JPH058699A - ガス発生器 - Google Patents

ガス発生器

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JPH058699A
JPH058699A JP4006227A JP622792A JPH058699A JP H058699 A JPH058699 A JP H058699A JP 4006227 A JP4006227 A JP 4006227A JP 622792 A JP622792 A JP 622792A JP H058699 A JPH058699 A JP H058699A
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casing
gas
gas generator
combustion chamber
wall
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JP4006227A
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Josef Kraft
クラフト ヨーゼフ
Gerrit Scheiderer
シヤイデラー ゲリツト
Hans Winkler
ヴインクラー ハンス
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Dynamit Nobel AG
Original Assignee
Dynamit Nobel AG
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
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    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開いた端面側の端部を備えたケーシングを有
するガス発生器において、あらかじめ変形加工するか、
またはその他の方法で加工することなく、断裁されたフ
ィルタエレメントが挿入可能となるようにする。 【構成】 ケーシング10が、押出し成形法で製造され
たアルミニウムまたはアルミニウム合金から成る中空の
押出し成形体として構成されており、この押出し成形体
が、フィルタエレメント36,38を保持するための互
いに向い合って位置する一体成形された保持区分40,
42を有しており、該保持区分の間に、前記押出し成形
体の開いた端面側の両端部のうちの一方を介してフィル
タエレメント36,38が挿入可能であって、このフィ
ルタエレメントの金網マットが、前記保持区分40,4
2の間を直線状に延びている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にエアバッグシステ
ム用のガス発生器であって、ケーシングが設けられてい
て、該ケーシングが、互いに向い合って位置する端面側
の2つの端部で開いていて、ケーシング壁に少なくとも
1つのガス流出開口を有しており、前記ケーシングの端
面側の端部を閉鎖するための2つのカバーエレメント
と、点火ユニットによって点火可能なガス発生剤を収容
して燃焼させるための燃焼室とが設けられていて、該燃
焼室が前記ケーシングに配置されていて、少なくとも1
つの流出開口を有しており、さらに、燃焼ガス流を浄化
するための少なくとも1つのフィルタエレメントが設け
られていて、該フィルタエレメントが前記ケーシングに
配置されていて、複数の金網マットを有している形式の
ものに関する。
【0002】さらに本発明は、このような形式のガス発
生器に用いられるケーシング、特にエアバッグシステム
のガス発生器に用いられるケーシングであって、該ケー
シングのケーシングボデーの互いに向い合って位置する
2つの端部が開いている形式のものに関する。
【0003】
【従来の技術】公知のガス発生器はたいてい円形ガス発
生器であり、この円形ガス発生器のケーシングは複数の
部分から構成されている。このことは、個々のケーシン
グ部分を結合するための部分的に比較的手間のかかる結
合技術と方法とを必要としてしまう。前記ガス発生器で
必要となる燃焼ガス流を清浄化するフィルタエレメント
は円形ガス発生器のジオメトリ形状に基づき、手間のか
かる形成物(管形状、カップ形状、ハット形状)に成形
されなければならない。個々のケーシング部分の組付け
に関する利点は、たとえばドイツ連邦共和国特許第39
14690号明細書に基づき公知であるような管形ガス
発生器によって得られる。この公知の管形ガス発生器は
円筒状の外管を有しており、この外管がガス発生器のケ
ーシングを成している。前記外管の開いた端面側の端部
はカバーエレメントによって閉鎖されている。前記外管
には、より小さな直径を有する円筒状の内管が同軸的に
配置されている。この内管は燃焼室を制限しており、こ
の燃焼室には、点火ユニットによって点火可能なガス発
生剤が収納されている。さらに前記内管は管壁に設けら
れた複数のガス流出開口を備えている。内管と外管との
間に形成された環状室には、フィルタエレメントが位置
しており、このフィルタエレメントは一般に金網、鋼綿
および/またはガラス繊維から成る多数の層から成って
いる。内管に設けられたガス流出開口から流出した燃焼
ガスは、固形および液状の燃焼生成物もしくは濃縮され
た燃焼生成物を吸収する前記フィルタエレメントを通流
して、清浄化された状態で外管に設けられたガス流出開
口を介して流出する。前記フィルタエレメントは、金網
が設けられていることにより比較的剛性的であって、曲
げ剛性を有している。したがって、前記フィルタエレメ
ントを環状室に相応するように成形することは常に大き
な手間がかかってしまう。円形ガス発生器では、フィル
タ金網マットが、溶接された円形状にもたらされるか、
または巻き取られる。フィルタエレメントを変形加工に
よってガス発生器ケーシングのジオメトリ所与性に適合
させなければならないことに基づき、前記公知のガス発
生器の製造は極めてコストのかかるものとなる。特に管
形ガス発生器と円形ガス発生器は管状ケーシングによっ
て規定されたそのジオメトリ形状に基づき、スペース所
与性に全く適合され得ないか、またはほとんど適合され
得ない。この点において、このようなガス発生器の自動
車用のエアバッグシステムに対する使用は制限されてし
まう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式のガス発生器を改良して、あらかじめ変形
加工するか、またはその他の方法で加工することなく、
断裁されたフィルタエレメントが挿入可能となるような
ガス発生器を提供することである。さらに、本発明の課
題はこのようなガス発生器に用いられるケーシングをも
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、前記ケーシングが、押出し成形法
で製造されたアルミニウムまたはアルミニウム合金から
成る中空の押出し成形体として構成されており、前記押
出し成形体が、フィルタエレメントを保持するための互
いに向い合って位置する一体成形された保持区分を有し
ており、該保持区分の間に、前記押出し成形体の開いた
端面側の両端部のうちの一方を介して前記フィルタエレ
メントが挿入可能であって、前記金網マットが、前記保
持区分の間を直線状に延びているようにした。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、ガス発生器のアルミニ
ウムまたはアルミニウム合金から成るケーシングは押出
し成形法で製造されていて、中空の押出し成形体として
構成されている。したがって、このケーシングはいわば
「メータ売り商品」として提供される。すなわち、分断
された成形体部分の長さを変えることによって、寸法も
しくは長さの異なるケーシングを備えたガス発生器を簡
単に製造することができる訳である。中空の押出し成形
体には、フィルタエレメント用の保持区分が一体成形さ
れている。これらの保持区分は互いに向い合って位置す
るように配置されているので、フィルタエレメントは前
記押出し成形体の開いた端面側の端部のうちの一方を介
して、前記保持区分の間に差込み可能となる。前記保持
区分によって保持されたフィルタエレメントは直線状に
延びている。したがって、フィルタエレメントに設けら
れた金網マットをガス発生器のケーシングに組み込む目
的で成形したり、またはその他の方法で加工したりしな
くて済む。同じく、フィルタエレメントの金網マットを
取り囲むこと、特に前記金網マットを互いに溶接するこ
とも必要でない。すなわち、平らなフィルタ網マットと
して提供されたフィルタエレメントは、たんに前記保持
区分の相互間隔と前記押出し成形体の長さとに相応して
裁断するだけでよく、次いで直接に使用することができ
る。フィルタエレメント用の保持区分が、前記押出し成
形体の一体成形された構成要素であるので、前記保持区
分は前記押出し成形体の全長にわたって延びており、し
たがって、フィルタエレメントも同じく前記押出し成形
体の全長にわたって延びている。
【0007】本発明によるガス発生器では、カレンダ加
工された特殊鋼フィルタ網マットを有するフィルタエレ
メントが使用されると有利である。
【0008】前記保持区分はケーシング壁に向いた互い
に向い合って位置するフィルタエレメントの両縁部を側
方で取り囲んで把持しているので、フィルタエレメント
は燃焼ガス流の方向ならびにこの方向とは逆の方向にお
けるずれを防止されている。前記保持区分はU字形に構
成されていると有利であり、この場合、U字形形状の突
出した両脚部が、フィルタエレメントを縁部で取り囲ん
で把持する。
【0009】押出し成形法でのケーシングの製造に基づ
き、ケーシングの横断面積は広い範囲で設定可能となる
(このことは外寸法ならびに形状に関する)。特にケー
シングの前記押出し成形体は円形、多角形または別の外
輪郭を有するように製造することができる。前記押出し
成形体の端面側の端部は、この押出し成形体の外輪郭に
合わされたカバーによって閉鎖され、この場合、このカ
バーの内側には、ケーシングをガス密に閉鎖するための
フラットパッキンが配置されると有利である。本発明に
よるガス発生器もしくはケーシングの利点は、重量低減
の他に、特にガス発生器ケーシングの中空の押出し成形
体としての簡単で廉価な製造と、金網マット製のフィル
タエレメントの単純で廉価な構成と、前記押出し成形体
へのフィルタエレメントの単純な組み込みとに認められ
る。
【0010】ガス発生剤の点火もしくは燃焼時に生じる
燃焼ガスは燃焼室に設けられた流出開口を介してこの燃
焼室から流出して、ガス流の流れ方向で見て前記流出開
口の背後に配置されたフィルタエレメントを通流し、さ
らに、固体および液体の(凝縮された)燃焼生成物を除
去されて清浄にされた後に、ケーシング壁に設けられた
ガス流出開口を介して、ガス発生器の外部の範囲に流入
し、この場所で前記燃焼ガスはエアバッグシステムの場
合ではエアバッグを膨らませるために使用される。当然
ながら、燃焼室もケーシング壁も複数のガス流出開口を
備えていてよい。同じく、複数の保持区分対が前記押出
し成形体に一体に組み込まれていてもよい。これによっ
て、互いに異なる目開きの金網マットを備えた複数のフ
ィルタエレメントが流れ方向で見て相前後して位置する
ように保持される。
【0011】前記押出し成形体は燃焼室に設けられた流
出開口と、ケーシング壁に設けられたガス流出開口との
間に通流中空室を有していると有利である。この通流中
空室は燃焼ガスによって通流され、さらにこの通流中空
室には、場合によっては複数設けられたフィルタエレメ
ントのための前記保持区分が配置されている。このよう
な通流中空室により、フィルタエレメントを種々様々の
形式で配置し、特に複数のフィルタエレメントの使用時
ではこれらのフィルタエレメントを互いにずらすか、ま
たは互いに回動させて収納することが可能となる。もち
ろん、これに相応して、フィルタエレメントのための保
持区分対の位置決めを設定しなければならない。前記通
流中空室内部で燃焼ガス流を変向させるためには、ケー
シングの前記押出し成形体が、前記通流中空室に突入し
た一体成形された中間壁を有している。この中間壁は当
然ながら燃焼室に設けられた流出開口とケーシング壁に
設けられたガス流出開口との接続を完全には遮断してい
ない。前記中間壁によって、ガス流のための通流通路が
得られ、この通流通路は前記押出し成形体の全長にわた
って延びていて、場合によっては複数回曲げられて燃焼
室の流出開口とケーシング壁のガス流出開口とを接続し
ている。前記通流通路の内部には、金網マットから成る
複数のフィルタエレメントを配置することができる。こ
のためには、相応して位置決めされた保持区分対が必要
となる。燃焼ガス流の変向はさらに清浄化機能をも有し
ている。それというのは、燃焼時に生じた粒子または凝
縮された液滴がガス流の変向範囲において、このガス流
に作用する遠心力に基づき「ガス流から脱落される」、
つまり分離されるからである。したがって、燃焼ガス流
の変向範囲には、分離エレメントが配置されると有利で
ある。この分離エレメントとは、通常の事例では一般に
やはり金網マットである。この金網マットは分離された
液滴や固体粒子を固持すると望ましい。これによって、
前記液滴や固体粒子はもはやガス流によって引き続き搬
送され得なくなる。しかし、ガス流変向の範囲でケーシ
ング壁の内面に捕集ポケットを配置することも可能であ
り、この場合、この捕集ポケットは粒子や液滴を捕集す
るために前記ガス流に斜めに向けられた開口を有してい
る。
【0012】既に説明したように、フィルタエレメント
のための保持区分はU字形の溝として構成されており、
この溝はフィルタエレメントを2つの側で取り囲んで把
持している。前記保持区分はケーシング壁に一体に組み
込まれた溝として構成されていると有利である。燃焼ガ
ス流を変向させるための中間壁が、燃焼室に設けられた
流出開口とケーシング壁に設けられたガス流出開口との
間の通流中空室に設けられている場合、フィルタエレメ
ントのための保持区分は前記中間壁とケーシング壁の内
面とに構成されており、この場合、ケーシング壁が内面
にU字形の第1の溝を有しており、この第1の溝に面し
た前記中間壁の端部が第2の同じくU字形の溝を有して
おり、この第2の溝は前記第1の溝に対して平行に延び
ている。すなわち、それぞれフィルタエレメントを側方
で取り囲んでいる第1の溝と第2の溝との間に、フィル
タエレメントが配置されている。
【0013】フィルタエレメントが燃焼ガス流の清浄化
の際に「目詰まり」することは排除されなければならな
い。目詰まりが圧力形成時に行なわれると、ケーシング
が破裂してしまう危険が生じる。その理由は、圧力が逃
出できないからである。ケーシングの破裂を阻止するた
めに本発明の有利な改良形では、フィルタエレメントに
用いられる前記保持区分が目標破断個所を有しており、
この目標破断個所は前記フィルタエレメントに作用する
規定の燃焼ガス圧が超えられると、前記保持区分から前
記フィルタエレメントを解放するために働く。保持区分
から裂き取られたフィルタエレメントは燃焼ガス流の流
路を開放し、この燃焼ガス流はこの場合では全く清浄化
されなくなるか、または複数のフィルタエレメントが存
在している場合ではあまり良好に清浄化されなくなる。
しかし、このことは、ケーシングが無傷のまま残ること
を考慮すると甘受される。目標破断個所は、当該フィル
タエレメントのU字形の溝が、壁厚さを減じられた側壁
範囲を有していることにより実現されると有利である。
【0014】燃焼ガス流を良好にフィルタリングするた
めには、複数のフィルタエレメントが設けられていると
有利である。これらのフィルタエレメントの金網マット
は互いに異なる目開きを有している。流れ方向で見て第
1のフィルタエレメントは比較的粗く構成されていて、
大きな粒子を引き留め、かつ副効果として燃焼ガス流の
冷却をも行なうのに対して、後続のフィルタエレメント
は徐々に微細になるように構成されており、これによっ
て比較的小さな粒子や凝縮された液滴も引き留められ
る。フィルタエレメントに対して付加的に、上下に位置
するように配置された複数の金網マットから成る分離エ
レメントが配置されていると有利である。このような分
離エレメントは燃焼ガスによって通流されないか、また
はほとんど通流されない。むしろ、燃焼ガス流は分離エ
レメントの傍らを擦過する。分離エレメントは燃焼ガス
流が変向を受けるような通流中空室の範囲に配置されて
いる。粒子と液滴とに作用する遠心力に基づき、粒子と
液滴とはガス流から遠心分離され、この場所で分離エレ
メントによって捕集される。したがって、分離エレメン
トはフィルタエレメントと同様に機能するが、しかし異
なる物理的法則性に基づきフィルタリングを行なう。ガ
ス流は分離エレメントを通流しないか、または表面範囲
においてしか通流しないので、この分離エレメントはガ
ス流に対してフィルタエレメントよりも小さな抵抗しか
示さない。
【0015】分離エレメントはケーシング壁の内面にこ
のケーシング壁によって保持されて配置されている。フ
ィルタリング過程の間、分離エレメントには徐々に粒子
と液滴とが堆積していく。したがって、分離エレメント
の厚さ、つまり金網マットの数は適宜に設定されなけれ
ばならない。分離エレメントの収容能力を高めるために
は、ケーシング壁の内面が、分離エレメントに接触した
範囲に凹部を備えている。この凹部には、分離エレメン
トを貫流した粒子および/または液滴が流入する。本発
明のこのような改良形では、分離エレメントをあまり厚
く構成しなくても済む。その理由は、ケーシング壁に設
けられた凹部によって、分離エレメントの負荷を軽減す
る貯蔵作用が得られるからである。
【0016】しかし、金網マットの形の分離エレメント
の代わりに、有害な燃焼生成物を触媒作用により無害に
するような材料を設けることもできる。
【0017】全てのフィルタエレメントおよび場合によ
っては存在する分離エレメントの負荷を軽減するために
本発明の別の有利な構成では、ケーシング壁の内面が、
燃焼室の流出開口に続いて設けられた前記通流中空室の
範囲に複数の収容ポケットを有しており、これらの収容
ポケットが前記流出開口に向かって開いている。前記収
容ポケットは魚骨状に配置されており、流れ方向に対し
て鋭角の角度で延びる開口平面を有している。前記収容
ポケットは燃焼ガス流によって一緒に搬送された粒子お
よび/または凝縮された液滴を捕集する。このような収
容ポケットは分離エレメントに配属された凹部と同様
に、前記押出し成形体に一体に成形することができる。
このためには、収容ポケットが、内方に突出したウェブ
によって構成されており、このウェブは少なくとも端範
囲で前記流出開口に向かって斜めに向けられてケーシン
グ壁に一体成形されている。
【0018】カバーエレメントはねじを用いて固定され
ると有利である。このねじは前記押出し成形体の端部に
設けられた収容孔に構成されている。ケーシングの前記
押出し成形体は、成形体製造時に一緒に形成された複数
の貫通孔を有していると有利である。これらの貫通孔の
両側の端部はねじ山を介して固定ねじを収容する。前記
貫通孔の直径は加工成形しようとするねじ山のコア孔の
直径に等しいと有利である。すなわち、コア孔をあとか
ら設ける必要がなくなり、それどころか前記コア孔は前
記押出し成形体の製造時に自動的に形成される訳であ
る。
【0019】燃焼室は別個の管状のエレメントであると
有利である。このエレメントの端面側の端部は開いてい
る。さらに前記エレメントはケーシングの開いた側のう
ちの一方を介して、前記押出し成形体に構成された収容
貫通開口に差込み可能であり、その開いた端部は前記押
出し成形体の開いた端面側の端部と同様にカバーエレメ
ントによって閉鎖可能である。既に閉鎖された端面側の
端部を備えた燃焼室が前記押出し成形体に差し込まれる
と有利である。当然、この場合にはガス発生器の組立て
時に、既にガス発生剤を充てんされた燃焼室を挿入する
ことができる。これによって、ガス発生器の組立ては楽
になる。
【0020】燃焼室の横断面は原則的には任意である。
いずれにせよ、前記押出し成形体と燃焼室とは互いに調
和されており、この場合、両者は閉じられた前記押出し
成形体において摩擦接続的に互いに結合されている。燃
焼室の強度を最適にするためには、燃焼室が円形横断面
を有していると有利である。
【0021】燃焼室はケーシングの前記押出し成形体の
一体の構成要素であると有利である。この場合、燃焼室
の流出開口は前記押出し成形体の全長にわたって延びる
スリットとして構成されている。このような本発明の改
良形では、前記押出し成形体が、(燃焼)中空室を有す
るように構成されており、この中空室が燃焼室を成し
て、ガス発生剤を充てんされる。ガス流出開口に通じた
通流中空室に対する燃焼中空室の接続は前記押出し成形
体に設けられた流出開口によって行なわれる。この流出
開口は、ガス発生器のケーシングが押出し成形法で製造
されるため、スリットである。
【0022】点火ユニットが燃焼室の真ん中に配置され
ている場合には、つまり点火ユニットがケーシング壁を
貫通してこのケーシング壁に位置固定されている場合に
は、燃焼室の範囲でケーシング壁の外面に2つの保持突
起が設けられていて、これらの保持突起が、前記押出し
成形体に一体成形されて突出しており、かつ互いに向い
合わされて内側に位置した対称的な切欠きを備えている
と有利である。前記切欠きの間には、前記押出し成形体
の端面側の端部のうちの一方を介して、点火ユニットの
ための支持エレメントが差込み可能である。この支持エ
レメントは前記切欠きの間を延びて、前記切欠きによっ
て保持される。この支持エレメントには、点火ユニット
が螺合されており、この点火ユニットは組み込まれた状
態において、ケーシング壁と燃焼室とに設けられた互い
に整合する2つの開口を通って燃焼室内にまで延びてい
るか、またはケーシングと燃焼室とが一体に構成されて
いる場合では、ケーシング壁に設けられた1つの開口を
通って燃焼室内にまで延びている。ガス発生器の組立て
時に点火ユニットを挿入する場合、まず支持エレメント
が、前記切欠きの間に、しかもケーシング壁の前記保持
突起の間に配置された開口の位置にまで押し込まれ、そ
の後に点火ユニットが支持エレメントに挿入され、この
場合、点火ユニットは燃焼室に突入する。したがって本
発明のこのような構成では、点火ユニットを固定するた
めにガス発生器ケーシングにねじ山付孔またはその他の
操作部を設けることが不要となり、このことはガス発生
器の製造に有利となる。
【0023】製造に関しては、点火ユニットが燃焼室の
端面側の端部のうちの一方に配置されていると有利であ
る。この場合には、点火ユニットがケーシングに設けら
れた所属のカバーによって保持される。燃焼室がその端
面側の端部で別個のカバーエレメントによって閉鎖され
ている場合には、点火ユニットが前記カバーエレメント
を貫いて燃焼室の内部にまで延びている。点火ユニット
が片側にしか設けられていない場合には、点火ユニット
が、管壁に開口を備えた火炎ガイド管を有していると有
利である。この火炎ガイド管はガス発生剤に突入してい
て、開口を介して、点火ユニットによって形成された点
火火炎をガス発生剤に均一に分配する。
【0024】エアバッグシステムに用いられるガス発生
器は、ガス発生剤の点火時に形成される圧力ガスが、エ
アバッグを完全に膨らませるために十分となるように設
計されているのが普通である。しかしその他にも、エア
バッグに対するガス充てんが、流出する燃焼ガス流によ
って連行された周辺外気によって補助されるようなエア
バッグシステムも開発されている。このようなエアバッ
グシステムでは、圧力ガスだけではエアバッグを完全に
膨らますことができない。ガス流がガス流出開口からス
ムーズに流出し得る限り、つまりエアバッグがスムーズ
に拡開し得る限り、ガス流は周辺外気を連行する。この
周辺外気は、エアバッグシステムのガス発生器を収容す
る剛性的なケーシング部分に設けられた逆止弁を備えた
空気流入開口を介して吸い込まれるか、または前記ケー
シング部分を貫通した空気供給導管によって吸い込まれ
る。しかし、拡開時にエアバッグが障害物に衝突する
と、エアバッグ内部に周辺外気を連行するために必要な
条件が生じなくなる。エアバッグ拡開の妨害によって生
じる高いバッグ内圧に基づき、一般に戻しフラップ弁と
して構成されている逆止弁は、エアバッグを完全に膨ら
ますために必要となる時間よりも早めに空気流入開口を
閉鎖してしまう。その結果、エアバッグはガス/空気混
合気によって完全には満たされない。このようなエアバ
ッグシステムは特に安全性を考慮して開発されたもので
ある。すなわち、エアバッグシステムが誤って発動され
てしまった場合にエアバッグのすぐ手前の範囲に人間が
いる場合でも、つまりたとえば自動車のフットスペース
またはフロントシートに立っている幼児がいる場合で
も、この幼児が、拡開するエアバッグによってバックレ
ストまたはフロントシートに対して離れる方向もしくは
接近する方向で投げ飛ばされるような危険にさらされる
ことはない。
【0025】したがって、前述のエアバッグセーフティ
システムに用いられるガス発生器は燃焼ガス流を「束ね
る」目的で前記ガス流出開口に後置されたノズルを必要
とする。このようなノズルはいわゆるフラットノズルの
形でケーシングの前記押出し成形体に簡単に一体成形す
ることができる。この目的のために本発明の有利な改良
形では、ケーシングの前記押出し成形体の長手方向に沿
って複数のガス流出開口が配置されており、これらのガ
ス流出開口の列の長手方向に沿って両側に、外方に突出
して曲げられた縁区分が配置されている。この場合、曲
げられた縁区分の曲率は、両縁区分の間の内幅がまず流
れ方向で見てガス流出開口の背後で減少し、次いで所定
の位置を越えると増大するように設定されている。この
場合に有利にはアーチ状に曲げられている前記縁区分
が、ガス流出開口に後置されたフラットノズルを形成す
る。
【0026】フラットノズルを形成するケーシング壁に
設けられた縁区分は前記ケーシング壁にスリットを制限
していると有利である。さらに、曲げられた縁区分はケ
ーシング内部に少しだけ突入している。縁区分のこのよ
うな突入した範囲は、複数の孔を備えた孔付きストリッ
プに設けられているフック状の端部を備えた起立した長
手方向縁部によって取り囲まれて係合される。前記孔付
きストリップは前記押出し成形体の端面側の端部のうち
の一方を介して被せ嵌められるようになっている。孔付
きストリップに設けられたガス流出開口列とフラットノ
ズルのここで説明したような構成は特に製作技術的な利
点を有している。すなわち、もはやケーシング壁に、つ
まり曲げられた縁区分の間にガス流出開口を設ける必要
はなくなり、しかも前製作された孔付きストリップを差
し込むだけで済む訳である。孔付きストリップでは、中
空の押出し成形体におけるよりも著しく簡単に孔を製作
することができる。すなわち、前記押出し成形体はその
都度のスペース事情に対応した外輪郭を有し得るので、
材料ストリップに孔を設ける場合のようには簡単に取り
扱うことができない訳である。さらに、孔付きストリッ
プに設けられた孔は、曲げられた縁区分の内幅、つまり
ガス流出開口が直接にケーシング壁に設けられる場合に
前記ガス流出開口の最大直径を規定するような内幅より
も大きく構成されていてよい。
【0027】本発明のさらに別の有利な構成では、フラ
ットノズルから流出する燃焼ガスを用いた周辺外気の連
行を改善する目的で前記フラットノズルの範囲に、ケー
シングと一体に結合されてこのケーシングに対して間隔
をおいて配置されたエアガイドプレートが設けられてお
り、このエアガイドプレートがケーシングの前記押出し
成形体の全長にわたって延びており、ケーシングと前記
エアガイドプレートとの間の結合範囲に、周辺外気を吸
い込むための貫通孔が構成されている。エアガイドプレ
ートは互いに所定の角度を成して位置しており、この場
合、前記エアガイドプレートの間隔はガス流出開口から
の距離が増大するにつれて減少している。エアガイドプ
レートは前記貫通孔の両端部に対して延びていて、エア
バッグシステムの前記ガス発生器を収容する剛性的なケ
ーシング本体にまで達している。前記エアガイドプレー
トの間に位置する前記ケーシング本体の範囲と、ガス発
生器のケーシング壁と、前記エアガイドプレートとは、
一緒に吸込室を制限しており、この吸込室は逆止弁の開
放時に空気流入開口を介して環境周囲に接続されてい
る。フラットノズルを介して流出した燃焼ガス流はフラ
ットノズル周辺の範囲で負圧を形成し、この負圧は前記
貫通孔に基づき、前記押出し成形体ケーシングの両側に
位置する吸込室にも形成される。この負圧に基づき、フ
ラップ弁として構成された逆止弁が開くので、エアバッ
グシステムの剛性的なケーシング本体の外部から空気が
エアバッグ内に吸い込まれる。エアバッグが障害物に基
づきもはや膨らまなくなると、燃焼ガスが引き続き流出
している状態でエアバッグ内の内圧が増大する。したが
って、所定の負圧が超えられると開放するような前記逆
止弁は空気流入開口を閉鎖する。エアガイドプレートに
よって実現された周辺外気の連行改善はエアバッグを迅
速に膨らませるために役立つ。
【0028】さらに、上記課題を解決するために本発明
によるケーシングの構成では、前記ケーシングボデー
が、押出し成形法で製造されたアルミニウムまたはアル
ミニウム合金からなる中空の押出し成形体として構成さ
れており、該押出し成形体が、少なくとも1つのフィル
タエレメントのための互いに向い合って位置する一体成
形された保持区分を有しているようにした。
【0029】押出し成形法を用いると、種々様々な形状
のケーシングボデーを製造することができる。特に、与
えられたスペース事情を考慮し得る外部形状と、特に燃
焼室の構成と通流中空室の構成とに関して広い範囲で自
由に設定可能である内部構造とを有するようなケーシン
グボデーを製造することができる。本発明によるケーシ
ングの有利な構成の特徴は既にガス発生器の説明に関連
して詳しく説明されている。
【0030】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
【0031】図1には、本発明の第1実施例による管形
ガス発生器のケーシング10の横断面図が示されてい
る。ケーシング10はアルミニウムまたはアルミニウム
合金から成る中空の押出し成形体12である。押出し成
形体12に設けられた中空室は3つの範囲、つまり真ん
中の中空範囲14と、この真ん中の中空範囲14の両側
に位置する側方の2つの通流中空室16とに分割するこ
とができる。押出し成形体12もしくはケーシング10
の端面側の開いた端部は、図1には示してないカバーエ
レメントによって閉鎖されている。真ん中の中空範囲1
4には、燃焼室18が配置されており、この燃焼室に
は、ペレットの形のガス発生剤20が位置している。燃
焼室18は横断面で見て丸く面取りされた角隅を備えた
四角形管の形状を有している。この四角形管は押出し成
形体12の真ん中の中空範囲14に形状接続的に挿入さ
れている。したがって、真ん中の中空範囲14は燃焼室
18の外輪郭に合わせられている。高圧燃焼室の方形管
横断面は押出し成形体12に存在するスペースの良好な
利用を可能にするので、ケーシング10の外寸法が極め
て小さいにもかかわらず、比較的多量のガス発生剤を前
記ケーシングに収納することができる。
【0032】燃焼室18はその端面側の端部で、押出し
成形体12と同様にカバーエレメント(図示しない)に
よって閉鎖されている。燃焼室18は開口22を有して
おり、この開口を通って、ガス発生剤20を点火するた
めの点火ユニット24が延びている。点火ユニット24
は燃焼室18に突入した範囲に開口26を備えており、
点火ユニットが点火されると、前記開口を介して点火火
炎が流出して、ガス発生剤20を点火する。燃焼室18
の開口22の範囲では、押出し成形体12のケーシング
壁28に、開口22と整合した同軸的な収容貫通孔30
が構成されており、この収容貫通孔は雌ねじ山を備えて
いる。この収容貫通孔には、雄ねじ山を備えた保持リン
グ32がねじ込まれている。点火ユニット24の下端部
は環状フランジ34を有しており、この環状フランジは
外部で開口22の縁部の範囲で燃焼室18に接触して、
保持リング32がねじ込まれると、燃焼室18に圧着さ
れる。点火ユニット24は電気的に点火される。
【0033】ケーシング10の側方の通流中空室16に
は、各2つのフィルタエレメント36,38が配置され
ており、これらのフィルタエレメントは相前後して配置
されていて、燃焼ガス流によって通流される。フィルタ
エレメント36,38は、特殊鋼から成るカレンダ加工
された金網層と、この金網層の間に介在するフィルタ層
との適当な組み合わせから成っている。したがって、前
記フィルタエレメントは比較的頑丈でかつ曲げ剛性的で
ある。前記フィルタエレメントは流れ方向で見て方形の
横断面を有していて、押出し成形体12の全長にわたっ
て延びている。フィルタエレメント36,38は2つの
互いに向い合って位置する縁部で、押出し成形体12に
一体に組み込まれた保持区分によって保持される。保持
区分とは横断面U字形の溝40であり、この溝はケーシ
ング壁28の内面に構成されている。フィルタエレメン
ト1つ当たり、このような溝40が2つ設けられてい
る。前記溝40のうちの一方の溝は直接にケーシング壁
に一体に組み込まれているのに対して、他方の溝42
は、通流中空室16に突入している中間壁44の前記溝
40に面した端部に構成されている。中間壁44の前記
溝に面した端部はフォーク状に構成されていて、ケーシ
ング壁28に設けられた溝40とは反対の側でフィルタ
エレメント36,38を取り囲んでいる。溝40,42
は互いに平行に延びていて、互いに向い合って位置して
いるので、フィルタエレメント36,38をあらかじめ
変形させるか、取り囲むか、または縁部で溶接すること
なく押出し成形体12に差し込むことができる。
【0034】フィルタエレメント36,38を備えた中
間壁44は各通流中空室16を3つの部分中空室に分割
している。第1の部分中空室46は通流中空室16を制
限する燃焼室壁と、フィルタエレメント36と、このフ
ィルタエレメントを保持する中間壁44とによって制限
される。燃焼室18には、複数の流出開口48が配置さ
れており、これらの流出開口を介して燃焼ガスは第1の
部分中空室46に流入する。流出開口48はフィルタエ
レメント36に対してずらされて配置されているので、
部分中空室46内のガス流がフィルタエレメント36を
貫流する前に、このガス流は変向される。部分中空室4
6は膨張室と呼ぶこともできる。
【0035】両フィルタエレメント36,38と中間壁
44との間には、第2の部分中空室50が位置してい
る。この第2の部分中空室50には、別の中間壁52が
突入している。この中間壁は、所定の高さに配置された
両フィルタエレメント36,38の間に延びていて、第
1のフィルタエレメントから第2のフィルタエレメント
への燃焼ガスの直接の流れを阻止している。中間壁52
の配置に基づき、燃焼ガス流は第2の部分中空室52で
変向される。中間壁52は部分中空室50全体を横断し
ている訳ではない。すなわち、中間壁52の自由端部と
ケーシング壁28との間には通流開口54が形成されて
おり、この通流開口はフィルタエレメント36,38に
対してずらされて配置されている。したがって、フィル
タエレメント36を介して第2の部分中空室50に流入
した燃焼ガス流は、中間壁52の端部を巡って180゜
だけ変向され、これによって、フィルタエレメント38
を保持する中間壁44と中間壁52との間でフィルタエ
レメント38に流入する。通流開口54の範囲には、分
離エレメント56が配置されており、この分離エレメン
トはカレンダ加工された金網層の適当な組み合わせから
成っている。分離エレメント56は通流開口54全体に
わたって延びているのではないので、中間壁52を巡っ
て変向されるガス流は第1に分離エレメント56の表面
を擦過する。変向範囲に配置された分離エレメント56
は、フィルタエレメント36によって捕集されなかった
粒子および凝縮された液滴を吸収する。フィルタエレメ
ント36は第1に冷却機能を有していて、燃焼ガスの温
度を減少させようとしている。中間壁52を巡って変向
される際に粒子と液滴とに作用する遠心力に基づき、こ
れらの粒子と液滴は分離エレメント56内に「遠心分
離」されて、この場所で沈積する。分離エレメント56
はフィルタエレメント36,38を保持した両中間壁4
4の間を延びており、この中間壁に前記分離エレメント
はその互いに向い合って位置する2つの側縁部で接触し
て、締付け保持される。分離エレメント56がケーシン
グ壁58に接触している範囲では、このケーシング壁が
溝の形の切欠き58を備えており、この切欠きには、分
離エレメント56を貫流した燃焼時に生じた粒子(スラ
グ)もしくは凝縮された液滴が溜る。したがって、切欠
き58は、分離エレメント56の負荷を軽減することに
よってこの分離エレメントの収容能力を増大させてい
る。
【0036】燃焼ガスがフィルタエレメント38を通流
した後に、この燃焼ガスは第3の部分中空室60に流入
する。この第3の部分中空室はケーシング壁28と、フ
ィルタエレメント38と、このフィルタエレメントを支
持した中間壁44とによって制限されている。ケーシン
グ壁28の前記第3の部分中空室60を制限している区
分の範囲では、ケーシング壁28にガス流出開口62が
構成されており、このガス流出開口を介して燃焼ガスは
ケーシング10から流出する。両フィルタエレメント3
6,38と分離エレメント56とによって粒子と液滴と
を十分に除去されて流出した燃焼ガスは、ガス発生器が
エアバッグシステムの一部である場合には、エアバッグ
に流入し、このエアバッグ内に充満して膨らます。
【0037】中空の押出し成形体12の端面側の端部に
カバーを固定するためには、この押出し成形体が貫通孔
64を有している。この貫通孔は押出し成形体12の全
長にわたって延びていて、この押出し成形体と一緒に形
成される。貫通孔64の端部は固定ねじを収容するため
の雌ねじ山を備えており、前記固定ねじによってカバー
は押出し成形体12とねじ締結される。
【0038】図2には、ガス発生器のケーシングの第2
実施例が示されている。図1に示したケーシングと同様
に、第2実施例によるケーシング66も押出し成形法で
アルミニウムから製造された押出し成形体として構成さ
れている。燃焼室68の強度を最適化する目的で、この
燃焼室は円形管状横断面を有している。燃焼室68の両
側に設けられた通流中空室70には、3つの中間壁72
が突入している。これらの中間壁は、燃焼室68の流出
開口74と、ケーシング66のガス流出開口76との間
にメアンダ状の通流通路が形成されるように配置されて
いる。燃焼ガス流がそれぞれ180゜だけ変向される範
囲では、ケーシング壁に分離エレメント78が配置され
ており、この分離エレメントはケーシング壁に一体に組
み込まれた凹部に位置している。通流通路に向いた前記
凹部の開口が先細りになっているので、凹部内に位置す
る分離エレメントの引き出しは防止されている。ガス流
出開口76はフィルタエレメント80によってカバーさ
れている。さらに、ケーシング壁は燃焼室68の範囲
で、外方に突出した2つの保持突起または保持リブ82
を有しており、この保持リブは互いに間隔をおいて配置
されていて、互いに向い合った内面にU字形の切欠き8
4を備えている。この切欠き84には、互いに向い合っ
て位置する平らに面取りされた2つの側縁部を備えた支
持リング86が差し込まれている。支持リング86は雌
ねじ山を有しており、この雌ねじ山には、雄ねじ山を備
えたほぼ円筒状の保持体88がねじ込まれている。平ら
に面取りされた側縁部に基づき、点火ユニット90のね
じ込み時の支持リング86の回動は阻止される。保持体
88には、この場合図示してない形式で点火ユニット9
0が固定されており、この点火ユニットは組み込まれた
状態において、ケーシングと燃焼室とに互いに整合する
ように設けられた開口を通って燃焼室内にまで延びてい
る。
【0039】第3実施例によるガス発生器のケーシング
92は図3および図4に横断面図と縦断面図で示されて
いる。図1および図2に示したケーシングに対するこの
ケーシング92の相違点は、燃焼室94がケーシング9
2の中空の押出し成形体の縁範囲に配置されていて、し
たがってケーシング92の構造が非対称的である点にあ
る。燃焼室94は相並んで位置する2列の流出開口96
を有しており、ガス発生剤が点火されると、前記流出開
口を介して燃料ガスは、続いて設けられた通流中空室9
8に流入する。通流中空室98の範囲で、ケーシング壁
の内面には、複数の収容ポケット100が構成されてい
る。これらの収容ポケット100は、相互間隔をおいて
配置されて燃焼室94の流出開口96に斜めに向けられ
たウェブ102によって形成されている。収容ポケット
100は、燃焼ガス流によって一緒に搬送されたスラグ
およびその他の粒子ならびに液滴を捕集し、これによっ
て、後置されたフィルタエレメント104の負担を軽減
させるという役目を持っている。図1および図2に示し
た実施例の場合と同様に、図3および図4に示したガス
発生器ケーシングのフィルタエレメント104も、金網
層とフィルタ層との適当な組み合わせから成っている。
第1のフィルタエレメント104を通流した後に、燃焼
ガスは中空室106に流入する。別の2つのフィルタエ
レメント104を通流した後に、前記燃焼ガスは前記中
空室から出る。前記2つのフィルタエレメントは第1の
フィルタエレメント104に対して90゜だけ回転させ
られて、ガス流出開口108の直前に配置されている。
【0040】図4から認められるように、カバー110
はケーシング92の中空の押出し成形体の端面側の端部
でこのケーシングとねじ締結されている。この目的のた
めには、中空の押出し成形体が複数の貫通孔112を有
している。この貫通孔の端部は、固定ねじ114を収容
するための雌ねじ山を備えている。カバー110の内面
は、ケーシング92の端面側の端部をガス密に閉鎖する
ためのフラットパッキン116を備えている。同じく図
4から判るように、点火ユニット118はケーシング壁
にではなく、1つのカバー110に固定されている。点
火ユニット118(図4には概略的にしか図示しない)
は複数の開口122を備えた火炎ガイド管120を有し
ており、この火炎ガイド管は燃焼室94のガス発生剤に
大きく侵入している。前記火炎ガイド管を介して点火火
炎は均一に分配されてガス発生剤に案内される。図3お
よび図4に示したガス発生器のケーシング92の実施例
では、燃焼室94が別個のカバー124を介して端面側
の端部で閉鎖されている。外部ではこの別個のカバー1
24に、ケーシング92のためのカバー110がそれぞ
れ接触しており、これらのカバー110はガス発生剤の
点火時における燃焼室94のカバー124の「吹っ飛
び」を阻止している。点火ユニット118は適当な手段
(詳しく説明しない)によってケーシング92のカバー
110に固定されているか、もしくは保持されている。
【0041】図5には、別の実施例によるガス発生器の
ケーシング126が示されている。このケーシング12
6の特殊性は、燃焼室128が、中空の押出し成形体の
一体の構成部分として構成されている点にある。したが
って、ガス発生剤はケーシング126の押出し成形体の
前記燃焼室128を形成している中空室に直接に充てん
される。流出開口は押出し成形体の全長にわたって延び
るスリット136として構成されており、このスリット
を介して、燃焼ガスは燃焼室128から、ケーシング1
26のガス流出開口132に通じた通流中空室134に
流入する。
【0042】通流中空室134には、相前後して配置さ
れた2つのフィルタエレメント138,140が位置し
ており、これらのフィルタエレメントは互いにずらされ
て配置されていて、ケーシング壁と、通流中空室134
に突入した中間壁142,144との間にU字形の溝と
して構成された保持区分によって保持されている。フィ
ルタエレメント138,140を保持する中間壁14
2,144はフォーク状に構成されていて、側方でフィ
ルタエレメント138,140を取り囲んでいる。ケー
シング壁に設けられたU字形の溝は所定の相互間隔で配
置されたリブ146によって形成されている。流れ方向
で見て第1のフィルタエレメント138を保持する中間
壁142のフォーク状の端部には、目標破断個所が構成
されており、この目標破断個所は、規定の燃焼ガス圧が
越えられるとフィルタエレメント138の解放を可能に
する。第1のフィルタエレメント138のための保持区
分における目標破断個所は、フィルタエレメント138
の前記燃焼室128とは反対の側に接触しているリブ1
46が、ケーシング壁への移行範囲において減じられた
厚さを有していることにより得られる。同じく、図5に
示したように、中間壁142のフォーク状の端部におい
てフィルタエレメント138の前記燃焼室128とは反
対の側に接触している区分が、減じられた壁厚さを有し
ていることも可能である。フィルタエレメント138が
閉塞してしまって、流出スリット136から流出する燃
焼ガスの圧力が上昇してしまう場合、フィルタエレメン
ト138に作用する規定の力が越えられると、ケーシン
グ126が破裂する前に前記力の保持装置が破断する。
したがって安全性の観点から見ると、場合によっては全
てのフィルタエレメントの保持区分に目標破断個所を組
付けることが望ましい。
【0043】図6および図7には、本発明のさらに別の
実施例によるガス発生器のケーシング148が図示され
ている。図6には、折り畳まれたエアバッグを備えたエ
アバッグシステムに用いられるガス発生器を収容する剛
性的なケーシング本体150も示されている。ケーシン
グ148の構造は、中間壁とフィルタエレメントと燃焼
室とに関しては、図5に示したケーシング126の構造
に相当している。しかし、ケーシング148の燃焼室1
49は円形の横断面を備えた別個の部分として構成され
ている。図5に示した実施例とは異なり、ケーシング1
48ではガス流出開口154にフラットノズル156が
後置されている。フラットノズル156とは、主として
ケーシング148の中空の押出し成形体に構成されたス
リット158である。スリット158の長辺は曲げられ
た縁区分160によって形成され、この縁区分はケーシ
ング壁162に一体成形されている。曲げられた縁区分
160は外方と内方とに向かってケーシング壁162か
ら突出している。縁区分160の配置とその曲率は、縁
区分160の内幅が、ケーシング壁162に設けられた
スリット158から出発してケーシング壁162に対す
る距離の増大と共にまずは減少し、引き続き増大するよ
うに設定されている。中空の押出し成形体の全長にわた
って延びている、曲げられて起立した縁区分160は、
スリット158と共にフラットノズル156を形成して
いる。
【0044】縁区分160のケーシング内部に突入した
範囲は、孔付きストリップ166のフック状に構成され
た起立した長手方向縁部164によって取り囲まれてい
る。前記孔付きストリップには、ガス流出開口154が
構成されている。孔付きストリップ166は縁区分16
0の内方に突入した端部と形状接続的に結合されてい
て、スリット158の範囲でケーシング壁162を結合
している。別個の孔付きストリップ166を使用する利
点は、特にこの孔付きストリップに設けられたガス流出
開口154の直径が、曲げられた縁区分160の最小相
互間隔よりも大きく設定されていてよい点にある。
【0045】ケーシング壁162には、2つのエアガイ
ドプレート168が一体に結合されている。これらのエ
アガイドプレートはフラットノズル156の両長辺に沿
ってこのフラットノズルの範囲に配置されている。両エ
アガイドプレート168は鋭角の角度で互いに接近する
方向で延びており、この場合、互いに向い合わされた上
端部はフラットノズル156の上方に位置していて、所
定の相互間距離をおいて配置されている。したがって、
上端部の縁部はフラットノズル156と整合するギャッ
プ170を制限している。押出し成形体の長手方向延び
に対して垂直な方向におけるエアガイドプレート168
の横方向延びは、エアガイドプレート168の上端部に
向い合って位置する下端部が、剛性的なケーシング本体
150にまで延びて、この場所に当接するように設定さ
れている。剛性的なケーシング本体150とエアガイド
プレート168とケーシング壁162とはガス発生器の
ケーシング148の両長辺に沿って空気吸込室172を
形成している。剛性的なケーシング本体150には、空
気吸込室172に通じた通気開口174が構成されてい
る。この通気開口は前記ケーシング本体150の内面に
片側で固定されたばね弾性的な材料から成る舌片176
によってカバーされている。舌片176は、空気吸込室
172に負圧が生ぜしめられると通気開口174を自動
的に開放し、開放のために必要となる負圧よりも高い圧
力上昇が行なわれると前記通気開口174を閉鎖するよ
うなフラップ式逆止弁を成している。エアガイドプレー
ト168とケーシング壁162との間の内実な結合範囲
には、エア吸込開口178が配置されている。フラット
ノズル156から流出した燃焼ガス流はこのエア吸込開
口を介して、フラットノズル156を取り囲むように両
エアガイドプレート168の間に形成された室180に
空気を吸い込む。
【0046】図6に示したエアバッグシステムにおいて
エアバッグ152を充てんするためには、吸い込まれた
空気が絶対に必要とされる。したがって、流出する燃焼
ガス流ができるだけ多くの空気を連行することが必要と
なるので、大量の空気が外方から吸い込まれる。フラッ
トノズル156が後置されていることにより、燃焼ガス
流が「濃縮」されるので、収束されたガス流が生ぜしめ
られる。このガス流はエア吸込開口178を介して互い
に接続された室180とエア吸込室172とに、通気開
口174を開放させるような負圧を生ぜしめるので、外
方から周辺外気が吸い込まれる。燃焼ガスがなおも流出
しているのにエアバッグ152が規定通りに開かない
と、前記室180,172内の圧力が上昇するので、通
気開口174は閉鎖する。この場合、エアバッグ152
の完全な膨らまし充てんはもはや不可能となる。フラッ
トノズルも、エアガイドプレートも、押出し成形法でケ
ーシング148の一体の構成要素として簡単に形成され
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるガス発生器の横断面
図である。
【図2】本発明の第2実施例によるガス発生器の横断面
図である。
【図3】本発明の第3実施例によるガス発生器の横断面
図である。
【図4】図3のIV-IV線に沿った断面図である。
【図5】本発明の第4実施例によるガス発生器の横断面
図である。
【図6】エアバッグシステムに用いられる本発明の第4
実施例によるガス発生器の横断面図である。
【図7】図6に示したガス発生器の孔付きストリップの
斜視図である。
【符号の説明】
10 ケーシング、 12 押出し成形体、 14 中
空範囲、 16 通流中空室、 18 燃焼室、 20
ガス発生剤、 22 開口、 24 点火ユニット、
26 開口、 28 ケーシング壁、 30 収容貫
通孔、 32保持リング、 34 環状フランジ、 3
6,38 フィルタエレメント、 40,42 溝、
44 中間壁、 46 部分中空室、 48 流出開
口、 50 部分中空室、 52 中間壁、 54 通
流開口、 56 分離エレメント、 58 切欠き、
60 部分中空室、 62 ガス流出開口、 64 貫
通孔、66 ケーシング、 68 燃焼室、 70 通
流中空室、 72 中間壁、 74 流出開口、 76
ガス流出開口、 78 分離エレメント、 80 フ
ィルタエレメント、 82 保持リブ、 84 切欠
き、 86 支持リング、88 保持体、 90 点火
ユニット、 92 ケーシング、 94燃焼室、 96
流出開口、 98 通流中空室、 100 収容ポケ
ット、102 ウェブ、 104 フィルタエレメン
ト、 106 中空室、 108ガス流出開口、 11
0 カバー、 112 貫通孔、 114 固定ねじ、
116 フラットパッキン、 118 点火ユニット、
120 火炎ガイド管、 122 開口、 124
カバー、 126 ケーシング、 128 燃焼室、
130 ガス発生剤、 132 ガス流出開口、 13
4 通流中空室、 136 スリット、 138,14
0 フィルタエレメント、 142,144 中間壁、
146 リブ、 148 ケーシング、 150 ケ
ーシング本体、 152 エアバッグ、 154 ガス
流出開口、 156 フラットノズル、 158 スリ
ット、 160 縁区分、 162 ケーシング壁、
164 長手方向縁部、 166 孔付きストリップ、
168 エアガイドプレート、 170 ギャップ、
172 エア吸込室、 174 通気開口、 176
舌片、 178 エア吸込開口、 180 室
フロントページの続き (72)発明者 ゲリツト シヤイデラー ドイツ連邦共和国 フユルト シユピツツ ヴイーゼンシユトラーセ 16 (72)発明者 ハンス ヴインクラー ドイツ連邦共和国 フユルト コルンブル ーメンシユトラーセ 1

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス発生器であって、 ケーシング(10;66;92;126;148)が設
    けられていて、該ケーシングが、互いに向い合って位置
    する端面側の2つの端部で開いていて、ケーシング壁
    (28;162)に少なくとも1つのガス流出開口(6
    2;76;108;132;154)を有しており、 前記ケーシング(10;66;92;126;148)
    の端面側の端部を閉鎖するための2つのカバーエレメン
    ト(110)が設けられており、 点火ユニット(24;90;118)によって点火可能
    なガス発生剤(20;130)を収容して燃焼させるた
    めの燃焼室(18;68;94;128;149)が設
    けられていて、該燃焼室が前記ケーシング(10;6
    6;92;126;148)に配置されていて、少なく
    とも1つの流出開口(48;96;136)を有してお
    り、 さらに、燃焼ガス流を清浄化するための少なくとも1つ
    のフィルタエレメント(36,38;80;104;1
    38,140)が設けられていて、該フィルタエレメン
    トが前記ケーシング(10;66;92;126;14
    8)に配置されていて、複数の金網マットを有している
    形式のものにおいて、 前記ケーシング(10;66;92;126;148)
    が、押出し成形法で製造されたアルミニウムまたはアル
    ミニウム合金から成る中空の押出し成形体として構成さ
    れており、 前記押出し成形体が、フィルタエレメント(36,3
    8;80;104;138,140)を保持するための
    互いに向い合って位置する一体成形された保持区分(4
    0,42;146)を有しており、該保持区分の間に、
    前記押出し成形体の開いた端面側の両端部のうちの一方
    を介して前記フィルタエレメント(36,38;80;
    104;138,140)が挿入可能であって、前記金
    網マットが、前記保持区分(40,42;146)の間
    を直線状に延びていることを特徴とするガス発生器。
  2. 【請求項2】 燃焼室(18;68;94;128;1
    49)に設けられた流出開口(48;96;136)
    と、前記ガス流出開口(62;76;108;132;
    154)との間に、燃焼ガス流のための通流中空室(1
    6;70;98;134)が構成されており、該通流中
    空室に前記保持区分(40,42;146)が配置され
    ている、請求項1記載のガス発生器。
  3. 【請求項3】 前記ケーシングの押出し成形体が、燃焼
    ガス流を変向させる目的で一体成形された中間壁(4
    4;62;142;144)を有しており、該中間壁
    が、燃焼室(18;68;94;128;149)に設
    けられた流出開口(48;96;136)と、前記ケー
    シング(10;66;92;126;148)に設けら
    れたガス流出開口(62;76;108;132;15
    4)との間に構成された前記通流中空室(16;70;
    98;134)に突入している、請求項1または2記載
    のガス発生器。
  4. 【請求項4】 前記保持区分(40,42;146)が
    複数のフィルタエレメント(36,38;80;10
    4;138,140)に対して設けられていて、該フィ
    ルタエレメント(36,38;80;104;138,
    140)の金網マットの目開きが互いに異なっている、
    請求項1から3までのいずれか1項記載のガス発生器。
  5. 【請求項5】 前記複数のフィルタエレメント(36,
    38;80;104;138,140)が互いにずらさ
    れてかつ/または互いに回動されて配置されている、請
    求項4記載のガス発生器。
  6. 【請求項6】 前記保持区分が、ケーシング壁(28;
    162)に一体成形されたU字形の溝(40,42)と
    して構成されており、該溝が前記フィルタエレメント
    (36,38;80;104;138,140)を側方
    で取り囲んで把持している、請求項1から5までのいず
    れか1項記載のガス発生器。
  7. 【請求項7】 前記保持区分が前記中間壁と、ケーシン
    グ壁の内面とに構成されており、前記ケーシング壁が内
    面にU字形の第1の溝(40)を有しており、該第1の
    溝(40)に向いた中間壁(44)の端部が、同じくU
    字形の第2の溝(42)を有しており、該第2の溝が前
    記第1の溝(40)に対して平行に延びている、請求項
    3から6までのいずれか1項記載のガス発生器。
  8. 【請求項8】 前記フィルタエレメント(36,38;
    80;104;138,140)に用いられる前記保持
    区分(40,42;146)が、目標破断個所を有して
    おり、該目標破断個所が、前記フィルタエレメント(3
    6,38;80;104;138,140)に作用する
    規定の燃焼ガス圧が超えられると、前記保持区分(4
    0,42;146)から前記フィルタエレメント(3
    6,38;80;104;138,140)を解放する
    ために働くようになっている、請求項1から7までのい
    ずれか1項記載のガス発生器。
  9. 【請求項9】 ケーシング壁(27;162)の内面お
    よび/または前記中間壁(44;72;142,14
    4)に設けられた前記U字形の溝(40,42)の一方
    の側壁区分が、壁厚さを減じられた範囲を有している、
    請求項7または8記載のガス発生器。
  10. 【請求項10】 燃焼ガス流を変向させる範囲に、上下
    に配置された複数の金網マットから成る分離エレメント
    (56;78)が配置されており、該分離エレメント
    が、燃焼ガス流によって一緒に搬送された粒子および/
    または凝縮された液滴を捕集するようになっている、請
    求項3から10までのいずれか1項記載のガス発生器。
  11. 【請求項11】 前記分離エレメント(56;78)
    が、ケーシング壁(28;172)の内面に接触して該
    内面によって保持されて配置されている、請求項10記
    載のガス発生器。
  12. 【請求項12】 ケーシング壁(28)の内面が、前記
    分離エレメント(56)に接触した範囲に、前記分離エ
    レメント(56)を貫流する粒子およびまたは凝縮され
    た液滴を収容するための凹部(58)を備えている、請
    求項11記載のガス発生器。
  13. 【請求項13】 ケーシング壁の内面が、燃焼室(9
    4)の流出開口(96)に続いて設けられた通流中空室
    (98)の範囲に、燃焼ガス流によって一緒に搬送され
    た粒子および/または凝縮された液滴を収容するための
    前記流出開口(96)に向かって開いた複数の収容ポケ
    ット(100)を有している、請求項1から12までの
    いずれか1項記載のガス発生器。
  14. 【請求項14】 前記収容ポケット(100)が、ケー
    シング壁に一体成形されたウェブ(102)によって構
    成されており、該ウェブが内方に突出していて、少なく
    とも端範囲が前記流出開口(96)に向けられている、
    請求項13記載のガス発生器。
  15. 【請求項15】 前記ケーシング(10;66;92;
    126;148)の中空の押出し成形体が、該押出し成
    形体の製造時に一緒に形成された複数の貫通孔(64;
    112)を有しており、該貫通孔が、前記押出し成形体
    の端面側の端部にカバーエレメント(110)を固定す
    るための固定ねじ(114)を収容するために働くよう
    になっている、請求項1から14までのいずれか1項記
    載のガス発生器。
  16. 【請求項16】 前記燃焼室(18;68;94;14
    9)が、開いた端部を有する管状の別個のエレメントと
    して構成されており、該エレメントが、前記ケーシング
    (10;66;92;126;148)の開いた側のう
    ちの一方を介して、前記押出し成形体に構成された収容
    貫通開口(14)に差込み可能であり、前記管状の別個
    のエレメントの端部が、前記ケーシングの開いた側と同
    様にカバーエレメント(110)または別個のカバー
    (124)によって閉鎖可能である、請求項1から15
    までのいずれか1項記載のガス発生器。
  17. 【請求項17】 前記燃焼室(128)が前記ケーシン
    グ(126)の押出し成形体の一体成形された構成部分
    として構成されており、前記燃焼室(128)に設けら
    れた流出開口が、前記押出し成形体の全長にわたって延
    びるスリット(136)として構成されている、請求項
    1から15までのいずれか1項記載のガス発生器。
  18. 【請求項18】 前記燃焼室(68)の範囲でケーシン
    グ壁の外面に、2つの保持突起(82)が設けられてお
    り、該保持突起が、前記押出し成形体に一体成形されて
    突出しており、互いに向い合わされた対称的な切欠き
    (84)を備えており、前記押出し成形体の端面側の端
    部のうちの一方を介して前記切欠き(84)に、点火ユ
    ニット(90)のための前記切欠きの間を延びる支持エ
    レメント(86)が差込み可能であり、前記点火ユニッ
    ト(90)が、組み込まれた状態で、ケーシング壁と前
    記燃焼室(68)とに設けられた互いに整合する2つの
    開口を通って前記燃焼室(68)内にまで延びている
    か、または前記ケーシングと燃焼室とが一体に構成され
    ている場合には、ケーシング壁に設けられた1つの開口
    を通って前記燃焼室(68)内にまで延びている、請求
    項1から17までのいずれか1項記載のガス発生器。
  19. 【請求項19】 前記点火ユニット(118)が、前記
    燃焼室(94)の端面側の端部のうちの一方に配置され
    ていて、前記ケーシング(92)の所属のカバーエレメ
    ント(110)によって保持されている、請求項1から
    17までのいずれか1項記載のガス発生器。
  20. 【請求項20】 前記点火ユニット(118)が、ガス
    発生剤に突入させられた火炎ガイド管(120)を有し
    ており、該火炎ガイド管が管壁に開口(122)を備え
    ている、請求項19記載のガス発生器。
  21. 【請求項21】 前記ケーシング(148)の前記押出
    し成形体の長手方向に沿って複数のガス流出開口(15
    4)が配置されており、該ガス流出開口(154)の列
    の長手方向に沿って両側に、外方に突出した縁区分(1
    60)が配置されており、該縁区分が前記押出し成形体
    に一体成形されて曲げられており、前記ガス流出開口
    (154)に後置されたノズル(156)を形成してい
    る、請求項1から20までのいずれか1項記載のガス発
    生器。
  22. 【請求項22】 前記ノズル(156)を形成する前記
    ケーシング壁(162)に設けられた縁区分(160)
    が、スリット(158)を制限していて、ケーシング内
    部に僅かに突入しており、複数の孔を備えた孔付きスト
    リップ(166)が設けられており、該孔付きストリッ
    プが、前記縁区分(160)の内方に突入した範囲を取
    り囲んで把持するためのフック状の端部を備えた起立し
    た長手方向縁部(164)を有していて、前記押出し成
    形体の端面側の端部のうちの一方を介して被せ嵌め可能
    である、請求項21記載のガス発生器。
  23. 【請求項23】 前記ノズル(156)から流出する燃
    焼ガスを用いた周辺外気の連行を改善する目的で前記ノ
    ズル(156)の範囲に、前記ケーシング(148)と
    一体に結合されて該ケーシングに対して間隔をおいて配
    置されたエアガイドプレート(168)が設けられてお
    り、該エアガイドプレートが前記ケーシング(148)
    の前記押出し成形体の全長にわたって延びており、前記
    ケーシング(148)と前記エアガイドプレート(16
    8)との間の結合範囲に、周辺外気を吸い込むための貫
    通孔(178)が構成されている、請求項21または2
    2記載のガス発生器。
  24. 【請求項24】 ガス発生器に用いられるケーシングで
    あって、該ケーシングのケーシングボデー(10;6
    6;92;126;148)の互いに向い合って位置す
    る2つの端部が開いている形式のものにおいて、 前記ケーシングボデー(10;66;92;126;1
    48)が、押出し成形法で製造されたアルミニウムまた
    はアルミニウム合金からなる中空の押出し成形体として
    構成されており、 該押出し成形体が、少なくとも1つのフィルタエレメン
    ト(36,38;80;104;138,140)のた
    めの互いに向い合って位置する一体の保持区分(40,
    42;146)を有していることを特徴とする、ガス発
    生器に用いられるケーシング。
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