JPH058773U - デイスクカートリツジ - Google Patents
デイスクカートリツジInfo
- Publication number
- JPH058773U JPH058773U JP6143791U JP6143791U JPH058773U JP H058773 U JPH058773 U JP H058773U JP 6143791 U JP6143791 U JP 6143791U JP 6143791 U JP6143791 U JP 6143791U JP H058773 U JPH058773 U JP H058773U
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- Japan
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- shutter
- guide groove
- cartridge
- fitting claw
- opening
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シヤツタの嵌合強度を強くし、かつ、シヤツ
タ開閉動作でカートリツジケースの削れが少ない、信頼
性に優れたデイスクカートリツジを提供する。 【構成】 シヤツタ2の嵌合爪4がカートリツジのガイ
ド溝3側壁に対し、先端に向かうに従つて逃げる構造に
なつており、かつ、嵌合爪4先端がエツジ状になつてい
る。
タ開閉動作でカートリツジケースの削れが少ない、信頼
性に優れたデイスクカートリツジを提供する。 【構成】 シヤツタ2の嵌合爪4がカートリツジのガイ
ド溝3側壁に対し、先端に向かうに従つて逃げる構造に
なつており、かつ、嵌合爪4先端がエツジ状になつてい
る。
Description
【0001】
本考案は、例えば磁気デイスクカートリツジ、光デイスクカートリツジ、光− 磁気デイスクカートリツジなどのデイスクカートリツジに係り、特にヘツドアク セス口の開閉を行うシヤツタを備えたデイスクカートリツジに関するものである 。
【0002】
図4は、従来の磁気デイスクカートリツジの分解斜視図、図5は、その磁気デ イスクカートリツジの一部拡大断面図である。 磁気デイスクカートリツジは、硬質合成樹脂で成形されたカートリツジケース 51と、その中に回転自在に収納された磁気デイスク52と、前記カートリツジ ケース51に摺動可能に支持されたシヤツタ53とから主に構成されている。
【0003】 カートリツジケース51のほぼ中央には円形の開口54が形成され、それの近 くにヘツド挿入口55が設けられている。ヘツド挿入口55の上を前記シヤツタ 53が摺動するために、ヘツド挿入口55の付近の上面が若干低くなつて凹部5 6が形成され、さらにこの凹部56の前面近くにはシヤツタ53の摺動方向に沿 つて伸びたガイド溝57が設けられている。 シヤツタ53は、例えばステンレス鋼板などの金属板からなり、側面形状がコ 字をして、ヘツド挿入口55とほぼ同じ大きさをした開口部58と、それの隣に ヘツド挿入口55を閉塞する閉塞部61が形成され、また、切り起こしによつて 2つの嵌合爪59が下方に向いて突設されている。
【0004】 この嵌合爪59は図5に示すように、カートリツジケース51の前記ガイド溝 57内に嵌入される訳であるが、シヤツタ53が金属板から作られ、しかも嵌合 爪59の突出寸法が短いことから、カートリツジケース51へシヤツタ53を組 み込む際に嵌合爪59の方を弾性変形させることはできない。 そのため、カートリツジケース51におけるガイド溝57の前方に、前記嵌合 爪59に対応させて薄肉部60を2個所設け、カートリツジケース51へシヤツ タ53を組み込む際、嵌合爪59で薄肉部60を弾性変形させながら、薄肉部6 0上を乗り越えてガイド溝57に嵌入させる機構を採用していた。
【0005】 一方、収納した磁気デイスク52が外力によつて湾曲したりしないように、保 護するためにカートリツジケース51は硬質合成樹脂で成形されている。 そのため、嵌合爪59の摺動時、この嵌合爪59がガイド溝57の側壁と接触 していると、経時的にガイド溝57の側壁が削りとられてしまうことになる。
【0006】 これを防止するために、図3に示すように、ガイド溝57は、開口面側が広が る方向にテーパが付けられており、嵌合爪59も、このテーパと傾斜方向が同一 になるように(ほぼ並行になるように)、傾斜がつけられており、かつ、先端部 の引き抜き方向側の縁部を面取部59aとしていた。
【0007】
しかしながら、図3に示す上記従来装置においては、シヤツタ53を引き抜く (図3においては上方へ)ような衝撃的な外力に対し、嵌合強度が低いという欠 点があつた。
【0008】 この考案は、上記従来製品が持つている嵌合強度が低いという欠点を解決し、 かつ、シヤツタ開閉動作でカートリツジケースの削れが少ない、信頼性に優れた デイスクカートリツジを提供することを目的とする。
【0009】
上記目的を達成するために、本考案は、デイスクを回転可能に収納したカート リツジケースと、そのカートリツジケースの少なくともヘツドアクセス口を開閉 するためのシヤツタとを備え、前記カートリツジケースの前方にシヤツタの摺動 を案内するためのガイド溝を、開口面が広がる方向の傾斜をつけて形成し、この ガイド溝の傾斜面に沿う傾斜をつけられてシヤツタに形成された嵌合爪をガイド 溝に係合してなるデイスクカートリツジにおいて、 前記嵌合爪の傾斜角を前記ガイド溝の傾斜角より大きくし、かつ、前記嵌合爪 の先端の引き抜き方向側の縁部をエツジ状に形成したことを特徴とする。
【0010】
通常のシヤツタ開閉動作時は、ガイド溝の側壁の勾配より嵌合爪の勾配を大き くとり、嵌合爪の先端がガイド溝の側壁に当たらないようにする。 その上で嵌合爪の先端をエツジ状にすることで、シヤツタが上方へ引き抜かれ ようとする場合は、該エツジがガイド溝の側壁に当接することで強い抵抗を発生 し、嵌合強度が著しく向上する。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1は、デイスクカートリツジの一部拡大断面図、図2はシヤツタの要部拡大 断面図である。 図1において、1はカートリツジケース、2はシヤツタ、3はカートリツジケ ースに設けられたガイド溝、4はシヤツタ2に設けられた嵌合爪である。
【0012】 ガイド溝3の側壁は、僅かではあるが開口面側が広がるように傾斜がつけられ ており(角度θ)、一方、嵌合爪4は、このガイド溝3の側壁の傾斜に沿う方向 の傾斜、言い換えると先端に向かうに従つて逃げる方向の大きな傾斜がつけられ ている(角度φ)。
【0013】 ここで角度φと角度θとは、φ>θとなるようにしている。具体的には、カー トリツジケース1の成形時の離型性から、θを5°程度にし、一方、φはシヤツ タ2の嵌合強度上、なるべく小さい方が望ましいので、6°ないし12°程度の 範囲とする。 また、嵌合爪4の引き抜き方向側先端の縁部4aをエツジ状に形成している。
【0014】 図2に示すように、縁部4aは、微視的に見れば若干の面取り形状とはなつて いるが、この面取りを20μm程度に抑えたエツジ状に形成することが望ましい 。
【0015】 このような構成においては、嵌合爪4はガイド溝3の側壁から逃げているので 、シヤツタ2の摺動時に、嵌合爪4でガイド溝3の側壁、言い換えるとカートリ ツジケース1を削り取るおそれがなくなり、また、シヤツタ2に、引き抜き方向 の外力が加わつても、嵌合爪4の縁部4aがエツジ状になつているため、ガイド 溝3の側壁との間で強い抵抗力が発生し、容易にシヤツタ2が脱落することはな い。例えば、シヤツタ2の嵌合強度が従来は、カートリツジの落下高さ30cm 程度であつたものが100cm以上に向上する。
【0016】
以上説明したように、本考案によれば、ガイド溝の側壁の傾斜より、嵌合爪の 傾斜を大きくとり、かつ、先端をエツジ状にしたので、シヤツタ摺動時のカート リツジケースの削れをなくし、かつ、シヤツタの嵌合強度を高めることができる 。
【図1】本考案の一実施例に係るデイスクカートリツジ
の一部拡大断面図である。
の一部拡大断面図である。
【図2】本考案の一実施例に係るデイスクカートリツジ
のシヤツタの要部拡大図である。
のシヤツタの要部拡大図である。
【図3】従来例に係るデイスクカートリツジの一部拡大
断面図である。
断面図である。
【図4】一般的なデイスクカートリツジの分解斜視図で
ある。
ある。
【図5】図4に示すデイスクカートリツジの一部拡大断
面図である。
面図である。
1 カートリツジケース 2 シヤツタ 3 ガイド溝 4 嵌合爪 4a 縁部
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 デイスクを回転可能に収納したカートリ
ツジケースと、そのカートリツジケースの少なくともヘ
ツドアクセス口を開閉するためのシヤツタとを備え、前
記カートリツジケースの前方にシヤツタの摺動を案内す
るためのガイド溝を、開口面が広がる方向の傾斜をつけ
て形成し、このガイド溝の傾斜面に沿う傾斜をつけられ
てシヤツタに形成された嵌合爪をガイド溝に係合してな
るデイスクカートリツジにおいて、 前記嵌合爪の傾斜角を前記ガイド溝の傾斜角より大きく
し、かつ、前記嵌合爪の先端の引き抜き方向側の縁部を
エツジ状に形成したことを特徴とするデイスクカートリ
ツジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991061437U JP2548308Y2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | デイスクカートリツジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991061437U JP2548308Y2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | デイスクカートリツジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058773U true JPH058773U (ja) | 1993-02-05 |
JP2548308Y2 JP2548308Y2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=13171045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991061437U Expired - Fee Related JP2548308Y2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | デイスクカートリツジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548308Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5736473A (en) * | 1980-08-14 | 1982-02-27 | Sony Corp | Rotating driving device |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP1991061437U patent/JP2548308Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5736473A (en) * | 1980-08-14 | 1982-02-27 | Sony Corp | Rotating driving device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2548308Y2 (ja) | 1997-09-17 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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