JPH0594624A - 光学式再生方法 - Google Patents

光学式再生方法

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JPH0594624A
JPH0594624A JP9000091A JP9000091A JPH0594624A JP H0594624 A JPH0594624 A JP H0594624A JP 9000091 A JP9000091 A JP 9000091A JP 9000091 A JP9000091 A JP 9000091A JP H0594624 A JPH0594624 A JP H0594624A
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JP
Japan
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marks
reproducing
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laser beam
recording
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Withdrawn
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JP9000091A
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English (en)
Inventor
Hideji Takahashi
秀司 高橋
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、高密度に記録された記録媒体からデ
ータを再生する際、ジッタを発生させることなく、且
つ、マーク相互の間隔に対応したデータを高精度に再生
する 【構成】半導体レーザ18から出射した断面楕円形状の
再生用レーザービームは、コリメータレンズ19、そし
て、1/4波長板20を介して、対物レンズ21に入射
し、この対物レンズ21によって、前述した記録媒体1
6のピット上に集光する。この集光されるレーザービー
ムは、半導体レーザ18から出射される際の形状を有し
たまま、記録トラックの長さ方向に長い楕円ビームスポ
ット26として、集光される。この楕円ビームスポット
26の記録トラックの長さ方向の照射範囲は、一対のピ
ット相互の最短距離の2倍より小さく、最長距離よりも
大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、光ディスクや
光カード等の記録媒体からデータを光学的に再生する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザービームを用いて大量のデ
ータを高密度で記録・再生することのできる記録媒体が
既に知られている。この記録媒体は、例えば、CDやレ
ーザーディスク等の再生専用型(ROM)、Te金属薄
膜や有機色素膜を用いた追記型(WROM)、光磁気型
やカルコゲナイト相変化膜を用いた書換型(E−DRA
W)に大別される。
【0003】近年、この種の記録媒体の記録密度を更に
向上させるため、データを夫々の記録媒体の特性に合っ
た符合語に変換する方法が知られている。
【0004】例えば、再生専用の光ディスクを使うCD
(コンパクトディスク)は、EFM(eight to fourtee
n modulation)符号、磁気テープを使うDAT(ディジ
タル・オーディオ・テープレコーダ)は、8−10変換
符号、そして、光ディスク(追記型、書換可能型)装置
は、(2、7)RLL(run length limited)符号や4
/15符号及びMFM(modified frequency modulatio
n )と、いずれも異なる方法によって、データの高密度
記録が行われている。
【0005】いずれの記録媒体においても、データは、
記録トラックに沿って記録用レーザービームを照射し、
記録トラック上に、例えば、凹凸のマーク又は磁化され
たマークを形成して記録される。記録されたデータの再
生は、記録トラックに沿って、記録より出力の弱い再生
用レーザービームを照射し、マークから反射してくる反
射光の光強度やカー回転角等の変化を検出して行われ
る。なお、再生されるデータは、マークの有無による2
値化データである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な方法で高密度記録が施された記録媒体からデータを再
生する場合、例えば、隣接するマーク相互の間隔(最短
ラン(run) ;符号語の1と1の間の0の最小個数)が短
いため、マーク相互の検出時間が短くなる。このため、
マーク相互の干渉やジッタの影響を受け易くなる。ま
た、最短ランを短くすることは、再生用レーザービーム
の波長により制限される。
【0007】前述のジッタとは、回転速度の変動やノイ
ズの影響により、再生時における時間軸方向でのマーク
の検出時間が変動して、マーク位置の検出誤差を生じる
ことを意味する。このような検出誤差が大きい場合、デ
ータを正確に再生できず、再生エラーを生じる。
【0008】このような再生エラーを防止するために
は、ジッタが生じない程度の余裕(ジッタマージン)
を、マーク間隔に持たせればよい。例えば、光学式記録
において、2−7変調でマーク記録を行った場合、マー
ク間距離は、マーク相互の間隔が約0.5μm ずつ変化
した6種類の離散値となる。
【0009】しかし、ジッタマージンを確保すると、マ
ーク相互の間隔が大きくなり、データの高密度記録が達
成できない。即ち、高密度記録及びその再生を達成する
上で、前述したジッタは大きな障害となる。
【0010】本発明は、このような弊害を除去するため
になされ、その目的は、高密度に記録された記録媒体か
らデータを再生する際、ジッタを発生させることなく、
且つ、マーク相互の間隔に対応したデータを高精度に再
生する光学式再生方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明は、記録媒体の記録トラックに記録さ
れたマークに再生用レーザービームを走査して、所定の
データを再生する光学式再生方法において、前記記録ト
ラックに記録された前記マークのうち、所定の複数のマ
ークに、同時に、前記レーザービームを照射する工程
と、前記複数のマークからの干渉パターンを検出する工
程と、を備える。
【0012】また、前記所定の複数のマークに同時に照
射される際の前記レーザービームは、前記複数のマーク
の両端に亘って照射可能な照射領域を有する。
【0013】
【作用】再生用レーザービームを、複数のマークに同時
に照射する。これらマークによって形成された干渉パタ
ーンを検出する。この干渉パターンのうち、例えば、±
1次干渉光の極大値間の距離を測定して、データの再生
を行う。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る光学式再生方
法について、図1ないし図6を参照して、説明する。
【0015】本実施例の再生方法を説明するに際し、ま
ず、PMMA基板上にTeOx(xは、整数)を蒸着し
た記録媒体16を用意する。そして、この記録媒体16
には、一般的な記録光学系で、所定のデータを記録す
る。図2には、前記記録光学系の全体が概略的に示され
ている。
【0016】図2に示すように、半導体レーザ11から
出射した断面楕円形状の記録用レーザービーム(波長7
80nm)は、コリメータレンズ12で、平行光束に変換
されて、成形プリズム13に入射する。この成形プリズ
ム13で、レーザービームは、断面ほぼ円形に矯正され
る。円形に矯正されたレーザービームは、1/4波長板
14で所定の偏光が施され、対物レンズ15を介して、
記録媒体16の記録トラック(図示しない)上に集光す
る。このとき、記録トラック上には、ほぼ円形のピット
17が、記録トラックの長さ方向に、順次、所定の間隔
で穿孔される。
【0017】本実施例において、データは、例えばRL
L符号語に変換して、ピット径を1μm 、ピット相互の
間隔を、夫々、1.5、1.6、1.7、1.8、1.
9、2.0μm の6種類に定めて、記録されている。
【0018】このように記録されたデータは、図3に示
すような再生光学系によって、再生される。
【0019】図3に示すように、半導体レーザ18から
出射した断面楕円形状の再生用レーザービーム(波長8
30nm)は、コリメータレンズ19、そして、1/4波
長板20を介して、対物レンズ21に入射し、この対物
レンズ21によって、前述した記録媒体16のピット1
7上に集光する。
【0020】このとき集光されるレーザービームは、半
導体レーザ18から出射される際の形状を有したまま、
記録トラックの長さ方向に長い楕円ビームスポット26
(図1参照)として、集光される。即ち、図1に示すよ
うに、レーザービームは、前記楕円ビームスポット26
の記録トラックの長さ方向の照射範囲をLとし、一対の
ピット17相互の最短距離をL1 とし、最長距離をL2
とすると、L2 ≦L≦2L1 の条件を満たすように、集
光する。
【0021】本実施例の場合、L2 =2μm とし、この
ため楕円ビームスポット26の照射範囲(L)は、3μ
m とする。以下に、再生用レーザービームが、例えば、
2個のピット17を同時に照射した場合の再生方法につ
いて、具体的に説明する。
【0022】図1の(a)は、記録トラックの長さ方向
に所定の間隔を有して形成されたピット17の列を示
す。また、(b)〜(e)は、記録媒体16の移動に伴
い、隣接するピット17を順次照射する楕円ビームスポ
ット26の移動状態を示す。
【0023】なお、この楕円ビームスポット26内にピ
ット17がない場合、レーザービームは、記録媒体16
を透過しない。また、楕円ビームスポット26内に、1
つしかピット17がない場合、レーザービームは記録媒
体16を透過するが、干渉はおきず、2個以上(本実施
例では2個)ある場合にのみ、干渉がおきる。
【0024】前述したように、記録媒体16に集光した
レーザービームは、その集光位置にピット17が少なく
とも1個以上ある場合、ピット17の数に応じた光学的
特性を有して、前記記録媒体16を透過する。透過した
レーザービームは、次に、対物レンズ23で平行光束に
規制されて検出器に入射される。この検出器は、特に、
図3に示すように、0次干渉光に対応する位置に、フォ
トダイオード24を備え、このフォトダイオード24の
両側には、夫々、±1次干渉光の極大値間の距離測定用
の1セルの大きさが10μm のCCDラインセンサ25
を備えている。
【0025】なお、このような検出器は、0次干渉光の
光強度が所定の値より大きくなった場合に、CCDライ
ンセンサ25が、±1次干渉光の極大値を測定するよう
に、制御されている。
【0026】この検出器で検出された光学的特性につい
て、楕円ビームスポット26内に、ピット17が1個あ
る場合の特性曲線を図4に、また、ピット17が2個あ
る場合の特性曲線を図5に夫々示す。図4及び図5から
明らかなように、楕円ビームスポット26内に、2個の
ピット17がある場合は、1個の場合に比べて、透過光
量が増加しており。0次干渉光の光量が大きく異なって
いることが分かる。
【0027】つまり、ピット17が1個の場合には、±
1次干渉光が発生しないため、検出器で、データの再生
信号を検出することができない。ピット17が2個ある
場合にのみ再生信号を検出することができる。
【0028】後掲する表1には、楕円ビームスポット2
6内の一対のピット17相互の間隔が前述した6種類の
場合について、夫々の±1次干渉光の極大値間の距離が
示されている。
【0029】この表から明らかなように、本実施例の再
生方法によれば、ピット17相互の間隔をわずかに0.
1μm ずつ変化させた場合でも、得られた干渉パターン
から、ジッタによる影響を受けることなく±1次干渉光
の極大値間の距離を高精度に検出することができる。
【0030】なお、本実施例では、記録媒体16に形成
されたピット17を透過したレーザービームの光学的特
性を検出して、データを再生する場合について説明し
た。しかし、記録媒体16に形成されたピット17から
反射したレーザービームの光学的特性を検出して、デー
タを再生する場合にも適用できることはいうまでもな
い。
【0031】また、本実施例は、前述の構成に限定され
ない。例えば、図6に示すように、再生光学系(図3参
照)の検出器を3個のフォトダイオード27、28、2
9で構成してもよい。
【0032】即ち、干渉パターンの0次干渉光は、第1
のフォトダイオード28で検出され、±1次干渉光は、
第1のフォトダイオード28の両側に配された第2及び
第3のフォトダイオード27、29で検出される。0次
干渉光の光強度を第1のフォトダイオード28で検出す
ることにより、再生信号の読みだしタイミングを調節
し、第2及び第3のフォトダイオード27、29のいず
れか、又は、両方を用いて、±1次干渉光の光強度分布
を検出する。ピット17の間隔が変化すると、干渉パタ
ーンの±1次干渉光の極大値位置が変化するため、第2
及び第3のフォトダイオード27、29のいずれか、又
は、両方に入射される光量が変化する。このため、第2
及び第3のフォトダイオード27、29から出力される
電流値が変化する。この電流値の変化を読み取って再生
信号として検出する。この変形例の場合も、ピット径を
1μm とし、前述した表1に示す6種類のピット間隔の
夫々について、±1次干渉光の極大値間の距離を検出し
た。
【0033】この変形例も、得られた干渉パターンか
ら、ジッタによる影響を受けることなく±1次干渉光の
極大値間の距離を高精度に検出することができる。
【0034】なお、前述の一実施例及びその変形例で
は、干渉パターンの極大値間の距離からデータを再生し
たが、これに限定されず、極小値間、又は、極大値と極
小値との間からデータを再生することもできる。
【0035】
【発明の効果】本発明の光学式再生方法では、複数のマ
ークに、同時に、再生用レーザービームを照射して、得
られた干渉パターンからデータを再生するため、ジッタ
による影響がなくなると共に、マーク相互の間隔に応じ
て高精度にデータを再生することができる。この結果、
更に高密度なマークの記録が可能となり、記録密度の向
上を図ることができる。
【0036】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】記録媒体に記録されたピットに、本発明の一実
施例に係る再生方法に用いられた再生光学系から、再生
用レーザービームが照射されている状態を示す図。
【図2】本発明の一実施例に係る再生方法に用いられた
記録媒体に、所定のピットを形成する一般的な記録光学
系の全体を概略的に示す図。
【図3】本発明の一実施例に係る再生方法に用いられた
再生光学系の全体を概略的に示す図。
【図4】図3の再生光学系によって、記録媒体に形成さ
れている1個のピットのみを照射した場合に得られる光
学的特性を示す特性図。
【図5】図3の再生光学系によって、記録媒体に形成さ
れている2個のピットを同時に照射した場合に得られる
光学的特性を示す特性図。
【図6】図3の再生光学系の変形例として、検出器を第
1ないし第3のフォトダイオードで構成した場合の、干
渉パターンに対するこれらフォトダイオードの配置を概
略的に示す図。
【符号の説明】
16…記録媒体、17…ピット、24…フォトダイオー
ド、25…CCDラインセンサ、26…楕円ビームスポ
ット。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の記録トラックに記録されたマ
    ークに再生用レーザービームを走査して、所定のデータ
    を再生する光学式再生方法において、 前記記録トラックに記録された前記マークのうち、所定
    の複数のマークに、同時に、前記レーザービームを照射
    する工程と、 前記複数のマークからの干渉パターンを検出する工程
    と、を備える光学式再生方法。
  2. 【請求項2】 前記所定の複数のマークに同時に照射さ
    れる際の前記レーザービームは、前記複数のマークの両
    端に亘って照射可能な照射領域を有する請求項1に記載
    の光学式再生方法。
JP9000091A 1991-03-28 1991-03-28 光学式再生方法 Withdrawn JPH0594624A (ja)

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JP9000091A JPH0594624A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 光学式再生方法

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JP9000091A JPH0594624A (ja) 1991-03-28 1991-03-28 光学式再生方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5956296A (en) * 1996-09-18 1999-09-21 Canon Kabushiki Kaisha Information reproducing apparatus for reproducing information by magnetic wall movement

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5956296A (en) * 1996-09-18 1999-09-21 Canon Kabushiki Kaisha Information reproducing apparatus for reproducing information by magnetic wall movement

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 19980514