JPH0594784U - 物体検出器 - Google Patents

物体検出器

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JPH0594784U
JPH0594784U JP3640092U JP3640092U JPH0594784U JP H0594784 U JPH0594784 U JP H0594784U JP 3640092 U JP3640092 U JP 3640092U JP 3640092 U JP3640092 U JP 3640092U JP H0594784 U JPH0594784 U JP H0594784U
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JP3640092U
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利明 吉安
健司 松尾
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サンクス株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出エリアの死角を簡単な構成の子機を接続
することで補うことができるようにする。 【構成】 親機11は、投光部19,受光部20および
制御部21により構成し、この制御部21に電気的に接
続可能な2つのコネクタ部15,16を備えている。子
機17は、補助投光部34および補助受光部35により
構成し、親機11のコネクタ部15,16にケーブル1
8を介して接続可能とされている。子機17は、親機1
1に接続すれば、親機11の制御部21により物体の検
出動作を行なうことができるので、簡単且つ小形で安価
に構成でき、しかも、取付け作業も簡単になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発信部から検出エリアに向けて空中伝播信号を発信して、その検出 エリア内の物体からの反射信号を受信部により受け、その検出信号に基づいて前 記検出エリア内の物体の有無を判断する物体検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の物体検出器としては、例えば、無人搬送車の衝突防止センサとして利 用される光電センサがある。これは、無人搬送車の進路上にその進行を妨げる障 害物がある場合に、その障害物に近接したときに自動的にこれを検出して走行制 御装置に信号を与え、走行状態を徐行或は停止状態に切換えて無人搬送車が障害 物に衝突するのを未然に防止するものである。
【0003】 このような光電センサは、一般に、投光素子により検出エリアに向けて投光し 、受光素子により検出エリア内の物体から反射光が入射されると、その受光信号 を検出することにより検出エリア内に物体が存在していることを検出する構成で ある。
【0004】 例えば、図5に示すように、光電センサ1を無人搬送車2の前面部中央に配設 し、その進行方向に向けて検出エリアaを設定する。光電センサ1は、無人搬送 車2の走行制御を行なっている制御装置3に対して、検出エリアa内の物体を検 出すると検出信号を与える。これにより、制御装置3は、無人搬送車2の走行状 態を切換えて物体に衝突しないように徐行運転させたり或は停止させたりするこ とができる。
【0005】 また、光電センサ1を搭載する無人搬送車2の横幅寸法が大きい場合には、検 出エリアaの領域をそれに対応して広く設定する必要があるが、この場合、一般 には、多数の投光素子および受光素子を設けたり、或はレンズ等の光学系を用い る等して図5に示すような広い検出エリアaを設定している。これにより、無人 搬送車2の進行方向に物体が侵入したときには、検出エリアa内に近接したとき に光電スイッチ1により検出することができるのである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の構成の場合、検出エリアaの領域は無人搬送車2からあ る程度離れた位置ではその横幅寸法に対応する幅に設定できるが、光電センサ1 の近傍においてはその前面両端部に検出不能な死角となる未検出エリアdができ てしまう。
【0007】 この場合、無人搬送車2の進行を妨げる物体がその進行方向の遠方から近接し てくるときには検出エリアa内に侵入するので、光電センサ1によりこれを検出 できるが、無人搬送車2の進行方向近傍の横方向から未検出エリアdに侵入する 人等の物体に対しては検出不能となるため、無人搬送車2がその物体と衝突して しまう虞があった。
【0008】 そこで、このような不具合を解決するために、従来では、例えば、図6に示す ように、光電センサ1の未検出エリアdをカバーするように、無人搬送車2の前 面部の両端に同様に構成された光電センサ4,5を配設して構成することが考え られている。
【0009】 これにより、光電センサ1の検出エリアaと光電センサ4,5の検出エリアb ,cとにより無人搬送車2の幅寸法に等しくなるように全体の検出エリアを設定 することができ、未検出エリアdをなくして無人搬送車2の進行方向近傍の横方 向から侵入する物体に対してもこれを検出することができる。
【0010】 しかし、一般に、無人搬送車2としては、その横幅寸法が小さいものでは50 cm程度から大きいものでは5m程度までの多種類のものがあるため、このよう な多種類のものに対応して上述のように複数個の光電センサ1,4,5を設けた り或はさらに増設する構成では、増設する光電センサ4,5等が増える毎に大幅 にコストが上昇してしまう不具合がある。
【0011】 また、光電センサ1を無人搬送車2に配設する際には、制御装置3に接続する ための接続ケーブル1aの接続作業に手間がかかると共に、光電センサ1本体の 配設時にそのケーブル1aが邪魔になったりするので、その配設個数が光電セン サ4,5というように増えればそれだけ接続ケーブル4a,5aの配設作業に多 大な手間がかかるようになる不具合がある。
【0012】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、本体のみでは必要 とする検出エリアをカバーできない場合に、同様に構成された本体を複数個設け ることなく補助検出エリアを設定することができ、しかもその場合にケーブルの 接続作業を簡単にして作業性を向上し得るようにした物体検出器を提供するにあ る。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案の物体検出器は、検出エリアに向けて空中伝播信号を発信する発信部と 、その検出エリア内の物体からの反射信号を受ける受信部と、前記発信部に駆動 信号を与えると共に前記受信部の検出信号に基づいて前記検出エリア内の物体の 有無を判断する制御部とから構成される本体を設け、前記検出エリア外の補助検 出エリアを有する空中伝播信号方式の補助発信部および補助受信部を有する子機 をケーブルを介して前記制御部に電気的に接続可能なコネクタ部を設けて構成し たところに特徴を有する。
【0014】
【作用】
本考案の物体検出器によれば、本体においては、発信部は制御部からの駆動信 号に基づき検出エリアに向けて超音波或は光等の空中伝播信号を発信しており、 その検出エリア内に物体が存在する場合には、空中伝播信号がその物体に反射し て受信部に向けて入射するようになる。これにより、制御部は受信部からの検出 信号に基づいて検出エリア内の物体の有無を判断することができる。
【0015】 そして、コネクタ部に子機をケーブルを介して電気的に接続しているときには 、その子機の補助発信部に対して制御部からコネクタ部およびケーブルを介して 駆動信号を送信し補助検出エリアに向けて空中伝播信号を発信させる。補助検出 エリア内に物体が存在する場合には、空中伝播信号がその物体に反射して補助受 信部に向けて入射するようになる。補助受信部が検出信号をケーブルおよびコネ クタ部を介して本体の制御部に送信すると、制御部は、これに基づいて補助検出 エリア内の物体の有無を判断することができる。
【0016】 従って、例えば、使用者が設定しようとしている検出対象領域に対して、本体 により設定可能な検出エリアではカバーできない未検出エリアが発生するような 場合には、本体にコネクタを介して子機のケーブルを接続するという簡単な作業 により、その未検出エリアを子機の補助検出エリアでカバーするように設定する ことができる。
【0017】
【実施例】
以下、本考案を無人搬送車に設ける物体検出器としての衝突防止センサを光電 センサで構成した場合の第1の実施例について、図1ないし図3を参照して説明 する。
【0018】 図2は、全体構成の外観を示すもので、本体としての親機11は、前面部に投 受光のための窓部11aが配設され、この窓部11aを介して検出エリアA(図 3参照)に向けて空中伝播信号としての光信号を出力すると共に、検出エリアA から入射される光信号を受光するようになっている。また、親機11の背面部に は無人搬送車12の走行制御装置13(図3参照)に接続される接続ケーブル1 4が中央部から導出されると共に、子機接続用の2個のコネクタ部15,16( 図1参照)が両端内部に配設されている。
【0019】 親機11に接続可能な子機17は、前面部に投受光のための窓部17aが配設 され、この窓部17aを介して補助検出エリアBに向けて空中伝播信号としての 光信号を出力すると共に、補助検出エリアBから入射される光信号を受光するよ うになっている。また、子機17の背面部には、先端部にコネクタ部18aを有 するケーブル18が配設されており、親機11のコネクタ部15或は16と電気 的に接続可能に形成されており、この場合には、コネクタ部15と接続されてい る。
【0020】 また、このような子機17と全く同様に構成された他方の子機17は、そのケ ーブル18のコネクタ部18aが親機11のコネクタ部16に接続され、もって 親機11と電気的に接続されている。
【0021】 さて、次に、図1に従って電気的構成について述べる。
【0022】 即ち、親機11は、発信部としての投光部19,受信部としての受光部20お よび制御部21から構成されている。まず、投光部19において、発光ダイオー ド等の投光素子を多数個直列に接続してなる投光素子群22は、これらに駆動電 流を供給する駆動回路23に接続されている。投光素子群22は駆動回路23か ら駆動電流が与えられると空中伝播信号としてのパルス光を検出エリアAに向け て出力するようになっている。
【0023】 受光部20において、フォトダイオード等の受光素子を多数個並列に接続して なる受光素子群24は、第1および第2の増幅回路25および26の入力端子に 接続されており、受光量に応じた受光電流を増幅回路25,26に入力するよう になっている。増幅回路25および26の出力端子は、それぞれ比較器27およ び28の入力端子に接続されている。
【0024】 この場合、第1の増幅回路25の増幅率は、第2の増幅回路26の増幅率より も大きい値に設定されている。また、比較器27および28は、それぞれ、増幅 回路25および26から入力される受光信号を、その立上りタイミングおよび立 下りタイミングで二値化して2つの出力信号を出力する。
【0025】 次に、制御部21において、制御回路29は、各種の信号処理を行なうもので 、その出力端子Aは駆動回路23の入力端子に接続され、入力端子B,C,D, Eは比較器27,28の各出力端子に接続され、出力端子F,Gは比較器27, 28の帰還入力端子に接続されている。変換回路30,31は、異なる2つの電 圧レベルで入力される信号をそのレベルに応じて2つの信号に弁別して出力する もので、それらの出力端子は制御回路29の入力端子H,I,J,Kに接続され ている。
【0026】 出力回路32は、その2つの入力端子が制御回路29の出力端子L,Mに接続 されており、制御回路29からの検出出力に応じて対応する出力端子P1,P2 に出力信号を与える。電源回路33は、外部から接続ケーブル14および電源入 力端子VDを介して与えられる電源入力を所定電圧に変換して電源供給端子VC に出力するもので、本体11の各回路に給電するようになっている。
【0027】 子機17は、補助発信部としての補助投光部34,補助受信部としての補助受 光部35および内部の各回路に給電する電源回路36から構成されている。補助 投光部34において、発光ダイオード等の投光素子37は、これに駆動電流を供 給する駆動回路38に接続され、空中伝播信号としてのパルス光を補助検出エリ アBに向けて出力するようになっている。
【0028】 補助受光部35において、フォトダイオード等の受光素子39は増幅回路40 および比較器41を介して変換回路42に接続されている。比較器41は、増幅 器40を介して与えられる受光素子39からの受光信号を立上りおよび立下りの タイミングで二値化して各出力端子から出力するもので、変換回路42は、2つ の入力信号を異なる電圧レベルの信号として合成した状態で出力するようになっ ている。
【0029】 さて、一方の子機17において、前述のように、ケーブル18のコネクタ部1 8aと親機11のコネクタ部15とが接続されており、このケーブル18には5 本の接続線が設けられている。これにより、駆動回路38の入力端子は制御回路 29の出力端子Aに接続され、比較器41の帰還入力端子は制御回路29の出力 端子Nに接続され、変換回路42の出力端子は変換回路30の入力端子に接続さ れ、電源回路36の入力端子は電源入力端子VDに接続され、そしてアース端子 は親機11内でアース端子GNDに接続されている。
【0030】 また、他方の子機17においてもまったく同様の回路構成となっており、その ケーブル18のコネクタ部18aと親機11のコネクタ部16とが接続されてい る(図1では内部を省略している)。
【0031】 また、図3に示すように、親機11は無人搬送車12の前面の中央部に配設さ れており、前方に検出エリアAを設定するようになっている。また、子機17, 17は無人搬送車12の前面の左,右端部に配設されており、それぞれ検出エリ アAよりも細長く短い補助検出エリアB,Bを前方に設定している。
【0032】 次に、本実施例の作用について説明する。
【0033】 即ち、親機11において、制御回路29は出力端子Aから所定の投光信号を出 力しており、この投光信号は投光部19の駆動回路23を介して投光素子群22 に与えられると共に、コネクタ部15,16を介して子機17,17側にも出力 される。
【0034】 これにより、投光素子群22は投光信号に応じたパルス光を発生し、窓部11 aを介して検出エリアAに向けて出力するようになる。また、子機17,17に おいては、ケーブル18および補助投光部34の駆動回路38を介して投光素子 37に投光信号が与えられ、これにより補助検出エリアB,Bに向けてパルス光 を出力するようになる。
【0035】 さて、このように投光動作を行っている状態で、親機11および子機17の検 出動作について、(a)検出エリアA内に物体が存在する場合と、(b)補助検 出エリアB内に物体が存在する場合とに分けて説明する。
【0036】 (a)検出エリアA内に物体が存在する場合 この場合には、親機11の投光素子群22から出力されたパルス光が物体によ り反射されて受光素子群24に入射するようになる。これにより、受光素子群2 4のフォトダイオードの何れかに受光電流が流れると、増幅回路25および26 に入力される。
【0037】 ここで、増幅回路25の増幅率は増幅回路26の増幅率よりも大きく設定され ているので、受光素子群22から入力される受光電流に対して、増幅回路25は 増幅回路26よりも大きな受光信号として出力するようになる。比較器27,2 8においては、それぞれ増幅回路25,26から入力される受光信号を、その立 上りタイミングおよび立下りタイミングで二値化して制御回路29の各入力端子 B,C,D,Eに入力する。
【0038】 この場合、検出エリアAの先端部の徐行検出エリアAaの物体から反射される 光に対して、受光素子群24の受光電流は、増幅回路25を介して比較器27に より受光状態を示す受光信号として制御回路29に入力されるが、増幅回路26 を介して比較器28に入力される受光信号では受光状態を示すレベルに達しない ように設定されている。
【0039】 従って、制御回路29においては、比較器27からの受光信号が所定回数以上 入力されると、これに基づいて徐行検出エリアAa内に物体が存在することを判 断するようになり、出力端子Mから出力回路32を介して出力端子P2に徐行信 号を出力する。この徐行信号は、接続ケーブル14を介して走行制御装置13に 与えられ、走行制御装置13はこの徐行信号に基づいて、無人搬送車12の走行 を徐行運転に切換えるように制御する。
【0040】 次に、物体の位置が検出エリアAの停止検出エリアAb内にあるときには、受 光素子群24からの受光電流により、増幅回路25および26の双方から高いレ ベルの受光信号が出力されるようになり、比較器27,28の両者から受光状態 を示す受光信号が制御回路29に入力されるようになる。
【0041】 これにより、制御回路29においては、比較器28からの受光信号が所定回数 以上入力されるとこれに基づいて停止検出エリアAb内に物体が存在することを 判断するようになり、出力端子Lから出力回路32を介して出力端子P1に停止 信号を出力するようになる。走行制御装置13はこの停止信号に基づいて無人搬 送車12の走行を停止するように制御する。この結果、無人搬送車12が物体に 衝突することを未然に防止することができる。
【0042】 この場合、制御回路29においては、比較器27或は28から入力される2つ の受光信号に対して、その一方の受光信号に基づいて上述のように物体の検出を 行ない、両方の信号に基づいて外部からの干渉光による誤検出を防止するために 、投光信号の周期をずらしてゆく。つまり、検出された受光信号が外部からの干 渉光によるものであれば、投光信号の周期をずらしたときにこれに追随しなくな るので、これにより干渉光による誤検出出力を除外するものである。尚、この動 作は、原理的には、同一出願人による特願平3−55799号に開示されたもの と同様である。
【0043】 (b)補助検出エリアB内に物体が存在する場合 例えば、物体が無人搬送車12の前面近傍の直ぐ右横から侵入して補助検出エ リアBに存在するような場合には、右側の子機17により次のようにして検出さ れる(尚、検出動作については左側の子機17においても全く同様に行われるの で、右側の子機17を代表として説明する)。
【0044】 即ち、子機17の投光素子37から出力されたパルス光が物体により反射され て受光素子39に入射するようになる。これにより、受光素子39に流れる受光 電流は増幅回路40により増幅されて比較器41に入力される。比較器41にお いては、前述の親機11における比較器27,28と同様にして2つの受光信号 を出力するようになる。
【0045】 変換回路42は、これらの比較器41からの2つの受光信号を異なる電圧レベ ル信号としてケーブル18を介して親機11側の変換回路30に入力する。変換 回路30においては、変換回路42と逆の変換動作を行なって再び2つの受光信 号に変換して制御回路29に入力する。
【0046】 これにより、制御回路29においては、所定回数以上の受光信号が入力される と、補助検出エリアB内に物体が存在することを判断して出力回路32を介して 出力端子P1に停止信号を出力するようになる。この結果、走行制御装置13に おいては、無人搬送車12の走行を停止して物体との衝突を未然に防止するよう になる。
【0047】 このような本実施例によれば、次のような効果が得られる。
【0048】 即ち、補助投光部34および補助受光部35からなる子機17を、親機11の コネクタ部15或は16にケーブル18を介して接続可能な構成としているので 、子機17の投光および受光の信号処理制御を親機11の制御部21にて行なう ことができ、簡単且つ安価で小形な構成の子機17を親機11に接続することに より、親機11の検出エリアAによる未検出エリアを子機17の補助検出エリア Bによりカバーすることができる。
【0049】 第2に、上述のように、子機17を、親機11のコネクタ部15或は16にケ ーブル18を介して接続する構成としているので、無人搬送車12の走行制御装 置13に接続する接続ケーブル14を親機11から配設するだけで、子機17か らは接続する必要がなくなり、さらに、子機17の故障時には簡単に取り外しす ることができるので、取り付けおよび取り外しの作業性が向上する。
【0050】 第3に、親機11および子機17を同一の投光信号により投光動作させるよう にしたので、相互に干渉することがなくなり、且つ、受光信号を比較器27,2 8或は41において2つのレベルで二値化して制御回路29により干渉光に対す る防止機能を設けているので、外部からの干渉光による誤検出を低減させること ができる。
【0051】 第4に、子機17には変換回路42を設けて親機11の変換回路30,31と の間で接続線を1本としているので、ケーブル18を構成する接続線の本数を少 なくすることができ、従って、子機17の配設時にケーブル18を細管に通すこ とができ、配設作業性が向上する。
【0052】 尚、上記実施例においては、増幅回路25,26において増幅率を設定するこ とにより検出エリアAaおよびAbを設けたが、これに限らず、例えば、増幅回 路25,26の入力段部分で可変抵抗器等により個別に入力される受光電流のレ ベルを調整することにより検出エリアAa,Abの設定をしても良い。
【0053】 また、上記実施例においては、検出状態の表示については述べなかったが、親 機11および子機17のそれぞれに表示部を設けてそれらの検出状態に応じて表 示するようにしても良い。
【0054】 図4は本考案の第2の実施例を示すもので、第1の実施例と異なるところは、 親機11において、コネクタ部15,16に代えて、コネクタ部となるコネクタ ケーブル43を設けたところである。即ち、親機11の背面部からは、先端側を 分岐して2つのコネクタ43a,43bを設けたコネクタケーブル43を導出し ており、このコネクタ43a,43bに子機17,17のケーブル18を接続す るように構成している。そして、このような第2の実施例においても、第1の実 施例と略同様の効果を得ることができるものである。
【0055】 尚、上記各実施例においては、本考案を光電センサにに適用した場合について 述べたが、これに限らず、超音波等により物体を検出する物体検出器に適用して も良い。
【0056】 また、上記各実施例においては、本考案を無人搬送車12の衝突防止センサに 適用した場合について述べたが、これに限らず、例えば、自動車等の有人のもの でも良いし、或は、固定部分に設置される物体検出器に適用しても良い等、本考 案の要旨を逸脱しない範囲内で種々の適用,変形が可能なものである。
【0057】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の物体検出器によれば、本体の検出エリア外の補 助検出エリアを有する空中伝播信号方式の補助発信部および補助受信部を有する 子機を、ケーブルを介して本体の制御部に電気的に接続可能となるようにコネク タ部を設けて構成したので、本体のみでは必要とする検出エリアをカバーできな い場合に、簡単且つ小形で安価に製作し得る子機を本体に接続することにより補 助検出エリアを設定することができ、しかもその場合にケーブルの接続作業も簡 単になり作業性が向上するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す電気的構成図
【図2】全体構成の外観図
【図3】無人搬送車に配設した場合の検出エリアの説明
【図4】本考案の第2の実施例を示す図2相当図
【図5】従来例を示す図3相当図
【図6】同図3相当図
【符号の説明】
11は親機(本体)、12は無人搬送車、13は走行制
御装置、14は接続ケーブル、15,16はコネクタ
部、17は子機、18はケーブル、18aはコネクタ
部、19は投光部(発信部)、20は受光部(受信
部)、21は制御部、22は投光素子群、24は受光素
子群、25,26は第1,第2の増幅回路、27,28
は比較器、29は制御回路、30,31は変換回路、3
4は補助投光部(補助発信部)、35は補助受光部(補
助受信部)、37は投光素子、39は受光素子、42は
変換回路、Aは検出エリア、Aaは徐行検出エリア、A
bは停止検出エリア、Bは補助検出エリアである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出エリアに向けて空中伝播信号を発信
    する発信部と、その検出エリア内の物体からの反射信号
    を受ける受信部と、前記発信部に駆動信号を与えると共
    に前記受信部の検出信号に基づいて前記検出エリア内の
    物体の有無を判断する制御部とから構成される本体と、 前記検出エリア外の補助検出エリアを有する空中伝播信
    号方式の補助発信部および補助受信部を有する子機をケ
    ーブルを介して前記制御部に電気的に接続可能なコネク
    タ部とを備えていることを特徴とする物体検出器。
JP3640092U 1992-05-29 1992-05-29 物体検出器 Pending JPH0594784U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006238186A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Keyence Corp 光電スイッチ

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