JPH0590865U - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH0590865U
JPH0590865U JP3472192U JP3472192U JPH0590865U JP H0590865 U JPH0590865 U JP H0590865U JP 3472192 U JP3472192 U JP 3472192U JP 3472192 U JP3472192 U JP 3472192U JP H0590865 U JPH0590865 U JP H0590865U
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JP
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insulator
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connector
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辰一 森野
和昭 茨木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 FPC又はFFC等の被接続物の挿入時にス
ライドインシュレータが倒れないように改善し薄型化を
図り,かつスライドインシュレータの開放方向は,コネ
クタの天地を逆にすれば下方向にも開放できるという開
放方向の自由度を増加させたZIFコネクタを提供す
る。 【構成】 コンタクト3は,ベースインシュレータ7に
固定され接続対象物に対し被接続物を電気的に接続す
る。ベースインシュレータ7に対し第1及び第2の位置
間でスライド可能なスライドインシュレータ8を含む。
また,スライドインシュレータ8は,第1の位置にある
ときには被接続物をコンタクト3に圧接させ,第2の位
置にあるときには被接続物をコンタクト3から離間可能
にするものである。このような構成のコネクタにおい
て,ホールドダウン6は,スライドインシュレータ8の
第2の位置での姿勢を保持する姿勢保持手段を有してい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,電子機器内部配線用コネクタに関し,詳しくは,スライドインシュ レータを開閉してフレキシブルプリントサーキット(Flexible Printed Circuit ,以下,FPCと呼ぶ) やフレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable ,以下,FFCと呼ぶ)と容易に接続することが可能なゼロインサーションフォ ース(Zero Insertion Force ,以下,ZIFと呼ぶ)コネクタに関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来のFPC用のZIFコネクタの一例を図10(a)の斜視図及び10(b )の一部切欠図に示す。図10(a)及び(b)において,FPC用のZIFコ ネクタ50は,ベースインシュレータ7と,スライドインシュレータ8と,この ベースインシュレータ7内に圧入されたコンタクト3と,このコンタクト3に接 続され,図示しないプリント基板に半田付けするためのホールドダウン6とを備 えている。図11(a)及び(b)は,図10のコネクタを示す断面図で,図1 1(a)はロック開放状態,図11(b)はロック状態を夫々示している。図1 1(a)で示すように,従来のZIFコネクタ50は,スライドインシュレータ 8が開放状態において,FPC1を挿入する際,スライドインシュレータ8が矢 印51で示す方向に回転して倒れやすい構造であった。また,FPC1を挿入す るには,スライドインシュレータ8をベースインシュレータ7から上方に引き起 こしてコンタクト接点部との間隔を拡げた状態で,FPC1を挿入した後,図1 1(b)で示すように,スライドインシュレータ8を押し込むとFPC1がコン タクト接点に押し付けられて接続される。
【0003】 このように,従来のFPC用のZIFコネクタ50は,スライドインシュレー タ8は,両側の係止片8a(図10(a)参照)をベースインシュレータ7の両 側の溝7aに挿入し溝底部の係止突起(図示せず)に係合することで,ベースイ ンシュレータ7に保持されているだけで,このような状態を保持し続けるような 機構はない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
以上述べたように,従来のFPC用ZIFコネクタ50は,スライドインシュ レータ開放状態においてFPCを挿入する場合,FPC当りどころによっては, スライドインシュレータが手前方向に倒れやすい構造であるので,FPCがうま く挿入できず,倒れないように,もう一方の手でスライドインシュレータを固定 しながらFPCを挿入しなければならないという操作上の欠点がある。
【0005】 また,従来のFPC用ZIFコネクタ50は,ベースインシュレータの両端ガ イド壁内スライドインシュレータを開放させていた為,ベースインシュレータの 溝幅等をその分だけ大きくしなければならないので,薄型にできず,また,スラ イドインシュレータの開放方向は,プリント基板に対して上方向のみであった。
【0006】 そこで,本考案の技術的課題は,FPC又はFFC等の被接続物の挿入時にス ライドインシュレータが倒れないように改善するとともに,薄型化を図り,かつ スライドインシュレータの開放方向は,コネクタの天地を逆にすれば下方向にも 開放できるという開放方向の自由度を増加させたFPC用コネクタを提供するこ とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば,ベースインシュレータ,前記ベースインシュレータに固定さ れ前記ベースインシュレータを接続対象物に機械的に接続するホールドダウン, 前記ベースインシュレータに固定され前記接続対象物に対し被接続物を電気的に 接続するコンタクト,及び前記ベースインシュレータに対し第1及び第2の位置 間でスライド可能なスライドインシュレータを含み,前記スライドインシュレー タは,前記第1の位置にあるときには前記被接続物を前記コンタクトに圧接させ ,前記第2の位置にあるときには前記被接続物を前記コンタクトから離間可能に するものであるコネクタにおいて,前記ホールドダウンは,前記スライドインシ ュレータの前記第2の位置での姿勢を保持する姿勢保持手段を有していることを 特徴とするコネクタが得られる。
【0008】 本考案によれば,前記コネクタにおいて,前記ホールドダウンは,コ字形状を 有することを特徴とするコネクタが得られる。
【0009】 本考案によれば,前記コネクタにおいて,前記ベースインシュレータは,両端 に突出した前記スライドインシュレータ姿勢保持用のガイド壁を有することを特 徴とするコネクタが得られる。
【0010】 本考案においては,接続対象物とは,FPC及びFFC等の平板に接点を有す るものをよぶが,これらに限定されるものではない。
【0011】
【作用】
前記のように構成された本考案では,スライドインシュレータ開放状態時の基 準面を金属のホールドダウン面上としているため,成形樹脂材のベースインシュ レータガイド壁のみよりは,薄型化が可能となる。また,本考案においては,コ ネクタの天地を逆にすれば,プリント基板に対して上方向にも下方向にもスライ ドインシュレータを開放させ,姿勢を保持することができる。
【0012】
【実施例】
以下,本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0013】 図1は本考案の実施例に係るFPC用ZIFコネクタ20の斜視図である。図 1に示すように,コンタクト3,ホールドダウン6は,ベースインシュレータ7 に圧入され,スライドインシュレータ8の両端部がベースインシュレータ7の溝 内に装着され,一体となってている。
【0014】 図2は図1のFPC用ZIFコネクタ20の分解組立斜視図である。図2で示 すように,コネクタは,ベースインシュレータ7と,このベースインシュレータ 7の両端に装着されるホールドダウン6と,ベースインシュレータ7に圧入され る二股状のコンタクト3と,ベースインシュレータ7に両側から挟み込むように 装着されるスライドインシュレータ8とを備えている。
【0015】 ベースインシュレータ7は両側に外方に平行に突出した2枚の板体からなるガ イド壁9を備え,その間に溝7aを形成している。また,溝7aの手前には,三 角状の係合部7bを備え,この係合部7bの奥方の端面が,下方に面するように 傾斜するとともに,正面側に傾斜面を有する。
【0016】 ホールドダウン6は,コの字形状を有した板体からなり,ベースインシュレー タ7の溝7aに正面側から挿入される。
【0017】 スライドインシュレータ8は,両側に突出した一対の突起部8aを有し,その 先端部は内側に屈曲して,互いに対向する方向に突出して係合部8bを形成する 。また,突起部8aの内面8c及び先端面8dは,互いに直交するように,水平 方向及び垂直方向に対して夫々傾斜しており,ベースインシュレータ7の係合部 7bの下面と接触しながら,スライドインシュレータ8の移動がガイドされる。
【0018】 図3は図1及び図2で示したFPC用ZIFコネクタの開放状態の一例を示す 図である。図3で示すように,図1で示すコネクタが手前引かれるとともに上方 に引っ張れらて,スライドインシュレータ8が,上方に開放された状態となって いる。FPC1は裏面側表面の縁に沿って並列に設けられた導体部2を上方に向 けて,コネクタに装着される。
【0019】 図4(a),(b),(c)及び(d)は,図1のコネクタの夫々平面図,正 面図,底面図,及び側面図で,図5は図4のコネクタの断面図である。また,図 6(a),(b),(c)は図4のFPC用ZIFコネクタの使用状態を順に示 す側面図で,図6(d)は(c)の断面図である。
【0020】 図4及び図5を参照して,コネクタ20は,スライドインシュレータ8の突起 部8aの先端の下方に内面8cを有するように,ベースインシュレータ7にコン タクト3及びホールドダウン6が装着されている。コンタクト3及びホールドダ ウン6の突出端は,基板のパターンに半田付けされるので,スライドインシュレ ータ8は基板の上方に向かって開放される。この開放時のスライドインシュレー タ8は,ホールドダウン6の内側面6aと,ベースインシュレータ両端のガイド 壁9の端面9aは,姿勢保持手段として働き,内側面6aに内面8c,端面9a に先端面8dが当接することによって,スライドインシュレータ8の姿勢が保持 される。
【0021】 図6を参照して,スライドインシュレータ8の開放動作について説明する。
【0022】 図6(a)はスライドインシュレータ8を閉じた状態を示している。この状態, 即ち,第1の位置にあるスライドインシュレータ8を手前に引くと,図6(b) で示すように,ベースインシュレータ及びホールドダウン6にガイドされて,ス ライドインシュレータ8が手前に引き出される。次に,図6(c)で示すように ,上方にスライドインシュレータ8を持ち上げると,ホールドダウン6の壁部1 0に内面8cが当接するまで,スライドインシュレータ8の正面側が引き上げら れる。この際に,係合部8bと係合部7bとが係合して,スライドインシュレー タ8は第2の位置となり,スライドインシュレータの脱離が防止される。図6( d)はこのときの断面図である。図6(d)に示すように,コンタクトの開口に ,FPCが挿入可能状態となっている。この状態から図3で示すようにFPCが 挿入される。尚,図中符号4はプリント基板である。
【0023】 図7は図1のコネクタの変形例30を示す図で,(a)は平面図,(b)は正 面図,(c)は底面図,(d)は側面図である。図8は図7のコネクタ30の断 面図である。また,図9(a),(b)及び(c)は図7のFPC用ZIFコネ クタの使用状態を順に示す側面図で,図9(d)は(c)の断面図である。図7 及び図8をを参照して,コネクタ30は,スライドインシュレータ8の突起部8 aの先端の上方に内面8cを有するように,ベースインシュレータ7にコンタク ト3及びホールドダウン6が装着されている。この状態は,スライドインシュレ ータ8及びベースインシュレータ7が図4の状態とは上下逆の状態となるように ,コンタクト3及びホールドダウン6が装着されていることを示している。コン タクト3及びホールドダウン6の突出端は,基板のパターンに半田付けされるの で,スライドインシュレータ8は基板の,図6の例とは逆に下方に向かって開放 される。この開放時のスライドインシュレータ8は,ホールドダウン6の壁部内 側面10aととベースインシュレータ両端のガイド壁9の端面9aとは,姿勢保 持手段として働き,内側面10aに内面8c及び端面9aに先端面8dが当接す ることによって,スライドインシュレータ8の姿勢が保持される。
【0024】 図9を参照して,スライドインシュレータ8の開放動作について説明する。
【0025】 図9(a)はスライドインシュレータ8を閉じた状態を示している。この状態, 即ち,第1の位置にあるスライドインシュレータ8を手前に引くと,図9(b) で示すように,ベースインシュレータ及びホールドダウン6にガイドされて,ス ライドインシュレータ8が手前に引き出される。次に,図9(c)で示すように ,下方にスライドインシュレータ8を移動すると,ホールドダウン6の壁部10 に内面8cが当接するまで,スライドインシュレータ8の正面側が下降する。ベ ースインシュレータ7の係合部7bにスライドインシュレータ8の係合部8bが 係合することによって,スライドインシュレータ8は第2の位置となり,スライ ドインシュレータ8の脱離が防止される。図9(d)はこのときの断面図である 。図9(d)に示すように,先の図6(d)と同様にコンタクトの開口に,FP Cが挿入可能状態となっている。
【0026】
【考案の効果】
以上の説明の通り,本考案は,ベースインシュレータ両端のガイド壁とコの字 状のホールドダウンを設けることによって,スライドインシュレータ開放の状態 を保持し,薄型かつ,プリント基板に対して上方向,下方向の両方向にスライド インシュレータを開放できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るFPC用ZIFコネクタ
の斜視図である。
【図2】図1のFPC用ZIFコネクタの分解組立斜視
図である。
【図3】図1及び図2で示したFPC用ZIFコネクタ
の開放状態の一例を示す図である。
【図4】(a),(b),(c)及び(d)は,図1の
コネクタの夫々平面図,正面図,底面図,及び側面図で
ある。
【図5】図4のコネクタの断面図である。
【図6】(a),(b),(c)は図4のFPC用ZI
Fコネクタの使用状態を順に示す側面図である。(d)
は(c)の断面図である。
【図7】図1のコネクタの変形例を示す図で,(a)は
平面図,(b)は正面図,(c)は底面図,(d)は側
面図である。
【図8】図7のコネクタの断面図である。
【図9】(a),(b)及び(c)は図7のFPC用Z
IFコネクタの使用状態を順に示す側面図で,図9
(d)は(c)の断面図である。
【図10】従来のFPC用のZIFコネクタの一例を示
す(a)斜視図及び(b)一部切欠図である。
【図11】図10のZIFコネクタを示す断面図で,
(a)はロック開放状態,(b)はロック状態を夫々示
している。
【符号の説明】
1 FPC 2 導体部 3 コンタクト 6 ホールドダウン 7 ベースインシュレータ 7a 溝 7b 係合部 8 スライドインシュレータ 8a 突起部 8b 係合部 8c 内面 8d 先端面 9 ガイド壁 9a 内側面 10 壁部 10a 内側面 20,30,50 コネクタ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースインシュレータ,前記ベースイン
    シュレータに固定され前記ベースインシュレータを接続
    対象物に機械的に接続するホールドダウン,前記ベース
    インシュレータに固定され前記接続対象物に対し被接続
    物を電気的に接続するコンタクト,及び前記ベースイン
    シュレータに対し第1及び第2の位置間でスライド可能
    なスライドインシュレータを含み,前記スライドインシ
    ュレータは,前記第1の位置にあるときには前記被接続
    物を前記コンタクトに圧接させ,前記第2の位置にある
    ときには前記被接続物を前記コンタクトから離間可能に
    するものであるコネクタにおいて,前記ホールドダウン
    は,前記スライドインシュレータの前記第2の位置での
    姿勢を保持する姿勢保持手段を有していることを特徴と
    するコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタにおいて,前記
    ホールドダウンは,コ字形状を有することを特徴とする
    コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコネクタにおいて,前記
    ベースインシュレータは,両端に突出した前記スライド
    インシュレータ姿勢保持用のガイド壁を有することを特
    徴とするコネクタ。
JP1992034721U 1992-05-25 1992-05-25 コネクタ Expired - Lifetime JP2557594Y2 (ja)

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JPH0590865U true JPH0590865U (ja) 1993-12-10
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60147187U (ja) * 1984-03-09 1985-09-30 星電器製造株式会社 基板用コネクタ
JPH01158679U (ja) * 1988-04-20 1989-11-01
JPH0434880A (ja) * 1990-05-31 1992-02-05 Japan Aviation Electron Ind Ltd コネクタ

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JP2557594Y2 (ja) 1997-12-10

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