JPH0588647A - 画像表示装置 - Google Patents
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- JPH0588647A JPH0588647A JP3276597A JP27659791A JPH0588647A JP H0588647 A JPH0588647 A JP H0588647A JP 3276597 A JP3276597 A JP 3276597A JP 27659791 A JP27659791 A JP 27659791A JP H0588647 A JPH0588647 A JP H0588647A
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Abstract
ージンを高めながら表示状態の良い画像を表示する。 【構成】 画像表示装置2は、各フィールド期間中にア
クティブ状態となるゼロバイアス・コントロール信号E
Cを作成する制御回路69と、ゼロバイアス・コントロ
ール信号ECが入力されると液晶駆動電圧V1,V3を
ゼロバイアス電圧V2に選択的に切換えて出力する電圧
選択回路92,93を設け、各フレーム期間中に夫々ゼ
ロバイアス期間を分散して供給するようにする。
Description
晶テレビ等に用いられる比較的大画面の画像表示装置に
関し、特に、STNなどの単純マトリクス液晶を用いた
画像表示装置に関する。
高階調性、高速応答、高コントラストなどの高性能で高
品質の表示機能が要求される。表示方式としてはTN
(Twisted Nematic)形、STN(Supertwisted Nemati
c)形などが用いられ、駆動方式にはTFT(Thin Film
Transistor)を用いたアクティブマトリクス駆動と単
純マトリクス駆動が採用されている。液晶表示装置には
上記単純マトリクス方式とTFT方式があり、画質も応
答速度もTFTの方が優れているといわれている。すな
わち、単純マトリクスは、 i)累積応答性の影響で応答時間が遅い、 ii)高デューティのためマージンが小さくなりコントラ
ストが低い、 という欠点がある。特に、液晶の応答性は遅く、STN
を採用するとコントラストは向上するものの更に応答性
が悪くなる。ところで、液晶テレビのテレビジョン信号
には垂直帰線期間があり、その間は表示データがない。
そのため、以前はその期間中は非表示データ、例えばデ
ータ“0”を信号電極に供給していた。しかし、液晶は
デューティの増大に伴いマージンが低下するから、表示
データのない垂直帰線期間(垂直同期を含む帰線期間)
中は走査電極と信号を同一電位に保つ(すなわち、ゼロ
バイアスにする)ことによって実質的なデューティ比を
下げマージンの低下を防ぐことが行われている。
た技術には、次のような問題のあることが本発明者らに
よって明らかとされた。すなわち、液晶パネルを1回走
査した後の垂直線帰線期間分を全てゼロバイアス期間と
しているため、マージンは高められコントラストは向上
するものの表示に悪影響を与えることが確かめられた。
特に、本実施例において詳述するようにコントラストを
向上させるためにフレーム周波数を高くして液晶を駆動
した場合には1回の走査時間が短いのでそれに対してゼ
ロバイアスの期間がかなり長くなり、かつそのゼロバイ
アス期間が1ヶ所にまとまっているため表示にかなりの
悪影響を及ぼすことが確認された。そこで本発明は、フ
レーム周波数を上げた液晶駆動においてマージンを高め
ながら表示状態の良い画像を表示可能な画像表示装置を
提供することを目的とする。
上記目的達成のため、同一画面を所定期間内に複数回表
示する画像表示装置において、前記複数回の表示期間中
に夫々非表示期間を設けている。請求項2記載の発明
は、同一画面を所定期間内に複数回表示する画像表示装
置において、前記複数回の表示期間中に夫々走査電極と
信号電極を同電位に保つ期間を設けている。前記非表示
期間は、例えば請求項3に記載されているように、信号
電極にゼロバイアス電圧を供給するゼロバイアス期間で
あってもよく、また、前記所定期間は、例えば請求項4
に記載されているように、1フィールドであってもよ
い。
1の発明では、同一画面を所定期間内に複数表示する際
に、複数回の表示期間中にいずれも非表示期間が設けら
れる。また、請求項2の発明では、複数回の表示期間中
にいずれも走査電極と信号電極を同意値電位に保つ期間
が設けられる。従って、垂直帰線期間を複数回の表示期
間に分散することによってマージンを高めながら非表示
期間の1ヶ所の集中を回避して表示の悪影響を防止する
ことができる。
する。図1〜図18は画像表示装置の一実施例を示す図
であり、本実施例は画像表示装置を1つの光源からの光
をR(赤)成分、G(緑)成分、B(青)成分の3つの
光に分解して、それぞれ対応する3つの液晶表示モジュ
ールに照射させ、各液晶表示モジュールにR,G,Bの
3色に分解されて表示された画像を反射および透過によ
り合成して1つの投影レンズでスクリーンに拡大投影す
る液晶プロジェクタに適用した例である。
ある。図1において、液晶プロジェクタ1は、R,G,
Bの3色に分解されて入力された映像信号をR,G,B
用3枚の液晶パネルに表示させる画像表示装置2と、
R,G,B用液晶パネルに表示された画像を光源からの
光を基に反射及び透過により合成して1つ投影レンズで
スクリーン3に拡大投影する光学系4を備えている。
号を発生しこれらタイミング信号を各回路に供給するタ
イミング制御回路11と、映像信号源からの映像信号を
サンプリングクロックΦsを基に所定ビット(例えば、
5ビット)のディジタル信号に変換するA/D変換器1
2と、タイミング制御回路11からのコントロール信号
によりR,G,B表示信号毎に表示制御を行うR表示制
御部13、G表示制御部14、B表示制御部15と、R
表示制御部13、G表示制御部14、B表示制御部15
の出力によりR,G,Bの液晶パネルを駆動するR液晶
表示装置16、G液晶表示装置17、B液晶表示装置1
8を備えている。上記画像表示装置2についての詳細な
説明は図9で後述する。
である。この図において、符号101は基準電圧発生回
路であり、基準電圧発生回路101は電源電圧RLL,
RHHを値の等しい31個の抵抗r1により分圧して3
0種の基準電圧を得ている。基準電圧発生回路101か
ら出力される基準電圧はコンパレータB1〜B15の基
準電圧端子R1L〜R15L,R1H〜R15Hに夫々
供給されるとともに、各コンパレータB1〜B15に
は、サンプリングクロックΦs、フィールド毎に基準電
圧を切換える切換信号Φp(図18)、及び抵抗r1に
より分圧された所定の電圧差を持つ第1及び第2の基準
電圧が供給される。また、上記コンパレータB1〜B1
5のデータ入力端子I1〜I15には、前段の映像増幅
回路(不図示)から送られてくる映像信号が入力され
る。
号を切換信号Φpによりフィールド毎に上記第1あるい
は第2の基準電圧を交互に選択し、映像信号を上記選択
基準電圧を比較してサンプリングクロックΦsのタイミ
ングでデジタル信号に変換し、次段のエンコーダ102
に出力する。エンコーダ102は、コンパレータB1〜
B15の出力X1〜X15をエンコードして5bitの画
像データD1〜D5として表示制御部13,14,15
に出力する。
いては、図18のΦpに示すようにフィールド毎に比較
基準電圧が切換られ、入力される映像信号が同じレベル
であっても場合により異なるデータに変換される。そし
て、上記コンパレータB1〜B15から出力されるデー
タがエンコーダ102によりエンコードされ、5bitの
データD1〜D5が作成されて表示制御部13,14,
15に送られる。すなわち、このデータD1〜D5は、
同じ映像信号が与えられた場合でも例えば奇数フィール
ドと偶数フィールドで異なった値となり、5bitで得ら
れる階調数より多い階調数で液晶表示パネルを表示駆動
可能にすることができる。
ック構成図であり、R,G,Bの3系統同一回路で構成
されるため、R液晶表示部16を代表して示す。図3に
示すように、R液晶表示部16は、上下分割された液晶
パネル20、上側の液晶パネル20Aを駆動する走査側
駆動回路21、下側の液晶パネル20Bを駆動する走査
側駆動回路22、R表示制御部13の出力により階調表
示駆動する信号側駆動回路23,24を備えている。
21,22から液晶パネル20の上下走査線電極に走査
信号を印加し、信号側駆動回路23,24から液晶パネ
ル20の信号線電極に映像信号を印加して、両信号線電
極の交差する液晶画素の駆動を制御している。R表示制
御部13から出力された階調信号データが1Hの間液晶
に供給されるが、まず信号側駆動回路23,24によっ
てパルス幅(PWM)に変換される。16種類のパルス
幅をもった信号のいずれか1つずつが、信号駆動回路2
3,24内で作成され、これによって選択されている走
査線電極中の各画素の濃淡を決定する。以上の動作は、
走査線電極の選択が切り替えられるたびに繰り返され
る。
明の便宜上、先ず技術的特徴点を簡単に述べる。 フレーム周波数を速くする。画像表示装置では1画面
全部を走査する期間を1フレームといい、映像信号の1
フィールドで1画面を表示するからそのサイクル(フレ
ーム周波数)は1/60Sである。上記画像表示装置2
は、液晶パネル20を1/60Sの間に4回走査するこ
とによって1画面を4回表示し、240Hzとしてい
る。これを実現するために、本実施例では表示制御部1
3,14,15に4つのフレームメモリ(RAM−A,
RAM−B,RAMC,RAM−D)を設け、一旦メモ
リに入れたデータを所定のタイミングで4回読出すよう
にしている。なお、映像信号の2フィールドのこともフ
レームと言い、本明細書では「フレーム」という語を液
晶パネルの1走査の意味と映像信号の2フィールドの意
味の両方に使っているので注意されたい。
すように、上下分割液晶パネル20を駆動する液晶駆動
装置16の走査側駆動回路を走査側駆動回路21と走査
側駆動回路22とに分割し、同時に上側液晶パネル20
Aの走査線電極と下側液晶パネル20Bの走査線電極を
選択する。すなわち、液晶のデューテイが大きい程マー
ジンが高くなる条件下において、走査線電極の数を増や
すとマージンが足りなくなる状況が生じていたが、この
ような操作をすることによってデューティを半減させる
ことができ、1走査の選択時間は2倍になる。ところ
が、上記のように同時に表示させるためには、例えばX
1のデータとX241のデータとが同時に得られなくて
はならないので少なくとも何れか一方のデータはメモリ
から読出す必要がある。本実施例では、このメモリを前
記RAM−A,RAM−B,RAM−C,RAM−Dを
使用することにより実現する。
を行う。図4に示すように液晶パネル20上のある画素
が、あるフレームで階調信号が「2」であった場合、次
のフレームでこれが「10」になったとしても液晶の応
答速度が小さいので「2」から「10」にはゆっくりと
追随することになる。こ10輝度としてとらえてみると
図5の実線に示すように階調信号の「10」が4回続い
ても「2」の輝度が「10」の輝度になるのに応答遅れ
が生じる。
かる場合には上記「10」を、「16」にデータ変換す
ることによって図5の破線に示すように応答速度を大幅
に高めるようにしている。また、同様に次のフレームで
「3」になったときはこの「3」を「0」に変換するこ
とによって立下りの応答速度を向上させている。
前回のフレームと今回のフレームの値をテーブル化した
ROMテーブルを設け、ROMテーブルを参照して階調
信号の変換を行いスピードアップを図るようにする。例
えば、前回フレームが「0」、今回フレームが「0」の
ときはテーブルデータ「0」、前回フレームが「2」、
今回フレームが「10」のときはテーブルデータ「1
5」とする。このように、映像信号の表示データ(階調
信号)をそのまま液晶パネルに与えるのではなくROM
テーブルを用いて変形して与えるようにするものであ
る。
Mテーブルにより「15」が与えられた場合、その次の
フレームが「10」のときは前回フレームが「10」、
今回フレームが「10」ということであるからROMテ
ーブルから例えば「10」が読出される。この場合、次
のフレームで「10」が続く限り、ROMテーブルから
は「10」が読出され、データは「10」に収束する。
のとすると、前回の値よりも大きければ最大値を、小さ
ければ最小値を与えるようにすれば追随性は良くなるが
反動(オーバシュート、アンダーシュート)が生じる。
そこで実際には予めシミュレーション等により最適値を
求め、これをROMテーブルに格納しておく。また、温
度によっても最適値は異なるので、温度に応じた複数の
ROMテーブルを用意するようにしてもよい。
現する。これにより(以下に詳述する)駆動系の伝送ビ
ット数を下げることができるようになるが、先ず伝送ビ
ット数を下げるメリットについて述べる。例えば、A/
D変換器12で得られる階調信号が5bitである場合に
は00000〜11111までの32階調である。この
場合、図1に示す表示制御部13,14,15内部のシ
フトレジスタ(後述)は5bitで動作させなければなら
ず、メモリのアクセスも1画素について5bitで行わな
ければならない。しかし、液晶駆動装置16,17,1
8については配線の数を削減するために3bitで動作さ
せたいという要望がある。そこで以下に説明するように
4回に分けて階調を実現することによって液晶駆動装置
におけるビット数を例えば5bitから3bitに下げる。
4回表示して240Hzとしている。これは同じデータ
を4回表示するということである。例えば、従来であれ
ば図6(a)(b)に示すように1画面が1/60でデータ
が「5」であったものを、図6(c)に示すように1画面
を4回に分けて4分割した夫々に「5」を表示するよう
にしている。すなわち、5bitで00000〜1111
1の32階調で表わす代わりに、本願は1画面を4回に
分けて各々を3bitで表わす(図6(d)参照)。そし
て、例えば元の5bitのデータが「0」のときは図6
(e)に示すように3bitのデータを4回に分けた各々を
「0」「0」「0」「0」で表せばよく、また、元の5
bitデータが「31」のときは図6(f)に示すように3b
itのデータを4回に分けた各々を「7」「7」「7」
「7」と表示すればよい。このように液晶は印加した電
圧の実効値に依存して動作するから4回に分けても平均
すれば同様の結果を得ることができる。つまり、3bit
では0〜7までの8階調しか得られないが、これを4回
に分けることによって8階調を4つの組合せで表現する
ことができ、3bit×4で28階調が実現できる。
体的に説明する。図7において、同図中実線は60Hz
時の階調信号波形を示し、破線は本願における240H
z時の信号波形を示している。
「1」であれば本願も同様に「1」でよいが(図7
(b)参照)、図7(c)に示すように階調信号波形が
「20」である場合にはこれを4回に分けて「5」
「5」「5」「5」とすれば5×4=20で幅(すなわ
ち、階調)としては5bitの場合の「20」と同じにな
る(図7(d)参照)。同様に、図7(e)に示すよう
に階調信号波形が「21」の場合にはこれを「6」
「5」「5」「5」と4回に分ければ「21」となる
(図7(f)参照)。また、階調信号波形が「31(f
ull)」のときは図7(g)に示すように「7」
「7」「7」「7」とすれば7×4で「28」となる。
従って、従来例では32階調を表現するのに5bit必要
であったが、本願では波形を分割することによって3bi
t×4で28階調を表現することができる。なお、5bit
のときは0〜31までの階調表現ができるが、3bitの
ときは0〜28までしか表現できないので、データが2
8,29,30,31のときは全てfull(図7
(g))とするようにしている。
すように走査線が480本あるとすると1フィールドに
は240本となる。CRTの場合は飛び越し走査を行っ
て最初に奇数ライン1,3,5,7…の表示をして次の
フィールドに偶数ライン2,4,6…の表示をしている
が、液晶の場合はデューティが高いと動作マージン(電
圧駆動比)が下がってしまうので走査線の飛び越しは避
けたい。そこで本来であれば1,3,5,7と表示する
フィールドのときに図8a.に示すようにライン1のと
きにライン2、ライン3のときにライン4、ライン5の
ときにライン6も同時に表示し、次のフィールドのとき
には組み合せを変えて同図b.に示すようにライン2の
ときにライン3、ライン4のときにはライン5としてい
る。これは信号側とは無関係に液晶駆動側によって動作
され、例えば前記図3に示すように本来走査されないラ
イン2(X2)のところをライン1(X1)と一緒にオ
ンし、次のフレームではライン3(X3)とライン4
(X4)を一緒にオンするようにする。
て各フレーム期間中にゼロバイアス期間を設ける。前述
したように、テレビジョン信号には垂直帰線期間があ
り、その間は表示データがないから、表示データのない
垂直帰線期間中は走査電極と信号電極を同一電位に保つ
ゼロバイアスを行うことによってマージンの低下を防い
でいる。上記で述べたように液晶表示のコントラスト
を向上させるため、フレーム周波数を高くし、同一画面
を複数回(4回)走査することによって240Hzで液
晶を駆動しているが、その際、上記垂直帰線期間を考慮
すると、240Hzであれば、液晶パネルを4回走査し
た後、垂直帰線期間分のゼロバイアス期間を設けること
になる。
示を行ってみると1回の走査時間が短いので従来の60
Hz駆動に比べてゼロバイアス期間の割合がかなり長く
なり、また、そのゼロバイアス期間が1ヶ所にまとまっ
ていると表示に悪影響を与えることが確かめられた。
レームに分散することによりゼロバイアス期間の1ヶ所
への集中を回避して上記表示の悪影響を防止するように
している。この場合、ゼロバイアス期間は各フレームに
分散されるだけであってゼロバイアス期間自体は同じ長
さの期間が設けられているのでマージンが低下してしま
うことはない。
めにはフレームメモリ(本実施例では、RAM−A,R
AM−B,RAM−C,RAM−D)が必要であるか
ら、これらのメモリを使用すれば垂直帰線期間が映像信
号の1ヶ所にまとまっていても所定の表示期間中にゼロ
バイアス期間を分散することが可能になる。
たデータによって表示を行うのであれば、理論的には垂
直帰線期間なしで表示することも可能である。すなわ
ち、1フィールドを均等に4分割して240Hz駆動を
行えばよい。ところが、実際の設計上それは不可能に近
い。なぜなら、1フィールドは262.5Hであり、こ
れを4等分すると1フレームは65.625Hという半
端な数値になる。このような半端なタイミングを作るこ
とは実際には得策でなく、従って、本実施例では1Hの
整数倍でできるタイミングで駆動し余りをゼロバイアス
駆動することにしている。
480本であり、また上下分割液晶パネル20を用いて
上下液晶パネル20A,20Bとも2本ずつ走査線電極
を同時に選択しているので実質120本となり、そして
1本あたりの選択期間が1/2Hであるから、表示期間
は、 120×(1/2)×4=240H となる。また、余りは、 262.5−240=22.5 となる。従って、1フレームあたり 22.5÷4=5.265 となり、各フレームに5.265Hのゼロバイアス期間
を設けることになる。
く画像表示装置の一実施例を示す図である。先ず、構成
を説明する。図9は画像表示装置2のブロック構成図で
あり、R(赤),G(緑),B(青)の3系統同一回路
で構成され、ここでは3系統あるうちのある1つの系統
(例えば、R)についての回路(すなわち、タイミング
制御回路11、A/D変換器12、R表示制御部13及
びR液晶表示装置16)が代表して示されている。この
図において、画像表示装置2は、各種タイミング信号を
発生しこれを基にコントロール信号を生成するタイミン
グ制御回路11、タイミング制御回路11からのコント
ロール信号により表示制御を行う表示制御回路51,5
2、表示制御回路51の出力により階調表示駆動をする
信号側駆動回路51,52、所定のタイミング信号に基
づいて液晶パネル20を駆動する走査側駆動回路21,
22を備えている。ここで、制御系である上記タイミン
グ制御回路11、表示制御回路51は5bit動作であ
り、駆動系の信号側駆動回路23,24及び走査側駆動
回路21,22は3bit動作である。
ΦvをカウントするVカウンタ62、Vカウンタ62の
出力を基にタイミングをとりながら各種垂直タイミング
用クロックを生成するタイミング発生回路63(動作タ
イミングは図14参照)、電圧制御発振器(OSC)6
4、位相比較器65及びHカウンタ66からなり水平同
期信号ΦHとOSC64出力を分周した信号の位相を比
較しロックするPLL回路67、PLL回路67のHカ
ウンタ66の出力を基にタイミングをとりながら各種水
平タイミング用クロックを生成するタイミング発生回路
68、タイミング発生回路63,68の出力に基づいて
各種コントロール信号を作成する制御回路69により構
成されている。上記制御回路69からはD/Dコントロ
ール信号が出力されるとともに、図18に示すようにA
/D変換器12には1フィールド毎に“1”と“0”が
反転する切換信号Φpが、走査側駆動回路21,22
(後述)には1H毎に“1”と“0”が反転する反転信
号Φfが、電圧選択回路92,93(後述)にはゼロバ
イアスを設定するゼロバイアス・コントロール信号EC
が夫々出力される。
の上側液晶パネル20Aを制御する表示制御回路51と
下側液晶パネル20Bを制御する表示制御回路52に夫
々入力され、制御回路69で作成されたD/Dコントロ
ール信号も上記表示制御回路51,52に夫々供給され
る。上記表示制御回路51のハード的構成は上記表示制
御回路52と同一であるが、各内部回路の動作タイミン
グは異なっている。
回路11からのD/Dコントロール信号をデコードして
後述するRAM−A73,RAM−B74,SOM(Se
rialOut Memory)−A75,SOM−B76の書込動作
を可能にするライトイネーブル信号WEA,WEB,読
出しパルスRS(図14参照)を出力するOPデコーダ
(operation decoder)71と、5bitのディジタル信号
に変換されたビデオデータ(例えば、R(赤)のデータ
RD)を1走査線分(1H分)蓄えるシフトレジスタ
(SIM(Serial In Memory)−A)72と、シフトレ
ジスタ(SIM−A)72に蓄えられた1HのデータR
Dを図14に示すライトイネーブルWEAのタイミング
で順次書込むフレームメモリ(RAM−A)73と、シ
フトレジスタ(SIM−A)72に蓄えられた1Hのデ
ータRDを図14に示すライトイネーブルWEBのタイ
ミングで順次書込むフレームメモリ(RAM−B)74
と、RAM−A73に書き込まれたビデオデータを読出
しパルスRSのタイミングで同一行を一度に読み出して
蓄えるパラレルシリアル変換動作を行うシフトレジスタ
(SOM−A)75と、RAM−B74に書き込まれた
ビデオデータを読出しパルスRSのタイミングで同一行
を一度に読み出して蓄えるパラレルシリアル変換動作を
行うシフトレジスタ(SOM−B)76と、図10に示
すROMテーブル100を記憶するとともに、SOM−
A75及びSOM−B76に蓄えられたデータをROM
アドレスとして前回フレームのデータと今回フレームの
データを順次比較しROMテーブル100に基づくデー
タ変換値を信号側駆動回路55に出力するROM77と
により構成されている。
ング制御回路11からのD/Dコントロール信号をデコ
ードして後述するRAM−C83,RAM−D84,S
OM−C85,SOM−D86の書込動作を可能にする
ライトイネーブル信号WEC,WED,読出しパルスR
S(図14参照)を出力するOPデコーダ81と5bit
のディジタル信号に変換されたビデオデータ(例えば、
R(赤)のデータRD)を1走査線分(1H分)蓄える
シフトレジスタ(SIM−C)82と、シフトレジスタ
(SIM−B)82に蓄えられた1HのデータRDを図
14に示すライトイネーブルWECのタイミングで順次
書込むフレームメモリ(RAM−C)83と、シフトレ
ジスタ(SIM−B)82に蓄えられた1HのデータR
Dを図14に示すライトイネーブルWEDのタイミング
で順次書込むフレームメモリ(RAM−D)84とRA
M−C83に書き込まれたビデオデータを読出しパルス
RSのタイミングで同一行を一度に読み出して蓄えるパ
ラレルシリアル変換動作を行うシフトレジスタ(SOM
−C)85と、RAM−D84に書き込まれたビデオデ
ータを読出しパルスRSのタイミングで同一行を一度に
読み出して蓄えるパラレルシリアル変換動作を行うシフ
トレジスタ(SOM−A)86と、前記ROMテーブル
100を記憶するとともに、SOM−C85及びSOM
−D86に蓄えられたデータをROMアドレスとして前
回フレームのデータと今回フレームのデータを順次比較
しROMテーブル100に基づくデータ変換値を信号側
駆動回路56に出力するROM87とにより構成されて
いる。
素数が1ラインに736ドットあるものとすると上記シ
フトレジスタ(SIM−A)72,(SIM−B)82
は、736段のシフトレジスタとなる。このSIM−A
72,SIM−B82に蓄えられたデータがフレームメ
モリのRAM−A73,RAM−B74,RAM−C8
3,RAM−D84に入力されることになる。この場合
の動作は後述する(図13、図14参照)。
りデータ処理されたデータは信号側駆動回路23に出力
され、表示制御回路52のROM87の内容によりデー
タ処理されたデータは信号側駆動回路24に出力され
る。上記信号側駆動回路23,24は、上記表示制御回
路51,52から出力されたデータに基づいて3bitで
階調表現を行う(前記表示制御回路51,52内部では
階調表現するbit数は5bit(32階調)である)。
6に示すタイミングで液晶パネル20を駆動する。
に画素数が736画素であり走査線電極数がX1〜X2
40,X241〜X480のものがR,G,B用に3枚
使用される。この場合の投影表示の画素数は、 (表示の画素数)=480×736×3 となり、データ量としては データ量=(表示の画素数)×5bit となる。また、デューティは、 デューティー=1/480×2(上下分割しているた
め) ×2(走査線電極を2ライン選択するため) =1/120 となる。
OMテーブル100の構成を示す図である。図10にお
いてROMテーブル100は、前記図4及び図5で説明
した階調信号の変換の考え方と、前記図6及び図7で
説明した階調信号の分解の考え方の両方の考え方に従
って作成されたテーブルであり以下のような特徴を有す
る。
点からは、図10に示すようにROMテーブル100の
縦方向に前回フレームにおける5bitの階調信号を示す
0〜31を、また、横方向に今回フレームにおける5bi
tの階調信号を示す0〜31をとり、前回フレーム0〜
31と今回フレーム0〜31とでテーブル化された各テ
ーブル値には3bitを4回に分けてデータ変換値0〜7
(3bitであるから7が最大値となる)を格納する。こ
のデータ変換値は、前回フレームと今回フレームのフレ
ーム間の動きを基に応答速度ができるだけ高くなるよう
に設定した階調信号データであり、予めシミュレーショ
ン等により最適値が算出されて格納される。本実施例で
は、以下に述べる理由によりこのデータ変換値は3bit
のデータとして格納される。例えば、前回フレームが
「2」、今回フレームが「15」(何れも5bit情報)
のときはROMテーブル100から3bitの最大値であ
る「7」が読出され、このROMテーブル100から読
み出されたデータ変換値「7」を用いることによって応
答速度を向上させることができる。
らは、図10に示すように1画面を4回に分けることに
よって3bit表現されたその回の各々に前記データ変換
値0〜7を設けるようにする。従って、5bitでアクセ
スされたROMテーブル100からは3bit×4のデー
タが読出されることになり、後段の駆動系を3bitで動
作させることが可能になる。
が「2」、今回フレームが「15」のときはテーブル値
は「7777」であるから1回目は3bitのデータ変換
値「7」が、2回目は「7」が、3回目は「7」が、4
回目は「7」が夫々読出される。また、前回フレームが
「15」で今回フレームも「15」のときは「444
3」であるから1回目は3bitのデータ変換値「4」、
2回目は「4」、3回目は「4」、4回目は「3」が夫
々読み出される。
用いることにより階調信号の変換と分解とを同時に実現
することができ、階調信号の変換による応答速度の向上
と階調信号の分解による駆動系の伝送ビット数の削減と
いう相反する目的を同時に達成することができる。
発生回路であり、液晶駆動電圧発生回路は、V0〜V4
の液晶駆動電圧を発生し、V1,V2,V3を信号側の
電圧選択回路92,93に供給し、V0,V2,V4を
走査側駆動回路21,22に供給する。上記液晶駆動電
圧V0〜V4は、図18に示すようにV2を中心にして
V0,V1が正側、V3,V4が負側に、それぞれ一定
の電圧差を持って設定される。上記電圧選択回路92,
93には制御回路69からゼロバイアス・コントロール
信号ECが入力され、走査側駆動回路21,22には反
転信号Φfが入力される。反転信号Φfは、コモン・シ
フトクロックに同期して反転し、V0あるいはV4の走
査側駆動電圧を選択する信号である。また、ゼロバイア
ス・コントロール信号ECは、ゼロバイアス期間を各フ
レームに分散して設定するための信号であり、前記各
フレーム期間中にゼロバイアス期間を設ける考え方に基
づいて図18に示すように各フレーム毎に分散して出力
される。このゼロバイアス・コントロール信号ECは、
常時は“0”信号レベルであるが、各フレームの終了前
に所定期間だけ“1”信号レベルとなる。上記走査側駆
動回路21,22は、走査信号を発生させるためのシフ
トレジスタを備えており、制御回路69から送られてく
るD/Dコントロール信号をコモン・シフトクロックに
同期してシフトし、このシフトレジスタ内をシフトする
データに応じて液晶パネル20の走査電極を順次駆動す
る。
体的には図11に示すように構成される。図11は、電
圧選択回路92の回路構成(電圧選択回路93も同様の
回路構成をとる)を示す図であり、この図において電圧
選択回路92には液晶駆動電圧発生回路91から液晶駆
動電圧V1,V2,V3が供給されており、液晶駆動電
圧V1はゲート回路G1を介して出力ライン201に出
力され、液晶駆動電圧V2はゲート回路G2を介して出
力ライン201に出力されるとともに、ゲート回路G3
を介して出力ライン202に出力される。また、液晶駆
動電圧V3は、ゲート回路G4を介して出力ライン20
2に出力される。そして、制御回路69からインバータ
203を介して入力されたゼロバイアス・コントロール
信号ECは、レベルシフタ204によりレベルシフトさ
れた後、ゲート回路G1,G4にゲート信号として供給
されるとともに、更にインバータ205を介してゲート
回路G2,G3にゲート信号として供給される。そし
て、上記出力ライン201から取出される電圧が液晶駆
動電圧V1’として、また、出力ライン202から取出
される電圧が液晶駆動電圧V3’として信号側駆動回路
23に送られる。この信号側駆動回路23の出力電圧
は、表示制御回路51から出力された映像データに応じ
て選択され、液晶パネル20に信号電極駆動信号として
送られる。そして、垂直帰線期間(VD)を各フレーム
に分散したゼロバイアスを与えるデューティ・フリーの
期間においては、ゼロバイアス・コントロール信号EC
がハイレベル、インバータ205の出力がハイレベルと
なり、ゲート回路G2,G3がオン、ゲート回路G1,
G4がオンし、出力ライン201,202からともにV
2の電圧を出力する。この電圧V2は、ゼロバイアスを
与える。また、垂直帰線期間を各フレームに分散したゼ
ロバイアス期間以外、つまり、通常動作時においては、
ゼロバイアス・コントロール信号ECがローレベル、イ
ンバータ205の出力がローレベルとなり、ゲート回路
G2,G3がオフ、ゲート回路G1,G4がオンし、出
力ライン201からはV1、出力ライン202からはV
3が出力される。従って、信号側駆動回路23は、表示
制御回路51からのデータに応じてV1又はV3の電圧
を信号側駆動電圧として出力する。すなわち、上記電圧
選択回路92,93においては、ゼロバイアス・コント
ロール信号EC及び反転信号Φfに応じて図12に示す
ような電圧出力動作を行う。
成された水平同期信号ΦHと、OSC64及びHカウン
タ66により分周した信号をPLL回路67により位
相、周波数をロックさせる。分周回路を構成するHカウ
ンタ66の出力はタイミング発生回路68に入力され、
タイミング発生回路68はH(水平)用の各種タイミン
グ用クロック等を作成する。また、垂直同期信号Φvは
Vカウンタ62に入力され、Vカウンタ62でHカウン
タ66のカウント出力を基にビデオ信号からのΦvと同
期をとりながらHの数をカウントし、タイミング発生回
路63でV(垂直)内の各種タイミング用クロック等を
作成する。
換器12により5bitのディジタル信号に変換されて表
示制御回路51,52のSIM−A72,SIM−B8
2に出力される。表示制御回路51,52では、A/D
されたビデオ信号R(赤)のデータRDを1H分SIM
−A72に蓄え、SIM−A72に蓄えられたデータは
A・BフィールドのデータとしてライトイネーブルWE
A(図14)のタイミングでRAM−A73に順次書き
込まれる。同様に、C・Dフィールドのデータはライト
イネーブルWEB(図14)のタイミングでRAM−B
74に順次書き込まれる。RAM−A73,RAM−B
74に書き込まれたビデオデータは読出しパルスRS
(図14)により同一行が一度に各々SOM−A75,
SOM−B76に読み出され、SOM−A75,SOM
−B76のデータをROMのアドレスとして、ROM7
7により前回フレームのデータと今回フレームのデータ
を順次比較する。そして、同一画素に表示するデータを
比較してROM77に記憶されたROMテーブル100
の内容に従ってデータ変換処理されたデータを信号側駆
動回路23に送り出す。ここで、本画像表示装置2はフ
レーム周波数240Hz/上下分割であるから、1/2
H期間内に1ライン分のデータを読出し、信号側駆動回
路23を通して液晶パネル54に表示する。下画面も同
様の手順で表示し、G・Bに対してRと同様に表示制御
する。
M−A72,SIM−B82に蓄えられ、この1H分の
データがフレームメモリRAM−A73,RAM−B7
4,RAM−C83,RAM−D84に書き込まれる
が、この場合の動作を図13及び図14を用いて説明す
る。
を例にとった場合のRAM−A〜RAM−Dの書込み動
作を説明するための図であり、図14はフィールドf5
〜f8における各部の詳細な動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
5において上半分のデータ(H1〜H120)がライト
イネーブルWEAによってRAM−A73に書込まれ、
フィールドf5の下半分のデータ(H121〜H24
0)がライトイネーブルWECによってRAM−C83
に書込まれる。その後、フィールドf6になるとまた上
半分のデータがライトイネーブルWEAによってRAM
−A73に書込まれ、下半分のデータがライトイネーブ
ルWECによってRAM−C83に書込まれる。そし
て、フィールドf7になると上半分のデータがライトイ
ネーブルWEBによってRAM−B74に書込まれ、下
半分のデータがライトイネーブルWEDによってRAM
−D84に書込まれる。その後、フィールドf8になる
とまた上半分のデータがライトイネーブルWEBによっ
てRAM−B74に書込まれ、下半分のデータがライト
イネーブルWECによってRAM−C84に書込まれ
る。従って、表示制御装置52は、図14に示すSIC
Aによってフィールドf5H1のデータがSIM−A7
2に取込まれ、SICBによってフィールドf5H12
1のデータがSIM−B82に取込まれる。このよう
に、SIC−A72,SIC−B82には1Hかかって
個々にデータが取込まれるが、フレームメモリ(ここで
は、RAM−A73,RAM−C83)にはラッチクロ
ックで1ライン毎に書込まれる。同様に、次のフレーム
でフレームメモリ(RAM−B74,RAM−D84)
に1ライン毎にデータが書込まれる。
f2のタイミングではf2のデータをフレームメモリにラ
イトし(f2W)、f3のタイミングではf3のデータを
フレームメモリにライトする(f3W)。以下、同様に
f8のタイミングではf8のデータをライトする(f
8W)。
着目して説明すると、f5のタイミングになってf2のデ
ータのリード(f2R)を4回行う。f2Rの1回につい
てのフレームメモリとの関係は図13の拡大部に示さ
れ、この図に示すようにフィールドf5のf2Rの1回で
は、RAM−A73からf2上側データ(H1R H2
R H3R〜H120R)が、RAM−B74からf4
上側データ(H1R H2R H3R〜H120R)
が、RAM−C83からf2下側データ(H240R
H239R〜H121R)が、RAM−D84からf4
下側データ(H240R H239R〜H121R)が
それぞれ読み出される(ここで、Hは各水平数を表
す)。また、f2Rの他の回及び他のフィールドにあっ
ても同様にしてフレームメモリから前回画面用上半分、
今回画面用上半分、前回画面用上半分、今回画面用下半
分のデータが読出される。ここで、RAM−C83,R
AM−D84から下側データを読み出す際に、H240
からH121に向けて逆方向で読み出す理由については
後述する。
−A)72には1H分736ドットのデータが入力さ
れ、SIM−A72に蓄えられた736のデータでRA
M−A73,RAM−B74がアクセスされる。RAM
−A73,RAM−B74から736×5bitのデータ
が読み出され、これらのデータがSOM−A85,SO
M−B86に出力される。SOM−A85,SOM−B
86はRAM−A73,RAM−B74から読み出す7
36×5bitデータを、読出しパルスRS(図14)に
より同一行が一度に並ぶパラレル−シリアル変換のよう
にして読み出し、読出した736×5bitのデータでR
OM77をアクセスする。ここで、5bitが736回ア
クセスされ、これは1/2Hの間に行われる。すなわ
ち、前記フレーム周波数を速くするために1画面を4
回表示し240Hzとしているので、本来であれば1/
4Hでアクセスしなければならないが、本実施例では上
側の表示制御回路51と下側の表示制御回路52で分担
(2分割)しているから1/2Hで736回アクセスす
ることになる。また、SOM−B86についても全く同
様である。
B74の内容とは1フレームずれているので、例えば前
述の場合ではフィールドf5とフィールドf7の内容を2
入力としてROM77をアクセスする。5bitデータで
アクセスされたROM77からはデータ変換された3bi
tのデータが読出されて信号側駆動回路23に出力され
ているので、液晶パネル54の駆動系は全て3bitで動
作させることができる(図15参照)。従って、図13
(a)に示すようにf2のデータをフレームメモリに入れ
て、このf2のデータを比較するためには次のフレーム
の同じ位置のデータが必要であるからf4のデータをフ
レームメモリに入れてこれらf2とf4のデータをf5の
ときに比較することになる。このために表示はフレーム
遅れになる。以上を実現するために本実施例の画像表示
装置2は、フレームメモリを4ブロック、すなわちRA
M−A73,RAM−B74,RAM−C83,RAM
−D84を有するように構成している。
20を駆動する液晶駆動系を全て3bitで動作させるこ
とができるので回路規模を大幅に減少させることができ
る。この場合、R,G,B3系統あるそれぞれを3bit
動作させることができ、しかも、3bitで動作させなが
ら5bit分の情報量を得ることができる。
形図である。本実施例では前記走査電極を2本ずつ駆
動する(図8参照)ために、図16に示すように1フィ
ールド(f1)ではライン2(X2)とライン3(X
3)、ライン4(X4)とライン5(X5)、また、次
の2フィールド(f2)、ライン3(X3)とライン4
(X4)というように組合せがずれるようにしている。
これにより、液晶の駆動マージンを上げるようにしてい
る。
交流駆動するために、走査線電極の1選択期間毎に駆動
波形を反転させる手法をとっている。また、本実施例で
は、上下分割された液晶パネル20を走査する際に、図
17aに示すように上側液晶パネル20Aと下側液晶パ
ネル20Bを両方とも準方向に走査するのではなく、同
図bに示すように、下側液晶パネル20Bは逆方向に走
査するようにしている。このように駆動することによっ
て上側液晶パネル20Aと下側液晶パネル20Bのつな
がり目の線を目立たないようにすることができる。この
ために、表示制御回路52のRAM−C83,RAM−
D84からデータを読み出す際に、図13に示すように
H240からH121へ向けて逆向きに読み出している
のである。
2,93にゼロバイアス・コントロール信号ECが入力
されると(すなわち、図18に示すように各フレーム期
間毎にゼロバイアス・コントロール信号ECが“1”に
なると)、それまで液晶駆動電圧V1又はV3を出力し
ていた電圧選択回路92,93からはV2電圧レベルが
出力されることになる。この結果、信号側駆動回路2
3,24にV2電圧が供給されることになり、液晶パネ
ル20の信号側電極にはV2電圧が印加されることにな
る。また、走査線電極側も通常、非選択期間のときには
V2電圧(例えば、0電圧)が供給されるから、上記し
たようにゼロバイアス・コントロール信号ECを“1”
レベルにすると信号側電極と走査側電極の印加電圧はと
もにV2電圧となりゼロバイアス状態とすることができ
る。
装置2は、各フィールド期間中にアクティブ状態となる
ゼロバイアス・コントロール信号ECを作成する制御回
路69と、ゼロバイアス・コントロール信号ECが入力
されると液晶駆動電圧V1,V3をゼロバイアス電圧V
2に選択的に切換えて出力する電圧選択回路92,93
を設け、各フレーム期間中に夫々ゼロバイアス期間を分
散して供給するようにしているので、フレーム周波数を
高くしてマージンを上げコントラストを向上させるとい
う効果を得ながら、フレーム周波数を高くした場合に1
回の走査時間が短くなりゼロバイアス期間の割合が長く
なって表示に悪影響を及ぼす不具合を防止することがで
きる。
御回路51は、5bitのビデオデータを1走査線分(1
H分)蓄えるSIM−A72と、SIM−A72に蓄え
られた1HのデータWEAのタイミングで順次書込むR
AM−A73と、シフトレジスタ(SIM−A)72に
蓄えられた1HのデータWEBのタイミングで順次書込
むRAM−B74と、RAM−A73に書き込まれたデ
ータを読出しパルスRSのタイミングで同一行を一度に
読み出して蓄えるSOM−A75と、RAM−B74に
書き込まれたデータを読出しパルスRSのタイミングで
同一行を一度に読み出して蓄えるSOM−B76と、R
OMテーブル100を記憶するとともに、SOM−A7
5及びSOM−B76に蓄えられたデータをROMアド
レスとして前回フレームのデータと今回フレームのデー
タを順次比較しROMテーブル100に基づくデータ変
換値を信号側駆動回路55に出力するROM77とを設
け、RAM−A73,RAM−B74,RAM−C83
及びRAM−D84は書込まれた表示データを4回読み
出すとともに、RAM−C83及びRAM−D84は書
込み時とは異なった順序で記憶された表示データを読み
出すようにしているので、フレーム周波数を高めること
ができ、コントラストを向上させることができる。ま
た、上下分割された液晶パネル20のつながり目の線を
目立たなくすることができ、画質の向上を図ることがで
きる。
基準電圧を1フィールド毎に分割抵抗1個(1レンジ)
分シフトするようにしているが、これに限らず、例え
ば、分割抵抗3個(3レンジ)分シフトするようにして
もよい。このようにすることによって画質が改善される
場合もある。
各フレームに分散するようにしているが、同一画面を複
数回表示する表示期間であればどのような期間に分散す
るものであってもよく、必ずしも全ての期間に非表示期
間を設けないものも含むことは勿論である。
各フレームに4等分しているが、ゼロバイアス期間を分
散するものであれば必ずしも均一に設けなくてもよく、
例えば各フレームに4等分しているゼロバイアス期間
「5.265」Hを、各フレームに「5」「5」「5」
「7.5」Hとしてもよく、また、「5.5」「5.
5」「5.5」「6」Hとしてもよい。
イアス期間としているが、これに限らず、複数回の表示
期間中に走査電極と信号電極を同一電位に保つ期間を設
けるものであってもよい。
STNを用いた液晶プロジェクタに適用した例である
が、勿論これには限定されず、メモリを使用するもので
あれば全ての装置に適用可能であることは言うまでもな
い。
ているが、要は階調信号を分解するものであればどのよ
うなものでもよいことは言うまでもない。
OMテーブルのビット数は前述した実施例に限られるも
のではなく任意のものが使用可能である。
ル等を構成する回路や画素数、種類などは前述した実施
例に限られないことは言うまでもない。
期間中に夫々非表示期間を設けるようにしているので、
フレーム周波数を上げた液晶駆動においてマージンを高
めながら表示状態の良い画像を表示することができる。
間中に夫々走査電極と信号電極を同意値電位に保つ期間
を設けるようにしているので、ゼロバイアス期間を設け
ない場合であっても請求項1の発明と同様の効果を得る
ことができる。
である。
である。
の波形図である。
ための波形図である。
の図である。
の波形図である。
とを説明するための図である。
図である。
ある。
信号に応じた電圧出力動作を示す図である。
である。
である。
されることを示す図である。
るための波形図である。
るための図である。
明するための波形図である。
B) 73,74,83,84 フレームメモリ(RAM−
A,RAM−B,RAM−C,RAM−D) 75,76,85,86 シフトレジスタ(SOM−
A,SOM−B,SOM−C,SOM−D) 77,78 ROM 91 液晶駆動電圧発生回路 92,93 電圧選択回路 100 ROMテーブル 101 基準電圧発生回路 102 エンコーダ V0〜V4 液晶駆動電圧 EC ゼロバイアス・コントロール信号
Claims (4)
- 【請求項1】 同一画面を所定期間内に複数回表示する
画像表示装置において、 前記複数回の表示期間中に夫々非表示期間を設けたこと
を特徴とする画像表示装置。 - 【請求項2】 同一画面を所定期間内に複数回表示する
画像表示装置において、 前記複数回の表示期間中に夫々走査電極と信号電極を同
電位に保つ期間を設けたことを特徴とする画像表示装
置。 - 【請求項3】 前記非表示期間は、信号電極にゼロバイ
アス電圧を供給するゼロバイアス期間であることを特徴
とする請求項1記載の画像表示装置。 - 【請求項4】 前記所定期間は、1フィールドであるこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像表示装
置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US07/866,744 US5347294A (en) | 1991-04-17 | 1992-04-10 | Image display apparatus |
EP92106686A EP0513551B1 (en) | 1991-04-17 | 1992-04-16 | Image display apparatus |
DE69216467T DE69216467T2 (de) | 1991-04-17 | 1992-04-16 | Bildanzeigevorrichtung |
US08/238,444 US5465102A (en) | 1991-04-17 | 1994-05-05 | Image display apparatus |
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JP (1) | JPH0588647A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7612768B2 (en) | 2004-01-05 | 2009-11-03 | Seiko Epson Corporation | Display driver and electronic instrument including display driver |
JP2016209305A (ja) * | 2015-05-08 | 2016-12-15 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
US10339889B2 (en) | 2016-09-21 | 2019-07-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Liquid crystal drive device and liquid crystal drive method |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP3276597A patent/JPH0588647A/ja active Pending
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