JPH058897B2 - - Google Patents

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JPH058897B2
JPH058897B2 JP61159735A JP15973586A JPH058897B2 JP H058897 B2 JPH058897 B2 JP H058897B2 JP 61159735 A JP61159735 A JP 61159735A JP 15973586 A JP15973586 A JP 15973586A JP H058897 B2 JPH058897 B2 JP H058897B2
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Nippon Electric Co Ltd
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Publication of JPH058897B2 publication Critical patent/JPH058897B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パケツト交換方式に関し、特に高速
のパケツト交換方式に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のパケツト交換方式におけるパケツトフオ
ーマツトの一例を第4図に示す。フオーマツト4
0はOSIの参照モデル レイヤ2でのフレームフ
オーマツトであり、隣接局間、局・端末間の各伝
送回線での伝送形式である。フオーマツト47は
パケツト端末間を伝送されるパケツトフオーマツ
トであり(OSI参照モデル レイヤ3)、フレー
ム40の情報フイールド44で各回線上に伝送さ
れる。
フレーム40は、伝送フレームの始まりと終わ
りを識別するフラグ(F)41,46と、送受信
装置の識別を行うアドレスフイールド(A)42
と、送受信装置間でのフロー制御、再送制御を行
うための制御フイールド(C)43と、情報フイ
ールド44と、各フレームの誤り検出を行うため
のフレームチエツクシーケンス(FCS)45とか
ら構成される。
一方、パケツト47は、経路選択、フロー制御
等の交換処理を行うためのパケツトヘツダ48
と、ユーザデータ49とから構成される。
従来のパケツト交換方式では、以下のようにパ
ケツトの伝送・交換処理を行う。まず各伝送回線
でのレイヤ2処理から説明する。隣接局間あるい
は局・端末間で伝送されるフレームは、フラグ4
1,46でフレームの始まりと終わりが検出され
受信される。各受信フレームに対してFCS45に
よりビツト誤り検出が行われる。誤りフレームは
制御フイールド43を用いた再送手順によつて各
隣接局間あるいは隣接局端末間で再送される。ま
た、各伝送回線の受信装置内バツフアあふれを防
ぐためのフロー制御も制御フイールド43を用い
て行われる。
上記レイヤ2の処理の後、パケツト47は各交
換局あるいは端末によつて受信され、次にレイヤ
3の処理に入る。まず、パケツトヘツダ48を解
析し、呼制御パケツトとデータパケツトとの識
別、宛先アドレスの解析、出回線の識別等の処理
が行われる。このような解析の後、パケツトは目
的出回線へ転送される。出回線への送信では、フ
レームフオーマツト40に従つたレイヤ2処理が
施される。
以上の伝送・交換処理において、レイヤ2の誤
り検出、再送制御及びフロー制御によつて、各伝
送回線での高信頼度のフレーム伝送が実現でき
る。しかしながら、これらの制御は状態数が極め
て多く、CPU等によるソフトウエア制御に頼ら
ざる得ないものである。従つて、制御そのものに
かかる処理時間が大きいため高速なパケツト転送
が困難となり、高々1〜2Mbps程度のスループ
ツトしか得られない。さらに再送処理はパケツト
の伝送遅延を大幅に増加させてしまうため、音
声、動画等の遅延条件の厳しいパケツトを伝送す
ることは不可能となる。即ち、動画等の数十
Mbps以上のスループツトを要求されるサービス
を行うことは従来技術では困難であつた。
次に上記の第1の従来技術の問題点を解決しよ
うとした第2の従来技術(IEEE
Communication Magazine 1984 vol.22.No.10
Application of Burst−Switching Technology
to the Defence Communication System)につ
いて説明する。
第5図は第2の従来技術におけるパケツトフオ
ーマツトを示す。フオーマツト50は伝送回線上
の“バースト”と呼ばれるフレームである。この
パケツトフオーマツト50は、フレームの始めと
終わりを示すフラグ501,506と目的地アド
レス(DA)502と、情報フイールド505
と、この情報フイールドの内容が音声かデータか
制御信号かを示す識別コード(I)503と、
DA502とI503に対するエラー検出のため
のヘツダ誤り検出用コード(CKH)504とか
ら構成される。
各交換局でのこのフレームに対する交換処理に
ついて簡単に述べる。各局は、先頭フラグ501
から始まるフレームを受信すると、DA502と
I503のヘツダ部に対しCKH504によつて
エラー検出を行う。エラーがあればそのフレーム
は捨てられる。上記ヘツダ部にエラーがなけれ
ば、最終フラグ506までのフレームに対する交
換処理を行う。DA502は転送すべき目的アド
レスであり、これを用いて出回線へ転送する。I
503により音声パケツトとデータパケツトとコ
マンドパケツトを識別し、優先制御等を行う。
網内交換局での処理は上記のヘツダ処理のみに
限られている。つまりエラー回復のための再送処
理は省略され、それは端末間が行う。従つて、網
内パケツト転送の大幅高速化が可能となる。
次に端末間を転送されるパケツトのフオーマツ
ト51,52,53について説明する。端末間を
転送されるパケツトはフレーム50の情報フイー
ルド505で転送される。その種類は音声パケツ
ト51とデータパケツト52とコマンドパケツト
53の3種類である。
データパケツト52には発信アドレス(SA)
521と送信シーケンス番号(P(S))522及
び受信シーケンス番号(P(R))523及びユー
ザデータ524から成り、さらにこれらに対する
情報部誤り検出用コード(CKI)525が付加さ
れる。
コマンドパケツト53はデータパケツト52か
らP(S),P(R)を除いた形であり、発信アド
レス(SA)531及びコマンドデータ532か
ら成り、これらに対する情報部誤り検出用コード
(CKI)533が付加される。データパケツト5
2、コマンドパケツト53に対する情報部誤り検
出用コード(CKI)525,533は、送信端末
において付加され、着信端末でのみチエツクされ
る。着信端末で誤りが検出されると端末間で再送
制御が行われる。P(S)522、P(R)523
は端末の再送及びフロー制御で用いられる。伝送
回線として高速高品質のデイジタル回線を用いれ
ば、上記のように端末間で再送を行つても、品質
劣化は少ない。一方、音声パケツト51は遅延条
件が厳しいが、反面ある程度のデータの誤りも許
される。従つて、音声パケツトに対しては、端末
間でのエラー検出、再送処理は省略される。
このように、第2の従来技術においては、網内
ではヘツダ部のみの誤り検出を行い、かつ網内の
各伝送回線毎の再送は行わないことにより、高速
網内伝送が実現されている。しかしながら、第2
の従来技術では各伝送回線毎の再送処理が省略さ
れると同時に、各伝送回線の受信装置のバツフア
あふれを防止するフロー制御処理も省略されてい
る。従つて受信装置のバツフアがあふれても、そ
の事態は送信側に伝えられず、フレームは次々に
受信側へ転送され、大幅なバツフアあふれが生じ
る可能性があるという問題点を有している。さら
には受信側に一次的な異常が発生しても、その状
況を送信側に伝えるための制御フイールドがフレ
ーム50にはないため、無駄に送信されるフレー
ムが大量に発生する可能性がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のように第1の従来方式であるパケツト交
換方式においては、再送制御とフロー制御を各伝
送回線毎に行うため高速なパケツト転送が困難で
ある。さらにそれを改良した第2の従来方式にお
いては、高速なパケツト転送が可能ではあるが、
各伝送回線で何らのフロー制御、再送制御を行わ
ないため、各伝送回線毎の受信装置バツフアのあ
ふれ等を防ぐことが困難となる。
本発明は上記従来技術の欠点を解決しようとす
るものであり、高速な網内パケツト転送を実現せ
しめ、かつ各伝送回線の受信装置のバツフアあふ
れを防ぎ、さらには伝送回線の送受信装置の動作
監視を行うことを可能ならしめることを目的とす
る。
高速転送を行うためには、第1の従来技術にお
ける各伝送回線毎のフロー制御を省略せざるを得
ないが、反面この処理を省けば各伝送回線の受信
装置のバツフアあふれの防止や動作監視が困難と
なる。本発明は、この相反する2つの要求を同時
に満足させることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、複数のパケツト端末と少なくとも一
つのパケツト交換局を含む交換網におけるパケツ
ト交換方式において、 各伝送回線上を伝送される伝送フレームは、伝
送回線及び伝送回線の送受信装置の動作監視を行
うための監視フイールドと、情報フイールドとを
有し、 各パケツト端末間を転送されるパケツトは、各
伝送回線上を前記伝送フレームの前記情報フイー
ルドで伝送され、 前記パケツトは、パケツトの交換処理に用いる
ヘツダ情報部と、このヘツダ情報部のみに対する
誤り検出を行うための第1の誤り検出部と、ユー
ザ情報部とから成り、 前記ユーザ情報部に対する誤り制御を必要とす
るパケツトのユーザ情報部は、ユーザ情報部のみ
に対する誤り検出を行うための第2の誤り検出部
を含み、 各交換局は、受信パケツトに対して、パケツト
の前記第1の誤り検出部により前記ヘツダ情報部
の伝送誤りのみを検出し、 各パケツト端末は、受信パケツトに対して、 パケツトの前記第1の誤り検出部による前記ヘ
ツダ情報部に対する誤り検出を行い、 パケツトのユーザ情報部に対する誤り制御が必
要か否かを識別し、 ユーザ情報部に対する誤り制御を必要とするパ
ケツトに対しては、前記第2の誤り検出部による
ユーザ情報部に対する誤り検出を行うことを特徴
としている。
〔作用〕
本発明は、網内転送を高速に行い、かつ各伝送
回線及び各伝送回線の送受信装置の動作監視を可
能にし、さらには端末間で通信メデイアの性質に
応じて柔軟な誤り制御を行うことができるように
構成される。
即ち、各回線上を伝送されるフレームには、各
伝送回線及び送受信装置の動作監視を行うための
監視フイールドと、実際に情報を転送するのに用
いる情報フイールドが設けられる。この監視フイ
ールドは、送受信装置アドレス、送受信装置の動
作状況の表示ならびにフレームのビツトエラー検
出等が可能な構成となつている。この監視フイー
ルドにより、例えば受信装置のバツフアオーバー
フローの防止は以下のように実現できる。各伝送
回線の受信側は、その受信装置アドレスと共に受
信装置のバツフア占有率に応じて受信可、受信不
可等の情報を監視フイールドによつて送信側に伝
える。受信側に動作異常を一時的にきたした場合
も、このフイールドで受信不可信号を送信側に伝
える。送信側は受信不可フレームを受信した場
合、受信可フレームを受信するまでフレームの送
信を一時中断する。
この制御は従来技術のような各回線毎の再送手
順を含まないため簡単に実現でき、従つてハード
ウエアのみによる高速制御も可能である。即ち高
速転送を妨げることなく、受信装置の動作監視を
可能としている。さらには、フレームのビツトエ
ラー検出を従来技術のFCSにより行い(但し、エ
ラーを検出しても情報フイールドは捨てない)、
伝送回線のビツトエラーを監視することも可能で
ある。
端末間を伝送されるパケツトは、前記各伝送回
線上のフレームの情報フイールドで転送される。
このパケツトは、交換処理に用いるヘツダ情報
部、これに対する第1の誤り検出部及びユーザ情
報部からなる。
各交換局では、ヘツダ部にエラーがないかを第
1の誤り検出部で調べ、エラーがなければ交換制
御情報に従つて交換、転送制御を行う。
網内交換局は、各回線毎のフレーム転送におけ
る簡単なフロー制御に加え、上記のパケツトルー
チング処理のみ行えばよい。伝送エラーに対する
制御はヘツダ部のみの誤り検出だけが実行され、
情報部のエラー検出ならびに誤り回復処理は端末
側にまかされる。従つて、網内の交換局における
処理は、大幅に簡略化されるため高速なパケツト
転送が実現できる。
一方、各パケツト端末は誤り検出の必要なパケ
ツトの送信に際しては、ユーザ情報部に第2の誤
り検出部を付加する。パケツト送受信端末は各パ
ケツト毎にユーザ情報部に対する誤り制御が必要
か否かを調べ、必要に応じて誤り検出、再送を行
う。即ち、端末は通信する情報の性質に応じて誤
り制御を行つたり、省略したりできる。従つて、
端末は通信メデイアに応じて柔軟な誤り制御が可
能となる。
〔実施例〕
本発明によるパケツト交換方式におけるパケツ
トフオーマツトの一例を第1図に示す。
各伝送回線上のフレームを10に示す。以後、
このフレームの送受信処理をレイヤ2と呼ぶ。レ
イヤ2のフレームは開始デリミタ(SD)101
と終了デリミタ(ED)106によつて識別され、
監視フイールドと可変長の情報フイールド104
に大きく分かれる。監視フイールドはアドレス部
(A)102、受信装置動作表示部(RP/RNR)
103及びフレームチエツクシーケンス(FCS)
105から構成される。
11は端末間で転送されるパケツトのフオーマ
ツトであり、レイヤ2フレーム10の情報フイー
ルド104で各伝送回線上を伝送される。パケツ
ト11はフオーマツト識別子(GFI)111と、
論理チヤネル番号(LCN)112、第1の誤り
検出部(CKH)113及びユーザ情報部114
からなる。網内交換局は上記ヘツダ部の111,
112,113のみによりパケツトの交換処理を
行う。この処理をレイヤ3下位と呼ぶ。
フオーマツト12と13は、それぞれデータ通
信を行う場合と音声や動画通信を行う場合におけ
るユーザ情報部114の構成を示している。フオ
ーマツト(データ情報部)12には、ヘツダ部1
21とデータ部122に加え、ユーザ情報部に対
する第2の誤り検出部(CKI)123が含まれて
いる。一方、音声、動画といつた冗長性のある通
信を行うためのフオーマツト(音声・動画情報
部)13には、ヘツダ部131と音声・動画デー
タ部132が含まれており、CKIは含まれていな
い。これらのヘツダ部121,131ならびに第
2の誤り検出部123に対する処理は端末だけが
行い、交換局は関与しない。この処理をレイヤ3
上位と呼ぶ。
まず、上記レイヤ2、レイヤ3下位、レイヤ3
上位の処理の概略を述べる。
第2図はレイヤ2、レイヤ3下位、レイヤ3上
位の関係を示すものである。PT21,24はパ
ケツト端末であり、PS22,23は交換局を示
す。
レイヤ2処理は各伝送回線をはさんだ隣接局間
(例えばPS22とPS23)及びパケツト端末と
交換局(例えばPT21とPS22)でそれぞれ行
われる。その機能は各伝送回線上でのフレームの
転送及び監視フイールドを用いた各伝送回線の監
視ならびに簡単なフロー制御である。
レイヤ3下位は発信端末から着信端末までパケ
ツトを転送するための交換処理である。本実施例
ではデータパケツトを転送する前に端末間に論理
チヤネルを設定するバーチヤルサーキツト方式を
採用した場合をとり上げている。ここでは、PT
21とPT24の間に論理チヤネルが設定されて
いる。この場合PT21とPT24の間の呼に対し
て各伝送回線毎に論理チヤネル番号LCNが割り
当てられる。例えば、PT21→PT24の呼の回
線251(1)ではLCN=0、回線252(1)では
LCN=2、回線253(1)ではLCN=1と割り当
てられている。交換局ではこのLCNにより各々
の呼を識別し、交換処理を行うことが可能とな
る。
レイヤ3上位は端末間プロトコル処理であり、
網内交換局はその処理に関与しない。その機能は
端末間フロー制御、エラー検出及び再送処理等で
ある。
次に本実施例における呼制御について述べる。
本実施例において呼制御情報は、データパケツ
トとは別のチヤネルで転送されることを前提とす
る。
第2図の261,262,263はPT21,
PS22,PS23,PT24間に張られた呼制御
用のチヤネルを示している。呼制御用チヤネルと
データ転送用チヤネルは、予め時分割多重されて
いる場合、前記の論理チヤネルを呼制御用に常時
設定してLCNで区別する場合及び第1図のGFI
111で呼制御パケツトを区別する場合が考えら
れるが、本実施例ではそのいずれの場合でも適用
可能である。呼制御パケツトは、呼制御用チヤネ
ルにおいて、各伝送回線毎に誤り制御、フロー制
御を行つて網内を転送される。
次に本実施例で、どのようにデータパケツトの
網内高速転送を実現し、かつレイヤ2の伝送回線
毎のフロー制御の同時に行い、しかも端末間で柔
軟な誤り検出を行うかについて、第1図のフオー
マツト及び第2図を用いて説明する。
PS22からPS23にフレームを転送する場合
を例に、回線252のレイヤ2の処理を説明す
る。
PS22は回線252(2)の受信装置の受信動作
状況ならびにバツフア占有数からPS23からの
フレームを受信可か否かを監視する。PS22は
フレームを回線252(1)を介してPS23へ伝送
する際、第1図のフレーム10のフオーマツトに
従つて情報を転送する。この際、PS22のアド
レスを監視フイールドのアドレス部102に、受
信装置の動作の可・不可を監視フイールドの受信
装置動作表示部103に書き込む。さらに、フレ
ーム全体の誤り検出を行うため、監視フイールド
のフレーム誤り検出部FCS105を情報フイール
ド104の後に付加し、PS23にフレームを転
送する。一方、このフレームを受信したPS23
は、102,103のフイールドからPS22の
受信動作状況を知る。FCS105によりこのフレ
ームが誤りであつた場合、フイールド102,1
03の内容は無視される。このようにしてPS2
3はPS22の受信装置の動作状況を知り、もし
受信不可ならば、受信可を示すフレームを受信す
るまでPS23からPS22への送信を一時中断す
る。
このように伝送回線の受信側のバツフア占有状
況及び一時的な動作異常が発生しているかを、受
信側から伝送されてきたフレーム内の監視フイー
ルドにより送信側が知ることにより、各伝送回線
でのパケツトのバツフアオーバーフローや、受信
動作の一時的な異常等によりパケツトが大幅に紛
失するのを防止できる。しかも上記の制御は、送
信を中断、再開するといつた単純なフロー制御に
より実現できるものなので、高速制御が可能であ
る。
一方、監視フイールドのフレーム誤り検出部
FCS105は、フレーム全体の誤り検出を行うこ
とによつて各伝送回線のビツトエラー発生を監視
するためにも使われる(但しFCSによつてフレー
ム誤りが検出されても、情報フイールド104は
捨てられずレイヤ3下位の処理をうける)。これ
は、フレーム全体の誤り検出を行つて回線の監視
を行うことにより、できるだけ早く回線の異常を
検知するためである。
なお、監視フイールドのアドレス部(A)10
2は第3図のようにバス30に複数のパケツト端
末PT32,33,34が接続されている場合に、
パケツト交換局31が各PTの受信装置の動作状
況を知るために使われるものである。
即ち、各PTはその受信装置の動作状況を第1
図のフレーム10を用いて交換局PS31に通知
する場合、A102にそのPTのアドレスをつけ
てフレームをPS31に伝送する。PS31はバス
30からフレームを受信した際に、どのPTから
のものなのか知り、かつそのPTの受信装置の動
作状況を同時に知ることができるのである。
以上、アドレス部102、受信装置動作表示部
103及びフレームチエツクシーケンス105か
らなる監視フイールドの機能について説明した。
以上のレイヤ2の処理は、再送処理が省略され
ており、受信可/不可情報による簡単なフロー制
御を実行することによつて、各回線の受信バツフ
アあふれを防ぐことができ、かつ各回線及び各回
線の動作監視が可能である。しかも上記の処理は
従来の再送処理、フロー制御より極めて単純なの
で、高速なパケツト転送が可能である。
次にレイヤ3下位の処理について説明する。レ
イヤ3下位のパケツト11はレイヤ2で検出され
たフレーム10の情報フイールド104で転送さ
れるものである。各交換局及び端末は受信したパ
ケツトのヘツダ部111,112について、第1
の誤り検出部113によつて誤りがないかどうか
を調べる。誤りがある場合、そのパケツトは捨て
られる。これは正しい交換処理がなされずに他の
呼の端末へ悪影響を及ぼすことを避けるためであ
る。
各交換局における処理を説明する。
ヘツダ部111,112に誤りがなかつた場
合、そのパケツトに対する交換処理が実行され
る。本実施例においてGFI111はユーザ情報部
114に対する誤り検出制御の有無を示す識別子
を含んでいる。ここで、誤り検出制御の有無を調
べるのは、各パケツト端末のみであり、交換局は
これに関与しない。LCN112は前述したよう
に各交換局がパケツトを交換するための情報であ
る。各交換局は、このLCNによりそのパケツト
を送出する出回線を求め、さらにその出回線上で
の新たなLCNを求めて、LCNのつけ替えを行う。
従つてヘツダ誤り検出部(CKH)113は、各
交換局でLCN112がつけ変わるたびに生成、
付加さる。このようにして各交換局ではレイヤ3
下位パケツトの簡単なルーチング処理のみに専念
し、ユーザ情報部114のエラーに対する再送処
理を行わない。従つて高速な網内パケツト転送を
実現することが可能である。
一方、パケツト端末はレイヤ3下位のパケツト
11を受信すると、GFI111によりユーザ情報
部114に対する誤り検出が必要か否か調べる。
例えばデータパケツト12の場合、誤り検出部1
23が付加される。一方、音声動画等のようにあ
る程度ビツトエラーが許される場合、誤り制御は
省略される。誤り制御が必要なパケツトに関して
は、レイヤ3下位の処理において、レイヤ3下位
ヘツダ121を用いた端末間再送処理による誤り
回復制御が実行される。
本発明では高速高信頼度のデイジタル伝送回線
によつて網が構成されることを前提としており、
このように端末間の再送処理を行つても品質劣化
は殆ど無視できる。従つて交換局でのパケツト転
送処理を前記のように簡略化することにより、高
スループツトのパケツト転送が可能となるのであ
る。
ここで、ユーザ情報部114に対する誤り検出
の有無を識別する手段として、パケツトヘツダの
GFI111を用いたが、下記のような別の手段も
考えられる。
本実施例においては、データ転送を行う前に、
論理チヤネルを設定している。そこで各パケツト
端末は、論理チヤネルの設定時にユーザ情報に対
する誤り制御が必要か否かを予め打ち合わせして
おき、その論理チヤネル番号と共にメモリに記憶
しておく。従つて、端末はパケツトを受信した際
に、そのパケツトの論理チヤネル番号を知り、上
記メモリを読み出して上記誤り制御を行うか否か
を知ることができる。
このようにユーザ情報部に対する誤り制御を行
うか否かを選択的にすることで、次のようなこと
も可能となる。例えば、音声メールや画像メール
等の蓄積型のサービスの場合、遅延条件が比較的
悪い。そこで、データパケツトと同様な誤り制御
を行い高品質の通信を行うこともありえる。つま
り音声、動画パケツトに対しても誤り制御を行う
ことがある。従つて、誤り制御を通信情報の品質
や、利用者の要求に応じて柔軟に行えるようにす
ると非常に多くの通信に適応できることになる。
また本実施例では、パケツト転送方式としてバ
ーチヤルサーキツト方式を前提とし、各パケツト
のヘツダの論理チヤネルを使つて経路選択を行う
方式を説明した。
一方、論理チヤネルを設定せず、網内の絶対ア
ドレスをパケツトヘツダに設けることによつて経
路選択を行うデータグラム形式に対して本発明を
適用することが考えられる。その場合、第1図の
LCN112を絶対アドレスに置き換えればよい。
さらにその場合、ヘツダ部111,112は網内
で付け替えられることはないので、CKH113
も各交換局で付け替えする必要はなく、パケツト
送信端末のみが付加すればよい。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば誤り制御に関す
る再送処理を端末に実行させ、網内交換局は簡単
なパケツト転送処理に専念することにより高速な
パケツト網内転送が可能となる。
さらにまた、各パケツトに対する誤り制御の有
無の識別をパケツト端末は各パケツト毎に行える
ので端末間の誤り制御は、情報の性質や利用品質
の要求により柔軟に対応できる。
かつまた、各伝送回線毎に送受信装置及び伝送
回線の動作監視を行う機能を持つため、無駄なパ
ケツト紛失を防止することができる。この動作監
視は容易に制御できるため、上記網内パケツトの
高速転送を妨げることはない。
即ち、本発明により、網内転送を高速に行い、
かつ各伝送回線毎に回線及び送受信装置の動作監
視を可能にし、さらには端末間で通信メデイアの
性質に応じて柔軟な誤り制御を行うことができ
る。従つて、音声データ画像を含む極めて広いサ
ービスをサポートすることができる高速・高スル
ープツトのパケツト交換方式が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるパケツト交換方式におけ
るパケツトフオーマツトの一例を示す図、第2図
は本発明によるパケツト交換方式におけるプロト
コルレイヤの説明図、第3図は本発明によるパケ
ツト交換方式においてバスに複数の端末が接続さ
れる場合の説明図、第4図は第1の従来のパケツ
ト交換方式におけるパケツトフオーマツトの一例
を示す図、第5図は第2の従来のパケツト交換方
式におけるパケツトフオーマツトの一例を示す図
である。 10……伝送回線上のフレーム、101……開
始デリミタ(SD)、102……アドレス部(A)、
103……受信装置動作表示部(RR/RNR)、
104……情報フイールド、105……フレーム
チエツクシーケンス(FCS)、106……終了デ
リミタ(ED)、11……パケツトのフオーマツ
ト、111……フオーマツト識別子(GFI)、1
12……論理チヤネル番号(LCN)、113……
第1の誤り検出部(CKH)、114……ユーザ情
報部、12……データ情報部、121……ヘツダ
部、122……データ部、123……第2の誤り
検出部(CKI)、13……音声・動画情報部、1
31……ヘツダ部、132……音声・動画データ
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数のパケツト端末と少なくとも一つのパケ
    ツト交換局を含む交換網におけるパケツト交換方
    式において、 各伝送回線上を伝送される伝送フレームは、伝
    送回線及び伝送回線の送受信装置の動作監視を行
    うための監視フイールドと、情報フイールドとを
    有し、 各パケツト端末間を転送されるパケツトは、各
    伝送回線上を前記伝送フレームの前記情報フイー
    ルドで伝送され、 前記パケツトは、パケツトの交換処理に用いる
    ヘツダ情報部と、このヘツダ情報部のみに対する
    誤り検出を行うための第1の誤り検出部と、ユー
    ザ情報部とから成り、 前記ユーザ情報部に対する誤り制御を必要とす
    るパケツトのユーザ情報部は、ユーザ情報部のみ
    に対する誤り検出を行うための第2の誤り検出部
    を含み、 各交換局は、受信パケツトに対して、パケツト
    の前記第1の誤り検出部により前記ヘツダ情報部
    の伝送誤りのみを検出し、 各パケツト端末は、受信パケツトに対して、 パケツトの前記第1の誤り検出部による前記ヘ
    ツダ情報部に対する誤り検出を行い、 パケツトのユーザ情報部に対する誤り制御が必
    要か否かを識別し、 ユーザ情報部に対する誤り制御を必要とするパ
    ケツトに対しては、前記第2の誤り検出部による
    ユーザ情報部に対する誤り検出を行うことを特徴
    とするパケツト交換方式。
JP61159735A 1986-07-09 1986-07-09 パケツト交換方式 Granted JPS6316744A (ja)

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