JPH0594645U - 角型ダンパーの気密構造 - Google Patents

角型ダンパーの気密構造

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JPH0594645U
JPH0594645U JP4336692U JP4336692U JPH0594645U JP H0594645 U JPH0594645 U JP H0594645U JP 4336692 U JP4336692 U JP 4336692U JP 4336692 U JP4336692 U JP 4336692U JP H0594645 U JPH0594645 U JP H0594645U
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陽司 森
圭二 近藤
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協立エアテック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 角型ダンパー箱内の羽根の閉塞状態におい
て、羽根と両側内壁や軸受部と気密を上下内壁と同様に
保持でき、羽根の閉塞時の気密性が高く、その機能を十
分発揮できる角型ダンパーの気密構造を提供することを
目的とする。 【構成】 角型ダンパー箱12内に設けられた軸受部1
4と、この軸受部14に軸支されつつ風の流路を開閉す
る羽根18及び羽根軸20からなる羽根体22と、を有
している。前記羽根18が風の流路を閉塞する位置にお
いて、前記角型ダンパー箱12内壁と略当接する部分に
は枠状の支持部材38と、この支持部材38に支持され
つつ流路閉塞時の羽根と箱内壁との気密を保持する弾性
シール部材40とが設けられている。これにより閉塞時
の羽根18の側端に弾性シール部材40が密着して気密
性が向上することとなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空調設備のダクトの中間位置等に設備される角型ダンパーの気密構 造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、空調設備のダクトの中間位置には排煙ダンパー、防煙ダンパー等を装備 しているもので、例えば、排煙ダンパーにおいては、角型ダンパー箱内の風の流 路内に軸支した羽根を駆動部と連動させ、羽根の開口状態で内部側の煙を排気フ アンで外部側へと排気し、また、羽根の閉口状態では外部側の空気の内部側への 流入を遮断し、この遮断状態で角型ダンパー箱内壁と羽根とを気密保持している ものである。この羽根と角型ダンパー箱内壁との気密を保持するために、例えば 、図6に示す様に羽根の閉塞状態で、角型ダンパー箱の上下内壁に設けた羽根の ストッパーにシール部材を付設し、また角型ダンパー箱の両側内壁においては羽 根軸の軸受部から内壁面へ羽根の側端部を接摺させて閉塞時の羽根と角型ダンパ ー箱内壁との気密を保持する構造のものが公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら前記角型ダンパー箱においては、閉塞時に羽根の上下端部と上下 内壁との気密は保持できるが、羽根の両側端と両側内壁との気密性が低く、羽根 の閉塞状態において、風圧による気密を保持できず各排煙ダンパー等において羽 根からの風の漏洩量が多くなり、十分な機能を発揮できない等の問題があった。
【0004】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、角型 ダンパー箱内の羽根の閉塞状態において、羽根と両側内壁や軸受部との気密を確 実に保持し、羽根の閉塞時の気密性が高く、ダンパー機能を十分発揮することの できる角型ダンパーの気密構造を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、角型ダンパー箱12内に設けられた軸 受部14と、この軸受部14に軸支されつつ風の流路16を開閉する羽根18及 び羽根軸20からなる羽根体22とを有し、前記羽根18が風の流路16を閉塞 する位置において、前記角型ダンパー箱12内壁と略当接する部分には枠状の支 持部材38と、この支持部材38に支持されつつ流路閉塞時の羽根18と箱内壁 との気密を保持する弾性シール部材40とが設けられて成る角型ダンパーの気密 構造10から構成される。 また、前記支持部材38は、長い枠状に形成され、かつ断面逆台形状に折曲さ れて成ることとしてもよい。 また、前記支持部材38における羽根18の軸受部14には、この軸受部14 と軸受孔44を同心的に有する補助軸受部材42が多少のガタ付き自由度を保持 しながら係止されて成ることとしてもよい。
【0006】
【作用】
本考案の角型ダンパーの気密構造においては、角型ダンパー箱内に設けられた 軸受部に風の流路を開閉する羽根の羽根軸が軸支され、流路の閉塞時に羽根の上 下端部は、ダンパー箱内の上下内壁に設けられたストッパーに当接され、このス トッパーのシール部材で気密が保持される。更に前記羽根の閉塞位置において、 羽根の側端が略当接する内壁位置に枠状の支持部材が設けられ、この支持部材に 羽根の側端に密着する弾性シール部材が固定されて閉塞時の羽根と両側内壁や軸 受部との気密性が向上されることとなる。 前記支持部材は、長い枠状に形成され、かつ断面逆台形状に折曲されて成るこ ととしてもよく、これにより、弾性シール部材は羽根の閉塞時に圧縮されても剥 離することなく、後述する補助軸受部材がワンタッチで取付け可能となる。なお 、この支持部材は、長い弾性シール部材を支持できればよく、実施例の断面逆台 形状に限らず、断面U形等の枠状に形成してもよい。 また、前記支持部材における羽根の軸受部には、この軸受部と軸受孔を同心的 に有する補助軸受部材が多少のガタ付き自由度を保持しながら係止されて成るこ ととしてもよく、これにより羽根軸を軸受部に軸支させるときに相互に多少の間 隙誤差が発生しても、前記補助軸受部材で間隙誤差を吸収して風の漏れ等を防止 できることとなる。
【0007】
【実施例】
以下、添付図面を参照しながら、本考案の好適な実施例を説明する。 図1ないし図5には、本考案の実施例に係る角型ダンパーの気密構造10が示 されている。 図において、角型ダンパーの気密構造10は、角型ダンパー箱12内に設けら れた軸受部14と、この軸受部14に軸支されつつ前記ダンパー箱12内の風の 流路16を開閉する羽根18及び羽根軸20からなる羽根体22と、を有してい る。
【0008】 前記角型ダンパー箱12は、図5に示す様に四辺を外板24で連設した矩形筒 体に形成され、この外板24の両端にはフランジ26、26が固定されている。 前記角型ダンパー箱12の両側部の外板24の内面には、図2、図3に示す様 に中空補強枠杆(パッドチャンネル)28が縦方向に固定され、この中空補強枠 杆28に軸受メタル30よりなる軸受部14が突出状に設置されている。 前記軸受メタル30には羽根軸20の一端が軸支され、この羽根軸20に羽根 18が固定されている。 実施例においては、前記中空補助枠杆28の上端寄り位置と下端寄り位置とに 一対の軸受部14、14が設置され、この軸受部14、14に軸支された羽根軸 20、20に各々羽根18、18が固定され、この羽根18、18には連動回転 するための連結部材32が連設されている。更に羽根18、18は、角型ダンパ ー箱12の閉塞状態で相互の端部が重合状に接合し、このとき一方の羽根18の 端部に固定されたシール部材34に他方の羽根18の端部が接合し、また、角型 ダンパー箱12の上下外板24、24の内面には閉塞状態で羽根18、18の端 部が当接するストッパー36、36が固定され、このストッパー36、36と羽 根18、18の端部のいずれかにシール部材34が固定されて閉塞時の羽根18 、18の上下端と角型ダンパー箱12の上下内面及び羽根18、18の相互の接 合部の気密が保持される。
【0009】 図2、図3、図4に示す様に、前記羽根18、18が角型ダンパー箱12内の 風の流路16を閉塞する位置において、前記角型ダンパー箱12の両側外板24 の内面に固定された中空補助枠杆28の外面に枠状の支持部材38が前記軸受部 14、14を包着する様に固定され、この支持部材38内の長手方向に、例えば 耐候性、耐熱老化性、耐オゾン性等に優れたエチレン・プロピレン・ジエン共重 合体の発泡体で形成されたエプトシーラ(商品名)の様な弾性シール部材40が 接着されている。これにより羽根18、18の閉塞時に側端に弾性シール部材4 0が密着して両側内壁や軸受部と羽根8、18との気密が保持され、上下内壁と 羽根18、18の上下端部との気密性と共に羽根の閉塞時の角型ダンパー箱12 内の気密性が向上される。
【0010】 図2、図4に示す様に、前記支持部材38は、長い枠状に形成され、かつ断面 逆台形状に折曲されて成ることとしてもよい。これにより、閉塞時の羽根18で 弾性シール部材40が圧縮されても剥離することなく、後述する補助軸受部材4 2をワンタッチで取付け可能となる。なお、この支持部材38は、長い弾性シー ル部材を支持できればよく、実施例の断面逆台形状に限らず、断面U形等の枠状 に形成してもよい。 図2、図3、図4に示す様に、前記支持部材38における羽根18の軸受部1 4には、この軸受部14と軸受孔44を同心的に有する補助軸受部材42が多少 のガタ付き自由度を保持しながら係止されて成ることとしてもよい。 前記補助軸受部材42は、軸受孔44が開孔された板片46の両端に支持部材 38の両側に係着する係止片48、48が折曲され、更に板片46の内面に弾性 シール部材40が薄く固定されている。 前記支持部材38内の軸受部14の外面位置に補助軸受部材42を配置して係 止片40、40を支持部材38に係着させて軸受孔44から軸受部14の軸受メ タル30に羽根軸20を軸支させたときに、羽根軸20と軸受部14とに多少の 間隙誤差が発生しても、ガタ付き自由度を保持した補助軸受部材42で前記間隙 誤差の発生を吸収し、かつ、軸受部14周縁の軸受力を強化しつつ空気の漏れを 防止できることとなる。
【0011】 本考案の角型ダンパーの気密構造10は、排煙ダンパー、防煙ダンパー、風量 調整ダンパー等に使用するものであり、例えば図5に示す様に、角型ダンパー箱 12の側面の外板24に、羽根体22の閉塞時のロック機構やこのロック機構を 開放するソレノイド等を内装した駆動部50を設置し、この駆動部50に連係さ れた操作盤からの手動操作、或は電気信号等の遠隔操作で駆動部50を作動させ ながら角型ダンパー箱12内の羽根体22の羽根18を風の流路16と並行な状 態に回動させて開放したり、或は風の流路16と垂直な状態に回動ロックして閉 塞したりするものである。 特に本考案においては、羽根18、18の閉塞状態において、羽根18、18 の両側端に角型ダンパー箱12の両側内壁に設けた支持部材38の弾性シール部 材40が密着して気密を保持でき、また羽根18、18の相互の接合部や羽根1 8、18の上下端と上下内壁のストッパ36、36との接合部にシール部材34 が固定されて気密を保持できるために角型ダンパー箱12内の羽根の閉塞時の気 密性が飛躍的に向上され、各種ダンパーとしての機能を十分発揮できることとな る。
【0012】
【考案の効果】
以上、説明した様に請求項1に係る角型ダンパーの気密構造によれば、角型ダ ンパー箱内に設けられた軸受部と、この軸受部に軸支されつつ風の流路を開閉す る羽根及び羽根軸からなる羽根体と、を有し、前記羽根が風の流路を閉塞する位 置において、前記角型ダンパー箱内壁と略当接する部分には枠状の支持部材と、 この支持部材に支持されつつ流路閉塞時の羽根と箱内壁との気密を保持する弾性 シール部材と、が設けられたことにより、羽根の閉塞状態において、羽根と両側 内壁や軸受部との気密が上下内壁と同様に保持でき、羽根の閉塞時の気密性が高 くなり、各種ダンパーとしての機能を確実に行うことができる。 また、請求項2によれば、前記支持部材は、長い枠状に形成され、かつ断面逆 台形状に折曲されて成ることにより、閉塞時の羽根で弾性シール部材が圧縮され ても剥離することなく、かつ補助軸受部材をワンタッチで取付け可能となる。 また、請求項3によれば、前記支持部材における羽根の軸受部には、この軸受 部と軸受孔を同心的に有する補助軸受部材が多少のガタ付き自由度を保持しなが ら係止されて成ることにより、組立て時に羽根軸と軸受部とに多少の間隙誤差が 発生しても、ガタ付き自由度を保持した補助軸受部材で前記間隙誤差の発生を吸 収し、空気の漏れを防止できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る角型ダンパーの気密構造
を備えた角型ダンパー箱の縦断面図である。
【図2】図1のA−A線一部拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線一部拡大矢視図である。
【図4】図3のC−C線矢視図である。
【図5】本考案の実施例に係る角型ダンパーの気密構造
を備えた角型ダンパー箱の斜視部である。
【図6】従来の角型ダンパーの内部を示した縦断面図で
ある。
【符号の説明】
10 角型ダンパーの気密構造 12 角型ダンパー箱 14 軸受部 16 流路 18 羽根 20 羽根軸 22 羽根体 38 支持部材 40 弾性シール部材 42 補助軸受部材 44 軸受孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角型ダンパー箱内に設けられた軸受部
    と、この軸受部に軸支されつつ風の流路を開閉する羽根
    及び羽根軸からなる羽根体と、を有し、 前記羽根が風の流路を閉塞する位置において、前記角型
    ダンパー箱内壁と略当接する部分には枠状の支持部材
    と、この支持部材に支持されつつ流路閉塞時の羽根と箱
    内壁との気密を保持する弾性シール部材と、が設けられ
    て成る角型ダンパーの気密構造。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、長い枠状に形成され、
    かつ断面逆台形状に折曲されて成る請求項1記載の角型
    ダンパーの気密構造。
  3. 【請求項3】 前記支持部材における羽根の軸受部に
    は、この軸受部と軸受孔を同心的に有する補助軸受部材
    が多少のガタ付き自由度を保持しながら係止されて成る
    請求項1、又は2記載の角型ダンパーの気密構造。
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