JPH0595514A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0595514A
JPH0595514A JP3280320A JP28032091A JPH0595514A JP H0595514 A JPH0595514 A JP H0595514A JP 3280320 A JP3280320 A JP 3280320A JP 28032091 A JP28032091 A JP 28032091A JP H0595514 A JPH0595514 A JP H0595514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
vertical
horizontal
pixels
composite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3280320A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Imai
正晴 今井
Junzo Sakurai
順三 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP3280320A priority Critical patent/JPH0595514A/ja
Publication of JPH0595514A publication Critical patent/JPH0595514A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイナミックレンジを向上させるため画素面
積を大きくしても、信号電流を画素面積の増大に見合っ
て大にすることの可能なCMD画素を用いた固体撮像装
置及びその製造方法を提供する。 【構成】 CMDからなる画素1を垂直方向又は水平方
向あるいは垂直及び水平方向に複数個配列した画素アレ
イで単位複合画素2を構成し、この単位複合画素2を垂
直及び水平方向に複数個配列した複合画素アレイと、こ
の複合画素アレイを順次選択読み出しを行う垂直走査回
路6と水平走査回路7と水平選択スイッチ8とで固体撮
像装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光生成電荷の蓄積に
よるゲート電極下の表面電位変化でチャネル電流を制御
する内部増幅型電荷変調素子(Charge Modulation Devi
ce,以下CMDと略称する)を光電変換素子として用い
た固体撮像装置に関し、特に様々な画素ピッチに対応さ
せて複数個の画素を単位複合画素とした固体撮像装置及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固体撮像装置は半導体加工技術の
進歩によって技術革新が目ざましく、特に画素寸法の縮
小化は急速に進んでいる。画素寸法縮小の代表例とし
て、カムコーダー用の固体撮像装置の受光エリアが、こ
れまでの2/3インチ光学系から1/2インチ系、ある
いは更に1/3インチ系へと小さくなっていることが挙
げられる。この場合、撮像性能はノイズ低減やマイクロ
レンズを用いた開口率アップ等の付加技術により従来品
レベルを維持し、且つ素子寸法を小さくしたことによる
収量増加,歩留り向上によって、低価格化が可能とな
り、画素縮小化が固体撮像装置の市場拡大の原動力とも
なっている。
【0003】一方、民生品向けの小型化,低価格化の要
請とは別に、撮像性能を第一優先とする産業用のニーズ
も厳然として存在し、こうした用途では一般に感度やダ
イナミックレンジなどが重視される。感度やダイナミッ
クレンジに関する性能を落とさないためには、画素寸法
は大きい方が有利であり、したがって性能を優先させる
用途向けの、より大きい画素を用いた固体撮像装置の開
発は、今後も続けられて行くものと予想される。
【0004】しかしこうした撮像性能重視の用途に対し
て、実際に開発されている固体撮像素子はMOS型イメ
ージャーが多く、CCD型イメージャーが用いられる例
は少ない。その理由はCCDの場合、大面積画素により
転送ピッチが増加し、それによる転送効率の低下への配
慮が必要となるなど、素子設計上、狭ピッチのCCD設
計とは違った難しさがあるため、開発費が高くなってし
まうことに依る。
【0005】これに対し、MOS型イメージャーの場合
には、画素の開口部面積比率が大きくなった分だけ、画
素信号電荷が増加するだけで、素子設計上の難しさなど
の不利な要素は少ない。しかしながらMOS型イメージ
ャーにおいては、ある程度以上の駆動速度で動作させよ
うとすると、信号読み出しライン上の信号電荷の充放電
動作が動作周期内で完了しないため、解像度の低下をも
たらし、利用範囲が限定されるという問題がある。
【0006】このようなMOS型,CCD型イメージャ
ーに対して、本件発明者等は、画素内部に信号電荷増幅
機構を備えた内部増幅型撮像素子の開発を行ってきてい
る。特にCMDイメージャーは素子構造の単純さによ
り、画素寸法の縮小化を急速に進めてきており、CCD
型イメージャーのチップ小型化の開発ペースに今後とも
ほぼ追随していけるものと予想されている。また上述し
たMOS型イメージャーの高速動作時の性能低下は、C
MDイメージャーにおいてはかなり小さく抑えられる。
それは、CMD画素が信号線に沿って信号電流を能動的
に駆動し、出力回路は電流検出回路を用いているため、
高速信号検出に適した読み出し方式を採っていることに
依る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CMDイメ
ージャーは、画素寸法の微細化及び高速動作時の撮像性
能に優れるなどの特徴を有しながら、上述した撮像性能
重視の大面積画素撮像素子として活用されてこなかっ
た。その第1の理由は、CMD画素においては画素寸法
を大きくしても、一般にそれに見合って信号電流が大き
くならず、したがって画素寸法を大きくしただけのメリ
ットが得られないということである。
【0008】次にこの点について詳細に説明する。CM
D画素の信号電流は、リング状のゲート電極の放射方向
ゲート長Lと周囲長方向ゲート幅Wを用いて、ほぼW/
Lに比例して決まる。一方、画素のダイナミックレンジ
は蓄積飽和電荷量と暗電荷実効値との比で与えられる
が、このダイナミックレンジを大きくするための実効的
解決手段は、蓄積飽和電荷量を出来る限り大きくするこ
とにある。その方法としては、CMD画素のゲート電極
面積を大きくするか、ゲート電極下の絶縁膜を薄くする
か、どちらかである。絶縁膜を薄くする方法は、CMD
画素の暗電荷を増加させる効果があるため、最終的には
ゲート電極面積を大きくする方法に限られる。CMD画
素のリング状ゲート電極において、ゲート電極面積を大
きくするには、リング外径は画素境界で制限されるた
め、リング状ゲートの内径を小さくすることに集約され
る。
【0009】ところが、画素の信号電流の面からみる
と、ダイナミックレンジを大きくするためリング状ゲー
ト電極の内径を小さくすると、CMD実効ゲート長が増
加し、それにより信号電流が低下(感度以下)するた
め、ダイナミックレンジの向上と信号電流の増加が両立
しないという事情があった。
【0010】本発明は、従来のCMD画素を用いた固体
撮像装置における上記問題点を解消するためになされた
もので、ダイナミックレンジを向上させるため画素面積
を大きくしても、画素信号電流を画素面積の増大に見合
って大にすることの可能なCMD画素を用いた固体撮像
装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】上記問題点を解
決するため、本発明は、CMDからなる画素を垂直方向
又は水平方向あるいは垂直及び水平方向に複数個配列し
てなる画素アレイをもって単位複合画素を構成し、この
単位複合画素を垂直及び水平方向に複数個配列した複合
画素アレイと、この複合画素アレイを順次選択読み出し
を行うための垂直選択回路と水平選択回路とで固体撮像
装置を構成するものである。
【0012】CMD画素においては、画素の各部の寸法
は画素寸法にほぼ比例して決められており、画素寸法が
小さくなっても画素面積に占める有効受光面積(CMD
画素においてはゲート電極面積)の比率、すなわち開口
率の大きな変化はない。そのため微小画素を複数個接続
して単位複合画素を構成した場合に通常予想される開口
率の低下は免れる。したがって、微小画素を複数個配列
して単位複合画素を構成することにより、画素寸法を大
にしたのに見合ってダイナミックレンジ(飽和蓄積電荷
量)及び信号電流を増加させることが可能となる。
【0013】また本発明の固体撮像装置の製造方法は、
CMDからなる画素を垂直方向又は水平方向あるいは垂
直及び水平方向に複数個配列してなる画素アレイをもっ
て単位複合画素を構成し、この単位複合画素を垂直及び
水平方向に複数個配列した複合画素アレイを備えた固体
撮像装置の製造方法において、CMDからなる画素を垂
直及び水平方向に複数個配列してなる画素アレイに対し
て、該画素アレイの画素ピッチに対応して垂直選択回路
及び水平選択回路を配列した基本パターンを作成し、画
素アレイと垂直選択回路及び水平選択回路との間の相互
配線、及び垂直選択回路内及び水平選択回路内の各走査
出力段間の相互配線を、前記複合画素アレイを形成する
ように配線層を変えて行って製造するものである。
【0014】このようにして製造することにより、製造
途中までは同一の製作工程で作られた半導体ウェーハに
対して、相互配線を行う配線層を取り換えるだけで、通
常の一画素を単位画素とするものも含め複数種類の単位
複合画素を有するCMD固体撮像装置を併行して製作す
ることができ、多品種少量生産に適した製造法を実現す
ることができる。
【0015】
【実施例】次に実施例について説明する。まず本発明に
係る固体撮像装置における単位複合画素の基本構成につ
いて説明する。図1にCMD微小画素(3〜10μm□)
1を2×2のマトリクス状に配列したものを単位複合画
素2として構成したものを示す。横方向に配列された微
小画素1の各ゲートは共通に接続されており、そしてそ
れぞれ画素選択線3-1,3-2に接続され、該画素選択線
3-1,3-2は選択線駆動用の垂直走査回路によって、共
通に選択されるように構成される。また縦方向に配列さ
れた微小画素1の各ソースに共通の垂直信号線4-1,4
-2がそれぞれ接続され、そしてこの垂直信号線4-1,4
-2から出力ビデオラインへの信号読み出しを行うための
水平選択スイッチが共通に選択されるように、水平走査
回路を構成し、単位複合画素2が単一画素と同じく扱え
るようにする。
【0016】あるいはまた、画素選択線3-1,3-2及び
垂直信号線4-1,4-2を単位複合画素2の内部で共通接
続するか、あるいは複合画素アレイ部と垂直走査回路及
び水平選択スイッチの中間部で共通接続を行い、単一画
素として扱えるようにすることもできる。
【0017】次に、CMD微小画素を2×2個配列して
単位複合画素を構成した方が、画素サイズを2倍とした
単一の画素に比べて性能上優れている点について説明す
る。図2の(A)は、画素ピッチLのCMD微小画素の
平面形状を示し、画素ピッチLに対する各部の概略寸法
を示している。この概略寸法を用いて、CMD微小画素
の有効受光面積、すなわち開口率を求める。八角形のゲ
ート電極の形状を円形で近似し、半透明のポリシリコン
ゲート電極上を垂直信号線が横切る部分(斜線部)を不
感領域として差し引くと、開口部面積A1 は次のように
表される。 A1 =π[(0.4L)2 −(0.2L)2 ]−2×(0.1L)×(0.2L) =(0.12π−0.04)・L2 ≒ 0.337L2
【0018】画素ピッチLの微小画素を2×2個配列し
た単位複合画素においても、画素の開口率は上記値と同
じである。またこの単位複合画素から得られる信号電流
は、微小画素の信号電流の単純に4倍となる。
【0019】一方、この複合画素と同じピッチ2Lの画
素を大きなリング状のゲート電極を有する単一のCMD
画素で構成しようとすると、リングの半径が2倍にな
り、ゲート電極のチャネル長を微小画素と同じ寸法(0.
2L)にすれば、ピッチ2LとしたCMD画素のW/L
は微小画素のW/Lの2倍程度にすぎず、他方、飽和蓄
積電荷量を決めるゲート電極面積A4 は、ゲート電極リ
ングの内径が、0.8L−0.2L=0.6Lとなるので、 A4 =π[(0.8L)2 −(0.6L)2 ]−2×(0.1L)×(0.2L) =(0.28π−0.04)・L2 ≒ 0.840L2 となって、微小画素の開口部面積A1 の約2.5倍にとど
まり、信号電流値及び画素の開口率のいずれにおいても
微小画素を2×2個配列した単位複合画素に比べて小さ
く、著しく不利である。
【0020】次に図1に示した単位複合画素2を2行2
列に配列して構成した本発明に係る固体撮像装置の実施
例を図3に基づいて説明する。2行2列の複合画素アレ
イ部5に対し、垂直走査回路6,水平走査回路7,水平
選択スイッチ8,出力回路9,出力ビデオライン10を備
えている。この実施例においては、垂直走査回路6の1
つの出力段に2つの微小画素選択線を共通接続し、微小
画素垂直信号線にはそれぞれ水平選択スイッチ8を設
け、水平走査回路7の1つの走査出力段で2つの水平選
択スイッチを選ぶように構成している。勿論、上記のよ
うに構成する代わりに、同一単位複合画素列に属する微
小画素に対応した垂直信号線をアレイ部の外で共通接続
し、1つの水平選択スイッチを介して出力ビデオライン
10につなげるように構成することも可能である。
【0021】なお、垂直走査回路6及び水平走査回路7
において、走査出力段の途中の斜線部と矢印は、もとも
とは走査出力段の回路配線パターンが配置されている領
域を金属配線等で飛び越して、次の走査出力段に配線
し、走査パルス信号の受け渡しをすることを示してい
る。
【0022】次に単位複合画素を用いて構成する固体撮
像装置の製造方法について説明する。まず予め微小画素
を単位画素とした垂直走査回路,水平走査回路及び水平
選択スイッチを備えたCMD固体撮像装置の基本パター
ン上に、垂直方向及び水平方向に2画素ずつ2×2個の
微小画素を配列した複合画素を単位画素とするような垂
直走査回路,水平走査回路及び水平選択スイッチの各配
線を行って構成するCMD固体撮像装置の製造方法を、
図3及び図4を用いて説明する。
【0023】図4に示すように、まず微小画素1をマト
リクス状に配列したアレイ部11に対して、垂直走査回路
6,水平走査回路7,水平選択スイッチ8,出力回路
9,出力ビデオライン10の各部の基本パターンを、微小
画素の画素ピッチに合わせて配置しておく(点線で示す
配線部は除く)。次に、このような基本パターンを用い
て微小画素2×2個の配列で1つの単位複合画素を構成
する場合について説明する。
【0024】通常の微小画素を単位画素とする固体撮像
装置においては、図4に示す点線で示すように配線を施
すが、微小画素2×2個配列して単位複合画素を構成す
る場合には、図3に示したように、垂直選択線及び水平
選択スイッチの制御端子は共に2本毎共通接続して、垂
直及び水平走査回路の各1つの走査出力段に接続する。
この際、各走査回路の各走査出力段をつなぐ配線は、斜
線部の走査出力段を飛び越すように矢印に示すような配
線を行う。
【0025】以上のような大きな画素面積をもつ単位複
合画素を構成する方法を用いることにより、微小画素用
のIC製作マスクパターンの一部配線層マスクを差し換
えるだけで、垂直方向及び水平方向共に微小画素の整数
倍の画素ピッチのCMD固体撮像装置を容易に構成する
ことができ、通常大量生産されることが少ない大面積画
素CMD固体撮像装置に適した製作法ということができ
る。
【0026】また一部配線層マスクの変更だけで異なる
画素ピッチの複合画素をもつ固体撮像装置を容易に実現
することができる。すなわち、画素ピッチに関してセミ
カスタムイメージャーを実現することができる。また固
体撮像装置の水平解像度だけを落とさず単位複合画素を
実現するには、水平方向は1個の微小画素で構成し、垂
直方向のみ複数個の微小画素で構成すればよい。逆に垂
直解像度のよいものを得る場合には、垂直方向は1個の
微小画素で構成し水平方向のみ複数個の微小画素で構成
すればよい。その他、垂直及び水平の各方向の画素ピッ
チに関して様々な組み合わせが考えられる。
【0027】水平方向の微小画素個数が偶数個であるよ
うな単位複合画素を用いたCMD固体撮像装置におい
て、複合画素アレイ部の構成を、水平単位複合画素列毎
に水平方向に単位複合画素の半ピッチ分ずらすように
し、複合画素アレイ部の微小画素数に応じた複数個の水
平選択スイッチ群の組み合わせを、水平選択切換回路を
付加することによって、一水平単位複合画素列読み出し
毎に半ピッチずれるように読み出すことにより、画素間
補間読み出しを行うことができる。
【0028】図5は、2×2の単位複合画素を用いて画
素間補間読み出しを行えるようにしたCMD固体撮像装
置の構成例を示す図である。単位複合画素2は微小画素
1を2×2の配列で構成している。そして水平単位複合
画素列毎に単位複合画素の組み合わせが半ピッチずつず
らして複合画素アレイ部12を構成しており、単位複合画
素の組み合わせをずらした様子を破線で囲った単位複合
画素の組み合わせとして示している。複合画素アレイ部
12には、微小画素選択線を2本毎共通に接続して1つの
走査出力段に接続する垂直走査回路6,微小画素垂直信
号線毎に接続した水平選択スイッチ8(S1 ,S2 ,・・
・ ,S6 ),水平走査回路7,水平走査回路7の走査出
力段の出力を水平選択スイッチ8に切換選択接続するた
めの水平選択切換回路13,出力回路9,出力ビデオライ
ン10及び遅延切換回路14がそれぞれ設けられている。
【0029】水平選択切換回路13の制御は次のように行
われる。水平選択切換回路13の制御パルスφVO,φ
VEと、複合画素列駆動パルスV1 ,V2 との関係を図6
のタイミング図に示す。複合画素列駆動パルスV1 を活
性化している期間は、制御パルスφVOを活性化してお
り、水平選択スイッチはS1 とS2 ,S3 とS4 ,S5
とS6 の組み合わせで、同時にオン状態にする。同じく
駆動パルスV2 を活性化している期間は、制御パルスφ
VEを活性化し、水平選択スイッチはS2 とS3 ,S4
5 ,・・・ の組み合わせで同時オン状態にし、単位複合
画素の読み出しを行う。
【0030】奇数行の複合画素列読み出しの場合の信号
は、偶数行の複合画素列読み出しの場合の信号に比べ、
イメージャー上の撮像位置として単位複合画素の半ピッ
チ分左側に寄っており、信号が得られるタイミングは単
位複合画素の一水平走査周期分だけ先んじている。この
水平走査周期の半分の時間分のずれを補正するために、
奇数行の複合画素列読み出し時には、その時間分の遅延
回路を通って出力されるように、遅延切換回路14によっ
て調整を行う。
【0031】図5における垂直走査回路6及び水平走査
回路7の斜線部は、図3に示した実施例における斜線部
と同じで、微小画素ピッチに対応して配置した回路基本
パターン上に、一つおきに走査出力段を飛び越すように
配線層を配置することにより、画素ピッチ及び画素配置
に関するセミカスタムイメージャー化を図ったものであ
る。なお図5に示したものにおいて、微小画素ピッチで
周辺回路を駆動する場合の水平選択切換回路は、制御パ
ルスφVOに対応するスイッチのみ動作するように、そし
てこのスイッチが常時オンとなるように配線を行い、水
平走査回路の各走査出力段に接続するように配線層を変
えることで達成できる。
【0032】
【発明の効果】以上実施例に基づいて説明したように、
本発明によれば、複数個のCMD画素からなる単位複合
画素を読み出し単位に構成したので、CMD固体撮像装
置の特長である優れた高速動作性と低スミア性並びに優
れた多画素化時動作特性を備え、ダイナミックレンジ及
び信号電流の大なる大面積画素を備えたCMD固体撮像
装置を実現することができる。
【0033】また本発明の製造方法によれば、製造途中
までは同一の製作工程で作られた半導体ウェーハに対し
て、相互配線を行う配線層を取り換えるだけで、複数種
類の単位複合画素を有するCMD固体撮像装置を併行し
て製作することができ、多品種少量生産に適した製造法
を実現することができる。
【0034】またカラー像撮像に際して、複合画素の配
列を単板又は2枚カラー化撮像時のカラーフィルター配
列に一致させ、各対応する色成分を独立に信号読み出し
を図ることによって、カラー撮像に適合した複合画素C
MD固体撮像装置を実現することができる。特に複合画
素の配列構成に自由度があるため、様々なカラーフィル
ター配列に対応した複合画素配列を比較的容易に実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像装置の単位複合画素の構
成例を示す平面図である。
【図2】CMD微小画素を2×2個配列した単位複合画
素と、画素サイズを2倍とした単一画素との性能比較を
説明するための図である。
【図3】本発明に係る固体撮像装置の一実施例を示す図
である。
【図4】本発明に係る固体撮像装置の製造方法を説明す
るための図である。
【図5】本発明に係る固体撮像装置の他の実施例を示す
図である。
【図6】図5に示す実施例の動作を説明するための制御
信号のタイミング図である。
【符号の説明】
1 微小画素 2 単位複合画素 3-1,3-2 画素選択線 4-1,4-2 垂直信号線 5 複合画素アレイ 6 垂直走査回路 7 水平走査回路 8 水平選択スイッチ 9 出力回路 10 出力ビデオライン 13 水平選択切換回路 14 遅延切換回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 奇数行の複合画素列読み出しの場合の信
号は、偶数行の複合画素列読み出しの場合の信号に比
べ、イメージャー上の撮像位置として単位複合画素の半
ピッチ分左側に寄っており、信号が得られるタイミング
は単位複合画素の一水平走査周期の2分の1だけ先んじ
ている。この水平走査周期の半分の時間分のずれを補正
するために、奇数行の複合画素列読み出し時には、その
時間分の遅延回路を通って出力されるように、遅延切換
回路14によって調整を行う。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 またカラー像撮像に際して、複合画素の
配列を単板又は2板カラー化撮像時のカラーフィルター
配列に一致させ、各対応する色成分を独立に信号読み出
しを図ることによって、カラー撮像に適合した複合画素
CMD固体撮像装置を実現することができる。特に複合
画素の配列構成に自由度があるため、様々なカラーフィ
ルター配列に対応した複合画素配列を比較的容易に実現
することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷変調素子からなる画素を垂直方向又
    は水平方向あるいは垂直及び水平方向に複数個配列して
    なる画素アレイをもって単位複合画素を構成し、この単
    位複合画素を垂直及び水平方向に複数個配列した複合画
    素アレイと、この複合画素アレイを順次選択読み出しを
    行うための垂直選択回路と水平選択回路とを備えた固体
    撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記複合画素アレイの垂直方向の奇数行
    の単位複合画素列と偶数行の単位複合画素列とが、単位
    複合画素の半ピッチずれるように配置されていることを
    特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 電荷変調素子からなる画素を垂直方向又
    は水平方向あるいは垂直及び水平方向に複数個配列して
    なる画素アレイをもって単位複合画素を構成し、この単
    位複合画素を垂直及び水平方向に複数個配列した複合画
    素アレイを備えた固体撮像装置の製造方法において、電
    荷変調素子からなる画素を垂直及び水平方向に複数個配
    列してなる画素アレイに対して、該画素アレイの画素ピ
    ッチに対応して垂直選択回路及び水平選択回路を配列し
    た基本パターンを作成し、画素アレイと垂直選択回路及
    び水平選択回路との間の相互配線、及び垂直選択回路内
    及び水平選択回路内の各走査出力段間の相互配線を、前
    記複合画素アレイを形成するように配線層を変えて行う
    ことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 電荷変調素子からなる画素を垂直方向又
    は水平方向あるいは垂直及び水平方向に複数個配列して
    なる画素アレイをもって単位複合画素を構成し、この単
    位複合画素を垂直及び水平方向に複数個配列した複合画
    素アレイであって、垂直方向の奇数行の単位複合画素列
    と偶数行の単位複合画素列とが単位複合画素の半ピッチ
    ずれるように配置した複合画素アレイを備えた固体撮像
    装置の製造方法において、電荷変調素子からなる画素を
    垂直及び水平方向に複数個配列してなる画素アレイに対
    して、該画素アレイの画素ピッチに対応して垂直選択回
    路及び水平選択回路を配列した基本パターンを作成し、
    画素アレイと垂直選択回路及び水平選択回路との間の相
    互配線、及び垂直選択回路内及び水平選択回路内の各走
    査出力段間の相互配線を、前記複合画素アレイを形成す
    るように配線層を変えて行うことを特徴とする固体撮像
    装置の製造方法。
JP3280320A 1991-10-02 1991-10-02 固体撮像装置及びその製造方法 Withdrawn JPH0595514A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3280320A JPH0595514A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 固体撮像装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3280320A JPH0595514A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 固体撮像装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0595514A true JPH0595514A (ja) 1993-04-16

Family

ID=17623356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3280320A Withdrawn JPH0595514A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 固体撮像装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0595514A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005073683A1 (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Hamamatsu Photonics K.K. 光検出装置
JP2007149749A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Canon Inc 放射線検出装置、放射線撮像システム、および光電変換装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005073683A1 (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Hamamatsu Photonics K.K. 光検出装置
US7800038B2 (en) 2004-02-02 2010-09-21 Hamamatsu Photonis K.K. Photodetector device
JP2007149749A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Canon Inc 放射線検出装置、放射線撮像システム、および光電変換装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4777496B2 (ja) 固体撮像素子
US8582009B2 (en) Solid-state image sensor and image sensing apparatus
CN100424883C (zh) 固态成像器件和成像装置
US7916195B2 (en) Solid-state imaging device, imaging apparatus and camera
US6992341B2 (en) Amplifying solid-state image pickup device
US9131178B2 (en) Solid-state imaging apparatus for selectively outputting signals from pixels therein
US6952228B2 (en) Image pickup apparatus
JP5219348B2 (ja) アクティブピクセルセンサーアレイを含むイメージセンサー
US8355069B2 (en) Solid-state image pickup device
US6388278B1 (en) Solid state image pickup device and its driving method
JP4112974B2 (ja) 調整可能な解像度を有する像形成器
JPH10256521A (ja) ピクセル機能を相互に共用するアクティブピクセル撮像センサおよびその製造方法
CN104795417A (zh) 固态成像器件和电子装置
JP4777798B2 (ja) 固体撮像装置とその駆動方法
WO2006038353A1 (ja) 固体撮像装置
US6541805B1 (en) Solid-state image pickup device
JP4961748B2 (ja) 固体撮像装置
JP3928840B2 (ja) 固体撮像装置
JP2001077344A (ja) 固体撮像装置
JP4514912B2 (ja) 固体撮像装置およびその駆動方法
JPH0595514A (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
JPH04192561A (ja) 固体撮像装置
JP2001102560A (ja) 固体撮像装置
JP7156330B2 (ja) 撮像素子及び撮像装置
JP4288135B2 (ja) Mos型イメージセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107