JPH0588780A - デイスプレイ開閉形電子機器及びブレーキヒンジ - Google Patents

デイスプレイ開閉形電子機器及びブレーキヒンジ

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Publication number
JPH0588780A
JPH0588780A JP3249760A JP24976091A JPH0588780A JP H0588780 A JPH0588780 A JP H0588780A JP 3249760 A JP3249760 A JP 3249760A JP 24976091 A JP24976091 A JP 24976091A JP H0588780 A JPH0588780 A JP H0588780A
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JP
Japan
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display
ring
bracket
spring
side wall
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Application number
JP3249760A
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English (en)
Inventor
Chikao Omae
前 親 男 大
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスプレイが完全に閉じられるまで一定の
摩擦抵抗を有し、かつ、ブレーキヒンジ自体の外形寸法
が小さいディスプレイ開閉形電子機器およびそのブレー
キヒンジを提供する。 【構成】 ディスプレイ3の枢支部にブレーキヒンジ4
を設け、このブレーキヒンジ4のブラケット5に枢支軸
6を設け、ブラケット側壁5aの内側の枢支軸6に、長
孔10と係合する係合ピン9を有する第1リング7を嵌
着し、第1リング7に隣接する部分の枢支軸6に、ばね
座金14を介して第2リング15を圧縮した状態で嵌着
し、第1リング7の外周に、ディスプレイ3の初期はね
上げ用バネ12の一端を取り付け、初期はね上げ用バネ
12の他端をブラケット5の一部に連結し、ディスプレ
イ3が閉じた状態から所定角度はね上がり、かつ、閉じ
る時は完全に閉じるまで一定の摩擦抵抗で回動するよう
に前記第1リング7と第2リング15とバネ座金14と
ブラケット5とを構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は本体上面にディスプレイ
を回動自在に取り付けたディスプレイ開閉形電子機器お
よびそのブレーキヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子機器の本体上面にディスプレ
イを回動自在に取り付けたディスプレイ開閉形電子機器
では、ディスプレイを閉じた状態に保持するフックを外
した時に、ディスプレイが所定の角度はね上がり、ディ
スプレイを前記角度以上に回動する時には、所定の摩擦
抵抗で回動するようにしている。
【0003】図9は従来のディスプレイ開閉形電子機器
の全体を示している。全体を符号21で示した従来のデ
ィスプレイ開閉形電子機器は、入力や処理を行う本体2
2と、入力や処理の結果を表示するディスプレイ23と
から構成されている。ディスプレイ23は、図中に示す
方向r1 とr2 に回動できるように取り付けられてい
る。このディスプレイ開閉形電子機器21のディスプレ
イ23は、その枢支部のうち、右側の枢支部にブレーキ
ヒンジ24を備えている。
【0004】図10及び図11は前記ブレーキヒンジ2
4を拡大して示している。図10は斜め方向から見たブ
レーキヒンジ24を示し、図11はブレーキヒンジ24
の断面を示している。上記ブレーキヒンジ24は、ディ
スプレイ23の筐体に固定されるブラケット25を有し
ている。ブラケット25は側壁25aを有し、このブラ
ケット側壁25aにスリーブ26が挿着されている。前
記スリーブ26には、小径部と大径部とを有する枢支軸
27が緩く挿入されている。スリーブ26を貫通した枢
支軸27の先端部分にはEリング28が嵌着され、枢支
軸27がスリーブ26から脱落しないように構成されて
いる。枢支軸27の大径部の外径はスリーブ26の外径
と等しくなるように形成されている。このスリーブ26
と枢支軸27の大径部の外周には、スリーブ26および
枢支軸27の大径部外径より僅かに小さい内径を有する
バネ29が装着されている。枢支軸27の大径部側の末
端には、バネ29の一端29aと係合するアーム部材3
0が嵌着され、このアーム部材30は回転防止ピン31
によって枢支軸27と一体に回転するように構成されて
いる。ブラケット25の一部には、切欠32が設けら
れ、この切欠32とバネ29の残る一端29bは互いに
係合するように構成されている。上記ブレーキヒンジ2
4は、ディスプレイ22を完全に閉じた時に、アーム部
材30がバネ29を自由状態から図10に示す方向r3
に所定角度回転してバネ29を緩めた状態となるように
取り付けられている。このことにより、ブラケット25
は、完全に閉じた状態で回転方向r4 、すなわち、ディ
スプレイ22を所定角度はね上げるように付勢される。
【0005】上記構造により、従来のディスプレイ開閉
形電子機器21は、ディスプレイ22を閉じた状態で、
図9に示すフック33をはずすことにより、バネ29が
緩められた状態から元に戻る弾力によってディスプレイ
22が所定角度はね上がる。この初期のはね上がり角度
より大きい角度でディスプレイ22を回動させるとき、
スリーブ26と枢支軸27の外周面はバネ29によって
締め付けられ、その摩擦抵抗によってディスプレイ22
は自重で落下することがない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のディスプレイ開閉形電子機器のブレーキヒンジは、デ
ィスプレイが初期のはね上がり角度内にあるときは、バ
ネが緩められており、バネとスリーブと枢支軸との間の
摩擦抵抗が著しく減少する。このことにより、ディスプ
レイを閉じるときに、閉じる途中でブレーキヒンジの摩
擦抵抗が急激に減少し、この結果、ディスプレイが電子
機器の本体に強く衝突し、ディスプレイが破損する問題
があった。また、上記従来のブレーキヒンジでは、所定
の摩擦抵抗を得るために、枢支軸とスリーブとを長くす
る必要があった。このため、ブレーキヒンジが大形化
し、小形化の要求が厳しい電子機器の技術分野にとって
好ましくない。そこで、本発明の目的は、ディスプレイ
を閉じるときに、ディスプレイが完全に閉じられるまで
一定の摩擦抵抗を有し、かつ、ブレーキヒンジ自体の外
形寸法が小さいディスプレイ開閉形電子機器およびその
ブレーキヒンジを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のディスプレイ開閉形電子機器は、電子機器の
本体上面にディスプレイを回動自在に取り付けたディス
プレイ開閉形電子機器において、前記電子機器のディス
プレイは枢支部にブレーキヒンジを備え、このブレーキ
ヒンジはディスプレイを枢支する枢支軸を有し、この枢
支軸はディスプレイの筐体に固定されたブラケットの側
壁によって一端が電子機器の本体側に突出し、他端がデ
ィスプレイ筐体の内側に位置するように保持され、前記
ブラケットの側壁の内側部分の枢支軸には、ブラケット
の側壁に設けられた長孔と係合する係合ピンを有する第
1リングが嵌着され、この第1リングに隣接する部分の
枢支軸には、ばね座金を介して第2リングが枢支軸の軸
方向に圧縮された状態で嵌着され、前記第1リングの外
周面には、ディスプレイの初期はね上げ用バネの一端が
取り付けられ、前記初期はね上げ用バネの他端はブラケ
ットの一部に連結され、前記第1リングと初期はね上げ
用バネと係合ピンとブラケット側壁の長孔は、ディスプ
レイを閉じた状態から所定角度はね上げるように構成さ
れ、前記第1リングとばね座金と第2リングと係合ピン
とブラケット側壁の長孔は、ディスプレイが開く時には
所定角度以上の角度において、閉じる時には完全に閉じ
た状態になるまでディスプレイが一定の摩擦抵抗で回動
するように構成されていることを特徴とするものであ
る。また、本発明のブレーキヒンジは、固定側の部材あ
るいは回動する側の部材に固定するブラケットを有し、
このブラケットの側壁に枢支軸を貫通させ、この枢支軸
にブラケットの側壁に設けられた長孔と係合する係合ピ
ンを有する第1リングを嵌着し、この第1リングと隣接
する部分の枢支軸に、ばね座金を介して第2リングを枢
支軸の軸方向に圧縮した状態で嵌着し、前記第1リング
の外周面の一部とブラケットとを初期はね上げ用バネで
連結したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明のディスプレイ開閉形電子機器は、枢支
部にブレーキヒンジを設け、このブレーキヒンジのブラ
ケットに枢支軸を取り付け、ブラケット側壁の内側部分
の枢支軸に、ブラケットの側壁の長孔と係合する係合ピ
ンを有する第1リングを嵌着し、この第1リングに隣接
して第2リングをバネ座金を介して嵌着し、バネ座金を
圧縮した状態で第1リングと第2リングとを締結し、第
1リングの外周面とブラケットとをディスプレイの初期
はね上げ用バネで連結しているので、ディスプレイを開
く時は、最初にディスプレイは初期はね上げ用バネの弾
力によってはね上がり、このディスプレイの初期のはね
上がりは、ブラケットの長孔と第1リングの係止ピンと
が係合することにより停止する。次に、ディスプレイを
初期はね上がり角度より大きい角度に開く時は、前記長
孔と係合ピンとが係合することにより、第1リングと第
2リングとが相対的に回転し、一定の摩擦抵抗を生じ
る。逆にディスプレイを閉じるとき、ブラケットの長孔
と第1リングの係止ピンとが互いに係合するまでは、デ
ィスプレイは容易に回動するが、ブラケットの長孔と第
1リングの係止ピンとが互いに係合した後は、第1リン
グと第2リングとが相対的に回転し、一定の摩擦抵抗を
生じる。この第1リングと第2リングとの摩擦抵抗は、
ディスプレイが完全に閉じられるまで維持され、ディス
プレイが強く電子機器の本体に衝突するのを防止するこ
とができる。また、本発明によるブレーキヒンジは薄い
第1リングとバネ座金と第2リングとによって構成され
ているので、枢支軸方向の寸法が小さくなり、全体的に
外形寸法が小さいブレーキヒンジを得ることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について添付の図面を参
照して説明する。図1は、本発明によるディスプレイ開
閉形電子機器の全体を示している。全体を符号1で示す
ディスプレイ開閉形電子機器は、入力や処理を行う本体
2と、入力状態や処理結果を表示するディスプレイ3と
から構成されている。ディスプレイ3は、図中に示す方
向R1 とR2 に回動できるように取り付けられており、
使用に際しては方向R1 にディスプレイ3を回動させ
て、使用者が見やすい角度で停止して使用する。また、
収納時には、ディスプレイ3を方向R2 に回動させてデ
ィスプレイ3を閉じてディスプレイ開閉形電子機器1を
収納する。このディスプレイ開閉形電子機器1のディス
プレイ3は、その枢支部のうち、右側の枢支部にブレー
キヒンジ4を備えている。このブレーキヒンジ4は、デ
ィスプレイ3の筐体に固定されたブラケット5を有し、
このブラケット5は、図に示すように、ディスプレイ3
とともに回転する。このブラケット5の側壁5aには、
ディスプレイ3を枢支する枢支軸6が取り付けられてい
る。枢支軸6は、一端が電子機器の本体2側に突出し、
他端がディスプレイ3の筐体の内側に位置するように保
持されている。本体2側に突出する枢支軸6の先端部分
6aは、図に示すように、偏平に形成され、本体2の嵌
合孔(図示せず)と嵌合して枢支軸6自体の回転を防止
している。
【0010】図2はディスプレイ3を閉じた状態のブレ
ーキヒンジ4の取付け状態を示している。図2に示すよ
うに、ブレーキヒンジ4のブラケット5はねじ等によっ
てディスプレイ3の筐体の取付部材3aに固定されてい
る。ディスプレイ3を閉じた状態では、ブラケット5は
取付部材3aとともに水平に位置している。
【0011】図3乃至図5はディスプレイ3を閉じた状
態のブレーキヒンジ4を示している。図3はブレーキヒ
ンジ4の平面を示し、図4は図3に示す矢印A−Aの方
向から見たブレーキヒンジ4の断面を示し、図5は斜め
方向から見たブレーキヒンジ4を示している。枢支軸6
はブラケット5の側壁5aを垂直に貫通し、ブラケット
側壁5aの内側部分の枢支軸6には、第1リング7が嵌
着されている。この第1リング7は、図4に示すよう
に、端面の突出部7aがブラケット側壁5aを貫通し、
その先端部にEリング8が嵌着されている。このEリン
グ8により、第1リング7はブラケット側壁5aから脱
落することがない。前記第1リング7の端面には係止ピ
ン9が立設されている。この係止ピン9は、図5に示す
ように、ブラケット側壁5aの長孔10と遊嵌してい
る。長孔10の内側で前記係止ピン9が動く範囲内で、
第1リング7とブラケット5は相対的に回転する。第1
リング7の外周面にはバネ掛け用ピン11が植設されて
いる。このバネ掛け用ピン11には、ディスプレイ3を
閉じた状態から所定角度はね上げる初期はね上げ用バネ
12の一端が取り付けられている。この初期はね上げ用
バネ12の他端は、ブラケット側壁5aに設けられたバ
ネ掛け用突起13に引き伸ばされた状態で取り付けられ
ている。このことにより、ブラケット5は、枢支軸7に
関して、図5に示す回転方向R3 に付勢されている。前
記第1リング7の内側の枢支軸6には、ばね座金14を
介して第2リング15が嵌着されている。この第2リン
グ15は、カシメ等により枢支軸6の軸方向に圧縮され
た状態で取り付けられている。前記第1リング7は枢支
軸6に対して回転できるように構成され、一方、第2リ
ング15は枢支軸6に対して回転しないように構成され
ている。
【0012】上記構造に基づいて本発明のディスプレイ
開閉形電子機器の作用について、以下に説明する。図5
に示すように、ディスプレイ開閉形電子機器1はディス
プレイ3を完全に閉じた状態で、第1リング7の係止ピ
ン9は、ブラケット側壁5aの長孔10の上方に位置
し、かつ、ブラケット5は上述したように初期はね上げ
用バネ12によって回転方向R3 に付勢されている。
【0013】図6は、ディスプレイ3が初期はね上げ用
バネ12によって所定角度αはね上がった状態を示して
いる。使用に際して、ディスプレイ3の先端部に設けら
れたフック16をはずすことにより、ブレーキヒンジ4
のブラケット5は初期はね上げ用バネ12の力によって
枢支軸7に関して方向R3 に回転する。このブラケット
5の回転は、第1リング7の係止ピン9がブラケット側
壁5aの長孔10の下端と係合することによって停止す
る。バネ座金14の圧縮力は、上記ブラケット5の回転
中に、第1リング7と第2リング15とがディスプレイ
の重さによって相対的に回転しないように調整されてい
る。また、係止ピン9と長孔10は、ディスプレイ3の
初期はね上がり角度αが、ディスプレイ3の先端部に指
が挿入できるような適当な角度となるように構成されて
いる。
【0014】図7はディスプレイ3を初期はね上げ角度
α以上に開く時のブレーキヒンジ4を示している。ディ
スプレイ3を初期はね上げ角度α以上に方向R4 に回動
させるとき、第1リング7の係止ピン9はブラケット側
壁5aの長孔10の下端と係合しているので、第1リン
グ7とブラケット5は一体に回転する。図中角度βは初
期はね上げ角度αより大きい角度を示している。一方、
第2リング15は枢支軸6に対して回転しないように嵌
着されているので、ディスプレイ3を初期はね上げ角度
α以上に方向R4 に回動させるとき、第1リング7と第
2リング15とは相対的に回転する。第1リング7と第
2リング15は、バネ座金14を圧縮した状態で枢支軸
6に嵌着されているので、上述のように相対的に回転す
るとき、第1リング7と第2リング15との間で一定の
摩擦抵抗が発生する。この摩擦抵抗はディスプレイ3の
重さより大きくなるように調整され、操作中に使用者が
手を離してもディスプレイ3が自重で落下しないように
構成されている。この第1リング7と第2リングの摩擦
抵抗は、ディスプレイ3を方向R4 に回動させるときは
常に一定の大きさを有する。
【0015】図8はディスプレイ3を閉じるときのブレ
ーキヒンジ4を示している。ディスプレイ3を閉じると
き、ブラケット5は方向R5 に回転する。ブラケット5
が方向R5 に回転し始める最初の時は、係止ピン9と長
孔10の遊びによってブラケット5は抵抗なく方向R5
に回転する。しかし、係止ピン9が、図8に示すよう
に、ブラケット側壁5aの長孔10の上端と係合した後
は、第1リング7はブラケット5と一体に方向R5 に回
転する。このとき、第1リング7と第2リング15は相
対的に回転するので、上述したディスプレイ3を開く時
と同様に一定の摩擦抵抗を生じる。この摩擦抵抗は、デ
ィスプレイ3を完全に閉じるまで、常に一定の大きさを
有している。このことにより、ディスプレイ3を閉じる
途中でブレーキヒンジ4の摩擦抵抗が急激に減少するこ
とがなくなり、完全に閉じられるまでディスプレイ3が
電子機器本体2に強く打ち付けられることがない。ま
た、上記ブレーキヒンジ4は、薄い第1リング7とバネ
座金14と第2リング15とによって摩擦抵抗を得てい
るので、ブレーキヒンジ4の枢支軸方向の寸法が小さく
なり、ブレーキヒンジ4全体の外形寸法を小さくするこ
とができる。このことは、小形化の要求が厳しい電子機
器の分野で極めて好ましい利点を有する。
【0016】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように本発明の
ディスプレイ開閉形電子機器は、枢支部にブレーキヒン
ジを設け、このブレーキヒンジのブラケットに枢支軸を
取り付け、ブラケット側壁の内側部分の枢支軸に、ブラ
ケットの側壁の長孔と係合する係合ピンを有する第1リ
ングを嵌着し、この第1リングに隣接して第2リングを
バネ座金を介して嵌着し、バネ座金を圧縮した状態で第
1リングと第2リングとを締結し、さらに第1リングの
外周面とブラケットとをディスプレイの初期はね上げ用
バネで連結しているので、ディスプレイを開く時は、最
初にディスプレイは初期はね上げ用バネによって所定角
度はね上がり、さらに、この初期はね上がり角度以上に
ディスプレイを開く時は、第1リングと第2リングとの
摩擦によって、操作中に使用者が手を離した時にディス
プレイが自重で落下することがない。また、ディスプレ
イを閉じるとき、ブラケットの長孔と第1リングの係止
ピンとの係合によって、第1リングと第2リングとが相
対的に回転し、ディスプレイを完全に閉じるまで一定の
摩擦抵抗を維持する。このことにより、ディスプレイを
閉じる操作の途中でブレーキヒンジの摩擦抵抗が急激に
減少することがなくなり、ディスプレイが強く電子機器
の本体に衝突するのを防止することができる。
【0017】また、本発明によるブレーキヒンジは薄い
第1リングとバネ座金と第2リングとによって構成され
ているので、枢支軸方向の寸法が小さくなり、全体的に
外形寸法が小さいブレーキヒンジを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスプレイ開閉形電子機器を示した
斜視図。
【図2】ディスプレイを閉じた状態の本発明のディスプ
レイ開閉形電子機器を一部切断して示した側面図。
【図3】本発明のブレーキヒンジの平面図。
【図4】本発明のブレーキヒンジの断面図。
【図5】本発明のブレーキヒンジの斜視図。
【図6】ディスプレイが初期はね上がりバネによって所
定角度はね上がった状態の本発明のディスプレイ開閉形
電子機器を一部切断して示した側面図。
【図7】初期はね上がり角度以上にディスプレイを開く
ときのブレーキヒンジを示した斜視図。
【図8】ディスプレイを閉じるときのブレーキヒンジを
示した斜視図。
【図9】従来のディスプレイ開閉形電子機器を示した斜
視図。
【図10】従来のブレーキヒンジを示した斜視図。
【図11】従来のブレーキヒンジを示した断面図。
【符号の説明】
1 ディスプレイ開閉形電子機器 2 電子機器本体 3 ディスプレイ 4 ブレーキヒンジ 5 ブラケット 6 枢支軸 7 第1リング 9 係止ピン 10 長孔 11 バネ掛け用ピン 12 初期はね上げ用バネ 14 バネ座金 15 第2リング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器の本体上面にディスプレイを回動
    自在に取り付けたディスプレイ開閉形電子機器におい
    て、前記電子機器のディスプレイは枢支部にブレーキヒ
    ンジを備え、このブレーキヒンジはディスプレイを枢支
    する枢支軸を有し、この枢支軸はディスプレイの筐体に
    固定されたブラケットの側壁によって一端が電子機器の
    本体側に突出し、他端がディスプレイ筐体の内側に位置
    するように保持され、前記ブラケットの側壁の内側部分
    の枢支軸には、ブラケットの側壁に設けられた長孔と係
    合する係合ピンを有する第1リングが嵌着され、この第
    1リングに隣接する部分の枢支軸には、ばね座金を介し
    て第2リングが枢支軸の軸方向に圧縮された状態で嵌着
    され、前記第1リングの外周面には、ディスプレイの初
    期はね上げ用バネの一端が取り付けられ、前記初期はね
    上げ用バネの他端はブラケットの一部に連結され、前記
    第1リングと初期はね上げ用バネと係合ピンとブラケッ
    ト側壁の長孔は、ディスプレイを閉じた状態から所定角
    度はね上げるように構成され、前記第1リングとばね座
    金と第2リングと係合ピンとブラケット側壁の長孔は、
    ディスプレイが開く時には所定角度以上の角度におい
    て、閉じる時には完全に閉じた状態になるまでディスプ
    レイが一定の摩擦抵抗で回動するように構成されている
    ことを特徴とするディスプレイ開閉形電子機器。
  2. 【請求項2】固定側の部材あるいは回動する側の部材に
    固定するブラケットを有し、このブラケットの側壁に枢
    支軸を貫通させ、この枢支軸にブラケットの側壁に設け
    られた長孔と係合する係合ピンを有する第1リングを嵌
    着し、この第1リングと隣接する部分の枢支軸に、ばね
    座金を介して第2リングを枢支軸の軸方向に圧縮した状
    態で嵌着し、前記第1リングの外周面の一部とブラケッ
    トとを初期はね上げ用バネで連結したことを特徴とする
    ブレーキヒンジ。
JP3249760A 1991-09-27 1991-09-27 デイスプレイ開閉形電子機器及びブレーキヒンジ Pending JPH0588780A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6076232A (en) * 1997-05-30 2000-06-20 Nec Corporation Hinge structure for electronic apparatus
KR100471682B1 (ko) * 2002-03-29 2005-03-18 (주) 토문엔지니어링건축사사무소 관성작용을 이용한 안전 경첩

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