JPH0587216B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0587216B2
JPH0587216B2 JP2412553A JP41255390A JPH0587216B2 JP H0587216 B2 JPH0587216 B2 JP H0587216B2 JP 2412553 A JP2412553 A JP 2412553A JP 41255390 A JP41255390 A JP 41255390A JP H0587216 B2 JPH0587216 B2 JP H0587216B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
royal jelly
oil
evening primrose
gelatin
linolenic acid
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2412553A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04222565A (ja
Inventor
Tomoki Kataoka
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NOKUTEIFUROORU KK
Original Assignee
NOKUTEIFUROORU KK
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Publication date
Application filed by NOKUTEIFUROORU KK filed Critical NOKUTEIFUROORU KK
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Publication of JPH0587216B2 publication Critical patent/JPH0587216B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、栄養上の価値
の高い調製ローヤルゼリーの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】 ローヤルゼリーは、生のままで
は、時間の経過に伴う品質の劣化が著しいため、
食品としての保存性を高め、また摂取し易くする
ために、凍結乾燥ローヤルゼリーとして粉末状に
している。しかし、まだこのままでは、食品とし
て摂取する際、不快な味や匂いがするため、粉末
に植物油を混合し、これを内容物としてゼラチン
を使用した被覆材により被覆し、ソフトカプセル
として製品化されている。
【0003】 ところで、この場合、前記の植物油
は、ローヤルゼリー粉末をゼラチンで被覆する加
工技術に適合させるための保形剤として使用され
ているもので、この場合の植物油としては大豆
油、小麦胚芽、コーン油などの油液を使用されて
いる。
【0004】 前述のようなゼラチン被覆されてお
り、且つ油液を触材とする粒状の調製ローヤルゼ
リーにおいて、ローヤルゼリー粉末対油液の配合
比は、一般に1:4ないし1:3程度(ローヤル
ゼリー粉末の配合割合が比較的高いケースで)と
なつている。このように、ゼラチン被覆された調
製ローヤルゼリーにおける油液の割合はローヤル
ゼリー粉末よりも多いが、これらの油液は、我々
の食生活において、通常特に不足しているわけで
はない。つまり、これらの植物油液を加工上の理
由からローヤルゼリーと一緒に摂ることは、栄養
補給上の観点からは意味のあることではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 本発明の解決
しようとする問題点は、ゼラチン被覆のソフトカ
プセル状のローヤルゼリーを摂取するとき、栄養
補給上意味のない植物油を一緒に摂ることが無駄
なことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明者は前記
の問題点に着目した。つまり保形剤としての植物
油を単に媒材として使用するのではなく、この保
形剤が栄養補給上価値を持つ材料であれば同じ分
量で従来よりも栄養上の価値を高い粒状の調製ロ
ーヤルゼリーを製造できるものと考えた。本発明
者は前記の知見にもとづいて種々研究した結果、
植物油として月見草油を用いることにより、前記
の目的を達成できるとの結論に達した。すなわ
ち、本発明では、保形剤として月見草油を使用す
ることにより、保形剤としての植物油を単なる媒
材として使用するにとどまらず、栄養補給上の有
用成分として使用でき、ローヤルゼリーと同時に
月見草油を摂取できることにより、油液を媒材と
する粒状の調製ローヤルゼリーとしては、従来品
に比し、栄養補給上著しく価値を高めることがで
きるようにしたものである。
【0007】 前記の月見草油は月見草の種子からと
られるものである。この月見草油の栄養面での価
値は高く、とくに天然の食品素材では、この月見
草油のほか、母乳などごく限られたものにしか含
まれていない貴重な栄養素であるγ−リノレン酸
が最も豊富に含まれていることにある。γ−リノ
レン酸は、近年その栄養素としての働きが明らか
にされ、その有用性の評価に関する多くの臨床デ
ータ・実験データが蓄積されてきている。
【0008】 さらに説明すると、γ−リノレン酸
は、必須脂肪酸の一つであるアラキドン酸を生合
成する生化学的な過程の中間体として重要であ
り、健康を保つ上で不可欠のものであることが知
られている。それは、γ−リノレン酸から生合成
されるビスホモ・γ−リノレン酸やアラキドン酸
が、生理活性物質のプロスタグランデイン(局所
ホルモン)の前駆体となるからである。γ−リノ
レン酸は、人間の体の中でリノール酸から僅かに
生合成されるが、現代では多くの人が体内で適量
のγ−リノレン酸をつくりだせないために健康上
の問題を抱えていることが知られている。このよ
うなことから、月見草油によりγ−リノレン酸を
補給することは、美容と健康維持上価値のあるこ
とが認められている。 本発明の調製ローヤルゼリーの製造方法は、凍結
乾燥ローヤルゼリー粉末と月見草油を混合し、蜜
蝋(ミツロウ)によりその混和状態を安定させる
と同時にその混合物の粘度を調整し、また、ビタ
ミンE(α−トコフエロール)を含む濃縮胚芽油
を加え、ローヤルゼリーと月見草油の成分の酸化
を防ぎ、これを内容物としてゼラチンで被覆し粒
状にすることを特徴とする。
【0009】
〔被覆材〕
ゼラチン、グリセリン 〔成分配合量〕(製品1500mg中) ローヤルゼリー(生換算) 1080mg 月見草油 1080mg α−トコフエロール 25mg
【0010】 上記製品を公益機関(財団法人日本食
品油脂検査協会)にて分析検査したところ、本製
品中、ローヤルゼリー含有の指標である〔10−ハ
イドロキシ−δ−2−デセン酸〕が801.1mg(製
品100g中)、〔γ−リノレン酸〕が53.0mg(製品
1g中)と定量され、調製ローヤルゼリーとし
て、栄養補給上の価値からみて良好な結果が得ら
れた。
【0011】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明に
係る調製ローヤルゼリーの製造方法によると、保
形剤である月見草油によりγ−リノレン酸を補給
することができ、従来に比し栄養上の価値の高い
粒状の調製ローヤルゼリーを創り出すことができ
るというすぐれた効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凍結乾燥ローヤルゼリー粉末と月
    見草油を配合し、蜜蝋(ミツロウ)と濃縮胚芽油
    を加え、これを内容物として、その外側をゼラチ
    ンで被覆し粒状にすることを特徴とする調製ロー
    ヤルゼリーの製造方法。
JP2412553A 1990-12-20 1990-12-20 調製ローヤルゼリーの製造方法 Granted JPH04222565A (ja)

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JPH04222565A JPH04222565A (ja) 1992-08-12
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