JP3043159U - 道路構築材 - Google Patents

道路構築材

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JP3043159U
JP3043159U JP1997004158U JP415897U JP3043159U JP 3043159 U JP3043159 U JP 3043159U JP 1997004158 U JP1997004158 U JP 1997004158U JP 415897 U JP415897 U JP 415897U JP 3043159 U JP3043159 U JP 3043159U
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JP1997004158U
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宏尚 品田
勝茂 古畑
Original Assignee
有限会社品田総合研究所
古賀オール株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行者や自動車運転者などの通行人に、主と
してその場所に関する情報を伝達する。 【解決手段】 本体1と情報表示板2とからなる道路構
築材は並木ます用コンクリートブロックである。本体1
の上面11には凹陥部12が形成されており、情報表示
板2が凹陥部12に嵌め込まれると、本体1の上面11
と情報表示板2の上面21とがほぼ面一になるように、
凹陥部12と情報表示板2とのサイズ及び形状が調節さ
れている。情報表示板2の上面21には、道路構築材が
敷設される場所に関する道徳情報や、その箇所の番地な
どの案内情報である情報22が表示されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は歩道と車道とを含む道路の各部を構築するための道路構築材に関し、 特に道路を通行する歩行者・自動車運転者・自転車運転者等の通行者のための情 報を表示した道路構築材に関する。
【0002】
【従来の技術】
道路の周辺には、歩行者・自動車運転者・自転車運転者等の通行者に向けてさ まざまな情報が表示されている。例えば、典型的には交通規則を表示する道路標 識、電信柱に取り付けられた住所表示、駅、役所、病院、災害時の避難場所等の 方向案内、ゴミ集積所の表示などである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
以上のような情報は、さまざまな種類の媒体を介して伝達される。例えば、道 路に立設されたポールに取り付けられた表示板、電信柱や建物に取り付けられた 看板、街路樹に引っかけられた看板などである。これらは街の景観という面から すれば好ましいものではなく、むしろ見苦しいものであるとともに、道路の幅員 を実質的に狭めたり歩行者の通行の邪魔になったりしていた。また現在、住所表 示は電信柱に取り付けられているが、共同溝の普及により電線や電話線が地下に 埋設され、電信柱が少なくなりつつあるため、住居表示に適した他の媒体が待望 されていた。
【0004】 よって本考案の目的は、街の景観を損なったり道路としての機能を害したりす ることなく、通行者への情報伝達が可能な道路構築材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、平坦な上面の一部に凹陥部が設けられた 道路構築材本体と、平坦な上面に通行者のための情報が表示され、前記道路構築 材本体の凹陥部に前記道路構築材本体と上面同士が略面一になるように嵌め込ま れる情報表示板とから道路構築材を構成した。
【0006】 本考案に係る道路構築材によると、歩行者・自動車運転者・自転車運転者など の通行者は道路構築材の上面に表示される情報を得ることができる。この道路構 築材は、道路構築剤本体の上面の一部に設けられた凹陥部に情報表示板を上面同 士がほぼ面一になるように嵌め込んでなるので、道路から大きく突出して街の景 観を損ねたり道路としての機能を害したりすることがない。また、路面から突き 出した部分がないので、歩行者が躓いたり段差部分にゴミや土がこびりついて汚 れたりする虞れもなく、さらに情報表示板が外部からの衝撃を受けて道路構築材 本体から脱落したり、破損したりすることもない。
【0007】 本考案に係る道路構築材は、例えば並木ます用コンクリートブロック、コンク リート境界ブロック、あるいは連続して敷設されることにより歩道あるいは車道 の路面を構成する道路舗装面構築材等である。なお道路構築材本体は、例えばコ ンクリート成型品、レンガ成型品、天然石、テラゾーや樹脂成型品のような擬石 などの従来から通常の道路構築材に利用されているような材質でよい。一方情報 表示板は、ある程度の耐候性及び剛性を備え、かつ表面に絵柄焼付や彫刻などの 装飾を施しやすく、しかも表面を美しく仕上げることのできる素材製のものが好 ましく、典型的にはタイル、ステンレス、鋼材、ガラスなどで製造される。
【0008】 情報表示板に表示された情報は、文字、図形及び/または記号により構成され ており、例えば道路構築材が設置されている場所における社会規範情報、道路構 築材が設置されている場所に関する案内情報である。社会規範情報とは、例えば 駐車禁止、進入禁止、一旦停止などの交通法規、たばこの吸い殻投げ捨て禁止、 ペットのふんの持ち帰りといった道徳規範、ゴミ集積所の表示、美化や安全のた めのスローガンなどである。案内情報とは、例えば番地、スクールゾーン、避難 場所案内、最寄り駅案内、名所案内などである。
【0009】 また、1つの道路構築材本体の上面に形成された凹陥部の数は1つに限定され るものではなく、さらに1つの凹陥部に嵌め込まれる情報表示板も1枚に限定さ れるものではない。すなわち道路構築材本体の上面と情報表示板の上面とが略面 一になるように嵌め込まれている限り、情報表示板が1枚以上並んで配置されて いてもよい。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下図示の実施の形態について説明する。
【0011】 図1〜3はそれぞれ、本考案に係る道路構築材の1つの実施の形態である並木 ます用コンクリートブロックの組み立て図、平面図及び並木ますを構成した状態 を示す図である。
【0012】 各図において、並木ます用コンクリートブロックは本体1と情報表示板2とか らなる。本体1はコンクリート製であって、例えば高さ15cm、幅18cm、 長さ60cmであり、異なる形状の並木ます用コンクリートブロック3と組み合 わされて並木ます4を構成する。
【0013】 本体1の上面11には、底面が平坦な長方形の凹陥部12が設けられている。 凹陥部12には、凹陥部12の形状と略同一である情報表示板2を嵌め込むこと ができる。すなわち、情報表示板2は平面視長方形の平板であって、長さは約2 0cm、幅は約10cm、厚さは約5mmであり、凹陥部12の長さ、幅、深さ のサイズはそれより僅かに大きく形成されている。従って情報表示板2が凹陥部 12に嵌め込まれると、本体1の上面11と情報表示板2の上面21とは略面一 になり、本体1の上面11には凹凸部分が実質的になくなる。情報表示板2はタ イル製であり、典型的にはモルタルにより凹陥部12の中に接着されて固定され る。情報表示板2の周縁部分の凹陥部12との間の目地は、好ましくはモルタル や石膏などにより水や土が入り込んで汚れないように埋められる。
【0014】 情報表示板2の上面21には、情報22が表示されている。この実施の形態に おいては情報22は「ペットのふんは、持ち帰りましょう。」という道徳規範で あり、これを見たペットの飼い主が並木ます4内にペットのしたふんを持ち帰る ように促すものである。これにより、生活環境の悪化や街路樹の枯死を図ること ができる。
【0015】 以上のように図示の並木ます用コンクリートブロックによれば、ペットの飼い 主に道徳規範を知らせることができ、また上面に凹凸がないので街の景観を損ね たり道路としての機能を害したりすることがなく、歩行者が躓いたり段差部分に ゴミや土がこびりついて汚れたりする虞れもない。さらに情報表示板2が凹陥部 12に嵌め込まれているので、外部からの衝撃を受けて本体1から脱落したり、 割れたり欠けたりすることもない。
【0016】 情報22はペットのふんの持ち帰りに限るものではなく、タバコ、空き缶、ゴ ミ、ガム等の投げ捨て禁止などの他の道徳規範、駐車禁止、進入禁止、一旦停止 などの交通法規、ゴミ集積所の表示、美化や安全のためのスローガンなど、通行 者に対するさまざまな社会規範が含まれる。さらに、情報22は社会規範に限定 されるものではなく、例えば並木ます4に植えられている樹木の種類の表示など もあり、番地、スクールゾーン、避難場所案内、最寄り駅案内、名所案内などの 案内情報も表示される。
【0017】 タイル製の情報表示板2の上面に情報22を表示する方法としては、顔料によ り描いた文字、図形、記号などを焼成により固定するのが一般的である。図示の 例のような道徳規範を表示したものは同じものが大量生産される可能性があり、 逆に番地などは1個ずつ異なったものの受注生産的な少量生産となる。このよう に大量生産にも個別の生産にも適したタイルへの装飾方法としては、例えば特開 平8−26861に記載の方法が挙げられる。また情報表示板2がタイル製でな い場合、例えばステンレス、鋼材、ガラスなどの素材製であることが耐候性や剛 性、装飾の施しやすさ、表面の美しさなどの面で好ましい。これらの素材の表面 に情報を表示する方法は例えば絵柄焼付や彫刻など限定されるものではない。但 し、屋外、しかも道路構築剤の表面に表示されるものであるから、耐候性や、踏 まれたりこすられたりしても剥げたりしにくい耐久性を考慮した方法で表示され るのが好ましい。
【0018】 図4、5は本考案に係る道路構築材の他の実施の形態を示す組立図及び平面図 である。各図に示す道路構築材は、車道と歩道とを区分するためのコンクリート 境界ブロックである。すなわち図3に示すように、図4、5に示したコンクリー ト境界ブロックを通常のコンクリート境界ブロック7とともに複数連続して並置 することにより、歩道と車道との境界を構成するために利用される道路構築材で ある。
【0019】 コンクリート製の本体8の上面81には、凹陥部82が形成されており、凹陥 部82にはタイル製の2枚の情報表示板9a、9bが並んで嵌め込まれる。これ により、本体8の上面81と情報表示板9a、9bの各上面91a、91bとは ほぼ面一になり、本体8の上面81には実質的に凹凸がなくなる。
【0020】 情報表示板9aには、新宿区のマーク及び「新宿区」の表示が情報92aとし てあらわされ、情報表示板9bには「新宿3丁目 2番地」の表示が情報92b としてあらわされている。その他の構成は、図1に示した実施の形態とほぼ同じ である。
【0021】 このように図4、5に示した道路構築材の上面の凹陥部82には、2枚の情報 表示板9a、9bが嵌め込まれている。また、一方の情報表示板9aには新宿区 の表示、他方の情報表示板9bには番地の表示をあらわすようにしており、これ により情報表示板9aは大量生産でき、情報表示板9bは1枚1枚異なったもの を生産することになる。よって情報表示板9aには多色を使って絵柄を付け、情 報表示板9bは一色にするなど、生産枚数に応じてコストを考慮した製造方法や 素材等を選択することができる。
【0022】 以上本考案の実施の形態について説明したが、本考案は上記実施の形態に限定 されるものではなく、本考案の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であるこ とは言うまでもない。
【0023】
【考案の効果】
以上のように本考案に係る道路構築材によれば、道路から大きく突出して街の 景観を損ねたり道路としての機能を害したりすることなく、通行者に情報を送る ことができる。また、歩行者が躓いたり段差部分にゴミや土がこびりついて汚れ たりする虞れもなく、さらに情報表示板が外部からの衝撃を受けて道路構築材本 体から脱落したり、破損したりすることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案に係る道路構築材の1つの実施
の形態を示す組立図である。
【図2】図2は、図1の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図3】図3は、図1及び図4にそれぞれ示した実施の
形態の使用状態を示す平面図である。
【図4】図4は、本考案に係る道路構築材の他の実施の
形態を示す組立図である。
【図5】図5は、図4の実施の形態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 11 上面 12 凹陥部 2 情報表示板 21 上面 22 情報

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦な上面の一部に凹陥部が設けられた
    道路構築材本体と、平坦な上面に通行者のための情報が
    表示され、前記道路構築材本体の凹陥部に前記道路構築
    材本体と上面同士が略面一になるように嵌め込まれる情
    報表示板とからなることを特徴とする道路構築材。
  2. 【請求項2】 並木ます用コンクリートブロックである
    請求項1に記載の道路構築材。
  3. 【請求項3】 コンクリート境界ブロックである請求項
    1に記載の道路構築材。
  4. 【請求項4】 連続して敷設されることにより路面を構
    成する道路舗装面構築材である請求項1に記載の道路構
    築材。
  5. 【請求項5】 前記情報表示板に表示された前記情報は
    文字、図形及び/または記号により構成されている請求
    項1乃至4のいずれかに記載の道路構築材。
  6. 【請求項6】 前記情報は、前記道路構築材が設置され
    ている場所における社会規範情報である請求項5に記載
    の道路構築材。
  7. 【請求項7】 前記情報は、前記道路構築材が設置され
    ている場所に関する案内情報である請求項5に記載の道
    路構築材。
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