JPH0585606U - ペレット移送装置 - Google Patents

ペレット移送装置

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JPH0585606U
JPH0585606U JP3381892U JP3381892U JPH0585606U JP H0585606 U JPH0585606 U JP H0585606U JP 3381892 U JP3381892 U JP 3381892U JP 3381892 U JP3381892 U JP 3381892U JP H0585606 U JPH0585606 U JP H0585606U
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JP
Japan
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outside air
pellets
synthetic resin
pellet
cooler
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JP3381892U
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恒男 中塚
隆志 山田
節男 竹中
益夫 村井
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Nippon Ester Co Ltd
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Nippon Ester Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外気を利用した合成樹脂ペレットの移送装置
において、外気中の水分量が季節や天候によって変動し
てもペレットが吸収する水分量が変動しないようにす
る。 【構成】 合成樹脂ペレットを外気を利用して移送する
装置において、外気をクーラー2とドレンセパレーター
3とからなる除湿装置を通してペレット移送配管5に供
給する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ポリエステル等の合成樹脂のペレットを外気を利用して移送する装 置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
重合反応器から吐出し、切断して得られる合成樹脂ペレットは、直接又は一旦 貯留サイロへ移送した後、乾燥機へ供給されるが、この移送工程では、一般に外 気を利用した気体移送が行われる。 従来、移送に使用する外気はそのまま用いられており、外気中の水分量が季節 や天候によって変動するため、ペレットが吸収する水分量も変動するという問題 があり、ペレットの水分量に応じて乾燥条件を調節する必要があった。 しかし、乾燥条件をきめ細かく調節することは困難であり、特に製糸用ペレッ トでは、製糸条件及び糸への悪影響が避けられなかった。 外気の代わりに窒素ガスを用いれば、このような問題は解消されるが、装置コ スト及び運転コストが嵩むという問題がある。 また、乾燥前のペレットの水分量の影響を小さくするため、乾燥時間を所要時 間の 1.5倍程度以上に長くする方法も考えられるが、過大な乾燥機を必要とする ため装置コストが嵩むとともに、高温での滞留時間が長くなるためペレットの品 質が低下するという問題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、合成樹脂ペレットの移送に際し、外気を利用しながら、外気中の水 分量が季節や天候によって変動してもペレットが吸収する水分量が変動しないよ うにすることができ、しかも、装置コストの低い合成樹脂ペレットの移送装置を 提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記の課題を解決するもので、その要旨は、合成樹脂ペレットを外 気を利用して移送する装置において、外気をクーラーとドレンセパレーターとか らなる除湿装置を通してペレット移送配管に供給するようにしたことを特徴とす るペレット移送装置にある。
【0005】 次に、本考案の装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。 図1は、本考案の装置を備えた合成樹脂ペレットの乾燥装置の一例を示す概略 説明図であり、1はフィルター、2はクーラー、3はドレンセパレーター、4は ブロワー、5はペレット移送配管、6はペレット貯留サイロ、7はペレット受入 れサイロ、8は乾燥機である。
【0006】 図1において、移送用外気はブロワー4で吸い込まれ、フィルター1で除塵さ れ、クーラー2で所定温度に冷却される。外気中の水分は冷却によって過飽和と なり水滴として析出するので、ドレンセパレーター3で除去される。クーラー2 とドレンセパレーター3によって除湿された空気は、ブロワー4で圧縮、昇圧さ れ、ペレット移送配管5に供給される。この際、ブロワー4での発熱により、空 気は所定の不飽和状態となる。
【0007】 ペレットは、貯留サイロ6から所定量ずつ移送配管5に供給され、ブロワー4 からの空気によって受入れサイロ7に移送され、受入れサイロ7から乾燥機に自 然落下で供給され、乾燥される。
【0008】 本考案において、クーラーとしては、気液熱交換器として一般に用いられてい るものを使用することができ、例えば、シェルチーブ型、フィン型、二重管型等 のものが使用できる。 冷媒としては、通常、安価な水が使用されるが、ブライン、アンモニア等を使 用することもできる。
【0009】 本考案の装置によれば、外気を除湿して不飽和状態とした空気でペレットが移 送されるので、外気中の水分量が変動しても、乾燥機に供給されるペレットの初 期水分量を一定値に安定させることができ、ペレットの乾燥条件を一定に設定す ることができる。
【0010】
【実施例】
次に、実施例及び比較例によって、本考案の効果を具体的に説明する。 実施例1 図1に示した装置において、温度35℃、相対湿度90%の外気を用い、ブロワー 4での風量を 12Nm3/分、クーラー2の出口の空気温度を10℃とし、水分率200p pmのポリエチレンテレフタレートペレットを貯留サイロ6から60kg/分の割合で 受入れサイロ7へ5000kg移送し、乾燥機8に供給して 150℃、10トルの条件で乾 燥した。ペレットの水分率が 50ppmとなるまで乾燥するに要する時間は2時間で あった。
【0011】 実施例2 実施例1において、温度12℃、相対湿度40%の外気を用いたところ、乾燥に要 する時間は1時間55分であった。
【0012】 比較例1 実施例1において、外気をクーラー及びドレンセパレーターに通すことなく移 送に用いたところ、乾燥に要する時間は5時間であった。
【0013】 比較例2 比較例1において、温度12℃、相対湿度40%の外気を用いたところ、乾燥に要 する時間は2時間であった。
【0014】 以上の実施例及び比較例の結果から明らかなように、本考案の装置によれば、 外気の湿度が変わってもペレットの乾燥に要する時間は殆ど変わらないが、外気 をそのまま用いると湿度が変わるとペレットの乾燥に要する時間が大きく変わる ことが分かる。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、合成樹脂ペレットの移送に際し、外気を利用しながら、外気 中の水分量が季節や天候によって変動してもペレットが吸収する水分量が変動し ないようにすることができ、乾燥条件を変更しなくてもよく、安定した品質の乾 燥ペレットを得ることが可能となる。 また、本考案の装置は、除湿装置として汎用の熱交換器を使用することができ るので、装置コストが安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の装置を備えた合成樹脂ペレットの乾燥
装置の一例を示す概略説明図である。
【符号の説明】 1 フィルター 2 クーラー 3 ドレンセパレーター 4 ブロワー 5 ペレット移送配管 6 ペレット貯留サイロ 8 ペレット受入れサイロ 9 乾燥機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂ペレットを外気を利用して移送
    する装置において、外気をクーラーとドレンセパレータ
    ーとからなる除湿装置を通してペレット移送配管に供給
    するようにしたことを特徴とするペレット移送装置。
JP1992033818U 1992-04-22 1992-04-22 ペレット移送装置 Expired - Lifetime JP2569644Y2 (ja)

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JPH0585606U true JPH0585606U (ja) 1993-11-19
JP2569644Y2 JP2569644Y2 (ja) 1998-04-28

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008260280A (ja) * 2007-03-20 2008-10-30 Mitsubishi Chemicals Corp ペレット形状のポリエステルの輸送方法および貯蔵方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63166406U (ja) * 1987-04-17 1988-10-28
JPH01288408A (ja) * 1988-05-17 1989-11-20 Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd 樹脂ペレットの製造方法

Patent Citations (2)

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JP2569644Y2 (ja) 1998-04-28

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