JPH0594151U - 噴射器 - Google Patents
噴射器Info
- Publication number
- JPH0594151U JPH0594151U JP4279892U JP4279892U JPH0594151U JP H0594151 U JPH0594151 U JP H0594151U JP 4279892 U JP4279892 U JP 4279892U JP 4279892 U JP4279892 U JP 4279892U JP H0594151 U JPH0594151 U JP H0594151U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holding member
- film container
- peripheral edge
- stem
- protective case
- Prior art date
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- Pending
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- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 保護ケースの巻締め部にフィルム容器の開口
周縁を巻き付け、その上から保護ケースに保持部材を取
り付けて保持する噴射器において、保持部材が回ること
を防止する。 【構成】 入口に巻締め部10aを有する保護ケース1
0内にフィルム容器11を収納する。そのフィルム容器
11は、開口周縁11aの外周面又は内周面にローレッ
トを形成して前記巻締め部10aに巻き付ける。そのフ
ィルム容器11の開口周縁11aの上から保護ケース1
0に保持部材12を取り付ける。そのとき、保持部材1
2と開口周縁11aがローレット面で接触する。
周縁を巻き付け、その上から保護ケースに保持部材を取
り付けて保持する噴射器において、保持部材が回ること
を防止する。 【構成】 入口に巻締め部10aを有する保護ケース1
0内にフィルム容器11を収納する。そのフィルム容器
11は、開口周縁11aの外周面又は内周面にローレッ
トを形成して前記巻締め部10aに巻き付ける。そのフ
ィルム容器11の開口周縁11aの上から保護ケース1
0に保持部材12を取り付ける。そのとき、保持部材1
2と開口周縁11aがローレット面で接触する。
Description
【0001】
この考案は、化粧用・薬用・殺虫用等の噴射器に関する。
【0002】
従来、この種の噴射器の中には、たとえば図5に示すように、入口に巻締め部 1aを有する保護ケース1内にフィルム容器2を収納し、そのフィルム容器2の 開口周縁2aを前記巻締め部1aに巻き付け、その上から前記保護ケース1に保 持部材2を取り付けてその開口周縁2aを保持する構成としたものがある。 そして、噴射器の使用時、ノズルボタン4を押し下げてフィルム容器2内の内 容物を噴射口4aから外部へ噴出していた。
【0003】
しかしながら、従来のこの種の噴射器では、保持部材3がまわり動いてフィル ム容器2の開口周縁2aが捩れるおそれがあった。
【0004】 そこで、この考案の目的は、保護ケースの巻締め部にフィルム容器の開口周縁 を巻き付け、その上から保護ケースに保持部材を取り付けて保持する噴射器にお いて、保持部材がまわることを防止することにある。
【0005】
そのため、この考案は、たとえば以下の図示実施例に示すとおり、入口に巻締 め部10aを有する保護ケース10内にフィルム容器11を収納し、そのフィル ム容器11の開口周縁11aを前記巻締め部10aに巻き付け、その上から保護 ケース10に保持部材12を取り付けてその開口周縁11aを保持する噴射器に おいて、前記開口周縁11aと前記保持部材12との接触面に、その保持部材1 2の回動防止用のローレットAを形成してなることを特徴とする。
【0006】
そして、この考案によれば、フィルム容器11の開口周縁11aと保持部材1 2がローレットA面で接触する。
【0007】
以下、図面を参照しつつ、この考案の一実施例につき説明する。 図1は、この考案の一実施例である噴射器の要部の断面図である。
【0008】 図中符号10は、金属製の保護ケースである。該保護ケース10は、ボトル形 状で、上端部を漸次小径に形成するとともに、上端の入口に巻締め部10aを形 成する。他方、該保護ケース10の図示しない底部には、内外に連通する通気孔 を備える。
【0009】 前記保護ケース10内には、フィルム容器11を収納してなる。該フィルム容 器11は、袋状で、上端部を漸次小さく形成するとともに、上端を外側へカール して開口周縁11aを形成し、その開口周縁11aを前記保護ケース10の巻締 め部10aに巻き付けてなる。このフィルム容器11の内部には、たとえば液体 、乳液等の内容物を収納する。
【0010】 前記フィルム容器11の開口周縁11aに被せて前記保護ケース10に保持部 材12を取り付ける。該保持部材12は、円形のキャップ状で、外周に断面略半 円形状の環状溝12cを下向きに開口して形成するとともに、該環状溝12をは さんで内外に外環状部12aと内環状部12bを二重に設け、その外環状部12 aの下端内周に係止突部12dを形成する。そして、保護ケース10の巻締め部 10aおよびそれに巻き付けた前記フィルム容器11の開口周縁11aを環状溝 12cに収納し前記外環状部12aおよび内環状部12bで挟持するとともに、 前記係止突部12dを前記巻締め部10aに係合して保護ケース10から容易に 外れないようにしてなる。
【0011】 前記保持部材12は、縦長のシリンダ15と一体で形成してなる。そのシリン ダ15は、途中に二つの段部15a・15bを設けて下方に向け順次小径とする 。そのシリンダ15の上部には、第1の段部15aのすぐ上に径方向に貫通する 横孔15cを開けるとともに、上端部外周に凸部15eを設ける。他方、前記シ リンダ15の下部には、第2の段部15bの内周に、環状凸部15mをシリンダ 内に上向きに突出して設けるとともに、下方に内段部15gを設け、その下方に 吸込口15hを設ける。また、シリンダ15の内部には、シリンダ室16を形成 し、前記内段部15gのすぐ下に下方に向けて漸次小径となる弁座15fを設け る。
【0012】 そして、前記シリンダ室16内には、ボール弁17を入れて前記弁座15f上 に乗せてから、付勢部材18を挿入しその下端部を内段部15g上に乗せてなる 。その後、シリンダ室16内には、シール弁20を取り付けたステム19を挿入 する。
【0013】 前記ステム19は、ステム下部21とステム上部22とで構成する。ステム下 部21は、中心に軸孔21aを有する軸部21bとその下端の拡径部21cとか らなる。その軸部21bの外周には、拡径部21cのすぐ上に下方に向け漸次拡 径となるテーパ部21dを形成するとともに、その上方途中に径方向に貫通する 横穴21eを開ける。前記拡径部21c外周には、鍔部21mを設けるとともに 、その鍔部21mで囲んで環状凹部21nを下向きに開口して形成する。前記鍔 部21mは、外周を下向きに直角に曲げて断面鉤形状とする。環状凹部21n内 には、前記鍔部21mを上下に貫通して貫通孔21pを複数設ける。
【0014】 次に、前記ステム19に取り付けたシール弁20は、たとえばゴム材のような 弾性部材で略H字形断面の短い筒形状に形成する。そのシール弁20の外周には 、外側上シール部20aおよび外側下シール部20bを設ける。シール弁20の 内周には、内側上シール部20cおよび内側下シール部20dを設ける。そして 、シール弁20の中心孔の下端部をステム下部21のテーパ部21dに押し当て て摺動自在に設ける。
【0015】 一方、前記ステム上部22は、軸穴22aを有し、下端部に拡径部22bを設 けるとともに、その拡径部22b内に拡径凹部22cを形成する。そして、前記 軸穴22aの下端部に前記ステム下部21の軸部21b上端を圧入してそれらス テム上部22の軸穴22aとステム下部21の軸穴21aとを連通するとともに 、前記拡径凹部22c内に前記シール弁20の内側上シール部20cを押し当て て摺動自在に設ける。
【0016】 しかして、前記ステム19は、その下部を前記シリンダ15内に挿入して拡径 部21c下面を付勢部材18の上端に乗せるとともに、前記シール弁20の外側 上シール部20aおよび外側下シール部20bを前記シリンダ15の内面に押し 当てて摺動自在に設ける一方、嵌合部材24内を通してステム上部22の上端部 をシリンダ15上端から上方へ突出してなる。
【0017】 前記嵌合部材24は、外筒部24aと内筒部24bとを同心状で一体に形成し 、外筒部24aの内周に係合突起24cを設けるとともに、内筒部24bの上部 内周にめねじ24dを設ける。そして、前記シリンダ15内に内筒部24bを圧 入して下端を前記外側上シール部20aの上端に突き当て前記付勢部材18を少 し圧縮して設けるとともに、外筒部24aの係合突起24cを前記シリンダ15 の凸部15eに掛け止める。
【0018】 そうして、前記付勢部材18の付勢力で前記ステム19を押し上げて前記テー パ部21d外周を前記シール弁20の中心孔の下方内周に押し当てるとともに、 前記拡径部21c上面を前記内側下シール部20dに押し当てて設け、前記シリ ンダ室16内と前記ステム19内の連通を遮断してなる。
【0019】 一方、前記ステム上部22の上端には、ノズルボタン27を嵌め付け、前記ス テム19内と連通して接続する。前記ノズルボタン27は、ボタン本体28とそ のボタン本体28から嘴状に長く突出するノズル29とからなり、ボタン本体2 8の下端部外周におねじ28aを設ける。
【0020】 しかして、噴射器を使用するときは、先ず、ノズルボタン27を付勢部材18 に抗して押し下げてステム19をシリンダ15内に押し込む。すると、前記テー パ部21dがシール弁20の中心孔から抜け出てシール弁20とステム19との 間に隙間をつくるとともに、シール弁20の内側下シール部20dからステム下 部21の拡径部21c上面が下方へ離れて横孔21eを介してシリンダ室16内 とステム19内とが連通する。そして、ステム上部22の拡径部22b下端がシ ール弁20に突き当たり、その状態で押し下げると、シリンダ室16内の内容物 がステム19の外周から前記隙間を通し前記横孔21eからステム19内に入り 、そのステム19内を通して前記ノズル29から噴射する。
【0021】 なお、たとえば噴射器の輸送時には、前記ノズルボタン27を付勢部材18に 抗して押し下げてステム19をシリンダ15内に押し込むとともに、ノズルボタ ン27を回転しておねじ27bを前記めねじ24dにねじ付け、ステム19をロ ックする。そのとき、前記環状凹部21n内に前記環状凸部15mが入り込み、 シリンダ室16内とステム19内との連通を遮断してフィルム容器11内の内溶 物がステム19内に流入することを阻止する。
【0022】 さて、この考案では、図2に示すように前記フィルム容器11の開口周縁11 aの外周面に、又は図3に示すようにその開口周縁11aの内周面にローレット Aを形成する。そして、フィルム容器11の開口周縁11aに上から保持部材1 2を被せると、保持部材12と開口周縁11aとがローレットA面で接触する。
【0023】 なお、上述した実施例では、フィルム容器11の開口周縁11aにローレット Aを形成した。しかし、図4に示すように、前記保持部材12の環状溝12cの 周壁面にローレットAを形成する構成としてもよい。
【0024】
以上のことから、この考案によれば、保護ケースの巻締め部にフィルム容器の 開口周縁を巻き付け、その上から保護ケースに保持部材を取り付けると、それら 開口周縁と保持部材がローレット面で接触するので、両者間の抵抗が強くなり、 保持部材がまわり動くことを阻止してフィルム容器の開口周縁が捩れることを防 止することができる。
【図1】この考案の一実施例である噴射器の要部の断面
図である。
図である。
【図2】そのフィルム容器の部分側面図である。
【図3】その開口周縁に設けるローレットの他例を示す
もので、フィルム容器の一部の断面図である。
もので、フィルム容器の一部の断面図である。
【図4】そのローレットのさらに他例を示すもので、保
持部材の一部の断面図である。
持部材の一部の断面図である。
【図5】従来の噴射器の概略構成図である。
10 保護ケース 10a 巻締め部 11 フィルム容器 11a 開口周縁 12 保持部材 A ローレット
Claims (1)
- 【請求項1】 入口に巻締め部を有する保護ケース内に
フィルム容器を収納し、そのフィルム容器の開口周縁を
前記巻締め部に巻き付け、その上から前記保護ケースに
保持部材を取り付けてその開口周縁を保持する噴射器に
おいて、前記開口周縁と前記保持部材との接触面に、そ
の保持部材の回動防止用のローレットを形成してなる、
噴射器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4279892U JPH0594151U (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 噴射器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4279892U JPH0594151U (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 噴射器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594151U true JPH0594151U (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=12645990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4279892U Pending JPH0594151U (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 噴射器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0594151U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05162773A (ja) * | 1991-12-04 | 1993-06-29 | Osaka Aerosol Ind Corp | 複層吐出用の包装容器および包装製剤 |
-
1992
- 1992-05-28 JP JP4279892U patent/JPH0594151U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05162773A (ja) * | 1991-12-04 | 1993-06-29 | Osaka Aerosol Ind Corp | 複層吐出用の包装容器および包装製剤 |
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