JPH0592050U - パワーステアリング用オイルポンプ - Google Patents

パワーステアリング用オイルポンプ

Info

Publication number
JPH0592050U
JPH0592050U JP3860392U JP3860392U JPH0592050U JP H0592050 U JPH0592050 U JP H0592050U JP 3860392 U JP3860392 U JP 3860392U JP 3860392 U JP3860392 U JP 3860392U JP H0592050 U JPH0592050 U JP H0592050U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
control valve
oil pump
power steering
flow control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3860392U
Other languages
English (en)
Inventor
勉 小野寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP3860392U priority Critical patent/JPH0592050U/ja
Publication of JPH0592050U publication Critical patent/JPH0592050U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パワーステアリング用オイルポンプに設けら
れているフローコントロールバルブにわずかの部品を付
加し、高圧配管中に設けていたコントロールバルブと同
様のオイル供給量調整機能を持たせたオイルポンプを提
供する。 【構成】 フローコントロールバルブ24に、車速等に
応じたコントロールユニットの制御を受けてシャフト3
8を進出させるアクチュエータ39を追設する。シャフ
ト38は、スプール弁体33を開弁方向へ強制的に押動
して還流口25の開度を変化させ、オイルタンクへのオ
イル還流量を調整する。このため、ブースタへ供給する
オイル量をオイルポンプ36内部で調整できるようにな
り、高圧配管中にコントロールバルブを設ける必要がな
くなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のパワーステアリングブースタへオイルを供給するパワース テアリング用オイルポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来のパワーステアリングシステムの一例を示す。
【0003】 1はハンドル、2は公知のインテグラルパワーブースタ(以下単にブースタと いう)で、給油管3より供給されかつ戻し管4より排出されるパワーステアリン グ用のオイルの油圧により、ハンドル1の操舵力を増力して、公知のステアリン グリンケージ5に伝達し、左右のホイール(図示略)の操向角を互いに同期して変 更しうるようになっている。
【0004】 6は、エンジン7に装着され、かつエンジン7の出力の一部により駆動される パワーステアリング用のオイルポンプで、オイルタンク8より給油管9を介して 供給されたオイルを、給油管10より、コントロールバルブ11に送給するとと もに、余剰のオイルを戻し管12を介してオイルタンク8に戻す作用をする。
【0005】 コントロールバルブ11は、コントロールユニット13により制御され、車速 等に応じた適切な量のオイルを給油管3を介してブースタ2に供給し、余剰のオ イルは、戻し管14よりオイルタンク8に戻す作用をする。
【0006】 コントロールユニット13は、トランスミッション15に設けた車速センサ1 6、バッテリ17に接続されたスタータスイッチ18、コントロールスイッチ1 9等に接続され、コントロールバルブ11からブースタ2へのオイル供給量を車 速等に基づいて制御する。20は、車速センサ16に接続されたスピードメータ である。
【0007】 ブースタ2より仕事を終えて排出されたオイルは、戻し管4を通ってオイルタ ンク8に戻される。
【0008】 さて、従来のオイルポンプ6には、図5に示すように、ケース21におけるロ ータ22のまわりに、ブースタ2へオイルを供給するオイル吐出口23の他に、 余剰オイルをフローコントロールバルブ24を介してオイルタンク8へ還流させ る還流口25を設けたものがある。このフローコントロールバルブ24を設けた ことにより、オイルポンプ6は常に一定の流量をコントロールバルブ11へ吐出 できるようになっている。
【0009】 オイル吐出口23には給油管10が、また還流口25には戻し管12がそれぞ れ接続されている。26は、オイル吐出口23の入り口部分に設けたオリフィス 、27は、オイル吐出口23の中間部に設けたオリフィス28を介して、オイル 吐出口23とフローコントロールバルブ24のチャンバ29とを連通する連通孔 である。30、31は、フローコントロールスプリング、32は、チャンバ29 内に摺動自在に設けられたピストン、33はスプール弁体である。
【0010】 スプール弁体33をはさんでチャンバ29と反対側に位置するチャンバ34に は、スプール弁体33の図5における左方への過度の移動を阻止するストッパ3 5が設けられており、スプール弁体33が、チャンバ29、34に作用する油圧 及びフローコントロールスプリング30、31の付勢力に応じて摺動し、還流口 25の開度を変化させて余剰オイルの還流量を調整する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
上述のような従来のパワーステアリングシステムにおいては、ハンドル1の操 舵力を、例えば車両の停止時又は低速走行時には軽く、また高速走行時には重く なるように調節するため、給油管10、3の途中にコントロールバルブ11を設 けてあるが、このような高圧配管(給油管10、3)の途中にオイルの流れを妨げ るようなものを設けることは、設計上好ましくない。すなわち、強度上の配慮が 必要になるだけでなく、ポンプキャビテーションが起こり易くなって振動の問題 も生じてくる恐れがある。また、部品点数が多くなり、車体への組付作業が煩雑 になる等コスト面でも不利になるといった問題も生じる。
【0012】 本考案は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、オイルポンプに設 けられているフローコントロールバルブを利用して、これにわずかの部品を付加 するだけで、オイルポンプに、従来の高圧配管中に設けられていたコントロール バルブと同様の機能を持たせ、もって高圧配管中にコントロールバルブを設ける 必要性をなくしたパワーステアリング用オイルポンプを提供することを目的とし ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、パワーステアリングブースタへオイルを 供給するオイル吐出口の他に、余剰オイルをフローコントロールバルブを介して オイルタンクへ還流させる還流口を備えるパワーステアリング用オイルポンプに おいて、コントロールユニットにより制御され、かつ前記フローコントロールバ ルブを開弁方向に押動することにより、還流口を通るオイルの還流量を調整し、 もってオイル吐出口より吐出するオイルの流量を調整するようにしたアクチュエ ータを設けたことを特徴としている。
【0014】
【作用】
前述した手段によれば、フローコントロールバルブは、余剰オイルをオイルタ ンクに還流させる本来の作用の他にも、車速等に基づいてコントロールユニット から作動量の制御を受けるアクチュエータに開弁方向へ強制的に押動され、還流 口の開度を変化させるといった作用を有する。このため、還流口の開度はコント ロールユニットの制御を受けて変化し、ポンプ吐出量を一定に保つための余剰オ イルだけでなく、必要時にはパワーステアリングブースタにおける余剰オイルを も加えた還流量の調整をすることができるようになる。従って、車速等に応じた 適切な量のオイルを直接パワーステアリングブースタへ供給することが可能とな り、高圧配管中にコントロールバルブを設ける必要性をなくすことができる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を、図1ないし図3を参照して説明する。なお、図4 及び図5に示す従来のものと同一の構成部材には同一の符号を付し、それらにつ いての詳細な説明は省略する。
【0016】 この実施例においては、図1に示すように、オイルポンプ36におけるチャン バ34の端部に、従来のストッパ35に代えて、ステッピングモータ37により シャフト38を図1の右方に進退させるようにしたアクチュエータ39を設け、 シャフト38の先端でフローコントロールバルブ24のスプール弁体33を、図 1の右方である開弁方向に押動しうるようにしてある。
【0017】 アクチュエータ39は、図2に示すように、従来のコントロールバルブ11の 制御用のものと同一のコントロールユニット13に接続され、このコントロール ユニット13により、例えば図3に実線で示すように、車速センサ16により検 知した車速Vが0及び低速のときは、ポンプ吐出量が大となり、車速が高速とな るとポンプ吐出量が小となるように制御される。
【0018】 そのために、アクチュエータ39のシャフト38の進出量は、図3に破線で示 すように、車速にほぼ比例して大きくなるように、ステッピングモータ37によ って制御される。
【0019】 オイルポンプ36のその他の構成は、従来のオイルポンプ6のものと同一であ り、図2に示すパワーステアリングシステムは、図4に示す従来のものから、コ ントロールバルブ11と戻し管14とを省略して、給油管10と給油管3とを1 本の給油管40で置き換え、かつオイルポンプ36に付加したアクチュエータ3 9にコントロールユニット13を接続したものと同一としている。
【0020】 この実施例のような構成とすると、車速が0又は低速時には、アクチュエータ 39のシャフト38は最も後退しており、このときは、シャフト38は図5に示 す従来のものにおけるストッパ35と同様の作用をしている。
【0021】 すなわち、この状態では、フローコントロールバルブ24は、従来のものと同 様に、ポンプ吐出量が変化して余剰オイルを生じたときだけ還流口25を開き、 それ以外のときは、スプール弁体33がシャフト38の先端に当接して、図1の 左方への過度の移動が阻止される。
【0022】 この状態から車速が漸次増大し、高速となると、それにほぼ比例して、シャフ ト38がステッピングモータ37により漸次図1の右方に進出させられる。
【0023】 すると、フローコントロールバルブ24のスプール弁体33は漸次右方に押動 させられ、還流口25は徐々に強制的に開かれ、それによってポンプ吐出量は漸 次低減させられる。
【0024】 この状態においても、オイルポンプ36のチャンバ34側の圧力が過大に増大 したときは、両チャンバ29、34の圧力差により、スプール弁体33がシャフ ト38の先端から離れ、コントロールユニット13の制御値よりも弁開度が大と なり、還流量を増大させることにより、フローコントロールバルブ24としての 本来の作用も発揮することができる。
【0025】 以上のような作用の結果、ブースタ2へ供給するオイルの量をオイルポンプ3 6の内部で調整できるようになり、オイルポンプ36からブースタ2へ適切なオ イル量を直接吐出して、ハンドル1の操舵力を、車両の停車時又は低速時には軽 く、高速時には重くすることができる。
【0026】 なお、ステッピングモータ37は、超音波モータ又はその他の比較的高精度の 駆動手段と置き換えてもよい。
【0027】
【考案の効果】
以上から明らかなように、本考案によると、次のような効果を奏することがで きる。 (a)オイルポンプに設けられているフローコントロールバルブを利用して、こ れにわずかの部品、すなわちアクチュエータを付加するだけで、オイルポンプに 従来の高圧配管中に設けられていたコントロールバルブと同様の機能を持たせる ことができ、もって高圧配管中にコントロールバルブを設ける必要性をなくすこ とができる。 (b)したがって、高圧配管を単純化でき、ポンプキャビテーションが起こりに くく、振動の発生を少なくすることができる。 (c)また、部品点数を減少できるので、車体への組付作業が簡単となり、製造 コストを低減できる。 (d)コントロールユニットにおける制御態様(車速と還流口開度との関係等) を可変とすることにより、操舵力を運転者の好みに応じて選択して変更すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の概略縦断正面図である。
【図2】図1に示すオイルポンプを用いたパワーステア
リングシステムの一例を示す概略構成図である。
【図3】車速とポンプ吐出量及びシャフトの進出量との
関係を示す図である。
【図4】従来のパワーステアリングシステムの一例を示
す概略構成図である。
【図5】従来のパワーステアリングシステムに用いられ
ているオイルポンプの一例を示す概略縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ハンドル 2 インテグラルパワーブースタ(ブースタ) 8 オイルタンク 13 コントロールユニット 21 ケース 23 オイル吐出口 24 フローコントロールバルブ 25 還流口 36 オイルポンプ 37 ステッピングモータ 38 シャフト 39 アクチュエータ 40 給油管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パワーステアリングブースタへオイルを供
    給するオイル吐出口の他に、余剰オイルをフローコント
    ロールバルブを介してオイルタンクへ還流させる還流口
    を備えるパワーステアリング用オイルポンプにおいて、
    コントロールユニットにより制御され、かつ前記フロー
    コントロールバルブを開弁方向に押動することにより、
    還流口を通るオイルの還流量を調整し、もってオイル吐
    出口より吐出するオイルの流量を調整するようにしたア
    クチュエータを設けたことを特徴とするパワーステアリ
    ング用オイルポンプ。
JP3860392U 1992-05-13 1992-05-13 パワーステアリング用オイルポンプ Withdrawn JPH0592050U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3860392U JPH0592050U (ja) 1992-05-13 1992-05-13 パワーステアリング用オイルポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3860392U JPH0592050U (ja) 1992-05-13 1992-05-13 パワーステアリング用オイルポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0592050U true JPH0592050U (ja) 1993-12-14

Family

ID=12529856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3860392U Withdrawn JPH0592050U (ja) 1992-05-13 1992-05-13 パワーステアリング用オイルポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0592050U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3933843B2 (ja) 可変容量形ポンプ
US4420934A (en) Automotive vehicle hydraulic system
JPH0316305B2 (ja)
US4694927A (en) Vehicular speed responsive power steering device
JPS6253386B2 (ja)
GB2363429A (en) Variable displacement pump
JPH0529586B2 (ja)
JPS58131462A (ja) 無段に調節可能な伝動装置の制御装置
JPH0592050U (ja) パワーステアリング用オイルポンプ
JPH1067332A (ja) パワーステアリング装置
JPS582100B2 (ja) 動力舵取装置の操舵力制御装置
JP3909220B2 (ja) 車両用パワーステアリング装置
JPS60226367A (ja) 動力舵取装置
JPH0118460Y2 (ja)
US7040090B2 (en) Servo steering system for motor vehicles
JPH08324445A (ja) パワーステアリング装置
JPH0215432B2 (ja)
JPH01144172U (ja)
JP3734639B2 (ja) 可変容量形アキシャルピストンモータの吸収量制御装置
JPS6212073B2 (ja)
JPH0911923A (ja) 流体供給制御装置
JPS61155065A (ja) 動力舵取装置の操舵力制御装置
JPH0137974Y2 (ja)
JPH05272466A (ja) 油圧ポンプ装置
KR20020047951A (ko) 자동차의 동력 조향장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960801