JPH0588502U - Mr内視鏡 - Google Patents

Mr内視鏡

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JPH0588502U
JPH0588502U JP2939192U JP2939192U JPH0588502U JP H0588502 U JPH0588502 U JP H0588502U JP 2939192 U JP2939192 U JP 2939192U JP 2939192 U JP2939192 U JP 2939192U JP H0588502 U JPH0588502 U JP H0588502U
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coil
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英二 吉留
浩人 森谷
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横河メディカルシステム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 体内外をつなぐ管の管径を細くして、被検体
内に容易に挿入できるMR内視鏡を提供することであ
る。 【構成】 RFコイルA23とコンデンサ24により共
振回路を構成する受信コイル21と、コンデンサ24に
並列にRFコイルA23と等しいインダクタンスのRF
コイルB25とクロスオーバダイオード26の直列回路
が接続されるデカップリング回路22とで構成される内
視鏡コイル11を具備し、送電電力に対してはデカップ
リング回路22によりオープン回路とされ、受信時には
原子核の励起信号を受けて全身用コイルに誘導して信号
を伝達することにより、同軸ケーブルを体外への信号伝
達手段としない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はMRI(核磁気共鳴画像撮影装置)内視鏡の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
核磁気共鳴現象を用いて特定原子核に注目した被検体の断層像を得る装置にM RIがある。
【0003】 H,F,Na,C,P等の原子核は個別の磁気モーメントμを持っており、こ れを静磁場H0 中に置くと歳差運動を行う。この歳差運動の角周波数ω0 は次式 で与えられる。
【0004】 ω0 =γH0 γは核磁気回転比と呼ばれ、原子に固有の定数である。磁気モーメントμは種々 の方向を向いているが、μの平均をM′とすると、M′はz軸方向を向く。この 状態でx軸方向からω0 と同じ角周波数を持つ電磁波を印加すると、M′はy軸 方向に倒れ始める。この状態でy軸方向に受信コイルを配置すると、コイルには M′に比例した高周波電流が誘起される。
【0005】 このようにMRIでは、静磁場中の被検体に角周波数ω0 の電磁波を印加する と、受信コイルに高周波電流が流れ、断層像を得ることができる。 このMRIにおいて、体表からでは捉えにくい部分の映像を得るために、体内 に受信コイルを挿入して高周波信号を受信するMR内視鏡が用いられる。
【0006】 従来の内視鏡の概略の構造図を図6に示す。(イ)図はMR内視鏡の外観図、 (ロ)図はMR内視鏡内部に収容されている部分の説明図である。図において、 1は体内に挿入されるMR内視鏡で、コイルカバー2、蛇管部3及び内視鏡操作 部4で構成されている。コイルカバー2の中には内視鏡コイル5が収められてい る。6は内視鏡コイル5と同軸ケーブル7とのインピーダンスマッチングをする ための整合部である。整合部6と同軸ケーブル7は蛇管部3の中に収容されてい て、同軸ケーブル7は内視鏡操作部4から外部に出されてプリアンプ8に接続さ れる。
【0007】 内視鏡操作部4によって内視鏡コイル5を操作するとコイルカバー2と蛇管部 3の接続部でコイルカバー2の角度が変わって断層面の方向を変化させる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
このMR内視鏡1の内視鏡コイル5で受信された信号は、整合部6でインピー ダンスマッチングされた後、同軸ケーブル7を経て電気的に体外に取り出されて プリアンプ8に入力されていた。
【0009】 このような従来のMR内視鏡1の構造では、内視鏡コイル5と整合部6とを小 さく設計したとしても、受信信号をプリアンプ8に伝送するための同軸ケーブル 7が必要なため、この同軸ケーブル7の径により、コイルカバー2や蛇管部3の 径が決定されてしまって太くなり、被検体の体内への挿入が困難であった。
【0010】 同軸ケーブル7の径を細くすることも考えられるが、伝送損失等の問題がある ため無闇に細くすることは実用的ではなかった。 又、内視鏡コイル5と同軸ケーブル7とのインピーダンスをマッチングさせる ための整合部6を収容するスペースも必要であって、蛇管部3の径を細くするた めの障害となっている。
【0011】 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、体内外をつなぐ管の 管径を細くして、被検体内に容易に挿入できるMR内視鏡を提供することである 。
【0012】
【課題を解決するための手段】 前記の課題を解決する本考案は、MR画像を作るため被検体の体内に挿入して 用いるMR内視鏡において、第1のRFコイルとコンデンサにより共振回路を構 成する受信用コイルと、前記コンデンサに並列に前記第1のRFコイルと等しい インダクタンスを有する第2のRFコイルと、前記コンデンサと前記第2のRF コイルとの間に挿入されて大電力の励起用高周波に対して動作するダイオードと から成るデカップリング回路とで構成される内視鏡コイルと、該内視鏡コイルの 位置や向きを制御するための内視鏡操作部と、該内視鏡操作部と前記内視鏡コイ ルとを接続して、前記内視鏡操作部の機械的操作を前記内視鏡コイルに伝達する ための蛇管部とを具備し、前記被検体内の原子核を励起するための励起用コイル に受信信号を誘導により取り出させることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
励起用コイルに励起された原子核からの信号は受信用コイルで受信される。こ の受信信号は励起用コイルに対する相互誘導により励起用コイルに誘導されて出 力されることにより経口的にケーブルを通して出力されることはない。
【0014】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例のMR内視鏡の使用状態を示す図である。図において 、図6と同等の部分には同一の符号を用いてある。図中、11は体内に挿入して 受信専用に用いる内視鏡コイル、12は被検体13を中央に収めて被検体13の 勾配磁場により特定された原子核を励起するための全身用コイルである。
【0015】 同軸ケーブル7は全身用コイル12からの受信信号をプリアンプ8に入力する ため、全身用コイル12に接続されている。従って、MR内視鏡1には内視鏡コ イル11から信号を体外に接続する同軸ケーブルはなく、蛇管部3は内視鏡コイ ル11の位置や向き等を変えるための機械的操作のためにのみ用いられている。
【0016】 プリアンプ8は全身用コイル12に同軸ケーブル7を介して直接接続されてい る。 内視鏡コイル11の回路構成を図2に示す。図において、21はデカップリン グ回路22と共に内視鏡コイル11を構成する受信コイルである。
【0017】 23はキャパシタンスC1 のコンデンサ24とで共振回路を作って受信コイル 21を構成するインダクタンスL1 のRFコイルAである。この回路の共振角周 波数は次式の通りである。
【0018】 ω=2πf=1/√(L1 1 ) ・・・(1) デカップリング回路22はインダクタンスL1 のRFコイルB25とクロスダ イオード26とで構成されており、RFコイルB25はコンデンサ24と(1) 式の角周波数の共振回路を作っている。
【0019】 次に、上記のように構成されたMR内視鏡を含むMR装置の高周波部の動作を 図3のフローチャートを参照して説明する。 ステップ1 内視鏡コイル11を被検体13の体内に挿入する。
【0020】 ステップ2 全身用コイル12に高周波電流を流して所定の位置の原子核を励起する。この 時、内視鏡コイル11はデカップリング回路22のためにオープン回路となって いる。図2の(イ)図の内視鏡コイル11において、全身用コイル12から励起 用の角周波数ωの高周波が送波されると、受信コイル21のRFコイルA23と コンデンサ24とはωに共振する。又、デカップリング回路22においては、高 出力の送信高周波によりクロスダイオード26は導通して、RFコイルB25と コンデンサ24によって作られる共振回路はωに共振する。
【0021】 ところで、(ロ)図に示すように受信コイル21の回路中に被検体13との結 合により実効的に抵抗値Rの抵抗が挿入されることになって、実効的にデカップ リング回路22に直列に接続される受信コイル21は有限の抵抗値を示すが、受 信コイル21に実効的に直列に接続されるデカップリング回路22のインピーダ ンスは∞となって内視鏡コイル11はオープン回路となり、全身用コイル12と の磁気結合は失われる。
【0022】 ステップ3 全身用コイル12の高周波電流により励起された 1H原子核のスピンによる信 号を内視鏡コイル11で受信する。この信号は小さいため、デカップリング回路 22のクロスダイオード26は動作せずオープン回路となっており、受信コイル 21はデカップリング回路22とは無関係になって受信電流が流れる。
【0023】 ステップ4 受信コイル21と全身用コイル12との間の磁気結合に基づき、受信コイル2 1に生ずる受信電流の相互誘導により全身用コイル12に誘導電流が流れる。図 4は内視鏡コイル11のRFコイルA23と全身用コイル12との結合状態を示 す図である。図において、図1,図2と同等の部分には同一の符号を付してある 。インダクタンスL1 のRFコイルA23に流れる電流をi1 、RFコイルA2 3に発生する電圧をv1 とし、インダクタンスL2 の全身用コイル12に流れる 電流をi2 、全身用コイル12に発生する電圧をv2 とすれば、電圧v1 ,v2 は次式のようになる。
【0024】
【数1】
【0025】 (2)式に示すように、全身用コイル12にはv2 が受信信号として誘導され、 出力される。 ステップ5 全身用コイル12に誘導された受信信号は、同軸ケーブル7を経由してプリア ンプ8に入力され、増幅されて後段に出力される。
【0026】 ステップ6 以上の測定を繰り返して行うかチェックする。繰り返して行う場合はステップ 1に戻る。繰り返して行わない場合は終了する。
【0027】 以上説明したように本実施例によれば、MR内視鏡からの信号取り出しケーブ ルが不要になるためMR内視鏡の管径を細くすることができる。又、電気配線が 蛇管内にないのでケーブル内での発熱など安全上の心配がない。更に、全身用コ イルのような外部コイルによる撮像により高感度部位が出てくるので、内視鏡の 位置も容易に分り、内視鏡のガイドに便利である。又、伝送線に対するインピー ダンス整合が不要となり、コイルの構造を簡単にすることができる。
【0028】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではない。上記実施例において内視 鏡コイル11のデカップリング回路22はパッシブ型であったが、図5に示すよ うなアクティブ型のデカップリング回路でもよい。図において、図2と同等の部 分には同一の符号を付してある。図中、31はダイオード32と直列に接続され たインダクタンスL1 のRFコイルCで、その直列回路はコンデンサ24に並列 に接続されている。
【0029】 33はデカップリング回路22に直流電圧を供給する直流電源で、この直流電 圧によりダイオード32の動作電圧を規定しており、直流電源用ケーブル34を 経てデカップリング回路22に接続されている。35はデカップリング回路22 から直流電源33へ交流電流が流れ込むことを阻止する交流遮断用コイルである 。このデカップリング回路の共振角周波数ωは ω=2πf=1/√(L1 1 ) である。
【0030】 この場合、使用ケーブルが直流バイアス供給のみに使用されるため、ケーブル を細くしても損失を気にしないで十分実用に耐えることができる。 図1の実施例では受信コイル21の受信信号に対する誘導先のコイルを全身用 コイル12としたが、サーフェスコイルやラップラウンドコイルを用いて誘導先 としてもよい。
【0031】 又、実施例では 1Hのイメージイグについて説明したが、他の原子核の例えば 31 P,13C等を用いたスペクトロスコピーにも応用できる。
【0032】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案によれば、体内外をつなぐ管の管径を細くす ることができるようになって、被検体内に容易に挿入できて、実用上の効果は大 きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のMR内視鏡の使用状態を示
す図である。
【図2】実施例のMR内視鏡の内視鏡コイルの回路図で
ある。
【図3】実施例の動作のフローチャートである。
【図4】内視鏡コイルと全身用コイルの統合状態の説明
図である。
【図5】本考案の他の実施例の内視鏡コイルの回路図で
ある。
【図6】従来のMR内視鏡の構造図である。
【符号の説明】
1 MR内視鏡 3 蛇管部 4 内視鏡操作部 11 内視鏡コイル 12 全身用コイル 21 受信用コイル 22 デカップリング回路 23 RFコイルA 24 コンデンサ 25 RFコイルB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01R 33/36 8932−4C A61B 5/05 355 9118−2J G01N 24/04 Z 9118−2J M

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MR画像を作るため被検体の体内に挿入
    して用いるMR内視鏡において、 第1のRFコイル(23)とコンデンサ(24)により
    共振回路を構成する受信用コイル(21)と、 前記コンデンサ(24)に並列に前記第1のRFコイル
    (23)と等しいインダクタンスを有する第2のRFコ
    イル(25)と、前記コンデンサ(24)と前記第2の
    RFコイル(25)との間に挿入されて大電力の励起用
    高周波に対して動作するダイオード(26、32)とか
    ら成るデカップリング回路(22)とで構成される内視
    鏡コイル(11)と、 該内視鏡コイル(11)の位置や向きを制御するための
    内視鏡操作部(4)と、 該内視鏡操作部(4)と前記内視鏡コイル(11)とを
    接続して、前記内視鏡操作部(4)の機械的操作を前記
    内視鏡コイル(11)に伝達するための蛇管部(3)と
    を具備し、 前記被検体内の原子核を励起するための励起用コイル
    (12)に受信信号を誘導により取り出させることを特
    徴とするMR内視鏡。
JP2939192U 1992-05-06 1992-05-06 Mr内視鏡 Expired - Lifetime JP2552980Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013128857A (ja) * 2011-04-20 2013-07-04 Imris Inc 遠隔に配された受信コイルを用いる磁気共鳴信号検出
JP2016516521A (ja) * 2013-04-23 2016-06-09 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 磁気共鳴(mr)コイルのための単一の同軸インタフェース

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013128857A (ja) * 2011-04-20 2013-07-04 Imris Inc 遠隔に配された受信コイルを用いる磁気共鳴信号検出
JP2016516521A (ja) * 2013-04-23 2016-06-09 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 磁気共鳴(mr)コイルのための単一の同軸インタフェース

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