JPH0594599A - 駐車用ナンバー表示器及び車輌の駐車方法 - Google Patents

駐車用ナンバー表示器及び車輌の駐車方法

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JPH0594599A
JPH0594599A JP19941791A JP19941791A JPH0594599A JP H0594599 A JPH0594599 A JP H0594599A JP 19941791 A JP19941791 A JP 19941791A JP 19941791 A JP19941791 A JP 19941791A JP H0594599 A JPH0594599 A JP H0594599A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の駐車エリアに駐車している車輌の違反
が駐車場の管理者に限られることなく、一般の人によっ
ても確認でき、かつ、違法な駐車エリアの占有を戒める
こと。 【構成】 駐車エリア100に使用契約者の車輌が駐車
されているとき、車輌200のナンバープレート50の
下部に駐車用ナンバー表示器10が位置することにな
る。駐車場の管理人及びその駐車場の利用者は、契約者
の車輌の駐車であるか否かが、一目瞭然で判別できる。
また、駐車エリア100に車輌200を出入りさせると
き、車輪で踏むことがあっても、駐車用ナンバー表示器
10の下面全体で地面に接触しており、また、合成ゴム
の弾性によって容易に破壊されることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の駐車エリアで特
定の駐車を許容された車輌のみが駐車可能であることを
表示する駐車用ナンバー表示器と、それを使用した車輌
の駐車方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輌の駐車場としては、所定の駐車場に
車輌単位に白線で区劃した駐車エリアを定め、駐車エリ
アに設定した契約者に割振った番号表示または契約者名
表示を縁石に表示し、その表示を確認して、指定された
駐車エリアに車輌を駐車していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マンションの
駐車場、特定の契約者のみの駐車を許容する駐車場にお
いては、縁石に契約者に割当てた番号表示または契約者
名表示をしておいても、車輌を駐車すると、その車輌の
影になり、駐車場の管理人または付近の駐車エリアの契
約者は、譬え、駐車違反者があっても、それに気付か
ず、管理人に連絡するのが遅れ、正当な契約者が指定の
駐車エリアに駐車しようとしたとき、駐車違反者のため
に指定領域外に駐車し、駐車場内の移動または付近の道
路交通に支障を与える場合がある。
【0004】そこで、本発明は所定の駐車エリアに駐車
している車輌の違反が駐車場の管理者に限られることな
く、一般の人によっても確認でき、かつ、違法な駐車エ
リアの占有を戒めることができる駐車用ナンバー表示器
及び車輌の駐車方法の提供を課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
駐車用ナンバー表示器は、車輌が駐車される駐車エリア
の車輌の進行方向の略中央部で、車輌を駐車した状態で
視認でき、しかも、車輌のナンバープレート(ライセン
スプレート:自動車登録番号標)の文字列と同一方向性
で車輌のナンバープレートの文字の一部または全部を明
示した文字表示手段を表面に露出させたベース部材を固
着手段によって地面に取付けるものである。
【0006】請求項2の発明にかかる駐車用ナンバー表
示器の前記文字表示手段は、成形された文字単位を列状
に配置し、ベース部材の成形時に一体化したものであ
る。
【0007】請求項3の発明にかかる駐車用ナンバー表
示器の前記文字表示手段は、ベース部材の成形時に文字
列も同時に成形し、前記文字列を着色したものである。
【0008】請求項4の発明にかかる駐車用ナンバー表
示器の前記文字表示手段は、ベース部材の成形時に文字
列も同時に成形し、前記ベース部材を着色したものであ
る。
【0009】請求項5の発明にかかる請求項1乃至請求
項4のいずれか1つに記載の駐車用ナンバープレートの
前記文字表示手段及びベース部材は、合成樹脂または合
成ゴムで形成したものである。
【0010】請求項6の発明にかかる請求項1乃至請求
項4のいずれか1つに記載の駐車用ナンバー表示器の前
記文字表示手段及びベース部材は、セラミックスで形成
したものである。
【0011】請求項7の発明にかかる請求項1乃至請求
項6のいずれか1つに記載の駐車用ナンバー表示器の前
記文字表示手段及びベース部材は、全体を略直方体とし
たものである。
【0012】請求項8の発明にかかる請求項1乃至請求
項6のいずれか1つに記載の駐車用ナンバー表示器の前
記文字表示手段及びベース部材は、全体を傾斜面を有す
る立体としたものである。
【0013】請求項9の発明にかかる請求項8に記載の
駐車用ナンバー表示器の前記傾斜面を有する立体は、肉
厚を変化させて形成したものである。
【0014】請求項10の発明にかかる請求項8に記載
の駐車用ナンバー表示器の前記傾斜面を有する立体は、
地面に面する水平面部材から所定の角度で交差する傾斜
面部材を一体に形成してなるものである。
【0015】請求項11の発明にかかる請求項1乃至請
求項10のいずれか1つに記載の駐車用ナンバー表示器
の前記ベース部材を地面に取付ける固着手段は、釘また
は捩子、ボルトとしたものである。
【0016】請求項12の発明にかかる請求項1乃至請
求項10のいずれか1つに記載の駐車用ナンバー表示器
の前記ベース部材を地面に取付ける固着手段は、接着剤
としたものである。
【0017】請求項13の発明にかかる駐車用ナンバー
表示器においては、車輌が駐車される駐車エリアの車輌
の進行方向の略中央部で、車輌を駐車した状態で視認で
き、しかも、車輌のナンバープレートの文字列と同一方
向性で車輌のナンバープレートの文字の一部または全部
を明示した文字表示手段を有するフィルムをベース部材
に貼着させ、そのベース部材を地面に取付けるものであ
る。
【0018】請求項14の発明にかかる請求項5、請求
項7乃至請求項13のいずれか1つに記載の駐車用ナン
バー表示器の前記文字表示手段及びベース部材は、ベー
ス部材に凹部孔を形成し、そこに文字表示手段を付した
薄い板状体を接合してなるものである。
【0019】請求項15の発明にかかる駐車用ナンバー
表示器は、駐車エリアの車輌の進行方向の前方及び/ま
たは後方の略中央部で、かつ、車輌を駐車した状態で視
認できる位置に設置した駐車用ナンバー表示器に、駐車
を許容する車輌のナンバープレートの文字列と同一方向
性で車輌のナンバープレートの文字の一部または全部を
表示しておき、これから駐車しようとする車輌は、前記
車輌のナンバープレートの文字列に合致した駐車用ナン
バー表示器を設置した駐車エリアで車輌の駐車を行なう
ものである。
【0020】
【作用】請求項1の発明においては、車輌が駐車される
駐車エリアの車輌の進行方向の略中央部で、車輌を駐車
した状態で視認でき、しかも、車輌のナンバープレート
の文字列と同一方向性で車輌のナンバープレートの文字
の一部または全部を明示した文字表示手段をベース部材
に形成しておき、それを固着手段を用いて地面に取付け
ておく、駐車場の管理者及び第三者は駐車エリアに駐車
してある車輌のナンバープレートと文字表示手段とを比
較して契約者であるか判断する。
【0021】請求項2の発明においては、前記文字表示
手段を、成形された文字単位を列状に配置し、ベース部
材の成形時に一体化することにより、標準化して製造し
た文字単位の組合せで所定の文字列を構成できる。
【0022】請求項3の発明においては、前記文字表示
手段を、ベース部材の成形時に文字列も同時に成形し、
前記文字列を着色するものであるから、文字列の製造を
所定の金型で行なうことができ、後に、着色によって文
字列を明瞭にすることができる。
【0023】請求項4の発明においては、前記文字表示
手段を、ベース部材の成形時に文字列も同時に成形し、
前記ベース部材を着色するものであるから、文字列の製
造を所定の金型で行なうことができ、後に、着色によっ
て文字列を明瞭にすることができる。
【0024】請求項5の発明においては、請求項1乃至
請求項4のいずれか1つに記載の前記文字表示手段及び
ベース部材を、合成樹脂または合成ゴムで形成するもの
であるから、車輌が文字表示手段及びベース部材に乗り
上げても、その弾性により破壊されることがない。
【0025】請求項6の発明においては、請求項1乃至
請求項4のいずれか1つに記載の前記文字表示手段及び
ベース部材を、セラミックスで形成するものであるか
ら、堅固であり、変質し難い。
【0026】請求項7の発明においては、請求項1乃至
請求項6のいずれか1つに記載の駐車用ナンバー表示器
の前記文字表示手段及びベース部材の全体を、略直方体
とするものであるから、地面に対する取付けが容易とな
り、安定性がよい。
【0027】請求項8の発明においては、請求項1乃至
請求項6のいずれか1つに記載の駐車用ナンバープレー
トの前記文字表示手段及びベース部材の全体を、傾斜面
を有する立体とするものであるから、視認性が良い。
【0028】請求項9の発明においては、請求項8に記
載の駐車用ナンバー表示器の前記傾斜面を有する立体
は、肉厚を変化させて形成することにより堅固となる。
【0029】請求項10の発明においては、請求項8に
記載の駐車用ナンバー表示器の前記傾斜面を有する立体
は、地面に面する水平面部材から所定の角度で交差する
傾斜面部材を一体に形成してなるものである。車輌のタ
イヤで踏付けても復元し易く、かつ、地面に対する取付
けが容易となり、安定性がよくなる。
【0030】請求項11の発明においては、請求項1乃
至請求項10のいずれか1つに記載の前記ベース部材を
地面に取付ける固着手段は、釘または捩子、ボルトとす
るものであるから、既成の固着手段の使用が可能であ
る。
【0031】請求項12の発明においては、請求項1乃
至請求項10のいずれか1つに記載の前記ベース部材を
地面に取付ける固着手段を、接着剤とするものであるか
ら、コンクリート、アスファルト等の地面に対する取付
けが容易である。
【0032】請求項14の発明にかかる駐車用ナンバー
表示器は、車輌が駐車される駐車エリアの車輌の進行方
向の略中央部で、車輌を駐車した状態で視認でき、しか
も、車輌のナンバープレートの文字列と同一方向性で車
輌のナンバープレートの文字の一部または全部をフィル
ム面に明示した文字表示手段は、ベース部材に接合する
だけで一体化でき、その取扱いが容易となる。
【0033】請求項14の発明にかかる請求項5、請求
項7乃至請求項13のいずれか1つに記載の駐車用ナン
バー表示器の前記文字表示手段及びベース部材を、ベー
ス部材に凹部孔を形成し、そこに文字表示手段を付した
薄い板状体を接合してなるものであり、文字表示手段を
付した薄い板状体の用途を拡大でき、廉価となる。
【0034】請求項15の発明においては、駐車エリア
の車輌の進行方向の前方及び/または後方の略中央部
で、かつ、車輌を駐車した状態で視認できる位置に、予
め、駐車用ナンバー表示器を設置しておき、そこに、駐
車を許容する車輌のナンバープレートの文字列と同一方
向性で車輌のナンバープレートの文字の一部または全部
を表示しておき、これから駐車しようとする車輌は、前
記車輌のナンバープレートの文字列に合致した駐車用ナ
ンバー表示器を設置した駐車エリアで車輌の駐車を行な
う。駐車場の管理者及び第三者は駐車エリアに駐車して
ある車輌のナンバープレートと文字表示手段とを比較し
て契約者であるか判断する。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0036】図1は本発明の第一実施例の駐車用ナンバ
ー表示器の斜視図であり、図2は図1の文字部分の要部
断面図である。また、図3は図1の固着手段の要部断面
図で、図4は図1の駐車用ナンバー表示器の平面図であ
る。そして、図5は現在使用されているナンバープレー
トの表示例を示す説明図である。
【0037】図5において、『岐阜53 す 13−8
4』は、ナンバープレート50の表示例であり、場所を
示す『岐阜』は支所を含む検査登録事務所表示51を表
示するものであり、続く番号の『53』は自動車の種別
による分類表示52である。また、平仮名の『す』は自
動車の自家用、レンターカー用、事業用等の事業区分表
示53を示すものである。そして、『13−84』は一
連指定番号表示54で登録順に連続番号を付すものであ
る。したがって、自動車の識別は一連指定番号表示54
の『13−84』にあり、通常、一連指定番号表示54
のみを用いても、特定の駐車場では同一車輌が複数台存
在する事態にはならない。
【0038】図1乃至図4において、文字列11は、特
定の駐車場と契約した特定車輌の一連指定番号表示54
から得た文字『13−84』からなり、この文字列11
は単独に成形した各文字『1』,『3』,『−』,
『8』,『4』からなる。各文字『1』,『3』,
『−』,『8』,『4』は、白色の合成ゴムで上方向か
ら判読できるようにした文字を所定の厚みに形成した文
字部11Aと、その下部に隣接する文字間隔を設定する
基部11Bを一体に成形したものである。また、基部1
1Bには隣接間隔を維持しながらも、接合のための表面
積を確保する凹欠部11Cが形成されている。この一連
指定番号表示54を表現する文字は、『0』,『1』,
『2』,『3』,『4』,・・・『8』,『9』及び
『−』の計11個を各々複数成形してなるものである。
この予め成形しておいた『0』,『1』,『2』,
『3』,・・・『8』,『9』及び『−』の計11個か
ら、『−』を含む5文字を抽出して組合せ、駐車場と契
約した特定車輌の一連指定番号表示54の文字『1』,
『3』,『−』,『8』,『4』の基部11Bの相互間
を接着剤で接着し、文字列11として『13−84』を
表現する。
【0039】そして、文字列11としての『13−8
4』と視認性で明確に区別できるベース部材20を成形
する金型に入れ、文字部11Aの上表面及び基部11B
の下表面を除き、接着剤を塗布し、そこにベース部材2
0を成形する材料を注入して、ベース部材20を成形す
ると同時に文字列11を一体化する。そして、ベース部
材20の少くとも4隅には、図3(a)に示すように、
固着手段としての捩子、ボルトまたは釘等の固着具30
の足部32を地面に打込んだとき、頭部31がベース部
材20の上面よりも下方に位置するように段部を有する
嵌合孔23が同時に形成される。なお、前記ベース部材
20の嵌合孔23は、図3(b)に示すように、捩子、
ボルトまたは釘等の固着具30の頭部31が、足部32
を地面に打込んだとき、ベース部材20の上面よりも下
方に位置するようにする段部を有する鉄、アルミニウム
等の別部材からなる嵌合部材22を加硫接着等により一
体化し、ベース部材20と固着手段に集中するストレス
を分散させる構造とすることもできる。
【0040】このように構成された本実施例の駐車用ナ
ンバー表示器は、次のように使用される。
【0041】図6は本発明の第一実施例の駐車用ナンバ
ー表示器の使用状態を示す斜視図である。図7は本発明
の第一実施例の駐車用ナンバー表示器の施工状態を示す
断面図、また、図8は本発明の第二実施例の駐車用ナン
バー表示器の施工状態を示す断面図である。
【0042】駐車エリア100は所定の駐車場におい
て、特定の利用者との間で使用契約が成立したとき、貸
与する1台の車輌200の駐車区劃を示すものである。
また、側部ライン101は駐車エリア100の駐車区劃
を明示する車輌の全幅方向の幅を限定するものであり、
前部ライン102と後部ライン103は駐車エリア10
0の駐車区劃を明示する車輌200の全長方向の長さを
限定するものであり、車輌200の進入路と共用される
場合、また、特に、後部ライン103は塀、縁石或いは
建造物等となる場合もある。前部ライン102の略中央
であって、前部ライン102から若干後部ライン側に駐
車用ナンバー表示器10のベース部材20の嵌合孔23
に対して、釘、例えば、ネール釘等の固着具30を打込
み、コンリートまたはアスファルト、土等からなる地面
と接合し、駐車用ナンバー表示器10が容易に離れない
ようにする。
【0043】特に、コンリートまたはアスファルト等か
らなる地面の場合には、直接、または、土等の場合に
は、図7に示すように、所定の大きさの穴にコンクリー
ト等を充填し、そこに、駐車用ナンバー表示器10の厚
みの60〜90%程度埋設できる深さの穴110を形成
し、その穴110を形成する際に内部に雌ネジを設けた
ナット部材111を埋めこんでおく。そして、必要に応
じてその穴110の底部に接着剤を塗布し、駐車用ナン
バー表示器10の裏面を接着し、更に、駐車用ナンバー
表示器10のベース部材20の嵌合孔23に対してボル
ト112を螺入し、コンリートからなる地面と接合し、
容易に離れないようにする。この種の施工によれば、コ
ンリートの上面から駐車用ナンバー表示器10が露出す
るから、土埃が付着し難く、譬え、駐車用ナンバー表示
器10の上面に土埃が付着しても、雨風によって落さ
れ、常に、駐車用ナンバー表示器10の文字列11で表
現された文字を確認することができる。
【0044】また、図8に示すように、前記駐車用ナン
バー表示器10の厚みの60〜90%程度埋設できるコ
ンリートまたはアスファルト等からなる深さの穴110
の底面には、セラミックス120等を埋設しておき、接
着剤121で駐車用ナンバー表示器10を接合すれば、
駐車用ナンバー表示器10の取換時に、駐車用ナンバー
表示器10とセラミックス120とを剥離させることに
より、セラミックス120を何度も繰返し使用して、他
の駐車用ナンバー表示器10を設置することができる。
この種の駐車用ナンバー表示器10では、嵌合孔23を
省略することもできる。勿論、両者の同時使用も可能で
ある。
【0045】したがって、駐車エリア100に使用契約
者の車輌200が駐車されているとき、車輌200のナ
ンバープレート50の下部に駐車用ナンバー表示器10
が位置することになる。駐車場の管理人及びその駐車場
の利用者は、契約者の車輌200の駐車であるか否か
が、一目瞭然で判別できる。当然部外者であっても一目
瞭然となる。また、駐車エリア100に車輌200を出
入りさせるとき、車輪で踏むことがあっても、駐車用ナ
ンバー表示器10の下面全体で地面に接触しており、ま
た、合成ゴムの弾性によって容易に破壊されることがな
い。また、車輌200側からもショックを感じることは
ない。このとき、駐車用ナンバー表示器10の下面にイ
ンサートとして、金属性薄板を埋設または露出するよう
に接合してもよい。
【0046】なお、駐車エリア100に車輌200が出
入りする方向性、駐車エリア100の面積が決まれば、
一般に、駐車用ナンバー表示器10の設置位置を中心部
から出入方向に偏らせれば、車輌200が駐車エリア1
00に出入りする際、車輪で踏むことがない。勿論、駐
車用ナンバー表示器10の設置位置が中心部から偏らす
方向が逆の場合もある。
【0047】また、駐車エリア100に使用契約者の駐
車用ナンバー表示器10が設置してあると、契約者以外
の者は自分の車輌200のナンバープレート50の一連
指定番号表示54と駐車用ナンバー表示器10の文字列
11が一致しないことに気付き、その良心によって不法
駐車を行なうことができない。また、譬え、不法駐車が
あったとしても、駐車場の管理人及びその駐車場の利用
者は、契約者の車輌200の駐車でないことが一目瞭然
で判別できるから、その車輌200を撤去させる手立を
講じることができる。
【0048】そして、駐車エリア100に駐車用ナンバ
ー表示器10が設置してあると、駐車する際に自車の位
置が明確になり、他の駐車エリア100との間隔を均一
化した駐車が可能となり、他の車輌を傷付けるようなこ
とがない。
【0049】上記実施例は全体が略直方体形状の駐車用
ナンバー表示器10を使用する場合について説明した
が、駐車用ナンバー表示器10の文字列11の判読を容
易とするため、文字列11を地表面から所定の角度だけ
傾斜させることができる。
【0050】図9は本発明の第三実施例の駐車用ナンバ
ー表示器の端部断面を示した斜視図である。
【0051】図9において、文字列11は、上記実施例
と同様に、予め成形しておいた『0』,『1』,
『2』,『3』,・・・『8』,『9』及び『−』の計
11個を組合せて、駐車場と契約した特定車輌の一連指
定番号表示54の文字『1』,『3』,『−』,
『8』,『4』を接続したものである。このため、前記
基部11Bの相互間を接着剤で接着し、文字列11とし
て『13−84』を表現している。そして、一連指定番
号表示54の文字列『13−84』を、両端部が滑かな
傾斜面を有し、断面略ヘ字状の山形のベース部材20を
成形する金型に入れ、文字列11の上表面を除き、接着
剤を塗布し、そこにベース部材20を成形する材料を注
入して、ベース部材20を成形すると同時に文字列11
を一体化する。このとき、ベース部材20の少くとも4
隅には固着手段としての捩子、ボルトまたは釘の固着具
30の頭部31が、ベース部材20の上面よりも下方に
位置するようにした嵌合孔23が同時成形される。この
ときのベース部材20を成形する金型は、文字列11側
を勾配の滑かな傾斜面25とし、反対側をそれよりも急
激な傾斜面26としたものである。
【0052】したがって、この種の実施例の駐車用ナン
バー表示器10は、視認性が良くなり、文字列11の判
読が容易となる。また、傾斜面26側にも他の文字情報
を記載することができる。また、地表から突出している
が傾斜しているので、それに車輪が乗っても、車輌20
0の乗員及び乗客に対するショックが小さくてすみ、ま
た、駐車用ナンバー表示器10のストレスも小さくてす
む。そして、歩行者が駐車用ナンバー表示器10に躓き
難くなる。特に、駐車用ナンバー表示器10の全体を合
成ゴム等の弾性体で成形すると容易に破壊されることが
ない。また、好ましくは、発泡体で形成すると外力に強
く、また、駐車用ナンバー表示器10が他の移動物を損
傷させることがない。
【0053】更に、この種の実施例の駐車用ナンバー表
示器10を室外に設置すると、風雨によって文字列11
の上面の埃等が除去され、常に表示面を綺麗にしておく
ことができる。
【0054】図10は本発明の第四実施例の駐車用ナン
バー表示器の端部断面を示した斜視図である。
【0055】図10において、文字列11は、上記第四
実施例と同様に、駐車場と契約した特定車輌の一連指定
番号表示54を表示したものである。この駐車用ナンバ
ー表示器10のベース部材20は、地面に面する板状の
水平面部材20Aと、水平面部材20Aから所定の角度
で交差する板状の傾斜面部材20Bを一体に形成してな
るものである。傾斜面部材20Bの厚みは水平面部材2
0Aと略均一としているが、傾斜面部材20Bの弾性強
度によって、任意に選択することができる。また、水平
面部材20Aから所定の角度で交差する傾斜面部材20
Bにインサートを埋設してもよいし、交差部分のみ他の
部材で、繰返しの彎曲変形に耐え得る部材とすることも
できる。
【0056】なお、本実施例では、水平面部材20Aか
ら所定の角度で交差する傾斜面部材20Bは略60度程
度としているが、本発明を実施する場合には、90度以
下の任意の角度に設定することができる。
【0057】上記各実施例では、文字列11として
『0』,『1』,『2』,『3』,『4』,・・・
『8』,『9』及び『−』の計11個を各々複数成形し
てなる文字を組合せて使用しているが、本発明を実施す
る場合には、合成樹脂、合成ゴムまたは金属薄板を接合
して、文字列11を形成することができる。
【0058】図11は本発明の第五実施例の駐車用ナン
バー表示器のベース部材(a)と表示手段としてのフィ
ルム(b)を示した斜視図である。図12は本発明の第
五実施例の駐車用ナンバー表示器を示した斜視図であ
る。
【0059】図11及び図12において、ベース部材2
0は全体を略凸状とし、地面側に位置する水平面部材2
0Xの上方に突出した突出部20Yに、更に、額縁状に
周囲を突出させた凸枠部20Y1 によって、凹部孔20
Zを形成している。即ち、突出部20Yにその底部が平
面の凹部孔20Zを形成している。この凹部孔20Zに
は車輌のナンバープレート50を転写してなるフィルム
70を接着剤で接着している。このとき、フィルム70
のナンバープレート50を転写した被膜面は、前記凹部
孔20Zの底面側の接合面とし、これによって、フィル
ム側で表示を行なう転写面を保護している。また、図示
しないが、前記フィルム70を堅固に保護するには、そ
の表面側に透明の合成樹脂板を配設するか、或いは合成
被膜を形成してもよい。
【0060】なお、この第五実施例については、車輌2
00の車輪に踏まれ難い位置に設置するのが望ましい。
【0061】勿論、ベース部材20の凹部孔20Zに、
車輌200のナンバープレート50を転写してなるフィ
ルム70を接着剤で接着して文字表示手段とするもの
は、前記第一実施例乃至第四実施例に対応させることも
できる。
【0062】また、実施例の詳細は省略するが、駐車用
ナンバー表示器10は車輌200のナンバープレート5
0、特に、前面の取外可能なナンバープレート50を使
用して型採りしたり、或いは直接成形することもでき
る。
【0063】上記第一実施例から第四実施例の駐車用ナ
ンバー表示器は、車輌200が駐車される駐車エリア1
00の車輌200の進行方向の略中央部で、車輌200
を駐車した状態で視認でき、しかも、車輌200のナン
バープレート50の文字列と同一方向性で車輌200の
ナンバープレート50の文字の一部または全部を明示し
た検査登録事務所表示51、自動車の種別による分類表
示52、自家用、レンターカー用、事業用等の事業区分
表示53、一連指定番号表示54のうちの、少なくとも
一連指定番号表示54を含む表示文字列11等からなる
文字表示手段と、前記文字表示手段との間に視覚上の違
いを持たせ、前記文字表示手段を判読可能に位置付けた
ベース部材20と、前記ベース部材20を地面に取付け
る捩子、ボルトまたは釘、接着剤等からなる固着手段と
を具備するものである。
【0064】したがって、車輌200が駐車される駐車
エリア100の車輌200の進行方向の略中央部で、車
輌200を駐車した状態で視認でき、しかも、車輌20
0のナンバープレート50の文字列と同一方向性で車輌
200のナンバープレート50の文字の一部または全部
を明示した文字列11等の文字表示手段をベース部材2
0に形成しておき、それを固着手段を用いて地面に取付
けてあるから、駐車場の管理者及び第三者は駐車エリア
100に駐車してある車輌200のナンバープレート5
0と文字表示手段とを比較して契約者であるか判断でき
る。
【0065】ところで、上記各実施例の前記文字表示手
段は、車輌200のナンバープレート50の表示の検査
登録事務所表示51、自動車の種別による分類表示5
2、自家用、レンターカー用、事業用等の事業区分表示
53、一連指定番号表示54のうちの、少なくとも一連
指定番号表示54を含む表示文字列11を採用している
が、本発明を実施する場合には、車輌50のナンバープ
レート50の全表示文字を文字表示手段としてもよい。
しかし、通常、一連指定番号表示54の文字列のみで自
他識別が容易であることから、本発明を実施する場合の
文字表示手段としては、少なくとも一連指定番号表示5
4を含むものであればよい。
【0066】また、上記実施例の文字表示手段として
は、ベース部材20と一体化するものを前提に説明した
が、本発明を実施する場合には、合成ゴム等のベース部
材20に対して焼印、マーカまたはペイント等で描いた
り、埋め込んだりして表現してもよく、また、容易に消
去しない他部材の埋設としてもよい。
【0067】特に、上記実施例のように文字表示手段
を、成形された文字単位を列状に配置し、ベース部材2
0の成形時に一体化するものでは、表現される対象が限
定されていることから、標準化して製造した文字単位の
組合せで所定の文字列を構成するものであれば、駐車用
ナンバー表示器を廉価に製造できる。
【0068】そして、前記文字表示手段を、ベース部材
20の成形時に文字列も同時に成形し、前記文字列を着
色するものでは、着色できる色彩に自由度が高く、しか
も文字に相当する箇所のみであるから、着色に要する材
料費を軽減でき、文字列の製造を所定の金型、焼印等で
行なうことができ、しかも、着色によって文字列を明瞭
にすることができる。
【0069】逆に、前記文字表示手段を、ベース部材2
0の成形時に文字列も同時に成形し、前記ベース部材2
0を着色することもできる。文字列以外を着色によって
文字列を明瞭にするものであり、文字列を着色する場合
と同様の効果がある。
【0070】更に、前記文字表示手段及びベース部材2
0を、合成樹脂または合成ゴムで形成するものでは、車
輌200が文字表示手段及びベース部材20に乗り上げ
ても、その弾性により破壊されることがなく、復元性が
ある。また、歩行者が躓くのを、その緩衝性で防止でき
る。特に、文字表示手段及びベース部材20を、発泡性
の合成樹脂または合成ゴムで形成するものでは、より顕
著に上記効果を奏する。また、前記文字表示手段及びベ
ース部材20を、陶磁器等のセラミックスで形成するこ
ともできる。この種のものは、堅固であり、変質し難く
なる。勿論、本発明では、前記文字表示手段及びベース
部材20の一部または全部を金属とすることも可能であ
る。そして、合成ゴムを使用する場合は、成形型等のコ
ストを廉価とすることができる。
【0071】更にまた、上記実施例の駐車用ナンバー表
示器10の前記文字表示手段及びベース部材20の全体
を、略直方体とするものでは、製造が容易であり、地面
に対する取付けが容易となり、安定性がよい。また、構
造的にも安定しており、地面に対する取付け強度も大き
くすることができる。なお、駐車用ナンバー表示器10
の外周は、上記第一実施例のように垂直の立上り面とす
るよりも、傾斜面等の滑かな面とするのがよい。
【0072】積極的に傾斜面を形成したものでは、第三
実施例乃至第五実施例からも判るように、駐車用ナンバ
ープレート10の前記文字表示手段及びベース部材20
の全体を、傾斜面を有する立体とすることにより、視認
性が良くなる。また、車輌200が乗っても駐車用ナン
バープレート10に部分的に大きなストレスが入ること
がない。特に、水平方向の肉厚を変化させて形成したも
のでは、より堅固となり、見栄えがよく、その使用によ
って車輌200の移動を妨害することがない。そして、
地面に面する水平面部材20Aとから所定の角度で交差
する傾斜面部材20Bを一体に形成してなるものにおい
ては、車輌200のタイヤで踏付けても復元し易く、か
つ、地面に対する取付けが容易となる。
【0073】そして、上記各実施例のベース部材20を
地面に取付ける固着手段を、釘または捩子、ボルトとす
るものでは、既成の固着手段の使用が可能である。ま
た、固着手段を接着剤とするものでは、コンクリート、
アスファルト等の地面に対する取付けが容易であり、裏
面の全体が接合可能であるから、安定した取付状態が期
待できる。更に、釘または捩子、ボルトと接着剤の共用
によって、より堅固な結合状態が維持できる。
【0074】そしてまた、フィルム70の面に文字表示
手段を形成してなる第五実施例では、車輌200が駐車
される駐車エリア100の車輌200の進行方向の略中
央部で、車輌200を駐車した状態で視認でき、しか
も、車輌200のナンバープレート50の文字列と同一
方向性で車輌200のナンバープレート50の文字の一
部または全部をフィルム70面に明示した文字表示手段
と、前記文字表示手段との間に視覚上の違いを持たせ、
前記文字表示手段を具備するフィルム70を貼着させた
ベース部材20と、前記ベース部材20を地面に取付け
る固着手段とを具備する発明の実施例とすることもでき
る。
【0075】この種の実施例では、フィルム70の面に
文字表示手段を形成したものであるから、車庫にフィル
ム70を張付けることにより、車庫の管理にも使用する
ことができる。勿論、この場合には、フィルム70を文
字表示手段を付した薄い金属板等の板状体としてもよ
い。この薄い金属板等の板状体をベース部材20に接合
する場合には、機械的強度からして、ベース部材20に
凹部孔を形成し、そこに接合するとよい。
【0076】上記全実施例の駐車用ナンバー表示器で
は、具体的な構造について説明したが、その使用方法に
よる発明の実施例として、第一及び第二実施例の説明の
ように、駐車エリア100の車輌200の進行方向の前
方及び後方、前方または後方の略中央部で、かつ、車輌
200を駐車した状態で視認できる位置に、予め、駐車
用ナンバー表示器を設置しておき、そこに、駐車を許容
する車輌200のナンバープレートの文字列と同一方向
性で車輌200のナンバープレートの文字の一部または
全部を表示しておき、これから駐車しようとする車輌2
00は、前記車輌200のナンバープレートの文字列に
合致した駐車用ナンバー表示器を設置した駐車エリア1
00で車輌200の駐車を行なうこともできる。駐車場
の管理者及び第三者は駐車エリア100に駐車してある
車輌200のナンバープレートと文字表示手段とを比較
して契約者であるか判断でき、正規の契約者とそうでな
い者の駐車とを明瞭に区別できる。
【0077】当然ながら、道路交通法による車庫証明の
対象の使用駐車エリアとしても使用できる。
【0078】なお、上記全実施例を通して、地面とは、
単に土の面を意味するものではなく、コンクリート、ア
スファルト、アンツーカ等の舗装面を含むの駐車場のベ
ースとなる面を総称するものである。
【0079】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の駐車用
ナンバー表示器は、車輌が駐車される駐車エリアの車輌
の進行方向の略中央部で、車輌を駐車した状態で視認で
き、しかも、車輌のナンバープレートの文字列と同一方
向性で車輌のナンバープレートの文字の一部または全部
を明示した文字表示手段を表面に露出させたベース部材
を地面に固着手段で取付けるものである。
【0080】したがって、文字表示手段で特定の駐車エ
リアの使用契約者の車輌のナンバープレートの所定の文
字列とすれば、駐車エリアに使用契約者の車輌が駐車さ
れているとき、車輌のナンバープレートの下部に駐車用
ナンバー表示器が位置することになる。駐車場の管理人
及びその駐車場の利用者、それ以外の第三者でも、契約
者の車輌の駐車であるか否かが、一目瞭然で判別でき
る。
【0081】請求項2の前記請求項1に記載の文字表示
手段は、成形された文字単位を列状に配置し、ベース部
材の成形時に一体化したものであるから、車輌の車輪で
踏むようなことがあっても、文字表示手段とベース部材
とが堅固に一体化できるから、文字表示手段とベース部
材とが分離することがない。
【0082】請求項3の前記請求項1に記載の文字表示
手段は、ベース部材の成形時に文字列も同時に成形し、
前記文字列を着色したものであるから、車輌の車輪で踏
むようなことがあっても、文字表示手段とベース部材と
が分離することがない。また、文字列を着色を任意に選
択できる。
【0083】請求項4の前記請求項1に記載の文字表示
手段は、ベース部材の成形時に文字列も同時に成形し、
前記ベース部材を着色したものであるから、車輌の車輪
で踏まれるようなことがあっても、文字表示手段とベー
ス部材とが分離することがない。また、ベース部材を着
色を任意に選択できる。
【0084】請求項5の前記請求項1乃至請求項4のい
ずれか1つに記載の文字表示手段及びベース部材は、合
成樹脂または合成ゴムで形成したものであるから、所定
の弾性を持たせることにより、車輌の車輪で踏むような
ことがあっても、破壊され難い。特に、合成ゴムで形成
するものは、金型を廉価にできる。
【0085】請求項6の前記請求項1乃至請求項4のい
ずれか1つに記載の文字表示手段及びベース部材は、セ
ラミックスで形成したものであるから、太陽光に対して
安定しており、その寿命を長くすることができる。
【0086】請求項7の前記請求項1乃至請求項6のい
ずれか1つに記載の文字表示手段及びベース部材は、全
体を略直方体としたものであるから、構造が簡単であ
り、廉価に製造できる。
【0087】請求項8の前記請求項1乃至請求項6のい
ずれか1つに記載の文字表示手段及びベース部材は、全
体を傾斜面を有する立体としたものであるから、車輌の
ナンバープレートとの比較が行ない易い。
【0088】請求項9の前記請求項8に記載の傾斜面を
有する立体は、水平方向の肉厚を変化させて形成したも
のであるから、文字表示手段及びベース部材を一体に製
造できる。
【0089】請求項10の前記請求項8に記載の傾斜面
を有する立体は、地面に面する水平面部材から所定の角
度で交差する傾斜面部材を一体に形成してなるものであ
るから、所定の角度で交差する傾斜面部材によって、視
認性を良くし、しかも、車輌の車輪で踏むようなことが
あっても、逃げの範囲があり、破壊され難い。
【0090】請求項11の前記請求項1乃至請求項10
のいずれか1つに記載のベース部材を地面に取付ける固
着手段は、釘または捩子、ボルトとしたものであるか
ら、廉価に堅固な取付けが可能となる。
【0091】請求項12の前記請求項1乃至請求項10
のいずれか1つに記載のベース部材を地面に取付ける固
着手段は、接着剤としたものであるから、釘または捩
子、ボルトのように機械的な結合を必要とせず、車輌の
車輪が機械的に堅固な構造物との当接を避けることがで
きる。
【0092】請求項13の車輌が駐車される駐車エリア
の車輌の進行方向の略中央部で、車輌を駐車した状態で
視認でき、しかも、車輌のナンバープレートの文字列と
同一方向性で車輌のナンバープレートの文字の一部また
は全部をフィルム面に明示した文字表示手段との間に視
覚上の違いを持たせ、前記文字表示手段を形成したフィ
ルムを貼着させたベース部材を地面に取付けるものであ
るから、文字表示手段を形成したフィルムを貼着させた
ベース部材の強度及び弾性によって全体の機械的性状が
決定されるから、任意の強度及び弾性にすることができ
る。また、文字表示手段を形成したフィルムは、本発明
の駐車用ナンバー表示器以外の用途にも使用できる。
【0093】請求項14の前記請求項5、請求項7乃至
請求項13のいずれか1つに記載の駐車用ナンバー表示
器の文字表示手段及びベース部材は、ベース部材に凹部
孔を形成し、そこに文字表示手段を付した薄い板状体を
接合するものであるから、両者間を堅固に一体化でき、
文字表示手段の剥れ及び傷付きが防止できる。
【0094】請求項15の駐車エリアの車輌の進行方向
の前面及び/または後面の略中央部で、かつ、車輌を駐
車した状態で視認できる位置に設置した駐車用ナンバー
表示器に、駐車を許容する車輌のナンバープレートの文
字列と同一方向性で車輌のナンバープレートの文字の一
部または全部を表示しておき、これから駐車しようとす
る車輌は、前記車輌のナンバープレートの文字列に合致
した駐車用ナンバー表示器を設置した駐車エリアで車輌
の駐車を行なうものである。
【0095】したがって、駐車を許容する車輌のナンバ
ープレートの文字列を特定の駐車エリアの使用契約者の
車輌のナンバープレートの文字列とすれば、駐車エリア
に使用契約者の車輌が駐車されているとき、車輌のナン
バープレートの下部に駐車用ナンバー表示器が位置する
ことになり、駐車場の管理人及びその駐車場の利用者更
には、全くの部外者であっても、契約者の車輌の駐車で
あるか否かが、一目瞭然で判別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例の駐車用ナンバー表
示器の斜視図である。
【図2】図2は図1の文字部分の要部断面図である。
【図3】図3は図1の固着手段の要部断面図である。
【図4】図4は図1の駐車用ナンバー表示器の平面図で
ある。
【図5】図5は現在使用されているナンバープレートの
表示例を示す説明図である。
【図6】図6は本発明の第一実施例の駐車用ナンバー表
示器の使用状態を示す斜視図である。
【図7】図7は本発明の第一実施例の駐車用ナンバー表
示器の施工状態を示す断面図である。
【図8】図8は本発明の第二実施例の駐車用ナンバー表
示器の施工状態を示す断面図である。
【図9】図9は本発明の第三実施例の駐車用ナンバー表
示器の端部断面を示した斜視図である。
【図10】図10は本発明の第四実施例の駐車用ナンバ
ー表示器の端部断面を示した斜視図である。
【図11】図11は本発明の第五実施例の駐車用ナンバ
ー表示器のベース部材(a)と表示手段としてのフィル
ム(b)を示した斜視図である。
【図12】図12は本発明の第五実施例の駐車用ナンバ
ー表示器を示した斜視図である。
【符号の説明】
11 文字列 20 ベース部材 50 ナンバープレート 54 一連指定番号表示 100 駐車エリア 200 車輌

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌が駐車される駐車エリアの車輌の進
    行方向の略中央部で、車輌を駐車した状態で視認でき、
    しかも、車輌のナンバープレートの文字列と同一方向性
    で車輌のナンバープレートの文字の一部または全部を明
    示した文字表示手段と、 前記文字表示手段との間に視覚上の違いを持たせ、前記
    文字表示手段を表面に露出させたベース部材と、 前記ベース部材を地面に取付ける固着手段とを具備する
    ことを特徴とする駐車用ナンバー表示器。
  2. 【請求項2】 前記文字表示手段は、成形された文字単
    位を列状に配置し、ベース部材の成形時に一体化したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の駐車用ナンバー表示
    器。
  3. 【請求項3】 前記文字表示手段は、ベース部材の成形
    時に文字列も同時に成形し、前記文字列を着色して両者
    間に視覚上の違いを持たせたことを特徴とする請求項1
    に記載の駐車用ナンバー表示器。
  4. 【請求項4】 前記文字表示手段は、ベース部材の成形
    時に文字列も同時に成形し、前記ベース部材を着色して
    両者間に視覚上の違いを持たせたことを特徴とする請求
    項1に記載の駐車用ナンバー表示器。
  5. 【請求項5】 前記文字表示手段及びベース部材は、合
    成樹脂または合成ゴムで形成したことを特徴とする請求
    項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の駐車用ナンバ
    ー表示器。
  6. 【請求項6】 前記文字表示手段及びベース部材は、セ
    ラミックスで形成したことを特徴とする請求項1乃至請
    求項4のいずれか1つに記載の駐車用ナンバー表示器。
  7. 【請求項7】 前記文字表示手段及びベース部材は、全
    体を略直方体としたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項6のいずれか1つに記載の駐車用ナンバー表示器。
  8. 【請求項8】 前記文字表示手段及びベース部材は、全
    体を傾斜面を有する立体としたことを特徴とする請求項
    1乃至請求項6のいずれか1つに記載の駐車用ナンバー
    表示器。
  9. 【請求項9】 前記傾斜面を有する立体は、水平方向の
    肉厚を変化させて形成してなることを特徴とする請求項
    8に記載の駐車用ナンバー表示器。
  10. 【請求項10】 前記傾斜面を有する立体は、地面に面
    する水平面部材から所定の角度で交差する傾斜面部材を
    一体に形成してなることを特徴とする請求項8に記載の
    駐車用ナンバー表示器。
  11. 【請求項11】 前記ベース部材を地面に取付ける固着
    手段は、釘または捩子、ボルトとしたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項10のいずれか1つに記載の駐車用
    ナンバー表示器。
  12. 【請求項12】 前記ベース部材を地面に取付ける固着
    手段は、接着剤としたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項10のいずれか1つに記載の駐車用ナンバー表示
    器。
  13. 【請求項13】 車輌が駐車される駐車エリアの車輌の
    進行方向の略中央部で、車輌を駐車した状態で視認で
    き、しかも、車輌のナンバープレートの文字列と同一方
    向性で車輌のナンバープレートの文字の一部または全部
    をフィルム面に明示した文字表示手段と、 前記文字表示手段との間に視覚上の違いを持たせ、前記
    文字表示手段を具備するフィルムを貼着させたベース部
    材と、 前記ベース部材を地面に取付ける固着手段とを具備する
    ことを特徴とする駐車用ナンバー表示器。
  14. 【請求項14】 前記文字表示手段及びベース部材は、
    ベース部材に凹部孔を形成し、そこに文字表示手段を付
    した薄い板状体を接合してなることを特徴とする請求項
    5、請求項7乃至請求項13のいずれか1つに記載の駐
    車用ナンバー表示器。
  15. 【請求項15】 駐車エリアの車輌の進行方向の前方及
    び/または後方の略中央部で、かつ、車輌を駐車した状
    態で視認できる位置に設置した駐車用ナンバー表示器
    に、駐車を許容する車輌のナンバープレートの文字列と
    同一方向性で車輌のナンバープレートの文字の一部また
    は全部を表示しておき、これから駐車しようとする車輌
    は、前記車輌のナンバープレートの文字列に合致した駐
    車用ナンバー表示器を設置した駐車エリアで車輌の駐車
    を行なうことを特徴とする車輌の駐車方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6536723B1 (en) * 1999-08-24 2003-03-25 Nihon Nelbon Seiki Kogyo Kabushiki Kaisha Tripod with improved telescopic extension
US6830227B2 (en) 2001-02-13 2004-12-14 Nihon Velbon Seiki Kogyo Kabushiki Kaisha Extension device

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