JPH0595765A - 加熱調理食品用風味改良剤 - Google Patents
加熱調理食品用風味改良剤Info
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- JPH0595765A JPH0595765A JP3289268A JP28926891A JPH0595765A JP H0595765 A JPH0595765 A JP H0595765A JP 3289268 A JP3289268 A JP 3289268A JP 28926891 A JP28926891 A JP 28926891A JP H0595765 A JPH0595765 A JP H0595765A
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- JP
- Japan
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- phosphate
- same manner
- flavor
- cake
- glucose
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パン、ケーキ、天ぷら、米飯などの加熱調理
食品の素材の風味を活かすことができる風味改良剤を提
供する。 【構成】 糖リン酸エステル、ポリオールリン酸エステ
ル、及びこれらの塩からなる群から選択された、一種又
は二種以上の化合物を含有する加熱調理食品用風味改良
剤。
食品の素材の風味を活かすことができる風味改良剤を提
供する。 【構成】 糖リン酸エステル、ポリオールリン酸エステ
ル、及びこれらの塩からなる群から選択された、一種又
は二種以上の化合物を含有する加熱調理食品用風味改良
剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱調理食品用の風味
改良剤に関する。
改良剤に関する。
【0002】
【従来の技術】食品の「旨さ」は、単に味だけでなく、
食感や風味によっても大きく左右される。従来、食品に
種々のフレーバーを添加することによる香りの増強及び
/又は異臭のマスキングにより、食品の風味を改良する
ことが行なわれている。しかしながら、この方法では素
材本来の風味を十分活かしているとは言えず、特に加熱
調理食品においてはその傾向が現われ易い傾向にあっ
た。
食感や風味によっても大きく左右される。従来、食品に
種々のフレーバーを添加することによる香りの増強及び
/又は異臭のマスキングにより、食品の風味を改良する
ことが行なわれている。しかしながら、この方法では素
材本来の風味を十分活かしているとは言えず、特に加熱
調理食品においてはその傾向が現われ易い傾向にあっ
た。
【0003】糖リン酸エステル塩を食品に添加すること
については、本特許出願人が既に提案している。例え
ば、特開昭62−243675号公報には、糖リン酸エ
ステル塩及び/又はグリセロリン酸エステル塩を飲料、
栄養液などに添加し、そのpHを緩衝する方法が記載さ
れ、特開昭63−229065号公報には、ヘキソース
リン酸第一鉄塩を有効成分とする脱臭剤の発明が記載さ
れ、肉、魚などの脱臭用に使用することが記載され、特
開昭63−227598号公報には、ヘキソースリン酸
第一鉄塩を有効成分とする鉄供給剤の発明が記載され、
ドリンク剤に添加することが記載され、特開昭63−2
51073号公報には、ヘキソースリン酸第一鉄塩を有
効成分とする鮮度保持剤の発明が記載され、バナナに添
加することが記載されている。これらの公報には何れ
も、なまものや飲料を対象とした改良が記載され、食
品、特に加熱調理食品の風味を改良することについては
何も記載されていない。
については、本特許出願人が既に提案している。例え
ば、特開昭62−243675号公報には、糖リン酸エ
ステル塩及び/又はグリセロリン酸エステル塩を飲料、
栄養液などに添加し、そのpHを緩衝する方法が記載さ
れ、特開昭63−229065号公報には、ヘキソース
リン酸第一鉄塩を有効成分とする脱臭剤の発明が記載さ
れ、肉、魚などの脱臭用に使用することが記載され、特
開昭63−227598号公報には、ヘキソースリン酸
第一鉄塩を有効成分とする鉄供給剤の発明が記載され、
ドリンク剤に添加することが記載され、特開昭63−2
51073号公報には、ヘキソースリン酸第一鉄塩を有
効成分とする鮮度保持剤の発明が記載され、バナナに添
加することが記載されている。これらの公報には何れ
も、なまものや飲料を対象とした改良が記載され、食
品、特に加熱調理食品の風味を改良することについては
何も記載されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、パン、ケー
キ、天ぷら、米飯などの加熱調理食品、特に澱粉含有加
熱調理食品の素材の風味を活かすことができる風味改良
剤を提供ことを目的とする。
キ、天ぷら、米飯などの加熱調理食品、特に澱粉含有加
熱調理食品の素材の風味を活かすことができる風味改良
剤を提供ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、糖リン酸エス
テル、ポリオールリン酸エステル、及びこれらの塩から
なる群から選択された、一種又は二種以上の化合物を含
有することを特徴とする加熱調理食品用風味改良剤であ
る。
テル、ポリオールリン酸エステル、及びこれらの塩から
なる群から選択された、一種又は二種以上の化合物を含
有することを特徴とする加熱調理食品用風味改良剤であ
る。
【0006】本発明の好適な態様は下記の通りである。 (1)上記糖リン酸エステルがヘキソースリン酸であ
り、上記ポリオールリン酸エステルがグリセロリン酸で
あり、これらの塩が、これらのリン酸エステルのカリウ
ム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩又は鉄塩であるこ
とを特徴とする、上記の加熱調理食品用風味改良剤。
り、上記ポリオールリン酸エステルがグリセロリン酸で
あり、これらの塩が、これらのリン酸エステルのカリウ
ム塩、カルシウム塩、アルミニウム塩又は鉄塩であるこ
とを特徴とする、上記の加熱調理食品用風味改良剤。
【0007】(2)上記ヘキソースリン酸が、グルコー
ス−1−リン酸、マンノース−1−リン酸、ガラクトー
ス−1−リン酸又はフルクトース−1−リン酸であるこ
とを特徴とする、上記の加熱調理食品用風味改良剤。
ス−1−リン酸、マンノース−1−リン酸、ガラクトー
ス−1−リン酸又はフルクトース−1−リン酸であるこ
とを特徴とする、上記の加熱調理食品用風味改良剤。
【0008】本発明において、糖リン酸エステルは単糖
類又は少糖類のリン酸エステルである。中でも単糖類の
糖リン酸エステルが好ましく、特にヘキソースリン酸エ
ステルが好ましい。ヘキソースリン酸エステルの具体的
例としては、グルコース−1−リン酸、グルコース−6
−リン酸、グルコース−1,6−二リン酸、マンノース
−1−リン酸、マンノース−6−リン酸、マンノース−
1,6−二リン酸、ガラクトース−1−リン酸、ガラク
トース−6−リン酸、フルクトース−1−リン酸、フル
クトース−6−リン酸などを挙げることができる。特に
好ましいものは、グルコース−1−リン酸、マンノース
−1−リン酸、ガラクトース−1−リン酸又はフルクト
ース−1−リン酸である。他の糖リン酸エステルとして
は、アラビノース−1−リン酸、キシロール−1−リン
酸等を挙げることができる。
類又は少糖類のリン酸エステルである。中でも単糖類の
糖リン酸エステルが好ましく、特にヘキソースリン酸エ
ステルが好ましい。ヘキソースリン酸エステルの具体的
例としては、グルコース−1−リン酸、グルコース−6
−リン酸、グルコース−1,6−二リン酸、マンノース
−1−リン酸、マンノース−6−リン酸、マンノース−
1,6−二リン酸、ガラクトース−1−リン酸、ガラク
トース−6−リン酸、フルクトース−1−リン酸、フル
クトース−6−リン酸などを挙げることができる。特に
好ましいものは、グルコース−1−リン酸、マンノース
−1−リン酸、ガラクトース−1−リン酸又はフルクト
ース−1−リン酸である。他の糖リン酸エステルとして
は、アラビノース−1−リン酸、キシロール−1−リン
酸等を挙げることができる。
【0009】本発明において、ポリオールリン酸エステ
ルとしては、グリセロリン酸、ソルビトールリン酸など
が好ましく、特に、グリセロリン酸が好ましい。
ルとしては、グリセロリン酸、ソルビトールリン酸など
が好ましく、特に、グリセロリン酸が好ましい。
【0010】また、本発明において、糖リン酸エステル
又はポリオールリン酸エステルの塩としては、糖リン酸
エステル又はポリオールリン酸エステルの、ナトリウム
塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アル
ミニウム塩、鉄塩などが好ましく、特に、カリウム塩、
カルシウム塩、アルミニウム塩、鉄塩などが好ましい。
又はポリオールリン酸エステルの塩としては、糖リン酸
エステル又はポリオールリン酸エステルの、ナトリウム
塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アル
ミニウム塩、鉄塩などが好ましく、特に、カリウム塩、
カルシウム塩、アルミニウム塩、鉄塩などが好ましい。
【0011】本発明の加熱調理食品用風味改良剤の形態
は、上記の化合物(場合により、他の物質を含んでいて
もよい)の粉末、水溶液又は水懸濁液などの何れであっ
てもよい。
は、上記の化合物(場合により、他の物質を含んでいて
もよい)の粉末、水溶液又は水懸濁液などの何れであっ
てもよい。
【0012】本発明の加熱調理食品用風味改良剤を添加
することにより風味を改良することができる加熱調理食
品としては、煮る、炊く、蒸す、焼く、揚げるなどの加
熱により調理をする食品であれば特に限定されない。な
かでも、澱粉を含有する加熱調理食品に、本発明の風味
改良剤を添加することにより、その風味や食感などを改
良することができる。本発明の風味改良剤により風味や
食感等が改良される食品の例としては、パン、ホットケ
ーキ、スポンジケーキ、クッキー、ビスケット、マカロ
ニ、スパゲッティ、めん類、天ぷら、フライ、米飯、麦
飯などを挙げることができる。
することにより風味を改良することができる加熱調理食
品としては、煮る、炊く、蒸す、焼く、揚げるなどの加
熱により調理をする食品であれば特に限定されない。な
かでも、澱粉を含有する加熱調理食品に、本発明の風味
改良剤を添加することにより、その風味や食感などを改
良することができる。本発明の風味改良剤により風味や
食感等が改良される食品の例としては、パン、ホットケ
ーキ、スポンジケーキ、クッキー、ビスケット、マカロ
ニ、スパゲッティ、めん類、天ぷら、フライ、米飯、麦
飯などを挙げることができる。
【0013】本発明の風味改良剤は、加熱調理する前
に、又は加熱調理中に、原料、素材に添加する。従っ
て、米、麦(小麦、大麦、裸麦など)などの穀類、小麦
粉、澱粉、米粉などの穀粉類、パン粉、マカロニ、スパ
ゲッティ、めん類、プレミックス(ホットケーキミック
ス、スポンジケーキミックス、クッキーミックス等
々)、天ぷら粉、から揚げ粉などの小麦粉製品、バタ
ー、天ぷら油などの油脂類、などに、予め添加させるこ
とができる。また、レトルト食品、電子レンジ食品、水
畜産缶詰などの食品を製造する際に、本発明の風味改良
剤を原料、素材に添加して加熱調理してもよい。
に、又は加熱調理中に、原料、素材に添加する。従っ
て、米、麦(小麦、大麦、裸麦など)などの穀類、小麦
粉、澱粉、米粉などの穀粉類、パン粉、マカロニ、スパ
ゲッティ、めん類、プレミックス(ホットケーキミック
ス、スポンジケーキミックス、クッキーミックス等
々)、天ぷら粉、から揚げ粉などの小麦粉製品、バタ
ー、天ぷら油などの油脂類、などに、予め添加させるこ
とができる。また、レトルト食品、電子レンジ食品、水
畜産缶詰などの食品を製造する際に、本発明の風味改良
剤を原料、素材に添加して加熱調理してもよい。
【0014】本発明の風味改良剤の使用量は特に限定さ
れず、風味改良剤の種類、対象の加熱調理食品の種類、
調理条件などにより変えることができる。例えば、ケー
キ用プレミックスの場合はプレミックスに対して0.0
5〜2.0重量%、特に0.1〜2.0重量%の本発明
の風味改良剤を添加することが好ましく、天ぷら衣用プ
レミックスの場合はプレミックスに対して0.01〜
5.0重量%、特に0.1〜3.0重量%の本発明の風
味改良剤を添加することが好ましく、食パンの場合は小
麦粉に対して0.01〜5.0重量%、特に0.1〜
2.0量%の本発明の風味改良剤を添加することが好ま
しく、米飯(炊飯米)の場合は生米に対して0.01〜
6重量%、特に0.1〜3.0重量%の本発明の風味改
良剤を添加することが好ましい。米飯の場合は風味が改
良されると共に、おいしさ、つや、粘り、やわらかさな
どの食感も改良される。
れず、風味改良剤の種類、対象の加熱調理食品の種類、
調理条件などにより変えることができる。例えば、ケー
キ用プレミックスの場合はプレミックスに対して0.0
5〜2.0重量%、特に0.1〜2.0重量%の本発明
の風味改良剤を添加することが好ましく、天ぷら衣用プ
レミックスの場合はプレミックスに対して0.01〜
5.0重量%、特に0.1〜3.0重量%の本発明の風
味改良剤を添加することが好ましく、食パンの場合は小
麦粉に対して0.01〜5.0重量%、特に0.1〜
2.0量%の本発明の風味改良剤を添加することが好ま
しく、米飯(炊飯米)の場合は生米に対して0.01〜
6重量%、特に0.1〜3.0重量%の本発明の風味改
良剤を添加することが好ましい。米飯の場合は風味が改
良されると共に、おいしさ、つや、粘り、やわらかさな
どの食感も改良される。
【0015】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を更に
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0016】[実施例1]下記の配合の基本ケーキ用プ
レミックス99.8gと、グルコース−1−リン酸カル
シウム塩0.2gとからなるケーキ用プレミックス10
0gを、ボールに入れ、これに牛乳50ml及び卵30
gを添加し、十分に撹拌、混合してホットケーキ生地を
作った。
レミックス99.8gと、グルコース−1−リン酸カル
シウム塩0.2gとからなるケーキ用プレミックス10
0gを、ボールに入れ、これに牛乳50ml及び卵30
gを添加し、十分に撹拌、混合してホットケーキ生地を
作った。
【0017】 基本ケーキ用プレミックス配合(重量%) 小麦粉 69.9 砂糖 20.0 油脂 4.0 食塩 0.5 ベーキングパウダー 5.5 フレーバー 0.1
【0018】得られた生地のうち100gを、約160
℃のホットプレート上に円形に流し、両面を焼いてホッ
トケーキを製造した。
℃のホットプレート上に円形に流し、両面を焼いてホッ
トケーキを製造した。
【0019】10人のパネラーで構成されるパネルテス
トで、得られたホットケーキの風味(香り、甘さ、こく
み)を評価した。評価結果を表1に示す。
トで、得られたホットケーキの風味(香り、甘さ、こく
み)を評価した。評価結果を表1に示す。
【0020】表1に記載の記号は、それぞれ下記の意味
を有する。 AA:10人中8人以上が良好であると認識した。 BB:10人中5〜7人が良好であると認識した。 CC:10人中0〜4人が良好であると認識した。
を有する。 AA:10人中8人以上が良好であると認識した。 BB:10人中5〜7人が良好であると認識した。 CC:10人中0〜4人が良好であると認識した。
【0021】[実施例2]ケーキ用プレミックスとし
て、実施例1で使用した基本ケーキ用プレミックス9
9.5gと、グルコース−1−リン酸カルシウム塩0.
5gとからなるケーキ用プレミックス100gを使用し
た他は、実施例1におけると同様にしてホットケーキを
製造した。
て、実施例1で使用した基本ケーキ用プレミックス9
9.5gと、グルコース−1−リン酸カルシウム塩0.
5gとからなるケーキ用プレミックス100gを使用し
た他は、実施例1におけると同様にしてホットケーキを
製造した。
【0022】得られたホットケーキの風味を、実施例1
におけると同様にして評価した。評価結果を表1に示
す。
におけると同様にして評価した。評価結果を表1に示
す。
【0023】[実施例3]ケーキ用プレミックスとし
て、実施例1で使用した基本ケーキ用プレミックス9
9.8gと、グルコース−1−リン酸二カリウム塩0.
2gとからなるケーキ用プレミックス100gを使用し
た他は、実施例1におけると同様にしてホットケーキを
製造した。
て、実施例1で使用した基本ケーキ用プレミックス9
9.8gと、グルコース−1−リン酸二カリウム塩0.
2gとからなるケーキ用プレミックス100gを使用し
た他は、実施例1におけると同様にしてホットケーキを
製造した。
【0024】得られたホットケーキの風味を、実施例1
におけると同様にして評価した。評価結果を表1に示
す。
におけると同様にして評価した。評価結果を表1に示
す。
【0025】[実施例4]ケーキ用プレミックスとし
て、実施例1で使用した基本ケーキ用プレミックス9
9.8gと、グリセロリン酸カルシウム塩0.2gとか
らなるケーキ用プレミックス100gを使用した他は、
実施例1におけると同様にしてホットケーキを製造し
た。
て、実施例1で使用した基本ケーキ用プレミックス9
9.8gと、グリセロリン酸カルシウム塩0.2gとか
らなるケーキ用プレミックス100gを使用した他は、
実施例1におけると同様にしてホットケーキを製造し
た。
【0026】得られたホットケーキの風味を、実施例1
におけると同様にして評価した。評価結果を表1に示
す。
におけると同様にして評価した。評価結果を表1に示
す。
【0027】[比較例1]ケーキ用プレミックスとし
て、実施例1で使用した基本ケーキ用プレミックス10
0gを使用した他は、実施例1におけると同様にしてホ
ットケーキを製造した。
て、実施例1で使用した基本ケーキ用プレミックス10
0gを使用した他は、実施例1におけると同様にしてホ
ットケーキを製造した。
【0028】得られたホットケーキの風味を、実施例1
におけると同様にして評価した。評価結果を表1に示
す。
におけると同様にして評価した。評価結果を表1に示
す。
【0029】[比較例2]ケーキ用プレミックスとし
て、実施例1で使用した基本ケーキ用プレミックス9
9.8gと、グルコース0.2gとからなるケーキ用プ
レミックス100gを使用した他は、実施例1における
と同様にしてホットケーキを製造した。
て、実施例1で使用した基本ケーキ用プレミックス9
9.8gと、グルコース0.2gとからなるケーキ用プ
レミックス100gを使用した他は、実施例1における
と同様にしてホットケーキを製造した。
【0030】得られたホットケーキの風味を、実施例1
におけると同様にして評価した。評価結果を表1に示
す。
におけると同様にして評価した。評価結果を表1に示
す。
【0031】[比較例3]ケーキ用プレミックスとし
て、実施例1で使用した基本ケーキ用プレミックス9
9.8gと、リン酸化デンプン0.2gとからなるケー
キ用プレミックス100gを使用した他は、実施例1に
おけると同様にしてホットケーキを製造した。
て、実施例1で使用した基本ケーキ用プレミックス9
9.8gと、リン酸化デンプン0.2gとからなるケー
キ用プレミックス100gを使用した他は、実施例1に
おけると同様にしてホットケーキを製造した。
【0032】得られたホットケーキの風味を、実施例1
におけると同様にして評価した。評価結果を表1に示
す。
におけると同様にして評価した。評価結果を表1に示
す。
【0033】
【表1】
【0034】[実施例5]下記に示す配合及び製造法に
よりスポンジケーキを製造した。
よりスポンジケーキを製造した。
【0035】 (配合) 薄力小麦粉 1000g 砂糖(上白糖) 1000g 全卵 1400g 水 100g 製菓用乳化剤 50g グルコース−1−リン酸カルシウム塩 10g
【0036】(製造法)砂糖、全卵、水及び製菓用乳化
剤をミキサーボールに投入し、低速で30秒間混合した
後、これに薄力小麦粉及びグルコース−1−リン酸カル
シウム塩を加えて低速で30秒間混合して均一にし、次
いで、高速で4分間ホイップしてケーキ生地を調製し
た。この時のケーキ生地の温度は約20℃であり、見掛
比重は0.55であった。得られたケーキ生地の400
gを直径18cmのケーキ型に入れ、170±5℃に設
定した電気窯の中で40分間焼き上げてスポンジケーキ
を製造した。
剤をミキサーボールに投入し、低速で30秒間混合した
後、これに薄力小麦粉及びグルコース−1−リン酸カル
シウム塩を加えて低速で30秒間混合して均一にし、次
いで、高速で4分間ホイップしてケーキ生地を調製し
た。この時のケーキ生地の温度は約20℃であり、見掛
比重は0.55であった。得られたケーキ生地の400
gを直径18cmのケーキ型に入れ、170±5℃に設
定した電気窯の中で40分間焼き上げてスポンジケーキ
を製造した。
【0037】焼き上げた後、室温で一昼夜放置したスポ
ンジケーキについて、実施例1におけると同様にしてそ
の風味を評価した。評価結果を表2に示す。表2に記載
の記号は、表1に記載の記号と同じ意味を有する。
ンジケーキについて、実施例1におけると同様にしてそ
の風味を評価した。評価結果を表2に示す。表2に記載
の記号は、表1に記載の記号と同じ意味を有する。
【0038】[実施例6]スポンジケーキの配合のう
ち、グルコース−1−リン酸カルシウム塩の量を15g
にした他は、実施例5におけると同様にしてスポンジケ
ーキを製造した。得られたスポンジケーキの風味を、実
施例5におけると同様にして評価した。評価結果を表2
に示す。
ち、グルコース−1−リン酸カルシウム塩の量を15g
にした他は、実施例5におけると同様にしてスポンジケ
ーキを製造した。得られたスポンジケーキの風味を、実
施例5におけると同様にして評価した。評価結果を表2
に示す。
【0039】[実施例7]スポンジケーキの配合のう
ち、グルコース−1−リン酸カルシウム塩の代わりにグ
ルコース−1−リン酸二カリウム塩を10g使用した他
は、実施例5におけると同様にしてスポンジケーキを製
造した。得られたスポンジケーキの風味を、実施例5に
おけると同様にして評価した。評価結果を表2に示す。
ち、グルコース−1−リン酸カルシウム塩の代わりにグ
ルコース−1−リン酸二カリウム塩を10g使用した他
は、実施例5におけると同様にしてスポンジケーキを製
造した。得られたスポンジケーキの風味を、実施例5に
おけると同様にして評価した。評価結果を表2に示す。
【0040】[実施例8]スポンジケーキの配合のう
ち、グルコース−1−リン酸カルシウム塩の代わりにグ
リセロリン酸カルシウム塩を10g使用した他は、実施
例5におけると同様にしてスポンジケーキを製造した。
得られたスポンジケーキの風味を、実施例5におけると
同様にして評価した。評価結果を表2に示す。
ち、グルコース−1−リン酸カルシウム塩の代わりにグ
リセロリン酸カルシウム塩を10g使用した他は、実施
例5におけると同様にしてスポンジケーキを製造した。
得られたスポンジケーキの風味を、実施例5におけると
同様にして評価した。評価結果を表2に示す。
【0041】[比較例4]スポンジケーキの配合のう
ち、グルコース−1−リン酸カルシウム塩を使用しなか
った他は、実施例5におけると同様にしてスポンジケー
キを製造した。得られたスポンジケーキの風味を、実施
例5におけると同様にして評価した。評価結果を表2に
示す。
ち、グルコース−1−リン酸カルシウム塩を使用しなか
った他は、実施例5におけると同様にしてスポンジケー
キを製造した。得られたスポンジケーキの風味を、実施
例5におけると同様にして評価した。評価結果を表2に
示す。
【0042】[比較例5]スポンジケーキの配合のう
ち、グルコース−1−リン酸カルシウム塩の代わりにグ
ルコースを15g使用した他は、実施例5におけると同
様にしてスポンジケーキを製造した。得られたスポンジ
ケーキの風味を、実施例5におけると同様にして評価し
た。評価結果を表2に示す。
ち、グルコース−1−リン酸カルシウム塩の代わりにグ
ルコースを15g使用した他は、実施例5におけると同
様にしてスポンジケーキを製造した。得られたスポンジ
ケーキの風味を、実施例5におけると同様にして評価し
た。評価結果を表2に示す。
【0043】[比較例6]スポンジケーキの配合のう
ち、グルコース−1−リン酸カルシウム塩の代わりにリ
ン酸化デンプンを10g使用した他は、実施例5におけ
ると同様にしてスポンジケーキを製造した。得られたス
ポンジケーキの風味を、実施例5におけると同様にして
評価した。評価結果を表2に示す。
ち、グルコース−1−リン酸カルシウム塩の代わりにリ
ン酸化デンプンを10g使用した他は、実施例5におけ
ると同様にしてスポンジケーキを製造した。得られたス
ポンジケーキの風味を、実施例5におけると同様にして
評価した。評価結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】[実施例9]下記の配合で調製した天ぷら
粉100gと水150gとを十分掻き雑ぜて、天ぷら衣
用生地を作った。
粉100gと水150gとを十分掻き雑ぜて、天ぷら衣
用生地を作った。
【0046】 天ぷら粉の配合(重量部) 小麦粉 90 コーンスターチ 10 卵黄粉 2 卵白粉 1 ベーキングパウダー 1 グルコース−1−リン酸カルシウム塩 0.5
【0047】上記の天ぷら衣用生地を使用し、種として
ナス、ピーマン、さつまいも及びエビを使用し、天ぷら
油として植物性サラダ油を使用し、揚げ温度180℃
で、揚げ時間ナス:1.5分間、ピーマン:1.0分
間、さつまいも:2.5分間及びエビ:2.0分間で天
ぷらを揚げた。
ナス、ピーマン、さつまいも及びエビを使用し、天ぷら
油として植物性サラダ油を使用し、揚げ温度180℃
で、揚げ時間ナス:1.5分間、ピーマン:1.0分
間、さつまいも:2.5分間及びエビ:2.0分間で天
ぷらを揚げた。
【0048】得られた天ぷらについて下記の方法により
評価した。評価結果を表3に示す。
評価した。評価結果を表3に示す。
【0049】評価方法 上記の種のそれぞれの天ぷらについて試食アンケートを
行い、天ぷらとしておいしいかどうか、種の味が引き立
っているかどうかの二点の質問に対する回答から、評価
した。表3に記載の記号は、それぞれ下記の意味を有す
る。
行い、天ぷらとしておいしいかどうか、種の味が引き立
っているかどうかの二点の質問に対する回答から、評価
した。表3に記載の記号は、それぞれ下記の意味を有す
る。
【0050】(天ぷらとしての味) aa:10人中8人以上が良好であると認識した。 bb:10人中5〜7人が良好であると認識した。 cc:10人中0〜4人が良好であると認識した。
【0051】(種の味) aa:10人中8人以上が種の味が引き立っていると認
識した。 bb:10人中5〜7人が種の味が引き立っていると認
識した。 cc:10人中0〜4人が種の味が引き立っていると認
識した。
識した。 bb:10人中5〜7人が種の味が引き立っていると認
識した。 cc:10人中0〜4人が種の味が引き立っていると認
識した。
【0052】[実施例10]天ぷら粉の配合のうち、グ
ルコース−1−リン酸カルシウム塩の量を1重量部にし
た他は、実施例9におけると同様にして天ぷらを揚げ
た。得られた天ぷらについて、実施例9におけると同様
にして評価した。評価結果を表3に示す。
ルコース−1−リン酸カルシウム塩の量を1重量部にし
た他は、実施例9におけると同様にして天ぷらを揚げ
た。得られた天ぷらについて、実施例9におけると同様
にして評価した。評価結果を表3に示す。
【0053】[実施例11]天ぷら粉の配合のうち、コ
ーンスターチ及びベーキングパウダーを使用しなかった
他は、実施例10におけると同様にして天ぷらを揚げ
た。得られた天ぷらについて、実施例9におけると同様
にして評価した。評価結果を表3に示す。
ーンスターチ及びベーキングパウダーを使用しなかった
他は、実施例10におけると同様にして天ぷらを揚げ
た。得られた天ぷらについて、実施例9におけると同様
にして評価した。評価結果を表3に示す。
【0054】[比較例7]天ぷら粉の配合のうち、グル
コース−1−リン酸カルシウム塩を使用しなかった他
は、実施例9におけると同様にして天ぷらを揚げた。得
られた天ぷらについて、実施例9におけると同様にして
評価した。評価結果を表3に示す。
コース−1−リン酸カルシウム塩を使用しなかった他
は、実施例9におけると同様にして天ぷらを揚げた。得
られた天ぷらについて、実施例9におけると同様にして
評価した。評価結果を表3に示す。
【0055】[比較例8]天ぷら粉の配合のうち、グル
コース−1−リン酸カルシウム塩を使用しなかった他
は、実施例11におけると同様にして天ぷらを揚げた。
得られた天ぷらについて、実施例9におけると同様にし
て評価した。評価結果を表3に示す。
コース−1−リン酸カルシウム塩を使用しなかった他
は、実施例11におけると同様にして天ぷらを揚げた。
得られた天ぷらについて、実施例9におけると同様にし
て評価した。評価結果を表3に示す。
【0056】
【表3】
【0057】[実施例12]下記に示す配合に基づき7
0%中種法により食パンを製造した。
0%中種法により食パンを製造した。
【0058】 (配合) 中種配合(重量部) 本捏配合(重量部) 強力小麦粉 70 30 イースト 2 イーストフード 0.1 水 40 25 食塩 2 砂糖 5 脱脂粉乳 2 油脂 5 グルコース−1−リン酸カルシウム塩 0.3
【0059】(製造法)縦型ミキサー(関東ミキサー1
0コート)、フックを用い、上記の配合の中種材料をボ
ールに入れ、低速2分、中高速1分で混捏し、捏上温度
を27℃とし、中種生地を調製する。
0コート)、フックを用い、上記の配合の中種材料をボ
ールに入れ、低速2分、中高速1分で混捏し、捏上温度
を27℃とし、中種生地を調製する。
【0060】ついでこの生地を発酵(中種発酵)させ
る。この時の条件は、中種発酵温度:27℃、中種発酵
相対湿度:75%、中種発酵時間:4時間30分、中種
発酵終点品温:29.5℃である。
る。この時の条件は、中種発酵温度:27℃、中種発酵
相対湿度:75%、中種発酵時間:4時間30分、中種
発酵終点品温:29.5℃である。
【0061】次に、この中種発酵生地に、上記の本捏配
合材料を添加し(ただし、油脂だけは混捏の途中で添加
した)、低速3分、中高速4分で混捏した後に、油脂を
添加し、更に低速2分、中高速3分で混捏し、本捏生地
とする。この時の生地温度は約27.5℃である。
合材料を添加し(ただし、油脂だけは混捏の途中で添加
した)、低速3分、中高速4分で混捏した後に、油脂を
添加し、更に低速2分、中高速3分で混捏し、本捏生地
とする。この時の生地温度は約27.5℃である。
【0062】次に、混捏でダメージを受けた生地を回復
させるためにフロアータイムを20分とり、この後に4
50gの生地に分割する。分割でダメージを受けた生地
を回復させるためにベンチタイムを室温で20分とり、
モルダーで整形する。
させるためにフロアータイムを20分とり、この後に4
50gの生地に分割する。分割でダメージを受けた生地
を回復させるためにベンチタイムを室温で20分とり、
モルダーで整形する。
【0063】次に、整形物をワンローフのパン型に入
れ、発酵(ホイロ)を行う。ホイロの条件は、ホイロ温
度:37℃、ホイロ相対湿度:80%、ホイロ時間:4
0分である。
れ、発酵(ホイロ)を行う。ホイロの条件は、ホイロ温
度:37℃、ホイロ相対湿度:80%、ホイロ時間:4
0分である。
【0064】このようにして調製したパン生地を210
℃のオーブンで30分間焼成する。
℃のオーブンで30分間焼成する。
【0065】[比較例9]グルコース−1−リン酸カル
シウム塩を使用しなかった他は実施例12におけると同
様にして食パンを製造した。
シウム塩を使用しなかった他は実施例12におけると同
様にして食パンを製造した。
【0066】20人のパネラーで構成されるパネルテス
トで、実施例12及び比較例9で得られた食パンについ
て相対評価を行なった。評価結果を表4に示す。
トで、実施例12及び比較例9で得られた食パンについ
て相対評価を行なった。評価結果を表4に示す。
【0067】
【表4】
【0068】[実施例13]市販の米(茨城産、コシヒ
カリ、新米)を、米の1.3倍重量の水に入れ、この混
合物に更に、米の0.3重量%のグルコース−1−リン
酸カルシウム塩を添加し、30分間室温で浸漬維持した
後炊飯し、炊き上がった後15分間蒸らして、米飯を作
った。この米飯について、官能検査(パネラー10名に
よる5点法)を行った。その評価結果(パネラー10名
の平均値)を表5に示す。表5に於いて得点の多い方が
良好であることを示す。
カリ、新米)を、米の1.3倍重量の水に入れ、この混
合物に更に、米の0.3重量%のグルコース−1−リン
酸カルシウム塩を添加し、30分間室温で浸漬維持した
後炊飯し、炊き上がった後15分間蒸らして、米飯を作
った。この米飯について、官能検査(パネラー10名に
よる5点法)を行った。その評価結果(パネラー10名
の平均値)を表5に示す。表5に於いて得点の多い方が
良好であることを示す。
【0069】[実施例14]米として市販の標準米(新
米)を使用した他は、実施例13に於けると同様にして
米飯を作った。この米飯について実施例13に於けると
同様にして官能検査した。その評価結果を表5に示す。
米)を使用した他は、実施例13に於けると同様にして
米飯を作った。この米飯について実施例13に於けると
同様にして官能検査した。その評価結果を表5に示す。
【0070】[実施例15]米として市販の標準米(古
米)を使用した他は、実施例13に於けると同様にして
米飯を作った。この米飯について実施例13に於けると
同様にして官能検査した。その評価結果を表5に示す。
米)を使用した他は、実施例13に於けると同様にして
米飯を作った。この米飯について実施例13に於けると
同様にして官能検査した。その評価結果を表5に示す。
【0071】[実施例16]グルコース−1−リン酸カ
ルシウム塩の代わりに、グリセロリン酸カルシウムを米
の0.3重量%添加した他は、実施例13に於けると同
様にして米飯を作った。この米飯について実施例13に
於けると同様にして官能検査した。その評価結果を表5
に示す。
ルシウム塩の代わりに、グリセロリン酸カルシウムを米
の0.3重量%添加した他は、実施例13に於けると同
様にして米飯を作った。この米飯について実施例13に
於けると同様にして官能検査した。その評価結果を表5
に示す。
【0072】[比較例10]グルコース−1−リン酸カ
ルシウム塩を添加しなかった他は、実施例13に於ける
と同様にして米飯を作った。この米飯について実施例1
3に於けると同様にして官能検査した。その評価結果を
表5に示す。
ルシウム塩を添加しなかった他は、実施例13に於ける
と同様にして米飯を作った。この米飯について実施例1
3に於けると同様にして官能検査した。その評価結果を
表5に示す。
【0073】[比較例11]グルコース−1−リン酸カ
ルシウム塩を添加しなかった他は、実施例14に於ける
と同様にして米飯を作った。この米飯について実施例1
3に於けると同様にして官能検査した。その評価結果を
表5に示す。
ルシウム塩を添加しなかった他は、実施例14に於ける
と同様にして米飯を作った。この米飯について実施例1
3に於けると同様にして官能検査した。その評価結果を
表5に示す。
【0074】[比較例12]グルコース−1−リン酸カ
ルシウム塩を添加しなかった他は、実施例15に於ける
と同様にして米飯を作った。この米飯について実施例1
3に於けると同様にして官能検査した。その評価結果を
表5に示す。
ルシウム塩を添加しなかった他は、実施例15に於ける
と同様にして米飯を作った。この米飯について実施例1
3に於けると同様にして官能検査した。その評価結果を
表5に示す。
【0075】[比較例13]グルコース−1−リン酸カ
ルシウム塩の代わりに、グルコースを米の0.3重量%
添加した他は、実施例13に於けると同様にして米飯を
作った。この米飯について実施例13に於けると同様に
して官能検査した。その評価結果を表5に示す。
ルシウム塩の代わりに、グルコースを米の0.3重量%
添加した他は、実施例13に於けると同様にして米飯を
作った。この米飯について実施例13に於けると同様に
して官能検査した。その評価結果を表5に示す。
【0076】[比較例14]グルコース−1−リン酸カ
ルシウム塩の代わりに、塩化カルシウムを米の0.3重
量%添加した他は、実施例13に於けると同様にして米
飯を作った。この米飯について実施例13に於けると同
様にして官能検査した。その評価結果を表5に示す。
ルシウム塩の代わりに、塩化カルシウムを米の0.3重
量%添加した他は、実施例13に於けると同様にして米
飯を作った。この米飯について実施例13に於けると同
様にして官能検査した。その評価結果を表5に示す。
【0077】
【表5】
【0078】[実施例17]実施例13で作った米飯
に、市販の「すしの素」(粉末)を加えてすし飯を作っ
た。
に、市販の「すしの素」(粉末)を加えてすし飯を作っ
た。
【0079】[比較例15]比較例10で作った米飯
に、実施例17に於けると同様にして市販の「すしの
素」(粉末)を加えてすし飯を作った。
に、実施例17に於けると同様にして市販の「すしの
素」(粉末)を加えてすし飯を作った。
【0080】20人のパネラーで構成されるパネルテス
トで、実施例17及び比較例15で得られたすし飯につ
いて相対評価を行った。評価結果を表6に示す。
トで、実施例17及び比較例15で得られたすし飯につ
いて相対評価を行った。評価結果を表6に示す。
【0081】
【表6】
【0082】表1〜表6の結果から、各実施例に示す本
発明の風味改良剤を添加した加熱調理食品は、各比較例
に示す本発明の風味改良剤を添加しなかったもの及び他
の類似の化合物を添加したものに比較して、顕著に風味
及び食感が優れていることが明らかである。
発明の風味改良剤を添加した加熱調理食品は、各比較例
に示す本発明の風味改良剤を添加しなかったもの及び他
の類似の化合物を添加したものに比較して、顕著に風味
及び食感が優れていることが明らかである。
【0083】
【発明の効果】本発明の加熱調理食品風味改良剤は、パ
ン、ケーキ、天ぷら、米飯その他の加熱調理食品に、調
理前又は調理中に添加することにより、その風味を改良
し旨い食品にすることができるという優れた効果を奏す
る。
ン、ケーキ、天ぷら、米飯その他の加熱調理食品に、調
理前又は調理中に添加することにより、その風味を改良
し旨い食品にすることができるという優れた効果を奏す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小御門 雅典 茨城県鹿島郡波崎町土合本町4丁目9809− 6 (72)発明者 稲岡 説二郎 茨城県鹿島郡波崎町土合本町1丁目8762− 23 (72)発明者 前田 秀夫 茨城県鹿島郡波崎町土合本町1丁目8762− 23
Claims (1)
- 【請求項1】 糖リン酸エステル、ポリオールリン酸エ
ステル、及びこれらの塩からなる群から選択された、一
種又は二種以上の化合物を含有することを特徴とする加
熱調理食品用風味改良剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289268A JPH0595765A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 加熱調理食品用風味改良剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3289268A JPH0595765A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 加熱調理食品用風味改良剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0595765A true JPH0595765A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17740963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3289268A Withdrawn JPH0595765A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 加熱調理食品用風味改良剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0595765A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0719783A3 (en) * | 1994-08-11 | 1999-02-10 | Ezaki Glico Co., Ltd. | Phosphorylated saccharide and method for producing the same |
JP2002253141A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-10 | Ezaki Glico Co Ltd | リン酸化糖を味質改善剤として含有する飲食物 |
JP2005002090A (ja) * | 2003-05-16 | 2005-01-06 | Kao Corp | ビタミンd様活性代替用剤 |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP3289268A patent/JPH0595765A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0719783A3 (en) * | 1994-08-11 | 1999-02-10 | Ezaki Glico Co., Ltd. | Phosphorylated saccharide and method for producing the same |
US6268182B1 (en) | 1994-08-11 | 2001-07-31 | Ezaki Glico Co., Ltd. | Method and producing phosphorylated saccharides |
JP2002253141A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-10 | Ezaki Glico Co Ltd | リン酸化糖を味質改善剤として含有する飲食物 |
JP2005002090A (ja) * | 2003-05-16 | 2005-01-06 | Kao Corp | ビタミンd様活性代替用剤 |
JP4634027B2 (ja) * | 2003-05-16 | 2011-02-16 | 花王株式会社 | ビタミンd様活性代替用剤 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |