JPH0587444U - 汚染空気の局所排気装置 - Google Patents

汚染空気の局所排気装置

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JPH0587444U
JPH0587444U JP2562792U JP2562792U JPH0587444U JP H0587444 U JPH0587444 U JP H0587444U JP 2562792 U JP2562792 U JP 2562792U JP 2562792 U JP2562792 U JP 2562792U JP H0587444 U JPH0587444 U JP H0587444U
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suction
rotary wheel
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air
impeller
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JP2562792U
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Inventor
順二 森野
寛一 亀田谷
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株式会社大氣社
株式会社亀田谷
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Abstract

(57)【要約】 汚染空気の局所排気装置 【目的】 吸込気流に渦流を生じさせることにより効率
良く汚染空気を排出する。 【構成】 汚染空気吸込ダクト13の吸込口21にそって回
転輪26を配置する。回転輪26に吸込気流通路47を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、工場における有機溶剤や機械加工により発生する煙、喫煙場所の 煙等を含む汚染空気を局所的に排気する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置としては、図11に示すように、床71上の汚染空気発生か所72の 上方の天井73に、吸込ダクト74の吸込口75が開口され、垂直状ダクト76が、下端 キャノピーフード77を汚染空気発生か所72に臨ませかつ上端開口を吸込口75に臨 ませるように配置されているものが知られている。
【0003】 また、別の従来装置としては、図12および図13に示すように、床81上の汚 染空気発生か所82の側方の壁83に、吸込ダクト84の吸込口85が形成され、汚染空 気発生か所82の上方から吸込口85にかけて、複数の水平状加圧空気管86が配置さ れ、加圧空気管86に、渦流発生用空気吹出ノズル87が設けられているものが知ら れている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記図11に示す装置では、汚染空気捕集効率、すなわち吸込ダクト76を通じ て吸込まれる全空気量に含まれる汚染空気量の割合が悪く、吸込空気流を生じさ せるための動力の無駄づかいとなっている。
【0005】 上記図12および図13に示す装置では、ノズル87から吹出される空気流によ り、汚染空気発生か所の上方から吸込口にかけて、渦流が発生し、これにより、 汚染空気捕集効率は、図11に示す装置とは比較にならないほど良好である。し かしながら、例えばクレーンでワークを搬送しようとする場合、加圧空気管86が 、ワーク搬送作業の邪魔になるという問題点がある。
【0006】 この考案の目的は、ワーク搬送作業の邪魔にならないことは勿論、汚染空気捕 集効率が良好な汚染空気の局所排気装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案による汚染空気の局所排気装置は、汚染空気吸込ダクトの吸込口にそ って回転輪が配置され、回転輪に吸込気流通路が設けられているものである。
【0008】 また、回転輪が、羽根車を取り囲み、回転輪と羽根車がともに回転するように なされていてもよい。
【0009】
【作用】
この考案による汚染空気の局所排気装置では、汚染空気吸込ダクトの吸込口に そって回転輪が配置され、回転輪に吸込気流通路が設けられているから、回転輪 の回転にともない、吸込気流通路を通過する吸込気流が回転輪とともに回転させ られることにより、回転輪の内側を通過しようとする吸込気流に渦流が生じさせ られる。
【0010】 また、回転輪が、羽根車を取り囲み、回転輪と羽根車がともに回転するように なされていると、羽根車によっても渦流が生じさせられることにより、渦流が強 化される。
【0011】
【実施例】
この考案の実施例を、図1〜図10を参照してつぎに説明する。
【0012】 図1を参照すると、床11上の汚染空気発生か所12上方の天井近くに吸込ダクト 13がのびてきており、吸込ダクト13の先端に局所排気装置14が装備されている。 図2を参照すると、吸込ダクト13の吸込口21は天井板22よりやや上方レベルに あり、吸込口21と相対する天井板22には装置取付孔23があけられている。
【0013】 図2に加えて図3を参照すると、局所排気装置14は、装置取付孔23にはめ込ま れているケーシング24と、ケーシング24に収容されている羽根車25と、羽根車25 を取り囲んでいる回転輪26とよりなる。
【0014】 ケーシング24は、上端開口を吸込口21に接続した垂直接続ダクト部31と、これ の下端に連なりかつ装置取付孔23縁部に固定されているフランジ部32とよりなる 。
【0015】 羽根車25は、接続ダクト部31内を横断した水平板状ステー33に取付けられた軸 受34と、軸受34に下半分を接続ダクト部31より下方に突出させるように支持され た垂直回転軸35と、回転軸35の下方突出部に互いに反対向きに固定された2つの 羽根36とよりなる。2つの羽根36の先端同士間の距離は、接続ダクト部31の内径 に相当する距離より小さく設定されている。
【0016】 回転輪26は、上方開口中空体よりなるものであって、下半部を接続ダクト部31 から下方に突出させかつ突出部において2つの羽根36の先端部に固着されている 垂直筒状内案内壁41と、内案内壁41の上半部に対し間隔をおいて相対する垂直筒 状外案内壁42と、内案内壁41の下端より外斜め上方に張出した傾斜整流壁43と、 外案内壁42下端と整流壁43先端を連結している水平連結壁44とよりなる。
【0017】 整流壁43の中心を挾んでその両側には2つ吸込気流入口45が形成されている。 これにより、回転輪26の内部に、その上方開口を吸込気流出口46とする吸込気流 通路47が形成されている。
【0018】 図示しない送風機等よって吸込ダクト13内に吸込気流が生じさせられると、そ の気流が羽根36の周囲を通過することにより、羽根車25が回転させられる。羽根 車25の回転により吸込気流には渦流が生じさせられる。一方、羽根車25の回転と ともに回転輪26も回転する。回転輪26に衝突する吸込気流の大部分は回転輪26の 整流壁43にそって回転輪26の外側に向かって流れるが、その一部は吸込気流入口 45を通じて回転輪26の内部に流入し、回転輪26内を通過することにより、吸込気 流に2次的な流れが生じる。この2次的な流れが回転輪26の回転とともに回転さ せられることにより、羽根車25の回転により生じさせられた渦流が強化されて、 吸込気流に一層強力な渦流が生じる。
【0019】 ここで、従来装置と比較のもとに、この考案装置の実験結果について説明する 。
【0020】 図4を参照して、ケーシング24の接続ダクト31の内径Dは175mm、ケーシン グ24のフランジ部32から回転輪先端までの距離Hは50mm、回転輪26の内案内壁 の内径dは100mm、回転輪26の整流壁43の角度θは30度である。回転輪26の 内部を通過する吸込気流の速度Vを9m/sとすると、吸込流量は350m3 / hrとなる。また、吸込気流入口45は、図4には詳しく示されていないが、20mm ×20mmの正方形である。このとき、羽根車25、したがって回転輪26の回転数は 50〜100rpm となる。ただし、羽根車25の効率が悪くてこの回転数まで達し ない場合、後述する手段によって羽根車25を強制的に回転させることが好ましい 。
【0021】 上記の条件により、略円柱状の範囲に吸込気流が生じるが、その円柱の長さL が9m、その径Eが7mであった。
【0022】 一方、図5に示す従来装置では、吸込ダクトの内径D´を接続ダクトの内径D と等しい175mmとし、吸込気流の速度V´を上記速度Vと等しい9m/sとす ると、吸込流量は770m3 /hrとなり、上記のおよそ2倍の流量が必要となる 。そして、吸込気流が生じた円柱状の範囲は、長さL´が8m、その径E´が9 mであった。
【0023】 以上、2つの実験結果を比較すると、この考案装置では細くて長い吸込気流が 生じ、従来装置では太くて短い吸込気流が生じる。このことを、換言すれば、こ の考案装置によれば、吸込気流の到達距離が長いということになる。
【0024】 図6に、回転輪の変形例が示されている。この変形例による回転輪では、図2 に示す回転輪の吸込気流入口45の縁部に下方突出環状壁51が形成されている。こ の環状壁51は、渦流の発生に効果な役割を果たすものである。その理由は、吸込 指向性が向上するからであると考えられる。
【0025】 図7に、回転輪52の他の変形例が示されている。この変形例による回転輪52は 、互いに同心状に配された垂直筒状内案内壁53および外案内壁54と、内案内壁53 および外案内壁54の下端同士を連結している断面半円弧状整流壁55とよりなる。 そして、整流壁55の先端に吸込気流入口56が設けられている。回転輪52をこのよ うな構成とすることにより、図2に示す回転輪26とは、周囲吸込角度の点で、相 異が見られる。
【0026】 図8は、図2に示す軸受34の代わりに、モータ61を配したものを示す。このよ うな構成とすれば、回転輪26を任意の回転速度、例えば30〜120rpm で回転 させることが可能である。
【0027】 図9は、回転輪26を強制的に回転させる手段として、図8に示すモータ61に代 わり、圧縮空気を用いた例を示すものである。すなわち、回転輪26の外周に多数 の舌状フィン62が所定間隔で設けられ、これらフィン62に向かって空気を吹き付 けるノズル63が回転輪26の外方に装備されている。
【0028】 図10は、吸込ダクト13が天井にではなく、汚染空気発生か所64の近くまでの びてきている場合を示している。吸込ダクト13の先端には、図1に示す局所排気 装置14が装備されている。汚染空気発生か所64は、例えば機械加工機であり、こ れから発生する煙等を渦流にのせて吸込ダクト13まで導き、吸込ダクト13を通じ て排出するものであるが、この場合、吸込ダクト13の下端の周りに、上記天井板 22のようなものが無いため、吸込気流の長さが短くなると考えられる。
【0029】
【考案の効果】
この考案によれば、回転輪の回転にともない、吸込気流通路を通過する吸込気 流が回転輪とともに回転させられることにより、回転輪の内側を通過しようとす る吸込気流に渦流が生じさせられるから、生じた渦流により効率良く汚染空気を 捕集することができる。
【0030】 また、羽根車によっても渦流が生じさせられることにより、渦流が強化される と、汚染空気の捕集が一層効率良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案装置の使用状態説明図である。
【図2】同装置の垂直縦断面図である。
【図3】同装置の底面図である。
【図4】同装置の性能テスト説明図である。
【図5】従来装置の性能説明図である。
【図6】他の実施例を示す図2相当の断面図である。
【図7】さらに他の実施例を示す図2相当の断面図であ
る。
【図8】さらに他の実施例を示す図2相当の断面図であ
る。
【図9】さらに他の実施例を示す図3相当の底面図であ
る。
【図10】図1とは別の使用状態説明図である。
【図11】従来例を示す図1相当の使用状態説明図であ
る。
【図12】従来例を示す図1相当の使用状態説明図であ
る。
【図13】図12のXIIIーXIIIにそう拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
13 吸込ダクト 21 吸込口 25 羽根車 26 回転輪 47 吸込気流通路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚染空気吸込ダクト13の吸込口21にそっ
    て回転輪26が配置され、回転輪26に吸込気流通路47が設
    けられている、汚染空気の局所排気装置。
  2. 【請求項2】 回転輪26が、羽根車25を取り囲み、回転
    輪26と羽根車25がともに回転するようになされている請
    求項1記載の汚染空気の局所排気装置。
JP2562792U 1992-04-21 1992-04-21 汚染空気の局所排気装置 Withdrawn JPH0587444U (ja)

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JPH0587444U true JPH0587444U (ja) 1993-11-26

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008070096A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Horkos Corp 厨房用排気フード、厨房用給排気装置

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Effective date: 19960801