JPH0594584U - メタルダイヤフラム弁 - Google Patents
メタルダイヤフラム弁Info
- Publication number
- JPH0594584U JPH0594584U JP4110092U JP4110092U JPH0594584U JP H0594584 U JPH0594584 U JP H0594584U JP 4110092 U JP4110092 U JP 4110092U JP 4110092 U JP4110092 U JP 4110092U JP H0594584 U JPH0594584 U JP H0594584U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- metal diaphragm
- fluid
- valve box
- box
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 弁箱内部の弁座シートの外周側の環状凹部を
無くして弁箱内底面をフラットにし、弁を小型化した際
の弁箱内の加工を容易にし、また複合電解研摩を可能に
し、さらに弁箱内に流体のデットゾーンを無くし、弁箱
の内容積を小さくして流体を滞流せずにスムースに流
し、しかも流通する流体を置換した際、前の流体が弁箱
内に残ることがなく、置換性が向上するメタルダイヤフ
ラム弁を提供する。 【構成】 弁箱内部と弁の開閉作動機構とをメタルダイ
ヤフラムにより隔離して、弁箱内部を清浄に保つ且つ弁
の開閉作動機構によりメタルダイヤフラムの裏面を弁箱
内部の弁座シート面に押し当てることにより弁の閉鎖を
行うメタルダイヤフラム弁に於いて、前記弁箱内部の弁
座シートを、弁箱内中心に開口された流体入口通路の出
口又は流体出口通路の入口の周囲に設けた環状溝に嵌入
し、前記流体入口通路の出口又は流体出口通路の入口の
周壁を拡開して弁座シートをかしめ止めしたことを特徴
とするメタルダイヤフラム弁。
無くして弁箱内底面をフラットにし、弁を小型化した際
の弁箱内の加工を容易にし、また複合電解研摩を可能に
し、さらに弁箱内に流体のデットゾーンを無くし、弁箱
の内容積を小さくして流体を滞流せずにスムースに流
し、しかも流通する流体を置換した際、前の流体が弁箱
内に残ることがなく、置換性が向上するメタルダイヤフ
ラム弁を提供する。 【構成】 弁箱内部と弁の開閉作動機構とをメタルダイ
ヤフラムにより隔離して、弁箱内部を清浄に保つ且つ弁
の開閉作動機構によりメタルダイヤフラムの裏面を弁箱
内部の弁座シート面に押し当てることにより弁の閉鎖を
行うメタルダイヤフラム弁に於いて、前記弁箱内部の弁
座シートを、弁箱内中心に開口された流体入口通路の出
口又は流体出口通路の入口の周囲に設けた環状溝に嵌入
し、前記流体入口通路の出口又は流体出口通路の入口の
周壁を拡開して弁座シートをかしめ止めしたことを特徴
とするメタルダイヤフラム弁。
Description
【0001】
本考案は、半導体やICの製造システム配管ラインに使用されるメタルダイヤ フラム弁に係り、特に流体通路径の小さい超小型のメタルダイヤフラム弁に好適 な弁構造に関する。
【0002】
従来、この種のメタルダイヤフラム弁は、図2に示すように円形傘形形状の薄 いメタルダイヤフラム1が弁箱2に内蔵されていて、弁閉鎖時、弁の開閉作動機 構3によりその先端のダイヤフラムピース3aでメタルダイヤフラム1を押し込 み、その裏面を弁座シート4の上面に密着して、弁の閉鎖を得るものである。
【0003】 このメタルダイヤフラム弁のメタルダイヤフラム1は、弁の開閉作動機構3と 全く結合されておらず、弁箱2の内部と弁の開閉作動機構とを離隔して弁箱2の 内部を清浄に保っているのが特徴であり、弁開動作時、ダイヤフラムピース3が 一点鎖線の如く上方に移動すると、弁座シート4の上面に押し付けられていたメ タルダイヤフラム1は、押し付け力から解放され、取り残されるが、メタルダイ ヤフラム自身が有する剛性に基づく復元力により、元の傘形形状に復元し、メタ ルダイヤフラム1の裏面は、弁座シート4の上面から離れて、ガスの通路が形成 される。
【0004】 ところで、かかる構成、作用のメタルダイヤフラム弁は、環状の弁座シート4 を内周側及び外周側の両側からかしめ止めにて固定するために、弁座シート4の 外周方向に環状凹部5が形成されている。
【0005】 一方、半導体やICの製造システム配管ラインに使用されるメタルダイヤフラ ム弁としては、弁を小型化することが重要であるが、上記構造のメタルダイヤフ ラム弁を小型化すると、弁座シート4の外周方向の環状凹部5の切削加工及び研 摩加工が極めて困難になり、コーナー部に研摩残りが生じたり、メタルシール部 が研摩され過ぎたりする。また複合電解研摩ができなくなる。さらにメタルダイ ヤフラム弁を折角小型化しても環状凹部5を有すると、この部分が流体のデッド ゾーンとなる為、弁箱2の内容積を小さくすることができず、流通する流体はデ ッドゾーンに滞溜し易い。しかも流通する流体を置換した際、デッドゾーンに前 の流体が残ることがあって、置換性が悪いものである。
【0006】
そこで本考案は、弁座シートのかしめ止め構造を変えて環状凹部を無くし、弁 を小型化した際の上記問題点を解消できるメタルダイヤフラム弁を提供しようと するものである。
【0007】
上記課題を解決するための本考案のメタルダイヤフラム弁は、弁箱内部と弁の 開閉作動機構とをメタルダイヤフラムにより隔離して、弁箱内部を清浄に保つ且 つ弁の開閉作動機構によりメタルダイヤフラムの裏面を弁箱内部の弁座シート面 に押し当てることにより弁の閉鎖を行うメタルダイヤフラム弁に於いて、前記弁 箱内部の弁座シートを、弁箱内中心に開口された流体入口通路の出口又は流体出 口通路の入口の周囲に設けた環状溝に嵌入し、前記流体入口通路の出口又は流体 出口通路の入口の周壁を拡開して弁座シートをかしめ止めしたことを特徴とする ものである。
【0008】
上記のように構成された本考案のメタルダイヤフラム弁は、弁箱内部の弁座シ ートの外周方向に環状凹部が無く、フラットであるので、小型化した際の極めて 困難な環状凹部の切削加工及び研摩加工が不要となる。また複合電解研摩が可能 となる。さらに弁箱内部に於ける流体のデッドゾーンが無くなり、弁箱の内容積 が小さくなって流体は滞溜することなくスムースに流れ、しかも流通する流体を 置換した際、前の流体が弁箱内部に残ることがなくなる。
【0009】
本考案のメタルダイヤフラム弁の一実施例を図1によって説明すると、1は弁 箱2に内蔵された円形傘形形状の薄いメタルダイヤフラムで、弁箱2の内部と弁 の開閉作動機構3とを離隔して、弁箱2の内部を清浄に保つ且つ弁の開閉作動機 構3によりその先端のダイヤフラムピース3aでメタルダイヤフラム1の裏面を 弁箱2の内部の弁座シート4の上面に押し当てることにより密着して弁の閉鎖が 行われるようになっている。
【0010】 前記弁箱2の内部の弁座シート4は、弁箱2内の中心に開口された流体入口通 路10の出口10aの周囲に設けた環状溝11に嵌入され、流体入口通路10の 出口10aの周壁12を漏斗状に拡開して、弁座シート4を内周側からかしめ止 めしている。
【0011】 13は弁座シート4の外周側のフラットな弁箱2の底面に入口13aを開口し た流体出口通路である。弁箱2の底面周縁の環状突起14は、弁箱2の円筒状垂 直部2a内に挿入され締付固定されたボンネット15とにより、メタルダイヤフ ラム1の周縁部を固定している。
【0012】 このように構成された実施例のメタルダイヤフラム弁は、弁箱2の内部の弁座 シート4の外周側に従来のような環状凹部がなく、弁箱2の底面がフラットであ るので、小型化した際の極めて困難な環状凹部の切削加工及び研摩加工が不要と なる。また複合電解研摩が可能である。さらに弁箱2の内部に於ける流体のデッ ドゾーンが無くなり、弁箱2の内容積が小さくなり、流体は滞流することなくス ムースに流れ、しかも流通する流体を置換した際、前の流体が弁箱2の内部に残 ることがなくなる。
【0013】 尚、上記実施例のメタルダイヤフラム弁は、弁箱2内の中心に流体入口通路1 0の出口10aが開口しているが、逆に流体出口通路の入口が開口していても良 いものである。つまり流体入口通路10と流体出口通路13は逆であっても良い ものである。
【0014】 また、上記実施例のメタルダイヤフラム弁に於ける開閉作動機構3は、手動式 、自動式のいずれでも良いものである。
【0015】
以上の通り本考案のメタルダイヤフラム弁は、弁箱内部の弁座シートの外周側 に環状凹部が無く、弁箱内底面がフラットであるので、小型化した際の弁箱内の 加工が容易で手間がかからず、また複合電解研摩が可能であり、さらに弁箱内に 流体のデッドゾーンが無くなり、弁箱の内容積が小さくなって流体は滞流せずに スムースに流れ、しかも流通する流体を置換した際、前の流体が弁箱内に残るこ とがなくなり、置換性が向上する。
【図1】本考案のメタルダイヤフラム弁の一実施例を示
す要部破断面図である。
す要部破断面図である。
【図2】従来のメタルダイヤフラム弁を示す要部破断面
図である。
図である。
1 メタルダイヤフラム 2 弁箱 3 弁の開閉作動機構 4 弁座シート 10 流体入口通路 10a 流体入口通路の出口 11 環状溝 12 流体入口通路の出口の周壁
Claims (1)
- 【請求項1】 弁箱内部と弁の開閉作動機構とをメタル
ダイヤフラムにより隔離して、弁箱内部を清浄に保つ且
つ弁の開閉作動機構によりメタルダイヤフラムの裏面を
弁箱内部の弁座シート面に押し当てることにより弁の閉
鎖を行うメタルダイヤフラム弁に於いて、 前記弁箱内部の弁座シートを、弁箱内中心に開口された
流体入口通路の出口又は流体出口通路の入口の周囲に設
けた環状溝に嵌入し、前記流体入口通路の出口又は流体
出口通路の入口の周壁を拡開して弁座シートをかしめ止
めしたことを特徴とするメタルダイヤフラム弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4110092U JPH0594584U (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | メタルダイヤフラム弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4110092U JPH0594584U (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | メタルダイヤフラム弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594584U true JPH0594584U (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=12599064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4110092U Pending JPH0594584U (ja) | 1992-05-22 | 1992-05-22 | メタルダイヤフラム弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0594584U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009002523A (ja) * | 2008-09-22 | 2009-01-08 | Hitachi Metals Ltd | メタルダイヤフラム弁 |
JP2017101693A (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | 株式会社フジキン | ダイヤフラムバルブおよびその製造方法 |
JP2018132194A (ja) * | 2018-05-01 | 2018-08-23 | 株式会社フジキン | ダイヤフラム弁、流体制御装置、半導体制御装置および半導体制御方法 |
-
1992
- 1992-05-22 JP JP4110092U patent/JPH0594584U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009002523A (ja) * | 2008-09-22 | 2009-01-08 | Hitachi Metals Ltd | メタルダイヤフラム弁 |
JP4697612B2 (ja) * | 2008-09-22 | 2011-06-08 | 日立金属株式会社 | メタルダイヤフラム弁 |
JP2017101693A (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | 株式会社フジキン | ダイヤフラムバルブおよびその製造方法 |
JP2018132194A (ja) * | 2018-05-01 | 2018-08-23 | 株式会社フジキン | ダイヤフラム弁、流体制御装置、半導体制御装置および半導体制御方法 |
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