JPH0590348U - 熱間摩耗試験装置 - Google Patents

熱間摩耗試験装置

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JPH0590348U
JPH0590348U JP7274591U JP7274591U JPH0590348U JP H0590348 U JPH0590348 U JP H0590348U JP 7274591 U JP7274591 U JP 7274591U JP 7274591 U JP7274591 U JP 7274591U JP H0590348 U JPH0590348 U JP H0590348U
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JP
Japan
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heating
test piece
wear
ejection
abrasive material
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Application number
JP7274591U
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English (en)
Inventor
尾 英 昭 西
原 禎 一 藤
村 歳 貞 三
口 昌 史 谷
尾 治三郎 北
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種耐火物の熱間での耐摩耗性を実際的な条
件下で正確な試験を行なうことができる熱間摩耗試験装
置を提供する。 【構成】 粒状の摩耗材(11)を加熱して流出させる
摩耗材加熱供給装置(1)と、この摩耗材加熱供給装置
(1)から流出する摩耗材(11)を叩打する回転駆動
自在な打出しプレート(2)を有し、打出し口(3)か
ら摩耗材(11)を飛粒させる摩耗材打出し装置(4)
と、この打出し装置(4)の打出し口(3)に正対する
位置に試験片(5)を支持し、この試験片(5)を所定
の温度に加熱する加熱手段(6)を有する試験片加熱支
持装置(7)とを具備することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は耐火物の熱間摩耗試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
耐火煉瓦を内張材として炉を構築した場合、その耐火煉瓦に摩耗が生じる。こ の摩耗は、炉内の高温と炉内に飛散する飛散物の衝突に起因する。そのため耐火 煉瓦を製造する際にその耐火物の熱間での摩耗性能を予じめチェックする必要が ある。
【0003】 従来のこの種の試験装置としては、例えば図6に示すものが用いられている。 この装置の試験条件の一例としては、耐火物の試験片aに摩耗材(0.5〜1. 5mmに調粒された珪石粒等)bを吹付けることにより行なわれるもので、試験槽 c内に試験片aを置き、この試験片aに向けて口径8mm程度の摩耗材噴射ノズル dを設置し、試験槽c内下部に貯留した摩耗材bをロータリコンプレッサeから 前記ノズルdへ通じる圧縮空気送気路fに接続された通路gを通じ圧縮空気によ り吸引させて運び、圧縮空気と共に摩耗材bを試験片aに向け噴射ノズルdから 3.5kgf/cm2 の圧力で200mm離れた試験片aの表面に1.5kg/minの割合で 一定時間連続して吹付けることが標準とされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに耐火物の摩耗損傷は常温で生じることは非常に少なく、実際には高温 で飛散物が衝突して摩耗損傷するものであり、したがって上記従来の試験装置で は実際の損傷状態の再現性が得られない。また図6の装置の場合、試験片aは加 熱した状態におくことができず実際の炉に適用した場合の熱間における条件とは 異なって正確な試験データが得られないという問題がある。さらに従来の試験装 置では、圧縮空気に摩耗材bを搬送させて吹付けるので、多量の空気が試験片a に吹付けられることになり、これにより試験片aを高温に保つことができず、熱 間摩耗試験には適さないという問題がある。
【0005】 本考案はこれに鑑み、各種耐火物の熱間での耐摩耗性を実際的な条件下での正 確な試験を行なうことができるようにすることを目的とするもので、摩耗材を圧 縮空気のような媒体を用いることなく摩耗材のみを試験片に打ちつけて摩耗させ るようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記従来の技術が有する問題点を解決するため、本考案は、粒状の摩耗材を加 熱して流出させる摩耗材加熱供給装置と、この摩耗材加熱供給装置から流出する 摩耗材を叩打する回転駆動自在な打出しプレートを有し、打出し口から摩耗材を 飛粒させる摩耗材打出し装置と、この打出し装置の打出し口に正対する位置に試 験片を支持し、この試験片を所定の温度に加熱する加熱手段を有する試験片加熱 支持装置とを具備することを特徴とする。
【0007】
【作用】
摩耗材加熱供給装置で加熱されて流下する摩耗材は摩耗材打出し装置の回転す る打出しプレートで叩打されてその打出し口から高速で飛び出し、試験片加熱支 持装置に支持されている試験片の表面に打ちつけられ、その摩耗状態をテストす ることができる。この場合、試験片は加熱されている状態でテストされるので実 際の炉内雰囲気に近似した条件下での試験ができ、かつ摩耗材は試験片に直接打 ちつけて摩耗状況を作るので、実際の炉内での摩耗発生条件と近似した結果を得 ることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説明する。
【0009】 図1,図2は本考案による耐火物の熱間摩耗試験装置の全体構成を示す略示平 面図および側面図で、摩耗材を加熱して流出させる摩耗材加熱供給装置1と、こ の摩耗材加熱供給装置1から流出する摩耗材を叩打する回転駆動自在な打出しプ レート2,2を有し打出し口3から摩耗材を飛び出させる摩耗材打出し装置4と 、この打出し装置4の打出し口3に正対する位置に試験片5を支持し、この試験 片5を所定温度に加熱する加熱手段6を有する試験片加熱支持装置7とで構成さ れている。
【0010】 試験片5は、115×115×65mmとされ、その巾方向には温度測定用の熱 電対55を挿入するための孔5aが形成されている。
【0011】 図3は摩耗材加熱供給装置1の具体例を示すもので、加熱器本体8内に摩耗材 収納室9を有し、この収納室9の周囲に加熱手段10としてのヒータが配設され ており、摩耗材11を900℃まで加熱することができるようになっている。こ の摩耗材収納室9の底部には、加熱された摩耗材11を流下させる供給口12が 設けられ、この供給口12は弁棒13によって開度が調整可能とされて摩耗材1 1の供給量を加減することができるように形成されている。この弁棒13の上端 は加熱器本体8から突出しており、その突出部分には加熱器本体8に中間部が枢 支された操作レバー14の一端が連結され、この操作レバー14の他端を上下方 向に操作することにより弁棒13を昇降させて供給口12の開度が調整される。 また摩耗材収納室9内には撹拌用スクリュー15が挿入されており、このスクリ ュー15は撹拌用モータ16により60rpm程度の回転数で回転されるように なっている。
【0012】 前記摩耗材収納室9には熱電対17が挿入され、この熱電対17は自動温度調 節計18に接続されており、この自動温度調節計18は変圧器19を介して加熱 手段10に接続される一方、温度記録計20が接続されている。図3において2 1は摩耗材収納室9の蓋である。またこゝで用いられる摩耗材11としては、嵩 比重1.20の珪石、同1.99のアルミナ等である。
【0013】 図4は摩耗材打出し装置4の具体例を示すもので、ドラム状の器体22内にモ ータ23により回転駆動される駆動軸24が上部ハウジング25、下部ハウジン グ26内の軸受により支持して設けられ、器体22内に位置する駆動軸24には 円盤26が取付けられ、その外周部に打出しプレート2,2が取付けられている 。この打出しプレート2,2の枚数は、図では直径線上に2枚設けた場合につい て示してあるが、少なくとも1枚以上であればよい。前記のモータ23はインバ ータ27により回転数を1200〜2400rpmの範囲で可変とされ、摩耗材 11の打出し速度を調整可能とされている。
【0014】 前記打出しプレート2,2の通過軌道に断面コ字形の打出しガイド28が設け られており、この打出しガイド28の上部面には摩耗材落下孔29が貫通して設 けられ、この落下孔29に正対する位置に前記摩耗材加熱供給装置1の供給口1 2に連通する摩耗材落下口30が開口されている。
【0015】 前記器体22の底部31は一方向に傾斜されており、その下端に排出口32が 開口されていて摩耗材回収容器33に打出しプレート2で捕捉されなかった極く 少量の摩耗材11を回収するようにしている。
【0016】 図5は試験片加熱支持装置7の具体例を示すもので、加熱炉ケース34内の内 張材35の一側面に開口部36があってこの開口部36の内方の試験片支持部3 7に試験片5が垂直姿勢に支持されるようになっている。この加熱炉ケース34 内にはその後部から主バーナ38が挿入され、酸素ガス39、プロパンガス40 が供給されて内端の火口41で燃焼させ、試験片5を1500℃まで任意の温度 に加熱するようになっている。図示の例では、前記開口部36側にも補助バーナ 42が設けられ、試験片5を両面から加熱するようにしている。しかし前記主バ ーナ38による熱を点線で示す通路43を通じて試験片5の前側へ導くようにし て一つのバーナで両面加熱するようにしてもよい。図5において44,45は火 口冷却器、46,47は冷却水入口、48,49は冷却水出口である。
【0017】 前記試験片支持部37の前面側下方部には摩耗材回収路50が設けられており 、その下端の排出口51から回収容器52内に摩耗材11を回収するようになっ ている。
【0018】 図示の例では、試験片加熱支持装置7をレール53上に車輪54,54により 移動自在とされており、前記摩耗材打出し装置4に対する距離の調整を容易とし ている。図1中56は温度計である。
【0019】 次に上記実施例の作用を説明する。
【0020】 摩耗材加熱供給装置1の摩耗材収納室9に摩耗材11を入れて加熱手段10に 通電すると共に撹拌用モータ16を起動して撹拌用スクリュー15を回転させ、 摩耗材11を撹拌しながら均一に加熱する。
【0021】 一方、試験片5を試験片加熱支持装置7の支持部37に支持させ、温度測定用 の孔5aに熱電対55をセットしたのち主バーナ38に点火して試験片5の一面 を加熱し、補助バーナ42で他面を加熱して試験片5の温度を所定の温度150 0℃に加熱し、その温度を温度計56で読み取る。
【0022】 試験片5を所定の試験温度に保持したのちモータ23により円盤26を介して 打出しプレート2,2を回転させ、所定の回転数に達したら補助バーナ42を取 外し、試験片加熱支持装置7を摩耗材打出し装置4の打出し口3に近づけ、この 打出し口3に試験片5を正対させる。
【0023】 ついで摩耗材加熱供給装置1の操作レバー14を操作して弁棒13を引上げ、 摩耗材11を供給口12から落下口30,29を通じ打出しガイド28内に落下 させると、その落下する摩耗材11は打出しプレート2,2により叩打されて打 出し口3から飛び出し、試験片5に打ちつけられる。この打ちつけを所定時間行 なったのちモータ23を停止させ、主バーナ38を消して冷却したのち試験片5 を取出し、その表面の摩耗損傷状態を観察することにより摩耗の状況を知ること ができる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、耐火物の試験片を実際の炉内での温度と 同等としかつその表面に加熱された摩耗材を打出して打ちつけるので、試験中試 験片の温度低下がなく、精度の高い摩耗試験を行なうことができ、耐摩耗性に富 む炉材の開発に大きく寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による熱間摩耗試験装置の一実施例を示
す全体の略示平面図、
【図2】同側面図、
【図3】図1における摩耗材加熱供給装置の具体例を示
す縦断面図、
【図4】図1における摩耗材打出し装置の具体例を示す
縦断面図、
【図5】図1における試験片加熱支持装置の具体例を示
す縦断面図、
【図6】従来の技術を示す側面図。
【符号の説明】 1 摩耗材加熱供給装置 2 打出しプレート 3 打出し口 4 摩耗材打出し装置 5 試験片 6 加熱手段 7 試験片加熱支持装置 9 摩耗材収納室 10 加熱手段 11 摩耗材 12 供給口 13 弁棒 15 撹拌用スクリュー 16 撹拌用モータ 18 自動温度調節計 24 駆動軸 28 打出しガイド 36 開口部 37 試験片支持部 38 主バーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 谷 口 昌 史 岡山県邑久郡邑久町山田庄120−41 (72)考案者 北 尾 治三郎 大阪府大阪市平野区加美北3丁目1番34号 東海電機株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒状の摩耗材を加熱して流出させる摩耗材
    加熱供給装置と、この摩耗材加熱供給装置から流出する
    摩耗材を叩打する回転駆動自在な打出しプレートを有
    し、打出し口から摩耗材を飛粒させる摩耗材打出し装置
    と、この打出し装置の打出し口に正対する位置に試験片
    を支持し、この試験片を所定の温度に加熱する加熱手段
    を有する試験片加熱支持装置とを具備することを特徴と
    する熱間摩耗試験装置。
JP7274591U 1991-09-10 1991-09-10 熱間摩耗試験装置 Pending JPH0590348U (ja)

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JPH0590348U true JPH0590348U (ja) 1993-12-10

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52118691A (en) * 1976-03-29 1977-10-05 Nhk Spring Co Ltd Shot blast device
JPS5353092A (en) * 1976-10-25 1978-05-15 Hosokawa Micron Kk Device of projecting case shots
JPS58122110A (ja) * 1982-01-16 1983-07-20 Sumitomo Metal Ind Ltd 板クラウン制御方法およびその装置
JPS6260661A (ja) * 1985-09-10 1987-03-17 Nec Corp 印字ハンマ機構

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