JPH0588291A - 乳化分散方法 - Google Patents

乳化分散方法

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JPH0588291A
JPH0588291A JP27497991A JP27497991A JPH0588291A JP H0588291 A JPH0588291 A JP H0588291A JP 27497991 A JP27497991 A JP 27497991A JP 27497991 A JP27497991 A JP 27497991A JP H0588291 A JPH0588291 A JP H0588291A
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JP
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tank
impeller
impellers
diameter
particle size
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JP27497991A
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English (en)
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Nobuo Igari
信雄 猪狩
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒径分布の狭い水中油滴型の乳化物を迅速に
調製する乳化分散方法を提供する。又、装置各部の寸法
や、液スケールについてラチチュードの広い乳化設備を
提供する。 【構成】 図1の如く2段のインペラー3を用い、その
インペラーの間隔はインペラー直径をdとした場合(1
0.15)d、インペラーの直径dに対しタンクの内
径D=(1.7〜3.7)d、タンクの底部とインペラ
ーとの間隙を(0.25〜1.5)d、タンク内の静止
液深さを(2〜3)dさらにインペラーの周速を(8.
4〜26.7)m/sに設定する各諸元を設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は疎水性物質の水中油滴型
乳化物の製造方法に関する、特に写真感光材料の製造に
用いる水中油滴型乳化物の乳化方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来写真感光材料に使用される色像形成
化合物、拡散転写用化合物、色カブリ防止剤、褪色防止
剤、混色防止剤、紫外線吸収剤および増白剤などの、疎
水性物質が液体の場合は、そのままあるいは必要に応じ
て有機溶剤と共に、あるいは乳化助剤又は有機溶剤に溶
解させた乳化助剤と共に油相溶液とし、前記疎水性物質
が固体の場合は有機溶剤に溶解させて、あるいは乳化助
剤と共に有機溶剤に溶解させて油相溶液とするのが普通
であった。次に通常前記油相溶液を必要に応じて乳化助
剤を加えた水溶性バインダーの水相溶液中に添加分散せ
しめて、概ね0.1〜10μmの平均粒子径の水中油滴
型乳化物を調製するものであった。前記水中油滴型乳化
方法は写真感光材料においては、当初比較的簡単なプロ
ペラ型攪拌機を具備した攪拌槽を直列に用い、第1の攪
拌槽で油相溶液を作り、第2の攪拌槽で水相溶液を作
り、しかる後第2の攪拌槽中に第1の油相溶液を加える
か、あるいは第3の攪拌槽の中に第1の攪拌槽中の油相
溶液と第2の攪拌槽中の水相溶液を同時に注入混合し,
水中油滴型乳化物をつくり、概乳化物を更にコロイドミ
ル,ホモジナイザー、ホモミキサー等から成る乳化機に
よって分散相としての液滴の粒子径を所望レベルに揃え
その乳化処理を完成するものであった。しかしながらこ
の様な方法は、 1.疎水性物質の種類によっては、油相液中に溶解した
有用成分たる前記疎水性物質自体が析出しやすい。 2.粗大粒子の発生防止、粒径分布の鮮鋭化は余り望め
ない。 3.長時間経時により粒径が大きくなることがある。 4.所望の平均粒径を得ることは極めて困難である等々
の問題点を有していた。
【0003】この対策として本出願人は先に高速攪拌型
分散機を具備した溶解兼乳化タンク内で疎水性物質又は
疎水性物質と乳化助剤とを、そのまゝあるいは有機溶媒
に加熱,混合溶解して油相の疎水性物質溶液をつくり、
該疎水性物質溶液に水又は水と乳化助剤を添加攪拌しな
がら油中水滴型乳化物を形成させ、更に前記水又は水と
乳化助剤の添加を続けて、転相を発生せしめることによ
り、水中油滴型乳化物を得、次に水溶性バインダーを前
記水中油滴型乳化物に添加攪拌して所望の水中油滴型乳
化物を形成することを特徴とする乳化方法を提案した
(特公昭61−12483号公報参照)尚この場合の高
速攪拌型分散機としては、デイゾルバーの外、ホモミキ
サー,ホモブレンダー,ケデイミルなど分散作用する要
部が液中で高速回転(500〜15000RPM、好ま
しくは2000〜4000RPM)するタイプの分散機
ならばいずれを用いても良い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら先行技術
の特公昭61−12483号公報記載の技術は第6図に
示すように1枚エッジタービン翼方式の高速攪拌型分散
機を用い、油相液中に水又は水と乳化助剤の添加を続け
て水中油滴型乳化物に転相させることを特徴とした乳化
方法であり次のような欠点があった。 1.図2,Iに示すように粒径分布がひろい。粒径分布
が広いと反応が不均一となる。経時で粒径分布がさ
らに広がる。という問題がある。 2.図3,Iに示すように微細化粒子に到達させるの
に、長時間乳化が必要である。(1.2μmに達するの
に例えば40分要する) 3.又、短時間で微細化限界に到達させるのに、高速攪
拌も限界がある。(周速:20〜25m/sec) 4.インぺラー直径/タンク直径=d/Dの制約のため
に、仕込量の範囲が狭かった。D=(2.8〜4.0)
d,静止液深さ(1〜2)d 5.又、タンク底とインペラーとの間隙に制約(0.5
〜1)dがあり、間隙を広げることが出来ず粘性の高い
液は、液面の全体攪拌が不十分となるために、巻き込み
にくい物体は混ざりにくかった。(以上、4,5は「塗
料の流動と顔料分散」TC PATTON著 昭和46
発行 P254 発行所:共立出版株式会社参照)
【0005】本発明の目的は、前述した従来乳化方法の
欠点を除去し、粒径分布の狭い水中油滴型の乳化物を迅
速に調製する乳化方法を提供することを目的とするもの
である。又、別の目的は装置各部の寸法や、液スケール
のラチチュードの広い乳化設備を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、高
速攪拌型分散機を具備した溶解兼乳化タンク内で、写真
感光材料に使用される色像形成化合物、拡散転写用化合
物、色カブリ防止剤、褪色防止剤、混色防止剤、紫外線
吸収剤および増白剤を乳化分散するに際して、高速攪拌
翼分散機として、インペラー段数を2段とし、そのイン
ペラーの間隔をインペラー直径をdとした場合(1〜
0.5)d、インペラーの直径dに対しタンクの内径D
=(1.7〜3.7)d、タンクの底部とインペラーと
の間隙を(0.25〜1.5)d、タンク内の静止液深
さを(2〜3)dさらにインペラーの周速を(8.4〜
26.7)m/sに設定することにより達成出来る。
【0007】本発明の実施態様を図を用いて説明する。
図1の如く2段のインペラー3を用い、そのインペラー
の間隔をインペラー直径dとした場合(1〜0.5)
d、インペラーの直径dに対しタンクの内径D=(1.
7〜3.7)d、タンクの底部とインペラーとの間隙を
(0.25〜1.5)d、タンク内の静止液深さを(2
〜3)d、さらにインペラーの周速を(8.4〜26.
7)m/sに設定する各諸元を設定した。このことによ
り、図2の実線で示したカーブIIの如く、その分布範
囲は極めてシャープな粒子が達成される。また、図3に
示したように、目標粒子サイズの到達時間はIIのよう
に約1/2に速くなる。上記設定で実施することによ
り、同時間内に目標粒径に到達させるのに、従来方法に
比べ周速を少なくできる。本発明によればタンクの底部
とインペラーとの間隙、タンク内の静止液深さ、インペ
ラーの間隔の設定を一定にして、上記範囲内でインペラ
ーの直径とタンクの内径との比率を変えても、粒子サイ
ズ及び分布が変化しないので、製造量の範囲をひろげる
ことが出来る。タンクの内径(1.7〜3.7)d、タ
ンク内の静止液深さを(2〜3)d、インペラーの間隔
を(1.0〜0.5)dに設定し、タンクの底部とイン
ペラーとの間隙を変えると、従来法に比べ1.5倍間隙
をひろげても、粒子サイズ、分布が変化しない。1.5
倍間隙をひろげることにより、全体攪拌がよくなり、巻
き込みにくい物でも混ざりやすくなる。
【0008】
【実施例】本発明の効果を実施例によって示す。 (実施例−1)図1に示した溶解兼乳化タンク2におい
て、インペラーの直径dに対しタンクの内径D=2.6
d、タンクの底部とインペラーとの間隙を0.5d、タ
ンク内の静止液深さを3d、インペラー間隔を0.5
d、に設定する。その後、色カブリ防止剤、あるいは褪
色防止剤、あるいは又混色防止剤として用いられる2,
5,ジ(t)ペンタデシルハイドロキノン150g、酢
酸ビニールポリマー330g、および酢酸エチル74c
cを投入し、60℃で加熱して油相液をつくり、次に、
前記油相液に312ccの水と16ccの5%ドデシル
ベンゼンスルホン酸ソーダを添加しながら前記高速攪拌
型分散機の回転を1000rpmで攪拌中に70gのゼ
ラチン粉末を投入し、15分間攪拌した。ゼラチンを溶
解したあと、前記高速攪拌型分散機の回転を6000r
pmで50分間攪拌し水中油滴型乳化物を形成した。こ
の水中油滴型乳化物の平均粒径は1.0μでその分布は
(0.88〜1.2)μmであった。尚、粒子サイズと
分布の測定にはPacific Scientific
社製,NICOMP MODEL 200を使用した。
【0009】(比較例−1)6図に示した装置の1段イ
ンペラー4を用い、実施例−1と同様の方法で実施し
た。この乳化物の平均粒子径は1.1μmでその分布は
(0.88〜1.4)μmであった。
【0010】(実施例−2)実施例−1と同じ装置を用
い、ゼラチン溶解までは同方法とし、その後の攪拌を4
000rpmで10〜50分間攪拌し水中油滴型乳化物
を形成した。図3に示すように、この水中油滴型乳化物
の20分後の平均粒径は1.2μmであった。更に攪拌
を続けて50分後に平均粒径1.0μmに達した。
【0011】(比較例−2)比較例−1と同装置を用
い、実施例−2と同条件で実施した。図3に示すよう
に、実施例−2と同粒子サイズ1.2μmをえるのに4
0分間かかった。更に攪拌を続けても50分間の範囲で
はわずかに粒子サイズを細かくするにとどまった。
【0012】(実施例−3)実施例−1と同じ装置を用
い、タンクの底部とインペラーとの間隙、タンク内の静
止深さ、インペラー間隔の設定を一定にして、インペラ
ーの直径とタンクの内径との比率を変えて、実施例−2
と同条件で実施した。インペラー径に対しタンク径D=
(1.7〜3.7)dの範囲で、平均粒子サイズ、分布
に変化がなかった。
【0013】(比較例−3)比較例−1と同装置を用
い、インペラー径とタンク径を変えて、実施例−3と同
条件で実施した。インペラー径に対し、タンク径D=
(2.6〜4.0)dの範囲で、平均粒子サイズ、分布
に変化なかったが、D=2.1dで平均粒子サイズ、分
布に変化を生じ、再現性が無くなり不安定になった。
【0014】(実施例−4)実施例−1と同じ装置を用
い、タンクの内径2.6d、タンク内の静止液深さを3
d、インペラー間隔を0.5dに設定し、タンクの底部
とインペラーとの間隙を変えて、実施例−2と同条件で
実施した。図4に示すように、インペラー径dに対して
(0.25〜1.5)dの範囲で、平均粒子サイズ、分
布に変化なかった。
【0015】(比較例−4)比較例−1と同じ装置を用
い、タンクの底部とインペラーとの間隙を変えて、実施
例−4と同条件で実施した。図4に示すように、インペ
ラー径dに対して(0.25〜1.0)dの範囲で、平
均粒子サイズ、分布に変化なかったが、1.5dで粒子
サイズが大きくなり、分布が広がった。
【0016】(実施例−5)実施例−1と同じ装置を用
い、周速を変えて、実施例−2と同条件で実施した。
8.4m/s以上で粒子サイズが安定領域に達する。周
速が速いほど粒子分布がシャープになる。
【0017】(比較例−5)比較例−1と同じ装置を用
い、周速を変えて、実施例−2と同条件で実施した。1
5.5m/s以上で粒子サイズが安定領域に達する。粒
子分布はほとんど変化しない。実施例に比して非常に高
速回転を必要とする。
【0018】(実施例−6)実施例−1と同じ装置を用
い、インペラーの直径dに対しタンクの内径2.6d、
タンクの底部とインペラーとの間隙を0.5d、タンク
内の静止液深さを3d、インペラー間隔を変えて、40
00rpmで50分間攪拌し、水中油滴型乳化物を形成
した。図5に示すように、このインペラー間隔が狭くな
るほど、平均粒子サイズが小さくなり、インペラー間隔
が1.0d以上になると粒子径も大きくなり粒子分布も
広がる。以上、混色防止剤用乳化物で本発明方法を詳述
したが、本発明方法は混色防止剤用乳化物等写真感光材
料に使用される乳化物の調製に特に有用ではあるが、こ
れら写真感光材料に使用される乳化物の調製に限られる
ものではない。
【0019】
【発明の効果】以上の通り、本発明の乳化分散方法によ
り、次に掲げるように、新規な効果を得ることができ
る。 1.得られた乳化物は従来方法によって得られた乳化物
に比べ粒径分布の極めて鮮鋭な所望の乳化物を得ること
が可能になった。 2.従来方法と比べ、短時間でかつ、少ない周速で所望
の目標粒子サイズに到達させることができる。 3.従来方法と比べ、インペラー径に対するタンク径の
比率、タンクの底部とインペラーとの間隙の比率が広く
なり、その範囲において平均粒子サイズ、分布に変化な
く、安定な乳化物が得られる。このことにより、仕込量
の範囲が広がり、高粘液乳化物のバインダー添加時、液
中への巻き込みがしやすくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乳化分散方法に用いる乳化分散装置の
横断面図。
【図2】粒子径と粒径分布との関係の、従来法と本発明
の方法との対比図。
【図3】粒子径を得るための乳化分散に必要な時間の、
従来法と本発明の方法との対比図。
【図4】タンクの底部とインペラーとの間隙と粒子径
の、従来法と本発明の方法との対比図。
【図5】本発明の乳化分散方法に使用する二段のインペ
ラーの間隔と粒子径の対比図。
【図6】従来の乳化分散方法に用いる乳化分散装置の横
断面である。
【符号の説明】
1 攪拌軸 2 溶解兼乳化タンク 3 本発明に用いるインペラー 4 従来のインペラー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら先行技術
の特公昭61−12483号公報記載の技術は第6図に
示すように1枚エッジタービン翼方式の高速攪拌型分散
機を用い、油相液中に水又は水と乳化助剤の添加を続け
て水中油滴型乳化物に転相させることを特徴とした乳化
方法であり次のような欠点があった。 1.図2,Iに示すように粒径分布がひろい。粒径分布
が広いと反応が不均一となる。経時で粒径分布がさ
らに広がる。という問題がある。 2.図3,Iに示すように微細化粒子に到達させるの
に、長時間乳化が必要である。(1.2μmに達するの
に例えば40分要する) 3.又、短時間で微細化限界に到達させるのに、高速攪
拌も限界がある。(周速:25〜30m/sec) 4.インぺラー直径/タンク直径=d/Dの制約のため
に、仕込量の範囲が狭かった。D=(2.8〜4.0)
d,静止液深さ(1〜2)d 5.又、タンク底とインペラーとの間隙に制約(0.5
〜1)dがあり、間隙を広げることが出来ず粘性の高い
液は、液面の全体攪拌が不十分となるために、巻き込み
にくい物体は混ざりにくかった。(以上、4,5は「塗
料の流動と顔料分散」TC PATTON著 昭和46
発行 P254 発行所:共立出版株式会社参照)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、高
速攪拌型分散機を具備した溶解兼乳化タンク内で、写真
感光材料に使用される色像形成化合物、拡散転写用化合
物、色カブリ防止剤、褪色防止剤、混色防止剤、紫外線
吸収剤および増白剤を乳化分散するに際して、高速攪拌
翼分散機として、インペラー段数を2段とし、そのイン
ペラーの間隔をインペラー直径をdとした場合(1〜
0.15)d、インペラーの直径dに対しタンクの内径
D=(1.7〜3.7)d、タンクの底部とインペラー
との間隙を(0.25〜1.5)d、タンク内の静止液
深さを(2〜3)dさらにインペラーの周速を(8.4
〜26.7)m/sに設定することにより達成出来る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】本発明の実施態様を図を用いて説明する。
図1の如く2段のインペラー3を用い、そのインペラー
の間隔をインペラー直径dとした場合(1〜0.15
d、インペラーの直径dに対しタンクの内径D=(1.
7〜3.7)d、タンクの底部とインペラーとの間隙を
(0.25〜1.5)d、タンク内の静止液深さを(2
〜3)d、さらにインペラーの周速を(8.4〜31.
)m/sに設定する各諸元を設定した。このことによ
り、図2の実線で示したカーブIIの如く、その分布範
囲は極めてシャープな粒子が達成される。また、図3に
示したように、目標粒子サイズの到達時間はIIのよう
に約1/2に速くなる。上記設定で実施することによ
り、同時間内に目標粒径に到達させるのに、従来方法に
比べ周速を少なくできる。本発明によればタンクの底部
とインペラーとの間隙、タンク内の静止液深さ、インペ
ラーの間隔の設定を一定にして、上記範囲内でインペラ
ーの直径とタンクの内径との比率を変えても、粒子サイ
ズ及び分布が変化しないので、製造量の範囲をひろげる
ことが出来る。タンクの内径(1.7〜3.7)d、タ
ンク内の静止液深さを(2〜3)d、インペラーの間隔
を(1.0〜0.15)dに設定し、タンクの底部とイ
ンペラーとの間隙を変えると、従来法に比べ1.5倍間
隙をひろげても、粒子サイズ、分布が変化しない。1.
5倍間隙をひろげることにより、全体攪拌がよくなり、
巻き込みにくい物でも混ざりやすくなる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速攪拌型分散機を具備した溶解兼乳化
    タンク内で、写真感光材料に使用される色像形成化合
    物、拡散転写用化合物、色カブリ防止剤、褪色防止剤、
    混色防止剤、紫外線吸収剤および増白剤を、乳化分散す
    るに際して、高速攪拌型分散機としてインペラー段数を
    2段とし、そのインペラーの間隔はインペラー直径をd
    とした場合、1d〜0.5d、インペラー直径dに対し
    てタンク径DをD=1.7d〜3.7d、タンクの底部
    とインペラーとの間隙を0.25d〜1.5d、タンク
    内の静止液深さを2〜3d、さらにインペラーの周速を
    8.4〜26.7m/secに設定することを特徴とす
    る乳化分散方法。
JP27497991A 1991-09-27 1991-09-27 乳化分散方法 Pending JPH0588291A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55129136A (en) * 1979-03-27 1980-10-06 Fuji Photo Film Co Ltd Emulsifying method

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55129136A (en) * 1979-03-27 1980-10-06 Fuji Photo Film Co Ltd Emulsifying method

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