JPH0589418U - 乗車用ヘルメット - Google Patents

乗車用ヘルメット

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JPH0589418U
JPH0589418U JP3761492U JP3761492U JPH0589418U JP H0589418 U JPH0589418 U JP H0589418U JP 3761492 U JP3761492 U JP 3761492U JP 3761492 U JP3761492 U JP 3761492U JP H0589418 U JPH0589418 U JP H0589418U
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JP3761492U
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大 遠江
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大 遠江
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 どのような天候の日でも安全
性を充分に確保できる乗車用ヘルメットを提供するにあ
る。 【構成】 乗車用ヘルメット(1)の帽体
(2)の頭頂部と顔面部との間を揺動しかつ任意の位置に
固定可能に帽体の両側部に軸支された保護具(3)を備え
ると共に、この保護具(3)を、透光性材料からなる内側
保護部材(31)と弱透光性材料からなる外側保護部材(32)
との二重構造体としかつこれらがそれぞれ独立に揺動・
固定可能とし、上記外側保護部材(32)が、顔面部を保護
すべく固定された内側保護部材(31)の上部と重なるよう
固定されたとき、外側保護部材下縁部(32b)が内側保護
部材上縁部(31a)よりも下方に位置し、かつ内側保護部
材(31)の上部を覆うと共に前方に張り出す形状とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動二輪車、原動機付自転車、自転車等の乗車時に着用する乗車用 ヘルメットに関する。
【0002】
【従来の技術】
乗車用ヘルメットは主として帽体、衝撃吸収ライナー、固定具、着装体等から 構成され、その形状にもハーフ形、セミジェット形、ジェット形、フルフェース 形等各種のものがあるが、これらにはすべて日本工業規格T 8133 に定める基準 に適う範囲のものが用いられている。
【0003】 また、上記乗車用ヘルメットには、ヘルメットそのものの安全性を損なわない 範囲で任意に、ひさしが取付けられたもの(図6)や、顔面部を保護する風防が 取付けられているもの(図7)がある。 図6に示されるひさし付ヘルメット(A)は、非透光性部材からなるひさし(a1) が帽体(a2)の前頭部に固定的に取付けられているものである。 一方、図7に示される風防付ヘルメット(B)は、透光性部材からなる風防(b1) が帽体(b2)の両側部で軸支されて顔面部と前頭部との間を揺動できるように構成 されているものである。
【0004】 しかしながら、上記前者のひさし付ヘルメット(A)では、風防が無いので、雨 の日にこれを着用して例えば自動二輪車に乗車した場合、雨滴が直接顔面を打つ こととなり、眼が明けられなく安全性の点で問題がある。
【0005】 また上記後者の風防付ヘルメット(B)の場合は、風防(b1)により顔面を覆うこ とができるが、雨の日にこのように着用して乗車すれば、顔面部への雨滴の直接 の侵入は防止できるが、風防(b1)に水滴がつきこれがさらに流れて見え難くなる ので、運転上の安全性から風防(b1)は顔面部から外さねばならず、結局このヘル メット(B)に取り付けられている風防(b1)は、雨の日には雨除け機能を発揮でき ないものとなっている。 また、その風防(b1)そのものには、ひさし機能を発揮させることもできないも のである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案の解決しようとする課題は、どのような天候の日でも安全性を充 分に確保できる乗車用ヘルメットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かくして本願『請求項1』にかかる考案によれば、『帽体(2)、衝撃吸収ライ ナー(5)、固定具(8)、着装体(6)(7)からなる乗車用ヘルメットであって、帽体(2 )の少なくとも頭頂部と顔面部との間を揺動しかつ任意の位置に固定可能に帽体 の両側部に軸支された保護具(3)を備えてなり、上記保護具(3)は、透光性材料か らなる内側保護部材(31)と弱透光性材料からなる外側保護部材(32)とがそれぞれ 独立に揺動・固定可能な二重構造体から構成されると共に、上記外側保護部材(3 2)が、顔面部を保護すべく固定された内側保護部材(31)の上部を覆うよう固定さ れたとき、外側保護部材下縁部(32b)が内側保護部材上縁部(31a)よりも下方に位 置しかつ前方に張り出す形状に構成されてなる乗車用ヘルメット(1)』が提供さ れる。
【0008】 本考案のヘルメット(1)において、帽体(2)、衝撃吸収ライナー(5)、固定具(8) 、着装体(6)(7)等は当該分野で公知のものがそのまま用いられる。 また、形状についてもハーフ形、セミジェット形、ジェット形、フルフェース 形等、当該分野で公知のいずれの形状であってもよい。
【0009】 本考案のヘルメット(1)には、保護具(3)が設けられる。 上記保護具(3)は、ヘルメットにおける帽体(2)の少なくとも頭頂部と顔面部と の間を揺動しかつ任意の位置に固定可能に帽体(2)の両側部に軸支される。 また、上記保護具(3)は、透光性材料からなる内側保護部材(31)と弱透光性材料 からなる外側保護部材(32)との二重構造体として構成され、かつ内側保護部材(3 1)と外側保護部材(32)とはそれぞれ独立に揺動・固定できるように構成される。 上記内側保護部材(31)は透光性材料で構成される。この場合、当該分野で公知 のヘルメットに設けられる風防等と同様な材料で構成されてもよい。 上記外側保護部材(32)は弱透光性材料で構成される。ここにいう弱透光性材料 とは、日光の透過光を若干吸収することにより透光量を減弱して眩しさを無くす る性質の材料をいい、例えばスモークシールドされた透光性材料を好適なものと して挙げることができるが、これに限定されない。
【0010】 上記内側保護部材(31)及び外側保護部材(32)の形状は、まず、これらが重なり あうことができるもので、さらに、内側保護部材(31)が顔面部を保護する事がで き、この位置で固定された内側保護部材(31)に対して外側保護部材(32)はその内 側保護部材(31)の上部を覆うと共にその状態で外側保護部材(32)の下縁部(32a) があたかもひさしのように前方に張り出すように形成される。
【0011】
【作用】
本考案によれば、帽体(2)の両側部に軸支された保護具(3)が、透光性の内側保 護部材(31)と弱透光性の外側保護部材(32)との二重構造体からなり、さらにこれ らの保護部材(31)(32)はそれぞれ独立して、少なくとも頭頂部と顔面部との間を 揺動しかつ任意の位置に固定できるので、例えばこれらの保護部材(31)(32)を重 ねて二重構造体のままで顔面部を覆うようにすれば主として風防として機能し、 また前頭部を覆うようにすればひさしとして機能することとなる。
【0012】 また、内側保護部材(31)を顔面部を保護すべき位置に固定し、外側保護部材(3 2)を内側保護部材(31)の上部を覆うよう固定すれば、外側保護部材下縁部(32b) が内側保護部材上縁部(31a)よりも下方に位置しかつ前方に張り出すので、雨の ときにはこの外側保護部材(32)は雨除けの機能を発揮して、内側保護部材(31)へ の雨滴の打ち付けを遮ることとなる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案を図示実施例に従って詳述するが、これによって本考案が限定さ れるものではない。 実施例1 図1は、この考案の乗車用ヘルメットの一例の断面概略図である。 同図に示されている乗車用ヘルメット(1)は、フルフェース形についてのもの であり、あごガード部(4)を有する帽体(2)、保護具(3)、衝撃吸収ライナー(5)、 ヘッド部・サイド部・あご部・耳部等のクッション類(6)、縁巻(7)及びあごひも (8)から主として構成されている。 なお、上記構成物はいずれも日本工業規格 T8133 に定める基準に適するもの が用いられている。
【0014】 上記保護具(3)は、略等しい形状及び曲率の内側保護部材(31)と外側保護部材( 32)との二重構造体で構成されている。 そしてこれらの保護部材(31)(32)は、図2に示すように、帽体(2)の各側縁部 で共通の止め部材(33)により軸支されており、これによって内側保護部材(31)及 び外側保護部材(32)が独立して揺動できると共に、内側保護部材(31)及び外側保 護部材(32)はいずれも共通の位置固定部材(34)と係合されており、これによって 各保護部材(31)(32)を顔面部位と前頭部位との2カ所で固定できるようになって いる。 すなわち、位置固定部材(34)は外形が円形でかつ半径方向に縮む弾性体で構成 されており、各保護部材(31)(32)には、止め部材(33)を中心として揺動するとき 、位置固定部材(34)の通り道となるように円弧状に除去された各通孔(35)が設け られている。そして各通孔(35)の中間部の幅(a)は上記位置固定部材(34)の半径 より狭く、両端部は位置固定部材(34)の円形外形が嵌まり込む形状に形成されて いる。 従って、各保護部材(31)(32)は、各通孔(35)の一方の端部(36)に位置固定部材 (34)が嵌まり込むと、顔面部位で固定できることとなり、他方の端部(37)に位置 固定部材(34)が嵌まり込むと前頭部位で固定できることとなる。そしてこれらの 部位間を揺動する際は、位置固定部材(34)は通孔(35)の幅(a)に応じて半径方向 に縮んで通孔(35)と摺動しながらを通過を許すこととなる。
【0015】 上記内側保護部材(31)は透光性樹脂で構成されており、従来のいわゆる風防と しても機能するものである。 上記外側保護部材(32)は、これを通して充分な視野を確保できるが直射日光の 透過光の光量を減じて眩しさをなくすに充分な程度の、弱透光性樹脂例えばスモ ークシールド処理された透光性樹脂で構成されている。
【0016】 以上のように構成された乗車用ヘルメット(1)の作用について以下に説明する 。 上記構成のヘルメット(1)では、保護具(3)をそれぞれ以下に示す3通りの配 置に固定することができる。 第1は、内側保護部材(31)と外側保護部材(32)とを重ねて二重構造体とし、こ れらの保護部材(31)(32)の各通孔(35)の一端部(36)に位置固定部材(34)が係合す るようにして顔面部位に固定する配置である〔図3参照〕。 第2は、内側保護部材(31)は通孔(35)の一端部(36)を位置固定部材(34)と係合 させて顔面部位に、外側保護部材(32)は通孔(35)の他端部(37)を位置固定部材(3 4)と係合させて前頭部位にそれぞれ固定する配置である〔図4参照〕。 第3は、内側保護部材(31)及び外側保護部材(32)を重ねて二重構造体とし、こ れらの保護部材(31)(32)の各通孔(35)の他端部(37)を位置固定部材(34)と係合さ せて、いずれも前頭部位に固定する配置である〔図5参照〕。
【0017】 図3のような保護具(3)の配置は、顔面部を外気及び直射日光から保護できる ので、例えば晴天で風がきつくかつ冷たい日に乗車する場合に好適である。
【0018】 図4のような保護具(3)の配置は、内側保護部材(31)が顔面部の風防として機 能し、また外側保護部材(32)は内側保護部材(31)の上部を覆うと共に、外側保護 部材下縁部(32b)が内側保護部材上縁部(31a)よりも下方に位置しかつひさしのよ うに前方に張り出すので、例えば雨の日に乗車する場合、外側保護部材(32)が顔 面部の内側保護部材(31)に打ち付ける雨滴を遮ぎり、内側保護部材(31)には雨滴 の流れによる視野の妨害が生じ難く、運転上の安全性を確保することができる。
【0019】 図5のような保護具(3)の配置は、内側保護部材(31)及び外側保護部材(32)が 一体となってひさしとして機能して顔面部への日除けが効果的になされるので、 風がなく日差しの強い日に乗車する場合に好適である。
【0020】 以上述べたように、本考案のヘルメット(1)は、雨天、晴天等を問わずどのよ うな天候の日の乗車にも、安全性を確保することができるものである。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、保護具が個別に揺動して固定できる二重構造体で構成されて いるので、これらを重ねることにより、風防として機能させたり、ひさしとして 機能させることができる。 また、保護具の二重構造体を互いにずらして風防及びひさしの両機能を発揮さ せることができる。 従って、本考案のヘルメットは、どのような天候のときでも充分に安全性を確 保して乗車することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の乗車用ヘルメットの一例の概略断面図
【図2】保護具と止め部材及び位置固定部材との構造を
説明する要部側面概略図
【図3】本考案のヘルメットの1つの使用状態について
説明する側面概略図
【図4】本考案のヘルメットの他の使用状態について説
明する側面概略図
【図5】本考案のヘルメットのさらに他の使用状態につ
いて説明する側面概略図
【図6】従来例のヘルメットの一例の概略斜視図
【図7】従来例のヘルメットの他の例の概略斜視図
【符号の説明】
(1)…乗車用ヘルメット (2)…帽体 (3)…保護具 (4)…あごガ
ード部 (5)…衝撃吸収ライナー (6)…クッシ
ョン類 (7)…縁巻 (8)…あごひ
も (31)…内側保護部材 (32)…外側保
護部材 (33)…止め部材 (34)…位置固
定部材 (35)…通孔 (36)…通孔の
一端 (37)…通孔の他端

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帽体、衝撃吸収ライナー、固定
    具、着装体からなる乗車用ヘルメットであって、 帽体の少なくとも頭頂部と顔面部との間を揺動しかつ任
    意の位置に固定可能に帽体の両側部に軸支された保護具
    を備えてなり、 上記保護具は、透光性材料からなる内側保護部材と弱透
    光性材料からなる外側保護部材とがそれぞれ独立に揺動
    ・固定可能な二重構造体から構成されると共に、上記外
    側保護部材が、顔面部を保護すべく固定された内側保護
    部材の上部を覆うよう固定されたとき、外側保護部材下
    縁部が内側保護部材上縁部よりも下方に位置しかつ前方
    に張り出す形状に構成されてなる乗車用ヘルメット。
JP3761492U 1992-05-07 1992-05-07 乗車用ヘルメット Pending JPH0589418U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60163902A (ja) * 1984-02-06 1985-08-26 Nippon Oil & Fats Co Ltd 有機ペルオキシドの精製方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60163902A (ja) * 1984-02-06 1985-08-26 Nippon Oil & Fats Co Ltd 有機ペルオキシドの精製方法

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