JPH058562U - X線撮影用識別テープ - Google Patents
X線撮影用識別テープInfo
- Publication number
- JPH058562U JPH058562U JP057419U JP5741991U JPH058562U JP H058562 U JPH058562 U JP H058562U JP 057419 U JP057419 U JP 057419U JP 5741991 U JP5741991 U JP 5741991U JP H058562 U JPH058562 U JP H058562U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- identification
- ray
- adhesive layer
- identification code
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 X線感光フィルムに個人識別符号を写し込め
るように、撮影ケースに貼着して使用される識別テープ
を提供する。 【構成】 この識別テープは、鉛箔4と粘着層6と離型
層8とを圧着させて構成し、テープの長手方向に所定間
隔をおいて隔てられた所望の識別符号に対応した形状の
複数個のX線透光穴10を、テープの表から裏に貫通す
るように形成する。このようにして形成された識別テー
プを適当な長さに切断した後、そのテープ切断片の離型
層8を粘着層6から剥し取る。そして、テープ切断片の
粘着層6を撮影ケースの所定位置における被貼着面に直
接貼り付ける。
るように、撮影ケースに貼着して使用される識別テープ
を提供する。 【構成】 この識別テープは、鉛箔4と粘着層6と離型
層8とを圧着させて構成し、テープの長手方向に所定間
隔をおいて隔てられた所望の識別符号に対応した形状の
複数個のX線透光穴10を、テープの表から裏に貫通す
るように形成する。このようにして形成された識別テー
プを適当な長さに切断した後、そのテープ切断片の離型
層8を粘着層6から剥し取る。そして、テープ切断片の
粘着層6を撮影ケースの所定位置における被貼着面に直
接貼り付ける。
Description
【0001】
本考案は、X線撮影時に撮影フィルム上に文字、数字等の個人識別符号を写し
込むために使用される識別テープに関する。
【0002】
X線撮影時に撮影フィルム上に文字や数字や符号等、個人を識別する符号を写
し込むために従来一般的に用いられてきたのは識別プレートである。すなわち、
X線撮影用フィルムを収納するX線透過撮影ケースの一部には、これらの識別プ
レートの取り付け部が形成されており、上記識別プレートをこの取り付け部に嵌
め込んで使用するようになっている。この識別プレートは、必要に応じて繰り返
し使用される。
【0003】
しかし、この種の識別プレートは、上記撮影ケースに対して撮影ごとに入れか
えなければならない上、所定取り付け位置にしっかりとかつ確実に嵌め込んで使
用されないと、作業中に容易に脱落してしまう可能性があるため、この識別プレ
ートの嵌め込みには特に気を遣う必要がある。また、たとえこの識別プレートが
ケースの所定位置に確実に嵌め込まれていたとしても、これを不注意に取り扱え
ば、やはり識別プレートは、ケースから簡単に脱落する可能性があるため、プレ
ートが嵌め込まれた後にも、取り扱いには十二分に気を配らねばならない。しか
も、一旦識別プレートか撮影ケースに装着されれば、持ち運び時にガチャガチャ
と音が生じるのも耳障りである。
【0004】
上記種々の問題の原因は、個人識別手段、すなわち上記識別プレートがケース
の取り付け部に嵌め込み方式で取り付けられていることである。
【0005】
したがって、本考案の解決すべき技術的課題は、従来のように個人識別手段を
撮影ケースに対して嵌め込み方式にするのではなく、撮影ケースもしくは感光フ
ィルムに粘着方式でかつ使い捨て方式にすることにより上記課題を解決すること
である。
【0006】
上記課題を解決するために、本考案によれば以下の構成のX線撮影用識別テー
プが提供される。
【0007】
すなわち、この識別テープは、鉛箔と、X線撮影ケースもしくは、感光フィル
ムの所定位置に貼着される粘着層と、粘着層から剥し取ることのできる離型層と
が順に積層された積層構造を有し、かつ可撓性を有することを特徴としている。
【0008】
上記構成の識別テープは次のように使用される。
まず、パンチ等の穴あけ装置を使用して、テープの表から裏に貫通し、かつ所
望の識別符号、たとえば数字や文字など、に対応した形状の断続的X線透光穴を
上記テープに形成する。ついで、ハサミ等を用いてテープを適当な長さに切断す
る。つぎに、その識別テープ切断片の離型層を粘着層から剥し取って、粘着層を
撮影ケース又は感光フィルムの所定位置における被貼着面に直接貼り付けるので
ある。
【0009】
識別テープ切断片は撮影ケース又は感光フィルムの被貼着面に対してそのテー
プの粘着層が有する粘着作用により貼り付くため、貼着後、作業中にテープがケ
ース又は感光フィルムから不用意に脱落せず、従来のもののように持ち運び時に
雑音も生じない。
【0010】
なお、離型層の剥し取られた識別テープ片は、撮影ケース又は感光フィルムの
所定位置における被貼着面に対して圧着するだけで簡単に取り付けられる。
【0011】
X線撮影終了後は、撮影ケース又は感光フィルムの被貼着面に剥離自在に貼着
されている上記識別テープをケース又は感光フィルムから剥し取る。
【0012】
上記識別テープは、使用時において初めて穿孔されるものであるが、これに代
えて、あらかじめテープに穿孔しておいても良い。
【0013】
すなわち、上記鉛箔のみ、又は鉛箔と上記粘着層と上記離型層とを連通し、か
つ識別テープの長手方向に沿って所定間隔ごとに所望の識別符号に対応した形状
に断続的に穿孔されたX線透光穴をあらかじめ上記識別テープに形成することも
できる。
【0014】
必要とされる所望数の識別符号に対応するX線透光穴を上記構成にしたがって
あらかじめ識別テープに形成しておくことにより、X線撮影時ごとにこれらの透
光穴をテープに形成する手間が省け、また、そのテープを感光フィルムに貼って
おくことによりX線撮影前に番号識別可能なフィルムが準備できるので、ケース
にフィルムを入れかえるだけとなり大変便利である。
【0015】
以下に、本考案の実施例を図1〜6に従って詳細に説明する。
図1は、コイル状にセットされたX線撮影用識別テープ2を示している。この
識別テープ2は可撓性を有しており、図示されるようなコイル状態で使用者に供
される。
【0016】
このコイル状識別テープ2は、先端から少しづつ繰り出して使用される。図2
は、繰り出された識別テープ2の先端断面を示している。図に示すように、この
識別テープ2は、鉛箔4と粘着層6と離型層8とが順に積層された積層構造を有
している。本実施例では、粘着層6は両面テープで構成されている。また、離型
層8は、粘着層6に対して剥離自在に貼着される離型紙により構成されている。
なお、鉛箔4の厚さは、照射されるX線を完全に遮断するため、少なくとも60
μ必要である。
【0017】
このように構成された識別テープ2には、X線撮影の準備段階で、パンチ等の
穿孔手段により、被撮影者を識別するための識別符号が形成される。すなわち、
この実施例においては、図3に明らかなように、識別番号「1」「2」「3」・・・が
テープ2の長手方向に所定間隔を置いて形成されている。これらの各識別番号は
、テープ2の表から裏に貫通するX線透光穴10を多数、断続的に形成すること
により実現されている。このようにして形成されたX線透光穴10を図4に示し
ている。
【0018】
つぎに、各識別番号ことに図3中、I−I,II−II,III−III,・・
・のところで切断する。そして、この各テープ切断片3の離型層8を粘着層6か
ら剥し取った後、図5に示すように、粘着層6をX線透過性撮影ケース12の所
定位置における被貼着面に直接圧着する。このようにして感光フィルム14を収
納する撮影ケース12に貼着されたテープ切断片3は、その後の作業中にケース
12から不用意に脱落することはなく、また、従来のもののように、持ち運び時
に雑音を生じることもない。
【0019】
X線撮影終了後は、この撮影ケース12に剥離自在に貼着されている上記テー
プ切断片3をケース12から剥し取ればよい。
【0020】
上記説明においては、X線撮影用識別テープ2の準備段階においては、穴なし
識別テープに識別符号をパンチ等で形成する場合について述べたが、X線撮影の
直前に識別テープ2の穿孔の手間を省くため、テープに所望の識別符号をあらか
じめ付しておくこともできる。つまり、図1に示したコイル状の識別テープ2に
おいて、テープ全体に識別符号を付しておいてもよい。
【0021】
その1つは、鉛箔4と粘着層6と離型層8とを図2に示すような穴なし識別テ
ープに積層加工する前に、鉛箔単体4にのみX線透光穴10をあらかじめ穿孔し
ておくことである。穿孔された鉛箔単体4を積層加工して形成した識別テープの
断面を図6に示している。
【0022】
もちろん図4に示すように、鉛箔4と粘着層6と剥離層8とを貫通するように
、穴なし識別テープ2にX線透光穴10を穿孔しておいても良いことは言うまで
もない。
【図1】 本考案の実施例に係るX線撮影用識別テープ
をコイル状にしたものの側面図である。
をコイル状にしたものの側面図である。
【図2】 図1に示された識別テープの部分拡大要部斜
視図である。
視図である。
【図3】 識別符号に対応した形状に複数個のX線透光
穴が穿孔された図1の識別テープの部分拡大正面図であ
る。
穴が穿孔された図1の識別テープの部分拡大正面図であ
る。
【図4】 鉛箔と粘着層と離型層とを貫通して穿孔され
た図1の識別テープの部分拡大側面断面図である。
た図1の識別テープの部分拡大側面断面図である。
【図5】 感光フィルムが収納され、図3の識別テープ
をI−I線とII−II線のところで切断して作成した
識別テープの切断片が貼着されたX線撮影ケースの斜視
図である。
をI−I線とII−II線のところで切断して作成した
識別テープの切断片が貼着されたX線撮影ケースの斜視
図である。
【図6】 鉛箔にのみ穿孔された図1の識別テープの部
分拡大側面断面図である。
分拡大側面断面図である。
2 X線撮影用識別テープ 3 X線撮影用識別
テープ切断片 4 鉛箔 6 粘着層 8 離型層 10 X線透光穴 12 撮影ケース 14 感光フィルム
テープ切断片 4 鉛箔 6 粘着層 8 離型層 10 X線透光穴 12 撮影ケース 14 感光フィルム
Claims (3)
- 【請求項1】 鉛箔(4)と、粘着層(6)と、離型層(8)
とが順に積層された積層構造を有し、かつ可撓性を有す
ることを特徴とするX線撮影用識別テープ。 - 【請求項2】 上記鉛箔(4)は、上記識別テープの長手
方向に沿って所定間隔ごとに識別符号が付されており、
各識別符号は、該符号に対応した形状に断続的に穿孔さ
れた複数個のX線透光穴(10)により構成されたことを
特徴とする請求項1記載のX線撮影用識別テープ。 - 【請求項3】 上記識別テープの長手方向に沿って所定
間隔ごとに識別符号が符されており、各識別符号は、該
符号に対応した形状に断続的に上記鉛箔(4)と上記粘着
層(6)と上記離型層(8)に穿孔されかつこれら3層を連
通する複数個のX線透光穴(10)により構成されたこと
を特徴とする請求項1記載のX線撮影用識別テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP057419U JPH058562U (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | X線撮影用識別テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP057419U JPH058562U (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | X線撮影用識別テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058562U true JPH058562U (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=13055133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP057419U Pending JPH058562U (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | X線撮影用識別テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058562U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5928152A (ja) * | 1982-08-06 | 1984-02-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真フイルム |
JPH0641245U (ja) * | 1992-11-02 | 1994-05-31 | 京セラ株式会社 | 電話機 |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP057419U patent/JPH058562U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5928152A (ja) * | 1982-08-06 | 1984-02-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真フイルム |
JPH0641245U (ja) * | 1992-11-02 | 1994-05-31 | 京セラ株式会社 | 電話機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4764948A (en) | Data marking system for medical x-rays, particularly mammograms | |
US3505140A (en) | Apparatus and method for laminating card-like articles | |
JPH058562U (ja) | X線撮影用識別テープ | |
US4995108A (en) | Mark-bearing support for dental X-ray film pack | |
JP3839305B2 (ja) | 両面粘着シートの型抜き方法 | |
US4642925A (en) | X-ray film mount | |
JPS5829155Y2 (ja) | 電極固定用の両面接着テ−プ | |
JPS6333944Y2 (ja) | ||
JP2004298443A (ja) | リストバンドの製造方法およびリストバンド | |
JPS58127976U (ja) | 除塵用粘着テ−プのロ−ル | |
JPS6143077U (ja) | ハガキと写真との組合せ | |
JPS62120750U (ja) | ||
JPS58168270U (ja) | 貼着枠シ−ト | |
JPS6024929A (ja) | 粘着性留め具の製法 | |
JP3066626U (ja) | 紙片用ファイル枠とこのファイル枠を用いたファイル帳 | |
JP2001105768A (ja) | 簡易アルバム | |
JPS5920068Y2 (ja) | 害虫捕獲用粘着シ−ト | |
JPH0134217Y2 (ja) | ||
JP2004141420A (ja) | リストバンド | |
KR200273821Y1 (ko) | 카드 | |
JP3038374U (ja) | ラベルシール用アルバム | |
IE20210063U1 (en) | A voting apparatus | |
JPS58166338U (ja) | 二つ折貼合せ膏薬 | |
JPH0224976U (ja) | ||
EP0702343A1 (en) | Identification device |