JPH059214Y2 - - Google Patents

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JPH059214Y2
JPH059214Y2 JP9605486U JP9605486U JPH059214Y2 JP H059214 Y2 JPH059214 Y2 JP H059214Y2 JP 9605486 U JP9605486 U JP 9605486U JP 9605486 U JP9605486 U JP 9605486U JP H059214 Y2 JPH059214 Y2 JP H059214Y2
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panel body
window
ridge
sealing
glass
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、樹脂製窓用開閉パネル体の剛性強
化構造に関する。
(従来の技術) 従来、例えば自動車のリヤクオーターの窓ガラ
スは、第5図に示すように、開閉パネル体Aをガ
ラスにより構成し、ヒンジ部Bを軸としてロツク
部Cのハンドル操作により外方に開放させるもの
であるが、軽量化を目的として、上記ガラスに代
え、ポリカーボネートPC、アクリル樹脂PMMA
を用いることが検討されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記ポリカーボネート、アクリ
ル樹脂のように透明性のプラスチツク材料は軽量
であるが、ガラスに比べて大幅に剛性が小さいの
で、ガラス材のように平板状では用いることがで
きないものであり、特に自動車のリヤクオーター
ガラスのようにラバー等のシール部材に当接し、
これを圧縮した状態で周縁に力を加えるものにあ
つては、上記パネル体に変形を生じ、これにより
水漏れ、風音の発生等の欠陥を生ずるものであ
る。さらにプラスチツクにおいて、3mm厚のガラ
スと同一のシール性を得るためには3倍以上の肉
厚を必要とし、ガラス比重2.55g/cm3、プラスチ
ツク約1.2g/cm3を考慮すると、樹脂化によつて
かえつて重くなることとなる。
そこで、この考案は、上記従来のものの欠点を
改良するものであり、プラスチツク材を開閉パネ
ル体として用い、軽量にしてガラスと同等の強度
を保持させようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 窓用開閉パネル体を樹脂材により構成し、上記
パネル体のシール部材当接部室内側に断面突状の
突稜を少くともヒンジを取り付ける辺を除く辺に
外周縁に沿つて設け、この突稜とシール材のいず
れか一方に他方を抱合するように形成してなるも
のである。
(作用) 上記構成をもつので、この窓用開閉パネル体に
おいて、周縁部に設ける1列以上の断面突状の突
稜をシール部材に当接させるため、その面圧は従
来のものより低下するとともに、シール面積が増
加し、しかも、突稜によるパネル周縁の補強効果
によりパネル自体の剛性を強化させるものであ
る。
(実施例) これを図に示す実施例として自動車のリヤクオ
ーターに適用する場合について更に説明する。第
1図において、1は樹脂材(ポリカーボネート、
アクリル樹脂等の透明性材料)より構成するリヤ
クオーター窓用パネル体であり、車体のアウター
パネル3とインナーパネル4により形成する窓枠
の周縁に沿いシール材2が嵌合され、この窓枠に
外側から上記パネル体1が第5図で示すヒンジB
を軸として回動し、ロツクされることによつて、
パネル体1はシール部材2に当接する。パネル材
1の上記シール部材2との当接部には、断面突状
の突稜6が設けられ、この突稜6はシール部材2
のシール部8を抱合するか(第1図)、シール部
8内に没入抱合されるか(第2図,第3図)して
密接してリヤクオーター窓を閉鎖するものであ
る。
パネル体1における突稜6はパネル体1の外周
縁に沿い、その全体あるいは少くともヒンジ部を
除く3辺に設けられ、ひとつもしくは平行して2
列以上設けられるものであり、それらはいずれも
シール部材2内と抱合密着して、窓周縁を密閉す
るものである。
上記窓用パネル体1は、射出成形、圧縮成形、
射出圧縮成形、押出成形の後の加工、キヤステイ
ング成形あるいは押出成形等によるシート状材と
射出成形等の成形材を通常の合わせガラスと同様
にポリビニルプチラールで接着して形成される。
または、紫外線硬化型接着剤、加熱硬化型接着剤
等で接着してもよい。また一般に表面の保護のた
めハードコート処理がなされる。
なお、上記パネル体1の周縁部の構成は、ヒン
ジ取付座面、ロツク取付座面についても同様の構
成、すなわち、上記座面をも突起部に形成するこ
とにより、ロツク取付部付近の変形、歪を防止す
ることができ、例えば、はめころし窓のような、
リヤクオーター窓以外にも適用できる。
9は埋め込みまたは嵌め込みナツトで、これに
よりロツク座部10を窓材1に固定する。実施例
においては、1列もしくは2列に設けた突稜を示
しているが、3列以上でもよい。
実施例は、上記の構成をもつので、リヤクオー
ター窓の閉鎖時、窓用閉パネル体1周縁の突稜
6、稜6,6間の部分7の広い面積でシール部8
と密着し、密封を確保するものであり、しかも、
突稜6により周縁を補強するものであるから、突
稜6を密閉圧力に充分耐えられる強度とすれば、
他の部分は比較的厚さを薄くすることができ、そ
のパネル体1の重量を軽量にすることができる。
なお、この考案は自動車以外の輸送用機器、建
築物の窓構造にも適用できる。
(考案の効果) 以上のとおりであるから、窓の開閉パネル体を
軽量とし、全体の軽量化を図るとともに、シール
材との当接面積を大きくして、当接時に生ずる圧
力を緩和し、突稜のリプ効果により、当接部分の
剛性を強化保持させるという優れた効果をもつも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の窓開閉パネル体を窓枠に取
り付けたシール材との関係を示す横断面図で、a
はパネル体の閉鎖時、bは開放時である。第2
図、第3図は異なる実施例とシール枠の変形例で
ある。第4図はロツク取付部の拡大図で、第5図
は従来の自動車におけるリヤクオーター窓の関係
を示す。 1……窓用開閉パネル体、2……シール部材、
3……アウターパネル、4……インナーパネル、
6……突稜、8……シール部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開閉パネル体を樹脂材より構成し、窓枠に設け
    たシール部材と当接する当接部を有する上記パネ
    ル体の室内側周縁部の少なくともヒンジ取り付け
    る辺を除く辺に、断面突状の突稜を外周縁に沿つ
    て設け、前記当接部においてシール部材と突稜の
    いずれか一方に他方を抱合するように形成した車
    輌用窓構造。
JP9605486U 1986-06-25 1986-06-25 Expired - Lifetime JPH059214Y2 (ja)

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JP9605486U JPH059214Y2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25

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JPS632610U JPS632610U (ja) 1988-01-09
JPH059214Y2 true JPH059214Y2 (ja) 1993-03-08

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