JPH0590908A - 放送受信装置 - Google Patents

放送受信装置

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JPH0590908A
JPH0590908A JP3274707A JP27470791A JPH0590908A JP H0590908 A JPH0590908 A JP H0590908A JP 3274707 A JP3274707 A JP 3274707A JP 27470791 A JP27470791 A JP 27470791A JP H0590908 A JPH0590908 A JP H0590908A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 あらかじめ優先順位付けて登録した選局番組
対を、受信状態に応じて順次選局し、受信状況の良好な
優先順位の高い選局番組対を自動選局して選局操作を向
上させることを目的としている。 【構成】 選局対象の項目が選択されると(ステップS
2)、当該選択項目に対応して予めメモリに優先付けて
登録されたチャンネルと番組からなる選局番組対をメモ
リから読み出し(ステップS3)、その選局番組対の受
信状況をチェックする(ステップS4)。受信状況が悪
いときには、優先順位を一つ下げ(ステップS5、S
6)、次に優先順位の高い選局番組対を読み出す(ステ
ップS3)。受信状況の良好な選局番組対の選局が行な
われると、その選局番組対を出力し(ステップS7)、
登録された選局番組対から受信状況の良好な選局番組対
の選局ができなかったときには、その旨のメッセージを
出力して処理を終了する(ステップS8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は放送受信装置に関し、
詳細には、知りたい情報に関する番組を簡単、かつ速や
かに選局することのできる放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送受信装置、例えば、テレビ受信装置
やラジオ受信機さらには、文字放送受信装置等にあって
は、従来、受信したい番組を選局するために、番組表を
見て、聴取者が放送受信装置のチャンネルの選択を行な
って番組の設定を行なう。このように、聴取者が放送受
信装置のチャンネル操作を行なうことにより、その都度
番組の選択行なうのは、面倒である。そこで、従来か
ら、番組の選局を行ない易くするための種々の選局方法
が考案されている。例えば、あらかじめ1つあるいは複
数のキーに特定のチャンネルを設定してメモリに記憶さ
せておき、受信したい番組に対応するチャンネルに対応
するキーを投入することにより、あらかじめ設定したチ
ャンネルを速やかに選択する方法がある。また、ひとつ
の選局キーを設け、当該選局キーを投入する毎にチャン
ネルを切り換えることができ、順次1つの選局キーの投
入を繰り返すことにより目的とする番組を選局する方法
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の放送受信装置にあっては、番組の選局が、い
まだ面倒であり、改良の余地があった。すなわち、あら
かじめ1つあるいは複数のキーに特定のチャンネルを設
定してメモリに記憶させておき、受信したい番組に対応
するチャンネルに対応するキーを投入することにより、
あらかじめ設定したチャンネルを選択する方法では、ど
のキーにどのチャンネルを対応させて登録したのかを、
操作を行なう聴取者が記憶しておかなければならず、ど
のキーにどのチャンネルを登録したかを忘れると、利用
性が極端に低下するという問題があった。また、ひとつ
の選局キーを設け、当該選局キーを投入する毎にチャン
ネルを切り換える方法では、目的とするチャンネルを選
局するまで選局キーの投入を繰り返し行なう必要があ
り、操作性が悪いという問題があった。また、番組の選
択の方法には、チャンネルの選択を優先させるのではな
く、まず、番組の種類を優先して選択することがある。
特に、文字放送受信装置にあっては、特定の情報に関す
る番組を選択し、目的とする情報を速やかに入手したい
という要求がある。また、放送受信装置としては、携帯
用放送受信装置や自動車等の移動車両等に搭載されるも
のがあり、このように移動されることのある放送受信装
置では、従来の放送受信装置の選局方法で選局すると、
選局したチャンネルの受信状態が悪いときには、改めて
別のチャンネルを登録したキーを投入してチャンネルの
選択を行なったり、選局キーの投入を繰り返して、目的
とする情報を放送しているチャンネルの選局が行なわれ
るまでキー操作を繰り返し行なう必要があり、操作性が
悪いという問題があった。そこで、本願発明は、所定の
キー操作を一度行なうことにより目的とする番組の選局
を自動的に行なえるようにし、放送受信装置の選局の操
作性を向上させることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
放送電波を受信する受信手段と、前記受信手段で受信し
た放送電波から所定の電波に同調して放送信号を取り出
す選局手段と、前記選局手段で選局した放送信号の受信
状態を検出する受信状態検出手段と、前記受信手段で受
信した放送電波に応じた放送内容を出力する出力手段
と、選局しようとする複数の選局番組対を選局の優先順
位とともに記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶し
た選局番組の選局を開始させる選局指示手段と、前記選
局指示手段により選局番組対の選局の開始が指示される
と、前記選局手段を制御して前記記憶手段に記憶された
複数対の選局番組を最優先の選局番組対から選局させ、
当該選局した選局番組対に対して前記受信状態検出手段
により検出された受信状態が不良の場合、順次優先順位
の低い選局番組の選局を前記選局手段により行なわせ、
前記受信状態検出手段による受信状態が良好な選局番組
が選局されるまで前記選局手段により選局する選局制御
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0005】
【作用】請求項1記載の発明では、放送電波を受信手段
で受信し、受信した放送電波から選局手段により放送信
号を取り出す。受信手段で受信した放送電波に応じた放
送内容を出力手段により出力し、また選局手段で選局し
た放送信号の受信状態を受信状態検出手段により検出す
る。一方、記憶手段に、前記選局手段により選局しよう
とする複数の選局番組を、選局の優先順位とともに記憶
し、この記憶手段に記憶した選局番組の選局を選局指示
手段により指示する。この選局指示手段により選局番組
の選局の開始が指示されると、選局制御手段が、選局手
段を制御して記憶手段に登録された複数対の選局番組を
最優先の選局番組から選局させる。選局制御手段は、前
記受信状態検出手段による検出の結果、当該選局した選
局番組の受信状態が不良の場合には、順次優先順位の低
い選局番組の選局を選局手段により行なわせ、受信状態
検出手段による検出の結果、受信状態が良好な選局番組
が選局されるまで、選局手段により選局を行わせる。し
たがって、選局指示手段により選局の開始を指示するだ
けで、あらかじめ優先順位を与えて登録した選局番組を
選局させることができるとともに、選局した選局番組の
受信状態が悪くて、正常に受信できないときには、順次
優先順位を下げて受信状態の良好な選局番組の選局を自
動的に行なわせることができ、目的とする選局番組を、
面倒な選局操作を行なうことなく、簡単に選局すること
ができる。その結果、放送受信装置の選局上の操作性を
向上させることができる。
【0006】
【実施例】以下、本願発明を実施例に基づいて具体的に
説明する。図1〜図4は、本願発明に係る放送受信装置
の一実施例を示す図である。図1は、本願発明の一実施
例の放送受信装置1のブロック図であり、放送受信装置
1は、アンテナ2、チューナー3、VIF4、マイクロ
プロセッサー5、エラー検出器6、テキストVRAM
7、CG8、表示コントローラ9、表示部10、CPU
11、メモリ12、キーボード13、原信号発生器1
4、分周回路15及び電源装置16等を備えている。こ
の放送受信装置1は、文字放送や特定項目の番組を繰り
返し行なう放送を受信することのできるものである。
【0007】電源装置16は、外部電源あるいは電池
(図示略)からの電源を所定の電圧に変換し、放送受信
装置1の各部に供給する。この電源装置16には、CP
U11からの制御信号が入力され、電源装置16は、こ
の制御信号により電源供給の開始及び停止を行なう。
【0008】放送受信装置1は、そのアンテナ(受信手
段)2により放送電波を受信し、アンテナ2で受信した
放送電波は、チューナー3に送られる。チューナー(選
局手段)3は、コイル、容量及び抵抗等で構成されたい
わゆる電子チューナーであり、CPU13からの制御下
で作動する。チューナー3は、CPU13から指示され
た周波数の電波に同調し、その周波数の信号を取り出し
て、VIF4に出力する。
【0009】VIF4は、復調回路や検波回路等で構成
され、チューナー3から入力される信号を復調及び検波
して、該信号から映像信号部分を取り出す。
【0010】マイクロプロセッサー5は、A/D変換
器、バッファ及びデコーダー等を備えており、マイクロ
プロセッサー5は、VIF4から入力されるアナログの
映像信号をそのA/D変換器によりディジタル信号に変
換して、バッファに蓄える。また、マイクロプロセッサ
ー5は、そのデコーダーにより入力信号を復号して文字
データに変換する。
【0011】マイクロプロセッサー5のバッファに蓄え
られたディジタル信号は、順次取り出されてエラー検出
器6に出力され、エラー検出器(エラー検出手段)6
は、その中のエラー数を検出して、検出したエラー数を
マイクロプロセッサー5及びCPU11に出力する。
【0012】テキストVRAM7は、CPU11の制御
下で、表示画面上の文字位置、大きさ及び文字コードを
記憶する。
【0013】CG8は、大きさとコードに対応する表示
ドットパターンを記憶しており、テキストVRAM7か
ら大きさ及びコードが入力されると、その表示ドットパ
ターンを表示コントローラ9に出力する。
【0014】表示コントローラ9は、入力順カウンター
及び表示位置制御回路で構成され、CG8から入力され
たドットパターン列を表示が面の左上から右下に順次表
示するように、位置信号と表示信号とを発生して表示部
10に出力する。
【0015】表示部(出力手段)10は、Y−CTR2
1、X−CTR22及びLCD(液晶表示装置)23で
構成され、LCD23は、Y−CTR21及びX−CT
R22からの駆動信号により駆動される。Y−CTR2
1及びX−CTR22は、表示コントローラ9から入力
される位置信号及び表示信号に基づいてLCD23の各
座標に対して、指定されたオン/オフを制御する駆動信
号をLCD23に出力する。LCD23は、表示画素が
ドットマトリックス状に配置されており、Y−CTR2
1及びX−CTR22からの駆動信号により点灯(例え
ば、黒表示)あるいは消灯(透明表示)する。
【0016】CPU(選局制御手段)11は、マイクロ
プロセッサー、ROM及びRAM等で構成され、ROM
内には、放送受信装置1としてのプログラムや選択可能
なチャンネルの番号とそのチャンネル番号に対応した周
波数等が記憶されている。RAMは、ワークメモリとし
て利用され、マイクロプロセッサーが、ROM内のプロ
グラムに従って、放送受信装置1の各部を制御して、放
送受信装置1として機能させる。
【0017】キーボード(選局指示手段)13は、図2
に示すように、項目選択キー31、番組選択キー32、
チャンネル選択キー33、電源のオン/オフキー(ON
/OFF)34、送りスクロールキー35及び戻りスク
ロールキー36等を備えており、放送受信装置1の種々
の操作を行なう。項目キー31によりあらかじめ選択す
る番組の項目(例えば、天気、交通情報、株価情報、ニ
ュース及び料理等の番組の種別を示す項目)を選択する
ことができ、チャンネルキー33により放送局のチャン
ネルを選択することができる。また、番組選択キー32
により各チャンネルの番組を選択することができ、オン
/オフキー34により放送受信装置1の電源のオン/オ
フを操作することができる。スクロールキー35、36
は、各項目キー31が投入されたときには、CPU11
のROMにあらかじめ記憶されている複数の項目や後述
するメモリ12に登録された複数の項目を正順あるいは
逆順にスクロールすることができ、また、番組キー32
が投入されたときには、選局可能な番組のスクロールを
行なうことができる。さらに、チャンネルキー33が投
入されているときには、選局可能なチャンネルをスクロ
ールキー35、36により選局することができる。
【0018】メモリ(記憶手段)12は、RAM等で構
成され、自動選局用データを記憶する。すなわち、メモ
リ12は、図3に示すように、大きく項目毎に領域が区
分されており、各項目の領域には、チャンネル番号と番
組とが対応付けて記憶される。このメモリ12への項
目、チャンネル及び番組の登録は、上記キーボード13
を操作することにより行なうことができる。すなわち、
項目キー31を投入すると、項目が1つだけROMから
読み出されてLCD23に表示される。表示された項目
が希望する項目でないときには、スクロールキー35、
36を操作し、順次表示される項目を切り換え、希望す
る項目が表示されると、その項目を選択する。CPU1
1は、項目の選択が行なわれると、選択された項目をメ
モリ12の所定の項目記憶領域に記憶する。上記処理を
順次登録したい項目について行なうことにより、複数の
項目をメモリ12に登録することができる。また、各項
目に対応させて、チャンネル及び番組を登録するときに
は、同様に、チャンネルキー33や番組キー32を投入
し、スクロールキー35、36で希望するチャンネル番
号や番組をLCD23に表示させて、該当するチャンネ
ル番号や番組が表示されると、そのチャンネル番号や番
組を選択する。選択したチャンネル番号や番組に対し
て、項目を選択することより、当該項目に対応させてメ
モリ12に選択したチャンネル番号と番組との組を選局
番組として記憶させる。なお、チャンネル番号や番組の
登録は、上記方法に限らず、例えば、まず項目を設定
し、この項目毎に、チャンネル番号と番組を順次登録さ
せることもできる。
【0019】原信号発生器14は、水晶、抵抗及び容量
等で構成された、いわゆる水晶発振器であり、一定周波
数の原クロック信号を発生する。
【0020】分周回路15は、例えば、バイナリーカウ
ンターを数段組み合わせることにより形成されており、
原信号発生器14から入力される原クロック信号を分周
して、時計用の基準信号として利用できる1Hzのクロ
ック信号を生成してCPU11に出力する。CPU11
は、この分周回路15からのクロック信号により現在時
刻を計時して、LCD23に現在時刻を表示させたり、
放送受信装置1の電源のオン/オフ制御を行なったり等
各種制御に利用している。
【0021】次に、作用を説明する。放送受信装置1
は、時刻表示も行なうことができ、放送の受信を行なっ
ていないときには、LCD23に時刻表示を行なってい
る。
【0022】すなわち、放送受信装置1は、キーボード
13のオン/オフキー34がオフにされているときに
は、CPU11により分周回路15から入力されるクロ
ック信号により現在時刻を計時し、表示位置を決定して
テキストVRAM7の対応する位置に現在時刻の情報を
出力する。このテキストVRAM7からCG8を介して
表示コントローラ9に現在時刻の情報を出力し、LCD
23の所定位置に現在時刻を表示させる。
【0023】この状態で、キーボード13のオン/オフ
キー34がオンにされると、CPU11は、電源装置1
6にオンを指示する制御信号(例えば、「H」の信号)
を出力し、電源装置16は、オンを指示する制御信号が
入力されると、チューナー3、VIF4、マイクロプロ
セッサー5及びエラー検出器6に電源を供給する。ま
た、CPU11は、マイクロプロセッサー5にリセット
信号を出力し、マイクロプロセッサー5にイニシャライ
ズ処理を行なわせる。イニシャライズ処理が完了する
と、アンテナ2で受信した放送電波からチューナー3で
所定のチャンネルに対応した周波数の信号を取り出し、
VIF4で復調・検波処理を行なった後、CPU11か
ら指定された番組に対応する映像信号を選択してマイク
ロプロセッサー5に出力する。マイクロプロセッサー5
は、映像信号をA/D変換器でディジタル変換してか
ら、1走査ライン分毎にバッファに蓄え、エラー検出器
6に出力してエラー検出器6でエラー信号の検出を行な
わせる。エラー検出器6は、検出したエラー数をマイク
ロプロセッサー5及びCPU11に出力し、マイクロプ
ロセッサー5は、エラー数がエラー回復可能な範囲内に
あるときには、内蔵するデコーダーで復号して、テキス
トVRAM7に出力する。テキストVRAM7は、文字
コード、大きさを表示画面の左上から右下へと順次CG
8に出力し、CG8は、テキストVRAM7から送られ
てきたデータに対応するパターンを表示コントローラ9
に出力し、表示コントローラ9は、表示位置及び表示内
容を決定して、Y−CTR21及びX−CTR22を制
御する。Y−CTR21及びX−CTR22は、LCD
23に駆動信号を出力して、LCD23の対応する位置
に対応する内容を表示させる。
【0024】このように、放送受信装置1は、オン/オ
フキー34が投入されると、あらかじめ設定されている
チャンネルの内容をLCD23に表示させるが、聴取者
は、表示された内容が目的とする内容でないときには、
キーボード13を操作することによりその表示内容を変
更することができる。
【0025】通常の表示内容の変更操作は、キーボード
13の番組キー32あるいはチャンネルキー33を操作
することにより行なう。すなわち、番組を変えるには、
番組キー32を投入し、スクロールキー35、36を操
作することにより、順次番組を変更することができ、又
チャンネルを変更するときには、チャンネルキー33を
投入した後、スクロールキー35、36を操作すること
によりチャンネルを変えることができる。このとき、C
PU11は、選択されたチャンネル番号をチューナー3
に出力して対応するチャンネルの電波を取り出させ、ま
た番組をマイクロプロセッサー5に出力して、マイクロ
プロセッサー5に当該番組に対応する映像信号を選択さ
せて復号及び表示処理を行なわせる。聴取者は、希望す
るチャンネルの番組が表示されると、選択が完了したこ
とになる。
【0026】ところが、文字放送のように、特定の項目
の番組を複数のチャンネルで、番組を異ならせて繰り返
し放送しいているときには、この選局方法では、希望す
る項目の番組を選局するまでの操作が多くて面倒である
だけでなく、選局したチャンネルと番組の受信状態が悪
いときには、改めて同様の操作を行なって、次に同じ項
目を放送しているチャンネルとその番組を選局する必要
があり、選局操作が面倒である。
【0027】そこで、本放送受信装置1では、項目キー
31を投入し、スクロールキー35、36を投入して目
的とする項目を指定すると、該当するメモリ12にあら
かじめ当該項目に対応させて登録したチャンネルと番組
を優先順位に従って選局し、受信状態が悪いときには、
次の優先順位のチャンネルと番組を自動的に選局する。
【0028】すなわち、図4に示すように、CPU11
は、キーボード13のオン/オフキー34が投入された
ときのイニシャライズ処理によりメモリ12から読み出
すチャンネルと番組の選局番組の優先順位を示す変数K
を0にリセットし(ステップS1)、その後、項目キー
31が投入されてスクロールキー35、36により項目
が選択されたかどうかをチェックする(ステップS
2)。項目キー31が投入されると、メモリ12の選択
された項目領域のチャンネル番号及び番組の選局番組の
中からから変数Kのチャンネル番号及び番組の選局番組
を読み出す(ステップS3)。いま、項目キーが投入さ
れたところであるから、優先順位Kとしては、「0」が
設定されており、メモリ12からは、優先順位第1位の
チャンネル番号及び番組の選局番組を読み出すことにな
る。CPU11は、読み出したチャンネル番号及び番組
前号の受信状態が良好であるかどうかをエラー検出器6
から入力されるエラー数の情報により判断する(ステッ
プS4)。受信状態が良好でないと判断すると、変数K
を1だけインクリメントし(ステップS5)、変数Kが
4を超えていないかどうかチェックする(ステップS
6)。すなわち、本実施例では、各項目毎に4つまでの
選局番組を登録することができ、登録可能な4組の選局
番組の受信状態をチェックしたかどうかをステップS6
でみている。
【0029】ステップS6で、変数Kが4以下のときに
は、登録可能な選局番組だけ受信状態を確認していない
と判断し、ステップS3に戻って、次の優先順位のチャ
ンネル番号及び番組をメモリ12から読み出す(ステッ
プS3)。この読み出したチャンネル番号及び番組の受
信状態を同様にチェックし(ステップS4)、受信状態
が良好でないときには、同様の処理を繰り返す(ステッ
プS5、S6、S3、S4)。
【0030】ステップS4で、受信状態が良好のときに
は、当該読み出したチャンネル番号及び番組の映像信号
を復号し、LCD23に表示して、処理を終了する(ス
テップS7)。したがって、視聴者が、項目キー31を
投入し、希望する項目をスクロールキー35、36で選
択するだけで、視聴者の希望する項目の番組を、あらか
じめメモリ12に登録されている優先順位に従って選局
し、受信状態が悪いときには、順次優先順位を下げて選
局を行なって、受信状態が良好なチャンネルの番組を表
示させることができる。その結果、受信状態が悪いとき
にも、面倒な選局操作を繰り返し行なうことなく、目的
とする項目の番組をあらかじめ設定した優先順位に従っ
て選局することができ、放送受信装置1の操作性を向上
させることができる。
【0031】また、ステップS6で、変数Kが4を超え
たときには、所定のメッセージをLCD12に表示し、
処理を終了する(ステップS8)。このメッセージとし
ては、例えば、「受信状態が悪いため希望の番組を選局
できません。」等である。このメッセージは、LCD2
3に表示するだけでなく、例えば、音声としても出力し
てもよい。
【0032】なお、上記実施例においては、項目をメイ
ン選択種目とし、各項目毎にチャンネル番号と番組を選
局番組として登録しているが、これに限るものではな
く、例えば、チャンネル番号と番組のみを選局番組とし
て登録し、受信モードでキーボード13のスクロールキ
ー35、36が投入されると、あらかじめ登録された選
局番組を優先順位に従って順次選択して、受信状態の良
好な選局番組を選択すると、表示させるようにしてもよ
い。
【0033】また、上記実施例では、選局番組として4
組までを登録可能とし、順次4組まで選択処理を行なう
ようにしているが、登録可能な組の数は、これに限定さ
れるものでないことは言うまでもない。
【0034】上記実施例においては、キーボード13の
項目キーを投入し、スクロールキー35、36で項目を
選択することにより、選局番組の自動選局を開始するよ
うにしているが、これに限るものではなく、例えば、キ
ーボード13のオン/オフキー34により電源が投入さ
れた時点で、設定されている項目に基づいて自動選局を
開始するようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、記憶手段に記憶されて
いる選局番組の選局開始を、選局指示手段により指示す
るだけで、あらかじめ優先順位を与えて記憶した選局番
組を自動的に選局させることができるとともに、選局し
た選局番組の受信状態が悪くて、正常に受信できないと
きには、順次優先順位の低い別な選局番組の選局を自動
的に行なわせることができ、目的とする選局番組を、面
倒な選局操作を行なうことなく、簡単に選局することが
できる。その結果、放送受信装置の選局上の操作性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る放送受信装置のブロック構成
図。
【図2】図1の放送受信装置のキーボードの正面図。
【図3】図1のメモリ12の選局番組の記憶状態を示す
図。。
【図4】自動選局処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 放送受信装置 2 アンテナ 3 チューナー 5 マイクロプロセッサー 6 エラー検出器 10 表示部 11 CPU 12 メモリ 13 キーボード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送電波を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した放送電波から所定の電波に同調
    して放送信号を取り出す選局手段と、 前記選局手段で選局した放送信号の受信状態を検出する
    受信状態検出手段と、 前記受信手段で受信した放送電波に応じた放送内容を出
    力する出力手段と、 選局しようとする複数の選局番組対を選局の優先順位と
    ともに記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶した選局番組の選局を開始させる選
    局指示手段と、 前記選局指示手段により選局番組対の選局の開始が指示
    されると、前記選局手段を制御して前記記憶手段に記憶
    された複数対の選局番組を最優先の選局番組対から選局
    させ、当該選局した選局番組対に対して前記受信状態検
    出手段により検出された受信状態が不良の場合、順次優
    先順位の低い選局番組の選局を前記選局手段により行な
    わせ、前記受信状態検出手段による受信状態が良好な選
    局番組が選局されるまで前記選局手段により選局する選
    局制御手段と、 を備えたことを特徴とする放送受信装置。
JP3274707A 1991-07-30 1991-09-25 放送受信装置 Expired - Fee Related JP3052494B2 (ja)

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US07/945,125 US5410369A (en) 1991-09-25 1992-09-15 Broadcasting receiving apparatus with power consumption saving function

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