JPH0590063U - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

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JPH0590063U
JPH0590063U JP6761691U JP6761691U JPH0590063U JP H0590063 U JPH0590063 U JP H0590063U JP 6761691 U JP6761691 U JP 6761691U JP 6761691 U JP6761691 U JP 6761691U JP H0590063 U JPH0590063 U JP H0590063U
Authority
JP
Japan
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valve body
check valve
flexible valve
section
fluid
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Pending
Application number
JP6761691U
Other languages
English (en)
Inventor
辰衞 小川
利男 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Toshin Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導通状態と逆止状態との繰り返しに対して信
頼性を向上させるとともに、逆止めの応答性を向上させ
る。 【構成】 可撓性弁体12が円筒状に形成されるととも
に円弧状断面部14を有する環状突縁16が可撓性弁体
12の一端の外周に亘って形成されている。円弧状断面
部14は、パイプのフランジをボルトで締め付けること
によって、その円弧方向に回動自在に保持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、パイプ等に設置されて流体の逆流を防ぐ可撓性弁体を備えた逆止 弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の逆止弁として、本出願人によって案出された特開昭58−54 281号公報に記載されたものがある。この逆止弁を図8、図9及び図10に示 す。図8は導通状態、図9及び図10は逆止状態をそれぞれ示している。以下、 これらの図面に基づき説明する。
【0003】 この逆止弁50は、円筒状に可撓性弁体52が形成され、鍔部54が可撓性弁 体52の一端の外周に亘って形成されている。鍔部54は、パイプ56、58の フランジ60、62をボルト63、・・で締め付けることによって強固に挟持さ れている。可撓性弁体52は、テーパをもって肉厚に形成された弁体部64と、 肉薄に形成された応答部66とから構成されている。応答部66には開口端67 から内側へ向けてスリット68が形成されている。
【0004】 図8はパイプ58側の流体の圧力がパイプ56側の流体の圧力よりも大きい場 合を示し、可撓性弁体52は流体の圧力によって拡開する。したがって、流体は パイプ58側からパイプ56側へ流れる。 図9及び図10はパイプ58側の流体の圧力がパイプ56側の流体の圧力より も小さい場合を示し、可撓性弁体52は流体の圧力によって閉塞する。したがっ て、流体は流れない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような従来の逆止弁50では、導通状態と逆止状態とを繰り返 すと、鍔部54がフランジ60、62によって強固に挟持されているので、鍔部 54の付け根70に曲げ応力が繰り返し加わる。その結果、付け根70にひびが 入り、逐には付け根70が破損して流体の逆流を阻止できなくなるという問題が あった。すなわち、この問題は信頼性を低下させる原因になっていた。
【0006】 また、鍔部54がフランジ60、62によって強固に挟持されていることによ り鍔部54に伸びがない。そのため、図9に示すように、可撓性弁体52が閉塞 するとき開口端67が波状に閉じ、ここから逆漏れが生じて、逆止めの応答性に 問題があった。
【0007】 そこで、この考案の目的は、導通状態と逆止状態との繰り返しに対して信頼性 を向上させるとともに、逆止めの応答性を向上させた逆止弁を提供することにあ る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明に係る逆止弁は、可撓性弁体が円筒状に 形成されるとともに、その円弧方向に回動自在にフランジで保持される円弧状断 面部を有する環状突縁が上記可撓性弁体の一端の外周に亘って形成されてなるも のとした。
【0009】
【作用】
逆止弁が導通状態にあるとき、可撓性弁体は流体の圧力によって拡開している 。逆止弁が逆止状態にあるとき、可撓性弁体は流体の圧力によって閉塞している 。可撓性弁体の拡開と閉塞とに合わせて、環状突縁の円弧状断面部がフランジ内 をその円弧方向に回動する。
【0010】
【実施例】
図1乃至図6はこの考案に係る逆止弁の一実施例を示し、図1及び図2は全体 斜視図、図3及び図4は断面図、図5及び図6は拡大部分断面図であり、図1、 図3及び図6は導通状態、図2、図4及び図5は逆止状態をそれぞれ示している 。以下、図面に基づき詳しく説明する。
【0011】 この発明に係る逆止弁10は、可撓性弁体12が円筒状に形成されるとともに 円弧状断面部14を有する環状突縁16が可撓性弁体12の一端の外周に亘って 形成されている。円弧状断面部14は、パイプ18、20のフランジ22、24 をボルト26、・・で締め付けることによって、その円弧方向に回動自在に保持 される。
【0012】 可撓性弁体12は、可撓性を有するゴム等の素材から形成され、テーパをもっ て肉厚に形成された弁体部28と、肉薄に形成された応答部30とから構成され ている。弁体部28の細い方に応答部30が、太い方に環状突縁16がそれぞれ 形成されている。応答部30には開口端31から内側へ向けて一対のスリットか らなる折曲部32が形成されている。 なお、可撓性弁体12は、応答部30を省いて弁体部28のみで構成してもよ い。また、折曲部32は、スリットではなく折り目等としてもよい。
【0013】 パイプ18のフランジ22には、円弧状断面部14をその円弧方向に回動自在 に保持するための環状凹部34が形成されている。環状凹部34は、円弧状断面 部14と嵌め合う断面形状とすることが望ましい。そうすれば、円弧状断面部1 4は環状凹部34内で円滑に回動できる。
【0014】 図3はパイプ20側の流体の圧力がパイプ18側の流体の圧力よりも大きい場 合を示し、可撓性弁体12は流体の圧力によって拡開する。その結果、流体はパ イプ20側からパイプ18側へ流れる。 図4及び図5はパイプ20側の流体の圧力がパイプ18側の流体の圧力よりも 小さい場合を示し、可撓性弁体12は流体の圧力によって閉塞する。その結果、 流体は流れない。
【0015】 このとき、可撓性弁体12の拡開と閉塞とに合わせて、環状突縁16の円弧状 断面部14がフランジ22の環状凹部34内をその円弧方向に回動する。すなわ ち、可撓性弁体12が閉塞する場合、円弧状断面部14における環状凹部34と 接する任意の点Pは、可撓性弁体12の閉塞により内側へ引っ張られて、図3に 示す位置から図4及び図5に示す位置まで左回りに回動する。また、可撓性弁体 12が拡開する場合、点Pは、可撓性弁体12の拡開により外側へ引っ張られて 、図4及び図5に示す位置から図3に示す位置まで右回りに回動する。
【0016】 このように、可撓性弁体12の拡開と閉塞とによって環状突縁16の付け根付 近に応力集中がなく、逆止弁10の信頼性を著しく向上できる。具体的には、逆 止弁10は、従来例で述べた逆止弁50の十数倍の寿命を達成している。
【0017】 また、前述したように、一般に、円筒状の物の一端を平面状に閉塞させようと すると、不均一に力が加わりその一端は波状を呈する。ところが、逆止弁10で は、可撓性弁体12が閉塞するとき、不均一な力に応じて環状突縁16の円弧状 断面部14が大きく又は小さく回動することにより、可撓性弁体12に適度な伸 びが生じて、可撓性弁体12の開口端31が直線状に均一に閉塞する。これで、 可撓性弁体12の理想的な閉塞状態が得られ、逆漏れを著しく減少できる。
【0018】 なお、逆止弁10は、液体、気体、粉体、スラッジ、スラリー等のあらゆる流 体に用いることができる。また、逆止弁10を形成するための素材としては、天 然ゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム、アクリル、ニト リルブタジェンゴム、クロロピレンゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム、クロ ロスルホン化ポリエチレン、フリタジェンゴム、スチレンブタジェンゴム、ブチ ルゴム、アクリルゴムなどがある。
【0019】 水道管に逆止弁10を適用した場合の具体的な数値例を図3及び図6に基づき 述べる。 水道管をなすパイプ20の内径aは52.9mm、外径bは60.5mmであ る。逆止弁10の内径をd(d=50mm)とすると、逆止弁10の長さLは2 d〜3dであり、弁体部28及び応答部30の長さL1及びL2はそれぞれ1. 5d〜2d、0.5d〜1.0dである。また、環状突縁16の外径cは1.7 d〜2d、円弧状断面部14の半径Rはd/7〜d/10である。スリットをな す折曲部32の長さsは1.0d〜1.8dである。 また、応答部30を省いて弁体部28のみとし、その長さL1を2d〜2.5 dとすることもできる。
【0020】 円弧状断面部14の半径Rについて図6に基づき詳しく説明する。 円弧状断面部14において、弁体部28の内側からフランジ24に接する付近 までの半径R1がd/8、フランジ24に接する付近から環状凹部34の肩部3 6付近のまでの半径R2がd/7.6、肩部36付近のくぼみの半径R3がd/ 10である。
【0021】 次に、この考案に係る逆止弁の他の実施例を図7に示す。図5と同一部分には 同一符号を付し説明を省略する。この逆止弁40は、環状突縁42にOリングか らなる円弧状断面部44が付設されている。円弧状断面部44は、その円弧方向 に環状凹部48内を回動自在に、フランジ46、24に保持されている。このよ うに、環状突縁42と円弧状断面部44とを別体として、環状突縁42に円弧状 断面部44を付設するようにしてもよい。
【0022】
【考案の効果】
この考案に係る逆止弁によれば、可撓性弁体の拡開と閉塞との繰り返しに合わ せて、環状突縁の円弧状断面部がフランジ内をその円弧方向に回動することによ り、環状突縁の付け根付近に生じる応力集中を抑えることができ、導通状態と逆 止状態との繰り返しに対して信頼性を向上できる。
【0023】 また、可撓性弁体が閉塞するとき、不均一な力に応じて環状突縁の円弧状断面 部が大きく又は小さく回動することにより、可撓性弁体の開口端を直線状に閉塞 でき、逆漏れを防止でき、逆止めの応答性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る逆止弁の一実施例を示す一部を
切り欠いた全体斜視図。
【図2】この考案に係る逆止弁の一実施例を示す全体斜
視図。
【図3】この考案に係る逆止弁の一実施例を示す断面
図。
【図4】この考案に係る逆止弁の一実施例を示す断面
図。
【図5】この考案に係る逆止弁の一実施例を示す拡大部
分断面図。
【図6】この考案に係る逆止弁の一実施例を示す拡大部
分断面図。
【図7】この考案に係る逆止弁の他の実施例を示す拡大
部分断面図。
【図8】従来の逆止弁を示す断面図。
【図9】従来の逆止弁を示す断面図。
【図10】従来の逆止弁を示す全体斜視図
【符号の説明】
10、40…逆止弁、12…可撓性弁体、22、24、
46…フランジ、14、44…円弧状断面部、16、4
2…環状突縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性弁体が円筒状に形成されるととも
    に、その円弧方向に回動自在にフランジで保持される円
    弧状断面部を有する環状突縁が上記可撓性弁体の一端の
    外周に亘って形成されてなる逆止弁。
JP6761691U 1991-08-26 1991-08-26 逆止弁 Pending JPH0590063U (ja)

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JP6761691U JPH0590063U (ja) 1991-08-26 1991-08-26 逆止弁

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JP6761691U JPH0590063U (ja) 1991-08-26 1991-08-26 逆止弁

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JPH0590063U true JPH0590063U (ja) 1993-12-07

Family

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JP6761691U Pending JPH0590063U (ja) 1991-08-26 1991-08-26 逆止弁

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030015176A (ko) * 2002-12-09 2003-02-20 이광석 유체흐름을 계.폐 하는 자력고무튜브관이 내장된 체크발브
KR20030015175A (ko) * 2002-12-09 2003-02-20 이광석 나팔형 고무 튜브관에 자력을 형성시켜 유체흐름을 계 ,폐 하는 체크 발브
KR100738599B1 (ko) * 2007-04-06 2007-07-12 (주)도우기술협력회 이음부의 누수를 방지하는 상수관 연결구조
JP2011089359A (ja) * 2009-10-26 2011-05-06 Hayakawa Rubber Co Ltd 自封トラップの製造方法
JP2012102589A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Maruichi Corp 自封トラップ

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