JPH0594233U - 汗止付サンバイザー及び汗止材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、サンバイザー着用時の汗を有効
に吸い取ることを目的としたものである。 【構成】 サンバイザーの皮膚当接面へ汗止材を着脱自
在に層着した汗止付サンバイザー。ベース紙の一面に汗
の吸取材を付着し、他面に接着剤層を設け、該接着剤層
に剥離紙を被着した汗止材。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、汗止め（又は汚れ防止）を取換え出来るようにした汗止付サンバ イザー及び汗止材に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、サンバイザーその他帽子類の鉢巻部内側には汗止の配慮がなく、必要に 応じハンカチ又はガーゼなどを当接して使用していた。

【０００３】

【考案により解決すべき課題】

前記、ハンカチ又はガーゼなどは、元来サンバイザーの汗止用に作られていな いので、大きすぎたり、使用中にずれたり、又は汚れた場合には洗濯して使用し なければならないなどの煩わしさがある問題点があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

然るにこの考案は、汗止材を着脱自在に取付けると共に、これに用いる汗止材 を適宜の大きさに接着可能に形成することにより、前記従来の問題点を解決した のである。

【０００５】 即ちこの考案は、サンバイザーの皮膚当接面へ汗止材を着脱自在に層着した汗 止付サンバイザーである。また汗止材は、ベースフィルムの一面に汗の吸取材を 付着し、他面に接着剤を層着したものである。次に他の考案は、ベース紙の一面 に汗の吸取材を付着し、他面に接着剤層を設け、該接着剤層に剥離紙を被着した 汗止材である。

【０００６】 前記において、汗の吸取材は、例えば綿布、綿、吸水性和紙、積層紙材又は合 成吸水粗粒などが考えられる。前記において、吸水性和紙、積層紙材などの場合 には、ベース紙を必要としない 前記における汗止材は、予め使用できる大きさに切断されたもの、大型の剥離 紙に、使用大きさのまま並列接着したものなどがある。

【０００７】 前記汗止材は、容易に着脱できるので使い捨てであって、洗濯などの煩わしさ なく、所定の大きさに形成してあるので、大きすぎるおそれもなく、使用中には み出るおそれもない。また必要に応じ、身体各部等、例えば腋の下、胸その他汗 になり易い場所に当る衣服につけて汗止材汚れ防止に使用することもできる。

【０００８】

【作用】

この考案は、汗止材を着脱自在に取付けたので、必要に応じ、取替えて使用で きる。また汗止材は所定大きさに形成してあるので、大小過不足がなく、容易に 正しい位置へ取付けることができる。前記汗止材は、汗の吸着に止らず、ファン デーションなどで汚れ易い場所に添着し、取換えるようにすることもできる。

【０００９】

【実施例１】 この考案の実施例を図１、２について説明する。

【００１０】 サンバイザー１の皮膚当接部２へ汗止材３を接着したもので、図中４は庇、５ は弾性帯である。

【００１１】 前記汗止材３は、図４のように、ベースフィルム７の表面に接着剤８を介して 綿布６（又はガーゼ）を層着し、ベースフィルム７の裏面に剥離紙９を被着し、 要すれば綿布６上に、ポリエチレンフィルム１０などで被覆してある。

【００１２】 前記汗止材３をサンバイザー１に取付けるには、剥離紙９を除去した後、ベー スフィルム７側をサンバイザー１の皮膚当接部２へ接着固定し、ポリエチレンフ ィルム１０を除去する。

【００１３】

【実施例２】 図３に示すように、比較的大型の剥離紙９（例えば、汗止材複数枚を並列でき る位）上に短冊状の汗止材３を並列接着する。実際製造に際しては、剥離紙９と 同型の汗止材３を接着し、汗止材３、又は剥離紙９と汗止材３に切断線１４を入 れ、所定の短冊状に取ることができるようにする。

【００１４】

【実施例３】 図４は、テープ状汗止材１５を示す。必要に応じ切取線１６を入れておけば、 容易に必要長さを得ることができる。

【００１５】 前記汗止材３は、図４のように、ベースフィルム７（例えばポリエチレンフィ ルム）の一面に接着剤８を介して綿布６（又は綿、吸水性和紙、その他）を層着 する。

【００１６】 また図５のように、ベースフィルムなく、吸水層１１を、透過層１２と耐水フ ィルム１３との積層にする。この場合には、汗は吸水層へ吸着され、透過層は常 時乾燥状態に保つことができる。

【００１７】 前記吸水層としては、綿、合成樹脂吸水材（例えばポリビニールアルコール又 はポリアクリル酸ソーダ製のフィルム、又は粗粒）がある。

【００１８】

【考案の効果】

この考案は、サンバイザーに汗止材を着脱自在に取付けたので、使用中ずれた り、大小過不足を生じるおそれなく、使い捨てにできるので、洗濯の煩わしさも ないなどの諸効果がある。

【００１９】 またこの考案の汗止材は、容易にサンバイザーに接着し得ると共に、汗を有効 に吸着して目的を達成できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のサンバイザーの斜視図。

【図２】同じく一部断面拡大図。

【図３】同じく汗止材の斜視図。

【図４】同じく汗止材の一部断面拡大図。

【図５】同じく汗止材の他の実施例の一部断面拡大図。

【図６】同じくテープ状汗止材の実施例の斜視図。

【符号の説明】

１ サンバイザー ２ 皮膚当接部 ３ 汗止材 ６ 綿布 ７ ベースフィルム ８ 接着剤 ９ 剥離紙 １０ ポリエチレンフィルム １１ 吸水層 １２ 透過層 １３ 耐水フィルム １５ テープ状汗止材

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 サンバイザーの皮膚当接面へ汗止材を着
   脱自在に層着した汗止付サンバイザー。
2. 【請求項２】 汗止材は、ベースフィルムの一面に汗の
   吸取材を付着し、他面に接着剤を層着した請求項１記載
   の汗止付サンバイザー。
3. 【請求項３】 ベース紙の一面に汗の吸取材を付着し、
   他面に接着剤層を設け、該接着剤層に剥離紙を被着した
   汗止材。