JPH059280U - 害虫殺除用容器 - Google Patents

害虫殺除用容器

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JPH059280U
JPH059280U JP5907491U JP5907491U JPH059280U JP H059280 U JPH059280 U JP H059280U JP 5907491 U JP5907491 U JP 5907491U JP 5907491 U JP5907491 U JP 5907491U JP H059280 U JPH059280 U JP H059280U
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JP
Japan
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container
pesticidal
insecticide
attractant
closing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP5907491U
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English (en)
Inventor
守 代野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Earth Chemical Co Ltd
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH059280U publication Critical patent/JPH059280U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 この考案の害虫殺除用容器は、誘引性殺虫剤
を収納した容器本体に設けた害虫の出入口を、ちぎり取
り可能な閉鎖部材で閉鎖して内部を密閉したものとして
いる。また、誘引性殺虫剤を収容した容器本体に設けた
害虫の出入口を、破断部を介した閉鎖部材で閉鎖して内
部を密閉したものとしている。 【効果】 この考案の害虫殺除用容器は、そのままの状
態で保管しておいても、誘引性殺虫剤の誘引性成分が放
出したり、誘引性殺虫剤が湿気を帯びるようなことはな
く、誘引性殺虫剤の効能が劣化することがない。また、
閉鎖部材をちぎり取ったり破断することにより簡単に出
入口を開口することができ、その状態で使用することが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、蟻、ゴキブリなどの害虫の殺除に用いられる容器に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の害虫殺除用容器は、開閉蓋を有する容器本体に害虫の出入口を ただ単に設けただけのものであり、密閉袋に収納した誘引性殺虫剤をこの容器本 体に付属させていた。誘引性殺虫剤を密閉袋に収納しているのは、この誘引性殺 虫剤の誘引性成分が放出したり、誘引性殺虫剤が湿気を帯びないようにするため である。
【0003】 そして、この害虫殺除用容器を使用する場合には、前記密閉袋を開封して誘引 性殺虫剤を取り出し、開閉蓋を開けて容器本体内に設置した後、この開閉蓋を閉 じていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の害虫殺除用容器は、使用する場合に密閉袋を開封し たり、容器本体の開閉蓋を開閉操作する必要があり、非常に面倒であるという課 題を有していた。 また、上記従来の害虫殺除用容器は、容器本体に害虫の出入口をただ単に設け ただけのものであるので、害虫の進入や退出がスムースに行われず、殺除効率が 悪いという課題を有していた。
【0005】 そこで、この考案は、このような従来の害虫殺除用容器が有する課題を解決す ることを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 そのため、この考案の害虫殺除用容器は、誘引性殺虫剤を収納した容器本体に 設けた害虫の出入口を、ちぎり取り可能な閉鎖部材で閉鎖して内部を密閉したも のとしている。 また、この考案の害虫殺除用容器は、誘引性殺虫剤を収容した容器本体に設け た害虫の出入口を、破断部を介した閉鎖部材で閉鎖して内部を密閉したものとし ている。
【0007】 そして、前記出入口は、容器本体の傾斜面とした側壁に設けたものとすること ができる。さらに、前記閉鎖部材は、操作体を取り付けたものとしたり、害虫の 進退路となるものとすることができる。
【0008】
【作用】
この考案の害虫殺除用容器は、上記手段を施したため、閉鎖部材がちぎり取ら れたり破断されるまでは、容器内は密閉されている。また、前記閉鎖部材をちぎ り取ったり破断することにより簡単に出入口を開口することができる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の害虫殺除用容器の構成を、実施例として示した図面に基づい て説明する。 この考案の害虫殺除用容器は、密閉した容器本体1の内部に誘引性殺虫剤2を 収納している。そして、前記容器本体1の側壁3には少なくとも一つの害虫の出 入口4を設けており、この出入口4は薄膜とした破断部5を介した閉鎖部材6に より閉鎖されており、容器本体1の内部は密閉されている。なお、前記容器本体 1の側壁3は、傾斜面とすることができる。
【0010】 容器本体1は、合成樹脂材で作製されるのが好ましく、本体部1aに蓋部1b を嵌め合わせることにより形成される。なお、前記破断部5は、本体部1aと一 体成形されることにより形成される。 閉鎖部材6は、図1〜4に示した実施例では、操作体7を取り付けており、こ の閉鎖部材6を破断し易いようにしている。操作体7は、閉鎖部材6と一体とし たものであっても、別体としたものであってもよい。また、図5、6、および図 7、8に示した実施例では、前記閉鎖部材6は、上辺と両側辺に前記破断部5を 介し、下辺に屈曲部8を介したものとしている。このようにした閉鎖部材6は、 破断部5を破断して屈曲部8から容器本体1内に折り曲げることにより、害虫( 蟻など)の進退路とすることができ、害虫が誘引性殺虫剤2を巣に持ち帰る場合 に適している。さらに、図7、8に示した実施例では、前記容器本体1の側壁3 が傾斜面であるため、この傾斜面も害虫の進退路とすることができ、害虫が誘引 性殺虫剤2を巣に持ち帰る場合により適したものとなる。
【0011】 誘引性殺虫剤2の誘引性成分としては、例えば、動植物エキス、カゼインなど の蛋白質類、繊維素粉、木粉、樹皮などの動植物粉末、トウモロコシ油、ヒマシ 油、オリーブ油、大豆油、ナタネ油、ピーナッツ油などの植物油、その他(3S ,4R,6E,10Z)−3,4,7,11−テトラメチル−トリデカ−6,1 0−ジエナール、(Z)−9−ヘキサデセナール、2,5−ジメチルピラジン、 3−メチル−2,5−ジメチルピラジン、Z,E−またはE,E−α−フラネセ ンなどの道しるべフェロモン、カプリル酸、カプロン酸、カプリン酸、ラウリル 酸、オレイン酸などの有機酸、オクチルアルコール、ドデシルアルコール、オレ インアルコールなどの高級アルコール類、オニオンフレーバー、ミルクフレーバ ー、バターフレーバー、ストロベリーフレーバー、コーヒーフレーバーなどの食 品用フレーバーなどが挙げられる。
【0012】 誘引性殺虫剤2の殺虫剤成分としては、例えば、ホウ酸、ホウ酸塩、アミジノ ヒドラゾン系殺虫剤をはじめ、有機リン系、カーバメート系、ピレスロイド系な どの殺虫剤が挙げられ、これらのなかから一種または二種以上を混合して用いら れる。前記ホウ酸塩の具体例としては、例えば四ホウ酸ナトリウム(ホウ砂)、 メタホウ酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、ホウ酸アンモニウム、ホウ酸カリ ウム、ホウ酸マグネシウムなどが挙げられ、また前記アミジノヒドラゾン系殺虫 剤の具体例としては、例えばテトラヒドロ−5,5−ジメチル−2(IH)−ピ リミジノイン{3−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−1−{2−〔4 −(トリフルオロメチル)フェニル〕エテニル}−2−プロペニリデン}ヒドラ ゾンなどが挙げられる。さらに、上記以外の殺虫剤としては、フェニトロチオン 、トリクロルホン、ピリダフェンチオン、ダイアジノン、フェンチオンなどの有 機リン系殺虫剤、セビン、プロポクサーなどのカーバメート系殺虫剤、レスメト リン、d−T80−レスメトリン、フェノトリン、ペルメトリン、フタルスリン 、d−T80−フタルスリン、シフェノトリン、シペルメトリン、フェンバレレ ート、エトフェンプロックス、プラレスリン、フェンフルスリンなどのピレスロ イド系殺虫剤、オキサジアゾール系殺虫剤のメトキサジアゾンなどが挙げられる 。
【0013】 誘引性殺虫剤2の形態は、粉粒体や流体など、容器本体1の内部に収納できる 形態であればどのような形態であってもよい。さらに、前記誘引性殺虫剤2の効 能は、速効性であっても、遅効性であってもよい。誘引性殺虫剤2が速効性であ る場合には、その誘引性殺虫剤2を食した害虫は容器本体1内で死に至る。誘引 性殺虫剤2が遅効性である場合には、その誘引性殺虫剤2を食した害虫が誘引性 殺虫剤2を巣に持ち帰れば、その持ち帰った誘引性殺虫剤2を食した害虫も殺除 することができる。
【0014】 さらに、前記誘引性殺虫剤2以外の成分として、例えば、幼若ホルモン剤、摂 食物質、酸化防止剤、防腐剤、誤食防止剤、着色剤などが用いられる。幼若ホル モン剤としては、例えば、メトプレンなどの昆虫幼若ホルモン剤、プレコセンな どの抗幼若ホルモン剤、エクダイソンなどの脱皮ホルモン剤などが挙げられる。 摂食物質としては、例えば、小麦粉、米粉、米糖、とうもろこし粉などの穀粉、 ポテトスターチ、コーンスターチなどのスターチ類、グラニュー糖、麦芽糖、ア ラビノース、ガラクトース、ラクトース、フルクトース、ソルビトール、廃糖蜜 、蜂蜜などの糖類、および糖蜜類やグリセリンなどが挙げられる。酸化防止剤と しては、例えば、2,6−ジ−ターシャリ−ブチル−4−メチルフェノール、2 ,2−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチル)フェノールなどが挙げられ る。防腐剤としては、例えば、ソルビン酸、ソルビン酸塩、パラオキシ安息香酸 エステル類などが挙げられる。誤食防止剤としては、例えば、トウガラシ粉、ト ウガラシエッセンスなどが挙げられる。着色剤としては、例えば、赤色2号、赤 色3号、赤色102号、赤色201号、黄色4号、黄色5号、青色1号、青色2 号、カーボンブラックなどが挙げられる。
【0015】
【考案の効果】
この考案の害虫殺除用容器は、以上に述べたように構成されているので、その ままの状態で保管しておいても、誘引性殺虫剤の誘引性成分が放出したり、誘引 性殺虫剤が湿気を帯びるようなことはなく、誘引性殺虫剤の効能が劣化すること がない。また、閉鎖部材をちぎり取ったり破断することにより簡単に出入口を開 口することができ、その状態で使用することができる。さらに、閉鎖部材が害虫 の進退路となるようにしたものでは、害虫の進入や退出がスムースに行われ、殺 虫効率が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の害虫殺除用容器の第一実施例を示す
斜視図である。
【図2】この考案の害虫殺除用容器の第一実施例を示す
断面図である。
【図3】この考案の害虫殺除用容器の第二実施例を示す
部分断面図である。
【図4】この考案の害虫殺除用容器の第二実施例の出入
口を開口した状態を示す部分断面図である。
【図5】この考案の害虫殺除用容器の第三実施例を示す
部分断面図である。
【図6】この考案の害虫殺除用容器の第三実施例の出入
口を開口した状態を示す部分断面図である。
【図7】この考案の害虫殺除用容器の第四実施例を示す
断面図である。
【図8】この考案の害虫殺除用容器の第四実施例の出入
口を開口した状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 誘引性殺虫剤 3 側壁 4 出入口 5 破断部 6 閉鎖部材 7 操作体

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘引性殺虫剤を収納した容器本体に設け
    た害虫の出入口を、ちぎり取り可能な閉鎖部材で閉鎖し
    て内部を密閉したことを特徴とする害虫殺除用容器。
  2. 【請求項2】 誘引性殺虫剤を収容した容器本体に設け
    た害虫の出入口を、破断部を介した閉鎖部材で閉鎖して
    内部を密閉したことを特徴とする害虫殺除用容器。
  3. 【請求項3】 前記出入口が容器本体の傾斜面とした側
    壁に設けたものであることを特徴とする請求項1または
    2記載の害虫殺除用容器。
  4. 【請求項4】 前記閉鎖部材が操作体を取り付けたもの
    であることを特徴とする請求項1、2、または3記載の
    害虫殺除用容器。
  5. 【請求項5】 前記閉鎖部材が害虫の進退路となるもの
    であることを特徴とする請求項1、2、または3記載の
    害虫殺除用容器。
JP5907491U 1991-07-26 1991-07-26 害虫殺除用容器 Pending JPH059280U (ja)

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JP5907491U JPH059280U (ja) 1991-07-26 1991-07-26 害虫殺除用容器

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JPH059280U true JPH059280U (ja) 1993-02-09

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ID=13102843

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JP5907491U Pending JPH059280U (ja) 1991-07-26 1991-07-26 害虫殺除用容器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020111517A (ja) * 2019-01-08 2020-07-27 昭和産業株式会社 虫誘引剤、及びその製造方法

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