JPH0590967A - デイジタル/アナログ変換器 - Google Patents
デイジタル/アナログ変換器Info
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- JPH0590967A JPH0590967A JP27456791A JP27456791A JPH0590967A JP H0590967 A JPH0590967 A JP H0590967A JP 27456791 A JP27456791 A JP 27456791A JP 27456791 A JP27456791 A JP 27456791A JP H0590967 A JPH0590967 A JP H0590967A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゲート数の少ない構成の簡単なディジタル/
アナログ変換器を提供する。 【構成】 ディジタル/アナログ変換器のデコーダ回路
を正、負2つの出力端子に対し、プルアップFETを接
続すると共にその各ゲート電極に互いの出力を接続し、
更に出力端子を入力ディジタル符号に対応してプルダウ
ンさせるFETツリーを形成し接続する構成とする。
アナログ変換器を提供する。 【構成】 ディジタル/アナログ変換器のデコーダ回路
を正、負2つの出力端子に対し、プルアップFETを接
続すると共にその各ゲート電極に互いの出力を接続し、
更に出力端子を入力ディジタル符号に対応してプルダウ
ンさせるFETツリーを形成し接続する構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル入力信号を
出力ディジタル値に対応するアナログ信号に変換するデ
ィジタル/アナログ変換器に関し、特に単位電流源セル
を複数個持ちディジタル入力信号に対応した数の電流源
セルの出力電流を出力端子に接続し、その加算電流値を
アナログ出力として得るようにした電流加算型のディジ
タル/アナログ変換器に関するものである。
出力ディジタル値に対応するアナログ信号に変換するデ
ィジタル/アナログ変換器に関し、特に単位電流源セル
を複数個持ちディジタル入力信号に対応した数の電流源
セルの出力電流を出力端子に接続し、その加算電流値を
アナログ出力として得るようにした電流加算型のディジ
タル/アナログ変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に、従来における3ビットのセグメ
ント方式のディジタル/アナログ変換器の構成例を示
す。この従来の変換器では3ビットのディジタル入力信
号の分解能に対応した7個の単位電流源I1〜I7を持
ち、ディジタル入力信号b1〜b3の10進数に対応する
数の単位電流源を出力端子Ioutへ接続し、各単位電流
源の電流を加算してアナログ出力信号を得る。例えば、
ディジタル入力コード(b3b2b1)が(010)のと
きI1、I2の単位電流源を選択するスイッチSW1、S
W2をONさせ出力端子Ioutへ接続し、Ioutには(0
10)の10進数『2』に対応して1単位電流源の2倍
の電流を出力する。またディジタル入力コードが(11
1)のときI1〜I7全ての単位電流源を選択するスイッ
チSW1〜SW7が全てONとなり出力端子Ioutへ接続
されフルスケールのアナログ出力電流を得る。
ント方式のディジタル/アナログ変換器の構成例を示
す。この従来の変換器では3ビットのディジタル入力信
号の分解能に対応した7個の単位電流源I1〜I7を持
ち、ディジタル入力信号b1〜b3の10進数に対応する
数の単位電流源を出力端子Ioutへ接続し、各単位電流
源の電流を加算してアナログ出力信号を得る。例えば、
ディジタル入力コード(b3b2b1)が(010)のと
きI1、I2の単位電流源を選択するスイッチSW1、S
W2をONさせ出力端子Ioutへ接続し、Ioutには(0
10)の10進数『2』に対応して1単位電流源の2倍
の電流を出力する。またディジタル入力コードが(11
1)のときI1〜I7全ての単位電流源を選択するスイッ
チSW1〜SW7が全てONとなり出力端子Ioutへ接続
されフルスケールのアナログ出力電流を得る。
【0003】このようにして、セグメント方式のD/A
変換器はディジタル入力信号に対応したアナログ出力を
得る。このときに、ディジタル入力信号に対応して各単
位電流源セルを選択する信号を発生させるセグメントデ
コーダ回路の従来における実施例を図6に示す。また単
位電流源セルの回路図を図7に示す。
変換器はディジタル入力信号に対応したアナログ出力を
得る。このときに、ディジタル入力信号に対応して各単
位電流源セルを選択する信号を発生させるセグメントデ
コーダ回路の従来における実施例を図6に示す。また単
位電流源セルの回路図を図7に示す。
【0004】上述してきたようにセグメントデコーダ
は、ディジタル入力信号の10進数に対応してI1〜I7
の電流源をONさせる選択信号S1〜S7を発生させる回
路でその真理値表を図8に示す。またそれは複数段の論
理ゲートで構成されている。
は、ディジタル入力信号の10進数に対応してI1〜I7
の電流源をONさせる選択信号S1〜S7を発生させる回
路でその真理値表を図8に示す。またそれは複数段の論
理ゲートで構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のディジタル
/アナログ変換器におけるデコーダ回路においては、デ
ィジタル入力信号から電流源セルを選択する選択信号S
1〜S7を得るまでに数段の論理ゲートを通過する。また
回路構成も繁雑となっている。従来例は3ビットにおけ
るデコーダの回路構成を示すものであるが、分解能が増
えるに従い通過する論理ゲートの段数も増加し回路も複
雑となりデコード速度の低下や、素子数の増加を招くも
のである。
/アナログ変換器におけるデコーダ回路においては、デ
ィジタル入力信号から電流源セルを選択する選択信号S
1〜S7を得るまでに数段の論理ゲートを通過する。また
回路構成も繁雑となっている。従来例は3ビットにおけ
るデコーダの回路構成を示すものであるが、分解能が増
えるに従い通過する論理ゲートの段数も増加し回路も複
雑となりデコード速度の低下や、素子数の増加を招くも
のである。
【0006】そこで本発明の目的は、高速のディジタル
/アナログ変換器を実現するに当たって、特に電流源セ
ルを選択するデコード回路を簡略な回路でゲート段数も
少なく実現し、高速で省面積、低消費電力のディジタル
/アナログ変換器を実現させようとするものである。
/アナログ変換器を実現するに当たって、特に電流源セ
ルを選択するデコード回路を簡略な回路でゲート段数も
少なく実現し、高速で省面積、低消費電力のディジタル
/アナログ変換器を実現させようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、複数の単位電流源セルを持ちその出力電流を
電流スイッチによりディジタル入力信号に従って切り換
え、ディジタル入力信号に対応した数の単位電流源セル
を出力に接続して各単位電流源セルの電流を加算してア
ナログ出力信号を得るディジタル/アナログ変換器であ
って、ディジタル入力信号に従って複数個の単位電流源
セルの出力を切り替える電流スイッチの信号を発生させ
るデコード回路を備えるものにおいて、該デコード回路
が各単位電流源セルの出力を切り換える正・負の切り換
え信号出力を各々出力する端子を2つ持ち、該出力端子
のうち正の出力端子をプルアップさせる第1のFETの
ゲート入力端子が該負の出力端子に接続され、また負の
出力端子をプルアップさせる第2のFETのゲート入力
端子が正の出力端子に接続されており、ディジタル入力
信号に対応した正の出力を得るようにプルダウン用FE
Tが正の出力端子にカスケード接続されて成り、また負
の出力に対応したプルダウン用FETが負の出力端子に
カスケード接続されて成り、各々のプルダウン用FET
のゲート入力端子は対応するディジタル入力信号の各々
の入力端子と接続されて構成されていることを特徴とす
る。
本発明は、複数の単位電流源セルを持ちその出力電流を
電流スイッチによりディジタル入力信号に従って切り換
え、ディジタル入力信号に対応した数の単位電流源セル
を出力に接続して各単位電流源セルの電流を加算してア
ナログ出力信号を得るディジタル/アナログ変換器であ
って、ディジタル入力信号に従って複数個の単位電流源
セルの出力を切り替える電流スイッチの信号を発生させ
るデコード回路を備えるものにおいて、該デコード回路
が各単位電流源セルの出力を切り換える正・負の切り換
え信号出力を各々出力する端子を2つ持ち、該出力端子
のうち正の出力端子をプルアップさせる第1のFETの
ゲート入力端子が該負の出力端子に接続され、また負の
出力端子をプルアップさせる第2のFETのゲート入力
端子が正の出力端子に接続されており、ディジタル入力
信号に対応した正の出力を得るようにプルダウン用FE
Tが正の出力端子にカスケード接続されて成り、また負
の出力に対応したプルダウン用FETが負の出力端子に
カスケード接続されて成り、各々のプルダウン用FET
のゲート入力端子は対応するディジタル入力信号の各々
の入力端子と接続されて構成されていることを特徴とす
る。
【0008】またさらに、複数の単位電流源セルを持
ち、該単位電流源セルを2次元配列して構成し、カラム
とロー2つのデコード回路で電流スイッチを制御するこ
とによりその出力電流をディジタル入力信号に従って切
り換え、ディジタル入力信号に対応した数の単位電流源
セルを出力に接続し各単位電流源セルの電流を加算して
アナログ出力信号を得るディジタル/アナログ変換器で
あって、ディジタル入力信号に従って複数個の単位電流
源セルの出力を切り替える電流スイッチの信号を発生さ
せるカラム及びロー2つのデコード回路を備えるものに
おいて、このデコード回路が各単位電流源セルの出力を
切り換える正・負の切り換え信号出力を各々出力する端
子を2つ持ち、出力端子のうち正の出力端子をプルアッ
プさせる第1のFETのゲート入力端子が負の出力端子
に接続され、また負の出力端子をプルアップさせる第2
のFETのゲート入力端子が正の出力端子に接続されて
おり、ディジタル入力信号に対応した正の出力を得るよ
うにプルダウン用FETが正の出力端子にカスケード接
続されて成り、また負の出力に対応したプルダウン用F
ETが該負の出力端子にカスケード接続されて成り、該
各々のプルダウン用FETのゲート入力端子は対応する
ディジタル入力信号の各々の入力端子と接続されて構成
されていることを特徴とする。
ち、該単位電流源セルを2次元配列して構成し、カラム
とロー2つのデコード回路で電流スイッチを制御するこ
とによりその出力電流をディジタル入力信号に従って切
り換え、ディジタル入力信号に対応した数の単位電流源
セルを出力に接続し各単位電流源セルの電流を加算して
アナログ出力信号を得るディジタル/アナログ変換器で
あって、ディジタル入力信号に従って複数個の単位電流
源セルの出力を切り替える電流スイッチの信号を発生さ
せるカラム及びロー2つのデコード回路を備えるものに
おいて、このデコード回路が各単位電流源セルの出力を
切り換える正・負の切り換え信号出力を各々出力する端
子を2つ持ち、出力端子のうち正の出力端子をプルアッ
プさせる第1のFETのゲート入力端子が負の出力端子
に接続され、また負の出力端子をプルアップさせる第2
のFETのゲート入力端子が正の出力端子に接続されて
おり、ディジタル入力信号に対応した正の出力を得るよ
うにプルダウン用FETが正の出力端子にカスケード接
続されて成り、また負の出力に対応したプルダウン用F
ETが該負の出力端子にカスケード接続されて成り、該
各々のプルダウン用FETのゲート入力端子は対応する
ディジタル入力信号の各々の入力端子と接続されて構成
されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成によれば、デコーダ回路は基本的に全
て1段のゲートで構成され、回路も簡略化されており、
素子数も減り高速、省面積が実現できる。
て1段のゲートで構成され、回路も簡略化されており、
素子数も減り高速、省面積が実現できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。図1は、本発明に係るディジタル/アナログ
変換器のデコーダ部分の一実施例の回路を示すものであ
る。本実施例はディジタル入力信号が3ビットの場合の
例である。また、その真理値表を図3に示す。
説明する。図1は、本発明に係るディジタル/アナログ
変換器のデコーダ部分の一実施例の回路を示すものであ
る。本実施例はディジタル入力信号が3ビットの場合の
例である。また、その真理値表を図3に示す。
【0011】図1において、1はデコーダ回路の1つの
選択信号S1とその反転出力−S1を出力させる部分であ
る。ここにおいて2は正の出力端子S1をプルアップさ
せるPchFET(電界効果型トランジスタ)で、その
ゲート電極は負の出力端子−S1に接続されている。3
は負の出力端子−S1をプルアップさせるPchFET
でそのゲートは正の出力端子S1に接続されている。ま
た図3の真理値表より正の出力端子S1を『H』とさせ
る入力ディジタル信号を論理式で表すと、 “S1をH”=b3+b2+b1 またS1を『L』とする論理式は “S1をL”=(−b3)・(−b2)・(−b1) となる。
選択信号S1とその反転出力−S1を出力させる部分であ
る。ここにおいて2は正の出力端子S1をプルアップさ
せるPchFET(電界効果型トランジスタ)で、その
ゲート電極は負の出力端子−S1に接続されている。3
は負の出力端子−S1をプルアップさせるPchFET
でそのゲートは正の出力端子S1に接続されている。ま
た図3の真理値表より正の出力端子S1を『H』とさせ
る入力ディジタル信号を論理式で表すと、 “S1をH”=b3+b2+b1 またS1を『L』とする論理式は “S1をL”=(−b3)・(−b2)・(−b1) となる。
【0012】これを実現するようにS1端子をプルダウ
ン(S1端子をL)させるNchFETツリーは4、
5、6のような構造となり、また−S1端子をプルダウ
ン(S1端子をH)NchFETはツリーは、7、8、
9のような構成をとる。
ン(S1端子をL)させるNchFETツリーは4、
5、6のような構造となり、また−S1端子をプルダウ
ン(S1端子をH)NchFETはツリーは、7、8、
9のような構成をとる。
【0013】ここにおいて、正の出力端子の側には、そ
の正の出力端子を『L』にさせようとする論理式に対応
するFETツリーが接続され、負の出力端子の側には、
負の出力端子を『L』にさせようとする論理式即ちその
対応する正の出力端子を『H』にさせる論理式に対応し
たFETツリーが接続される。また、各々のFETのゲ
ートはそれぞれに対応したディジタル入力信号が接続さ
れている。論理式における論理和はその対応するFET
が並列に接続され、論理積では直列に接続される。
の正の出力端子を『L』にさせようとする論理式に対応
するFETツリーが接続され、負の出力端子の側には、
負の出力端子を『L』にさせようとする論理式即ちその
対応する正の出力端子を『H』にさせる論理式に対応し
たFETツリーが接続される。また、各々のFETのゲ
ートはそれぞれに対応したディジタル入力信号が接続さ
れている。論理式における論理和はその対応するFET
が並列に接続され、論理積では直列に接続される。
【0014】図3の真理値表より各端子の論理式は以下
のようになる。 “S1をH”=b3+b2+b1 “S1をL”=(−b3)・(−b2)・(−b1) “S2をH”=b3+b2 “S2をL”=(−b3)・(−b2) “S3をH”=b3+b2・b1 “S3をL”=(−b3)・{(−b2)+(−b1)} “S4をH”=b3 “S4をL”=−b3 “S5をH”=b3・(b2+b1) “S5をL”=(−b3)+(−b2)・(−b1) “S6をH”=b3・b2 “S6をL”=(−b3)+(−b2) “S7をH”=b3・b2・b1 “S7をL”=(−b3)+(−b2)+(−b1)
のようになる。 “S1をH”=b3+b2+b1 “S1をL”=(−b3)・(−b2)・(−b1) “S2をH”=b3+b2 “S2をL”=(−b3)・(−b2) “S3をH”=b3+b2・b1 “S3をL”=(−b3)・{(−b2)+(−b1)} “S4をH”=b3 “S4をL”=−b3 “S5をH”=b3・(b2+b1) “S5をL”=(−b3)+(−b2)・(−b1) “S6をH”=b3・b2 “S6をL”=(−b3)+(−b2) “S7をH”=b3・b2・b1 “S7をL”=(−b3)+(−b2)+(−b1)
【0015】例えば、図2に示すようにS3・(−S3)
のデコーダ回路10を見るとS3及び(−S3)の出力端
子のプルアップFETが11、12のように接続されて
なり、そのゲートは互いに逆の出力端子に接続されてい
る。S3端子のプルダウンツリーは、S3を『L』にさせ
る論理式(−b3)・{(−b2)+(−b1)}に対応
したFET13、14、15が接続されプルダウンツリ
ーを形成する。これは(−b2)と(−b1)の論理和
が、14、15の並列接続FETとなり、(−b3)は
{(−b2)+(−b1)}に対する論理和であるから、
先の14、15の並列接続FETに対して直列にFET
13が接続されてなる。
のデコーダ回路10を見るとS3及び(−S3)の出力端
子のプルアップFETが11、12のように接続されて
なり、そのゲートは互いに逆の出力端子に接続されてい
る。S3端子のプルダウンツリーは、S3を『L』にさせ
る論理式(−b3)・{(−b2)+(−b1)}に対応
したFET13、14、15が接続されプルダウンツリ
ーを形成する。これは(−b2)と(−b1)の論理和
が、14、15の並列接続FETとなり、(−b3)は
{(−b2)+(−b1)}に対する論理和であるから、
先の14、15の並列接続FETに対して直列にFET
13が接続されてなる。
【0016】このようにして構成されたデコーダ回路を
図5に示すようなセグメント型のディジタル/アナログ
変換器におけるセグメントデコーダ回路として適用させ
る。上記構成のようなデコーダ回路においては、論理ゲ
ート1段でディジタル入力信号から電流源選択信号S1
〜S7が出力されるので非常に高速である。また回路
も、正、負各出力端子用のプルアップFET1対と、そ
れぞれの出力端子をプルダウンさせるFETツリーによ
り構成され簡略であり素子数も低減されている。また第
2の発明は、図4に示すような単位電流源セルを2次元
に配置して構成されるマトリクス型ディジタル/アナロ
グ変換器において、電流源セルを選択するカラムデコー
ダ及びローデコーダの回路19、20に上記本発明のデ
コーダ回路を採用したものである。この例は6ビットの
ディジタル/アナログ変換器の例である。
図5に示すようなセグメント型のディジタル/アナログ
変換器におけるセグメントデコーダ回路として適用させ
る。上記構成のようなデコーダ回路においては、論理ゲ
ート1段でディジタル入力信号から電流源選択信号S1
〜S7が出力されるので非常に高速である。また回路
も、正、負各出力端子用のプルアップFET1対と、そ
れぞれの出力端子をプルダウンさせるFETツリーによ
り構成され簡略であり素子数も低減されている。また第
2の発明は、図4に示すような単位電流源セルを2次元
に配置して構成されるマトリクス型ディジタル/アナロ
グ変換器において、電流源セルを選択するカラムデコー
ダ及びローデコーダの回路19、20に上記本発明のデ
コーダ回路を採用したものである。この例は6ビットの
ディジタル/アナログ変換器の例である。
【0017】定電流源と電流スイッチからなる単位電流
源セルを2次元配列し、入力ディジタル信号に対応した
数のセルがIoutに接続する。フルスケール時には左角
上のセル1つを残して全てのセルがIoutへ接続されフ
ルスケールの電流出力を得る。また単位電流源セルはロ
ーデコーダ回路20からのセレクト信号により出力さ
れ、カラムデコーダ回路19からの選択信号はその下の
セル列がローデコーダ回路20により選択されていると
きにそのカラムデコーダ回路19の選択信号によりI
outへ接続されるような電流スイッチを持つ。
源セルを2次元配列し、入力ディジタル信号に対応した
数のセルがIoutに接続する。フルスケール時には左角
上のセル1つを残して全てのセルがIoutへ接続されフ
ルスケールの電流出力を得る。また単位電流源セルはロ
ーデコーダ回路20からのセレクト信号により出力さ
れ、カラムデコーダ回路19からの選択信号はその下の
セル列がローデコーダ回路20により選択されていると
きにそのカラムデコーダ回路19の選択信号によりI
outへ接続されるような電流スイッチを持つ。
【0018】このとき本実施例におけるカラムおよびロ
ーデコーダ回路19、20の真理値表は図3と同じであ
り、上記本発明の第1の実施例に示すデコーダ回路がそ
れぞれにそのまま適応される。
ーデコーダ回路19、20の真理値表は図3と同じであ
り、上記本発明の第1の実施例に示すデコーダ回路がそ
れぞれにそのまま適応される。
【0019】ここで、今入力ディジタル信号(b6b5b
4b3b2b1)が(011110)であったとする。上位
3ビットはローデコーダ回路20で(b6b5b4)=
(011)=『3』なので、下から3行目までのセル列
が選択される。また下位3ビットは(b3b2b1)=
(110)=『6』なので、下から4列目のセルのうち
右から6番目のセルまでが選択される。ここで単位電流
源セルは図中斜線で示すように、合計30個のセルがI
outに接続され、(011110)の10進数『30』
に対応した数の電流源セルを出力へ接続しアナログ出力
を得る。
4b3b2b1)が(011110)であったとする。上位
3ビットはローデコーダ回路20で(b6b5b4)=
(011)=『3』なので、下から3行目までのセル列
が選択される。また下位3ビットは(b3b2b1)=
(110)=『6』なので、下から4列目のセルのうち
右から6番目のセルまでが選択される。ここで単位電流
源セルは図中斜線で示すように、合計30個のセルがI
outに接続され、(011110)の10進数『30』
に対応した数の電流源セルを出力へ接続しアナログ出力
を得る。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるもので
あるから電流源セルを選択する信号を発生させるデコー
ダ回路は正、負2つの出力端子に対し、プルアップFE
Tを接続すると共にその各ゲート電極に互いの出力を接
続し、更に、上記出力端子を入力ディジタル符号に対応
してプルダウンさせるFETツリーを形成し接続する構
成となり、より少ない素子数で複雑なデコード回路を構
成でき、素子数の削減、チップ面積の縮小に効果があ
る。また、少ない素子数で出力までのゲート段数が1段
で出力されるので、高速なデコードが実現でき、また消
費電流も減少され、その効果は大である。
あるから電流源セルを選択する信号を発生させるデコー
ダ回路は正、負2つの出力端子に対し、プルアップFE
Tを接続すると共にその各ゲート電極に互いの出力を接
続し、更に、上記出力端子を入力ディジタル符号に対応
してプルダウンさせるFETツリーを形成し接続する構
成となり、より少ない素子数で複雑なデコード回路を構
成でき、素子数の削減、チップ面積の縮小に効果があ
る。また、少ない素子数で出力までのゲート段数が1段
で出力されるので、高速なデコードが実現でき、また消
費電流も減少され、その効果は大である。
【図1】 本発明に係るディジタル/アナログ変換器の
デコーダ回路の一つの選択信号を得る回路部分を示す電
気回路図。
デコーダ回路の一つの選択信号を得る回路部分を示す電
気回路図。
【図2】 デコーダ回路の他の1つの選択信号を得る回
路部分を示す電気回路図。
路部分を示す電気回路図。
【図3】 本発明の動作説明に供された真理値表を示す
図。
図。
【図4】 本発明に係るマトリクス型ディジタル/アナ
ログ変換器の実施例を示す図。
ログ変換器の実施例を示す図。
【図5】 一般的なセグメント型ディジタル/アナログ
変換器を示すブロック的電気回路図。
変換器を示すブロック的電気回路図。
【図6】 従来のデコーダ回路の例を示すブロック的電
気回路図。
気回路図。
【図7】 一般的な単位電流源セルを示す電気回路図。
【図8】 図6に示す従来のデコーダ回路の真理値表を
示す図。
示す図。
1 ディジタル入力(b3b2b1)=(001)に対応
するデコード回路部 2、3 プルアップ用PchFET 4、5、6、7、8、9 プルダウン用NchFET 10 ディジタル入力(b3b2b1)=(011)に対
応するデコード回路部 11、12 プルアップ用PchFET 13、14、15、16、17、18 プルダウン用N
chFET
するデコード回路部 2、3 プルアップ用PchFET 4、5、6、7、8、9 プルダウン用NchFET 10 ディジタル入力(b3b2b1)=(011)に対
応するデコード回路部 11、12 プルアップ用PchFET 13、14、15、16、17、18 プルダウン用N
chFET
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の単位電流源セルを持ち、その出力
電流を電流スイッチによりディジタル入力信号に従って
切り換え、かかるディジタル入力信号に対応した数の上
記単位電流源セルを出力に接続し各単位電流源セルの電
流を加算してアナログ出力信号を得るディジタル/アナ
ログ変換器であって、上記ディジタル入力信号に従って
複数個の上記単位電流源セルの出力を切り替える電流ス
イッチの信号を発生させるデコード回路を備えるものに
おいて、該デコード回路が各単位電流源セルの出力を切
り換える正・負の切り換え信号出力を各々出力する端子
を2つ持ち、該出力端子のうち正の出力端子をプルアッ
プさせる第1のFETのゲート入力端子が該負の出力端
子に接続され、また負の出力端子をプルアップさせる第
2のFETのゲート入力端子が正の出力端子に接続され
ており、かつディジタル入力信号に対応した正の出力を
得るようにプルダウン用FETが正の出力端子にカスケ
ード接続されて成り、また負の出力に対応したプルダウ
ン用FETが負の出力端子にカスケード接続されて成
り、各々のプルダウン用FETのゲート入力端子は対応
するディジタル入力信号の各々の入力端子と接続されて
構成されていることを特徴とするディジタル/アナログ
変換器。 - 【請求項2】 複数の単位電流源セルを持ち、該単位電
流源セルを2次元配列して構成し、カラムとローの2つ
のデコード回路で電流スイッチを制御することによりそ
の出力電流をディジタル入力信号に従って切り換え、該
ディジタル入力信号に対応した数の上記単位電流源セル
を出力に接続し各単位電流源セルの電流を加算してアナ
ログ出力信号を得るディジタル/アナログ変換器であっ
て、上記ディジタル入力信号に従って複数個の上記単位
電流源セルの出力を切り替える電流スイッチの信号を発
生させるカラム及びロー2つのデコード回路を備えるも
のにおいて、上記デコード回路が上記各単位電流源セル
の出力を切り換える正・負の切り換え信号出力を各々出
力する端子を2つ持ち、該出力端子のうち正の出力端子
をプルアップさせる第1のFETのゲート入力端子が該
負の出力端子に接続され、また負の出力端子をプルアッ
プさせる第2のFETのゲート入力端子が上記正の出力
端子に接続されており、上記ディジタル入力信号に対応
した正の出力を得るようにプルダウン用FETが上記正
の出力端子にカスケード接続されて成り、また負の出力
に対応したプルダウン用FETが上記負の出力端子にカ
スケード接続されて成り、各々のプルダウン用FETの
ゲート入力端子は対応する上記ディジタル入力信号の各
々の入力端子と接続されて構成されていることを特徴と
するディジタル/アナログ変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27456791A JPH0590967A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | デイジタル/アナログ変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27456791A JPH0590967A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | デイジタル/アナログ変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0590967A true JPH0590967A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=17543537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27456791A Pending JPH0590967A (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | デイジタル/アナログ変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0590967A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008506218A (ja) * | 2004-07-06 | 2008-02-28 | ケネット・インコーポレーテッド | 電圧ランダムアクセスメモリ(vram) |
US9312462B2 (en) | 2010-04-30 | 2016-04-12 | Rohm Co., Ltd. | LED module |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01296715A (ja) * | 1988-02-15 | 1989-11-30 | Marconi Electron Devices Ltd | デイジタル/アナログ変換器 |
JPH02104130A (ja) * | 1988-10-13 | 1990-04-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | D/a変換装置 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP27456791A patent/JPH0590967A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01296715A (ja) * | 1988-02-15 | 1989-11-30 | Marconi Electron Devices Ltd | デイジタル/アナログ変換器 |
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US9312462B2 (en) | 2010-04-30 | 2016-04-12 | Rohm Co., Ltd. | LED module |
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