部分が減少し、制御が安定し
て品質が向上する。
【0006】
【実施例】
実施例1 図1により、制御目標としての板温を変更する第1の実
施例について説明する。以下、本明細書において「変
更」とは、制御目標を新しい鋼帯の本来の板厚に対応す
る状態に変更すること、「修正」とは、本来の板厚に対
応する状態からさらに他の状態に変更することを意味す
るものとする。
【0007】先行の鋼帯Aの目標板温をT1、制御対象で
ある当該鋼帯Bの目標板温をT2、後続の鋼帯Cの目標板
温をT3とし、T2はT1、T3のいずれよりも低いものとす
る。なお、T1、T3のいずれかがT2よりも低い場合には本
発明は意味をなさず、適用できない。いま、炉の熱容
量、設定する目標温度差、鋼帯の寸法、通板速度等か
ら、変更しようとする目標板温に到達させるためには鋼
帯に少なくとも板温変更可能最小長さ Lmin が必要であ
るが、当該鋼帯Bの長さはこれに満たないとする。この
とき目標板温を修正せず、従来の技術により燃料流量を
変更して制御を行うと、目標温度との温度外れが避けら
れない移行部分等においては材質上の問題の少ない高温
側、即ち過加熱側に温度外れが生じるように昇温のタイ
ミングを早くする操作が行われるから、目標板温はいわ
ば板温の下限値に近いものとして扱われ、板温の実績は
図1における曲線aのごとくなる。そこでこの曲線aと
T2との差だけ、板温は目標から外れている。
【0008】そこで本発明においては、再び板温をT3
で上昇させることを予想して、鋼帯Bについて目標板温
をT2まで下げずに、T1とT3を比較していずれか低い方を
鋼帯Bの新たな目標T2' とする。この図ではT2' =T3
ある。これにより板温実績は曲線bのごとくなり、目標
板温の変更回数が1回減少して操業が単純になるばかり
でなく、新たな目標に対する板温の実績はbとT2' との
差であるから、従来の技術に比較して非定常部分が大幅
に減少することがわかる。ただし、この修正した目標が
当該鋼帯に許容される冶金学的処理条件を満足する範囲
内であることが必要であるから、もしこれを越えている
場合は冶金学的上限値を修正目標としなければならな
い。
【0009】なお、以上の例では鋼帯Bの長さはさきに
説明した Lmin に満たないが、後続の鋼帯Cは十分長い
ものとしたが、鋼帯Bと鋼帯Cの中間に、目標板温が等
しいかあるいはさらに低い短い鋼帯B’、B”・・・が
介在する場合も、全長がさきの Lmin に達するまでは鋼
帯Bに含めて取り扱ってよいことは明らかである。以上
の板温変更フローを図2に示す。
【0010】実施例2 図3に示すように鋼帯Bに対する必要燃料流量Q2を、鋼
帯A、鋼帯Cに対する必要燃料流量Q1、Q3を比較してい
ずれか低い方に、図3の例では鋼帯Cのほうが低いので
これに合わせるように修正してQ2' とし、これに見合う
板温となるよう目標板温を修正する。この結果、板温は
必ずしも鋼帯Cの目標板温とは一致しないが、上方に修
正されることには変わりないので、目外れ量は少なくな
り、燃料流量の変更回数も1回減少する。この場合も、
変更後の目標板温が冶金学的上限値以下であることが必
要なのはいうまでもない。
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、当該鋼
帯の長さが変更しようとする目標板温に到達するだけの
板温変更可能最小長さに満たないとき、当該鋼帯の制御
目標を先行あるいは後続鋼帯の制御目標に一致させるこ
とにより、操作量を削減し、かつ板温の目標外れ量を最
小とし、非定常部分をほとんど無くすることができるか
ら製品の歩留りが向上する。
【0012】制御目標として、板温、必要燃料流量の2
とおりを取った実施例を示したが、炉温、冷却ガス流
量、ロール冷却量等他の制御目標を変更する場合も全く
同様に本発明の効果を奏することは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すグラフである。
【図2】本発明の第1実施例の板温変更フロー図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 鋼帯の連続焼鈍炉において、炉の操業条
    件に応じて鋼帯の板温変更可能最小長さを設定し、制御
    対象となる鋼帯の長さが前記板温変更可能最小長さに満
    たない場合には、冶金的許容限界の範囲内で、制御対象
    となる鋼帯の制御目標を、制御対象となる鋼帯の先行あ
    るいは後続鋼帯の制御目標に一致させるよう修正するこ
    とを特徴とする連続焼鈍炉の板温制御方法。
JP15906091A 1991-06-28 1991-06-28 連続焼鈍炉の板温制御方法 Pending JPH059590A (ja)

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JP15906091A JPH059590A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 連続焼鈍炉の板温制御方法

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JPH059590A true JPH059590A (ja) 1993-01-19

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ID=15685347

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JP15906091A Pending JPH059590A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 連続焼鈍炉の板温制御方法

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JP (1) JPH059590A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6322444B1 (en) 1997-11-20 2001-11-27 Konami Co., Ltd. Video game with displayed bar for indicating target position
KR100855180B1 (ko) * 2006-02-06 2008-08-29 주식회사 엘지화학 충방전핀에 대한 이탈방지 구조의 이차전지

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6322444B1 (en) 1997-11-20 2001-11-27 Konami Co., Ltd. Video game with displayed bar for indicating target position
KR100855180B1 (ko) * 2006-02-06 2008-08-29 주식회사 엘지화학 충방전핀에 대한 이탈방지 구조의 이차전지

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