JP3186796B2 - ホログラム作成方法 - Google Patents

ホログラム作成方法

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行造 山崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバーコードを読み取るレ
ーザ光走査装置、レーザプリンタ、ヘッドアップディス
プレイ等に用いられるホログラムの作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、ホログラムを作成するには、図9
のようにコヒーレントな2光束72, 73を干渉露光するこ
とによって行われる。この場合、2光束の各々の波面を
任意に変えることにより乾板71面内に記録される干渉縞
パターンの形状の制御を行う。さらに、2光束の入射角
度により、乾板の厚さ方向に記録される干渉縞の傾きの
制御を同時に行う。そのため、複雑な干渉縞のホログラ
ムを作成するのが非常に困難である。
【0003】また、2光束露光によって作成したホログ
ラムをマスタホログラムとして、図10のようにコピー
光83をマスタホログラム81に照射し、マスタホログラム
の干渉縞を乾板82に複写するホログラム作成方法もあ
る。この場合には、干渉縞の傾きをコピー露光時に別途
制御できるため、マスタホログラムの作成時には、面内
の干渉縞パターンの制御を行えばよい。しかし乾板面内
の干渉縞パターンは、相変わらず2光束露光時の波面制
御によっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、簡素な露光系から、複雑なホログラムを作成可能に
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、既に
作成されているマスタホログラム(1)に、コピー乾板
(2)を重ね合わせて、該マスタホログラム(1)に適
当な波面(5)を照射し、透過光(3)と回折光(4)
で露光するホログラム作成方法であって、該マスタホロ
グラムと該コピー乾板との間の空間に透明な屈折体を充
填し、該マスタホログラム(1)に対し該コピー乾板
(2)を所定の角度(θ)をもって配置し、作成すべき
ホログラムの空間周波数が干渉縞の幅方向にのみ変化す
るように該コピー乾板を傾けて露光する、ことを特徴と
するホログラム作成方法、が提供される。
【0006】
【作用】上述の方法を用いれば、コピー露光時にマスタ
ホログラム1とコピー乾板2とを平行に配置しないで、
任意の角度をもたせることによって、コピー乾板2に複
写される干渉縞パターンの形状を制御することができ
る。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1から図6を用いて説明
する。説明を分かりやすくするために平面波グレーティ
ングを用いた場合について述べる。作成および再生時の
レーザの波長λは同一とする。また、感光膜等の屈折体
の屈折率は1とする。
【0008】第1実施例として、図2のようなマスタホ
ログラム(乾板22)を用いて、コピー露光した場合を考
える。マスタホログラムは入射角が参照波(24)30度
(θ2 )、物体波(23)30度(θ1 )の等角な2光束で
作成したものとする。この時、マスタホログラムに記録
されている干渉縞の傾きは0度(膜面に対して垂直)と
なる。空間周波数fは、次の式より1/λとなる。 sinθ1 + sinθ2 =fλ …
【0009】このマスタホログラムにコピー乾板2を30
度傾けて、図1のようにコピー露光する。図1ではマス
タホログラムは参照番号1で参照される。コピー光5は
参照波側から30度で入射させる。コピー乾板2には、マ
スタホログラム1の透過光3と回折光4が照射される。
この2光束は、コピー乾板2に対して、0度と60度の入
射角となる。従って、コピーホログラム2の干渉縞の傾
きは30度となり、マスタホログラムの干渉縞の傾きがシ
フトする。また、空間周波数は式より 0.866/λとな
る。これより、マスタホログラム1よりも干渉縞の間隔
が粗いホログラムが作成されたことになる。
【0010】第2実施例として、図3のようなマスタホ
ログラム(乾板32)を用いて、コピー露光した場合を考
える。マスタホログラムは、参照波(34)0度、物体波
(33)60度の2光束で作成したものとする。この時、マ
スタホログラムに記録されている干渉縞の傾きは30度と
なる。空間周波数fは式より 0.866/λとなる。この
マスタホログラム(図4の1)に、コピー乾板2を30度
傾けて図4のようにコピー露光する。コピー光5は60度
で入射させる。コピー乾板2には、マスタホログラム1
の透過光3と回折光4が照射される。この2光束はコピ
ー乾板2に対して、30度と30度の等角入射となる。
【0011】従って、コピーホログラムの干渉縞の傾き
は0度となり、マスタホログラム1の干渉縞の傾きがシ
フトする。また、空間周波数は式より1/λとなる。
これより、マスタホログラムよりも干渉縞の間隔が細か
いホログラムが作成されることになる。このように、作
成条件を変えることにより、空間周波数を大きくした
り、小さくしたりできる。
【0012】以上の実施例では、図5のように干渉縞パ
ターンの幅方向のみ角度θをつけてコピー露光する場合
を説明したが、図6のように2次元的にさらに他の角度
θ′を設ければ、複雑な干渉縞に変換できる。さらに、
マスタホログラムを、例えば平面波と球面波等で作成す
ることにより、従来、プリズムやシリンドリカルレンズ
等の光学素子を使用して、複雑な露光系によって作成し
ていたものが、簡素な露光系によってマスタホログラム
を作成可能となる。
【0013】また、上記実施例の変形としてマスタホロ
グラムとコピー乾板に挾まれた空間に他の媒体(例えば
透明な屈折体)を充填することもできる(図7、図8参
照)。これにより、さらに複雑なパターンのホログラム
を作成することが可能となる。例えば、板厚方向に傾斜
の大きいホログラムが作成でき、一例として、ヘッドア
ップディスプレイ等に用いられるホログラムを得ること
ができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、簡素な露光系から、任
意の干渉縞パターン並びに傾きを有する複雑なホログラ
ムを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としてのホログラム作成方
法を説明する図である。
【図2】第1実施例のマスタホログラムの作成を説明す
る図である。
【図3】本発明の第2実施例のマスタホログラムの作成
を説明する図である。
【図4】第2実施例のホログラム作成方法を説明する図
である。
【図5】実施例におけるマスタホログラムとコピー乾板
の位置関係を説明する斜視図である。
【図6】実施例におけるマスタホログラムとコピー乾板
の位置関係を説明する斜視図である。
【図7】実施例の変形を示す図である。
【図8】実施例の変形を示す図である。
【図9】従来例としてのホログラム作成方法を説明する
斜視図である。
【図10】従来例としてのマスタホログラムを用いたホ
ログラム作成方法を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1…マスタホログラム 2…コピー乾板 3…透過光 4…回折光 5…コピー光 22…乾板 23…物体光 24…参照光 32…乾板 33…物体光 34…参照光 θ…マスタホログラムとコピー乾板との間の角度 θ′…マスタホログラムとコピー乾板との間の他方向の
角度 θ1 …物体光入射角度 θ2 …参照光入射角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 浩寧 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−205883(JP,A) 特開 平3−103886(JP,A) 特開 昭59−3463(JP,A) 特開 平4−77702(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/00 - 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既に作成されているマスタホログラム
    (1)に、コピー乾板(2)を重ね合わせて、該マスタ
    ホログラム(1)に適当な波面(5)を照射し、透過光
    (3)と回折光(4)で露光するホログラム作成方法で
    あって、該マスタホログラムと該コピー乾板との間の空
    間に透明な屈折体を充填し、該マスタホログラム(1)
    に対し該コピー乾板(2)を所定の角度(θ)をもって
    配置し、作成すべきホログラムの空間周波数が干渉縞の
    幅方向にのみ変化するように該コピー乾板を傾けて露光
    する、ことを特徴とするホログラム作成方法。
  2. 【請求項2】 作成すべきホログラムの空間周波数が干
    渉縞の長手方向に変化を有するように該コピー乾板を傾
    けて露光する請求項1のホログラム作成方法。
  3. 【請求項3】 該マスタホログラムの空間周波数より
    も、露光したホログラムの空間周波数が大きくなるよう
    に露光する請求項1のホログラム作成方法。
  4. 【請求項4】 該マスタホログラムの空間周波数より
    も、露光したホログラムの空間周波数が小さくなるよう
    に露光する請求項1のホログラム作成方法。
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