JPH058830B2 - - Google Patents

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JPH058830B2
JPH058830B2 JP59081253A JP8125384A JPH058830B2 JP H058830 B2 JPH058830 B2 JP H058830B2 JP 59081253 A JP59081253 A JP 59081253A JP 8125384 A JP8125384 A JP 8125384A JP H058830 B2 JPH058830 B2 JP H058830B2
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holographic optical
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sinθ
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Jii Raibu Kenesu
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Grumman Aerospace Corp
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  • Holo Graphy (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、ホログラフイツク光学部材(あるい
はホログラフイ光学部材)の製造方法、特に色消
しホログラフイツク光学部材の製造方法に関す
る。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
ホログラムという言葉は、写真技術プロセスを
表わすときに使用され、一般的に使用されるよう
になつてきた。3次元のシーンを2次元の像とし
て記録する通常の写真技術と違い、ホログラフイ
のプロセスでは写真をとられる対象物の像を記録
するのではなく、同一の光源からの参照ビームと
干渉する光のパターンを形成するときの反射され
た光波自体を記録する。従つて、ホログラムは光
波を透過したり、光波が反射したり散乱したりす
る対象物を特徴づける全ての情報を含んでいる。
対象物がレンズ、マツチドフイルター、回折格子
などの光学部材である場合は、そのホログラム
は、光学部材の全ての現象または属性を作り出
す。ホログラムの光学部材の主な特徴は、焦点、
大きさ、及び偏向角である。
通常のホログラフイの光学部材を有するホログ
ラムは、構成(C)波長といわれる特定の波長のレー
ザを使用することによりつくられる。また、再生
(PB)、又はホログラフイ部材の再構成波長は同
一の又は他の波長のレーザを使用してなされる。
従来のホログラフイでは異なる波長のレーザが再
生に使用された場合に、ホログラフイの光学部材
の基本的特性、たとえば、偏向角焦点、大きさ等
が変化する。
ある種のホログラフイ光学部材においては、再
生機能に使用されるレーザの波長にかかわらず、
特性定数を維持することが望まれている。この発
明は、ホログラフイの光学部材の波長依存性を実
質的に軽減すべくなされたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
ホログラフイの光学部材の構造は第1図に示す
ように、信号ビームSとしての入射ビーム10
が、記録媒体12に入射するように照射される。
この記録媒体12は、ガラスの板、薄フイルム等
の適宜の基板14にコーテイングされ、又は取り
付けられている。記録媒体12が感光乳剤、2色
ゼラチン、感光ポリマー等であることはよく知ら
れている。同時に、好ましくはレーザー等のコヒ
ーレントな電磁放射をする同一光源から、参照ビ
ームRとして第2のビーム16が角度θ1で方向づ
けられ、記録媒体12に入射し、そこで信号ビー
ム10と重ねられる。その結果、光学的干渉が密
に離隔した線の振幅または位相分布として記録媒
体12に記録される。この線列は、第2図の断面
図に示すように記録媒体12内のクリア領域18
と吸収領域20の振幅分布、第3図に示す記録媒
体12の屈折指数22の相違により生ずる位相分
布、又は第4図に示す記録媒体12の表面上にお
ける空間若しくは起伏の変化24のような種々の
形状をとることができる。それらの形状が互いに
違う現象を表わしていることがよく知られてい
る。第1に、銀のハロゲン化物による吸収、第2
に屈折率の変化による回折、第3に、表面の起伏
の変化による回折である。
後者の場合には、吸収率または回折率の変化領
域は記録媒体又はプレートの表面起伏パターンを
伴なう。
第1図に示した光学的干渉現象においては、縞
として知られる光学的干渉線の間隔は、次式によ
つて表される。
d1=λ1/sinθ1 (1) ここにd1は光学的干渉線の間隔、λ1は干渉ビー
ムの波長、θ1は第1図に示すように信号ビームが
記録面に垂直に入射する場合における二本の干渉
ビームのなす角度である。最後の条件が満たされ
ないとき、一般には次式で表される。
d=λ/(sinθS±sinθR) (1a) 二本のビームが記録面の法線に対して同じ側に
あるときが負(−)で、反対側にあるときが正
(+)である。θS=0としても一般性は失われな
いので、(1)式を使用できる。
複雑な広範囲な物体に対しては、(1a)式は、
信号ビームの入射角が光源の二次元分布に依存し
ていることを示す次式に拡張される。
d=λ/(sinθS(x、y)±sinθR)(1b) 波長は等しいが異なる入射角θ2の参照ビーム2
6を使用すると、異なる間隔の干渉縞が記録され
る。すなわち、 d2=λ1/sinθ2 (1c) となる。波長λ1は同じで角度θだが異なる点に注
意されたい。二つの干渉縞パターンは同一の記録
媒体に順に記録するとする。
第5図においては、記録板30へ入射する入射
ビーム28が2つの波長の結合であり、入射ビー
ムが記録され、記録媒体が適宜処理されていると
仮定される。改良されたプロセスにおいては、入
射ビームの波長は、λPB1、λPB2で示される。2つ
の波長の1つを、構成波長λ1にすることができる
が、その条件は本質的ではなく、説明の便宜上こ
の条件が本質ではないとする。再生上に際して、
異つた波長が異つた角度を通して回折されるのが
通常の状態である。従つて、入射ビーム28の波
長λPB1の出射ビーム32が角度φで回折され、そ
して、入射ビーム28の波長λPB2の出射ビーム3
4が角度ωを持つて回折される。
格子などの色消し光学部材の構造においては、
2つの波長が格子又は同様の回折部材に(θS
0)で同時に入射するか否かが問題となる。
回折式は sinD=mλ/d (1d) で与えられる。
ここでmは回折のオーダであり、Dは波長λの
ビームが、縞の間隔をdとする回折格子に垂直に
入射した時の回折角である。
共通角Dは下記式を満足する必要がある。
sinD1=sinD2=sinD=mλ/d=mλPB1/λ1
sinθ1=mλRB2/λ1sinθ2λPB1/λPB2=sinθ2/sin
θ1(2) 換言すれば、2つの波長が、構成角の正弦の逆
比で相互に関連する場合は、2つの波長は格子に
よつて同一の角度Dに回折される。これは、いか
なる波長にも適用できる。
両ビームが格子に垂直に入射し、同じ波長λ1
有するときには、第(2)式から次の一般的な関係式
が得られる。
λi/λj=sinθj/sinθi (2a) 2以上の波長がある場合で式(1d)により補
正されるときは、格子が1つの波長を形成する必
要はない。後者の場合はあまり一般的ではない
が、除外することはない。
ここで、ホログラフイーレンズ(HL)の焦点
距離を保持する関係は次式のようになる。
FPB=(λC/λPB)FC (3) ここでFとλはそれぞれホログラフイの光学部
材の構成及びホログラフイの光学部材を使用する
再構成又は再生のための、焦点距離と波長であ
る。
2つの波長は次の関係がある。
FPB1=(λC/λPB1)FC1 (3a) FPB2=(λC/λPB2)FC1 (3b) 再生または再構成のときはFPB1=FPB2であるこ
とが必要であり、その結果 (λC/λPB1)FC1=(λC/λPB2)FC2(3c) となる。上記の如くλCi=λPBiであるので、 λPB2/λPB1=λC2/λC1 FC2/FC1=sinθ1/sin
θ2(3d) となる。λC1はλC2と同じにすることができるので
λC1=λC2とし、 FC2/FC1=sinθ1/sinθ2 (3e) となる。この式は(2a)式と同様である。
一例として、λC=4880Å、FC1=360mm、θ=
30°とし、さらに、 λPB1=4880Å λPB2=6328Å θ2=22.68° とすれば、(λPB1とλPB2はそれぞれ通常のレーザ
波長として選択される。) FC1=360mm (構成と一つの再構成波長は全く同一であるた
めである。) FC2=466.8mm となる。
第6図は、一本の参照ビーム36が、FC1の焦
点距離42を持つて構成する記録板38に、一本
の信号ビーム40と相互作用を生じていることを
示すものである。焦点距離46がFC2である第2
の信号ビーム44もまた、記録板で干渉パターン
を発生させるために、参照ビーム36と記録板3
8上で相互作用を行う。ビーム36および40は
同じ波長を持たなくてはいけないし、ビーム36
および44は第2の通常の波長を持たなくてはい
けない。もし、それらの波長が等しくないとした
ら、参照ビームの入射角θREFが上述した式に従つ
て調節されなくてはいけない。通常の公知の処理
の後に、プレートがホログラフイのレンズを形成
する。もし、上述した条件の値が満たされている
ならば、そのように形成されたホログラフイのレ
ンズ38aは第7図に示すように作用するであろ
う。第7図に示すように、異なる波長を有する入
射ビーム48および50は、ホログラフイのレン
ズ38aで回折されるとともに、結合された出射
ビーム48a及び50aがそれぞれ実質上の共通
の焦点52へ導かれる。
ホログラフイのプロセスに使用される代表的な
記録媒体は、厚さが約1〜20μmである。しか
し、通常約20〜100μmの厚い媒体として知られ
ているものを使用すると有利である。格子を記録
する厚い媒体は、クラインのQ標準として特徴づ
けられる。ここで、Qは Q=2πλd/n0Λ2 として示される。格子への入射角がγであるとき
は、 Q′=Q/cosγ となる。ここにおいて、λは自由な間隔の波長で
あり、dは記録媒体の厚さを示す。また、n0は屈
折率の平均値であり、Λ2は格子間隔である。(こ
こでは、平らな間隔であると仮定している)。
格子が記録媒体に記録されるとき、再生上の入
射角は、格子間隔および間隔のみに基づく入射格
と同じ様に考えられる。つまり、ブラツグ
(Bragg)効果に従つているのである。ブラツグ
の法則に従つてい入射角の場合には有効性の高い
ビームとなる。ブラツグの法則に従つていない入
射角の場合には、有効的でなく、減少されるかも
しれない。ブラツグの法則は次式で示される。
2dNsinθ=λ (4) ここでNは回折率である。
第8図に示すように、2本のビーム92,94
が角度θC1およびθ′C1で干渉を生じているときに厚
い記録媒質97に縞96が形成され、最も有効な
再生角が、(4)式で決定されたθPB1(98)となる。
すなわち sinθPB1=λ/2d=(λPB1/λC1)sinθC1±sinθC1
/2(5) となる。第2の角度の組み合わせが使用され、か
つ、第2の波長が使用された場合には sinθPB1=sinθPB2=sinθPB (6) となる。または、両方の場合には(5)式を用いて (λPB1/λPB2)(λC2/λC1) =sinθC2±sinθ′C2/sinθC1±sinθ′C1 (7) となる。もしλC1=λC2である場合には、 (λPB1/λPB2) =sinθC2±sinθ′C2/sinθC1±sinθ′C1(7a) となり、さらにsinθC1=0の場合には λPB1/λPB2=sinθC2±sinθ′C2/sinθC1 (7b) となる。これは式(2a)との類似性を示してい
る。通常のブラツグ角度で再生する場合には、波
長は式(7b)で与えられる割合となる。たとえ
ば、再生の波長が6328Åと4880Åであり、かつ、
θC1=0、θ′C1=30°の場合には、 6328/4880=1.30=sinθC2±sinθ′C2/0.5 またはsinθC2±sinθ′C2=0.65 となる。さらに、θC2=10°、θ′C227°18その他多く
の組み合わせにも適用される。
通常の再生角度は式(5)で決定され、それは
sin-10.325=18°35′である。そして、任意のθC2
よびθ′C2との組み合わせはできず、構成角θC1およ
びθ′C1の再生とともに通常の再生角がある。
従来の技術はリース(F.N.Leith)による米国
特許第3586412号に、ホログラフイのレンズを構
成する方法が記載されている。その方法において
は、単一の3次元の記録媒体が、実質的に対象物
をスキヤンし、異なつた角度で交差する2本の入
力ビームに露出されているが、その結果として、
大きな収差を生じることなく対象物の混成とした
像を得るために、個々の収差しない環状のプレー
トが各露光角度について媒体中に設けられてい
る。そこに記載されているように、リースは多数
の波長に自己のレンズを使用しているが白色性の
再生を得るために必要な独自の条件は明記されて
いない。またスコール(R.S.Schools)らによる
米国特許第3503050号には、リツプマン
(Lippmann)方法の改良が記載されている。ス
コールらのシステムにおいては、コヒーレントな
光の干渉波が、反射面の周期的な構造を形成する
乳剤の厚さを通して定在波の波腹に、光電感度の
乳剤の層に感光する。そのような多数の構造が異
なつた角度で乳剤中のいかなるポイント中でも形
成され、そして、反射光の角度により読みとられ
る。しかし、リースの場合と同じように、スコー
ルらは記録されるときのビーム角度が、波長の組
み合わせ又は白色(white)光が共通の焦点をも
つように特定の独自の角度の組み合わせである必
要があることを教示していない。更に、上述した
従来の技術は、厚くない記録媒体の表面に対する
縞の特定な配置が白色光再生のために特別のもの
であるべきことまでは開示していない。
〔発明の目的〕
本発明は、多数の波長で作動する収差の無いホ
ログラフイツク光学部材の製造方法を提供するこ
とを目的とする。また本発明は、厚い記録媒体を
適用することにより、一本の入力ビームから、
各々が独立した二焦点を有する二本の出力ビーム
を作り出すホログラフイツク光学部材の製造方法
を提供することを目的とする。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の好適実施例について図面を参
照して説明するが、この発明はこれらの実施例に
限定されないことは勿論である。
第9図は、この発明の格子等、ホログラフイの
光学部材の組立に使用される装置を示している。
波長λC1のとき作用するレーザ54のような適宜
のコヒーレントな光源が出射ビーム56を照射
し、その出射ビーム56はビームスプリツター5
8を通過し、ほぼ等しい強度のビーム60,62
となる。
このビーム60はホログラフイの参照ビームと
して使用され、平行なレンズシステム64を透過
し、記録媒体70に適切な角度θ1で入射するよう
にミラー66,68が導かれる。感光性の物質と
して知られているものであれば、記録媒体に使用
することができ、必要に応じ、ガラス板72のよ
うな適当な方法で記録媒体を補助することができ
る。ビーム62は信号ビームとして使用される
が、このビーム62はミラー74により、焦点距
離の短いレンズ76へ導かれる。そして、このレ
ンズ76により出射ビーム78が記録媒体70へ
導かれる。ビーム78はビーム60とともに結合
し、干渉してその干渉は媒体によつて記録され
る。この要点を示した装置が、従来のホログラフ
イの光学部材を製造するプロセスに使用されてい
るのがわかる。しかし、この発明のプロセスにお
いては、一度ビーム60が入射角θ1として記録さ
れ、ミラー68が適宜の調整手段80によつて調
節され、そして、ビーム60が入射角θ2でビーム
78と干渉して記録される。必要に応じ、この手
順が入射角θ3乃至θoで干渉して記録することを繰
り返すことができる。上述したこの発明の説明に
よれば、光の多様な波長のビームが、それぞれ構
成角θi乃至θjの比率が逆数の関係にあれば、それ
らのビームはホログラフイの光学部材により同じ
角度に回折される。従前のスタートと同じ条件の
もとで、ビームが光学部材へ入射し、かつ一つの
波長が形成されるとしたら、式(2)より導かれる一
般の関係 λi/λj=sinθj/sinθi が成立する。
ホログラフイの光学部材が色消しレンズであれ
ば、回折されるビームのあらゆる波長が共通の焦
点へ導かれることが要求される。式(3)から(3e)
で具体的される数値で処理されそして FCj/FCi=sinθi/sinθj の場合に、この作用が起きる。
この発明の色消しレンズの構成間で要求される
焦点距離の変化を与えるために、第9図で具体化
された装置が、信号ビームの経路中で穴調整が可
能なピンホール部品82を挿入することにより、
第10に示すように変形される。すなわち、図示さ
れていないが、第10図の実施例には参照ビーム
60′および信号ビーム62′を作成するために、
第9図に示す光源、ビームスプリツター、平行レ
ンズ装置及び第1のミラーが 設けられている。参照ビーム60′は記録媒体7
0′に適宜の角度θ1で入射させるために、調整ミ
ラー68′で導かれる。信号ビーム62′はミラー
74′により、焦点距離の短いレンズ84と小さ
い穴の絞りとなる面86から構成するピンホール
部品82へ導かれる。適当な調整機構88が、方
向矢印90で指示される移動内で、ピンホール部
品82を選択的に調整するために設けられてい
る。ピンホール部品82から出力ビーム78′は、
拡張した球面波である。このビーム78′は、参
照ビーム60′と結合し干渉して、その干渉が記
録媒体70′に記録されるように、FC1の焦点距離
をもつて記録媒体70′へ導かれる。この発明の
プロセスにおいては、先ず参照ビーム60′が入
射角θ1で記録されそして、信号ビーム62′が焦
点距離FC1をもつて記録され、そして、ミラー6
8′とピンホール部品82が調整手段80′と調整
機構88によつてそれぞれ調整され、ビーム6
0′が入射角θ2で記録され、ビーム62′が焦点
FC2をもつて記録される。必要であれば、この手
順つまり入射角θ3…θoのビーム60′と焦点距離
FC3…FCoのビーム62′の干渉を記録されること
が繰り返される。
前記では、単一波長のコヒーレントな電磁放射
を使用する色消しのホログラフイの光学部材につ
いて詳述している。しかし、単一波長以上の放射
が、この発明に従つた数学的関係を与えられた光
学的部材の構成に使用することができる。第11
図に示す装置は、波長λC1に作用するレーザ10
0のような光源を有し、そのレーザ100は、参
照ビーム106と信号ビーム108を作成するた
めに、ビームスプリツター104を通過する出力
ビーム102を放射する。参照ビーム106は、
平行なレンズ装置110を通過し、ミラー11
2,114により、適当なサポート118に装着
された記録媒体116に適切な角度θ1で入射する
ように導かれる。信号ビーム108は、ミラー1
20により調整可能なピンホール部品122へ導
かれ、ピンホール部品122から出射ビーム12
4は、参照ビームと結合し、干渉するために、記
録媒体116へ導かれる。この発明の他の実施例
である前記の説明で理解されるように、もし、構
成されている光学部材がレンズであるならば、ピ
ンホール部品122は信号ビーム124を焦点距
離FC1で記録媒体116に集中させる。構成され
ている光学部材が格子である場合は、第9図の実
施例に示すレンズはピンホール部品の代わりとし
て使用され、信号ビームの焦点距離を変化させる
調整可能な手段は、使用されない。波長λC2を放
射する第2の光源はレーザ126であり、このレ
ーザ126から放射された出射ビーム128は、
ビームスプリツター104を透過した出射ビーム
が信号ビーム108と整合し、ビームスプリツタ
ー104で反射された出力ビームが参照ビームと
整合するように、ビームスプリツター104に導
かれる。第2のレーザ126からの出射ビームが
記録されたとき、ミラー114とピンホール部品
122は、入射角θ2のビームと、焦点距離FC2
ビームにより干渉を記録するために、調整され
る。この手順は、入射角θ3…θoの参照ビームと焦
点距離FC3…FCoの信号ビームとの干渉を記録する
ことにより、繰り返すことができる。ここで、前
記に説明したように、もし、一般の関係式つまり が成立するとき、2つの波長λC1、λC2は、記録媒
体116からの出射ビームが第7図に示す実質的
に共通の焦点へ導かれるように、記録媒体116
で明らかにされるホログラフイの光学部材で回折
される。
第2のまたは次順の波長として参照ビーム10
6の入射角を変化させる調整ミラー114の代わ
りに、ミラー130のような付加的なミラーをビ
ームの経路に挿入することができる、図示されて
いるのとは別の適当な方法が、複数個の不連続な
波長であるコヒーレントな照射を制御するプロセ
スとして、この発明に使用されてもよい。そのよ
うな装置の代表的な例が、米国特許第4250465号
に記載されているパラメトリツクコンバータある
いはインタラクタである。
この方法においては、厚い媒体を使用する方法
が有効である。上述したように、厚い記録媒体は
厚さが約20〜100μmである。参照ビームが、ホ
ログラムを記録する通常の記録プレートの両側か
ら導かれたとき、ブラツグ角を同時に満たし、エ
ネルギーの等しい出力ビームの釣り合いのとれた
ペアを作成する独自の角度が存在する。すなわ
ち、第12図に示すように、2つの独立した焦点
が、再生を記録する厚い媒体から得られる。図示
するようにして、異なつた波長をもつ入力ビーム
132,134は、厚い媒体であるホログラフイ
の格子136で回折され、そして、出力ビーム1
38,140が互いに独立した焦点142,14
4を得る。
ホログラフイの部材を構成する間では、実際の
入射角は、上述した式と厚い媒体に使用される材
料の屈折率に依存する。たとえば、屈折率n=
1.54を持つ2色化されたゼラチンにおいては再生
としての参照ビームの入射角は第12図に示す条
件を得るために約±10°となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ホログラフイの光学部材の構成に使
用される記録媒体への光学的入射を示す概略図、
第2図乃至第4図は第1図に示す記録媒体の種類
別による干渉現象を示す断面図、第5図は従来の
ホログラフイの光学部材による回折の特性を示す
概略図、第6図はこの発明に係るホログラフイの
光学部材の製造に使用される記録媒体へ光学的入
射を示す概略図、第7図はこの発明の光学部材の
回折の特性を示す概略図、第8図はこの発明の厚
い記録媒体の干渉の特性を示す概略図、第9図は
この発明の一実施例を示す概略図、第10図はの
発明の他の実施例の要部を示す概略図、第11図
はこの発明の他の実施例を示す概略図、第12図
はこの発明に係る厚い記録媒体の回折の特性を示
す概略図である。 12,70,70′,116……記録媒体、1
0,40,44,62,62′,108……信号
ビーム、20,60,60′,106……参照ビ
ーム、28,48,50……入射ビーム、32,
34,48a,50a,138,140……出射
ビーム、42,46……焦点距離、54,100
……レーザ、58,104……ビームスプリツタ
ー、66,68,68′,74′,112,11
4,120,130……ミラー、80,80′…
…調整手段、82,122……ピンホール部品。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 波長λ1…λoの放射を回折する色消しホログラ
    フイツク光学部材の製造方法であつて、 信号ビームを記録媒体表面に垂直に入射させる
    共に、参照ビームを記録媒体表面の法線に対して
    角度θ1…θoで順に入射させ、各参照ビームと信号
    ビームとで形成される互いにコヒーレントな波長
    λ1の電磁ビームの交差部分で三次元感光性記録媒
    体を次々に露光して、周期構造を有する回折手段
    を記録媒体内に重ねて形成する工程を有し、上記
    角度θ1…θoは波長λ1…λoの中の任意の二つに対し
    て、二つの波長は相互にその各々に対応した角度
    の正弦の逆比で関連している関係すなわち一般式
    (λi/λj)=(sinθj/sinθi)で示される関係を満

    している色消しホログラフイツク光学部材の製造
    方法。 2 信号ビームの各々がそれぞれ焦点距離F1
    Foの発散性ビームであつて、その中の任意の二
    つの焦点距離は相互にその各々に対応した角度の
    正弦の逆比で関連している関係すなわち一般式
    (Fj/Fi)=(sinθj/sinθi)で示される関係を満た
    している特許請求の範囲第1項に記載の色消しホ
    ログラフイツク光学部材の製造方法。 3 製造するホログラフイツク光学部材が回折格
    子である特許請求の範囲第2項に記載の色消しホ
    ログラフイツク光学部材の製造方法。 4 製造するホログラフイツク光学部材がレンズ
    である特許請求の範囲第2項に記載の色消しホロ
    グラフイツク光学部材の製造方法。 5 記録媒体の厚さが約20〜100ミクロンである
    特許請求の範囲第1項または第2項に記載の色消
    しホログラフイツク光学部材の製造方法。 6 露光により形成した回折手段である周期構造
    が記録媒体の表面にあり、光学部材は波長λ1…λo
    の放射を同じ角度で回折する特許請求の範囲第1
    項に記載の色消しホログラフイツク光学部材の製
    造方法。 7 露光により形成した回折手段である周期構造
    が記録媒体の表面のゾーンプレートで、光学部材
    は波長λ1…λoの放射を同一の焦点に向けて回折す
    る特許請求の範囲第1項に記載の色消しホログラ
    フイツク光学部材の製造方法。 8 記録媒体の厚さが20ミクロン以下である特許
    請求の範囲第6項または第7項に記載の色消しホ
    ログラフイツク光学部材の製造方法。 9 波長λ1…λoの放射を回折する色消しホログラ
    フイツク光学部材の製造方法であつて、 信号ビームを記録媒体表面に垂直に入射させる
    共に、二本の参照ビームを記録媒体表面の法線に
    対してその両側から角度θ1…θoで順に入射させ、
    各参照ビームと信号ビームとで形成される互いに
    コヒーレントな波長λ1の電磁ビームの交差部分で
    三次元感光性厚い記録媒体を次々に露光して、周
    期構造を有するゾーンプレートを記録媒体内に形
    成する工程を有し、上記角度θ1…θoは波長λ1…λo
    の中の任意の二つに対して、二つの波長は相互に
    その各々に対応した角度の正弦の逆比で関連して
    いる関係すなわち一般式(λi/λj)=(sinθj
    sinθi)で示される関係を満たし、波長λ1…λoの放
    射を異なる焦点を有する二本のビームとして回折
    し、一般式(Fj/Fi)=(sinθj/sinθi)を満足する
    色消しホログラフイツク光学部材の製造方法。 10 記録媒体の厚さが約20〜100ミクロンであ
    る特許請求の範囲第9項に記載の色消しホログラ
    フイツク光学部材の製造方法。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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