JPH059551U - 高圧蒸気滅菌器 - Google Patents

高圧蒸気滅菌器

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JPH059551U
JPH059551U JP5748091U JP5748091U JPH059551U JP H059551 U JPH059551 U JP H059551U JP 5748091 U JP5748091 U JP 5748091U JP 5748091 U JP5748091 U JP 5748091U JP H059551 U JPH059551 U JP H059551U
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JP
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chamber
shaft
arm member
hole
pressure steam
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JP5748091U
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正 米山
弘文 福谷
祐一 西崎
憲一 川田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はチャンバー蓋の開閉作業を簡単に、
しかも確実に行なうことができる高圧蒸気滅菌器を提供
すること。 【構成】 被滅菌物を収納する筒状のチャンバー1と、
このチャンバーの開口部3に跨がって配設したアーム部
材5と、このアーム部材に固定された前記チャンバー1
の開口部3を施蓋するチャンバー蓋4と、からなる高圧
蒸気滅菌器に於て、前記アーム部材5の一端はチャンバ
ー1の片側に回動自在に支持され、他端には施蓋のため
の上下可動可能な軸12を保持する取付金具9が取付け
られ、前記軸12は前記アーム部材5に設けられた穴2
0及びチャンバー1に取付けられた支持部材17に設け
られた穴18、19に挿通する構成とするとともに、前
記軸12を前記取付金具9に対し垂直且つ、揺動自在と
なるように取付けて構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は医療用具等の滅菌、乾燥を行う高圧蒸気滅菌器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、蒸気滅菌器に於てはチャンバーとチャンバー蓋の密閉手段として例えば 実開昭56−56336に示すような構造がある。この装置は、図5に示すよう にチャンバーの開口部を密閉するチャンバー蓋aに取付けられたアームbの一側 部を回動可能に支持し、そのアームbの他側部に切欠部cを設け、この切欠部c に対して挿入可能なハンドル係合軸dの後部を回動可能に支持し、ハンドル係合 軸dの先端部には、締付筒eをネジ係合し、この締付筒eに複数のハンドルfを 設けてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の構成はハンドル係合軸dを回動して切欠部cに嵌合し、ハンドルfの回 動操作によって締付筒eを軸方向に移動して締付筒eの先端部でアームbをチャ ンバーに向けて押し付けるという方法であり、作業に手間がかかるという問題が あった。そこで、本考案は以上の欠点を考慮して作業者の作業を容易にする高圧 蒸気滅菌器を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、被滅菌物を収納する筒状のチャンバーと、該チャンバーの開口部に 跨がって配設したアーム部材と、該アーム部材に固定された前記チャンバーの開 口部を施蓋するチャンバー蓋と、からなる高圧蒸気滅菌器に於て、前記アーム部 材の一端は前記チャンバーの一側に回動自在に支持され、他端には施蓋のための 上下可動可能な軸を保持する取付金具が取付けられ、前記軸は前記アーム部材に 設けられた穴及びチャンバーに取付けられた支持部材に設けられた穴に挿通する 構成とするとともに、前記軸を前記取付金具に対し垂直且つ、揺動自在となるよ うに取付けたものである。
【0005】 さらに、上記構成に於て、前記軸の太さを、施蓋状態に於て前記支持部材の穴 に位置する部分よりも、アーム部材に設けられた穴に位置する部分を太くしたも のである。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、ロック用の軸の軸線とこの軸が挿通される穴の軸線にズレ がある場合、軸の端面が当たり、穴に入りにくいが、軸の取付けが水平方向に揺 動自在であるため、ズレを補正して穴に容易に挿通することができる。
【0007】 また、滅菌時にチャンバー蓋に加わる圧力を軸の太径部を介してチャンバーに 取付けた支持部材により受止め、取付金具に加わる力を低減してこの金具の破損 を防止する。
【0008】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。図1に示すように被滅菌物 を収納する筒状のチャンバー1が箱体形状の枠体2の中に配置され、チャンバー 1の開口部3は前面に設けられている。この開口部3はパッキングを有するチャ ンバー蓋4によって密閉される。チャンバー蓋4は開口部3に跨がって配設した アーム部材5に取付けられ、このアーム部材5はヒンジ6により水平方向に回動 自在に枢着されている。ヒンジ6は枠体2の前面から突出した状態でチャンバー 1の側壁に固着されている。アーム部材5の他端には、このアーム部材5に設け た鉛直方向の穴に2本のガイド軸7、7を挿通しており、このガイド軸7、7は ガイド軸取付金具8によりチャンバー蓋4に固定されている。また、ガイド軸7 、7には上下に移動自在に取付金具9が取付けられ、この取付金具9には、図3 に示すように、下部を太径部10、上部を細径部11としたロック軸12が取付 けられている。このロック軸12は、取付金具9に設けた穴13に細径部11を 挿入し、バネ14を組込んで圧縮状態で保持すべくバネ支持金具15及び取付ネ ジ16で取付けられている。
【0009】 枠体2の前面にはアーム部材5の先端を受け入れる支持金具17がチャンバー 1の側面に固定して設けられている。そして、ロック軸12の太径部10が挿通 されて、チャンバー蓋4を施蓋するように、この支持金具17及びアーム部材5 の先端にはロック軸12の太径部10が挿入される鉛直方向の穴18、19及び 20が設けられている。尚、アーム部材5に設けられた鉛直方向の穴20の内径 は、ロック軸12が挿通したとき僅かな隙間ができる程度としている。取付金具 9には、これを上下に移動させるツマミ21が設けられている。
【0010】 上記の構成において使用者が施蓋する場合、ツマミ21を持って取付金具9を 上方へ押し上げた状態でチャンバー蓋4をチャンバー開口部3へ押しつけ、支持 金具17に設けた鉛直方向の穴18、19及びアーム部材5に設けた穴20にロ ック軸12が挿通するようにしてツマミ21を下方へ押し下げるという操作を必 要とする。この時、ロック軸12の軸線Lとアーム部材5の穴20の軸線Mが一 致している時は、ツマミ21を下方へ押し下げることが容易であるが、軸線がズ レていて一致していないときは、ロック軸12は鉛直方向の穴20にスムーズに 入らないたるめ容易に押し下げることはできない。
【0011】 上記不具合を解消するために例えば、軸線のズレを補正するようにアーム部材 5の穴20の内径をロック軸10の外径よりかなり大きくしておくという方法が 考えられるが、この方法では、チャンバー蓋4に対し滅菌工程で圧力による荷重 がかかった場合、荷重を受ける部材は、支持金具17ではなく、取付金具9とな るので、取付金具9を強度的に充分な部材で設計する必要が生じる。
【0012】 ところが、本実施例では、取付金具9に設けた穴13にロック軸12の細径部 11を挿入し、バネ14を組込んで、圧縮状態で保持しているので、ロック軸1 2に水平方向の力を加えた時ロック軸12は、取付金具9の穴13の周囲の座を 支点として円弧運動を行うことができ、また、取付金具9の穴13の内径とこの 穴13を通るロック軸12の細径部11の外径の差を大きくとってこの範囲内で 水平に移動して軸線Lの位置を変えることができる構成としているので、ロック 軸12の軸線Lとアーム部材5の穴20の軸線Mが一致していない状態で、ツマ ミ21を下方へ押し下げた時、ロック軸12の面取加工部先端が、図3に破線a で示すように、アーム部材5の鉛直方向の穴20の入口端面に当たり、更にツマ ミ21を押し下げようとする力によりロック軸12の先端に水平方向の力が働い て、ロック軸12が揺動し、鉛直方向の穴20に挿通しようとする。この時、ロ ック軸12は軸線L、Mが一致しようとする方向に水平移動して、図3に破線b で示すように穴20に挿入される。さらに押し下げると、穴19に挿通すること ができるというものである。
【0013】 上記のようにして、ロック軸12を挿通して施蓋した後、滅菌のための各種工 程の運転が行われる。滅菌工程中及び排気工程が完全に終了する迄はチャンバー 1内の圧力が大気圧よりも高くなっているため、不用意にチャンバー蓋4を開け た場合、チャンバー1内の高温高圧蒸気が飛び出して非常に危険である。そこで 、図4に示すように、施蓋状態において支持金具17の穴18、19内に位置す るロック軸12の太径部10の外径を小さくして段差部22、23を形成しても よい。この構成により、チャンバー内圧力によってチャンバー蓋4が受けた荷重 がロック軸12に伝った状態で、無理にロック軸12を上方へ押し上げようとし た際、段差部22が支持金具17の穴18の周囲に当たって抵抗力が発生し、ロ ックがかかった状態となり、安全性を確保することができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は上記の様に構成したものであるから、使用者がチャンバーの施蓋を安 全且つ容易に行うことができる蒸気滅菌器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の高圧蒸気滅菌器の外観斜視図である。
【図2】図1の要部拡大図で、同図(イ)は正面図、同
図(ロ)は側面図である。
【図3】図2のA−A拡大断面図である。
【図4】ロック軸の他の構造を示す要部断面図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 チャンバー 2 枠体 4 チャンバー蓋 5 アーム部材 9 取付金具 12 ロック軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西崎 祐一 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)考案者 川田 憲一 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被滅菌物を収納する筒状のチャンバー
    と、該チャンバーの開口部に跨がって配設したアーム部
    材と、該アーム部材に固定された前記チャンバーの開口
    部を施蓋するチャンバー蓋と、からなる高圧蒸気滅菌器
    に於て、前記アーム部材の一端は前記チャンバーの一側
    に回動自在に支持され、他端には施蓋のための上下可動
    可能な軸を保持する取付金具が取付けられ、前記軸は前
    記アーム部材に設けられた穴及び前記チャンバーに取付
    けられた支持部材に設けられた穴に挿通する構成とする
    とともに、前記軸を前記取付金具に対し垂直且つ、揺動
    自在となるように取付けたことを特徴とする高圧蒸気滅
    菌器。
  2. 【請求項2】 前記軸の太さを、施蓋状態に於て前記支
    持部材の穴に位置する部分よりも、アーム部材に設けら
    れた穴に位置する部分を太くしたことを特徴とする請求
    項1に記載の高圧蒸気滅菌器。
JP5748091U 1991-07-23 1991-07-23 高圧蒸気滅菌器 Expired - Lifetime JP2529427Y2 (ja)

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