JPH0591374U - 魚のうろこをとる回転式刃物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 魚のうろこを商品価値をおとすことなく除去
するハンドモーター用の回転式刃物を得ることが目的で
ある。 【構成】 外周回転面に等しい巾と等間隔で複数個の突
起部を放射状に立設し、該突出部を軸方向に円錐形とし
たうろこをとる回転式刃物。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ハンドモーターの軸に取り付ける魚のうろこをとる回転式刃物に 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のうろこをとる回転式刃物は、外周回転面に複数の突出した形状の等しい 刃を設けその刃先は、軸方向に同一径でかつ刃物は軸方向にのこ刃の如く断続し て設けている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のうろこをとる回転式刃物においては外周回転面に等しい巾と等間隔で複 数個の放射状に突出した刃が、それぞれ軸方向に断続して設けているため、魚の 背びれ，胸びれ部のうろこを取る際にひれが刃の断続部によって損傷し商品価値 がおちる。また、魚はその形状が複雑な形状のため軸方向に外周回転面で同一径 の刃物では加工できにくい個所が発生する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

複数個の刃は、それぞれ軸方向に連続した円錐形をしておりそれらは外周回転 面に等しい巾と等間隔で放射状に突出している。刃先外形の大きい側に設けた軸 ２にはモーター軸５と連結する軸取付穴３を設ける。本考案の魚のうろこをとる 回転式刃物は、以上の構成をしている。

【０００５】

【作用】

ハンドモーター４に回転式刃物を取り付けて、ハンドモーター４を片方の手で 持って回転させる。回転する回転式刃物を、魚の体に沿って当てながら移動して いくと、うろこが次々に除去されていく。

【０００６】

【実施例１】 回転式刃物は、それぞれ同様の形状をした複数の突出した刃１を外周回転面に 設けている。その刃先外径は軸２側で大きく先端部で小さい円錐形をしている。 刃１は軸方向に連続した刃先を形成している。軸２にはハンドモーター軸５と連 結するモーター駆動軸取付穴３を設けているハンドモーター４を片手で持って回 転する回転式刃物を魚の体に沿って当てていくと、うろこが刃１によって次々に 剥ぎ取られていき除去されたうろこは、刃１によって回転方向にはじき飛ばされ る。軸２側は、相互の刃先間距離が大きいため大きい魚のうろこが除去できる。 一方回転式刃物先端側は、相互の刃先間距離が小さいため、小さい魚のうろこお よびひれ部のうろこ取に適している。そして、刃１は軸方向に刃先が連続してい るため、ひれに接触しても損傷させないので魚の商品価値をおとすことなく、う ろこ取ができる。また、先端部は、刃物外径が小さく曲線形状をしているため、 複雑な形状の個所のうろこも除去できる。

【０００７】

【考案の効果】

魚のひれを、損傷させずにかつ小さいうろこから大きいうろこまで１つのロー ター刃で除去できる。また、複雑な形状の個所に対しても対応できる。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】回転式刃物の正面図

【図２】回転式刃物のＡ視断面図

【図３】回転式刃物をハンドモーターに取り付けた正面
図

【０００９】

【符号の説明】

１ 刃 ２ 軸 ３ モーター駆動軸取付穴 ４ ハンドモーター ５ ハンドモーター軸

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）回転式刃物において、外周回転面に
   等しい巾と等間隔で複数個の突出部が放射状に立設され
   ると共に、該突出部が軸方向に円錐形となるように付設
   している。 （ロ）刃物の１方の端部には、モーター軸取付穴を有す
   る軸を設けている。以上の如く構成した魚のうろこをと
   る回転式刃物。