JPH0588131A - 磁気光学素子 - Google Patents
磁気光学素子Info
- Publication number
- JPH0588131A JPH0588131A JP24963591A JP24963591A JPH0588131A JP H0588131 A JPH0588131 A JP H0588131A JP 24963591 A JP24963591 A JP 24963591A JP 24963591 A JP24963591 A JP 24963591A JP H0588131 A JPH0588131 A JP H0588131A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- magnetic
- substrate
- yokes
- yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 動作応答速度が高く、かつ、コントラスト比
が大で、種々の光学機器に適用することができ、しか
も、構造も簡単であり、安価に製造することのできる磁
気光学素子を提供する。 【構成】 磁性流体の磁気光学効果を用いて光の透過、
不透過の切換えを行なうための磁気光学素子において、
透光性を有する基板1の一面側に、コイル3が巻回され
た多数のヨーク2を配列して固着し、前記基板1の一側
に前記ヨーク2から発生する磁界を吸引する磁性材料か
らなる対向磁極4を前記ヨーク2の一端部に対して間隙
を有するように配設し、前記基板1の前記ヨーク2と対
向磁極4との間部分に、磁性流体5をカバーガラス6に
より封入して磁性流体薄膜を形成したことを特徴とす
る。
が大で、種々の光学機器に適用することができ、しか
も、構造も簡単であり、安価に製造することのできる磁
気光学素子を提供する。 【構成】 磁性流体の磁気光学効果を用いて光の透過、
不透過の切換えを行なうための磁気光学素子において、
透光性を有する基板1の一面側に、コイル3が巻回され
た多数のヨーク2を配列して固着し、前記基板1の一側
に前記ヨーク2から発生する磁界を吸引する磁性材料か
らなる対向磁極4を前記ヨーク2の一端部に対して間隙
を有するように配設し、前記基板1の前記ヨーク2と対
向磁極4との間部分に、磁性流体5をカバーガラス6に
より封入して磁性流体薄膜を形成したことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気光学素子に係り、特
に磁性流体の磁気光学効果を用いて光の透過、不透過の
切換えを行なうための磁気光学素子に関する。
に磁性流体の磁気光学効果を用いて光の透過、不透過の
切換えを行なうための磁気光学素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、高解像度の投影型デ
ィスプレイや液晶ディスプレイ、あるいは、カメラやレ
ーザプリンタ等の光学機器においては、各画素毎におけ
る光のON、OFFの切換えや、光シャッタにより、光
の透過、不透過の切換えをすることが行なわれている。
ィスプレイや液晶ディスプレイ、あるいは、カメラやレ
ーザプリンタ等の光学機器においては、各画素毎におけ
る光のON、OFFの切換えや、光シャッタにより、光
の透過、不透過の切換えをすることが行なわれている。
【0003】このような光の切換えを行なう場合、従来
から、例えば、LCD素子、強誘電性LCD素子あるい
はPLZT素子等の電気光素子が多く用いられている。
から、例えば、LCD素子、強誘電性LCD素子あるい
はPLZT素子等の電気光素子が多く用いられている。
【0004】そして、このようなLCD素子等の電気光
素子を通電制御して前記電気光素子を駆動することによ
り、光の透過、不透過制御を行なうようになっている。
素子を通電制御して前記電気光素子を駆動することによ
り、光の透過、不透過制御を行なうようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のL
CD素子および強誘電性LCD素子等の電気光素子にお
いては、通電制御に対するON、OFF動作の応答速度
が極めて遅く、しかも、ON、OFF動作時のコントラ
スト比が小さく、適正な解像度を得ることが困難である
という問題を有している。
CD素子および強誘電性LCD素子等の電気光素子にお
いては、通電制御に対するON、OFF動作の応答速度
が極めて遅く、しかも、ON、OFF動作時のコントラ
スト比が小さく、適正な解像度を得ることが困難である
という問題を有している。
【0006】また、前記いずれの電気光素子において
も、光のON、OFFのみの動作であり、光の透過量を
調節することができず、光源からの光を半透過させる中
間階調の光を出光させることができず、しかも、前記い
ずれの電気光素子においても、材料コストが高く、製造
コストが極めて高くなってしまうという問題を有してい
る。
も、光のON、OFFのみの動作であり、光の透過量を
調節することができず、光源からの光を半透過させる中
間階調の光を出光させることができず、しかも、前記い
ずれの電気光素子においても、材料コストが高く、製造
コストが極めて高くなってしまうという問題を有してい
る。
【0007】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、動作応答速度が高く、かつ、コントラスト比が大
で、種々の光学機器に適用することができ、しかも、構
造も簡単であり、安価に製造することのできる磁気光学
素子を提供することを目的とするものである。
で、動作応答速度が高く、かつ、コントラスト比が大
で、種々の光学機器に適用することができ、しかも、構
造も簡単であり、安価に製造することのできる磁気光学
素子を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る磁気光学素子は、磁性流体の磁気光学効果
を用いて光の透過、不透過の切換えを行なうための磁気
光学素子において、透光性を有する基板の一面側に、コ
イルが巻回された多数のヨークを配列して固着し、前記
基板の一側に前記ヨークから発生する磁界を吸引する磁
性材料からなる対向磁極を前記ヨークの一端部に対して
間隙を有するように配設し、前記基板の前記ヨークと対
向磁極との間部分に、磁性流体を透光性部材により封入
して磁性流体薄膜を形成したことを特徴とするものであ
る。
本発明に係る磁気光学素子は、磁性流体の磁気光学効果
を用いて光の透過、不透過の切換えを行なうための磁気
光学素子において、透光性を有する基板の一面側に、コ
イルが巻回された多数のヨークを配列して固着し、前記
基板の一側に前記ヨークから発生する磁界を吸引する磁
性材料からなる対向磁極を前記ヨークの一端部に対して
間隙を有するように配設し、前記基板の前記ヨークと対
向磁極との間部分に、磁性流体を透光性部材により封入
して磁性流体薄膜を形成したことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、所定の制御信号に基づいて所
望のヨークコアに対応するコイルに通電することによ
り、ヨークコアの間隙部に発生する所定方向の磁界が磁
性流体に加わることにより発生する磁気光学効果を利用
して、例えば、透過光量、透過光強度等の光の透過特性
を制御するものであり、その結果、コイルへの通電のO
N、OFF制御を行なうことにより、光のON、OFF
制御を行なうことができ、しかも、コイルへの通電電流
を調整することにより、中間階調光を透過させることが
できる。
望のヨークコアに対応するコイルに通電することによ
り、ヨークコアの間隙部に発生する所定方向の磁界が磁
性流体に加わることにより発生する磁気光学効果を利用
して、例えば、透過光量、透過光強度等の光の透過特性
を制御するものであり、その結果、コイルへの通電のO
N、OFF制御を行なうことにより、光のON、OFF
制御を行なうことができ、しかも、コイルへの通電電流
を調整することにより、中間階調光を透過させることが
できる。
【0010】また、基板上にヨークを多数配列してアレ
イ化するようにしているので、レーザプリンタのヘッド
や液晶ディスプレイ等の各画素に対応する光シャッタ等
に適用することが可能となり、さらに、前記磁性流体の
薄膜および磁界付与手段である多数のヨーク、コイル等
を1つの基板に一体に形成するとともに、ヨークおよび
コイルを薄膜形成技術により形成し、さらに、ヨークか
ら発生する磁界を対向磁極に吸引させる開磁路構成とし
ているので、構成が簡単で、装置の小型化、微細化を図
ることができ、製造が容易で、製造コストも低減させる
ことができるものである。
イ化するようにしているので、レーザプリンタのヘッド
や液晶ディスプレイ等の各画素に対応する光シャッタ等
に適用することが可能となり、さらに、前記磁性流体の
薄膜および磁界付与手段である多数のヨーク、コイル等
を1つの基板に一体に形成するとともに、ヨークおよび
コイルを薄膜形成技術により形成し、さらに、ヨークか
ら発生する磁界を対向磁極に吸引させる開磁路構成とし
ているので、構成が簡単で、装置の小型化、微細化を図
ることができ、製造が容易で、製造コストも低減させる
ことができるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1を参照して説明
する。
する。
【0012】図1は本発明に係る磁気光学素子の一実施
例を示したもので、ガラス等の透明な材料からなる長尺
状の基板1を設け、この基板1の一側部には、多数のヨ
ーク2,2が、互いに所定間隔を有するように、例え
ば、薄膜形成技術等の手段により50μ以下の薄膜とし
て形成されている。また、このヨーク2には、コイル3
が薄膜形成技術により数100ターン程度に形成されて
いる。すなわち、このコイル3は、基板1の表面にヨー
ク2の裏面側に対応する下コイル3aを形成し、この下
コイル3aの表面にヨーク2を形成した後、このヨーク
2の表面に、上コイル3bをその端部が前記下コイル3
aの端部に接続されるとともに、その他端部が隣接する
下コイル3aの他端部に順次接続されるように形成する
ことにより形成されるものである。
例を示したもので、ガラス等の透明な材料からなる長尺
状の基板1を設け、この基板1の一側部には、多数のヨ
ーク2,2が、互いに所定間隔を有するように、例え
ば、薄膜形成技術等の手段により50μ以下の薄膜とし
て形成されている。また、このヨーク2には、コイル3
が薄膜形成技術により数100ターン程度に形成されて
いる。すなわち、このコイル3は、基板1の表面にヨー
ク2の裏面側に対応する下コイル3aを形成し、この下
コイル3aの表面にヨーク2を形成した後、このヨーク
2の表面に、上コイル3bをその端部が前記下コイル3
aの端部に接続されるとともに、その他端部が隣接する
下コイル3aの他端部に順次接続されるように形成する
ことにより形成されるものである。
【0013】また、前記基板1の他側部には、磁性材料
からなるブロック状の対向磁極4が当接されており、前
記基板1の前記ヨーク2と対向磁極4との間の部分に
は、磁性流体5がカバーガラス6により漏洩しないよう
に、かつ、例えば、厚さ寸法が50μm以下の寸法を有
するように封入されている。これにより、基板1とカバ
ーガラス6との間の前記ヨーク2と対向磁極4との間に
前記磁性流体5による薄膜が形成されるものであり、前
記磁性流体5は、例えば、酸化第2鉄粉、マグネタイト
(磁鉄鉱)等の磁性粉と水あるいはシクロヘキサン、エ
タノール等の有機溶剤とを混合することにより構成され
るものである。
からなるブロック状の対向磁極4が当接されており、前
記基板1の前記ヨーク2と対向磁極4との間の部分に
は、磁性流体5がカバーガラス6により漏洩しないよう
に、かつ、例えば、厚さ寸法が50μm以下の寸法を有
するように封入されている。これにより、基板1とカバ
ーガラス6との間の前記ヨーク2と対向磁極4との間に
前記磁性流体5による薄膜が形成されるものであり、前
記磁性流体5は、例えば、酸化第2鉄粉、マグネタイト
(磁鉄鉱)等の磁性粉と水あるいはシクロヘキサン、エ
タノール等の有機溶剤とを混合することにより構成され
るものである。
【0014】そして、前記コイル3に通電することによ
り、前記ヨーク2と対向磁極4との間部分に磁界を発生
させることができるものである。
り、前記ヨーク2と対向磁極4との間部分に磁界を発生
させることができるものである。
【0015】次に、本実施例の作用について説明する。
【0016】本実施例においては、所定の制御信号に基
づいて所望のヨーク2に対応するコイル3に通電するこ
とにより、前記ヨーク2と対向磁極4との間部分に磁界
が発生する。すなわち、前記コイル3への通電により発
生する磁界が前記対向磁極4に吸引される開磁路が形成
されることになり、これにより、前記ヨーク2から対向
磁極4方向への磁界が発生することになるものである。
づいて所望のヨーク2に対応するコイル3に通電するこ
とにより、前記ヨーク2と対向磁極4との間部分に磁界
が発生する。すなわち、前記コイル3への通電により発
生する磁界が前記対向磁極4に吸引される開磁路が形成
されることになり、これにより、前記ヨーク2から対向
磁極4方向への磁界が発生することになるものである。
【0017】そして、この磁界が磁性流体5に加わるこ
とにより、前記磁性流体5に磁気光学効果が発生し、こ
の磁気光学効果を利用して、例えば、透過光量、透過光
強度等の光の透過特性を制御するものであり、その結
果、コイル3への通電のON、OFF制御を行なうこと
により、光のON、OFF制御を行なうことができ、し
かも、コイル3への通電電流を調整することにより、中
間階調光を透過させることができるものである。
とにより、前記磁性流体5に磁気光学効果が発生し、こ
の磁気光学効果を利用して、例えば、透過光量、透過光
強度等の光の透過特性を制御するものであり、その結
果、コイル3への通電のON、OFF制御を行なうこと
により、光のON、OFF制御を行なうことができ、し
かも、コイル3への通電電流を調整することにより、中
間階調光を透過させることができるものである。
【0018】前記磁気光学効果は、直線偏光の進行方向
に対して垂直方向から磁場が加わる際に生じる現象で、
磁場方向と垂直方向とで屈折率の差、すなわち複屈折が
生じる。この場合の磁場に垂直な偏光成分と平行な偏光
成分との位相差をδとすると、δは次式で表わすことが
できる。
に対して垂直方向から磁場が加わる際に生じる現象で、
磁場方向と垂直方向とで屈折率の差、すなわち複屈折が
生じる。この場合の磁場に垂直な偏光成分と平行な偏光
成分との位相差をδとすると、δは次式で表わすことが
できる。
【0019】δ=2π(np −nv )d/λ ここで、np 、nv はそれぞれ磁界に平行な方向と垂直
な方向の屈折率、dは磁性流体5中の光路長(磁性流体
5に垂直に入射する場合は、磁性流体5の厚さ)、λは
波長である。
な方向の屈折率、dは磁性流体5中の光路長(磁性流体
5に垂直に入射する場合は、磁性流体5の厚さ)、λは
波長である。
【0020】また、δはH(磁界)の関数でもあり、磁
場に対して垂直方向の偏光および水平方向の偏光におけ
る光の透過率も磁界によって変化する。その結果、コイ
ル3への通電電流を制御して磁性流体5に適当な磁場を
印加することにより、この位相差あるいは光出力変化の
大きさから、光のON、OFF、透過光量の中間階調を
も制御することが可能となる。
場に対して垂直方向の偏光および水平方向の偏光におけ
る光の透過率も磁界によって変化する。その結果、コイ
ル3への通電電流を制御して磁性流体5に適当な磁場を
印加することにより、この位相差あるいは光出力変化の
大きさから、光のON、OFF、透過光量の中間階調を
も制御することが可能となる。
【0021】そして、前記基板1の下面およびカバーガ
ラス6の上面に、偏光子および検光子(共に図示せず)
を配置するか、あるいは、前記基板1およびカバーガラ
ス6をそれぞれ偏光子および検光子を兼ねるように形成
し、この偏光子側から光を照射すると、前記偏光子を介
して直線偏光のみが透過されて磁性流体5へ入射される
ことになる。
ラス6の上面に、偏光子および検光子(共に図示せず)
を配置するか、あるいは、前記基板1およびカバーガラ
ス6をそれぞれ偏光子および検光子を兼ねるように形成
し、この偏光子側から光を照射すると、前記偏光子を介
して直線偏光のみが透過されて磁性流体5へ入射される
ことになる。
【0022】この場合に、前記コイル3に通電していな
い状態では、前記磁性流体5の薄膜が複屈折性を生じて
いないので、直線偏光のまま検光子に入射し、検光子の
偏光方向を前記偏光子の偏光方向に対して垂直に配置す
れば、この光は、検光子を透過せず、遮断されることに
なる。
い状態では、前記磁性流体5の薄膜が複屈折性を生じて
いないので、直線偏光のまま検光子に入射し、検光子の
偏光方向を前記偏光子の偏光方向に対して垂直に配置す
れば、この光は、検光子を透過せず、遮断されることに
なる。
【0023】一方、前記コイル3に通電すると、前記磁
性流体5の薄膜に複屈折性が生じるので、前記偏光子を
透過した直線偏光が磁性流体5の薄膜を透過した際に、
楕円偏光となり、偏光子の偏光面と直交した方向に偏光
面を有する検光子を通過する偏光も生じ、この偏光が透
過されるようになる。また、透過光強度Iは、複屈折に
よる位相差δに対し、
性流体5の薄膜に複屈折性が生じるので、前記偏光子を
透過した直線偏光が磁性流体5の薄膜を透過した際に、
楕円偏光となり、偏光子の偏光面と直交した方向に偏光
面を有する検光子を通過する偏光も生じ、この偏光が透
過されるようになる。また、透過光強度Iは、複屈折に
よる位相差δに対し、
【0024】
【0025】という関係にあり、δが磁界の関数である
から、Iも磁界、すなわち、前記コイル3の電流により
変化する。
から、Iも磁界、すなわち、前記コイル3の電流により
変化する。
【0026】このように前記コイル3への通電のON、
OFF制御を行なうことにより、磁性流体5を介して光
のON、OFF制御を行なうことができ、しかも、前記
コイル3への通電電流を調整することにより、前記磁性
流体5を出射した光の楕円偏光の程度を変化させること
ができるので、ON、OFFの中間程度の光量の中間階
調光を透過させることができるものである。
OFF制御を行なうことにより、磁性流体5を介して光
のON、OFF制御を行なうことができ、しかも、前記
コイル3への通電電流を調整することにより、前記磁性
流体5を出射した光の楕円偏光の程度を変化させること
ができるので、ON、OFFの中間程度の光量の中間階
調光を透過させることができるものである。
【0027】したがって、本実施例においては、コイル
3への通電制御を行なうことにより、磁性流体5に磁界
を印加して光のON、OFF制御を行なうことができる
ので、従来の電気光素子の代りに、各種光学機器に適用
することができる。また、従来のLCD素子や強誘電性
LCD素子等の電気光素子と比較して、通電制御に対す
るON、OFF動作の応答速度が極めて速く、しかも、
ON、OFF動作時のコントラスト比を大きく確保する
ことができ、ディスプレイ等に適用した場合に、中間階
調等の適正な解像度を得ることが可能となる。さらに、
主駆動材料である磁性流体5の材料コストが極めて安価
となるので、製造コストの低減を図ることができる。
3への通電制御を行なうことにより、磁性流体5に磁界
を印加して光のON、OFF制御を行なうことができる
ので、従来の電気光素子の代りに、各種光学機器に適用
することができる。また、従来のLCD素子や強誘電性
LCD素子等の電気光素子と比較して、通電制御に対す
るON、OFF動作の応答速度が極めて速く、しかも、
ON、OFF動作時のコントラスト比を大きく確保する
ことができ、ディスプレイ等に適用した場合に、中間階
調等の適正な解像度を得ることが可能となる。さらに、
主駆動材料である磁性流体5の材料コストが極めて安価
となるので、製造コストの低減を図ることができる。
【0028】また、本実施例においては、基板1上にヨ
ーク2を多数配列してアレイ化するようにしているの
で、レーザプリンタのヘッドや液晶ディスプレイ等の各
画素に対応する光シャッタ等に適用することが可能とな
る。
ーク2を多数配列してアレイ化するようにしているの
で、レーザプリンタのヘッドや液晶ディスプレイ等の各
画素に対応する光シャッタ等に適用することが可能とな
る。
【0029】また、前記磁性流体5の薄膜および磁界付
与手段である多数のヨーク2、コイル3等を1つの基板
1に一体に形成するとともに、ヨーク2およびコイル3
を薄膜形成技術により形成し、さらに、ヨーク2から発
生する磁界を対向磁極4に吸引させる開磁路構成として
いるので、構成が簡単で、装置の小型化、微細化を図る
ことができ、製造が容易で、製造コストも低減させるこ
とができる。
与手段である多数のヨーク2、コイル3等を1つの基板
1に一体に形成するとともに、ヨーク2およびコイル3
を薄膜形成技術により形成し、さらに、ヨーク2から発
生する磁界を対向磁極4に吸引させる開磁路構成として
いるので、構成が簡単で、装置の小型化、微細化を図る
ことができ、製造が容易で、製造コストも低減させるこ
とができる。
【0030】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて種々変更することができるも
のである。
のではなく、必要に応じて種々変更することができるも
のである。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る磁気光学
素子は、コイルへの通電制御を行なうことにより、磁性
流体に磁界を印加して光のON、OFF制御を行なうこ
とができるので、従来の電気光素子の代りに、各種光学
機器に適用することができる。また、従来の電気光素子
と比較して、通電制御に対するON、OFF動作の応答
速度が極めて速く、しかも、ON、OFF動作時のコン
トラスト比を大きく確保することができ、ディスプレイ
等に適用した場合に、中間階調等の適正な解像度を得る
ことが可能となる。
素子は、コイルへの通電制御を行なうことにより、磁性
流体に磁界を印加して光のON、OFF制御を行なうこ
とができるので、従来の電気光素子の代りに、各種光学
機器に適用することができる。また、従来の電気光素子
と比較して、通電制御に対するON、OFF動作の応答
速度が極めて速く、しかも、ON、OFF動作時のコン
トラスト比を大きく確保することができ、ディスプレイ
等に適用した場合に、中間階調等の適正な解像度を得る
ことが可能となる。
【0032】また、基板上にヨークを多数配列してアレ
イ化するようにしているので、レーザプリンタのヘッド
や液晶ディスプレイ等の各画素に対応する光シャッタ等
に適用することができ、しかも、構造が簡単でコンパク
トであるとともに、主駆動材料である磁性流体の材料コ
ストが極めて安価となるので、製造コストを著しく低減
させることが可能となり、さらに、前記磁性流体の薄膜
および磁界付与手段である多数のヨーク、コイル等を1
つの基板に一体に形成するとともに、ヨークおよびコイ
ルを薄膜形成技術により形成し、さらに、ヨークから発
生する磁界を対向磁極に吸引させる開磁路構成としてい
るので、構成が簡単で、装置の小型化、微細化を図るこ
とができ、製造が容易で、製造コストも低減させること
ができる等の効果を奏する。
イ化するようにしているので、レーザプリンタのヘッド
や液晶ディスプレイ等の各画素に対応する光シャッタ等
に適用することができ、しかも、構造が簡単でコンパク
トであるとともに、主駆動材料である磁性流体の材料コ
ストが極めて安価となるので、製造コストを著しく低減
させることが可能となり、さらに、前記磁性流体の薄膜
および磁界付与手段である多数のヨーク、コイル等を1
つの基板に一体に形成するとともに、ヨークおよびコイ
ルを薄膜形成技術により形成し、さらに、ヨークから発
生する磁界を対向磁極に吸引させる開磁路構成としてい
るので、構成が簡単で、装置の小型化、微細化を図るこ
とができ、製造が容易で、製造コストも低減させること
ができる等の効果を奏する。
【図1】本発明に係る磁気光学素子の一実施例を示す斜
視図
視図
【図2】図1の平面図
1 基板 2 ヨーク 3 コイル 4 対向磁極 5 磁性流体 6 カバーガラス
Claims (1)
- 【請求項1】 磁性流体の磁気光学効果を用いて光の透
過、不透過の切換えを行なうための磁気光学素子におい
て、透光性を有する基板の一面側に、コイルが巻回され
た多数のヨークを配列して固着し、前記基板の一側に前
記ヨークから発生する磁界を吸引する磁性材料からなる
対向磁極を前記ヨークの一端部に対して間隙を有するよ
うに配設し、前記基板の前記ヨークと対向磁極との間部
分に、磁性流体を透光性部材により封入して磁性流体薄
膜を形成したことを特徴とする磁気光学素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24963591A JPH0588131A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 磁気光学素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24963591A JPH0588131A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 磁気光学素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0588131A true JPH0588131A (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=17195960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24963591A Withdrawn JPH0588131A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 磁気光学素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0588131A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6085795A (en) * | 1997-11-19 | 2000-07-11 | Yazaki Corporation | Corrugate tube fixing protector |
US6294736B1 (en) | 1998-04-28 | 2001-09-25 | Yazaki Corporation | Protector for fixing wire harness |
KR101103851B1 (ko) * | 2009-03-29 | 2012-01-12 | 김현태 | 자동차의 배선 보호를 위한 조립형 브래킷 |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP24963591A patent/JPH0588131A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6085795A (en) * | 1997-11-19 | 2000-07-11 | Yazaki Corporation | Corrugate tube fixing protector |
US6294736B1 (en) | 1998-04-28 | 2001-09-25 | Yazaki Corporation | Protector for fixing wire harness |
KR101103851B1 (ko) * | 2009-03-29 | 2012-01-12 | 김현태 | 자동차의 배선 보호를 위한 조립형 브래킷 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4829850B2 (ja) | 光変調器、表示装置、ホログラフィー装置、及びホログラム記録装置 | |
US4609257A (en) | Faraday rotator assembly | |
US5506919A (en) | Conductive membrane optical modulator | |
JP2007240617A (ja) | 光制御素子、表示装置及び応力測定装置 | |
JP2008304618A (ja) | 偏光変換素子 | |
US6795245B2 (en) | Polarization independent magnetooptic switches | |
JPH0588131A (ja) | 磁気光学素子 | |
JP2003315756A (ja) | 空間光変調器 | |
JPH05134224A (ja) | 磁気光学素子 | |
JPH0588132A (ja) | 磁気光学素子 | |
JPH0588129A (ja) | 磁気光学素子 | |
JPH05134223A (ja) | 磁気光学素子 | |
JPH05134225A (ja) | 磁気光学素子 | |
JPH0588133A (ja) | 磁気光学素子 | |
JPH05134222A (ja) | 磁気光学素子 | |
JPH04219723A (ja) | 磁気光学素子 | |
JPH0588128A (ja) | 磁気光学素子 | |
JPH0588130A (ja) | 磁気光学素子 | |
JPH04314023A (ja) | 磁気光学素子を用いた光シャッタ | |
JPH04219720A (ja) | 磁気光学素子 | |
JPH04182618A (ja) | 磁気光学素子 | |
JPH04219722A (ja) | 磁気光学素子 | |
JPH04219721A (ja) | 磁気光学素子 | |
JPH04219724A (ja) | 磁気光学素子 | |
JPH04314024A (ja) | 磁気光学素子を用いた光シャッタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981203 |