JPH0591773A - モータ速度制御装置 - Google Patents

モータ速度制御装置

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Publication number
JPH0591773A
JPH0591773A JP3243072A JP24307291A JPH0591773A JP H0591773 A JPH0591773 A JP H0591773A JP 3243072 A JP3243072 A JP 3243072A JP 24307291 A JP24307291 A JP 24307291A JP H0591773 A JPH0591773 A JP H0591773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
output
speed
frequency
speed command
Prior art date
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Pending
Application number
JP3243072A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Yamaguchi
修 山口
Soichiro Fujioka
総一郎 藤岡
Michifumi Nishida
理史 西田
Yoshitoshi Gotou
芳稔 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3243072A priority Critical patent/JPH0591773A/ja
Priority to DE69223108T priority patent/DE69223108T2/de
Priority to EP92308036A priority patent/EP0532238B1/en
Publication of JPH0591773A publication Critical patent/JPH0591773A/ja
Priority to US08/448,975 priority patent/US5604652A/en
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】モータの回転速度を可変する際の時間遅れやオ
ーバーシュートをなくし、制御特性を大幅に改善する。 【構成】 速度指令発生手段1の出力を微分手段9で微
分することにより、モータ7を加減速するのに必要とす
るトルクに相当する値を求める。この結果をモータ駆動
回路6の入力部分にて加算手段10を用いてフィードフ
ォワード的に位相補償手段5の出力と加え合わせること
により、モータの加減速に必要なトルクをフィードバッ
クループに頼らずに発生させることができるため、制御
特性を大幅に改善できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテープレコーダな
どの磁気記録装置等に使用されるモータの速度制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器が多機能になり、その中
に使用されるモータの速度制御への要求が高まりつつあ
る。以下、図面を見ながら上述した従来のモータ速度制
御装置の一例について説明する。
【0003】従来のモータ速度制御装置では、(図5)
に示すように速度指令発生手段1にて速度指令電圧を発
生させ、周波数変換手段2にて周波数に変換し、その周
波数出力を計数手段3にて計数し、その出力をデジタル
ーアナログ変換手段4にてアナログ信号に変換し、位相
補償手段5、モータ駆動回路6を経由して、モータを駆
動しており、一方、モータの周波数発電機8(以下、F
Gと記載する。)の出力は計数手段3のもう一方の入力
端子に入力されていた。
【0004】速度指令発生手段1にて速度指令が出力さ
れると、周波数変換手段2の出力にはf1という周波数
をもつパルスが出力される。計数手段3はこのパルスを
計数値が増加するように計数するため、デジタルーアナ
ログ変換手段4の出力はしだいに大きくなり、位相補償
手段5、モータ駆動回路6を通じてモータ7に回転トル
クが発生する。すると、モータ7は回転し始め、モータ
7のFG出力に周波数f2をもったパルスが発生する。
計数手段3はこのFG出力を計数値が減少するように計
数するため、周波数変換手段2の出力パルスを計数する
ことによる計数値の増加は打ち消され、結果としてFG
出力の周波数f2は周波数変換手段2の出力周波数f1
と等しくなるようにモータ7が回転する。
【0005】(図6)はこの従来例の伝達関数を示すブ
ロック図である。ここで、Eiは速度指令電圧、K1は
周波数変換手段2における電圧ー周波数変換係数、K2
/Sは計数手段3とデジタルーアナログ変換手段4のト
ータルの伝達関数、A(S)は位相補償手段5における
伝達関数、gmはモータ駆動回路6における電圧ー電流
変換係数、KTはモータ7の電流ートルク変換係数、J
はモータ7の慣性モーメント、K3はモータ回転角速度
ーFG周波数変換係数である。
【0006】速度指令入力Eiとモータ回転角速度ωの
関係を(数1)に示す。
【0007】
【数1】
【0008】ここで、A(S)を(数2)のようにする
と、(数1)は(数3)のように表わすことができる。
【0009】
【数2】
【0010】
【数3】
【0011】従って、固有角振動数ωn、制動係数ξを
適切に設定すれば、速度指令Eiにより、回転角速度ω
を制御することが可能であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、系の応答は基本的に二次の系になるた
め、(図7)に示すように時間とともに速度指令Eiを
直線的に変化させた場合、回転角速度ωは少し遅れて立
ち上がり、Eiの増加をやめた場合には、ωはオーバー
シュートし、指令通りに動作させるのが難しく、オーバ
ーシュートを嫌うような目的には適用することが困難で
あった。
【0013】本発明は上記問題点に鑑み、速度指令の変
化に対しても時間遅れやオーバーシュートの発生がない
制御特性の優れたモータ速度制御装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のモータ速度制御装置は、速度指令を微分し
てモータを加減速するのに必要とするトルクに相当する
値をつくり、トルク指令に加算することにより、モータ
を制御するものである。
【0015】
【作用】本発明は上記した構成により、速度指令に応じ
て加減速に必要なトルク指令値を求め、フィードフォワ
ード的にモータ駆動回路に印加するため、加減速時にフ
ィードバックループで必要なトルクを発生させる必要が
なく、オーバーシュートや時間遅れが発生しない。 従
って、速度指令とモータの実際の回転速度をかなり精度
良く一致させることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例のモータ速度制御装
置について図面を参照しながら説明する。(図1)は本
発明の一実施例のモータ速度制御装置の構成図を示すも
のである。
【0017】(図1)において、1はモータの回転速度
を指令する速度指令発生手段である。速度指令発生手段
1の出力101は周波数変換手段2の入力端子201に
入り、周波数に変換され、出力端子202に出力され
る。出力端子202は計数手段3の一方の入力端子30
1に入力され、計数手段3にて計数値が増加するように
計数され、出力端子303より出力される。出力端子3
03は、デジタルーアナログ変換手段4の入力端子40
1に接続され、アナログ信号に変換されて出力端子40
2に出力される。出力端子402は位相補償手段5の入
力端子501に入力され、位相補償されて出力端子50
2に出力される。出力端子502は加算手段10の一方
の入力端子1001に入力される。
【0018】一方、速度指令発生手段1の出力端子10
1は微分手段9の入力端子901に接続され、微分され
て出力端子902に出力される。出力端子902は、加
算手段10の他方の入力端子1002に接続され、 加
算手段により位相補償手段5の出力と微分手段9の出力
は加算され、出力端子1003に出力される。出力端子
1003はモータ駆動回路6の入力端子601に接続さ
れ、モータ7にトルクを発生させ、モータ7が回転する
とモータ7の周波数発電機8の出力端子801よりFG
パルスが得られる。出力端子801は、計数手段3のも
う一方の入力端子302に入力され、計数手段3の計数
値を減少させるように計数される。 この伝達関数をブ
ロック図に示すと(図2)のようになる。ここで、K4
Sは微分手段9の微分特性である。
【0019】速度指令Eiとモータ回転角速度ωの関係
は、(数4)のように表わすことができる。
【0020】
【数4】
【0021】以上の数式(数4)において、K4を K4=(K1/K3)/(gm・KT/J) のように設定すると、(数4)は ω/Ei=K1/K3 のようになる。
【0022】つまり、速度指令Eiと回転角速度ωの関
係はK1/K3というSを含まない定数式によって表わ
すことができる。
【0023】速度指令Eiを時間とともに直線的に変化
させたときの回転角速度ωの変化を(図3)に示す。
(図3)でわかるように、回転角速度ωは速度指令Ei
に対し、時間遅れやオーバーシュートがなく精度良く制
御される。
【0024】(図4)は本発明の他の実施例を示すもの
であって、加算手段10は演算増幅器1010、抵抗1
011,1012,1013,1014より構成されて
いる。抵抗1011,1012,1013,1014の
それぞれの抵抗値をR4,R5,R6,R7とし、R4
=R5=R6=R7とする。微分手段9は演算増幅器9
10,915、コンデンサ911、抵抗912,91
3,914より成り立っている。
【0025】ここで、コンデンサ911の容量をC、抵
抗912,913,914の抵抗値をそれぞれR1,R
2,R3とし、R2=R3とすると、K4は K4=CR1のように表わすことができ、Cを C=(K1/K3)/(R1・gm・KT/J) のように設定すると、ω/EiはK1/K3となり、速
度指令Eiに対し、回転角速度ωは直線的に変化させる
ことができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、速度指令
に応じて加減速に必要なトルク指令値を求め、フィード
フォワード的にモータ駆動回路に印加するため、回転速
度を変化させる場合の加減速時に、フィードバックルー
プで必要なトルクを発生させる必要がなく、オーバーシ
ュートや時間遅れが発生しない。 従って、速度指令と
モータの実際の回転速度をかなり精度良く一致させるこ
とができ、実用上、きわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモータ速度制御装置の構成
【図2】(図1)の実施例における伝達関数を示すブロ
ック図
【図3】(図1)の実施例における速度指令とモータの
回転速度の関係を示すグラフ
【図4】本発明の他の実施例のモータ速度制御装置の構
成図
【図5】従来のモータ速度制御装置の構成図
【図6】(図5)のモータ速度制御装置の伝達関数を示
すブロック図
【図7】同モータ速度制御装置の速度指令とモータの回
転速度の関係を示すグラフ
【符号の説明】
1 速度指令発生手段 2 周波数変換手段 3 計数手段 4 デジタルーアナログ変換手段 5 位相補償手段 6 モータ駆動回路 7 モータ 8 周波数発電機 9 微分手段 10 加算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 芳稔 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、前記モータの回転速度に対応
    した周波数を発生させる周波数発電機と、前記モータの
    回転速度を指令する速度指令発生手段と、前記速度指令
    発生手段の出力に対応した周波数を発生させる周波数変
    換手段と、前記速度指令発生手段の出力を微分する微分
    手段と、前記周波数発電機の出力または前記周波数発生
    手段の出力の一方で計数値を増加させ、他方で計数値を
    減少させる計数手段と、前記計数手段の出力をアナログ
    信号に変換するデジタルーアナログ変換手段と、前記デ
    ジタルーアナログ変換手段の出力を位相補償する位相補
    償手段と、前記位相補償手段の出力と前記微分手段の出
    力を加算する加算手段と、前記モータを駆動するための
    モータ駆動回路を有し、前記加算手段の出力により前記
    モータ駆動回路を制御するように構成したことを特徴と
    するモータ速度制御装置。
JP3243072A 1991-09-10 1991-09-24 モータ速度制御装置 Pending JPH0591773A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3243072A JPH0591773A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 モータ速度制御装置
DE69223108T DE69223108T2 (de) 1991-09-10 1992-09-04 Bandgeschwindigkeitssteuerungsgerät
EP92308036A EP0532238B1 (en) 1991-09-10 1992-09-04 Tape speed control apparatus
US08/448,975 US5604652A (en) 1991-09-10 1995-05-24 Tape speed control apparatus using rotation speed ratio of first and second tape reels

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3243072A JPH0591773A (ja) 1991-09-24 1991-09-24 モータ速度制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH0591773A true JPH0591773A (ja) 1993-04-09

Family

ID=17098374

Family Applications (1)

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JP3243072A Pending JPH0591773A (ja) 1991-09-10 1991-09-24 モータ速度制御装置

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