JPH0594960U - バッテリケーブルの接続端子構造 - Google Patents
バッテリケーブルの接続端子構造Info
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- JPH0594960U JPH0594960U JP4319992U JP4319992U JPH0594960U JP H0594960 U JPH0594960 U JP H0594960U JP 4319992 U JP4319992 U JP 4319992U JP 4319992 U JP4319992 U JP 4319992U JP H0594960 U JPH0594960 U JP H0594960U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 通電部の露出が皆無でかつ確実な接続固定が
できるバッテリケーブルの接続端子構造を提供する。 【構成】 バッテリ端子12の形状にあわせた凹部1
4、ケーブル2の芯線2aをかしめて結合するケーブル
かしめ部15、及び固定用のボルト20を通すボルト穴
16を設けた導電性の端子本体13の周囲を絶縁材17
で被覆する。接続端子11のバッテリ端子12への接続
固定は、バッテリ端子12に凹部14を嵌合させ、ナッ
ト21にボルト20を締付けて固定した後、上面入口部
18を絶縁材よりなる上蓋19でふさいで完了する。
できるバッテリケーブルの接続端子構造を提供する。 【構成】 バッテリ端子12の形状にあわせた凹部1
4、ケーブル2の芯線2aをかしめて結合するケーブル
かしめ部15、及び固定用のボルト20を通すボルト穴
16を設けた導電性の端子本体13の周囲を絶縁材17
で被覆する。接続端子11のバッテリ端子12への接続
固定は、バッテリ端子12に凹部14を嵌合させ、ナッ
ト21にボルト20を締付けて固定した後、上面入口部
18を絶縁材よりなる上蓋19でふさいで完了する。
Description
【0001】
本考案は、たとえば電気自動車に車載されるバッテリのように、多数を直列に 接続して高電圧化するバッテリに適用されるバッテリケーブルの接続端子構造に 関する。
【0002】
電気自動車は、車載した多数のバッテリを直列に接続して高電圧の電源を確保 しているが、走行性能の向上に伴ってこの電圧はますます高くなっていく傾向に ある。
【0003】 そこで、従来のバッテリケーブルの接続端子構造を図3及び図4に示して説明 する。図3は、内燃機関自動車のエンジンルーム内に配設されるバッテリを示し たもので、バッテリ1のプラス側端子に接続されるケーブル2は、バッテリ端子 との接続部が絶縁カバー3で覆われ、メンテナンス時等に工具が接触してショー トするのを防止している。
【0004】 図4は、従来の電気自動車におけるバッテリケーブルの接続端子の構造例を示 したもので、ケーブル2の端部に結合された接続端子4は、芯線2aをかしめ部 4aでかしめてある。この接続端子4とバッテリ端子との接続は、バッテリ端子 側に設けたねじ部5と接続端子4の貫通孔とを嵌合させ、ねじ部5にナット6を 締付けることによって固定する。そして、ケーブル2と接続端子4との結合部、 端子4、ねじ部5及びナット6は、あやまって工具等が接触しないように絶縁カ バー3で覆われている。
【0005】
ところで、近年の電気自動車の高性能化に伴い、高出力を得るため直列に接続 するバッテリ数が増加しており、電動機へ供給する出力電流の電圧はますます高 くなる傾向にある。このため、バッテリ端子接続部近傍の絶縁が不十分であると 、車両のメンテナンス時に端子等の通電部にあやまって接触し、高電圧に感電す る恐れがあった。
【0006】 そこで、本考案の目的は、通電部の露出が皆無になると共に、確実な接続固定 ができるバッテリケーブルの接続端子構造を提供することにあり、これにより感 電の可能性をなくして安全性を向上させるものである。
【0007】
本考案は、前述の課題を解決するもので、バッテリケーブルの一端をバッテリ 端子に接続して固定するバッテリケーブルの接続端子構造において、略円錐台状 にしたバッテリ端子を嵌合させる凹部と、バッテリケーブルを導通状態にかしめ て連結するケーブルかしめ部と、上面から前記凹部に貫通するボルト穴とを具備 した導通部の周囲を絶縁材で被覆し、前記ボルト穴の上面入口部に絶縁材を成形 した着脱可能の上蓋を設けて、前記バッテリ端子に上方からボルト止めして固定 すると共に、端子全体を絶縁被覆するように構成したことを特徴とするバッテリ ケーブルの接続端子構造である。
【0008】
前述の手段によれば、全体が絶縁被覆された接続端子でバッテリ端子を完全に 覆い、かつ、バッテリ端子にボルト止めして確実な固定をする構成としたので、 通電部の露出は皆無となり、また、必要のない時に接続端子がはずれてしまって 通電が停止されたり、あるいは、バッテリ端子が露出してしまうことも防止でき る。
【0009】
本考案によるバッテリケーブルの接続端子構造の一実施例を図1及び図2に基 づいて説明する。
【0010】 図2はバッテリケーブル接続部の外観例を示す斜視図で、バッテリ1から電動 機へ出力電流を供給するケーブル2の端部には接続端子11が結合され、該端子 でバッテリ端子12(図1参照)を完全に覆うようにして接続されている。この 接続端子11は、図1の断面図に示す如く、導電材料を成形してなる端子本体( 導通部)13に、略円錐台状のバッテリ端子12を密着状態に嵌合させる凹部1 4と、バッテリケーブル2の芯線2aを導通状態にかしめて連結するケーブルか しめ部15と、上面から凹部14に貫通するボルト穴16とを設け、該端子本体 13の周囲を絶縁材17で被覆してある。また、ボルト穴16の上面入口部18 には、やはり絶縁材を成形した上蓋19を着脱可能に設けてある。なお、20は 接続端子固定用のボルト、21はバッテリ端子12に埋込んだナットであるが、 該ナット21は、バッテリ端子に鉛等の柔らかい材料を使用してもねじ部の耐久 性が得られるように配慮したものである。
【0011】 さて、ケーブル2と接続端子11との結合は、ケーブル2の芯線2aをケーブ ルかしめ部15の中空部に挿入した後、絶縁材17の外周からかしめることによ ってなされる。この時、ケーブル2の被覆材2bをケーブルかしめ部15の端部 に当接させ、あるいは、別体の絶縁カバーをかぶせて、芯線2a及び端子本体1 3が露出しないように配慮する。
【0012】 こうしてケーブル2と結合した接続端子11は、端子本体13の凹部14をバ ッテリ端子12にかぶせて嵌合させ、上蓋19をはずした状態で上方からボルト 20をボルト穴16へ挿入して締付ける。これにより、ボルト20がナット21 に螺合し、接続端子11はバッテリ端子12にしっかりと固定される。この後、 上蓋19を取付けて上面入口部18をふさぐことにより、バッテリケーブル接続 部は絶縁材17によって完全に被覆され、誤って工具等が導通部と接触する恐れ はない。なお、上記実施例では、バッテリ1の上面と接続端子11の下面との隙 間を非常に小さくしてあり、従って端子本体13下面の絶縁材を省略してあるが 、該下面も絶縁材17で被覆してよいのは言うまでもない。なおまた、バッテリ 端子12を略円錐台状としてテーパを付けたので、密着性が向上して導電効率の 面でも好ましい。
【0013】
前述した本考案の接続端子構造によれば、接続端子全体が絶縁材で覆われるた め導通部の露出が皆無となり、また、バッテリ端子との確実な固定が可能となる ため、感電や通電停止の心配がなくなって安全性や信頼性を向上させることがで きる。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図(図2のA−A
断面)である。
断面)である。
【図2】本考案の一実施例を示すバッテリケーブル接続
部の外観斜視図である。
部の外観斜視図である。
【図3】内燃機関自動車のバッテリケーブル接続部を示
す外観斜視図である。
す外観斜視図である。
【図4】従来の電気自動車用バッテリケーブル接続部の
構造例を示す斜視図である。
構造例を示す斜視図である。
1 バッテリ 2 ケーブル 11 接続端子 12 バッテリ端子 13 端子本体(導通部) 14 凹部 15 ケーブルかしめ部 16 ボルト穴 17 絶縁材 18 上面入口部 19 上蓋 20 ボルト 21 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 浩恭 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)考案者 名取 一雄 東京都調布市西つつじケ丘2丁目4番1号 東京電力株式会社技術研究所内 (72)考案者 藤原 昇 東京都調布市西つつじケ丘2丁目4番1号 東京電力株式会社技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】バッテリケーブルの一端をバッテリ端子に
接続して固定するバッテリケーブルの接続端子構造にお
いて、略円錐台状にしたバッテリ端子を嵌合させる凹部
と、バッテリケーブルを導通状態にかしめて連結するケ
ーブルかしめ部と、上面から前記凹部に貫通するボルト
穴とを具備した導通部の周囲を絶縁材で被覆し、前記ボ
ルト穴の上面入口部に絶縁材を成形した着脱可能の上蓋
を設けて、前記バッテリ端子に上方からボルト止めして
固定すると共に、端子全体を絶縁被覆するように構成し
たことを特徴とするバッテリケーブルの接続端子構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4319992U JPH0594960U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | バッテリケーブルの接続端子構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4319992U JPH0594960U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | バッテリケーブルの接続端子構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594960U true JPH0594960U (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=12657264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4319992U Pending JPH0594960U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | バッテリケーブルの接続端子構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0594960U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020094678A1 (de) * | 2018-11-08 | 2020-05-14 | Auto-Kabel Management Gmbh | Kabelschuh, kontaktelement und verfahren zu dessen herstellung |
US11721936B2 (en) | 2018-11-08 | 2023-08-08 | Auto-Kabel Management Gmbh | Contact element for electrically interconnecting an electrical conductor and a connection part of an electrical system, and method for producing said element |
EP4055663B1 (en) * | 2019-11-07 | 2024-09-04 | Carlisle Interconnect Technologies, Inc. | Arc resistant power terminal |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4319992U patent/JPH0594960U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020094678A1 (de) * | 2018-11-08 | 2020-05-14 | Auto-Kabel Management Gmbh | Kabelschuh, kontaktelement und verfahren zu dessen herstellung |
US11621505B2 (en) | 2018-11-08 | 2023-04-04 | Auto-Kabel Management Gmbh | Cable lug, contact element and method for producing said element |
US11721936B2 (en) | 2018-11-08 | 2023-08-08 | Auto-Kabel Management Gmbh | Contact element for electrically interconnecting an electrical conductor and a connection part of an electrical system, and method for producing said element |
EP4055663B1 (en) * | 2019-11-07 | 2024-09-04 | Carlisle Interconnect Technologies, Inc. | Arc resistant power terminal |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980210 |