JPH0592317U - 和室用手摺 - Google Patents

和室用手摺

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JPH0592317U
JPH0592317U JP3846792U JP3846792U JPH0592317U JP H0592317 U JPH0592317 U JP H0592317U JP 3846792 U JP3846792 U JP 3846792U JP 3846792 U JP3846792 U JP 3846792U JP H0592317 U JPH0592317 U JP H0592317U
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JP
Japan
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ratchet wheel
side plate
plate portion
gap
pole
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JP3846792U
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Inventor
和夫 鈴木
三代次 川崎
勇雄 根本
明弘 増山
篤一 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 和室に取付けられるように工夫され、柱に一
切傷を付けず、また使用に安全な、在宅老人や病人用の
手摺を提供する。 【構成】 壁面より突出した柱側面に当てる側板部1a
を有し、柱正面との間に空間Sを形成する前記側板部1
aと直角を成す正面板部1bを有し、その正面板部1b
の対向面が調整ナット2aを螺合した突当て案内螺軸2
を介して幅方向に間隔可調節な間隙Wを保持する一対の
支持片1,1を設け、対応する前記側板部1a,1a間
に前記間隙Wに覗く中間位置にラチェットホイ−ル4を
固着したボルト3を固定ナット部5に挿通して軸架し、
前記ラチェットホイ−ル4に隣接して前記ボルト3の回
転と無関係に回動ア−ム7の基端部7bを嵌合し、その
基端部7b付近に前記ラチェットホイ−ル4と係合する
ラチェット8を枢着し、前記間隙Wより突出させた回動
ア−ム7先端部7aにポ−ル挿通環9を固着し、ポ−ル
10を挿通支持させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、在宅において介護が必要な老人、病人の使用に適した和室用の手 摺に関する。
【0002】
【従来技術】
高齢化社会を迎え、在宅老人が年々増加している。寝たきり老人、病人はもち ろんであるが、それに至らない介護が必要な老人や病人を抱える家庭では、その ための介護器具の設置、介護手間など経済的負担、労力は大変なものであり、核 家族、女性の社会進出が進む中で大きな社会問題となりつつある。 ところで、歩行を助ける器具として手摺があり、病院や施設の廊下などに、ま た各家庭においては階段などに設置されているが、部屋特に和室内に設置される 例は余り見られない。これまでの手摺をもし設置しようとすると、ブラケットな どの取付具を固定する際に大切な柱や壁に傷を付けることになり、取外し後の室 内外観を損ねてしまう難点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような実情の中で、なんとか自力歩行が可能な介護老人、病人 を対象とし、且つ洋風建築が増加しつつある中でなお老人や病人がどちらかとい うと和室に起居していることに鑑み、柱等に一切傷を付けることなく簡便に和室 に取付けられ、取外しも容易であり、また安全性の極めて高い、在宅老人や病人 向けの手摺を提供しようとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記目的を達成するため、壁面より突出した柱側面に当てる側板 部1aを有し、柱正面との間に空間Sを形成する前記側板部1aと直角を成す正 面板部1bを有し、その正面板部1bの対向面が調整ナット2aを螺合させた突 当て案内螺軸2を介して幅方向に間隔可調節な間隙Wを保持する一対の支持片1 ,1を設ける。 そして対応する前記側板部1a,1a間に前記間隙Wに覗く中間位置にラチェ ットホイ−ル4を固着したボルト3を固定ナット部5に挿通して軸架し、前記ラ チェットホイ−ル4に隣接して前記ボルト3の回転と無関係に回動ア−ム7の基 端部7bを嵌合し、その基端部7b付近に前記ラチェットホイ−ル4と係合する ラチェット8を前記ラチェットホイ−ル4側に附勢させて枢着する。 そして前記間隙Wより外部へ突出させた回動ア−ム7の先端部7aにポ−ル挿 通環9を固着し、そのポ−ル挿通環9にポ−ル10を挿通支持させて和室用手摺 を構成する。 上記構成中、支持片1に適度の弾力を保持させることが締付け応力を増すうえ で好ましく、さらに支持片1の少なくとも側板部1a内側面に緩衝層12を形成 することが柱を擁護するうえで好ましい。
【0005】
【作用】
今、これを和室の内側に沿って架設する場合には、まず突当て案内螺軸2の調 整ナット2aを回わして一対の支持片1,1の正面板部1bの対向面の間隙Wを 適宜調整し対応する側板部1aの間隔を柱幅に合わせる。 そして側板部1aを、壁より突出した柱側面に当て、前記調整ナット2aで再 調整し、柱両側面を挾持するようにする。 そして回動ア−ム7乃至その先端のポ−ル挿通環9を水平位置を中心に上下に 繰返し動かして所定角度でラチェット8をラチェットホイ−ル4に係止させる。 即ちこれによりラチェット8が駆動力になってラチェットホイ−ル4、ボルト3 を回わし、その分だけボルト3のねじ部3aが固定ナット部5に相対して推進し するから支持片1,1全体が内側方向に締付けられ、且つポ−ル挿通環9の高さ が決定される。 最後にポ−ル10をポ−ル挿通環9に挿通させ、該ポ−ル挿通環9においてロ ック13して支持させる。
【0006】 さて歩行に際してはポ−ル10を握りながら移動するのであるが、ポ−ル10 には体を凭れることにより下向きの重力が働く。そこでその重力が側板部1a, 1aの挾持力より上回ると、普通では支持片1,1が柱から脱落するが、本考案 においては、上記のごとく側板部1a,1a間にラチェットホイ−ル4を固着し たボルト3を固定ナット部5に挿通軸架し、前記ラチェットホイ−ル4に隣接し て前記ボルト3の回転と無関係に回動ア−ム7の基端部7bを嵌合し、その基端 部7b付近に前記ラチェットホイ−ル4と係合するラチェット8を前記ラチェッ トホイ−ル4側に附勢させて枢着し、前記回動ア−ム7の先端部7aにポ−ル挿 通環9を固着し、そのポ−ル挿通環9にポ−ル10を挿通支持させるようにした から、恰もラチェットレンチと同一原理で、ポ−ル10に下向きのトルクTが作 用するとラチェット8を介してこれと噛合うラチェットホイ−ル4、そのホイ− ル4と一体のボルト3にトルクTが伝達され、固定ナット部5に相対してボルト 3が推進して結果的に支持片1,1が幅方向内側に締付けられる。そしてその締 付力は、トルクTに比例して増大する。
【0007】
【実施例】
図1において1,1が壁面より突出した柱側面を挾持するステンレス鋼材質の 一対の支持片で、前記柱側面に当てる内側面にゴム材質の緩衝層12を張設した 側板部1aと、壁面に当てる前記側板部1aと直角を成す背板部1cと、柱正面 との間に空間Sを形成する前記側板部1aと直角を成す正面板部1bを屈曲形成 し、その正面板部1bの対向面が調整ナット2aを螺合させた突当て案内螺軸2 を介して幅方向に間隔可調節な間隙Wを保持する。より詳しくはこの突当て案内 螺軸2は、同図及び図2に示すようにその一端ねじ部2bが一方の正面板部1b の対向面に形成した雌ねじ部1dに螺挿され、他端が他方の正面板部1bの対向 面に形成した凹面1eに突当てられ、中間に調整ナット2aが螺合されて構成さ れ、その調整ナット2aを回わすことにより間隙Wを相対して確実に伸縮させる 。 3が対応する前記側板部1a,1a間に、一方の側板部1aに設けた固定ナッ ト部5にねじ部3aを挿通して軸架したボルトで、前記間隙Wに覗く中間位置に ラチェットホイ−ル4を固着し、そのラチェットホイ−ル4に隣接して前記ボル ト3の回転と無関係に回動ア−ム7の基端部7bを嵌合し、その基端部7b付近 に前記ラチェットホイ−ル4と係合するラチェット8を押圧ばね6を介して前記 ラチェットホイ−ル4側に附勢させて枢着してある。 そして前記間隙Wより外部へ突出させた回動ア−ム7の先端部7aにポ−ル挿 通環9を固着し、そのポ−ル挿通環9にポ−ル10を挿通支持させ、そのポ−ル 挿通環9においてロック13させることにより和室用手摺を完成する。 なお、図3において14は、ポ−ル10の撥ね上りを抑止するための安全スト ッパ−で、その基部14bが支持片1の正面板部1bの対向面に枢着15され、 先端に形成した係止爪14aが回動ア−ム7の上面に形成した係止溝7cに係止 されている。
【0008】
【考案の効果】
本考案は以上のようで、和室内に、柱等に一切傷を付けることなく簡便に取付 けられ、取外しも容易である。 そして歩行の際、ポ−ルにかかる体重(重力)を、柱を挾持する支持片の締付 力に転換できるようにしたから、支持片が柱をずれ落ちたり外れる心配がなく( 体重がかかればかかる程締付力が強くなる)、特にポ−ルに体を凭れ掛ける可能 性の強い在宅介護老人や病人に安全性を保証する。またこれにより家族介護者や ホ−ムヘルパ−の労力を著しく削減することになる。 比較的安価に量産できるので、経済性も満足されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】透視斜視図
【図2】平面図
【図3】図2A−A線縦断側面図
【符合の説明】
1 支持片 1a 側板部 1b 正面板部 1c 背板部 1d 雌ねじ部 1e 凹面 2 突当て案内螺軸 2a 調整ナット 2b 一端ねじ部 3 ボルト 3a ねじ部 4 ラチェットホイ−ル 5 固定ナット部 6 押圧ばね 7 回動ア−ム 7a 先端部 7b 基端部 8 ラチェット 9 ポ−ル挿通環 10 ポ−ル 12 緩衝層 13 ロック S 空間 W 間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592122133 有限会社中立精機製作所 栃木県矢板市中157番地 (72)考案者 鈴木 和夫 栃木県宇都宮市江曽島1−1−10 (72)考案者 川崎 三代次 栃木県佐野市富岡町1402−3 (72)考案者 根本 勇雄 栃木県宇都宮市住吉町3−21 (72)考案者 増山 明弘 栃木県鹿沼市北赤塚町1003 (72)考案者 石川 篤一 栃木県矢板市木幡町1421−2

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面より突出した柱側面に当てる側板部
    (1a)を有し、柱正面との間に空間Sを形成する前記
    側板部(1a)と直角を成す正面板部(1b)を有し、
    その正面板部(1b)の対向面が調整ナット(2a)を
    螺合させた突当て案内螺軸(2)を介して幅方向に間隔
    可調節な間隙Wを保持する一対の支持片(1),(1)
    を設け、対応する前記側板部(1a),(1a)間に前
    記間隙Wに覗く中間位置にラチェットホイ−ル(4)を
    固着したボルト(3)を固定ナット部(5)に挿通して
    軸架し、前記ラチェットホイ−ル(4)に隣接して前記
    ボルト(3)の回転と無関係に回動ア−ム(7)の基端
    部(7b)を嵌合し、その基端部(7b)付近に前記ラ
    チェットホイ−ル(4)と係合するラチェット(8)を
    前記ラチェットホイ−ル(4)側に附勢させて枢着し、
    前記間隙Wより外部へ突出させた回動ア−ム(7)の先
    端部(7a)にポ−ル挿通環(9)を固着し、そのポ−
    ル挿通環(9)にポ−ル(10)を挿通支持させたこと
    を特徴とする和室用手摺。
  2. 【請求項2】 支持片(1)に適度の弾力を保持させた
    請求項1の和室用手摺。
  3. 【請求項3】 支持片(1)の少なくとも側板部(1
    a)内側面に緩衝層(12)を形成した請求項1又は2
    の和室用手摺。
JP3846792U 1992-05-12 1992-05-12 和室用手摺 Pending JPH0592317U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101054443B1 (ko) * 2004-05-27 2011-08-04 이윤복 추락방지용 안전난간대

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