JPH0587086A - 筒状羽根車 - Google Patents

筒状羽根車

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Publication number
JPH0587086A
JPH0587086A JP3226109A JP22610991A JPH0587086A JP H0587086 A JPH0587086 A JP H0587086A JP 3226109 A JP3226109 A JP 3226109A JP 22610991 A JP22610991 A JP 22610991A JP H0587086 A JPH0587086 A JP H0587086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
elements
blade
support plate
impeller
Prior art date
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Pending
Application number
JP3226109A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Tsukamoto
康弘 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanko Gosei Ltd
Original Assignee
Sanko Gosei Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanko Gosei Ltd filed Critical Sanko Gosei Ltd
Priority to JP3226109A priority Critical patent/JPH0587086A/ja
Publication of JPH0587086A publication Critical patent/JPH0587086A/ja
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレメント11の個数,エレメント11を連
結する工数を少なくし、筒状羽根車24の組立作業性を
よくする。 【構成】 中間リング12の上,下両側に軸方向に沿っ
て延びる多数の羽根13,14を形成し、羽根13,1
4の先端を環状の支持板15,16に連結した合成樹脂
の一体成形品のエレメント11を有する。前段のエレメ
ント11の上側の羽根13と次段のエレメント11の下
側の羽根14との対向端部、および前段のエレメントの
上側の支持板15と次段のエレメント11の下側の支持
板16をそれぞれ固着して、複数個のエレメント11を
軸方向へ連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はラインフローファンな
どに用いる筒状羽根車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ラインフローファンなどに用いる
筒状羽根車として、特公昭54−25643号公報に示
すものがあった。この筒状羽根車を図6ないし図8につ
いて説明する。
【0003】図6において、1は合成樹脂の一体射出成
形品からなるエレメントである。エレメント1は、上面
に凹部2aを有する環状の支持板2の一側に軸方向に沿
って延出する多数の羽根3を周方向に所定間隔を設けて
一体に形成したものである。
【0004】図7,図8に示すように、前段のエレメン
ト1の羽根3の先端部を合成樹脂の射出成形品からなる
エンドプレート4の円板状本体5外周部に接着または超
音波溶着によって固着する。なお、前記本体5の中心部
には支持軸6の基部をインサート成形し、支持軸6を本
体5の中心部から軸方向下側に突出させてある。次に、
次段のエレメント1の羽根3の先端部を、前段のエレメ
ント1の支持板2に設けた凹部2aにそれぞれ嵌めて接
着または超音波溶着し、前段,次段のエレメント1を軸
方向に連結する。
【0005】以下、同様な操作を繰り返して、7個のエ
レメント1と、これらとほぼ同構成の後段のエレメント
7とを軸方向に連結して筒状羽根車9を構成する。な
お、後段のエレメント7には、ボスプレート8を組込ん
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の筒状羽
根車では、1つのエレメント1の羽根3の長さを、強度
の関係などで長くできないため、エレメント1の軸方向
寸法が長い筒状羽根車9を得るには、エレメント1の個
数が多くなり、エレメント1の超音波溶着などの工数も
多くなって、組立作業性がよくないという問題点があっ
た。
【0007】この発明は、前述した問題点を解決して、
エレメントの個数が少なく、これらを連結する工数も少
なく、組立作業性がよく、安価に筒状羽根車を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の筒状羽根車
は、環状または円板状の中間板の両側に軸方向に沿って
延出する多数の羽根を周方向に所定間隔で形成し、一側
または両側の羽根の先端を環状または円板状の支持板に
連結した合成樹脂の一体成形品からなる複数個のエレメ
ントを有し、前段のエレメントに設けた他側の羽根の先
端部を、次段のエレメントの一側の羽根に連結した支持
板に固着して、複数個のエレメントを軸方向に連結した
ものである。
【0009】
【作用】この発明による筒状羽根車のエレメントは、中
間板の両側に軸方向に沿って延出する多数の羽根を形成
し、一側または両側の羽根の先端を環状の支持板で連結
したので、従来の中間板がないエレメントに比べ、羽根
の軸方向長さを長くしても、強度が大きいことにより、
羽根の長さを従来の2倍程度にすることが合成樹脂の一
体成形品でも可能となる。
【0010】このため、従来の筒状羽根車の長さと同程
度の長さの筒状羽根車を1/2の個数のエレメントによ
って得られ、エレメントを超音波溶着などによって固着
する工数も少なくなる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例につき図1ないし
図5を参照して説明する。図1において、11は合成樹
脂の一体射出成形品からなるエレメントである。エレメ
ント11は、図2にも示すように、環状の中間板12の
上,下両側に軸方向に沿って延出する多数の羽根13,
14が所定間隔で形成してあり、羽根13と羽根14と
は、中間板12の円周方向に連着して互いに喰違う配置
にしてある。
【0012】また、図3にも示すように、上側の羽根1
3の先端部の外周側には、横断面長方形状の環状の支持
板15を一体に連結し、下側の羽根14の先端部の外周
側には、横断面倒立L字状の環状の支持板16を一体に
連結し、この支持板16の水平部には横断面三角形のエ
ネルギーエッジ17を下方に突出させてある。さらに、
上側の羽根13の下端部には凹部13aを形成し、下側
の羽根14の上端部には凹部13aに嵌まる凸部14a
を形成してある。
【0013】前述した構成のエレメント11を用いて筒
状羽根車を組立てるには、図4,図5に示すように、従
来のものと同様なエンドプレード18の軸22をインサ
ートした円板状本体19の外周部上面に形成した凹部1
9aに、前段(下段)のエレメント11に設けた下側の
羽根14の凸部14aを嵌める。これと共に、エンドプ
レード18の前記本体19の外周部上に前段のエレメン
ト11の横断面倒立L字状の下側の支持板16を被せ、
本体19の外周面に支持板16の垂直部内周面を密接さ
せ、本体19の外周部上面に、支持板16のエネルギー
エッジ17を当接させる。
【0014】この状態で、前段のエレメント11をエン
ドプレード18に押付けながら超音波溶接を行うことに
より、エネルギーエッジ17を押潰してエンドプレード
18の本体19に溶着させ、同時に羽根14の凸部14
aを本体19の凹部19aに溶着させて、エンドプレー
ド18上に前段のエレメント11を固着する。次に、図
3,図4に示すように、前段のエレメント11に設けた
上側の羽根13の凹部13aに次段のエレメント11に
設けた下側の羽根14の凸部14aを嵌合させると共
に、前段のエレメント11に設けた上側の支持板15の
外周部上に次段のエレメント11の下側の支持板16を
被せ、支持板15の外周面に支持板16の垂直部内周面
を密接させ、支持板15の外周部上面に支持板16のエ
ネルギーエッジ17を当接させる。
【0015】そして、前述したエンドプレード18と前
段のエレメント11との超音波溶接の場合とほぼ同様
に、羽根13の凹部13aと羽根14の凸部14a、お
よび支持板15と支持板16を溶着して、前段のエレメ
ント11上に次段のエレメント11を固着させる。さら
に、次段のエレメント11上に下から3段目のエレメン
ト11、3段目のエレメント11上に後段(上段)のエ
レメント20を、同様に超音波溶接によって固着し、筒
状羽根車24の組立を完了する。
【0016】なお、後段のエレメント20は、凹部がな
い上側の支持板24に、筒状のボス23を有するボスプ
レート21を固定してある以外、前段,次段,3段目の
エレメント11と同構成である。以上のように構成した
実施例の筒状羽根車は、4個のエレメント11,11,
11,20によって、図7に示す8個のエレメントを連
結した従来の筒状羽根車と等しい径で等しい軸方向長さ
にすることができる。
【0017】この発明において、エレメントの連結は超
音波溶着に限られるものではなく、適宜変更でき、エレ
メントを連結する数も4個に限られることなく、適宜増
減でき、ボスプレートを設けるエレメントを他のエレメ
ントと同構成にしてもよい。また、前記実施例のエレメ
ントは、中間板の両側に設けた羽根の先端を支持板にそ
れぞれ連結すると共に、横断面倒立L字状でエネルギー
エッギを有するので、エレメントの強固な超音波溶着が
でき、しかも撓み強度も大きくできるが、この発明に用
いるエレメントは、支持板を一側の羽根の先端だけに連
結したものでもよく、支持板は円板状でもよい。
【0018】さらに、この発明に用いるエレメントの中
間板は、円板状でもよく、環状または円板状の中間板は
成形金型の関係から、軸方向の中央ではなく、中央から
軸方向長さの10%以内一側または他側に偏した位置に
配置することが好ましく、エレメントの支持板の平面形
状は、真円ではなく、例えば楕円形などにすることが、
ロボットによる自動組立を行うために好ましい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明は、環状
または円板状の中間板の両側に軸方向に沿って延出する
多数の羽根を周方向に所定間隔で形成し、一側または両
側の羽根の先端を環状または円板状の支持板に連結した
合成樹脂の一体成形品からなる複数個のエレメントを有
し、前段のエレメントに設けた他側の羽根の先端部を、
次段のエレメントの一側の羽根に連結した支持板に固着
して、複数個のエレメントを軸方向に連結したので、次
の効果が得られる。
【0020】この発明による筒状羽根車のエレメント
は、中間板の両側に軸方向に沿って延出する多数の羽根
を形成し、一側または両側の羽根の先端を環状の支持板
で連結したので、従来の中間板がないエレメントに比
べ、羽根の軸方向長さを長くしても、強度が大きいこと
により、羽根の長さを従来の2倍程度にすることが合成
樹脂の一体成形品でも可能となる。
【0021】このため、従来の筒状羽根車の長さと同程
度の長さの筒状羽根車を1/2の個数のエレメントによ
って得られ、エレメントを超音波溶着などによって固着
する工数も少なくなり、組立作業性がよく、安価に筒状
羽根車を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に一実施例による筒状羽根車のエレメ
ントを示した斜視図である。
【図2】図1の中間板部分の拡大縦断面図である。
【図3】図1の支持板部の拡大縦断面図である。
【図4】この発明の一実施例による筒状羽根車の概略正
面図である。
【図5】図4の下部の拡大縦断面図である。
【図6】従来例の筒状羽根車のエレメントを示した斜視
図である。
【図7】図6のエレメントを用いた筒状羽根車概略正面
図である。
【図8】図7の部分斜視図である。
【符号の説明】
11,20 エレメント 12 中間板 13,14 羽根 15,16 支持板 17 エネルギーエッジ 18 エンドプレート 21 ボスプレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状または円板状の中間板の両側に軸方
    向に沿って延出する多数の羽根を周方向に所定間隔で形
    成し、一側または両側の羽根の先端を環状または円板状
    の支持板に連結した合成樹脂の一体成形品からなる複数
    個のエレメントを有し、前段のエレメントに設けた他側
    の羽根の先端部を、次段のエレメントの一側の羽根に連
    結した支持板に固着して、複数個のエレメントを軸方向
    に連結したことを特徴とする筒状羽根車。
JP3226109A 1991-09-05 1991-09-05 筒状羽根車 Pending JPH0587086A (ja)

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JP3226109A JPH0587086A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 筒状羽根車

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JPH0587086A true JPH0587086A (ja) 1993-04-06

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ID=16839978

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JP3226109A Pending JPH0587086A (ja) 1991-09-05 1991-09-05 筒状羽根車

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014038467A1 (ja) 2012-09-04 2014-03-13 ダイキン工業株式会社 クロスフローファン
WO2014038465A1 (ja) 2012-09-04 2014-03-13 ダイキン工業株式会社 クロスフローファン
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