JPH0594093U - 防護ネット - Google Patents

防護ネット

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JPH0594093U
JPH0594093U JP3690892U JP3690892U JPH0594093U JP H0594093 U JPH0594093 U JP H0594093U JP 3690892 U JP3690892 U JP 3690892U JP 3690892 U JP3690892 U JP 3690892U JP H0594093 U JPH0594093 U JP H0594093U
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進 山田
和彦 原野
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出光エンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全性が確保されるとともに所定の位置に容
易に設置でき、かつ、移動が容易な防護ネットを提供す
る。 【構成】 作業船10の周囲に張りめぐらされた防護ネッ
ト1は、海面に浮かぶフロータ2と、このフロータ2に
装着されるとともに、下端部が海底Sに接地しているネ
ット本体3とを備えている。ネット本体3は金属製のチ
ェーンで形成してあり、フロータ2に装着される上部ネ
ット3A,この上部ネット3Aに接続される中央部ネット3
B, ネット3Bに接続され下端部が海底Sに接地する下部
ネット3Cで構成してある。本体3は金属製のチェーンで
形成してあるので、鮫等の襲撃にも耐えられ、潮流に流
されず、所定の位置に容易に設置できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は防護ネットに係り、特に海底工事等に伴う潜水作業を行う際に利用で きる。
【0002】
【背景技術】
近年、例えば磁気探査工事、海底設置用機器等の設置,点検補修工事、海底油 田の開発や海底パイプラインの設置工事等、海中および海底で行われる潜水作業 が増えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、世界各地の海で鮫等に襲われる事故が発生しており、上記潜水作業 時にも鮫等に襲われる事故がつきものである。鮫よけ用の対策としては、潜水作 業者が充分注意をはらって作業を行うしかなかった。しかし、魚網を沈めて作業 区域を囲うことが考えられるが、魚網では鮫等に噛み切られてしまう恐れがあり 、安全は保証されないという問題があった。また、魚網では重量が軽いので潮流 の影響を受けやすく、特に潜水作業が深い海で行われる場合、魚網が流されてし まい所定の位置に固定するのが困難である。そのため、一旦所定の位置に固定し た後、別の位置で作業するためにその位置に移動させる作業も、時間と手間とが かかるものである。 さらに、鉄製等の避難用の檻を海底に沈めて置き、鮫等が現れた際はすぐに檻 に逃げ込むことも考えられるが、これだと常に鮫等に注意をはらわなければなら ず、作業性が悪く、いずれにしても、これらの問題を解決できる防護ネットの開 発が望まれている。
【0004】 ここに本考案の目的は、安全性が確保されるとともに所定の位置に容易に設置 でき、かつ、移動が容易な防護ネットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、第1の考案は、海中で使用される防護ネットであって、下端部が海底 に接地するとともに作業区域の全周囲を囲い、かつ、金属製とされた巻き上げ可 能なネット本体と、このネット本体を装着するとともに海中に支持し、かつ、海 面に浮かべられる支持手段とで防護ネットを構成したものである。
【0006】 第2の考案は、防護ネットの支持手段をフロータとして構成したものである。
【0007】 第3の考案は、防護ネットのネット本体を複数の小ネットを組み合わせて構成 したものとした。
【0008】 第4の考案は、防護ネットにおけるネット本体の下部に、この下部と前記フロ ータとを接続するとともに、前記ネット本体を巻き上げおよび降下させる昇降ロ ープを設けて構成したものである。
【0009】
【作用】
このような第1の考案では、金属製のネット本体が、その下端部を海底に接地 するとともに、支持手段に装着され、かつ、海中に支持される。ネット本体は金 属製なので、丈夫であり鮫等に襲われても安全であるとともに、重量が重いので 潮流に影響されず、所定の位置に容易に設置できる。また、ネット本体をその下 部が海底から離れるように巻き上げれば、ネット本体は支持手段に装着されてい るので、曳航しやすく、従って、容易に移動でき、これらによって前記目的が達 成される。
【0010】 第2の考案では、ネット本体はフロータに装着されて海中に支持される。ネッ ト本体はフロータに装着されているので、フロータを曳航すれば防護ネット全体 が容易に移動できる。
【0011】 第3の考案では、複数の小ネットを組み合わせて防護ネットのネット本体を構 成する。複数の小ネットを適宜組み合わせるので、防護ネットを長さ方向,深さ 方向ともに短縮,延長することができ、防護ネットの大きさを使用目的に応じて 自在に変えられる。
【0012】 第4の考案では、ネット本体とフロータとは昇降ロープで接続され、ネット本 体は昇降ロープによって巻き上げおよび降下させられる。そのため、ネット本体 を巻き上げられれば小さくまとまり、かつ、ネット本体はフロータに装着されて いるので、曳航しやすく、従って、容易に移動される。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例を図面に基づいて説明する。 図1,2には、本実施例の防護ネットが使用された海底工事用の作業船の全体 側面と全体平面とが示されている。 これらの図に示すように、防護ネット1は作業船10の周囲に張りめぐらされて おり、防護ネット1が張りめぐらされた部分が、例えばパイプ等を海底中に埋設 する作業区域Eとされている。
【0014】 防護ネット1は、海面に浮かぶ支持手段であるフロータ2と、このフロータ2 に装着されるとともに、下端部が海底Sに接地するネット本体3とを備えて構成 されている。そして、図2に示すように全体平面が略砲弾状に形成されている。 このネット本体3の船尾側10A は他の周囲部より間隔が広くなっており、この部 分が潜水作業時に出入りする出入り口部2Aとされている。
【0015】 フロータ2は図3に示すように、多数の浮子20と、この浮子20同士を連結する 連結ロープ21と、連結された多数の浮子20の全長にわたって被せられたカバー23 等で構成されている。そして、フロータ2全体で防護ネット1を支持できる浮力 を有している。本実施例での多数の浮子20は発砲スチロール製とされており、一 つの浮子20の大きさは、例えば直径が60mm,長さが1m程度の大きさに形成され ている。
【0016】 また、多数の浮子20のうち船首側10B と船尾側10A との一部の浮子20B ,20A は、なだらかなカーブを描く屈曲形状とされている。このような浮子20等の中心 部には、例えば塩化ビニール等パイプで形成された保護部材22が固定されており 、この保護部材22内に連結ロープ21が挿入されている。
【0017】 カバー23は例えばポリエステルターポリン製とされており、図4にも示すよう に、浮子20の下方で2枚の連結板24で挟み込まれるとともに、下部には長手方向 に連続する補強ベルト25が固着されている。カバー23の補強ベルト25が固着され た部分には、ベルト25とともに所定のピッチで取り付け穴23A が明けられており 、この取り付け穴23A には、ネット本体3のチェーン31が取り付け可能となって いる。
【0018】 ネット本体3は、金属製の例えば直径5mm程度の大きさのチェーン31で格子状 の網を組んだものとなっており、格子の大きさは、鮫等が侵入できないようなこ の場合50Cm程度の大きさとされている。また、ネット本体3全体を、同一の金属 例えば錆止め加工された鉄製としてもよいし、もし防護ネット1を磁気探査工事 に使用する際は、ネット本体3自身が磁性を帯びていると探査に支障をきたすの で、本体3の例えば半分から下をステンレス製としてもよい。 このような格子の接合は図6に示すように、交差するチェーン31を重ね合わせ これらをボルト,ナット26で連結した後、ナットを溶接止めしナットの緩みを防 止している。
【0019】 また、ネット本体3は図1および図3,5に示すように、複数の小ネットつま り、フロータ2に着脱自在とされる上部のネット3A(以下Aネットという)と、 このAネット3Aの下部に接続可能とされる中央部のネット3B(以下Bネットとい う)と、このBネット3Bの下部に接続可能とされるとともに、下端部が海底Sに 接地する下部のネット3C(以下Cネットという)とを備えて構成されており、こ れらの各ネット3A,3B,3Cを適宜組み合わせて形成されている。
【0020】 Aネット3Aは、前述のようにフロータ2に着脱自在とされる上部のネットであ り、製作時や取扱い時等の諸条件を考えて最適の大きさ、例えば幅が5m,長さ (深さ)が10m程度の、平面長方形に形成されている。このAネット3Aの上端部 のチェーン31は、まず図3,4に示すように、シャックル4に引っかけられ、シ ャックル4のねじピン4Aが、前記カバー23の下部の取り付け穴23A に挿通された 後、シャックル4のねじ部にねじ込まれることによって連結され、Aネット3Aが フロータ2に吊り下げられた状態で装着されるようになっている。 なお、シャックル4は格子ごとに設けられている。
【0021】 Bネット3Bは、前述のようにAネット3Aの下部に接続されるものであり、Aネ ット3Aと同様製作時や取扱い時等の諸条件を考えて最適の大きさ、例えばAネッ ト3Aと同じ大きさ、つまり幅が5m,長さが10m程度の、平面長方形に形成され ている。
【0022】 図5に示すように、Cネット3Cは、前述のようにBネット3BまたはAネット3A の下部に継ぎ足しされるとともに、下端部が海底Sに接地する下部のネットであ り、各ネット3A,3B同様最適の大きさ、例えば幅が5m,長さが10m程度の平面 長方形に形成されている。Cネット3Cの底部のチェーン32は、各ネット3A,3B, 3Cを形成するチェーン31の径より例えば2倍程度の大きさの、直径10mm程度の大 きさとされている。これらのチェーン32,31の接合は図示されていないが、他所 で使用されるシャックル4より大きな、つまりチェーン32に係合する大きさのシ ャックルが使用されて接合される。このような底部のチェーン32は、ネット本体 3のシンカーの役割りを兼ね、ネット本体3を所定の位置に固定できるようにな っている。
【0023】 このような各ネット3A,3B,3Cは、図3,5に示すように、ねじタイプのシャ ックル4を格子ごとに配置し、左右に隣合うネット3A,3Aおよび上下に隣合うネ ット3A,3B,と3B,3C等とを、作業区域Eの水深に応じて、特にBネット3Bの数 を増減してシャックル4で連結することによって接続される。
【0024】 図1,3,5に示すように、Cネット3Cの下部には昇降ロープ5が取り付けら れている。この昇降ロープ5は、ネット本体3ひいては防護ネット1を巻き上げ るものであり、海水にも強い例えばポリプロピレン製とされている。昇降ロープ 5の一端は、Cネット3Cの底部のチェーン32に、このチェーン32と係合可能なシ ャックル7を介して取り付けられるとともに、他端は、各ネット3A,3B,3Cの両 端に固着されたガイドリング6に挿通されて、船上に設置された巻上げ機11に連 結されている。
【0025】 また、Cネット3Cの下部には、図5に示すように、底部のチェーン32にシャッ クル7を介してネットまとめロープ27が取り付けられており、このロープ27は例 えば5m程度の長さとされ、シャックル7から左右に延びて形成されている。そ して、ロープ27の両端は、シャックル4を介してCネット3Cの適宜の部分のチェ ーン31に仮止めされている。
【0026】 巻上げ機11は、図1,7に示すようにモータ付きのものとされており、昇降ロ ープ5に対応させて複数個設置されている。また船縁には、昇降ロープ5の巻き 上げ等により、船縁が傷まないようにガイドローラ等を用いたブラケット12が設 けられている。
【0027】 次に、本実施例の作用を説明する。 作業船10が潜水作業区域Eに停泊した後、船上に置かれた防護ネット1を、モ ータ駆動による巻上げ機11によってCネット3Cから順次海中に降ろし、Cネット 3Cの下部を海底に接地させ、モータ駆動を停止する。ネット本体3の長さは、予 め潜水作業区域Eの水深に対応できるように、A,B,Cの各ネット3A,3B,3C を組み合わせてあるので、Cネット3Cの下部が海底に接地した時、フロータ2は ネット本体3を支持して海面に浮かぶ。
【0028】 作業船10からパイプ等必要な資材を海底に降ろし、作業員は防護ネット1の出 入り口2Aから潜り、防護ネット1内でパイプの埋設等必要な作業を行う。
【0029】 作業終了等により帰港したい場合、あるいは潜水作業区域Eを移動したい場合 は、巻上げ機11によって昇降ロープ5を巻き上げて、Cネット3Cから順次引き上 げる。この際、まとめロープ27は仮止めを解除しておく。Cネット3C,Bネット 3B,Aネット3Aが水面下、例えば5m位まで引き上げられた後、ネットまとめロ ープ27をフロータ2に巻き付けシャックル4を介して結び付け、ネット本体3を 一まとめにする。 次いで、作業船10によって防護ネット1を曳航し、帰港あるいは潜水作業区域 Eを移動する。作業区域Eの移動の場合は、所定の作業区域Eに作業船10が到達 した後、前述した作業手順によって防護ネット1を設置し、作業を行う。
【0030】 前述のような本実施例によれば次のような効果がある。 すなわち、本実施例の防護ネット1はネット本体3が金属製のチェーン31で形 成され、しかも下部は海底Sに接地しており、全体が堅牢にできているので、鮫 等の襲撃にも充分に耐えられ、また、喰い千切られる恐れもなく、従って、安全 に作業を行うことができる。その結果、磁気探査工事、海底設置用機器等の設置 、点検補修工事、海底油田の開発や海底パイプラインの設置工事等、海中および 海底で行うあらゆる潜水作業に利用できるという効果が生ずる。
【0031】 また、防護ネット1はネット本体3が金属製のチェーン31で形成されているの で全体が重く、潮流に流されたりしない。防護ネット1を所定の位置に設置する には船から降ろすだけでよく、従って、防護ネット1の設置が容易に行える。 さらに、巻き上げ機11によってCネット3Cを巻き上げ、その下部を海底Sから 離せば、ネット本体3はフロータ2に支持されて浮いているので、防護ネット1 を作業船11で引っ張れば容易に曳航できる。従って、潜水作業区域Eを容易に移 動することができる。
【0032】 さらにまた、ネット本体3はA,B,Cの各ネット3A,3B,3Cを組み合わせ、 接続すれば形成できるので、ネット本体3の大きさを自在に調整できる。従って 、潜水作業区域Sの広さや作業船11の大きさ等に柔軟に対応でき、利用価値の大 きな防護ネット1とすることができる。また、各ネット3A,3B,3Cの接続も市販 のシャックル4を使用し、隣合うチェーン31同士を繋ぐだけで行え、ネット本体 3の組み立てが簡単に行えるという効果もある。また、このようにシャックル4 を使用してチェーン31同士を接合できるので、異種材質間の接合も容易にできる 。従って、使用目的に応じてネット本体3の材質を変えることができる。
【0033】 さらに、Cネット3Cの下端のチェーン32は、他の部分のチェーン31よりも直径 の大きな部材を使用しており、重くなっているのでシンカーの役目も兼ね、従っ て、防護ネット1を海底に確実に固定できる。
【0034】 また、防護ネット1はフロータ2とネット本体3とを着脱自在としてあるので 、例えばフロータ2の浮子20が破損した場合でも、フロータ2を取り出してその 浮子20を修理または交換すればよく、管理が容易である。ネット本体3に関して も、各ネット3A,3B,3Cを組み合わせ、接続すれば形成できるので、一部のネッ トが岩等に引っ掛かり破損しても、そのネットだけを修理または交換すればよく 、修理または交換が容易である。
【0035】 図8,9には、本考案の第2実施例が示されている。 本実施例は、前記第1実施例におけるフロータ2を作業船10としたものである 。 すなわち、本実施例では作業船10が支持手段となっており、従って、防護ネッ ト50は作業船10とネット本体3等で構成されている。ネット本体3は、昇降ロー プ5を作業船10の巻き上げ機である台船ピット51に巻き付けて取り付けられてお り、つまり、ネット本体3は作業船10から直接海中に支持されている。台船ピッ ト51はモータあるいは手動により回転自在とされている。 出入り口50A は、作業船10から張り出された枠52によって形成されており、こ の出入り口50A にはタラップ53が取り付けられている。 なお、ネット本体3の構造等は前記第1実施例における構造等と同一であり、 従って、同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0036】 このような本実施例においては、作業区域Eで台船ピット51によりネット本体 3を海中に降ろし、前記第1実施例と同様な作業を行う。 また、フロータ2による効果を除いた他の効果を奏することができる他、フロ ータ2を使用しないので、その費用およびフロータ2とネット本体3との取り付 け作業等が不要となり、経費節減となるという効果を付加できる。
【0037】 なお、本考案は前述の各実施例に限定されるものではなく、次に示すような変 形例を含むものである。 すなわち、前記第1実施例ではフロータ2の浮子20を発砲スチロール製のもの としたが、これに限らず、要はネット本体3を支持して浮くことができればよく 、例えば丈夫な浮袋や、球形の浮子、鋼管製の浮子あるいはオイルホース等を使 用してもよいことは当然である。また、発砲スチロール製の浮子20も実施例の大 きさにする必要はない。
【0038】 また、前記第1実施例では巻き上げ機11はモータ駆動されるものとしたが、こ れに限らず、例えば手動で巻き上げるものとしてもよい。
【0039】 さらに、前記各実施例では、防護ネット1,50を海底工事用として使用したが 、これに限らず、例えば第1実施例の防護ネット1を牡蠣や海苔等の養殖用に使 用し、あるいは、防護ネット1の内側に魚がぶつかっても傷等がつかないような 保護部材を取り付けて、はまち等の魚の養殖に使用する生け簀として使用しても よい。また、第1実施例の防護ネット1をオイルフェンスとして使用してもよい 。
【0040】 その他、本考案の実施の際の具体的な構造および形状等は、本考案の目的を達成 できる範囲であれば他の構造等でもよい。
【0041】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案の防護ネットによれば、安全性が確保されると ともに所定の位置に容易に設置でき、かつ、移動が容易になるという効果が生ず る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る防護ネットが作業船
に使用された際の全体側面図である。
【図2】同全体平面図である。
【図3】本実施例に係る防護ネットの上部および中央部
の詳細図である。
【図4】同要部を示し図3におけるIV−IV線断面図であ
【図5】同防護ネットの下部の詳細図である。
【図6】格子を形成するチェーンの接合状態を示し、例
えば図3におけるA部詳細図である。
【図7】防護ネットを巻き上げた状態図である。
【図8】本考案の第2実施例に係る防護ネットが作業船
に使用された際の全体斜視図である。
【図9】同正面図である。
【符号の説明】
1,50 防護ネット 2 フロータ(支持手段) 3 ネット本体 3A 上部ネット(小ネット) 3B 中央部ネット(小ネット) 3C 下部ネット(小ネット) 5 昇降ロープ 10 作業船(支持手段) 20 浮子 31,32 チェーン E 作業区域

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海中で使用される防護ネットであって、
    下端部が海底に接地するとともに作業区域の全周囲を囲
    い、かつ、金属製とされた巻き上げ可能なネット本体
    と、このネット本体を装着するとともに海中に支持し、
    かつ、海面に浮かべられる支持手段とで構成したことを
    特徴とする防護ネット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防護ネットにおいて、前
    記支持手段はフロータとされていることを特徴とする防
    護ネット。
  3. 【請求項3】 請求項1および2のいずれかに記載の防
    護ネットにおいて、前記ネット本体は複数の小ネットを
    組み合わせて構成したことを特徴とする防護ネット。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の防
    護ネットにおいて、前記ネット本体の下部にはこの下部
    と前記フロータとを接続するとともに、前記ネット本体
    を巻き上げおよび降下させる昇降ロープが設けられてい
    ることを特徴とする防護ネット。
JP1992036908U 1992-06-01 1992-06-01 防護ネット Expired - Lifetime JP2559128Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0286723A (ja) * 1988-09-22 1990-03-27 Asahi Chem Ind Co Ltd 大型生簀

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0286723A (ja) * 1988-09-22 1990-03-27 Asahi Chem Ind Co Ltd 大型生簀

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