JPH059128Y2 - - Google Patents

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JPH059128Y2
JPH059128Y2 JP1989074233U JP7423389U JPH059128Y2 JP H059128 Y2 JPH059128 Y2 JP H059128Y2 JP 1989074233 U JP1989074233 U JP 1989074233U JP 7423389 U JP7423389 U JP 7423389U JP H059128 Y2 JPH059128 Y2 JP H059128Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、コンクリート製品、例えばヒユーム
管の生産設備に用いる脱型機の可動式押板装置に
関する。
一般的に、ヒユーム管はこれを成形するために
用いる型枠を製管機に乗せて、低速回転をさせな
がら型枠の内側に生コンクリートを投入し、高速
回転の遠心力によつて成形する。後に生製品入り
の型枠を加熱養生して硬化させたものから製品を
取り出す。
すなわち、本考案は、型枠の一部を分解して脱
型機にて型枠から製品を押し出すまでの工程に於
いて、型枠から製品を押し出す脱型機の可動式押
板装置に関するものである。
〈従来技術〉 従来の可動式押板装置においては、ヒユーム管
の各サイズに合わせた円形の押板は、常に必要な
サイズをストツクして、脱型するときは手動又は
自動にてヒユーム管の各サイズに合わせて円形の
押板を取り付け取り外しをする。
手動式では、各サイズの製品を抜くときは、脱
型機の先端に付いている円形押板を製品の外形サ
イズに合わせて取り付け、製品の端面円周の中心
に押板の中心を合わせて脱型する。
小径の製品(φ150〜φ350)の場合は、押板は、
一人でも楽に取り付けられるが、中径の製品
(φ400以上)に成つてくると、クレーン又は吊り
上げ等の専用治具が必要であり、脱型の際に押板
のサイズ変更があると、その都度、押板を取り替
える必要があるので手間がかかる。
又、自動化にすると、中径以上の脱型になる
と、設備が大きくなり自動機械の設置場所の確保
が必要であり、高価な設備となる。
製品サイズを替えても、一定した大きさの円
形、弓形等の押板を用いた脱型機では、常に製品
の円周下側端部に合わせて脱型するので、押板の
サイズが一定でしかも押し当て面積が限られ、製
品に余裕のある脱型圧力が掛けられない。
従つて、割形型枠(型枠本体を片割り又は両割
りしたもので、割つた箇所はセツトボルトで締め
たり緩めたりできる、即ち製品と型枠の間を弛緩
状態にした後に押し抜く事ができる型枠)は低圧
力で脱型できるが、シームレスの型枠で作つた製
品は型枠と製品の間を弛緩状態にできないので、
高圧力を掛けないと脱型できない。加熱養生後の
製品に脱型圧力を200Kg/cm2以上掛けると、製品
の端面が座屈を起こして、表面に亀裂を生じたり
するので、脱型はできない。
第6図は従来の円形押板P−11で、内径
φ400の製品S−1を押した場合、ヒユーム管端
面に押し当てた状態である。
第7図は従来の弓形押板P−12で、内径
φ400の製品S−1を押した場合、ヒユーム管端
面に押し当てた状態である。
第8図は従来の別々の円形と弓形押板P−1
1,P−12を重ねて図示したもので、内径
φ1350の製品S−2を押した場合、ヒユーム管端
面に押し当てた状態である。なお、図において、
B,C,E,Fは押板が当たる部分を示してい
る。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、従来の押板装置では、シームレスの型
枠で作つた製品は、脱型圧力が200Kg/cm2以上掛
かるので脱型はできない等の欠点が有つた。
本考案は、ワンラインの作業場に於いて、型枠
の型式が異なつても、型枠サイズ(例えば、小径
ラインはφ150〜φ350、中径ラインはφ400〜
φ1350と幅がある。)が異なつても押板を交換せ
ずに、一対の押板を移動させて各サイズの型枠よ
り製品を脱型できるものの提供を目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案による課題解決手段は、第1,5図の如
く、押出ロツド1に基体P−5が固定され、この
基体P−5に押出ロツド1の中心に関して対称的
に一対の押板P−6a,P−6bが設けられ、こ
れら一対の押板P−6a,P−6bは弓形等の非
円形長形に形成され、これらの中心には夫々支軸
P−6c,P−6dが固定され、これら押板P−
6a,P−6bを自己の支軸P−6c,P−6d
周りに調整旋回固定自在に基体P−5に支承する
軸受P−4a,P−4bが設けられている。
そして、各軸受P−4a,P−4bを互いの遠
近方向X−Yに対称的に調整移動する巾調整移動
機構Qが設けられている。
〈作用〉 上記課題解決手段において、脱型の高さ位置を
決めたら脱型機の可動式押板装置の一対の非円形
長形の押板P−6a,P−6bを第4図又は第5
図の如く製品S−1,S−2の端面に有効に押し
当て、第1,2図に示す巾調整移動機構Qにより
アームP−9a,P−9bを互いの遠心方向X−
Yに動かした後、ロツクボルトP−8を緩め押板
P−6a,P−6bを、手で所望角度だけその中
心の支軸周りに旋回して再度ロツクボルトP−8
をしめる。
脱型機の可動式押板装置Pの調整を終了したら
第3図に示す押しシリンダー5にて押出ロツド1
の先端に取り付けている可動式押板装置に圧力を
掛けて、矢印方向に動かして型枠8から製品9を
脱型する。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を第1〜5図により説明
する。第1図は本考案可動式押板の部分断面側面
図、第2図は同じく部分断面正面図、第3図は本
考案用の脱型機の正面図と製品入りの型枠の部分
断面正面図、第4図、第5図はそれぞれφ400と
φ1350のヒユーム管端面を本考案可動式押板で押
し当てた側面図である。第3図において、Lは脱
型機、1は押出ロツド、2はガイドローラ、3は
サポートフレーム、4は本体フレーム、5は押し
シリンダー、Pは可動式押板、7はスクリユウジ
ヤツキ、Jは製品入り型枠、8は型枠、9は製品
(ヒユーム管)、Kはリフター、10はローラ、1
1はセツトアーム、12は本体フレームである。
また、第1,2図において、P−1はセツトボ
ルト、P−2a,P−2bはラツクギヤー、P−
3a,P−3bはピニオンギヤー、P−4a,P
−4bは軸受、P−5は基体、P−6a,P−6
bは押板、P−6c,P−6dは支軸、P−6
e,P−6fは支軸の抜止板、P−7は調整シヤ
フト、P−8はロツクボルトである。
そして、図の如く、本考案は、分解後の型枠8
からその内部のコンクリート製硬化製品9を押出
す脱型機の可動式押板装置において、押出ロツド
1に基体P−5が固定され、この基体P−5に押
出ロツド1の中心に関して対称的に一対の弓形等
非円形長形の押板P−6a,P−6bが装着さ
れ、これら一対の押板P−6a,P−6bは夫々
支軸P−6c,P−6dに固定され、これら押板
P−6a,P−6bを自己の支軸P−6c,P−
6d中心に各々単独で手動調整旋回固定自在に基
体P−5に支承する軸受P−4a,P−4bが設
けられたものである。
さらに、前記軸受P−4a,P−4bを互いの
遠近方向X−Yに対称的に手動調整移動する巾調
整移動機構Qが設けられている。
つぎに、使用方法を説明すると、第3図の如
く、製品入り型枠JをリフターKのローラ10上
に乗せて、製品入り型枠Jを脱型しやすい位置に
旋回して、セツトアーム11にて製品入りの型枠
Jのつば8aを押し固定する。
その後、実施例の脱型機の可動式押板装置P
を、脱型機Lの押出ロツド1の先端に、第2図の
如くボツクス形基体P−5とセツトボルトP−1
とにより取り付けたものを、各サイズの製品入り
型枠Jの高さに合わすため、二台のスクリユウジ
ヤツキ7を駆動して、先端の脱型機の可動式押板
装置Pが型枠8から製品9を脱型できる位置迄調
整する。
脱型の高さ位置を決めたら脱型機の可動式押板
装置の一対の押板P−6a,P−6bを第4図又
は第5図の如く製品S−1,S−2の端面に有効
に押し当る為、第1,2図に示す調整シヤフトP
−7を六角レンチで回し、ラツクP−2a,P−
2bとピニオンP−3a,P−3bとからなる巾
調整移動機構QによりアームP−9a,P−9b
を互いの遠心方向X−Yに動かした後、ロツクボ
ルトP−8を緩め押板P−6a,P−6bを、手
で所望角度だけ旋回して再度ロツクボルトP−8
をしめる。
脱型機の可動式押板装置Pの調整を終了したら
第3図に示す押しシリンダー5にて押出ロツド1
の先端に取り付けている可動式押板装置に圧力を
掛けて、矢印方向に動かして型枠8から製品9を
脱型する。
第4,5図の可動式押板P−6a,P−6bと
第6,7,8図の従来の押板P−11,P−12
と比較すると、可動式押板が従来の押板より押し
当て面積が常に二倍又はそれ以上に成ることがわ
かる。
脱型機のワンライン作業場に於いて、型枠8の
サイズ及び型式の変更が有つても、押板P−6
a,P−6bの取り替えなしで、然も脱型圧力
200Kg/cm2以下で脱型ができる様にするためには、
従来の押板P−11,P−12の押し当て面積を
二倍以上は確保しなければ脱型できない。
したがつて、本考案は、従来の弓形等の非円形
長形押板を二個用いて、押板P−6a,P−6b
が常に製品端面に有効に押し当たる様、製品9の
端面外形に沿つて押板の位置調整ができる。その
調整のために、二個の押板P−6a,P−6bが
互いの遠近方向にはギヤー、あるいはスクリユウ
ネジ、レバー、カム等の巾調整移動機構Qを用い
て伸縮可動できる様にしている。又、角度調整
は、押板P−6a,P−6bに取り付けた支軸P
−6c,P−6dを中心にして、押板P−6a,
P−6bが旋回できるようにしている。更に押板
P−6a,P−6bを固定するためセツトボル
ト、ピン等を取り付けている。
したがつて、本考案の脱形機の可動式押板装置
は、二個の押板P−6a,P−6bが常に製品9
の端面を第4,5図の如く有効に押し当てられる
ので、低圧力用の割り形型枠の製品脱型は勿論の
こと、高圧力を必要とするシームレス型枠の製品
も脱型できる。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の範囲内で上記実施例に多くの
修正および変更を加え得ることは勿論である。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案において
は、一対の非円形長形押板を製品の端面に有効に
押し当てるために、巾調整移動機構と、非円形長
形押板を自己の中心の支軸の周りに所望角度だけ
旋回する構成との両方を組み合わせるものであ
る。
このため、本考案では、弓形等の非円形長形押
板を二個用いて、小径から大径のいずれの製品に
対しも押し当て面積を従来より二倍または二倍以
上にでき、しかも押板を常に製品の端面外形に沿
つて押し当てるよう位置調整ができる。
したがつて、本考案の脱形機の可動式押板装置
を用いて脱型をすると、従来の固定式の円形、弓
形押板での脱型が不可能であつたシームレス型枠
で成形した製品を脱型することができる。
また、従来の各ヒユーム管の外径に合わせて円
形押板を交換する場合より、交換の手間がかから
ず、例えば、調整も六角レンチとスパナででき
る。さらに、各サイズの押板をストツクする必要
もなく、交換の為の専用治工具、機械等がいらな
い等から、ランニング及びイニシヤルコストが低
減できる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案可動式押板の部分断面側面図、
第2図は同じく部分断面正面図、第3図は本考案
用の脱型機の正面図と製品入りの型枠の部分断面
正面図、第4図、第5図はそれぞれφ400とφ1350
のヒユーム管端面を本考案可動式押板で押し当て
た側面図、第6図はφ400のヒユーム管端面を従
来の円押板で押し当てた側面図、第7図はφ400
のヒユーム管端面を従来の弓形押板で押し当てた
側面図、第8図はφ1350のヒユーム管端面に従来
の円押板と弓形押板を合わせた側面図である。 L……脱型機、1……押出ロツド、4……本体
フレーム、P……可動式押板、J……製品入り型
枠、8……型枠、9……製品(ヒユーム管)、1
2……本体フレーム、P−1……セツトボルト、
P−2a,P−2b……ラツクギヤー、P−3
a,P−3b……ピニオンギヤー、P−5……基
体、P−6a,P−6b……押板、P−6c,P
−6d……支軸、P−6e,P−6f……支軸の
抜止板、P−7……調整シヤフト、P−8……ロ
ツクボルト、Q……巾調整移動機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 分解後の型枠からその内部のコンクリート製硬
    化製品を押出す脱型機の可動式押板装置におい
    て、押出ロツドに基体が固定され、この基体に押
    出ロツドの中心に関して対称的に一対の押板が設
    けられ、これら一対の押板は外周縁が円弧形の弓
    形等の非円形長形に形成され、これら一対の押板
    の中心には夫々支軸が固定され、これら押板を自
    己の支軸周りに調整旋回固定自在に支承する軸受
    が基体に設けられ、各軸受を互いの遠近方向に対
    称的に調整移動する巾調整移動機構が設けられた
    ことをことを特徴とする脱型機の可動式押板装
    置。
JP1989074233U 1989-06-23 1989-06-23 Expired - Lifetime JPH059128Y2 (ja)

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JPH0315106U JPH0315106U (ja) 1991-02-15
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5017209A (ja) * 1973-06-12 1975-02-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5017209A (ja) * 1973-06-12 1975-02-24

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