JPH059297Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH059297Y2 JPH059297Y2 JP1985071871U JP7187185U JPH059297Y2 JP H059297 Y2 JPH059297 Y2 JP H059297Y2 JP 1985071871 U JP1985071871 U JP 1985071871U JP 7187185 U JP7187185 U JP 7187185U JP H059297 Y2 JPH059297 Y2 JP H059297Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zone
- container
- shape
- extending
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 claims description 26
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 6
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 claims 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 2
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 description 2
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000000877 morphologic effect Effects 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は包装容器、特に、内容物収容、閉鎖後
に加熱殺菌等のために熱処理される包装容器(例
えば食品包装容器)で且つ上端に外方へ延びるフ
ランジ付きの包装容器に関する。
に加熱殺菌等のために熱処理される包装容器(例
えば食品包装容器)で且つ上端に外方へ延びるフ
ランジ付きの包装容器に関する。
このような包装容器入りの食品等内容物は、例
えば90℃で45分程度、加熱するというように、比
較的高温の下に熱処理することが要求される。
えば90℃で45分程度、加熱するというように、比
較的高温の下に熱処理することが要求される。
このため、この種用途の包装容器は、低コスト
とするのに即した薄い肉厚のものとするときは、
それが真空或いは圧空成形品より相当に変形性の
低い射出成形品でも、加熱殺菌処理時に容器上端
のフランジが内部応力で熱変形することを免がれ
ない。フランジの熱変形は包装容器として要求さ
れる商品価値を消失してしまう。
とするのに即した薄い肉厚のものとするときは、
それが真空或いは圧空成形品より相当に変形性の
低い射出成形品でも、加熱殺菌処理時に容器上端
のフランジが内部応力で熱変形することを免がれ
ない。フランジの熱変形は包装容器として要求さ
れる商品価値を消失してしまう。
従来の技術
従来、このような用途に供せられる包装容器で
あつて、低コストとするのに即した薄い肉厚の射
出成形品によるもので、熱変形しない包装容器は
未だ体現されていないのが実状である。
あつて、低コストとするのに即した薄い肉厚の射
出成形品によるもので、熱変形しない包装容器は
未だ体現されていないのが実状である。
そこで本考案は、肉厚が薄いものでも、内容物
密閉後の熱処理時に、上端のフランジが熱変形を
殆ど伴わないプラスチツク射出成形品からなる包
装容器を提供しようというものである。
密閉後の熱処理時に、上端のフランジが熱変形を
殆ど伴わないプラスチツク射出成形品からなる包
装容器を提供しようというものである。
問題点を解決するための手段
上記目的を達成するための本考案の包装容器
は、先端沿いに下向きのリブ付きの外方へ延在す
るフランジを上端に有するプラスチツク射出成形
品による角形のものであつて、熱処理される包装
容器において、容器胴壁の四隅部が、容器胴壁上
端から少し下方までの第1の帯域、これより胴壁
下端までの第2の帯域、及びこれらの帯域の間に
介在してこれらと一体に連なつた第3の帯域を具
有しており、第1の帯域が外方へアール状に弯曲
する形に形成され、第2の帯域が第1の帯域より
少し容器内方側の位置で上下に延びた平板状に形
成され、第3の帯域が水平に延びた形に形成さ
れ、第1の帯域の内面にスタツキングリブが第3
の帯域に連ねて形成されていることを特徴として
いる。
は、先端沿いに下向きのリブ付きの外方へ延在す
るフランジを上端に有するプラスチツク射出成形
品による角形のものであつて、熱処理される包装
容器において、容器胴壁の四隅部が、容器胴壁上
端から少し下方までの第1の帯域、これより胴壁
下端までの第2の帯域、及びこれらの帯域の間に
介在してこれらと一体に連なつた第3の帯域を具
有しており、第1の帯域が外方へアール状に弯曲
する形に形成され、第2の帯域が第1の帯域より
少し容器内方側の位置で上下に延びた平板状に形
成され、第3の帯域が水平に延びた形に形成さ
れ、第1の帯域の内面にスタツキングリブが第3
の帯域に連ねて形成されていることを特徴として
いる。
実施例
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説
明する。
明する。
図において1がプラスチツク射出成形品による
角型の包装容器で、該包装容器1はその上端に、
先端に沿つて下向きのリブ2付きで外方へ延びる
フランジ3を有している。
角型の包装容器で、該包装容器1はその上端に、
先端に沿つて下向きのリブ2付きで外方へ延びる
フランジ3を有している。
上記包装容器1は、容器胴壁4の四隅部が、容
器胴壁4上端から少し下方までの第1の帯域5
と、これより胴壁下端までの第2の帯域6と、こ
れらの帯域の間に介在してこれらと一体に連なつ
た第3の帯域8とを具有している。第1の帯域5
は外方へアール状に弯曲された形、第2の帯域6
は第1の帯域5より少し容器内方側で上下に延び
た平板状の形、第3の帯域8は水平に延びた形に
形成されている。
器胴壁4上端から少し下方までの第1の帯域5
と、これより胴壁下端までの第2の帯域6と、こ
れらの帯域の間に介在してこれらと一体に連なつ
た第3の帯域8とを具有している。第1の帯域5
は外方へアール状に弯曲された形、第2の帯域6
は第1の帯域5より少し容器内方側で上下に延び
た平板状の形、第3の帯域8は水平に延びた形に
形成されている。
7は容器胴壁4四隅部の第1の帯域5の内面に
形成したスタツキングリブで、該スタツキングリ
ブ7は第3図に示すように第3の帯域8に連なつ
ている。包装容器1を空の状態で複数嵌め重ねる
と、その上段の包装容器の胴壁四隅部における第
1の帯域5と第2の帯域6との接続部である水平
な第3の帯域8が、下段包装容器のスタツキング
リブ7の上に載る。9は包装容器1底面の端寄り
沿いに形成したリブである。
形成したスタツキングリブで、該スタツキングリ
ブ7は第3図に示すように第3の帯域8に連なつ
ている。包装容器1を空の状態で複数嵌め重ねる
と、その上段の包装容器の胴壁四隅部における第
1の帯域5と第2の帯域6との接続部である水平
な第3の帯域8が、下段包装容器のスタツキング
リブ7の上に載る。9は包装容器1底面の端寄り
沿いに形成したリブである。
本考案は上記の構造を有し、プラスチツク射出
成形品による角型の容器の胴壁4四隅部の前示特
定形状をした第1の帯域5、第2の帯域6及び第
3の帯域8による上下に並ぶ凹凸段の形態と、容
器上端の外方へ延びる先端沿いに下向きリブ2付
きのフランジ3との組合せが、容器の肉厚が低コ
ストとするのに即する薄い場合でも、容器熱処理
時において、該フランジ3が熱変形するのを殆ど
なくするのに寄与する。これは次の理由によると
推考される。
成形品による角型の容器の胴壁4四隅部の前示特
定形状をした第1の帯域5、第2の帯域6及び第
3の帯域8による上下に並ぶ凹凸段の形態と、容
器上端の外方へ延びる先端沿いに下向きリブ2付
きのフランジ3との組合せが、容器の肉厚が低コ
ストとするのに即する薄い場合でも、容器熱処理
時において、該フランジ3が熱変形するのを殆ど
なくするのに寄与する。これは次の理由によると
推考される。
本考案者の実験結果によると、低コストとする
のに即する薄肉の包装容器において、通常の角
型、即ち四隅部が一般的なアール状の形態や平板
状の形態では、上端フランジが本考案のそれと同
じものの場合で、それに容器熱処理時に、凸レン
ズ状の顕著な熱変形が認められ、容器胴部の隅部
と隅部の間の中間部を横断面波状或いはチヤンネ
ル状で縦断面アングル状の補強形態としたもので
は、上端フランジが本願のそれと強度、物性にお
いて同じ場合で、上端フランジに容器熱処理時に
凹レンズ状の熱変形が認められた。このことは、
通常の角型容器では肉が薄いと、上端フランジは
先端沿いに下向きフランジ付きであつても、熱変
形に対する耐性つまり耐熱変形性を示さず、上記
後者実験例のものでは、容器胴部の中間部の熱収
縮が前示補強形態のため、上端フランジの耐熱変
形性を超えて大きくなるという、容器胴部と上端
フランジの耐熱変形性がアンバランスとなること
を意味するようである。
のに即する薄肉の包装容器において、通常の角
型、即ち四隅部が一般的なアール状の形態や平板
状の形態では、上端フランジが本考案のそれと同
じものの場合で、それに容器熱処理時に、凸レン
ズ状の顕著な熱変形が認められ、容器胴部の隅部
と隅部の間の中間部を横断面波状或いはチヤンネ
ル状で縦断面アングル状の補強形態としたもので
は、上端フランジが本願のそれと強度、物性にお
いて同じ場合で、上端フランジに容器熱処理時に
凹レンズ状の熱変形が認められた。このことは、
通常の角型容器では肉が薄いと、上端フランジは
先端沿いに下向きフランジ付きであつても、熱変
形に対する耐性つまり耐熱変形性を示さず、上記
後者実験例のものでは、容器胴部の中間部の熱収
縮が前示補強形態のため、上端フランジの耐熱変
形性を超えて大きくなるという、容器胴部と上端
フランジの耐熱変形性がアンバランスとなること
を意味するようである。
本考案ではプラスチツク射出成形品からなる角
形の包装容器1の胴壁4が、前記した特定な形態
の第1、第2及び第3の帯域5,6及び8で以て
胴壁隅部において形態的剛性を付与され、この形
態的剛性による胴壁4の耐熱変形性と、先端沿い
の下向きリブ2で全周に亘つて補強されることに
よるフランジ3の耐熱変形性とが、フランジ3に
殆ど熱変形を生じさせないようバランスするよう
である。
形の包装容器1の胴壁4が、前記した特定な形態
の第1、第2及び第3の帯域5,6及び8で以て
胴壁隅部において形態的剛性を付与され、この形
態的剛性による胴壁4の耐熱変形性と、先端沿い
の下向きリブ2で全周に亘つて補強されることに
よるフランジ3の耐熱変形性とが、フランジ3に
殆ど熱変形を生じさせないようバランスするよう
である。
本考案において、第1の帯域5の内周面に形成
したスタツキングリブ7は、上下の包装容器を積
み重ねるリブとしてだけでなく、補強リブとして
も役立ち、容器胴壁4四隅の特定な形態の第1、
2及び3の帯域5,6及び8とともに、容器胴壁
4の耐熱変形性の付与に奏功する。
したスタツキングリブ7は、上下の包装容器を積
み重ねるリブとしてだけでなく、補強リブとして
も役立ち、容器胴壁4四隅の特定な形態の第1、
2及び3の帯域5,6及び8とともに、容器胴壁
4の耐熱変形性の付与に奏功する。
考案の効果
上記のように本考案によれば、肉厚が薄い容器
でも、内容物熱処理時に胴部と上端フランジの耐
熱変形性を旨くバランスさせ、上端フランジが熱
変形するのを殆どなくする効果が得られる。
でも、内容物熱処理時に胴部と上端フランジの耐
熱変形性を旨くバランスさせ、上端フランジが熱
変形するのを殆どなくする効果が得られる。
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図はその正面図、第3図は第1図の実施例におけ
る包装容器の胴部隅部の縦断斜視図である。 1は包装容器、2は下向きリブ、3はフラン
ジ、4は容器胴部、5は容器胴部隅部の上端部帯
域、6は容器胴部隅部の残部帯域。
図はその正面図、第3図は第1図の実施例におけ
る包装容器の胴部隅部の縦断斜視図である。 1は包装容器、2は下向きリブ、3はフラン
ジ、4は容器胴部、5は容器胴部隅部の上端部帯
域、6は容器胴部隅部の残部帯域。
Claims (1)
- 先端沿いに下向きのリブ付きの外方へ延在する
フランジを上端に有するプラスチツク射出成形品
による角形のものであつて、熱処理される包装容
器において、容器胴壁の四隅部が、容器胴壁上端
から少し下方までの第1の帯域、これより胴壁下
端までの第2の帯域、及びこれらの帯域の間に介
在してこれらと一体に連なつた第3の帯域を具有
しており、第1の帯域が外方へアール状に弯曲す
る形に形成され、第2の帯域が第1の帯域より少
し容器内方側の位置で上下に延びた平板状に形成
され、第3の帯域が水平に延びた形に形成され、
第1の帯域の内面にスタツキングリブが第3の帯
域に連なつて形成されている包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985071871U JPH059297Y2 (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985071871U JPH059297Y2 (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61188908U JPS61188908U (ja) | 1986-11-25 |
JPH059297Y2 true JPH059297Y2 (ja) | 1993-03-08 |
Family
ID=30609751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985071871U Expired - Lifetime JPH059297Y2 (ja) | 1985-05-15 | 1985-05-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH059297Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5618167U (ja) * | 1979-07-11 | 1981-02-17 |
-
1985
- 1985-05-15 JP JP1985071871U patent/JPH059297Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5618167U (ja) * | 1979-07-11 | 1981-02-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61188908U (ja) | 1986-11-25 |
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