JPH05926Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、主として会社等で営業に携わる営業
マンやセールスマン等が自社の商品や興行物等を
客に広く知らせるのに好適なハート形に折返可能
な広告兼用名刺に関するものである。

（従来の技術） 従来、一般に使用されている名刺は、長方形状
の名刺本体の表面に会社マーク、会社名、氏名、
住所、電話番号等を単なる印刷したものや、これ
らの他に名刺本体の裏面に会社の営業種目等を印
刷したもの等が提供されている。

（考案が解決しようとする問題点） しかしながら、客が従来の名刺を営業マンやセ
ールスマン等から受け取つた際に、単なる会社マ
ーク、会社名、氏名、住所、電話番号等が分る程
度であつて、客に営業マンやセールスマン等の気
持ちが通じず、印象が極めて薄く、販売促進に支
障をきたしていた。

そこで、本考案は、上述のような問題点を解決
すべく案出されたもので、客に、営業マンやセー
ルスマン等の心をこめたおもてなしを強く印象づ
けさせて、販売促進を著しく図れるようなハート
形に折返可能な広告兼用名刺を提供するものであ
る。

（問題点を解決するための手段） 本考案は、上述のような目的を達成するため、
表面に会社マーク、会社名、氏名等が印刷された
名刺本体を、対角線方向の折目を介して上面へ折
返自在に形成し、この名刺本体の左右両端部には
ハート形の上側左右半円部を構成する膨出部を
夫々設け、且つ名刺本体の上側端縁中央部にはハ
ート形の下側三角部を構成する四角形状の折返片
を裏面へ折返して上側三角部を貼着するように連
設し、この折返片の折返側裏面には本社・支店の
住所、電話番号、フアツクス番号等を印刷したも
のである。

そして、名刺本体の折返す側の裏面に、心をこ
めたおもてなし等のメツセージを印刷し、且つ折
返片の折返側表面の下側三角部には商品や興行物
等の広告・案内を印刷することが好ましい。

（作用） 上述のような技術的手段により、営業マンやセ
ールスマン等から受け取つた客が、左端部に膨出
部が設けられた名刺本体を、折目を介して上面へ
折返すことによつて、名刺本体と、この名刺本体
の両端部の各膨出部と、折返片の下側三角部とか
らハート形に構成されるようにする。

そして、営業マンやセールスマン等から受け取
つた客が、左端部に膨出部が設けられた名刺本体
を上面へ折返した際に、名刺本体と各膨出部と折
返片の下側三角部とから構成されたハート形の中
心部に心をこめたおもてなし等のメツセージが見
え、且つこのハート形の下側三角部に商品や興行
物等の広告・案内が見えるようにする。

（実施例） 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。

第１図乃至第３図に示すように、先ず、表面に
会社マーク１、会社名２、氏名３等が印刷された
名刺本体４を、対角線方向の折目５を介して上面
へ折返自在に形成する。この名刺本体４の左右両
端部には、ハート形の上側左右半円部を構成する
半円形状の膨出部６を夫々設ける。また、名刺本
体４の上側端縁中央部には、ハート形の下側三角
部を構成する正方形状の折返片７を名刺本体４の
下面へ折返して上側三角部を貼着するように連設
する。この折返片７の折返側裏面には本社・支店
の住所８、電話番号９、フアツクス番号１０等を
印刷する。そして、前記名刺本体４の折返す側の
裏面には、「心をこめたおもてなし」等のメツセ
ージ１１を、円弧状に配列されるように印刷し、
且つ前記折返片７の折返側表面の下側三角部には
商品や興行物等の広告・案内12を印刷したもので
ある。

（考案の効果） 本考案は、上述のように構成したから、使用時
においては、第１図に示すような本考案の広告兼
用名刺を営業マンやセールスマン等が客に渡し、
この営業マンやセールスマン等から受け取つた客
が、第２図に示すように左端部に膨出部６が設け
られた名刺本体４を、折目５を介して上面へ折返
すことにより、名刺本体４と、この名刺本体４の
両端部の各膨出部６と、折返片７の下側三角部と
からハート形が構成されるため、客に、営業マン
やセールスマン等の心をこめたおもてなしを強く
印象づけることができ、販売促進を著しく図るこ
とができる。

しかも、名刺本体４の折返す側の裏面に、心を
こめたおもてなし等のメツセージ１１を印刷し、
且つ折返片７の折返側表面の下側三角部には商品
や興行物等の広告・案内１２を印刷することによ
つて、営業マンやセールスマン等から受け取つた
客が、第２図に示すように左端部に膨出部６が設
けられた名刺本体４を、折目５を介して上面へ折
返した際に、名刺本体４と、この名刺本体４の両
端部の各膨出部６と、折返片７の下側三角部とか
ら構成されたハート形の中心部に心をこめたおも
てなし等のメツセージ１１が見えることと、この
ハート形の下側三角部に商品や興行物等の広告・
案内１２が見えることとが相俟つて、客に、営業
マンやセールスマン等の心をこめたおもてなしを
更に強く印象づけることができ、販売促進を一層
図ることができる。

更に、本考案の広告兼用名刺は、名刺本体４と
各膨出部６と折返片７とから構成したから、構成
が著しく簡単で、頗る安価に提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図
は表面図、第２図はハート形に折返した状態の表
面図、第３図は展開図である。 １……会社マーク、２……会社名、３……氏
名、４……名刺本体、５……折目、６……膨出
部、７……折返片、８……本社・支店の住所、９
……電話番号、１０……フアツクス番号、１１…
…メツセージ、１２……広告・案内。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 表面に会社マーク、会社名、氏名等が印刷さ
   れた名刺本体を、対角線方向の折目を介して上
   面へ折返自在に形成し、この名刺本体の左右両
   端部にはハート形の上側左右半円部を構成する
   膨出部を夫々設け、且つ名刺本体の上側端縁中
   央部にはハート形の下側三角部を構成する四角
   形状の折返片を裏面へ折返して上側三角部を貼
   着するように連設し、この折返片の折返側裏面
   には本社・支店の住所、電話番号、フアツクス
   番号等を印刷したことを特徴とするハート形に
   折返可能な広告兼用名刺。 ２ 名刺本体の折返す側の裏面に、心をこめたお
   もてなし等のメツセージを印刷し、且つ折返片
   の折返側表面の下側三角部には商品や興行物等
   の広告・案内を印刷した請求項１記載のハート
   形に折返可能な広告兼用名刺。