JPH058794Y2 - - Google Patents

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JPH058794Y2
JPH058794Y2 JP1987047289U JP4728987U JPH058794Y2 JP H058794 Y2 JPH058794 Y2 JP H058794Y2 JP 1987047289 U JP1987047289 U JP 1987047289U JP 4728987 U JP4728987 U JP 4728987U JP H058794 Y2 JPH058794 Y2 JP H058794Y2
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slider
movable member
casing
linear motor
self
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  • Linear Motors (AREA)
  • Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、リニアモータ手段を用いた自走スラ
イダ装置に関する。
<従来の技術> 車輌のカーテンを自動開閉するための駆動装置
として、リニアモータを用いた自走スライダ装置
を用いることが考えられ、例えば実開昭60−
98489号明細書には、長尺のレールと、そのレー
ルにスライド自在に設けたスライダとを有し、レ
ールにはスライド方向に沿つて等ピツチに交互す
る向きを有する磁束を形成するべくマグネツトを
並べ、スライダにはマグネツトに対向するように
2極のコイルをスライド方向に沿つて連設したも
のが開示されている。この2つのコイルに交互す
る向きの磁束を形成するように所定のピツチにて
励磁電流を供給して、マグネツトとの間に生じる
吸引力または反発力の作用により、スライダをレ
ールに沿つて駆動するようにしている。
しかしながら、レール内にはスライダが受容さ
れていると供に、スライダに固定された摺動接点
を介してコイルに励磁電流を供給するべく配線板
も設けられており、更にスライダにはカーテン等
の搬送物を支持するためのフツク部が一体的に設
けられており、このフツク部がレールに開設され
たスリツト状の開口部を通過して外部へ延出して
いる。従つて、このようなリニアスライドを屋外
或いは浴室等に設置して使用する場合には、開口
部からレールの内部に水が入り込み配線板に水滴
が付着してシヨートする虞れがある。そこで、開
口部にゴム製のリツプ等を設けて水が入り込むこ
とを防止することが考えられるが、長期間の使用
によりリツプが劣化して防水性が低下したり、激
しい降雨等に対しては防水性が完全ではない等の
問題点がある。
<考案が解決しようとする問題点> このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の
主な目的は、自走スライダ装置のリニアモータ手
段部に水が付着してシヨートすることを防止し得
る自走スライダ装置を提供することにある。
<問題点を解決するための手段> このような目的は、本考案によれば、ガイド手
段に摺動自在に係合したスライダをリニアモータ
手段により軸線方向に駆動し得るようにした自走
スライダ装置であつて、前記リニアモータ手段
が、ケーシングと、該ケーシングの内側に固設さ
れた永久磁石と該永久磁石と一体的に設けられた
レール部材に磁性体からなるローラ部材を介して
摺動自在に支持された可動部材と、該可動部材に
設けられた複数極の電磁コイルとを有し、前記ス
ライダと前記可動部材とが、前記ケーシングに一
体的に設けられた隔壁を介して互いに磁気結合さ
れ、かつ前記スライダと前記ガイド手段との間に
ローラ部材が介装されることを特徴とする自走ス
ライド装置を提供することにより達成される。
<作用> このように、スライダとリニアモータ手段の可
動部材とをリニアモータ手段のケーシングに一体
的に設けられた隔壁を介して互いに磁気結合する
ことにより、リニアモータ手段をケーシングによ
り密閉することができ、リニアモータ手段部に水
が付着してシヨートすることを防止することがで
きる。しかも、可動部材とスライダとが、供にロ
ーラ部材を介してレール部材あるいはガイド手段
に係合しているので、これらの摺動抵抗が大幅に
低減される。特に可動部材を支持するローラ部材
は磁性体なので、これがリニアモータ手段の永久
磁石吸引されることで可動部材のがたつきや浮き
上がりが防止される。これに加えて、スライダが
ローラ部材を介してガイド手段に係合しているの
で、これと磁気結合された可動部材も共にその移
動軌跡が規制される。
<実施例> 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実
施例について詳細に説明する。
第1図は本考案に基づく自走スライダ装置の断
面図であり、第2図は、第1図の−線につい
て見た側面図である。第1図及び第2図に良く示
されるように、角パイプ状をなすケーシング1が
例えばアルミ材を押出し加工して形成されてい
る。ケーシング1内の対向する両側面2,3に
は、リニアモータ手段の固定子としての一対のブ
ロツク状のマグネツト永久磁石4,5が空隙をも
つて互いに対向するように固着されており、更に
両マグネツト4,5をそれぞれ覆うように設けら
れた一対のレール部材6,7が両マグネツト4,
5に密着して沿うように固設されている。尚、こ
の一対のマグネツト4,5は、ケーシング1の長
手方向に沿つてピツチ幅Pをもつて、両者の間に
生じる磁束の向きを交互するようにそれぞれ配設
されている。
リニアモータ手段の可動部材8は、両レール部
材6,7の軸線方向に沿つて摺動自在に、両レー
ル部材6,7に対して空隙をもつて、それぞれを
覆うように型断面形状に形成されている。可動
部材8の第1図に於ける上部及び下部の部分9,
10が、それぞれ両側面2,3に向けて張出して
いるが、その上部の部分9の中央部にはメタル軸
受11が固設されており、左右一対のローラ12
の軸13がメタル軸受11により回動自在に軸支
されている。このローラ12は、第2図に示され
るように、可動部材8の摺動方向両端部にそれぞ
れ設けられている。従つて、可動部材8が、各ロ
ーラ12を介して両レール部材6,7の上面6
a,7aに摺動自在に支持されている。尚、ロー
ラ12は磁性体からなり、マグネツト4,5に向
けて吸引されているため、可動部材8が摺動する
際の浮き上がりを防止している。
可動部材8の上下の部分9,10の間の壁部1
4には、例えばデルタ結線された3極の円筒形状
のコイル15〜17が、それぞれの軸線が両マグ
ネツト4,5の磁極の面4a,5aに直交するよ
うに、かつ摺動方向に沿つてピツチ2P/3をも
つて等間隔に連設されている。更に、各コイル1
5〜17と電気的に接続された摺動接点18〜2
0が、可動部材8の上面に固設されていると共
に、ケーシング1の天井部21に摺動方向に沿つ
て固設された配線板22の一対の導電パターン部
材23,24と摺接するように、配線板22に向
けてばね付勢されている。可動部材8の下部の部
分10の下面には、下方に向けて開放された略U
字形断面形状をなす磁気シールド用鉄板25が固
着されており、その内部には磁気結合用の一方の
マグネツト26が開放端面に臨むように固着され
ている。
ケーシング1の底壁27の下部には補助ケーシ
ング28が一体的に固設されている。この補助ケ
ーシング28と底壁27とにより郭成された空室
内には、スライダ32としての磁気シールド用鉄
板31が補助ケーシング28の軸線方向に摺動自
在に受容されている。この鉄板31も前記と同様
に略U字型断面形状に形成されていると共に、そ
の内部には磁気結合用の他方のマグネツト29が
開放端面に臨時むように固着されている。更に、
このマグネツト29が前記したマグネツト26と
対向するように設けられている。このようにして
可動部材8とスライダ32とが、それぞれのマグ
ネツト26及びマグネツト29同士の磁気吸引力
により、隔壁としての底壁27を介して互いに磁
気結合されている。
このスライダ32にあつては、鉄板31の側部
に非磁性体からなる左右一対のローラ33が回動
自在に設けられており、底壁27の下面にケーシ
ング1の軸線方向に沿つて凹設されたスライダ3
2のガイド手段としてのレール溝34に転動自在
に係合している。従つて、磁気結合の吸引力によ
るスライダ32のスライド抵抗が大きく軽減され
る。尚、この一対のローラ33も、第2図に示さ
れるように、摺動方向端部にそれぞれ設けられて
いる。
更に、磁気ケーシング用鉄板31の下面にはフ
ツク部35が一体的に固着されており、このフツ
ク部35の遊端部が補助ケーシング28の底壁の
中央部に、摺動方向に沿つてスリツト状に開設さ
れた開口部36を通過して、補助ケーシング28
の下方に延出している。このフツク部35には図
示されていない例えばカーテン等の搬送品が支持
されることとなる。
また、前記した一対の導電パターン部材23,
24は、第3図に示されるように、それぞれくし
状のパターンに形成され、かつ対向して入組むス
ライド方向長さ2P/3の給電部分23a,24
aを、可動部材8の摺動方向に沿つて互いに距離
P/3の絶縁部分37を介して、それぞれ配設さ
れている。尚、各摺動接点18〜20が摺動方向
に沿つてピツチ2P/3をもつて等間隔に連設さ
れており、可動部材8の摺動に伴つて、各摺動接
点18〜20が両給電部分23a,24aに交互
に摺接することとなる。
更に、前記したケーシング1の両開放端面1
a,1bには、第2図に示されるように、シール
部材38,39がそれぞれ固着されており、ケー
シング1の内部が密閉された状態になつている。
従つて、水がケーシング1の内部に入り込み、配
線板22等に水滴が付着することを防止できる。
次に、このようにして構成された自走スライダ
装置の作動要領を第4a図〜第4f図を参照して
以下に示す。第4a図〜第4f図は、可動部材8
の摺動に伴うピツチ幅P/3ごとの各摺動接点1
8〜20に対する正負の電圧の印加状態、及び各
コイル15〜17の励磁状態、及びマグネツト4
の配置状態を示す模式図である。尚、マグネツト
4,5は互いに対をなしているため、一方のマグ
ネツト4のみを示す。
例えば第3図に示す矢印の向きに可動部材8が
摺動すると、各摺動接点18〜20には、正負の
電圧がピツチ幅P/3ごとに、前記した一対の導
電パターン部材23,24のパターンに応じて、
順次印加されることとなる。従つて、各コイル1
5〜17が第4a図に示すように励磁されている
と、マグネツト4との間に生じる吸引及び反発力
により、図に示す矢印の向きに可動部材8が摺動
する。そして、第4b図に示す位置になると、各
コイル15〜17が図に示す状態に励磁されるた
め、前記と同様に矢印の向きに可動部材8が摺動
することとなる。このようにして、第4a図〜第
4f図に示されるように、ピツチ幅P/3ごとに
各コイル15〜17が図に示す状態に励磁される
ため、可動部材8が第4a図〜第4f図の順に矢
印の向きに摺動することとなる。尚、第3図に示
す一対の導電パターン部材23,24に印加され
る正負の電圧を逆にすることにより、可動部材8
が前記と反対方向に向けて摺動することとなる。
このようにして可動部材8がケーシング1内を
摺動し得るが、前記したように両マグネツト26
及び29が磁気結合されているため、スライダ3
2も可動部材8に伴つて摺動することとなる。
更に、本実施例にあつては、3極のコイル15
〜17に円筒形状コイルを用いたが、円筒形に限
るものではなく、例えば角型或いは楕円型形状の
コイルを用いても良い。
<考案の効果> このように本考案によれば、自走スライダ装置
に於て、そのスライダとリニアモータ手段の可動
部材とをリニアモータ手段のケーシングに一体的
に儲けられた隔壁を介して互いに磁気結合するこ
とにより、リニアモータ手段をケーシングにより
密閉しても、スライダが駆動し得るため、ケーシ
ングの内部に水が入り込みリニアモータ手段の配
線板等に水が付着してシヨートすることを防止で
きる。しかも、可動部材はローラを介してレール
部材に支持され、かつスライダはローラを介して
レール溝に係合しているので、これらの摺動抵抗
が大幅に低減される。特に可動部材を支持するロ
ーラを磁性体とすることにより、これがリニアモ
ータ手段のマグネツトに吸引されるので、可動部
材のがたつきや浮き上がりが防止されて走行安定
性が向上する。これに加えて、スライダのローラ
がレール溝に係合しているので、これと磁気結合
された可動部材も共にその移動軌跡が規制される
ため、リニアモータ手段の電源を切つた時にも、
他と接触することなく可動部材を自由に移動させ
ることができる。従つて、このように構成された
自走スライダ装置を屋外或いは浴室等の水のある
環境下でも使用することができるため、自走スラ
イダ装置の適用範囲が大きく広がる等、その効果
は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に基づく自走スライダ装置の
断面図である。第2図は、第1図の−線につ
いて見た側面図である。第3図は、本考案に基づ
く自走スライダ装置の配線板の構造を示す模式図
である。第4a図〜第4f図は、本考案に基づく
自走スライダ装置の作動状態を示す説明図であ
る。 1……ケーシング、1a,1b……端面、2,
3……側面、4,5……マグネツト、4a,5a
……面、6,7……レール部材、6a,7a……
上面、8……可動部材、9,10……部分、11
……メタル軸受、12……ローラ、13……軸、
14……壁、15〜17……コイル、18〜20
……摺動接点、21……天井部、22……配線
板、23,24……導電パターン部材、23a,
24a……給電部分、25……鉄板、26……マ
グネツト、27……底壁、28……補助ケーシン
グ、29……マグネツト、31……鉄板、32…
…スライダ、33……ローラ、34……レール
溝、35……フツク部、36……開口部、37…
…絶縁部分、38,39……シール部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ガイド手段に摺動自在に係合したスライダをリ
    ニアモータ手段により軸線方向に駆動し得るよう
    にした自走スライダ装置であつて、 前記リニアモータ手段が、ケーシング1と、該
    ケーシングの内側に固設された永久磁石4,5
    と、該永久磁石と一体的に設けられたレール部材
    6,7に磁性体からなるローラ部材12を介して
    摺動自在に支持された可動部材8と、該可動部材
    に設けられた複数極の電磁コイル15〜17とを
    有し、 前記スライダ32と前記可動部材とが、前記ケ
    ーシングに一体的に設けられた隔壁27を介して
    互いに磁気結合され、 かつ前記スライダと前記ガイド手段34との間
    にローラ部材33が介装されることを特徴とする
    自走スライダ装置。
JP1987047289U 1987-03-30 1987-03-30 Expired - Lifetime JPH058794Y2 (ja)

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JP1987047289U JPH058794Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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JPS63156570U JPS63156570U (ja) 1988-10-13
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS608582B2 (ja) * 1980-10-02 1985-03-04 三菱電機株式会社 マイクロ波放電光源装置

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JPS63156570U (ja) 1988-10-13

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